LAB.360は
ユーザー目線の商品テストを
忖度一切なしで行う
社内検証機関です
LAB.360は、
使う人目線でのコンテンツ作りを行なっている
弊社テスト誌の商品テストを担う社内検証機関。
商品テストの場では、
有名メーカーも、新参メーカーも関係ありません。
消費者目線に立ちながら、
開発したメーカーへのリスペクトを忘れず、
各製品の個性を導き出し、
ほかのどこでも知り得ない情報を提供します。
晋遊舎が発行するテスト誌『LDK』、『LDK the Beauty』、『MONOQLO』、『家電批評』の商品テストを行うため、2019年に外部から研究員を招聘し、社内に独立したテスト機関「LAB.360(ラボ サンロクマル)」および専用施設の検証ラボを開設。「360(サンロクマル)」の名前は、暮らしにまつわるモノやサービスを全方位(360度)カバーすることに由来します。2022年には施設第二弾、ハウスラボもオープン。これまでよりさらに実際の暮らしに則した検証ができるようになりました。
商品テストに精通する研究員が在籍し、メーカーへの忖度なしで、公正なテスト設計の立案と実施に努めています。ちなみに、出版社が独自で商品テスト機関を有しているのはとても珍しいことです。
スピーディに結果を出せることは、自社に検証機関があることの大きな強み。また対応外の商品テスト項目だったとしても、独自のコネクションを駆使し、高い要求レベルで他検証機関に発注可能です。
LAB.360の施設には、計測エリア、美容エリア、キッチンエリアなどを備えた検証ラボと、2LDKの仮想居住空間ハウスラボがあります。この環境で暮らしと密接に関係する様々な商品テストを行っています。
検証機関出身のプロフェッショナルなど、経験豊富な研究員が活躍中です
晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」室長。年間2100点以上の商品テストを行うプロ。機械工学専攻。産業機械の保全・メンテナンス、日用雑貨品メーカーの開発業務を経て、民間の試験機関で多くの商品テストに従事。テスト方法の立案から試験デザイン、試験装置の製作、テスト実施まで一貫した商品テストを手がける。日用雑貨品や家電製品が専門。テスト方法の妥当性を担保しつつ、誰が見ても一目で結果が分かるビジュアル性を伴う手法を心がけている。趣味はプラモデル作り。
晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」研究員。年間3000点以上の商品テストを行うプロ。民間の試験機関でスキンケア・メイクアップ化粧品、家電製品など美容関連の試験に約15年携わり、ヒト肌に関わる計測・評価を行う。メーカーや出版社からの依頼試験に従事し、ユニークなビジュアル性を伴う分かりやすい評価作成に努め、業界の発展に寄与。消費者目線で実使用に則した手法・評価を心がけている。
東京医科大学兼任講師。講義や実習などの学生教育や学術研究を中心に、30年以上大学教員として勤務。研究活動は、衣料材料、食品材料、生体成分などの分析化学を専門とし、子育てをしながら、博士号(理学)を取得した経験を持つ。学術分野以外にも、フラワーアレンジメントや子育てコーチングの資格を持ち、活動の場を広く展開している。
ラボでは年間500ジャンル、5000を超える数の商品を実際に手で触れて比較テストしています。 テストするテーマにより検証方法も様々ですが、大切にしているのは消費者がその商品を選ぶ、使う前提で、知りたい性能の優劣が明確にできる検証方法を検討し、誰がみても一目で結果がわかるビジュアル性を伴う手法でテストを行っていること。 併せて、業界団体や法令で定められた試験基準を参考にし、商品の効果・性能の裏付けとなる合理的・科学的な客観性を伴う根拠データを得るということにも十分留意しています。 メーカーは多大な時間とコスト、労力をかけ、懸命に商品を開発しています。そんなメーカーの思い、真摯なモノづくりへの姿勢にこちらも最大限の敬意を払い、どんな商品に対しても全身全霊で真剣にテストに望まなければならないと考えています。 試験機関、大学、識者をはじめ、検証協力いただいているすべての方々に謝意を表します。
計測機器が並ぶ検証ラボと一般住居を再現したハウスラボがあります
検証ラボの内装は、清潔感のある白で統一。テスト機関にありがちな閉鎖的かつ理科室的なイメージを一新し、実用試験だけにとどまらず、メディアとして「見せる」ことを意識しました。この空間に、空気清浄機からフライパン、コスメまであらゆるテストができる計測機器が並びます。
通常、美容液やアイクリームなどのスキンケア製品は効果の確認がしにくいもの。検証ラボには、皮膚画像解析機器「VISIA」を装備しており、どの製品の効き目が高かったか使用前後で比較検証可能です。毛穴やシワ、皮膚の下に潜んでいる隠れシミの数も測定できます。
消費者が実際に使うシーンを想定して、一般家庭のリビングやキッチンを再現した2LDKのハウスラボ。大人数での検証や、空気清浄器やロボット掃除機などの実証検証を可能とする約24畳のリビングダイニングエリアや、検証機材の搬出入時のストレスを軽減する幅広の廊下など、随所に検証のためのこだわりを盛り込みました。
ハウスラボのバスルームエリアは、検証スペースの確保とカメラ機材が入ることを考慮し広めの空間を確保。一見ただの寝室のように見える個室エリアは、室内の温湿度が変化しにくい設計です。さらに、吸音材もしっかり入っているので、恒温恒湿室兼防音室として使うことができます。
雑誌・WEB編集部から依頼を受けた商品のテストを、編集部やメーカーに忖度することなく、ユーザー視点で評価しています
編集部からテスト依頼を受けたら、JIS規格や業界団体の業界基準を調査した上で、公平で合理的なテスト方法を立案。科学的根拠に基づく検証や実際の使用シーンを想定した検証のために、ときには外部の試験機関や大学教授など専門家に助言を仰ぐことも。常に公平で客観的、妥当性のあるテストを心がけています。
洗剤の汚れ落ちや包丁の切れ味など、テスト環境で結果にばらつきはでないよう同一条件の環境をつくってテストします。ボディソープのテストでは、擬似的な皮脂汚れを付着させたガラス板を、研究員が制作した装置で回転洗浄。前後の重量から洗浄率を算出して評価しました。
商品テストにビジュアル性と客観性をもたせ、消費者がぱっと見て分かる見せ方も重視。「ビフォー」「アフター」写真をみれば結果がひと目で分かるよう工夫しています。
大掛かりな装置が必要な検証のためには外部施設を利用することも厭いません。扇風機テストでは、より厳格な気温、湿度を求めて外部の専門施設にて、使用前後のモニターの皮膚温度を撮影し、評価しました。
商品テストの方法をブラッシュアップするために、その道の専門家と協力することもあります。制汗剤の検証では、臭気判定士の石川英一 氏とアイディアを出し合い試薬を調製。よりリアルな「脇の汗のニオイ」を再現して、テストできるようになりました。
商品テストには、料理家、家電製品や日用品のプロ、美容・ファッションの専門家など、それぞれのジャンルに精通した専門家にも協力いただいています。
焼き肉のたれ33製品の検証をする料理家の風間章子 氏と料理研究家のさわけん 氏
シャンプー&トリートメント100製品の検証をする美容室「Sugar.c」代表の福島康介 氏
テレビ20製品の検証をするオーディオ&ビジュアルライターの折原一也 氏