バランスボールの魅力を解説

「ながらトレーニング」できる運動器具や健康器具、グッズが気になりますよね。 座るだけでエクササイズできるアイテムとして人気なのが、バランスボールです。
バランスボールとは、空気を入れて使う直径45~85cmの大きなボールのことで、これで体を弾ませたり、体を支えたり、椅子代わりに座ったりすることでインナーマッスルや体幹を鍛えることができます。
現在バランスボールは他に「Gボール」「エクササイズボール」「トレーニングバルーン」などさまざまな名前で呼ばれています。その中で運動初心者さんでも使いやすいのがドーナツ型です。
ドーナツ型バランスボールのメリットは?
いつもの座る場所をチェアからバランスボールに変えるだけで体感が鍛えられること、転がりにくいから安定感があり長く座っても疲れにくいこと、丸型のものよりコンパクトで室内に置きやすいがメリットです。
LDKがバランスボールの人気商品をテスト

運動不足を解消したいけど、何からはじめたらいいかわからないし、動くのが面倒だし時間もない……という人や運動初心者でもスタートしやすいのが、「ながらトレーニング」です。
でも、ズボラさんや初心者さんでもはじめやすい&続けやすいのは、どんなグッズを使ったトレーニングなのでしょうか?
そこで雑誌『LDK』が、運動初心者さん向けドーナツ型バランスボールをテスト。座るだけで手軽に体幹が鍛えられるおすすめを探しました。兄妹誌『MONOQLO』がテストした丸型バランスボールのおすすめと合わせて紹介します。
バランスボールの選び方は?
実際に使ってみないと違いがわかりにくいのがバランスボール。ここでは、バランスボールの特徴や自分に合ったバランスボールの選び方のポイントを解説します。
選び方1:ドーナツ型、丸型がある
ドーナツ型

メリット
- 安定感のある形状だから初心者でも安心して使える
- コンパクトサイズでリビングなどに置きやすい
デメリット
- トレーニングでの使用は限定的
ドーナツ型は丸型よりも安定した座り心地でコンパクトサイズだから、バランスボール初心者にオススメです。
丸型(ボール型)

メリット
- 最初はバランスをとるのが難しく中級者向き
- さまざまなトレーニングに使えて汎用性が高い
デメリット
- サイズが大きめなものが多くお部屋で邪魔になりがち
丸型・ボール型はトレーニング方法は多岐にわたりますが、初心者には使いこなしにくいです。サイズが大きいのもネックです。
選び方2:サイズ
まず大事なことは各々の体に合ったサイズを選ぶことです。サイズが合わないと、足が床につかなかったり、過度な負荷が体にかかったりしてしまうので、サイズ選びは慎重に行いましょう。
▼身長に合ったボールサイズの目安
- ~150cm:45~55cm
- 150~170cm:55~65cm
- 170~180cm:65~75cm
- 180cm~:75~85cm
参考:健康長寿ネット
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/ball.html
選び方3:耐荷重
バランスボールを選ぶ際は、バランスボールが耐えられる重さが何kgかを確認するようにしましょう。
このときの重さは自身の体重で考えるのではなく、激しい動きをすることで加わる重さであることに注意してください。
選び方4:素材

バランスボールは塩化ビニールなどの素材で作られています。元々丈夫な作りで耐久性がありますが、「アンチバースト(ノンバースト)タイプ」ならより安心して利用できます。
このタイプは、ボールが二重構造になっているので、穴が開いてもゆっくりとしぼみます。
ノンバーストタイプのバランスボールなら、重さに耐えられない場合や経年劣化で穴が空いてしまった際でも、空気がゆっくり抜けていくため安心です。
激しい筋トレを考えている方は、出来るだけ怪我をしないようノンバーストタイプかどうかもチェックしてみましょう。
バランスボールのテスト方法は?
今回は、雑誌『LDK』と兄妹誌『MONOQLO』が、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど、ネット通販で購入できる人気のバランスボールをピックアップしました。
雑誌『LDK』のテスト方法は?

ダイエットエキスパートの和田清香さんと雑誌『LDK』編集部員で実際に全て使ってトレーニングし、「鍛えやすさ」「ストレッチのしやすさ」「品質」の3項目を検証しました。
雑誌『MONOQLO』のテスト方法は?

格闘家でプロトレーナーの板谷一樹氏と一緒に、「扱いやすさ・トレーニングのしやすさ」「付属物」「コスパ」の3項目を検証しました。
比較検証の結果は、評価の高かったバランスボールのおすすめ商品から「ドーナツ型」はランキング、「丸型」は上位2商品を紹介します。それではどうぞ!
ドーナツ型バランスボールのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみたドーナツ型バランスボールのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]()
YXTCドーナツヨガボール
![]() |
|
すべり止め効果を高めるライン入り/足踏みタイプの空気入れ付き/程よく弾力と反発力がある |
50cm(約) |
30cm(約) |
||||
![]()
カワセ鉄人倶楽部 ドーナツボール
![]() |
|
高さも弾力もある/低価格 |
50cm(約) |
30cm(約) |
||||
![]()
TIGORAドーナツ型バランスボール 55cm
![]() |
|
落ち着いた色合い |
55cm(約) |
26cm(約) |
||||
![]()
リラクシングワークリブート バランスドーナツボール L
![]() |
|
置きっぱなしOKなデザイン |
50cm(約) |
28cm(約) |
||||
![]()
エレコムドーナツ型バランスボール HCF-BBDLIV
![]() |
|
セミマットの質感で色合いはオシャレ |
50cm(約) |
28cm(約) |
【1位】YXTC「ドーナツヨガボール」
- YXTCドーナツヨガボール
- 検証時価格: ¥2,116〜
- 鍛えやすさ
- ストレッチのしやすさ
- 品質
- おすすめポイント
-
- すべり止め効果を高めるライン入り
- 足踏みタイプの空気入れ付き
- 程よく弾力と反発力がある
- 直径
- 50cm(約)
- 高さ
- 30cm(約)
- 型番
- YOGA08
初心者でも姿勢や体幹を意識しやすくなる

高さがあって程よく弾力があるほうが、バランスをとるときに体幹が刺激されます。骨盤を立てて座ればインナーマッスルを鍛えられます。

すべり止め効果を高めるライン入り。
足踏みタイプの空気入れ付き

素材の質は標準的で、色はピンクとブルーのみ。部屋に置いて見映えするデザインではないですが、付属品の空気入れは足踏み式でラクちんです。
品質は平均的
座るだけで実は体幹トレーニング!

座るだけでおなかのインナーマッスルにアプローチしてくれます。
【2位】カワセ 「鉄人倶楽部 ドーナツボール」
- カワセ鉄人倶楽部 ドーナツボール
- 最安価格: ¥1,269〜
- 鍛えやすさ
- ストレッチのしやすさ
- 品質
- おすすめポイント
-
- 高さも弾力もある
- 低価格
- 直径
- 50cm(約)
- 高さ
- 30cm(約)
- 型番
- IMC-35
安さも魅力

テカテカした見た目は好みが分かれるかもしれませんが、低価格なのは魅力です。
【3位】TIGORA「ドーナツ型バランスボール 55cm」
- TIGORAドーナツ型バランスボール 55cm
- 検証時価格: ¥1,999〜
- 鍛えやすさ
- ストレッチのしやすさ
- 品質
- おすすめポイント
-
- 落ち着いた色合い
- 直径
- 55cm(約)
- 高さ
- 26cm(約)
【4位】リラクシングワーク「リブート バランスドーナツボール L」
- リラクシングワークリブート バランスドーナツボール L
- 最安価格: ¥4,620〜
- 鍛えやすさ
- ストレッチのしやすさ
- 品質
- おすすめポイント
-
- 置きっぱなしOKなデザイン
- がっかりポイント
-
- 高さが低く、弾力がない
- 直径
- 50cm(約)
- 高さ
- 28cm(約)
- 型番
- nh3626
【5位】エレコム「ドーナツ型バランスボール HCF-BBDLIV」
- エレコムドーナツ型バランスボール HCF-BBDLIV
- 最安価格: ¥2,109〜
- 鍛えやすさ
- ストレッチのしやすさ
- 品質
- おすすめポイント
-
- セミマットの質感で色合いはオシャレ
- がっかりポイント
-
- 高さが低く、弾力がない
- 直径
- 50cm(約)
- 高さ
- 28cm(約)
- 型番
- HCF-BBDLIV
丸型バランスボールのおすすめは?
RGGD&RGGL「バランスボール」
- RGGD&RGGLバランスボール 厚い固定リング+トレーニングチューブ付き
- 検証時価格: ¥3,680〜
- 扱いやすさ
- 付属物
- コスパ
丸型バランスボールおすすめランキング1位は、付属物の豊富さを誇るRGGD&RGGL「バランスボール 厚い固定リング+トレーニングチューブ付き」。
997kg(メーカー表示)という圧倒的な耐荷重を誇るアンチバーストタイプのバランスボールです。
とくに固定リングとトレーニングチューブは非常に便利で、トレーニングの幅を大きく広げてくれます。カラーは5色。サイズは55cmと65cmの2種類があります。
- おすすめポイント
-
- 付属物が豊富
- 圧倒的な耐荷重を誇る
- ポンプは足踏み式
- 直径
- 55cm
- 耐荷重
- 997kg(アンチバーストタイプ)
- 素材
- PVC
- 付属物
- トレーニングチューブ2本、フットポンプ、栓、栓抜き、タオル、日本語取扱説明書、ガイドブック
トレーニングチューブ付き

チューブが付属されています。トレーニング法も、自分でアレンジして行うことができます。ポンプは足踏み式なので、手で持って使うタイプより空気注入がラクです。
トレーニングチューブが付属しているのが良いですね。実際使ってみると通常のバランスボールのトレーニング以上の負荷をかけられます。負荷の強弱を変えられるので幅広い年齢層に対応できる商品だと言えるでしょう。
La-VIE「リング付ジムボール 姿勢よしこ 55cm」
- ラヴィリング付ジムボール 姿勢よしこ
- 最安価格: ¥2,416〜
- 扱いやすさ
- 付属物
- コスパ
丸型バランスボールおすすめランキング2位は、La-VIE(ラヴィ)「リング付ジムボール 姿勢よしこ」。こちらも台座付きのバランスボールです。
台座付きなので安定感があり、バランスを取りやすくなっています。弾力性にも優れ、抜群の「座り感」が高得点につながりました。
今回は身長が145~165cmの人向けの55cmサイズで検証しましたが、もう少し大きいサイズも発売されています。
- おすすめポイント
-
- 台座付きで安定感がある
- 弾力性に優れる
- 素材
- ノンフタル酸塩化ビニル樹脂
- 耐荷重
- 300kg(アンチバーストタイプ)
- 付属物
- フットポンプ、メジャー
- 型番
- オフホワイト 55cm
台座付きで安定感がある

バランスボールは初めての人にとっては姿勢がなかなか保ち辛いものですが、台座付きなので安定感があります。
使用していない状態では台座のリングがボールに対して大きめに見えますが、座って圧をかけると、ボールが潰れ、リングがしっかりかみ合うようになっています。
台座があって、とても座りやすいバランスボールです。弾力性に優れ、トレーニング中の違和感がありません。またセッティングのラクさも高評価につながりました。
ドーナツ型バランスボールを使ったおすすめエクササイズは?
ここでは、ドーナツ型バランスボールを使ったおすすめエクササイズをご紹介します。
初心者向けエクササイズ
猫背になりやすい人にピッタリ! 背筋を伸ばしておなかを意識
椅子よりも不安定なバランスボールの上に座ったほうが、自然と背筋が伸び、背もたれに頼らないので、インナーマッスルを鍛えられます。姿勢の改善、基礎代謝が上がるので太りにくい体を目指す運動として最適です!
レベル1:腰を立てて座る
目安:10分/日

椅子の代わりに座って体幹トレーニング。腰を立てて、目線と背筋は真っすぐを意識して座ります。
インナーマッスルに効果があります。
レベル2:両ひざを抱えて座る
目安:20秒/日

上体が後ろに倒れないように両ひざを抱えて座ります。脚を上げることで負荷がアップします。
レベル3:立ちひざでバランスをとりながら乗る
目安:20秒/日

立ちひざでバランスをとりながら乗ります。背筋を伸ばし骨盤を立てます。重心が高くなる分バランス感覚が身に付きます。
おなかを真っすぐ引き上げることでインナーマッスルに刺激あり!

インナーマッスルとは、体幹の深部にある筋肉のこと。ここを強化すると正しい姿勢をキープしやすくなるほか、スッキリしたおなかまわりを目指せます。
普段意識することが難しいインナーマッスルを鍛えられます。
レベルアップしたい人のエクササイズ
おなか下シェイプ
目安:約1分

座ったあとに後ろに手をついて、おなかから真っすぐ脚の先を遠くに伸ばすようなイメージで体勢をキープ。下腹を引き締める効果が期待できます。
さらに効果アップ!

手を離して前に出すとより下腹に効きます。
ストレッチで筋肉の柔軟性をアップ!
骨盤調整
目安:時計回り・反時計回り各10回

坐骨で座り、背筋を伸ばして手を肩の高さに上げて広げます。骨盤をくるくる回転させてセルフ骨盤調整。このときなるべく頭の位置をずらさないように。背筋を伸ばして骨盤だけを動かします。前後左右に動かすのもオススメです。
目線を下げると猫背になりやすいのでNGです。
肩・背中のストレッチ
目安:15~30秒伸ばし続ける

仰向けになって上半身をのせ、手は頭上に伸ばし、背中、脚、肩甲骨を伸ばして両脚をそろえて伸ばします。就寝前や、運動後のストレッチとして最適です。
ながら運動でも効果を実感するポイントは?
ポイント1:正しいフォームで行うことを意識して!

誤ったフォームで運動すると効果は半減。大事なポイントや効かせたい部位を意識すれば、正しく鍛えられてけがのリスクも軽減します。
何よりもフォームを大切にしてください。
ポイント2:負荷は小さくても継続することのほうが大切

最初から高負荷ではなく、ちょっともの足りないかな? ぐらいの負荷からスタートしてみましょう。慣れたら負荷を上げてみて!
いきなりハードに運動すると三日坊主になりがちです……。(ライター橋本)
バランスボールのおすすめ まとめ
以上、バランスボールのおすすめランキングでした。
今回のテストでベストバイに輝いたのは、ドーナツ型ではYXTC「ドーナツヨガボール」でした。
YXTC「ドーナツヨガボール」

YXTC
ドーナツヨガボール
YXTC「ドーナツヨガボール」は、安定しすぎないので、座るだけでも体幹を意識でき、インナーマッスルを鍛えることができます。
バランスボールを探している人は、本記事のおすすめランキングの情報を参考に、お気に入りを見つけてくださいね。
バランスボールの売れ筋ランキングもチェック!
バランスボールのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは以下のリンクからご確認ください。
空気量はパンパンにせず、8割ぐらいを目安に入れましょう。