「ジレットラボ 角質除去バー搭載」って知ってますか?
ジレットから発売中のプレミアム製品

カミソリ製品のブランドである「ジレット」
元々はアメリカの企業だった同ブランドですが、現在は「P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)」が販売しています。
「T字カミソリといえば」というくらいには有名なブランドで、国内では「シック」と並んで2大ブランドといってもよいでしょう。

そんな「ジレット」より、プレミアムラインとして発売されたのが、「ジレットラボ 角質除去バー搭載」です。
ヒゲ剃りと同時に角質のケアもできるうえ、剃る瞬間に皮膚を張り埋もれたヒゲも剃りやすくする「角質除去バー」を搭載した新ジャンルとして登場しました。
2年連続ベストバイを受賞

2023年の春に発売された際に、MONOQLO本誌でもいち早く取り上げました。
同時期に発売されたシックの競合製品との比較検証で見事勝利しベストバイに認定しています。

また、その年の年間ベストバイ第1位にも選定し、2023年を代表する“いいモノ”として取り上げています。
つまり、MONOQLO編集部的に「ジレットラボ」への注目度は非常に高く、折に触れてジレットラボのテストを続けてきました。

MONOQLO本誌が行った最新の比較検証でも、再びベストバイに。
もはや敵なしといっていいほど“王者”であり続けています。
「ジレットラボ」がリニューアルして新発売

さて、そんなベストバイ「ジレットラボ」を再び取り上げるのはなぜか。
実は、この度「ジレットラボ」が大型リニューアルを行い、各所がアップデートされ新発売されたんです。
メーカーのプレスリリースによると、アップデートされたポイントは3つ。
①刃のアップデート

ジレットラボが、ベストバイとして勝利し続ける理由である“優れた切れ味”、また切れ味のよさから来る“肌へのダメージの少なさ”。
それを実現している、超極薄の刃がさらにアップグレードされたとのこと。
ジレット史上最高の極薄刃に「新スキンコーティング刃」を組み込み、最高級の5枚刃になり肌への引っかかりをさらに軽減するそうです。

また、「切れ味が1.5倍長持ち」するようになった点もウリとして強調されています。
ただし、これは同社の「フュージョン」との比較という注釈が入っていますので、ジレットラボの旧モデルとの比較ではありません。
そもそも、旧モデルの時点で替え刃の推奨交換頻度は「1カ月に1個」でしたので、元から十分長持ちではあります。
まとめると、旧モデルとの明確な違いは「新スキンコーティング刃」が組み込まれた点でしょう。
これにより、肌へのダメージがどれくらい抑えられるのかが、新モデルの評価ポイントとなりそうです。
②ジェルスムーサーのアップデート

肌をコーティングして保護し、剃り心地をなめらかにしてくれるジェルスムーサーもアップデートされました。
旧モデルと比較して、強度と柔軟性、耐久性に優れた新素材ジェルスムーサーに変更されたとのこと。
要するに従来品より“もっとヌルヌル”になり、“もっと長持ち”するようになったようです。

実際、見た目からしてかなり変わっています。
従来品と比べて、よりモコモコとした感じになっており、進化に期待が持てる見た目です。
③ハンドルのアップグレード

最後に、ハンドル部分のアップデートです。
旧モデルのハンドルと比べて、グリップ力が増すようにデザインされたとのこと。

旧モデルと比べると、各所に溝が追加されており、どのような持ち方でもしっかりと握ることができるようになっています。
以上、3つのアップデートポイントをご紹介しました。
今回は、これらのアップデートが、旧モデルと比べてどれくらいよくなったかという点に注目して検証を行います。
新しくなった「ジレットラボ」を徹底検証!!

それでは、リニューアルされて新しくなったジレットラボの実力を検証していきます。
検証を行うにあたり比較対象となるのは、もちろん幾度もベストバイを獲得してきた旧モデルです。

検証にご協力頂くのは、“シェービングのプロ”である、理容室「THE BARBER 渋谷」の小島貞行さん。
MONOQLOでは、長年検証にご協力頂いており、これまで様々なメーカーの数多のT字カミソリや電気シェーバーを使い比べてきた、まさにプロ中のプロです。
検証①切れ味をチェック

まずは、新・旧モデルで切れ味に違いがあるかを検証していきます。
シェービングのプロ 小島貞行さんに実際にヒゲを剃っていただき、違いがあるかを確認してもらいます。
小島さん。実際に新・旧モデルを使い比べてみて切れ味に違いを感じましたか?
はい。明確な違いがあると感じました。まず、旧モデルですが、さすがといった具合で十分な切れ味があります。ただ、新モデルのほうがより優れた切れ味になっていると思います。
具体的に、どのような点で切れ味の違いが現れていますか?
新モデルは、順剃り一回・逆剃り一回でキレイに剃り上がり、ほぼ最小回数でツルッと仕上がります。それに対し、旧モデルは、順剃り・逆剃りをそれぞれ2回づつでキレイに剃り上がりました。
新モデルのほうが剃る回数が、2回分少なく済むということですね。
はい。剃る回数が少なくなれば、その分、肌に刃を当てる回数が少なくなります。つまり、より肌へのダメージを少なくできるといえますから、たとえ2回分であっても毎日の蓄積なので大きな違いになります。

プロに切れ味を比較していただいた結果、新モデルはより切れ味に優れるという評価となりました。
その他、旧モデルからの特徴である「ヘッドが滑らかに動いて肌に密着しやすい」ことや、「角質除去バーが刃が当たる前に角質を除去することでヒゲ以外の抵抗感をなくす」ことが新モデルの切れ味のよさを底上げしています。
検証②:肌へのダメージの少なさをチェック

続いて、肌へのダメージの少なさを検証します。
旧モデルでは、肌へのダメージの少なさは満点評価でしたが、新モデルではどうなったのか。
この点も、切れ味の検証同様に実際に小島貞行さんに新・旧モデルを使い比べていただきました。
肌へのダメージの少なさという点では、新・旧で違いがありましたか?
切れ味の検証時にも触れましたが、新モデルはほぼ最小回数のストロークでキレイに剃り上がるので、その分肌へのダメージはより少なくなったといえます。
新スキンコーティング刃や新ジェルスムーサーの効果は感じられますか?
ジェルスムーサーは、かなり効果があると感じます。指で触っただけですぐ違いがわかるのですが、新モデルのほうが圧倒的にヌルッとしていて、刃が通った後の肌をよりしっかりとコーティングしてくれています。

ジェルスムーサーを触ったときのヌルヌル感の違いは、かなり明確です。
写真左が新モデル、写真右が旧モデルで、新モデルは指で触っただけで糸を引くほどヌルヌルとしています。
これにより、刃が通った後の肌をしっかり保護し、再び同じ箇所を剃るときのダメージも軽減してくれます。
検証③:耐久性をチェック

次に、耐久性について検証を行います。
本検証では、新・旧モデルそれぞれを実際に25日間使用し、新品時と使用後の刃とジェルスムーサーの状態をマイクロスコープで確認します。
モニターは、担当編集と弊社の検証機関LAB.360室長 松下和矢の2名で行いました。
まずは、マイクロスコープで撮影した結果をご覧ください。
⚫︎新品時と25日間使用後の刃とジェルスムーサーの拡大図
→スマホをお使いの場合は横スクロールで表を動かせます
撮影結果 | 刃(30倍拡大写真) | 刃(160倍拡大写真) | ジェルスムーサー | |
新モデル | 新品時 |
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25日間使用後 (モニター①) |
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25日間使用後 (モニター②) |
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旧モデル | 新品時 |
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25日間使用後 (モニター①) |
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25日間使用後 (モニター②) |
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検証の結果、25日間使用した後の刃は、新・旧どちらも目立った損傷などはないようでした。
ヒゲの性質にもよりますが、モニターに参加した2名の一般的なヒゲであれば、約1カ月使用する程度では刃が欠けたりすることはないといえそうです。
刃の耐久性は、新モデルと旧モデルで明確な違いは確認できず、同程度という結果になりました。

ただし、ジェルスムーサーの持ちに関しては明確な差がありました。
旧モデルのジェルスムーサーは、最初こそヌルヌル感があり効果を感じられましたが、5日ほどでヌルヌル感を感じられなくなり、7日目にはカサカサの状態になりました。
それに対して、新モデルのジェルスムーサーは、7日目までしっかりヌルヌル感が感じられます。
8日ほどで効果が徐々に弱まってきますが、その後もしばらく一定の効果を感じられ、17日目にしてヌルヌル感がなくなりました。
実使用試験の結果として、新モデルのジェルスムーサーのほうが圧倒的に長持ちすると感じました。
旧モデルのジェルスムーサーはすぐに効果がなくなってしまいましたが、新モデルのほうはかなり長くヌルヌル感が持続していました。
耐久性の検証でわかったことは、新モデルのジェムスムーサーの耐久性はかなり進化しているということ。
さすがに、1カ月間持つほどではありませんが、半月持つようになっただけでもかなりの進化といえます。
検証④:使用感をチェック

最後に、使用感を検証していきます。
担当編集が実際に使用して感じたことを、シェービングのプロ 小島貞行さんに質問してみました。
実は、担当編集はヒゲを剃るのが下手で、今まで結構な数のT字カミソリを使ってきましたが、高確率でケガをしていました。ですが、ジレットラボを検証してみて、ケガの回数が圧倒的に減ったのですが、なぜだと考えられますか?
なるほど。ケガが多い理由は、おそらくT字カミソリをまっすぐ動かせてないのでしょう。多くの人がまっすぐの軌道ではなく、フェイスラインに沿って円軌道で動かしています。そうすると、刃が横に滑ったり、刃が肌に密着していない状態になるので、肌を傷つけるリスクが高くなります。
そうなんですね。確かに小島さんがおっしゃるように、顔のアールに沿って剃っていました。でも、ジレットラボでケガの回数が減ったのはどうしてでしょう?
それは、ヘッドが横方向に動くようにできているからですね。仮にフェイスラインに沿って円軌道で動かしても、ヘッドが横方向に動くので、密着した状態を維持してくれます。ゆえに、ケガが減ったのではないでしょうか。また、刃と肌の密着度が高いので、少ないストロークでキレイに剃れて、刃を当てる回数が減ったからという可能性もありますね。

ジレットラボの特徴であるヘッドの3次元的な動きは、旧モデルから継承され、顔の凸凹に合わせて滑らかに動きます。
これにより、刃と肌との密着度が高く、少ない回数でキレイに剃り上げることができます。
これは、肌へのダメージの少なさにも関与するので、優れたギミックだといえます。
ちなみに、新モデルは本体のグリップ部分が増えたのですが、この点はどう思われますか?
グリップが増えるのはいいと思います。新モデルは、どこを持ったとしてもいずれかのグリップに手が引っ掛かって持ちやすくなっているといえます。また、本体の重心のバランスもよくて、うまく作られているなと感じます。

新モデルでは、ハンドルの先端部分などにグリップする溝が追加されています。
また、ハンドル中央部の溝の範囲も広がっており、どこを握ってもグリップしやすいように進化しています。
新「ジレットラボ」は文句なしのベストバイ
- ジレット Gillette Labs 角質除去バー搭載
- 最安価格: ¥4,286〜
- 切れ味
- 肌へのダメージの少なさ
- 耐久性
- 使用感
- おすすめポイント
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- 優れた切れ味
- 肌へのダメージが少ない
- 刃とジェルスムーサーの耐久性が高い
- ヘッドが3次元的に動くので顔にフィットして剃りやすい
- がっかりポイント
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- 欲をいえば、ジェルスムーサーが1カ月持つと完璧
- 内容
- 本体、替刃、カミソリスタンド
以上、リニューアルして新しくなった「ジレットラボ」のご紹介と徹底検証の結果でした。
どなたにもおすすめできるT字カミソリなので、本製品を選んでおけば間違いありません。
シェービングのことならお任せください!!