家電おすすめ人気メーカーのロボット掃除機を集めて比較!

人気メーカーのロボット掃除機を集めて比較! ロボット掃除機おすすめ イメージ

ロボット掃除機の世界シェアが大きく変動しました。2024年、中国メーカー・ロボロック(※)が出荷台数シェア16%で初の1位に。これまでトップだったアイロボット(iRobot/ルンバ)は13.7%で2位に後退しました。

さらに、3位エコバックス、4位シャオミ、5位ドリーミーと、上位5社中4社が中国メーカーという状況に(IDC調べ)。

そんななか、巻き返しを図るアイロボットはルンバを全面刷新!

そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部が、機能と価格のバランスに優れた“ミドルクラス”に注目。10万円前後を中心に、ルンバを含む人気メーカーのモデル6製品を集めて、徹底比較しました。

※ロボロックは、今回の検証対象には含まれていませんが、新製品が登場次第、随時テスト・比較を行う予定です!

家電おすすめロボット掃除機の比較方法選び方

吸引性能

吸引性能 ロボット掃除機おすすめ イメージ

フローリング、タイルカーペット、クッションフロアの3カ所にまいたゴミの吸引率から評価しました。

立ち回り性能

立ち回り性能 ロボット掃除機おすすめ イメージ

おもちゃや衣服などの障害物回避性能に加え、段差の乗り越え性能をチェックしました。

メンテナンス性能

メンテナンス性能 ロボット掃除機おすすめ イメージ

給水・汚水捨てのほか、定期的に必要となるお手入れのしやすさをチェックして評価しました。

設置性

設置性 ロボット掃除機おすすめ イメージ

設置時の体積を算出し、設置時の空間占有率をチェックしました。省スペースな製品ほど高評価に!

水拭き性能

指定エリアを壁際までムラなく水拭きできているか、固着した汚れが落とせるかをチェックしました。

アプリ性能

清掃モードの種類や部屋のマッピング精度、アプリ自体の使い勝手を確認して判定しました。

静音性

清掃中の本体動作音、ドック(※)の自動ゴミ収集音を測定。騒音値が低いほど高評価です。

※ロボット掃除機が充電する場所は製品により名称が異なりますが、本記事では「ドック」と呼称します。

使用感

検証を通した各製品の総合的な使用感を、担当の石川・下田が主観を交えて評価しました。

家電おすすめロボット掃除機のおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、ロボット掃除機のおすすめランキングです。格安機も含めたランキングも下に続くので参考にしてみてください。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 おすすめポイント
A+評価
エコバックスDEEBOT T50 PRO OMNI
ロボット掃除機おすすめ エコバックス DEEBOT T50 PRO OMNI イメージ
4.26
マッピングの精度がいい/メンテナンスが簡単
3.70 5.00 4.00 2.50 2.80 4.10 5.00 4.30 4.00 5.00 4.50 5.00 4.80 4.50 5.00 4.00 5.00 3.90
352.7mm(本体)、350mm(ドックステーション)
351.6mm(本体)、533mm(ドックステーション)
81mm(本体)、477mm(ドックステーション)
3.7kg(約、本体)、7.6kg(約、ドックステーション)
A評価
シャオミX20 Max
ロボット掃除機おすすめ シャオミ X20 Max イメージ
4.05
吸引・水拭き性能が高い/障害物検知も良好
4.70 4.50 3.00 4.50 4.30 4.30 4.00 3.70 3.00 5.00 4.50 4.50 3.30 4.00 4.00 2.40 5.00 4.00
350mm(本体)、420mm(ドックステーション)
350mm(本体)、340mm(ドックステーション)
97mm(本体)、563mm(約、ドックステーション)
3.9kg(約、本体)、8.6kg(約、ドックステーション)
A評価
アイロボットRoomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション
ロボット掃除機おすすめ アイロボット Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション イメージ
3.88
障害物の検知が優秀/端までしっかりと水拭きできる
3.80 4.00 2.00 4.50 4.30 4.75 5.00 2.70 2.00 4.00 4.00 3.00 3.50 4.50 4.50 3.90 4.00 4.15
351mm(本体)、344mm(充電ステーション)
357mm(本体)、450mm(充電ステーション)
104mm(本体)、470mm(充電ステーション)
4.3kg(約、本体)、6.3kg(約、充電ステーション)
A評価
ナーワルNarwal Freo Pro
ロボット掃除機おすすめ ナーワル Narwal Freo Pro イメージ
3.79
ドックを含めた本体がコンパクト!/使用時の音が全体的に静か
4.00 4.00 1.00 4.00 4.00 3.50 4.00 4.00 5.00 5.00 4.00 4.00 3.50 3.00 4.00 4.00 5.00 3.15
350mm(本体)、415mm(ベースステーション)
350mm(本体)、370mm(ベースステーション)
107mm(本体)、434mm(ベースステーション)
4.2kg(約、本体)
A評価
アンカーEufy Robot Vacuum Omni C20
ロボット掃除機おすすめ アンカー Eufy Robot Vacuum Omni C20 イメージ
3.77
掃除中の動作音が小さめ/アプリも文字が大きく扱いやすい
4.20 3.50 4.00 3.00 3.20 3.65 4.00 4.30 3.00 4.00 3.50 3.50 4.80 4.00 4.50 3.50 5.00 3.00
328mm(本体)、330mm(ステーション)
334mm(本体)、289mm(ステーション)
85mm(本体)、460mm(ステーション)
3.3kg(約、本体)
A評価
アイロボットRoomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
ロボット掃除機おすすめ アイロボット Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション イメージ
3.69
吸引・水拭き性能はよい
4.00 5.00 3.00 4.00 3.80 3.75 4.00 2.70 2.00 3.50 3.50 3.00 3.50 5.00 4.50 3.90 4.00 3.40
357mm(本体)、450mm(充電ステーション)
351mm(本体)、315mm(充電ステーション)
106mm(本体)、472mm(充電ステーション)
4.1kg(約、本体)

A+評価【1位】エコバックス「DEEBOT T50 PRO OMNI」

  • エコバックスDEEBOT T50 PRO OMNI
  • 実勢価格: ¥159,800

総合評価: 4.26

 
フローリング
 3.70
カーペット
 5.00
クッションフロア
 4.00
水拭き性能(濡れ範囲)
 2.50
水拭き性能(汚れ取り)
 2.80
障害物回避
 4.10
段差
 5.00
静音性(本体)
 4.30
静音性(ドック)
 4.00
アプリ(清掃)
 5.00
アプリ(マップ)
 4.50
アプリ(その他)
 5.00
アプリ(使い勝手)
 4.80
集塵ゴミ
 4.50
水拭き
 5.00
定期メンテナンス
 4.00
設置性
 5.00
使用感
 3.90

メンテナンスやアプリなど掃除以外の完成度もハイレベル!

ロボット掃除機のおすすめランキング1位・ベストバイに輝いたのは、A+評価のエコバックス(ECOVACS)「DEEBOT T50 PRO OMNI」です。

吸引テストでは、カーペットやクッションフロアで6製品中トップの成績を記録。

清掃モードが豊富で、部屋のマッピング精度も高く、カーペットの認識やワゴン下など低い場所への侵入設定も可能と、部屋に合わせた柔軟な清掃が行えます。

さらに、ドックの自動化機能によりメンテナンスも簡単。定期的な手入れのしやすさも好印象です。

一方で、水拭き性能はあと一歩。拭きムラが目立ち、きちんと拭けていない部分があったため、評価をやや落としました。

とはいえ、水拭きを重視しない方にとっては、吸引性能や使い勝手に優れた理想的な一台です。

おすすめポイント
  1. マッピングの精度がいい
  2. メンテナンスが簡単
がっかりポイント
  1. 水拭き性能はイマイチ
352.7mm(本体)、350mm(ドックステーション)
奥行
351.6mm(本体)、533mm(ドックステーション)
高さ
81mm(本体)、477mm(ドックステーション)
重量
3.7kg(約、本体)、7.6kg(約、ドックステーション)
型番
DEEBOT T50 PRO OMNI

使用したアプリ

使用したアプリ ロボット掃除機おすすめ イメージ

Robotics for ALL
ECOVACS HOME

<ベストの決め手>【メンテナンス性能】定期的なお手入れが苦にならない!

ドックにはゴミ収集やモップ洗浄といった自動化機能が備わっていますが、定期的なメンテナンスは依然として必要です。

その点、老舗メーカーのエコバックスはさすがの使いやすさ。本体のダストボックスは奥まで掃除しやすく、モップはマジックテープ式で着脱が簡単。さらに、水タンクも洗いやすく、細かな手入れもスムーズに行えます。

石川泰紀
家電批評 編集部員
石川泰紀 のコメント

ドックの前面カバーは誰でも簡単に外せるのもよかったです。

下田
家電批評編集部
下田 のコメント

本体のダストボックスは複雑ではないので、水洗いしやすいです。

取り外しやすく水洗いしやすい!
取り外しやすく水洗いしやすい! ロボット掃除機おすすめ イメージ

本体のダストボックスは、上蓋を外すだけで簡単に取り出せます。水洗いもしやすく、日常のお手入れが煩わしくありません。

給水タンク
給水タンク ロボット掃除機おすすめ イメージ

タンクは持ち上げて水を入れ替えるだけと、とても簡単!

ごみ収集ドック
ごみ収集ドック ロボット掃除機おすすめ イメージ

前面カバーが開く構造で、紙パックの交換がしやすいのもポイントです。

モップ
モップ ロボット掃除機おすすめ イメージ

剥がすだけで、簡単に着脱できます。

【吸引性能】コーヒー粉はやや残るも紙片や毛髪はきっちりと吸引!

フローリングではわずかにコーヒー粉が残ったものの、タイルカーペットやクッションフロアでは高い吸引力を発揮。

特にタイルカーペットでは紙片も毛髪も100%吸引し、実用面でもトップクラスの性能を示しました。

タイルカーペット:吸引率100%
タイルカーペット:吸引率100% ロボット掃除機おすすめ イメージ

紙片・毛髪は完璧に吸引しました。

フローリング:吸引率99.4%
フローリング:吸引率99.4% ロボット掃除機おすすめ イメージ

細かすぎる粉はやや吸引力弱めです。

クッションフロア:吸引率98.1%
クッションフロア:吸引率98.1% ロボット掃除機おすすめ イメージ

小さい砂もほぼ残しません。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

比重の大きい砂のようなゴミも、しっかり吸引してくれそうです。

【アプリ性能】マップ精度が抜群。柔軟な清掃設定で部屋に合った設定可能です

【アプリ性能】マップ精度が抜群。柔軟な清掃設定で部屋に合った設定可能です ロボット掃除機おすすめ イメージ
マップ精度
マップ精度 ロボット掃除機おすすめ イメージ

マッピングは、部屋の間取りもほぼ正確に再現。物や柱など侵入できないエリアは斜線が入り、わかりやすいです。

また、マップを分割する際は分割線が部屋の端にフィットして操作しやすいのも◎です。

清掃機能
清掃機能 ロボット掃除機おすすめ イメージ

吸引力は4段階、水拭きは水量を細かく調節できます。

ほかにも、前方カメラを使ったライブストリーミング機能で子どもやペット、介護の見守り用途にも活用できます。

【静音性】最弱モードでの掃除なら日常会話くらい静か!

【静音性】最弱モードでの掃除なら日常会話くらい静か! ロボット掃除機おすすめ イメージ

最弱モードでは他製品と比べて吸引力はやや控えめですが、動作音は約60dBと日常会話レベルの静かさ。自宅で作業中でも、掃除の音が気になりにくいのが魅力です。

さらに、ドックの吸引音も約70dBと静か。平均で約80dB前後の製品が多い中で、エコバックス「DEEBOT T50 PRO OMNI」は静音性に優れたモデルといえます。

【改善に期待!】水拭き性能はあまり期待できない……

before
before ロボット掃除機おすすめ イメージ
after
after ロボット掃除機おすすめ イメージ

エコバックスといえば、雑誌『家電批評』のこれまでの検証では水拭き性能の高さが強みでした。

しかし今回テストした「DEEBOT T50 PRO OMNI」では、全体的に拭きムラが目立ち、足跡汚れも他製品に比べてあまり落とせていませんでした。

【短評】

最大の特長はアプリ連携機能の多さ。前面カメラを使ったライブストリーミングなど、掃除以外の付加機能も欲しい人におすすめです!

▼エコバックス「DEEBOT T50 PRO OMNI」の購入はこちら

A評価【2位】シャオミ「X20 Max」

  • シャオミX20 Max
  • 実勢価格: ¥74,800

総合評価: 4.05

 
フローリング
 4.70
カーペット
 4.50
クッションフロア
 3.00
水拭き性能(濡れ範囲)
 4.50
水拭き性能(汚れ取り)
 4.30
障害物回避
 4.30
段差
 4.00
静音性(本体)
 3.70
静音性(ドック)
 3.00
アプリ(清掃)
 5.00
アプリ(マップ)
 4.50
アプリ(その他)
 4.50
アプリ(使い勝手)
 3.30
集塵ゴミ
 4.00
水拭き
 4.00
定期メンテナンス
 2.40
設置性
 5.00
使用感
 4.00

抜群の掃除性能!弱点はあれどコスパ最強!

同じくベストバイでロボット掃除機のおすすめランキング2位は、A評価のシャオミ(Xiaomi)「X20 Max」です。

7万円台(検証時)ながら価格以上に優れた基本性能を見せました。

前面カメラ非搭載の製品は電源コードなどの障害物にぶつかりがちですが、シャオミ「X20 Max」はセンサーが感知しないおもちゃこそ散らしたものの、他はしっかり認識して回避しました。

定期メンテナンスに面倒な点もありますが、比較的安価でかつ、性能のよいロボット掃除機を導入したい人にうってつけの一台です。

おすすめポイント
  1. 吸引・水拭き性能が高い
  2. 障害物検知も良好
がっかりポイント
  1. 本体のゴミのお手入れがしにくい
  2. コンセントが海外仕様で別途変換が必要
350mm(本体)、420mm(ドックステーション)
奥行
350mm(本体)、340mm(ドックステーション)
高さ
97mm(本体)、563mm(約、ドックステーション)
重量
3.9kg(約、本体)、8.6kg(約、ドックステーション)
型番
BHR9219JP
石川泰紀
家電批評 編集部員
石川泰紀 のコメント

ドックのコンセントが3ピンタイプ(接地端子付き)なので、変換器や電源タップを別途購入しないといけない点は少し手間です。

使用したアプリ

使用したアプリ ロボット掃除機おすすめ イメージ

Beijing Xiaomi Co., Ltd
米家

【吸引性能】

コーヒー粉をほとんど残さず!
コーヒー粉をほとんど残さず! ロボット掃除機おすすめ イメージ

クッションフロアの吸引力は及第点も、日本の家庭に多いフローリングの吸引力は抜群です。

最弱モードでも他製品の最強モードに匹敵する吸引性能を見せました。

【水拭き性能】

before
before ロボット掃除機おすすめ イメージ
after
after ロボット掃除機おすすめ イメージ

水拭き性能はアイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」と6製品中同率1位で優秀です。

2つの円形モップのうち、右側は可動するつくりになっていて、壁に近い位置では壁際までグッと移動。キワの部分まで、しっかりと床を水拭きしてくれます。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

水拭き後に床を触ってみたところ、ビショビショにならず、程よい濡れ具合でした。

【立ち回り性能】

電源コード
電源コード ロボット掃除機おすすめ イメージ
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ ロボット掃除機おすすめ イメージ

電源コードやぬいぐるみはしっかり認識して回避しました。

また、ワゴン下は半分までしか掃除できない製品もある中、奥まで潜って掃除していました。

【改善に期待!】ダストボックスが外しにくい

【改善に期待!】ダストボックスが外しにくい ロボット掃除機おすすめ イメージ

自動ゴミ収集機能があるものの、本体にゴミが残っていました。またフタが固く、ゴミを撒き散らす可能性が……。

シャオミ「X20 Max」

フタが固くゴミが散りやすい

シャオミ「X20 Max」 ロボット掃除機おすすめ イメージ

シャオミ「X20 Max」はダストボックスのフタが固く、開けた勢いで中に残ったゴミが飛び散りやすいつくりでした。

【短評】

7万円台(検証時)と廉価帯に近い価格ながら、吸引・水拭きともに申し分ない実力。

本体内にゴミが残りやすいという欠点はあるものの、総じて性能は優秀です。コストパフォーマンスを重視する人におすすめの一台です。

▼シャオミX20 Max」の購入はこちら

A評価【3位】アイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」

  • アイロボットRoomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション
  • 実勢価格: ¥99,407

総合評価: 3.88

 
フローリング
 3.80
カーペット
 4.00
クッションフロア
 2.00
水拭き性能(濡れ範囲)
 4.50
水拭き性能(汚れ取り)
 4.30
障害物回避
 4.75
段差
 5.00
静音性(本体)
 2.70
静音性(ドック)
 2.00
アプリ(清掃)
 4.00
アプリ(マップ)
 4.00
アプリ(その他)
 3.00
アプリ(使い勝手)
 3.50
集塵ゴミ
 4.50
水拭き
 4.50
定期メンテナンス
 3.90
設置性
 4.00
使用感
 4.15

障害物の回避力は圧巻!テスター感激の新型ルンバ

ロボット掃除機のおすすめランキング第3位は、A評価のアイロボット(iRobot)「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」。注目のルンバの上位モデルです。

テストでは、コーヒー粉の取り残しが多く、吸引性能のテストでは下位モデルの「Roomba Plus 405 Combo」より劣る結果となりました。

しかし、それを補って余りあるのが、障害物回避性能の高さです。洗濯物の山やぬいぐるみなどの大きな障害物はもちろん、小さなおもちゃまでしっかり認識して回避したのは圧巻。

事前に床をきれいに片付けなくても使える手軽さがあり、床が散らかりやすい家庭にぴったりの一台です。

おすすめポイント
  1. 障害物の検知が優秀
  2. 端までしっかりと水拭きできる
がっかりポイント
  1. 吸引時の音が大きい
351mm(本体)、344mm(充電ステーション)
奥行
357mm(本体)、450mm(充電ステーション)
高さ
104mm(本体)、470mm(充電ステーション)
重量
4.3kg(約、本体)、6.3kg(約、充電ステーション)
型番
ルンバ PLUS 505 コンボ ロボット + AUT

使用したアプリ

使用したアプリ ロボット掃除機おすすめ イメージ

iRobot Corporation
Roomba Home

【立ち回り性能】

おもちゃを引きずったり、電源コードに突っ込んだりする製品が多いなか、アイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」は、テストしたすべての障害物を正確に認識して回避しました。

その立ち回り性能の高さは、現時点で唯一無二といえるレベルです。

おもちゃ
おもちゃ ロボット掃除機おすすめ イメージ

小さいおもちゃもしっかりと回避しました。

衣服
衣服 ロボット掃除機おすすめ イメージ

衣服にも触れず汚れません。

ワゴン下
ワゴン下 ロボット掃除機おすすめ イメージ

奥まで掃除可能です。

石川泰紀
家電批評 編集部員
石川泰紀 のコメント

回避性能が完璧すぎて、思わずルンバの行動に30分間見入ってしまいました(笑)。

【水拭き性能】

before
before ロボット掃除機おすすめ イメージ
after
after ロボット掃除機おすすめ イメージ
after ロボット掃除機おすすめ イメージ2

水拭き後の床の気化熱をサーモカメラで撮影し、水拭き範囲を可視化しました。

その結果、床の濡れ具合は、多すぎず少なすぎずの適量なうえ、壁際ギリギリまでしっかり水拭きできて◎です。ただ、2つの円形モップの間が広いのか、濡れていない部分が見られました。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

マッピングの影響か、奥でまごついて清掃に時間がかかりました。

【改善に期待!】稼働音が大きいのが気になる……

【改善に期待!】稼働音が大きいのが気になる…… ロボット掃除機おすすめ イメージ

従来のルンバは、本体の動作音やドックのゴミ収集音が大きく、騒音が気になるという声もありました。

新型ルンバもその傾向は変わらず、動作音・ゴミ収集音ともに、他製品と比べて一段大きいのが難点です。

同じルンバでも505と405は違う!

アイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」
アイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」 ロボット掃除機おすすめ イメージ
アイロボット「Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」
アイロボット「Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」 ロボット掃除機おすすめ イメージ

405はLiDARセンサーのみで、前面カメラは非搭載。電源コードなどの障害物は認識できていませんでした。

【短評】

障害物の回避性能は群を抜いて優秀で、散らかりがちな部屋でも問題なく掃除してくれます。

さらに水拭き性能も高く、目的や住環境が合えば非常におすすめできる一台です。

A評価【4位】ナーワル「Narwal Freo Pro」

  • ナーワルNarwal Freo Pro
  • 実勢価格: ¥79,800

総合評価: 3.79

 
フローリング
 4.00
カーペット
 4.00
クッションフロア
 1.00
水拭き性能(濡れ範囲)
 4.00
水拭き性能(汚れ取り)
 4.00
障害物回避
 3.50
段差
 4.00
静音性(本体)
 4.00
静音性(ドック)
 5.00
アプリ(清掃)
 5.00
アプリ(マップ)
 4.00
アプリ(その他)
 4.00
アプリ(使い勝手)
 3.50
集塵ゴミ
 3.00
水拭き
 4.00
定期メンテナンス
 4.00
設置性
 5.00
使用感
 3.15

すき間に置けるコンパクトさ!砂は苦手でも水拭き性能は良好

ロボット掃除機のおすすめランキング第4位は、A評価のナーワル(Narwal)「Narwal Freo Pro」

検証した6台のうち、水拭き性能は全体3位、吸引性能は最下位と、水拭きを得意とするタイプのロボット掃除機です。

また、ドックがコンパクトで、本体もすっぽり収まる構造のため、室内のすき間にも設置しやすい点は大きな魅力。

実は、静音性は6製品中トップ。これはゴミの自動収集機能が非搭載なことが理由です。

吸引したゴミは毎回手動で捨てる必要があるのはやや手間ですが、本体ダストボックスはボタンひとつで開く構造なので、ゴミ捨てそのものはそれほど面倒に感じません。

おすすめポイント
  1. ドックを含めた本体がコンパクト!
  2. 使用時の音が全体的に静か
がっかりポイント
  1. 砂の吸引は苦手
350mm(本体)、415mm(ベースステーション)
奥行
350mm(本体)、370mm(ベースステーション)
高さ
107mm(本体)、434mm(ベースステーション)
重量
4.2kg(約、本体)
型番
YJCC023

使用したアプリ

使用したアプリ ロボット掃除機おすすめ イメージ

Yunjing Intelligence
Innovation (Shenzhen) Co., Ltd.
Narwal Freo

【設置性】

【設置性】 ロボット掃除機おすすめ イメージ

横幅41cm・高さ44cmと、ドックは非常にコンパクト。

水拭き用の清水・汚水タンクを取り出すために多少の上方向スペースは必要ですが、それを踏まえても設置場所の自由度は高めです。

【水拭き性能】

Before
Before ロボット掃除機おすすめ イメージ
After
After ロボット掃除機おすすめ イメージ

廊下の足跡汚れを落とすテストでは、左右にはうっすらと汚れが残ったものの、中央部分はしっかりと拭き取りました。

清掃完了までの所要時間も2分49秒と6製品中で最速で、水拭き性能は総じて良好です。

【立ち回り性能】

電源コード
電源コード ロボット掃除機おすすめ イメージ
おもちゃ
おもちゃ ロボット掃除機おすすめ イメージ

洗濯物やぬいぐるみといった大きな障害物はしっかり回避しますが、電源コードや小さなおもちゃなど、センサーが捉えにくいものにはためらわず突っ込んでしまいました。

評価は「良好」でもギリギリの良好です。

【吸引性能】

【吸引性能】 ロボット掃除機おすすめ イメージ

フローリングでは及第点をクリアしましたが、カーペットやクッションフロアでは吸い残しが目立ちました。

特に重めのゴミである砂には弱く、6台中ワースト1位という結果に。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

総合的な吸引性能は今ひとつでした。

【改善に期待!】2分割までのマップが不便!

【改善に期待!】2分割までのマップが不便! ロボット掃除機おすすめ イメージ

マップの分割が最大2部屋までと制限されており、使い勝手に難があります。他製品のように3部屋以上に対応してくれると、より実用的になるはずです。

ナーワルってどんなメーカー?

Narwal(ナーワル)は、2016年に中国で設立されたロボット掃除機メーカー。

日本市場には2022年ごろから参入し、水拭きモップの自動洗浄・乾燥機能を世界で初めて搭載したメーカーともいわれています。

【短評】

水拭き性能は、上位と僅差の3位と優秀な成績。水拭きをメインに使いたい人には、十分“アリ”な選択肢です。また、本体がコンパクトなので、部屋が狭い家庭にも適しています。

A評価【5位】アンカー「Eufy Robot Vacuum Omni C20」

  • アンカーEufy Robot Vacuum Omni C20
  • 実勢価格: ¥62,990

総合評価: 3.77

 
フローリング
 4.20
カーペット
 3.50
クッションフロア
 4.00
水拭き性能(濡れ範囲)
 3.00
水拭き性能(汚れ取り)
 3.20
障害物回避
 3.65
段差
 4.00
静音性(本体)
 4.30
静音性(ドック)
 3.00
アプリ(清掃)
 4.00
アプリ(マップ)
 3.50
アプリ(その他)
 3.50
アプリ(使い勝手)
 4.80
集塵ゴミ
 4.00
水拭き
 4.50
定期メンテナンス
 3.50
設置性
 5.00
使用感
 3.00

最大モードでも静かで良好な吸引!逆に水拭き性能はいまひとつ……

ロボット掃除機のおすすめランキング第5位は、A評価のアンカー(Anker)「Eufy Robot Vacuum Omni C20」

最大の特長は、従来モデル同様の高い静音性。特に最大吸引モード時でも67.5dBと、6製品中で最も静かで、在宅中でも気兼ねなく使えるのが魅力です。

掃除性能では、吸引性能は僅差で4位と良好でしたが、水拭きは範囲も汚れ落ちも今ひとつの結果に。

障害物回避については、ソファ下など狭い場所にもしっかり潜り込める点は◎ですが、電源コードにはそのまま突っ込む場面も見られました。

弱点はあるものの、価格とのバランスを考えれば、十分検討に値する一台です。

おすすめポイント
  1. 掃除中の動作音が小さめ
  2. アプリも文字が大きく扱いやすい
がっかりポイント
  1. 水拭き性能は今ひとつ
328mm(本体)、330mm(ステーション)
奥行
334mm(本体)、289mm(ステーション)
高さ
85mm(本体)、460mm(ステーション)
重量
3.3kg(約、本体)
型番
EUFY ROBOT VACUUM OMNI C20
石川泰紀
家電批評 編集部員
石川泰紀 のコメント

コンパクトなので、一人暮らしの人にもおすすめです。

使用したアプリ

使用したアプリ ロボット掃除機おすすめ イメージ

Power Mobile Life LLC
eufy Clean (EufyHome)

※記事作成時期の都合によりアプリは旧版を使用しています。

【アプリ性能】

【アプリ性能】 ロボット掃除機おすすめ イメージ

専用アプリはインターフェースの文字が大きめなうえにアイコン+文字表示となっていて、初めて使う人でも扱いやすいのが◎です。

マップ精度はややざっくりで、部屋の分割がうまくいかない場合がありましたが、操作全般は良好でした。

【立ち回り性能】

ソファ下
ソファ下 ロボット掃除機おすすめ イメージ
電源コード
電源コード ロボット掃除機おすすめ イメージ

ソファやラック下などの狭い空間にも入り込み、きちんと掃除してくれるのが魅力です。

ただ、回避性能はそれほど高くありません。

【短評】

水拭きはやや不得手ですが、吸引性能は問題なし。さらに動作音が小さいため、在宅中や休日の使用でもストレスが少なく快適です。

A評価【6位】アイロボット「Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」

  • アイロボットRoomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
  • 実勢価格: ¥73,333

総合評価: 3.69

 
フローリング
 4.00
カーペット
 5.00
クッションフロア
 3.00
水拭き性能(濡れ範囲)
 4.00
水拭き性能(汚れ取り)
 3.80
障害物回避
 3.75
段差
 4.00
静音性(本体)
 2.70
静音性(ドック)
 2.00
アプリ(清掃)
 3.50
アプリ(マップ)
 3.50
アプリ(その他)
 3.00
アプリ(使い勝手)
 3.50
集塵ゴミ
 5.00
水拭き
 4.50
定期メンテナンス
 3.90
設置性
 4.00
使用感
 3.40

吸引・水拭き性能は必要十分だけど物足りない部分が多い!

ロボット掃除機のおすすめランキング第6位は、A評価のアイロボット(iRobot)「Roomba Plus 405 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」

これは、3位にランクインした上位モデル「Roomba Plus 505 Combo」の下位モデルにあたる製品です。

前面カメラが非搭載で、水拭きモップが壁際にスイングしない点が主な違い。
テストでは、吸引性能は上位モデルよりやや優秀だった一方、水拭き性能はやや劣る結果に。とはいえ、掃除力は日常使用には十分なレベルです。

一方で、障害物回避性能は前面カメラ非搭載ゆえに低めで、電源コードやおもちゃに突っ込む場面も見られました。また、アプリの機能も清掃プロファイルが1つ少ないなど、下位モデルらしい物足りなさを感じる部分も。

さらに、従来モデルの課題だった本体の動作音やゴミ収集音の大きさも、大きくは改善されていません。

おすすめポイント
  1. 吸引・水拭き性能はよい
がっかりポイント
  1. 障害物回避性能が低い
  2. 本体やゴミ収集の音がうるさい
357mm(本体)、450mm(充電ステーション)
奥行
351mm(本体)、315mm(充電ステーション)
高さ
106mm(本体)、472mm(充電ステーション)
重量
4.1kg(約、本体)
型番
ルンバ PLUS 405 コンボ ロボット + AUT
下田
家電批評編集部
下田 のコメント

掃除面は問題ナシ!ただ音が……。

使用したアプリ

使用したアプリ ロボット掃除機おすすめ イメージ

iRobot Corporation
Roomba Home

【吸引性能】

【吸引性能】 ロボット掃除機おすすめ イメージ

フローリングやクッションフロアでは吸い残しが見られたものの、カーペットは完ぺきに掃除できました。

テスト結果では、上位モデルである「Roomba Plus 505 Combo」よりも優秀な成績を記録しています。

【水拭き性能】

【水拭き性能】 ロボット掃除機おすすめ イメージ

二度拭きする「スマートスクラブ」機能により、中央の足跡汚れはしっかり落とせました。

ただし、モップがスイングしない構造のため、壁際の汚れにはやや弱い点が残念です。

【短評】

吸引・水拭きともに掃除性能は問題ないものの、総合力では上位モデルに一歩及ばない印象です。

ただし、「ルンバを使いたい」というこだわりがあるなら、十分に選択肢に入るモデルです。

家電おすすめまとめ:掃除力に大きな差はなし!使用環境と価格がポイント

以上、ロボット掃除機のおすすめランキングをご紹介しました。

今回は、“ロボット掃除機の雄”ルンバの新モデルを含む6〜15万円前後の製品を対象に徹底検証を実施。その結果、掃除性能から設置性まで総合力の高さを見せたエコバックス「DEEBOT T50 PRO OMNI」が第1位に輝きました。

また、2番目に安価(検証時)なシャオミ「X20 Max」が吸引・水拭きともに優れた性能で第2位にランクイン。注目のルンバ、アイロボット「Roomba Plus 505 Combo」は障害物回避性能の高さが評価され、第3位となりました。

なお、今回の検証では価格帯が6〜15万円と幅広いですが、それはメーカーごとに価格戦略や中心グレードが異なるためです。

とはいえ、検証対象の全機種が「A評価」以上と、いずれも実力派。ミドルクラス製品においては、順位ほどの“掃除力”の差はないのが実情です。

下位モデルであっても、ひと昔前のロボット掃除機と比べれば格段に性能は向上しています。

では、「結局どれを選べばいいの?」という疑問には、使用環境と価格がカギとなります。

たとえば、障害物回避を重視するならアイロボット「505 Combo」設置性を重視するならナーワル「Freo Pro」がおすすめ。
それぞれに得意分野があるので、自分の使い方に合ったモデルを選ぶのが正解です。

もちろん、価格を軸に選ぶのも賢い方法。使用環境や予算に合わせて、自分にぴったりの一台を見つけてください。

ロボット掃除機のおすすめ

ロボット掃除機のおすすめ ロボット掃除機おすすめ イメージ
ロボット掃除機のおすすめ ロボット掃除機おすすめ イメージ2

エコバックス
DEEBOT T50 PRO OMNI

ロボット掃除機のおすすめ ロボット掃除機おすすめ イメージ3
ロボット掃除機のおすすめ ロボット掃除機おすすめ イメージ4

シャオミ
X20 Max
 

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