晴雨兼用の折りたたみ傘とは?
いつもカバンの中に常備しておきたいアイテムといえば、折り畳み傘です。そこでおすすめなのが、日傘にもなる晴雨兼用の折りたたみ傘。
日傘は、今やメンズも必携のアイテム。雨傘にも日傘にもなる晴雨兼用の折りたたみ傘なら、突然の雨だけでなく、猛暑の強烈な日差しをやわらげ、紫外線対策もできます。
とはいえ、重くて持ち運びが面倒、すぐ壊れそうなものは嫌ですよね。
でも最近の晴雨兼用の折りたたみ傘は、コンパクトで軽量なものや、強い雨や風にも負けない丈夫なものなど、デザインや機能性に優れた製品が数多く存在します。
しかし、いざ購入しようと思っても、さまざまなメーカーから多くの商品が発売されていて、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
雑誌『MONOQLO』がメンズ向けの晴雨兼用折りたたみ傘を比較
そこで雑誌『MONOQLO』では、メンズ向け晴雨兼用折りたたみ傘の人気製品を比較。雨はもちろん、UVカットもできるおすすめを探しました。
折りたたみ傘の選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずは折りたたみ傘の選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:タイプ
軽量タイプ
軽量タイプの折りたたみ傘は、バッグに入れっぱなしでも邪魔になりにくいのが特徴です。
手動開閉式や自動開閉式の折りたたみ傘に比べて傘本体のサイズが小さく、雨風をしのぐ力は弱くなる傾向がありますが、携帯性の高さが各段にアップ。
軽さや、かさばらなさを重視する人に向いています。
晴雨兼用タイプ
折りたたみ傘には、日傘としても使える晴雨兼用のタイプもあります。日差しが強いときに日傘をさすと、遮光の効果として体感温度が「マイナス10度」ほど涼しくなるというデータも。
晴雨兼用の折りたたみ傘なら、1本あれば雨の日も日差しの強い日にも対応できるのがおすすめポイント。
まずは晴雨兼用折りたたみ傘で、生活の中に日傘を取り入れてみてはいかがでしょうか。
選び方2:開閉方法
手動開閉式
手動開閉式タイプは、片手でハンドルを持ち、もう一方の手で傘を開く一般的な折りたたみ傘です。
シンプルでコンパクトなので価格が安いものが多く、バリエーションも豊富。好みに応じて選びやすいほか、耐風構造の製品や晴雨兼用で使える製品など、特徴的な機能を備えた傘もあります。
自動開閉式
自動開閉式タイプの折りたたみ傘は、ワンタッチで傘が開閉できるラクさが最大のメリット。荷物を持っていても開きやすいです。
一方、自動開閉用のパーツが増える分、手動開閉式に比べて重くなる傾向がある点がデメリット。なかにはバッテリー内蔵で中棒の伸縮まで電動でできるタイプもあります。
選び方3:サイズ
折りたたみ傘は、サイズも大切です。まず注目したいのは、「親骨の長さ」で、生地の縫いに沿う主要な骨の長さのこと。こちらの画像の傘で「60cm」と表されている部分です。
また、濡れにくさに関係するのは「差し渡し(実効直径)」です。開いて円形になった傘の直径部分のサイズのこと。メンズ折りたたみ傘は差し渡し(実効直径)が100cm以上の大きさが目安となっていて、120cm以上のものだと雨に濡れにくくなります。
また、折りたたんだときのサイズは傘の柄を含めた「全長25cm前後」がカバンに収納しやすいサイズです。
「なるべく大きい傘が良い」と考えている場合も、30cmを超えるとカバンに収まらない可能性があるので、しっかり確認しましょう。
サイズ選びの注意点として、コンパクトさを重視した場合に、実際に開いたときのサイズが小さくなってしまい、結果的に雨を防ぎきれないことがあります。
特に普段から荷物が多かったり、リュックなどの大きなカバンを使っていたりする場合、荷物が濡れてしまいます。また、コンパクトな折りたたみ傘の場合、傘骨が細くなっている場合もあります。
一般的に大きさと重さは比例するので、必要な大きさと重さのバランスで、折りたたみ傘を選ぶようにしましょう。
折りたたみ傘の人気商品を比較
今回は雑誌『MONOQLO』が、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる、メンズ向け晴雨兼用折りたたみ傘をピックアップ。
星野商店 商品アドバイザーの加藤芳典さんと一緒に、以下の項目でテストしました。
テスト1:濡れにくさ
人工気象室にて一定の降雨量(バケツをひっくり返したような雨)でテスト。傘を差して実際に人が立ち、肩・足元の濡れ具合や傘の内側に雨漏りがないかをチェックしました。
また、生地が雨水をはじく力が強いかどうか、傘の生地のはっ水性も調べました。
肩や足が濡れないか?
雨の中、傘を差した状態で立ち、肩や足にどのくらい雨が垂れるかを観察しました。
内側に雨がしみ出てないか?
傘の内側に水がしみてこないか、中に水滴が垂れてこないかをチェックしました。
傘の表面のはっ水性は高いか?
傘の表面で雨がどう流れるか、また雨水をどれくらいはじくかを確認しました。
テスト2:耐風性
3つの角度(①+15°/前方に傾ける、②0°/水平、③-15°/後方に傾ける)で樹木全体が揺れるほどの強い風を一定時間当て、折れや曲がり具合を確認しました。
見た目と耐久性にギャップがある製品もありました!
テストに使用したのはこちら
アースブロージャパン
ダクトクーラー300
(DTC300-D1)
アースブロージャパン「ダクトクーラー300(DTC300-D1)」は、広い空間にこもった熱を風で排熱できる、業務用冷風機。
すさまじい風圧で勢い良く空気を押し出します。
テスト3:日よけ
日よけのテストでは、遮光率と紫外線カット率を調べました。
遮光率
光源(強い光)と照度計(光の明るさを測る機械)を一定の照度になるよう配置。
両者の間に傘を入れ、照度の減衰量から遮光率(傘がどれくらいの割合で光を遮っているのか)を算出しました。
紫外線カット率
よく晴れた屋外にて、紫外線に反応して変色する「UVラベル」を傘表面と被験者の頬に貼り付け、一定時間傘を差して待機。
それぞれのUVラベルを測色し、紫外線カット率を算出しました。
なお、「UVラベル」は日油技研工業株式会社の登録商標。UVラベルは紫外線に当たるほど色が濃くなります。
テスト4:つくり
専門家が実際に傘を繰り返し開閉しながら、「持ち手」「生地」「骨」の3つのポイントを中心に検証。
素材の組み合わせや構造の工夫、扱いやすさなど、細部まで丁寧にチェックしました。
テスト5:使用感
一般モニター3名が、傘を開いたときの安定性や軽さ、閉じた時のたたみやすさや収納のしやすさなどを評価。
「買いたくなるポイントがあるか」を一般消費者の目線で追求しました。
なお、今回のテストでは「濡れやすさ」「耐風性」「つくり」を重視して評価しています。
それでは評価の高かった順に、おすすめの折りたたみ傘を紹介します。
折りたたみ傘のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、折り畳み傘のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | |||
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トップバリュ耐風骨使用 晴雨兼用傘 折りたたみ メンズ
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大雨でも体がほとんど濡れない/風をしなやかに受け流す/遮光率・紫外線カット率が高い |
60cm |
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mabuストレングスミニ AUTO EVO GOUU
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ダブルの骨で耐風性が高い構造/強風でも形が崩れない/自動開閉つき |
60cm(約) |
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ニフティカラーズピーチドロップ 65 遮光カーボン軽量ミニ
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足までカバー/撥水性も高い |
65cm(約) |
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ユニクロUVカット コンパクトアンブレラ
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軽さと使いやすさが高評価/開閉がスムーズ/コスパが高い |
55cm |
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Wpc(ワールドパーティ)IZA【LIGHT&SLIM】
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ノーストレスな使用感!/コンパクトに収納できる/扱いやすさにも配慮された設計 |
55cm(約) |
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リーベン大きい3つ折傘 60cm×8本骨【LIEBEN-0585】
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雨や風をしっかり防ぐ/遮光率・紫外線カット率が高い |
60cm |
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ファミリーマート晴雨兼用スリム傘
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遮光・紫外線カットともに見事最高評価に!/光をしっかりシャットアウト!/しっかりとしたつくり |
55cm |
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ムーンバットマジカルテック プロテクション 最軽量級晴雨兼用 Wide 61
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広げて大きく、たたむと小さい/遮光率・紫外線カット率が高い |
61cm |
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mabuACTIVE AW ミニ60
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必要な範囲をしっかり守れる!/はっ水性の高い生地! |
60cm |
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しまむら晴雨兼用折りたたみ傘(58cm・CLOSSHI PREMIUM)
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安いわりに大きめなつくり |
58cm |
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Wpc(ワールドパーティ)go-koh(ゴコウ)【遮光スーパーウィンド レジスタンス】
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使用感に優れる |
55cm |
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VENI MASEE【超大サイズ・12本骨】折りたたみ傘
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59cm |
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モンベルトラベル サンブロックアンブレラ 55
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55cm |
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ウォーターフロントZENTENKOU 折 55cm
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55cm |
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無印良品晴雨兼用 2通りにたためる折りたたみ傘
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55cm |
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セブン‐イレブン軽ブレラ 晴雨兼用 折傘55cm
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55cm |
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ダイソーTHREEPPY 晴雨兼用傘(ハンドル、IV)
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49cm |
【1位】トップバリュ「耐風骨使用 晴雨兼用傘 折りたたみ メンズ」
- トップバリュ耐風骨使用 晴雨兼用傘 折りたたみ メンズ
- 検証時価格: ¥3,580〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 大雨でも体がほとんど濡れない
- 風をしなやかに受け流す
- 遮光率・紫外線カット率が高い
- 直径
- 108cm(約、展開時)
- 長さ
- 26cm(約、折りたたみ時)
- 重量
- 284g(約)
- 親骨の長さ
- 60cm
- 親骨の数
- 8本
- 紫外線遮蔽率
- 89.6%
雨、風、太陽全てのテストで最高評価に!
濡れにくさ
大雨でも肩や足元がほとんど濡れず、防水性能は文句なし。足元までガードしました。
耐風性
風が吹いてもしなやかに受け流し、傘の形状をキープしました。
日よけ
遮光率・紫外線カット率も高く、日差しの下でも安心して使える、バランスの取れた一本でした!
大きめで骨8本と、耐風性に優れています。
閉じる際の水滴の残り具合も少なかったです。
【濡れにくさ】肩も足も全然濡れず感動! 大雨でも安心です
肩、足、傘の内側など、どこを見ても濡れが少ないのは驚き。
水がそのまま下に落ちるのではなく、骨の角度によって当たった雫が遠くに飛ぶようになっていました。
全身(正面)
大雨でもほぼ濡れていません。
肩(背面)
強めの雨を降らせた状態でも、肩にはまったく水がかかりませんでした。
傘の内側から水滴も垂れませんでした。
足(背面)
足元は少し水が跳ねた程度で、目立った濡れはなし。ズボンの裾が濡れなかったのは好印象でした。
傘のおもて
雨が傘に当たると雨粒が跳ねるように飛んでいく印象。生地のはっ水性が高いです!
傘全体でしっかり防いでくれます!
傘のうら
骨のあたりや縫い目から雨がしみることもなく、内側は最後まで濡れませんでした。
【耐風性】
風にあおられますが頑丈です。
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:96.5%
【ここが惜しい】収納ケースは先端が細くしまいにくく感じる
袋は先端のほうがやや細めで、傘をしまうときに少し手間取るとの声も。無理やり押し込んでいる感じです。
ただし、ボタンではなく面ファスナーで留めやすく、工夫が見られました。
【2位】mabu「ストレングスミニ AUTO EVO GOUU」
- mabuストレングスミニ AUTO EVO GOUU
- 実勢価格: ¥5,390〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- ダブルの骨で耐風性が高い構造
- 強風でも形が崩れない
- 自動開閉つき
- 親骨の長さ
- 60cm(約)
- 型番
- SMV-42491
【濡れにくさ】
水ハネなし! 少し雨漏れしました。
【耐風性】台風並みの強風でも裏返らずに安定!
強風下でも驚くほど安定していました。骨組みがぐらついたり、傘全体がよれたりする心配はほぼありません。
しっかりと張られた生地が風を受け止め、裏返りにくいので、強い風の日も安心して使えます。
骨は全く曲がっていない
強風下でも骨は全く曲がらず、傘の形状も崩れませんでした。
【日よけ】
- 遮光率:99.9%
- 紫外線カット率:97.5%
【つくり】自動開閉つき! 長持ちしやすいつくり
骨がダブルになっており、耐風性の高い構造です。
また、自動開閉ができ、閉じているときに誤って開かないような構造になっているなど、細かな工夫が光る一本です。
つくりの完成度が高い印象です。
生地
コーティングがしっかりしており、生地自体のハリもばっちり。縫製もていねいです。
骨
骨の一部に2本構造を採用しており、耐久性を向上させています。
持ち手
グリップは浅すぎず、手になじむ形状。中央には自動開閉ボタンが搭載されています!
【3位】ニフティカラーズ「ピーチドロップ 65 遮光カーボン軽量ミニ」
- ニフティカラーズピーチドロップ 65 遮光カーボン軽量ミニ
- 実勢価格: ¥3,652〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 足までカバー
- 撥水性も高い
- 親骨の長さ
- 65cm(約)
- 型番
- 5198GY
【濡れにくさ】
足までカバーしました。はっ水も優秀です!
【耐風性】
風を真正面から受け止めました!
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:97.4%
【4位】ユニクロ「UVカット コンパクトアンブレラ」
- ユニクロUVカット コンパクトアンブレラ
- 検証時価格: ¥1,990〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 軽さと使いやすさが高評価
- 開閉がスムーズ
- コスパが高い
- がっかりポイント
-
- 光が少し透けてしまった
- 直径(使用時)
- 94cm
- 長さ(使用時)
- 59cm
- 長さ(折りたたみ時)
- 29.5cm
- 幅(折りたたみ時)
- 6cm
- 重量
- 341g
- 親骨の長さ
- 55cm
【濡れにくさ】
雨漏りゼロで肩も守りました。
大雨でも足元が少し濡れた程度で許容範囲です。
【耐風性】軽いのに強風に耐えられる!
軽量ながら風で大きく崩れることはなく、安定感も十分。日常の風ならしっかり受け流してくれる頼もしさです!
【使用感】不器用さんでもキレイにたためる
折り目がつきやすいのでキレイにたためると高評価!
収納袋をストラップで接続できるので紛失しにくいです。
持ち手は滑らかで、ものすごく握りやすいです。
【ここが惜しい】日傘として満点ではない
- 遮光率:98.0%
- 紫外線カット率:95.4%
光を当てたときに内側がやや明るく、◎評価にとどまりました。
他製品は遮光率100.0%のものが多かったことを踏まえると、あと一歩でした!
【4位】Wpc(ワールドパーティ)「IZA【LIGHT&SLIM】」
- Wpc(ワールドパーティ)IZA【LIGHT&SLIM】
- 実勢価格: ¥3,682〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- ノーストレスな使用感!
- コンパクトに収納できる
- 扱いやすさにも配慮された設計
- 親骨の長さ
- 55cm(約)
- 型番
- 5198GY
毎日持ち歩いても苦にならないほど軽く、買いたくなります。
【濡れにくさ】
足元と背中が少し濡れました。
【耐風性】
見た目は不安定。骨に損傷はありませんでした。
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:97.4%
【使用感】軽くて細いから収納がノーストレス!
生地が分厚すぎないので、細くきれいにたためます。
カバンに入れても、水が染みにくい袋になっているのがうれしいと好評でした。
袋まで安っぽくない!
袋のサイズに余裕があり、チャックも開け閉めしやすく、使ったあとでもサッとしまえるのが便利です!
軽くて細く、持ったときにグラグラしないのもいい!
チャックが大きく収納がラクちん
チャックが大きめで出し入れが簡単。たたみ方にこだわらなくても収まりがよいです。
軽くて広げた時に安定感がある
広げるとしっかりとした大きさがあり、軽さとのギャップに驚くほどでした。
【6位】リーベン「大きい3つ折傘 60cm×8本骨【LIEBEN-0585】」
- リーベン大きい3つ折傘 60cm×8本骨【LIEBEN-0585】
- 実勢価格: ¥2,990〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 雨や風をしっかり防ぐ
- 遮光率・紫外線カット率が高い
- がっかりポイント
-
- 収納時に骨を折りたたむ必要がある
- 親骨の長さ
- 60cm
- 型番
- LIEBEN-0585
【濡れにくさ】
全く濡れず雨漏れもありませんでした。
【耐風性】
しなりはありますが、大きな崩れはありませんでした。
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:96.7%
【7位】ファミリーマート「晴雨兼用スリム傘」
- ファミリーマート晴雨兼用スリム傘
- 検証時価格: ¥2,215〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 遮光・紫外線カットともに見事最高評価に!
- 光をしっかりシャットアウト!
- しっかりとしたつくり
- がっかりポイント
-
- 雨が跳ね返って濡れやすい
- 親骨の長さ
- 55cm
- 重量
- 195g
【濡れにくさ】
足元は濡れました。
【耐風性】
普通に使えますがややあおられます。
【日よけ】日差しも紫外線も全カット。猛暑の日も心強い!
遮光率は100%、紫外線カット率も今回テストした中では最高値と、非常に優秀でした。
実際にテストしたときも傘の下はしっかり暗く、眩しさを感じません。
日光からも紫外線からも肌をしっかり守ってくれるので、日傘としても大活躍してくれる一本です。
遮光率
- 遮光率:100.0%
光を当てても内側がまったく明るくなりませんでした。
見た目はコンパクトながら、生地の内側のコーティングがしっかりしており、強い日差しもちゃんと光を遮ってくれます。
遮光率はなんと100.0%となりました!
紫外線カット率
- 紫外線カット率:97.8%
折りたたみ傘の表面と傘を持っている人の頬に、紫外線で色が変わるシール(UVラベル)を貼って紫外線をどの程度カットできたのかをチェック。
その結果、高い紫外線カット率を発揮しました。
【8位】ムーンバット「マジカルテック プロテクション 最軽量級晴雨兼用 ワイド61cm」
- ムーンバットマジカルテック プロテクション 最軽量級晴雨兼用 Wide 61
- 実勢価格: ¥5,280〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 広げて大きく、たたむと小さい
- 遮光率・紫外線カット率が高い
- がっかりポイント
-
- 強烈な雨では雨漏りが気になる
- 親骨の長さ
- 61cm
- 重量
- 154g
- 型番
- 31-230-30211-43-15-61
【濡れにくさ】
水きれは微妙ですが、濡れにくいです。
【耐風性】
揺れやすいですが、なんとか保ちました!
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:96.7%
【9位】mabu「ACTIVE AW ミニ60」
- mabuACTIVE AW ミニ60
- 実勢価格: ¥4,400〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 必要な範囲をしっかり守れる!
- はっ水性の高い生地!
- 親骨の長さ
- 60cm
- 重量
- 178g
- 型番
- SMV-42193
【濡れにくさ】足元が少し濡れたけどほとんど気にならない
大雨の中で使っても、全体的に雨粒を防げている印象。足元は少しだけ水がはねてしまいましたが、ズボンの裾が濡れてしまうほどではありません。
普段の雨の日ならば十分活躍してくれる傘です。
全身(正面)
必要な範囲をしっかり守れます!
足(背面)
ふくらはぎに少しだけ水が……。
傘のおもて
縫い目まわりには少し雨粒が残りましたが使っていて気になるほどではありません。
傘のうら
テストの終盤には、傘の中心部分から雨水が少量漏れてきてしまいました。
【耐風性】
かなりあおられますが、骨は無事でした。
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:97.6%
【10位】しまむら「晴雨兼用折りたたみ傘(58cm・CLOSSHI PREMIUM)」
- しまむら晴雨兼用折りたたみ傘(58cm・CLOSSHI PREMIUM)
- 検証時価格: ¥1,969〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 安いわりに大きめなつくり
- 親骨の長さ
- 58cm
【濡れにくさ】
内側はさらさら。足元は注意が必要です。
【耐風性】
かなりしなりますが、まずまずの強さです。
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:89.6%
【11位】Wpc(ワールドパーティ)「go-koh(ゴコウ)【遮光スーパーウィンド レジスタンス】」
- Wpc(ワールドパーティ)go-koh(ゴコウ)【遮光スーパーウィンド レジスタンス】
- 実勢価格: ¥4,000〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 使用感に優れる
- 親骨の長さ
- 55cm
- 型番
- GO004-900-102
【濡れにくさ】
ふくらはぎが濡れてしまいました。
【耐風性】風にはやや弱い? 骨が少し曲がったものの使用は可能
強風を受けて一時的に傘が大きくゆがんでしまい、雨をしのぐのはやや厳しめ。
しかし、使用不可になるくらい骨が曲がったり折れたりはしません。普段使いなら許容範囲といえる製品でした。
左側の骨が少しゆがみました。
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:96.6%
【12位】VENI MASEE「【超大サイズ・12本骨】折りたたみ傘」
- VENI MASEE【超大サイズ・12本骨】折りたたみ傘
- 実勢価格: ¥2,899〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- 親骨の長さ
- 59cm
- 型番
- VMS17
【濡れにくさ】
足元までほぼ濡れませんでした。
【耐風性】
傘は裏返りましたが骨は無傷でした。
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:97.6%
【使用感】とても重たくてケースにしまいにくい
12本骨構造のせいか、とても重たいです。
生地に厚みがあり、たたんだときにかさばるのも使いづらいとの声があがりました。
とにかく入れづらい
自動開閉タイプなのは便利ですが、生地の厚みとサイズ感からか、袋に入れるのがひと苦労です。
傘を縮めるときに、かなりの力が必要なのが難点です。
【13位】モンベル「トラベル サンブロックアンブレラ 55」
- モンベルトラベル サンブロックアンブレラ 55
- 実勢価格: ¥7,299〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- 親骨の長さ
- 55cm
- 型番
- 1128560
【濡れにくさ】
足裏と肩がかなり濡れました。
【耐風性】
細くて軽いのに風に強かったです!
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:97.4%
【14位】ウォーターフロント「ZENTENKOU 折 55cm」
- ウォーターフロントZENTENKOU 折 55cm
- 実勢価格: ¥2,749〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- 親骨の長さ
- 55cm
【濡れにくさ】
足元がわずかに水ハネしただけでした。
【耐風性】強風では傘が裏返り、骨も曲がった……
骨が折れないようにするために、あえてやわらかい樹脂素材を配合した骨を採用しており、実際のテストでも強風で折れることはありませんでしたが、完全に曲がりました。
風を浴びている間も傘の形状を保てませんでした。
完全に曲がった
樹脂を配合した骨を使用しており、強風で折れにくいものの、曲がりやすかったです。
【日よけ】
- 遮光率:100.0%
- 紫外線カット率:95.5%
【15位】無印良品「晴雨兼用 2通りにたためる折りたたみ傘」
- 無印良品晴雨兼用 2通りにたためる折りたたみ傘
- 実勢価格: ¥2,990〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- 親骨の長さ
- 55cm
- 重量
- 186g
【濡れにくさ】
雨漏りせず、足が濡れただけでした。
【耐風性】裏返ってもちゃんと元通り! しなやかさと耐久性を両立
風を受けている間は傘の形がひしゃげてしまうことから、最高評価の傘に比べると雨風を浴びやすいかもしれません。
しかし、骨の歪みや曲がりはなかったので、日常的な使用においては十分な耐久力です。
【日よけ】
- 遮光率:96.2%
- 紫外線カット率:96.3%
【つくり】持ちやすいけれど、構造上の弱点が……
生地のコーティングの弱さや骨の構造について、プロから指摘がありました。
一方で、縫製はきれいで、持ち手は浅すぎず軽量なのにしっかり握れる形状でした。軽さを重視したつくりです。
2通りにたためるのが新しいですね。
生地
軽量化のためか全体的に薄く、生地のコーティングが弱い印象です。
骨
ひっくり返ってしまったときに、元に戻りにくい構造との指摘がありました。
持ち手
極端に細くないグリップで、手にしっかりフィット。持ちやすさは良好です。
【16位】セブン‐イレブン「軽ブレラ 晴雨兼用 折傘55cm」
- セブン‐イレブン軽ブレラ 晴雨兼用 折傘55cm
- 検証時価格: ¥1,691〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- 親骨の長さ
- 55cm
【濡れにくさ】肩まで濡れて傘の内側には雨漏りが……
足元だけでなく肩にも水が垂れてしまい、傘の内側にも雨が入り込む場面が見られました。
突然の大雨に対処するにはあまり現実的ではないかもしれません。
全身(正面)
肩も足も濡れてしまいました。
肩(背面)
傘を差していても肩が濡れていました。とくに右肩に水が当たる場面がはっきりと確認できました。
足(背面)
足にも水が垂れ、ズボンの裾がびしょ濡れに。足元にも水が当たりふくらはぎまで濡れました。
大雨の日に使うには少し心許ないです。
傘のおもて
傘の上部に雨が溜まっています。
雨が当たったあと、水がすぐには流れず、傘の表面にとどまりやすい生地でした。
傘のうら
傘の内側にも水滴が見えます。
骨の付け根あたりに水滴がつき、そこから顔や首元に水がどんどん落ちてきました。
【耐風性】
裏返りますが、風をいなします。
【日よけ】
- 遮光率:96.3%
- 紫外線カット率:97.7%
【17位】ダイソー「THREEPPY 晴雨兼用傘(ハンドル、IV)」
- ダイソーTHREEPPY 晴雨兼用傘(ハンドル、IV)
- 検証時価格: ¥770〜
- 濡れにくさ
- 耐風性
- 日よけ
- つくり
- 使用感
- 親骨の長さ
- 49cm
- 重量
- 223g
【濡れにくさ】肩は守ってくれるが足元はかなり濡れた
傘の生地のはっ水性が高く、雨粒を玉のように遠くにはじくことで雨をガードしていました。
一方で、ズボンの裾が濡れたり、傘の内側から雨漏れしてお腹あたりが濡れたりする場面も。大雨の日の使用はおすすめできません。
全身(正面)
大雨ならこれくらい濡れるのは仕方ないのかもしれません。
足(側面)
右足の側面が結構濡れました。
傘のおもて
はっ水性は悪くありません。
全体的には雨がしっかり流れましたが、縫い目のあたりに水滴が少し残りました。
傘のうら
テスト開始から1分20秒ほどで、傘の天井部分から大粒の水滴が漏れてきました。
長時間の大雨は耐えられません。
【耐風性】
折れはしませんが、しなりやすいです。
【日よけ】紫外線はカットできたが太陽の光は防げず……
紫外線カット率は優秀ですが、遮光率の評価はまずまずの結果に。日差しが強い日には多少のまぶしさを感じることがあります。
日傘メインとして使うには少し物足りないですが、主に雨傘として使用するので日よけはおまけ程度でよいという人には問題ありません。
遮光率
- 遮光率:86.2%
光を当てると傘の内側がうっすら明るくなり、完全に遮れるほどではありませんでした。多少のまぶしさは気になるレベルです。
生地のコーティングがやや足りない印象があり、強い日差しの日には少し物足りなさを感じるかもしれません。
紫外線カット率
- 紫外線カット率:97.5%
紫外線カット率は97.5%と、降り注ぐ紫外線のほとんどをカットできる十分な結果になりました。
紫外線をしっかりと遮断し、デリケートな肌へのダメージをきちんと防いでくれるという安心感があります。
折りたたみ傘のおすすめ まとめ
以上、折りたたみ傘のおすすめランキングでした。
最後に、各テストを総評します!
【濡れにくさ】ズブ濡れになった傘はありませんでした!
テストの結果、3.65点以上の11本は濡れにくく快適に使えることがわかりました!
特に高評価だったのは、トップバリュ「耐風骨使用 晴雨兼用傘 折りたたみ メンズ」、ニフティカラーズ「ピーチドロップ 65 遮光カーボン軽量ミニ」、リーベン「大きい3つ折傘 60cm×8本骨【LIEBEN-0585】」の3本。
いずれも体がしっかりと覆われる安心感があり、生地のはっ水性も高く、雨粒が玉のように遠くに飛んでいくのが印象的でした。
一方で、はっ水性の低い傘は、雨が真下にしたたり落ち、肩や足元に垂れて濡れやすかったです。
実際の「濡れにくさ」はサイズだけではなく、構造の違いが大きく影響していました。
過去のテストと比べると、とても優秀な結果でした!
【テスト報告書】傘生地のはっ水性によって雨の濡れやすさに差が出た!
はっ水性の高い傘だと、雨粒が遠くに飛んでいきました。
一方で、はっ水性の低い傘では、雨粒が真下に落ちてしまい肩に当たりやすかったです。
“濡れにくさ”の差は、こうした構造の違いから読み取れました。
【耐風性】強風に耐え切った風に強い傘が多数!
耐風性の高い製品を多く発見できた中で、とくに印象的だったのはmabu「ストレングスミニ AUTO EVO GOUU」とモンベル「トラベル サンブロックアンブレラ 55」です。
折れず曲がらず、形も変わりにくいので強風雨のときでもしっかりガードしてくれます。
一方、骨が多い製品や「風に強い」とうたっている製品でも、形が崩れることがありました。
これは見た目やスペックだけでは、強さを判断できないということ。骨の本数や太さに加え、「風の圧を逃がせる構造」であることも大事なのだとわかりました。
見た目と耐久性にギャップがある製品もありました!
【テスト報告書】軽い傘が必ずしも弱いとは限らない! 風の力を巧みに受け流した傘があった
モンベル
トラベル サンブロックアンブレラ 55
重さ:約155g(傘のみ・実測値)
テストを通して、風をうまく逃す構造なのかどうかで風への強さが変わることがわかりました。
とくにモンベル「トラベル サンブロックアンブレラ 55」は、約155gという軽さにも関わらず、風を上手にいなすことができ、耐風性が非常に高かったです。
軽い傘は壊れやすい印象があったので、軽くても風に強い傘があるのは驚きました!
風をうまくいなしています。
そこまで力を使わずに支えられました。
【日よけ・つくり】傘の全体的なレベルが底上げされていました
遮光性のテストでは、内側に光がまったく透けなかった製品が多く、12製品が100%を記録。遮光性の高さは数値・目視ともに明らかでした。
紫外線カット率も高水準で、「どれを選んでもある程度は安心」と言える結果になりました。
「つくり」のテストでも、大きな不具合はほとんど見られず、開閉のしやすさや骨の丈夫さなど、総じて及第点以上の傘が多い印象でした。
今回は全体的にレベルが高い、「はずれなし」のラインナップだったと言えます。
【コラム】色違いの傘でも日よけ性能はほぼ同じでした
黒色
- 遮光率:98.0%
- 紫外線カット率:95.4%
白色
- 遮光率:98.3%
- 紫外線カット率:97.9%
色違いだと日よけ効果に違いが出るのか、ユニクロの傘で比べてみたところ、遮光率も紫外線カット率も、ほぼ同じ結果に。
日よけ対策としては、色にこだわらなくてOKです!
【テスト報告書】丈夫な仕様の生地を発見!
「生地」で最高評価を獲得したのは、クロス状に織られた生地を採用している傘です。
万が一穴が開いても、そこから生地が破れにくいという特徴があります。
【まとめ】今どきの折りたたみ傘は想像以上に優秀でした!
今回テストした傘は、ちょっとした雨や日差しなら十分対応できる性能のものばかり。ただし、台風レベルの風とバケツをひっくり返したような雨への強さは、製品によって大きく差が出ました。
そんな中、トップバリュ「耐風骨使用 晴雨兼用傘 折りたたみ メンズ」はどんな天候のテストでも高得点を獲得。傘選びに迷ったらまず手に取ってほしい完成度の高さでした。
A+評価の3製品の中で、唯一3000円台とお手頃価格なのもうれしいポイントです。
さらにコスパが高いのはユニクロ「UVカット コンパクトアンブレラ」で、収納のしやすさや軽さ、風への強さがバランスよく、売り切れる前に買ってほしい優秀な一本でした。
一方で、値段のわりに低評価の傘や大きいのに濡れやすい傘など、価格やスペックだけでは判断できない傘もチラホラありました。
今回は2025年に発売した傘を中心にテストしましたが、コンビニ傘や1000円台の傘も含めて「どれも優秀」でした。
どの傘にも評価項目ごとに得意・不得意がありますが、◎以上の評価の場合は、日常で使うぶんにはストレスなく使えると考えてOKです。
ぜひ、本ランキングを製品選びの参考にしてみてください。
折りたたみ傘のおすすめ
トップバリュ
耐風骨使用 晴雨兼用傘
折りたたみ メンズ
ユニクロ
UVカット
コンパクトアンブレラ
Wpc(ワールドパーティ)
IZA
【LIGHT&SLIM】
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