人気メーカーのロボット掃除機を集めて比較!
ロボット掃除機の世界シェアが大きく変動しました。2024年、中国メーカー・ロボロック(※)が出荷台数シェア16%で初の1位に。これまでトップだったアイロボット(iRobot/ルンバ)は13.7%で2位に後退しました。
さらに、3位エコバックス、4位シャオミ、5位ドリーミーと、上位5社中4社が中国メーカーという状況に(IDC調べ)。
そんななか、巻き返しを図るアイロボットはルンバを全面刷新!
そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部が、機能と価格のバランスに優れた“ミドルクラス”に注目。10万円前後を中心に、ルンバを含む人気メーカーのモデル6製品を集めて、徹底比較しました。
※ロボロックは、今回の検証対象には含まれていませんが、新製品が登場次第、随時テスト・比較を行う予定です!
ロボット掃除機の比較方法選び方
吸引性能
フローリング、タイルカーペット、クッションフロアの3カ所にまいたゴミの吸引率から評価しました。
立ち回り性能
おもちゃや衣服などの障害物回避性能に加え、段差の乗り越え性能をチェックしました。
メンテナンス性能
給水・汚水捨てのほか、定期的に必要となるお手入れのしやすさをチェックして評価しました。
設置性
設置時の体積を算出し、設置時の空間占有率をチェックしました。省スペースな製品ほど高評価に!
水拭き性能
指定エリアを壁際までムラなく水拭きできているか、
アプリ性能
清掃モードの種類や部屋のマッピング精度、アプリ自体の使い勝手を確認して判定しました。
静音性
清掃中の本体動作音、ドック(※)の自動ゴミ収集音を測定。騒音値が低いほど高評価です。
※ロボット掃除機が充電する場所は製品により名称が異なりますが、本記事では「ドック」と呼称します。
使用感
検証を通した各製品の総合的な使用感を、担当の石川・下田が主観を交えて評価しました。
ロボット掃除機のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、ロボット掃除機のおすすめランキングです。格安機も含めたランキングも下に続くので参考にしてみてください。
商品 | おすすめポイント | ||||||||||||||||||||||||
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エコバックスDEEBOT T50 PRO OMNI
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|
マッピングの精度がいい/メンテナンスが簡単 |
352.7mm(本体)、350mm(ドックステーション) |
351.6mm(本体)、533mm(ドックステーション) |
81mm(本体)、477mm(ドックステーション) |
3.7kg(約、本体)、7.6kg(約、ドックステーション) |
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シャオミX20 Max
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|
吸引・水拭き性能が高い/障害物検知も良好 |
350mm(本体)、420mm(ドックステーション) |
350mm(本体)、340mm(ドックステーション) |
97mm(本体)、563mm(約、ドックステーション) |
3.9kg(約、本体)、8.6kg(約、ドックステーション) |
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アイロボットRoomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション
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|
障害物の検知が優秀/端までしっかりと水拭きできる |
351mm(本体)、344mm(充電ステーション) |
357mm(本体)、450mm(充電ステーション) |
104mm(本体)、470mm(充電ステーション) |
4.3kg(約、本体)、6.3kg(約、充電ステーション) |
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ナーワルNarwal Freo Pro
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|
ドックを含めた本体がコンパクト!/使用時の音が全体的に静か |
350mm(本体)、415mm(ベースステーション) |
350mm(本体)、370mm(ベースステーション) |
107mm(本体)、434mm(ベースステーション) |
4.2kg(約、本体) |
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アンカーEufy Robot Vacuum Omni C20
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|
掃除中の動作音が小さめ/アプリも文字が大きく扱いやすい |
328mm(本体)、330mm(ステーション) |
334mm(本体)、289mm(ステーション) |
85mm(本体)、460mm(ステーション) |
3.3kg(約、本体) |
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アイロボットRoomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
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|
吸引・水拭き性能はよい |
357mm(本体)、450mm(充電ステーション) |
351mm(本体)、315mm(充電ステーション) |
106mm(本体)、472mm(充電ステーション) |
4.1kg(約、本体) |
【1位】エコバックス「DEEBOT T50 PRO OMNI」
- エコバックスDEEBOT T50 PRO OMNI
- 実勢価格: ¥159,800〜
6月27日(金)1時59分まで!楽天市場で見る¥159,800〜
- フローリング
- カーペット
- クッションフロア
- 水拭き性能(濡れ範囲)
- 水拭き性能(汚れ取り)
- 障害物回避
- 段差
- 静音性(本体)
- 静音性(ドック)
- アプリ(清掃)
- アプリ(マップ)
- アプリ(その他)
- アプリ(使い勝手)
- 集塵ゴミ
- 水拭き
- 定期メンテナンス
- 設置性
- 使用感
- おすすめポイント
-
- マッピングの精度がいい
- メンテナンスが簡単
- がっかりポイント
-
- 水拭き性能はイマイチ
- 幅
- 352.7mm(本体)、350mm(ドックステーション)
- 奥行
- 351.6mm(本体)、533mm(ドックステーション)
- 高さ
- 81mm(本体)、477mm(ドックステーション)
- 重量
- 3.7kg(約、本体)、7.6kg(約、ドックステーション)
- 型番
- DEEBOT T50 PRO OMNI
使用したアプリ
Robotics for ALL
ECOVACS HOME
<ベストの決め手>【メンテナンス性能】定期的なお手入れが苦にならない!
ドックにはゴミ収集やモップ洗浄といった自動化機能が備わっていますが、定期的なメンテナンスは依然として必要です。
その点、老舗メーカーのエコバックスはさすがの使いやすさ。本体のダストボックスは奥まで掃除しやすく、モップはマジックテープ式で着脱が簡単。さらに、水タンクも洗いやすく、細かな手入れもスムーズに行えます。
本体のダストボックスは複雑ではないので、水洗いしやすいです。
取り外しやすく水洗いしやすい!
本体のダストボックスは、上蓋を外すだけで簡単に取り出せます。水洗いもしやすく、日常のお手入れが煩わしくありません。
給水タンク
タンクは持ち上げて水を入れ替えるだけと、とても簡単!
ごみ収集ドック
前面カバーが開く構造で、紙パックの交換がしやすいのもポイントです。
モップ
剥がすだけで、簡単に着脱できます。
【吸引性能】コーヒー粉はやや残るも紙片や毛髪はきっちりと吸引!
フローリングではわずかにコーヒー粉が残ったものの、タイルカーペットやクッションフロアでは高い吸引力を発揮。
特にタイルカーペットでは紙片も毛髪も100%吸引し、実用面でもトップクラスの性能を示しました。
タイルカーペット:吸引率100%
紙片・毛髪は完璧に吸引しました。
フローリング:吸引率99.4%
細かすぎる粉はやや吸引力弱めです。
クッションフロア:吸引率98.1%
小さい砂もほぼ残しません。
比重の大きい砂のようなゴミも、しっかり吸引してくれそうです。
【アプリ性能】マップ精度が抜群。柔軟な清掃設定で部屋に合った設定可能です
マップ精度
マッピングは、部屋の間取りもほぼ正確に再現。物や柱など侵入できないエリアは斜線が入り、わかりやすいです。
また、マップを分割する際は分割線が部屋の端にフィットして操作しやすいのも◎です。
清掃機能
吸引力は4段階、水拭きは水量を細かく調節できます。
ほかにも、前方カメラを使ったライブストリーミング機能で子どもやペット、介護の見守り用途にも活用できます。
【静音性】最弱モードでの掃除なら日常会話くらい静か!
最弱モードでは他製品と比べて吸引力はやや控えめですが、動作音は約60dBと日常会話レベルの静かさ。自宅で作業中でも、掃除の音が気になりにくいのが魅力です。
さらに、ドックの吸引音も約70dBと静か。平均で約80dB前後の製品が多い中で、エコバックス「DEEBOT T50 PRO OMNI」は静音性に優れたモデルといえます。
【改善に期待!】水拭き性能はあまり期待できない……
before
after
エコバックスといえば、雑誌『家電批評』のこれまでの検証では水拭き性能の高さが強みでした。
しかし今回テストした「DEEBOT T50 PRO OMNI」では、全体的に拭きムラが目立ち、足跡汚れも他製品に比べてあまり落とせていませんでした。
【短評】
最大の特長はアプリ連携機能の多さ。前面カメラを使ったライブストリーミングなど、掃除以外の付加機能も欲しい人におすすめです!
▼エコバックス「DEEBOT T50 PRO OMNI」の購入はこちら
【2位】シャオミ「X20 Max」
- シャオミX20 Max
- 実勢価格: ¥74,800〜
- フローリング
- カーペット
- クッションフロア
- 水拭き性能(濡れ範囲)
- 水拭き性能(汚れ取り)
- 障害物回避
- 段差
- 静音性(本体)
- 静音性(ドック)
- アプリ(清掃)
- アプリ(マップ)
- アプリ(その他)
- アプリ(使い勝手)
- 集塵ゴミ
- 水拭き
- 定期メンテナンス
- 設置性
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 吸引・水拭き性能が高い
- 障害物検知も良好
- がっかりポイント
-
- 本体のゴミのお手入れがしにくい
- コンセントが海外仕様で別途変換が必要
- 幅
- 350mm(本体)、420mm(ドックステーション)
- 奥行
- 350mm(本体)、340mm(ドックステーション)
- 高さ
- 97mm(本体)、563mm(約、ドックステーション)
- 重量
- 3.9kg(約、本体)、8.6kg(約、ドックステーション)
- 型番
- BHR9219JP
ドックのコンセントが3ピンタイプ(接地端子付き)なので、変換器や電源タップを別途購入しないといけない点は少し手間です。
使用したアプリ
Beijing Xiaomi Co., Ltd
米家
【吸引性能】
コーヒー粉をほとんど残さず!
クッションフロアの吸引力は及第点も、日本の家庭に多いフローリングの吸引力は抜群です。
最弱モードでも他製品の最強モードに匹敵する吸引性能を見せました。
【水拭き性能】
before
after
水拭き性能はアイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」と6製品中同率1位で優秀です。
2つの円形モップのうち、右側は可動するつくりになっていて、壁に近い位置では壁際までグッと移動。キワの部分まで、しっかりと床を水拭きしてくれます。
水拭き後に床を触ってみたところ、ビショビショにならず、程よい濡れ具合でした。
【立ち回り性能】
電源コード
ぬいぐるみ
電源コードやぬいぐるみはしっかり認識して回避しました。
また、ワゴン下は半分までしか掃除できない製品もある中、奥まで潜って掃除していました。
【改善に期待!】ダストボックスが外しにくい
自動ゴミ収集機能があるものの、本体にゴミが残っていました。またフタが固く、ゴミを撒き散らす可能性が……。
シャオミ「X20 Max」
フタが固くゴミが散りやすい
シャオミ「X20 Max」はダストボックスのフタが固く、開けた勢いで中に残ったゴミが飛び散りやすいつくりでした。
【短評】
7万円台(検証時)と廉価帯に近い価格ながら、吸引・水拭きともに申し分ない実力。
本体内にゴミが残りやすいという欠点はあるものの、総じて性能は優秀です。コストパフォーマンスを重視する人におすすめの一台です。
▼シャオミ「X20 Max」の購入はこちら
【3位】アイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」
- アイロボットRoomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション
- 実勢価格: ¥99,407〜
- フローリング
- カーペット
- クッションフロア
- 水拭き性能(濡れ範囲)
- 水拭き性能(汚れ取り)
- 障害物回避
- 段差
- 静音性(本体)
- 静音性(ドック)
- アプリ(清掃)
- アプリ(マップ)
- アプリ(その他)
- アプリ(使い勝手)
- 集塵ゴミ
- 水拭き
- 定期メンテナンス
- 設置性
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 障害物の検知が優秀
- 端までしっかりと水拭きできる
- がっかりポイント
-
- 吸引時の音が大きい
- 幅
- 351mm(本体)、344mm(充電ステーション)
- 奥行
- 357mm(本体)、450mm(充電ステーション)
- 高さ
- 104mm(本体)、470mm(充電ステーション)
- 重量
- 4.3kg(約、本体)、6.3kg(約、充電ステーション)
- 型番
- ルンバ PLUS 505 コンボ ロボット + AUT
使用したアプリ
iRobot Corporation
Roomba Home
【立ち回り性能】
おもちゃを引きずったり、電源コードに突っ込んだりする製品が多いなか、アイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」は、テストしたすべての障害物を正確に認識して回避しました。
その立ち回り性能の高さは、現時点で唯一無二といえるレベルです。
おもちゃ
小さいおもちゃもしっかりと回避しました。
衣服
衣服にも触れず汚れません。
ワゴン下
奥まで掃除可能です。
回避性能が完璧すぎて、思わずルンバの行動に30分間見入ってしまいました(笑)。
【水拭き性能】
before
after
水拭き後の床の気化熱をサーモカメラで撮影し、
その結果、床の濡れ具合は、多すぎず少なすぎずの適量なうえ、壁際ギリギリまでしっかり水拭きできて◎です。ただ、2つの円形モップの間が広いのか、濡れていない部分が見られました。
マッピングの影響か、奥でまごついて清掃に時間がかかりました。
【改善に期待!】稼働音が大きいのが気になる……
従来のルンバは、本体の動作音やドックのゴミ収集音が大きく、騒音が気になるという声もありました。
新型ルンバもその傾向は変わらず、動作音・ゴミ収集音ともに、他製品と比べて一段大きいのが難点です。
同じルンバでも505と405は違う!
アイロボット「Roomba Plus 505 Combo ロボット+AutoWash 充電ステーション」
アイロボット「Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」
405はLiDARセンサーのみで、前面カメラは非搭載。電源コードなどの障害物は認識できていませんでした。
【短評】
障害物の回避性能は群を抜いて優秀で、散らかりがちな部屋でも問題なく掃除してくれます。
さらに水拭き性能も高く、目的や住環境が合えば非常におすすめできる一台です。
【4位】ナーワル「Narwal Freo Pro」
- ナーワルNarwal Freo Pro
- 実勢価格: ¥79,800〜
- フローリング
- カーペット
- クッションフロア
- 水拭き性能(濡れ範囲)
- 水拭き性能(汚れ取り)
- 障害物回避
- 段差
- 静音性(本体)
- 静音性(ドック)
- アプリ(清掃)
- アプリ(マップ)
- アプリ(その他)
- アプリ(使い勝手)
- 集塵ゴミ
- 水拭き
- 定期メンテナンス
- 設置性
- 使用感
- おすすめポイント
-
- ドックを含めた本体がコンパクト!
- 使用時の音が全体的に静か
- がっかりポイント
-
- 砂の吸引は苦手
- 幅
- 350mm(本体)、415mm(ベースステーション)
- 奥行
- 350mm(本体)、370mm(ベースステーション)
- 高さ
- 107mm(本体)、434mm(ベースステーション)
- 重量
- 4.2kg(約、本体)
- 型番
- YJCC023
使用したアプリ
Yunjing Intelligence
Innovation (Shenzhen) Co., Ltd.
Narwal Freo
【設置性】
横幅41cm・高さ44cmと、ドックは非常にコンパクト。
水拭き用の清水・汚水タンクを取り出すために多少の上方向スペースは必要ですが、それを踏まえても設置場所の自由度は高めです。
【水拭き性能】
Before
After
廊下の足跡汚れを落とすテストでは、左右にはうっすらと汚れが残ったものの、中央部分はしっかりと拭き取りました。
清掃完了までの所要時間も2分49秒と6製品中で最速で、水拭き性能は総じて良好です。
【立ち回り性能】
電源コード
おもちゃ
洗濯物やぬいぐるみといった大きな障害物はしっかり回避しますが、電源コードや小さなおもちゃなど、センサーが捉えにくいものにはためらわず突っ込んでしまいました。
評価は「良好」でもギリギリの良好です。
【吸引性能】
フローリングでは及第点をクリアしましたが、カーペットやクッションフロアでは吸い残しが目立ちました。
特に重めのゴミである砂には弱く、6台中ワースト1位という結果に。
総合的な吸引性能は今ひとつでした。
【改善に期待!】2分割までのマップが不便!
マップの分割が最大2部屋までと制限されており、使い勝手に難があります。他製品のように3部屋以上に対応してくれると、より実用的になるはずです。
ナーワルってどんなメーカー?
Narwal(ナーワル)は、2016年に中国で設立されたロボット掃除機メーカー。
日本市場には2022年ごろから参入し、水拭きモップの自動洗浄・乾燥機能を世界で初めて搭載したメーカーともいわれています。
【短評】
水拭き性能は、上位と僅差の3位と優秀な成績。水拭きをメインに使いたい人には、十分“アリ”な選択肢です。また、本体がコンパクトなので、部屋が狭い家庭にも適しています。
【5位】アンカー「Eufy Robot Vacuum Omni C20」
- アンカーEufy Robot Vacuum Omni C20
- 実勢価格: ¥62,990〜
- フローリング
- カーペット
- クッションフロア
- 水拭き性能(濡れ範囲)
- 水拭き性能(汚れ取り)
- 障害物回避
- 段差
- 静音性(本体)
- 静音性(ドック)
- アプリ(清掃)
- アプリ(マップ)
- アプリ(その他)
- アプリ(使い勝手)
- 集塵ゴミ
- 水拭き
- 定期メンテナンス
- 設置性
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 掃除中の動作音が小さめ
- アプリも文字が大きく扱いやすい
- がっかりポイント
-
- 水拭き性能は今ひとつ
- 幅
- 328mm(本体)、330mm(ステーション)
- 奥行
- 334mm(本体)、289mm(ステーション)
- 高さ
- 85mm(本体)、460mm(ステーション)
- 重量
- 3.3kg(約、本体)
- 型番
- EUFY ROBOT VACUUM OMNI C20
コンパクトなので、一人暮らしの人にもおすすめです。
使用したアプリ
Power Mobile Life LLC
eufy Clean (EufyHome)
※記事作成時期の都合によりアプリは旧版を使用しています。
【アプリ性能】
専用アプリはインターフェースの文字が大きめなうえにアイコン+文字表示となっていて、初めて使う人でも扱いやすいのが◎です。
マップ精度はややざっくりで、部屋の分割がうまくいかない場合がありましたが、操作全般は良好でした。
【立ち回り性能】
ソファ下
電源コード
ソファやラック下などの狭い空間にも入り込み、きちんと掃除してくれるのが魅力です。
ただ、回避性能はそれほど高くありません。
【短評】
水拭きはやや不得手ですが、吸引性能は問題なし。さらに動作音が小さいため、在宅中や休日の使用でもストレスが少なく快適です。
【6位】アイロボット「Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」
- アイロボットRoomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
- 実勢価格: ¥73,333〜
- フローリング
- カーペット
- クッションフロア
- 水拭き性能(濡れ範囲)
- 水拭き性能(汚れ取り)
- 障害物回避
- 段差
- 静音性(本体)
- 静音性(ドック)
- アプリ(清掃)
- アプリ(マップ)
- アプリ(その他)
- アプリ(使い勝手)
- 集塵ゴミ
- 水拭き
- 定期メンテナンス
- 設置性
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 吸引・水拭き性能はよい
- がっかりポイント
-
- 障害物回避性能が低い
- 本体やゴミ収集の音がうるさい
- 幅
- 357mm(本体)、450mm(充電ステーション)
- 奥行
- 351mm(本体)、315mm(充電ステーション)
- 高さ
- 106mm(本体)、472mm(充電ステーション)
- 重量
- 4.1kg(約、本体)
- 型番
- ルンバ PLUS 405 コンボ ロボット + AUT
掃除面は問題ナシ!ただ音が……。
使用したアプリ
iRobot Corporation
Roomba Home
【吸引性能】
フローリングやクッションフロアでは吸い残しが見られたものの、カーペットは完ぺきに掃除できました。
テスト結果では、上位モデルである「Roomba Plus 505 Combo」よりも優秀な成績を記録しています。
【水拭き性能】
二度拭きする「スマートスクラブ」機能により、中央の足跡汚れはしっかり落とせました。
ただし、モップがスイングしない構造のため、壁際の汚れにはやや弱い点が残念です。
【短評】
吸引・水拭きともに掃除性能は問題ないものの、総合力では上位モデルに一歩及ばない印象です。
ただし、「ルンバを使いたい」というこだわりがあるなら、十分に選択肢に入るモデルです。
まとめ:掃除力に大きな差はなし!使用環境と価格がポイント
以上、ロボット掃除機のおすすめランキングをご紹介しました。
今回は、“ロボット掃除機の雄”ルンバの新モデルを含む6〜15万円前後の製品を対象に徹底検証を実施。その結果、掃除性能から設置性まで総合力の高さを見せたエコバックス「DEEBOT T50 PRO OMNI」が第1位に輝きました。
また、2番目に安価(検証時)なシャオミ「X20 Max」が吸引・水拭きともに優れた性能で第2位にランクイン。注目のルンバ、アイロボット「Roomba Plus 505 Combo」は障害物回避性能の高さが評価され、第3位となりました。
なお、今回の検証では価格帯が6〜15万円と幅広いですが、それはメーカーごとに価格戦略や中心グレードが異なるためです。
とはいえ、検証対象の全機種が「A評価」以上と、いずれも実力派。ミドルクラス製品においては、順位ほどの“掃除力”の差はないのが実情です。
下位モデルであっても、ひと昔前のロボット掃除機と比べれば格段に性能は向上しています。
では、「結局どれを選べばいいの?」という疑問には、使用環境と価格がカギとなります。
たとえば、障害物回避を重視するならアイロボット「505 Combo」、設置性を重視するならナーワル「Freo Pro」がおすすめ。
それぞれに得意分野があるので、自分の使い方に合ったモデルを選ぶのが正解です。
もちろん、価格を軸に選ぶのも賢い方法。使用環境や予算に合わせて、自分にぴったりの一台を見つけてください。
ロボット掃除機のおすすめ
エコバックス
DEEBOT T50 PRO OMNI
シャオミ
X20 Max
ロボット掃除機の売れ筋ランキングもチェック!
ロボット掃除機のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
ドックの前面カバーは誰でも簡単に外せるのもよかったです。