バランスボードとは?
運動の必要性を感じるものの、追い込む系の筋トレはモチベーションが続かない……と困っていませんか? ジム通いしようと思っても、お金はかかるし、わざわざ準備して出かけるのも面倒ですよね。
そんな「キツい動きをしなくてもよくて、家で気軽にできるエクササイズがしたい」と思っている人におすすめしたいアイテムが、バランスボードです。
バランスボードはどんなトレーニングアイテム?
バランスボードとは円盤のような形をしていて、上に座ったり乗ったりして使うトレーニングアイテム。「バランスボード」「バランスクッション」などと呼ばれることもあります。
バランスボードで期待できる効果とは?
バランスボードで特に効果的に鍛えられるのが、「体幹」。首から上、腕、足を除いた胴体部分全体を指し、体の中心となる部分です。体幹は「腹腔(ふくこう)」とも呼ばれていて、横隔膜(おうかくまく)、腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)の4つの筋肉で囲まれています。この体幹筋を鍛えるのに、もっとも適したトレーニング用品が、バランスボードなのです。
バランスボードの特徴とは?
バランスボードは効果的で手軽なのが魅力。腹筋運動やスクワットなどを行うときにバランスボードを使用すると負荷が高まり、短時間で大きな効果が期待できます。そのため、ゴルフやテニス、野球、サッカーなど、さまざまなスポーツのトレーニングにも積極的に取り入られているほか、リハビリや高齢者の健康増進などにも使われています。
バランスボードのメリットとは?
「1日10分など短時間で大きな運動効果がある」「わずかなスペースで運動ができて、自宅などの室内に置いていても場所を取らない」「価格が安くコスパに優れている」というような、大きく3つのメリットがあります。
雑誌『MONOQLO』が通販で人気のバランスボードをテスト
しかし、いざ購入しようと思っても、さまざまなメーカーやショップから多くの商品が発売されていて、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで、雑誌『MONOQLO』は、通販で気軽に購入可能なバランスボードの人気製品を比較。初心者でも家で手軽にトレーニングしやすい、おすすめを探しました。
バランスボードの選び方は?
今回は雑誌『MONOQLO』が、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気のバランスボードを比較。
検証にご協力いただいたプロ、for.R整体院代表の木幡洋一さんいわく、ゴム製のクッションのような形のもの(一般的にバランスディスクとも呼ばれる)は負荷が高く、上級者向けとのこと。そこで、丸い形(円盤型)のものと、四角形のものをチョイスしました。
バンスボードのテスト方法は?
プロが実際に使用して、負荷が適切かどうか、乗りやすさ、滑り止めなどの作りについて厳しくチェックしました。
なお、今回のテストでは「負荷」の項目に重きを置いた総合評価となっています。
それでは評価の高かった順に、おすすめのバランスボードを紹介します。
バランスボードのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、バランスボードのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | ||||
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Amazonベーシックバランスボード 木製
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安定感があり初心者も乗りやすい/負荷が高くて長く使える/足裏にフィットして滑りにくい |
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PROIRONバランスボード
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バランスが取りやすい/いろいろな動きができる |
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DABADAバランスボード
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プランクやスクワットにも使える/滑りにくく乗りやすい/見た目がシンプル |
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イエスフォーオールウォブルバランスボード
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Aoakuaバランスボード
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アルインコソフトバランスボード
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GronGバランスボード
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イエスフォーオール木製バランスボールローラー
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【1位】Amazonベーシック「バランスボード 木製」
- 負荷
- 乗りやすさ
- 滑りにくさ
- おすすめポイント
-
- 安定感があり初心者も乗りやすい
- 負荷が高くて長く使える
- 足裏にフィットして滑りにくい
- 縦
- 40cm
- 横
- 40cm
- 高さ
- 8cm
- 重量
- 3.2ポンド(約1.4kg)
- 素材
- 木材
- 型番
- IR97339-BK
【負荷】
初めてでも簡単に乗れました!
負荷がしっかりかかるので、乗るだけでトレーニングになります。
お尻、お腹、太ももの筋肉を鍛えられます。
【乗りやすさ】2点で支えるから安定する!
底とボードの縁の2点が床についているので、グラつきません。
接地面は小さく硬めです。
【滑りにくさ】足裏にしっかりフィット!
やすりのようなザラザラした滑り止めで、足が滑る心配がありません。
【2位】PROIRON「バランスボード」
- 負荷
- 乗りやすさ
- 滑りにくさ
- おすすめポイント
-
- バランスが取りやすい
- いろいろな動きができる
- 幅
- 42mm
- 高さ
- 8.5mm
- 型番
- PRO-PHB01-02JP
【負荷】
乗るだけでなく、いろいろな動きが可能です。
【乗りやすさ】
表面にも滑り止めがしっかり。安心して乗れます。
【滑りにくさ】
ゴム製の大きな滑り止めで安定感があります。
【2位】DABADA「バランスボード」
- 負荷
- 乗りやすさ
- 滑りにくさ
- おすすめポイント
-
- プランクやスクワットにも使える
- 滑りにくく乗りやすい
- 見た目がシンプル
- 幅
- 42mm
- 高さ
- 8.5mm
- 重量
- 1.2kg
- 型番
- balance-boardp03
【負荷】
PROIRON「バランスボード」と同様、プランクやスクワットにも使えます。
【乗りやすさ】
表面の滑り止めのおかげで比較的乗りやすいです。
【滑りにくさ】
PROIRON「バランスボード」と同じく滑りにくい工夫があります。
【4位】イエスフォーオール「ウォブルバランスボード」
- 負荷
- 乗りやすさ
- 滑りにくさ
- 幅
- 40mm
- 高さ
- 10mm
- 重量
- 1.61kg
- 型番
- NEWX
【負荷】
高さが10cmあるため、負荷も難易度も高いです。
【乗りやすさ】
乗った瞬間に滑りやすいので注意が必要です。
【滑りにくさ】
滑り止めが小さいため、やや滑りやすいです。
【4位】Aoakua「バランスボード」
- 負荷
- 乗りやすさ
- 滑りにくさ
- 幅
- 40mm
- 高さ
- 10mm
- 重量
- 1.4kg
- 型番
- AoakuaBbd2
【負荷】
イエスフォーオール「ウォブルバランスボード」と同程度の負荷です。
【乗りやすさ】
イエスフォーオール「ウォブルバランスボード」と同じく滑りやすいです。
【滑りにくさ】
凸凹がない滑り止め。滑ることがあります。
【4位】アルインコ「ソフトバランスボード」
- アルインコソフトバランスボード
- 実勢価格: ¥2,980〜
- 負荷
- 乗りやすさ
- 滑りにくさ
- 幅
- 48mm
- 高さ
- 29.5mm
- 重量
- 1.3kg
- 型番
- EXG139
【負荷】
負荷はだいぶ少なめ。足腰に自信がない方におすすめです。
【乗りやすさ】
乗り始めは真ん中に足を置くと安定します。
【滑りにくさ】
床との接地面積が広いので滑りにくいです。
【7位】GronG「バランスボード」
【負荷】
軽くて難易度が高く、がっつり鍛えられます。
【乗りやすさ】
表面がつるつるしているので滑りやすいです。
【滑りにくさ】
滑り止めが小さいので、正直結構滑ります。
【7位】イエスフォーオール「木製バランスボールローラー」
- イエスフォーオール木製バランスボールローラー
- 検証時価格: ¥6,600〜
- 負荷
- 乗りやすさ
- 滑りにくさ
- 幅
- 51mm
- 奥行
- 35mm
- 高さ
- 6mm
【負荷】
ただ乗るだけでは物足りなさを感じます。
【乗りやすさ】
カーブがゆるやかで誰でも簡単に乗れます。
【滑りにくさ】
裏面がざらざらしており、滑りにくいです。
バランスボードの使い方は?
今回の識者の木幡さんに、バランスボードの使い方から教えてもらいました。
1:乗るだけでOK! まずは5秒乗ってみよう
慣れないうちは、転倒防止のため壁などに手をつけながら始めるとよいそう。
手を離して乗れるようになったら、まずは5秒キープするところから徐々に延ばしていき、1日20分ほど乗れると合格点。
乗るだけでは物足りない上級者は、プランクやランジの負荷を上げたり、乗ったままスクワットしたりするなど、応用の範囲も広いそうです。
2:難しいことは考えず毎日乗るだけでOK!
バランスボードは、乗るだけで体幹のインナーマッスルが鍛えられるのが最大のメリット。毎日続けましょう。
筋トレでは鍛えにくい筋肉を効率よく鍛えられます。
体幹を鍛えるとどんないいことが期待できるの?
ここでは、体幹トレーニングの5つの効果を紹介します。
1:体が伸びて姿勢がよくなる
体幹を鍛えると腰椎が安定し、腹圧が上がるため、背筋が伸びて姿勢の改善が期待できます。
普段デスクワークで猫背になっている人は体幹を鍛えることで姿勢改善が狙えます。
2:スポーツがうまくなる
体幹を鍛えると体全体が安定し、手足の動きがスムーズになるといわれています。そのためスポーツの技術・パフォーマンスも向上も期待できます。
3:ヤセやすい体になる
体幹部分には、エネルギー消費量の多い筋肉が多数存在しています。そのため、この部分の筋肉を刺激して鍛えることで基礎代謝が向上し、ヤセやすい体になることが期待できます。
4:肩こりや腰椎が改善する
体幹を鍛えることで筋肉が強くなり、骨や関節への負担を減らすことができます。また骨や骨盤のズレを矯正することができるので、肩こりや腰痛の改善が期待できます。
5:ケガの予防になる
体幹が弱まっていると、つまづいたり転んだりといったリスクが高くなります。とくに高齢者は要注意。体幹を鍛えることで転倒予防やケガの予防になります。
通販で買うときに気をつけるポイントは?
通販で買う場合は、商品を実際に手にすることができませんよね。そこで最後に、通販で買うときに気をつけるポイントをお伝えします。
ポイント1:高さ
負荷を強くしたい人は、高さがあるタイプを選ぶとよいでしょう。たとえば、高さ6cmと10cmなら後者がおすすめです。
初心者や体力に自信がない人は、高さが低いものやクッションタイプをチェックしてみてください。
ポイント2:滑り止め
できるだけ滑りにくいものを選びましょう。商品説明で「滑り止め加工」と記されているものなら安心です。
また、あわせてレビューも参考にして、滑りにくさをチェックしましょう。
ポイント3:耐久性
耐久性の参考となるのが耐荷重。できるだけ重さに耐えられるものを選びましょう。
また、レビューの「すぐに壊れた」「空気が抜ける」などの文言には要注意。そうした商品は避けましょう。
バランスボードのおすすめ まとめ
以上、バランスボードのおすすめランキングでした。
検証の結果、ベストバイはAmazonベーシック「バランスボード 木製」に。シンプルな見た目ですが、意外にも負荷の高さと、かつ初心者でも乗りやすい形状が評価されました。
やはり、乗るときの初めの一歩が踏み出しやすいのは、大きな安心感があります。
2位以下は、PROIRON「バランスボード」とDABADA「バランスボード」、イエスフォーオール「ウォブルバランスボード」とAoakua「バランスボード」は、ほぼ同じつくりと判明。
四角い形状のものは安定感がありすぎるゆえに負荷が低く評価を落としました。しかし、検証に協力してくれたプロによると、足腰に不安がある方にはおすすめとのことです。
インナーマッスルが衰えると、姿勢が崩れ、ちょっとした段差でつまずいてしまうなど、日常動作に支障が出てしまうことも。
乗るだけで体を鍛えられるバランスボードは、忙しい大人のエクササイズにぴったり。また、コンパクトなので場所もとりません。
健康維持のためにもカラダづくりのためにも、試してみてはいかがでしょうか?
ぜひ、本ランキングを製品選びの参考にしてみてください。
バランスボードのおすすめ
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乗るだけで体幹のインナーマッスルが鍛えられるのが最大のメリットです。