トレーニングからダイエットまでサポートしてくれます
「体組成計」は、体重と同時に体脂肪率、BMI、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量といった数値を計測することができます。
体重にプラスしてこうした情報を知ることにより、「体重は変わらないのに体脂肪率が増えたので対処が必要」「体重が増えたけど筋肉量も増えたのでOK」というような分析が可能になります。
自分の体を客観的に見ることで、「食べすぎに気をつけよう」「今の筋トレをもっと続けよう」というように、モチベーションにつなげることもできます。

本体は体重計とほぼ同じ。乗るだけで体脂肪率をはじめとした体の状態を計測してくれるのでとても手軽です。
毎日記録をつけるのがめんどうという人も、BluetoothやWi-Fiに対応した最新機能の体組成計なら問題なし。結果をスマホに転送し、アプリで記録を管理できるので、辛かったトレーニングの道のりをあとで振り返ることもできます。

多くの体組成計が計測結果をスマホアプリに転送できるため、自分で数値をメモする必要がありません。
日常的な健康管理はもちろん、本格的なトレーニングやダイエットのサポートにも力を発揮してくれます。
おすすめ体組成計の比較方法は?

今回は3人のモニターがジムに置かれている業務用体成分分析装置で計測を行い、その数値を基に市販の体組成計7製品の正確性を比較しました。また、プロとともに本体やアプリの使い勝手も検証しました。
比較してわかったことは?

今回のテストでわかったことは、高級機でも誤差は出るということでした。機種によって測定方式が違うため、一概にはいえませんが、今回はハンドル式が振るわず。トレーナーの田中さんによると、どんな高級機でも誤差は出るので、あくまで参考程度にしてほしいとのことです。
それでは、本題の体組成計7商品を比較した結果を、おすすめ順に紹介します。
※比較項目の測定誤差平均は、ジムで計測した体脂肪率の数値を基準とし、3人で計測した数値の平均誤差で評価しています。
「エクリア
HCS-WFS01」
【おすすめ体組成計1位】エレコム
エレコム
エクリア
HCS-WFS01
実勢価格:6699円
サイズ・重量:約W309×D289×H32mm・約1.5kg(乾電池を除く)
最大計量:150kg
接続方式:Wi-Fi
▼テスト結果
- 測定誤差平均 :48点/50点
- 本体重さ :5点/5点
- ボタンの操作性 :3点/5点
- 登録人数 :3点/5点
- 測定項目数 :4点/10点
- アプリの転送速度 :9点/10点
- アプリの使いやすさ:10点/15点
- 総合点 :82点/100点
ベストバイに輝いたのは、エレコム「エクリア HCS-WFS01」。基礎代謝など必須の項目をしっかり押さえており、測定誤差の少なさも優秀です。
ベストバイの理由:アプリとの連携が圧倒的にラク!

接続が面倒な機種が多いなか、エレコムは背面のQRコードを読み取って、Wi-Fi接続するだけと簡単です。
使用するアプリはコレ!

ELECOM CO.,LTD.
ECLEAR APP
実勢価格:無料
対応:iOS、Android
アプリへの転送速度は1.5秒。体重測定、体脂肪率、BMIの測定データは、Appleの「ヘルスケア」アプリにも転送でき、管理がしやすいです。
7製品中最安機でも計測精度は5万円超えのタニタより上

5万円超えで8電極方式(ハンドルで手からも電流を流して計測)のタニタを抑え、エレコムが最も誤差が少ないという結果に。

液晶も文字が大きくて見やすいです。
軽量・コンパクトでジャマになりにくい

出し入れを頻繁にする体組成計は、本体の重さも重要。エレコムは約1.5kgと女性でもラクに持てます。
エレコムは計測数値の誤差平均は7製品中トップで、アプリとの連携は本体背面のQRコードを読み取り、スマホと同じWi-Fiに接続するだけと簡単。アプリはシンプルですが、数値のレベルなどカラフルで見やすく、使い勝手も優秀です。とくに体組成計ビギナーにはおすすめです。
「インナースキャンデュアル RD-803L」
【おすすめ体組成計2位】タニタ
タニタ
インナースキャンデュアル
RD-803L
実勢価格:5万3680円
サイズ・重量:W320×D348×H57mm・約2.8kg
最大計量:200kg
接続方式:Bluetooth
▼テスト結果
- 測定誤差平均 :38点/50点
- 本体重さ :1点/5点
- ボタンの操作性 :5点/5点
- 登録人数 :3点/5点
- 測定項目数 :10点/10点
- アプリの転送速度 :9点/10点
- アプリの使いやすさ:12点/15点
- 総合点 :78点/100点
2位はタニタ「インナースキャンデュアル RD-803L」。測定項目数が26項目と圧倒的なのが魅力で、カラダのすみずみまで把握できます。本気度が高いユーザーなら5万円超えの価値アリです。
圧倒的な測定項目数でこだわり派におすすめ

両手両足測定により、自動で26項目もの計測が可能。筋肉量と体脂肪率は部位ごとの数値もわかります。高額ですが、ガチユーザーも納得の性能です。
「カラダスキャン
HBF-228T-SW
」
【おすすめ体組成計3位】オムロン
オムロン
カラダスキャン
HBF-228T-SW
実勢価格:9810円
接続方式:Bluetooth
▼テスト結果
- 測定誤差平均 :44点/50点
- 本体重さ :5点/5点
- ボタンの操作性 :3点/5点
- 登録人数 :3点/5点
- 測定項目数 :4点/10点
- アプリの転送速度 :3点/10点
- アプリの使いやすさ:14点/15点
- 総合点 :76点/100点
3位はオムロン「カラダスキャン HBF-228T-SW」。精度はなかなか。ブランドにこだわりがあり、コスパを求める人におすすめです。
4位: 【おすすめ体組成計4位】オムロン
「カラダスキャン
HBF-702T
」
オムロン
カラダスキャン
HBF-702T
実勢価格:2万2610円
接続方式:Bluetooth
▼テスト結果
- 測定誤差平均 :38点/50点
- 本体重さ :3点/5点
- ボタンの操作性 :5点/5点
- 登録人数 :3点/5点
- 測定項目数 :6点/10点
- アプリの転送速度 :3点/10点
- アプリの使いやすさ:14点/15点
- 総合点 :72点/100点
4位はオムロン「カラダスキャン HBF-702T」。2位のタニタほど項目数はないですが、その分安く、実測での性能差はほぼありません。
5位: 【おすすめ体組成計5位】インボディ
「InBody H20N」
インボディ
InBody H20N
実勢価格:2万7800円
接続方式:Bluetooth
▼テスト結果
- 測定誤差平均 :44点/50点
- 本体重さ :2点/5点
- ボタンの操作性 :3点/5点
- 登録人数 :5点/5点
- 測定項目数 :4点/10点
- アプリの転送速度 :5点/10点
- アプリの使いやすさ:7点/15点
- 総合点 :70点/100点
5位はインボディ「InBody H20N」。InBodyの市販モデルだけあって信頼性は高いですが、価格の割に項目数が少ないです。
6位: 【おすすめ体組成計6位】タニタ「
BC-768」
タニタ
BC-768
実勢価格:7980円
接続方式:Bluetooth
▼テスト結果
- 測定誤差平均 :32点/50点
- 本体重さ :5点/5点
- ボタンの操作性 :3点/5点
- 登録人数 :3.5点/5点
- 測定項目数 :5点/10点
- アプリの転送速度 :9点/10点
- アプリの使いやすさ:12点/15点
- 総合点 :69.5点/100点
6位はタニタ「BC-768」。小さすぎて、女性でも足がはみ出るほど。ちゃんと計測できているか不安です。
7位: 【おすすめ体組成計7位】Withing「
Body Cardio WBS04-WHITE-ALL-ASIA」
Withing
Body Cardio
WBS04-WHITE-ALL-ASIA
実勢価格:1万5309円
接続方式:Bluetooth、Wi-Fi
▼テスト結果
- 測定誤差平均 :24点/50点
- 本体重さ :2点/5点
- ボタンの操作性 :1点/5点
- 登録人数 :4点/5点
- 測定項目数 :4点/10点
- アプリの転送速度 :2点/10点
- アプリの使いやすさ:7点/15点
- 総合点 :44点/100点
7位はWithing「Body Cardio WBS04-WHITE-ALL-ASIA」。アプリ表示も怪しく、ここまで誤差が出ると体組成計として役立つか疑問です。
おわりに
以上、体組成計のおすすめ7選でした。
結果は、最安エレコムがタニタやオムロンの高級機を抑えて、まさかのベストバイとなりました。ビギナーは高級機を購入する必要はないので、まさにエレコムがおすすめです。ちなみに田中先生によると、ビギナーは朝起きてすぐなど測る条件を揃え、1週間に一度測るところから始めるのがいいとのことでした。
正確性が高く、価格と性能のバランスが優秀です。