サーキュレーターのメリットは?
エアコンとの併用で、効率よく冷暖房できるサーキュレーター。電気代が値上がりしている昨今、その需要は高まっています。
そんなサーキュレーターにとって最も重要なのが風質。室内の空気を循環させるため、扇風機よりも大きな風速や風量が必要です。
また、衣類の乾燥に使うなら、干した洗濯物に均一に風を当てるために首振り範囲を細かく設定できるかも重要に。
ほかにも、最近は人に向けるためのリズム風や冷温風を起こせるなど、付加機能が充実しているモデルも目立ってきました。
そこで今回、雑誌『家電批評』ではDCモーター搭載のサーキュレーターを徹底比較。
いま本当に買うべきおすすめの一台を探すべく、風質や静音性、消費電力に加えて操作性や付加機能などの使い勝手まで比較テストしました。
ちなみに、扇風機とサーキュレーターの違いって何?
扇風機もサーキュレーターも風を起こすのは一緒。しかし、用途はそれぞれ異なります。
基本的に、扇風機は「風を人間に当てて涼む」、サーキュレーターは「風で室内の空気を循環させる」のが目的であり、それに適した風量や風質を狙って設計されているのが特徴です。
扇風機の特徴
涼しさを感じるのが目的
扇風機は風当たりを重視した製品。風速よりも風当たりがよくて涼むことに特化しています。リズム風やおやすみモードなどを搭載しているモデルも多いです。
扇風機は風が広範囲に拡散
サーキュレーターの特徴
空気を循環させるのが目的
サーキュレーターは空気の循環や衣類乾燥が得意。風速があり、遠くまでしっかりと風を届ける製品が主流。部屋の空気循環や衣類乾燥を効率よく行えます。
サーキュレーターは直線の風が遠くまで届く
風速が強く、直進性のある気流で風を遠くまで届けていることがわかります。パワフルな風で部屋に滞留している空気を効率的に循環させてくれます。
テストの結果発表の前に、まずはサーキュレーターの選び方をおさらいしておきましょう。
サーキュレーターの選び方は?
選び方1:欲しい性能に合った製品を選ぶ
サーキュレーターの羽根を回転させるモーターは扇風機と同じく、ACモーターとDCモーターの2種類に分けられます。
ACモーターとDCモーターの違いの特徴は、扇風機とほとんど変わらず、DCモーターのほうが基本的な性能や付加機能などが優秀で、その分だけ価格も高くなる傾向です。特に注目したいのが静音性で、ACモーターに比べるとDCモーター採用機のほうが圧倒的に稼動音が小さいです。
部屋の空気循環や衣類乾燥などで長時間使用することが多い人は、静音運転できるDCモーター機が向いています。
扇風機と同じくDCモーター搭載製品が人気です
ACモーター
- 電源:交流
- 風量調節:細かい、調節不可 △
- 消費電力:やや大きい △
- 運転音:大きい △
- 価格:安い ◯
DCモーター
- 電源:直流
- 風量調節:細かい、調節可 ◯
- 消費電力:やや小さい ◯
- 運転音:小さい ◯
- 価格:高い △
サーキュレーターは扇風機と同様、モーターによって特性が異なります。最近のモデルは高機能で静音性に優れたDCモーターが主流。ただ、価格で選ぶならACモーター搭載タイプもおすすめです。
見た目は同じでもDCモーター製品のほうが基本性能は上
DCモーター機
アイリスオーヤマ
PCF-SDC15T
適用畳数:~24畳
風量調節:10段階
首振り:自動(左右約120°、上下約65°)
切タイマー:2・4・8h
ACモーター機
アイリスオーヤマ
PCF-SC15T-EC
適用畳数:~18畳
風量調節:5段階
首振り:自動(左右約90°、上下約75°)
切タイマー:2・4・8h
DCモーター機はACモーター機に比べて価格が高い分、風量調節や静音性能などの基本的な性能に加えて、付加機能も優れている傾向があります。
風量と静音性
風量調整の細かさはACモーターよりもDCモーターが圧倒的に優秀。静音性についてもDCモーターの運転音のほうが静かです。消費電力についてもDCモーターの方が抑えられます。
機能性
DCモーターは脱臭・除菌のような付加機能や操作用のリモコンが付属したりと、多機能なモデルが多いです。
サーキュレーターの代表的なメーカーは?
アイリスオーヤマ
コスパの高い製品が多く、幅広いラインナップが特徴。風量や適用畳数、デザインから自分に合った製品を選ぶことができます。
山善
工具なしで簡単に分解して丸洗いできる製品が多く、通年使ってホコリや汚れがたまっても清潔に使い続けられそうです。
選び方2:置き方を変えれば効率がアップ!
サーキュレーターは部屋の空気を循環させることが主目的ですが、エアコンと併用する場合は特に設置場所を選ぶ必要があります。
覚えておきたいのが「暖かい空気は軽くて上にたまり、冷たい空気は重くて下にたまる」ということ。そのため、暖房時はエアコンの対角線上に置き、エアコンに向けて風を送ることで天井にたまる暖気を下方向に流します。
逆に冷房時はエアコンに背を向けて置き、下側に流れてくる冷気を前方や上側に流すことで効率よく循環できます。
衣類乾燥のときは首振りの角度を調節して、まんべんなく干してある洗濯物に風が当たるようにして乾燥を促しましょう。
室内の空気を循環させるには?
エアコンの対角線上に置く:エアコンからの風をうまくながすのがコツ。
暖房時はエアコンの対角線上、冷房時はエアコンを背にして置くのがおすすめです。
首の角度は斜め上に固定したほうが効率的に部屋の空気を循環できます。
部屋干しでの速乾性を上げるには?
衣類全体に当たるように置く:首振り範囲が広いほど乾燥効率もアップ
衣類の真下からまんべんなく強い風を当てると衣類乾燥に効果的です。
エアコンや除湿機と併用すればより速く洗濯物を乾かせます。
選び方3:分解が簡単で丸洗いできると掃除がラク!
サーキュレーターは一年中使うものなので、分解が簡単でお手入れがしやすいものを選ぶのもポイント。基本的に、ほとんどの製品は羽根やファンカバーを手動で外せて丸洗いできます。
ただ、ファンカバーの後ろ側を外せなかったり、ファンカバーの着脱にドライバーが必要なモデルもあるので購入前に確認してみましょう。後ろカバーまで外せると便利です。
定期的にお手入れすることが長く使うコツです!
道具を使わずバラバラに分解
手動で着脱するネジ式で、羽根と前後のファンカバーが全て外せるためホコリ対策に効果的です。
本体以外を簡単に水洗いできる
ドウシシャ
FCZ-181
安全性は高いが取り外しは手間
ファンカバーがネジ留めされているタイプも。メンテのたびにドライバーが必要なのは手間です。
ネジひとつでも外すのは意外と面倒
エイサー
Acerpure Cozy
AF533-20W
本体の汚れを拡散させないように
サーキュレーターは床に近い位置で使われます。そのためホコリを吸い込みやすく、上の写真のように遠くまで届く気流でホコリが散ってしまいがち。こまめに掃除をするといいでしょう。
風と一緒にホコリまでまき散らさない!
サーキュレーターの比較方法は?
今回は、雑誌「家電批評」編集部がプロと一緒に、以下の項目について検証を行いました。データと識者評価の合計点が高い製品ほど上位となります。
※検証時の風量は「強モード」に設定しています
テスト1:風のムラ
最強モード時の風速をマス目上に測定し、風の出方やムラを確認。ムラが少ない製品ほど優秀です。
テスト2:最大風速
風のムラの測定結果から製品ごとの最大風速を抽出。最大風速が強い製品を高評価としています。
テスト3:風速✕範囲
風のムラの測定結果から風速と風の範囲を算出。風速が強く、風が広範囲に出る製品を高評価としています。
テスト4:静音性
ファンの中心から1mの距離に騒音計を設置。最強モードで運転し、稼働音を測定しました。
※騒音測定時 環境音41.2dB
テスト5:消費電力
ワットモニターで最強モード設定時の消費電力を一定時間測定。消費電力を比較しました。
※「電気代」は1kWh31円で計算。
テスト6:使い勝手
風量調節
製品ごとの風量調節の細かさを比較しました。
付加機能
運転モードの多さやタイマーなどの機能の充実さを評価しました。
コンパクトさ
スタンドの台座の大きさなど省スペース性を評価しました。
首振り機能
調節角度の広さ、自動制御の有無などをチェックしています。
安全性
羽根カバーなどの安全性が高い製品ほど高評価です。
操作性
本体やリモコンにあるボタンの扱いやすさを確認しました。
持ちやすさ
本体重量と持ち手の有無、形状を比較しました。
それでは、テスト結果を発表します!
サーキュレーターのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、サーキュレーターのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アイリスオーヤマPCF-SDC15T-EC-W
|
|
直感的に操作できる/風速はパワフルで問題なし/最大、最小運転とも電気代は安め |
210mm(約) |
210mm(約、ACアダプターコード含まず) |
294mm(約) |
1.3kg(約) |
8段階 |
|||||||
リズムSilky Wind Circulator 9ZFA39RH08
|
|
風質BEST/風速や風量はトップクラス/操作はシンプルでスムーズ |
276mm |
250mm |
356mm |
3.5kg(約、AC電源アダプター含まず) |
6段階 |
|||||||
シャープPK-18S01
|
|
機能が充実している/風速や風量は大きめ |
253mm |
197mm |
329mm |
2.6kg(約) |
10段階 |
|||||||
エイサーAcerpure Cozy AF533-20W
|
|
風がムラなく広がる/操作がわかりやすい |
260mm(約) |
300mm(約) |
215mm(約) |
2.2kg(約) |
12段階 |
|||||||
シロカポカクール SH-CD131
|
|
最大風速はパワフル/安全性などの機能が充実 |
285mm(約) |
265mm(約) |
315mm(約) |
4.3kg(約) |
7段階 |
|||||||
ドウシシャFCZ-181
|
|
最大運転時でも静か/コンパクトでメンテもラク |
230mm(約) |
225mm(約) |
340mm(約) |
2.5kg(約、本体のみ・リモコン含まず) |
3段階 |
【1位】アイリスオーヤマ「PCF-SDC15T-EC-W」
- アイリスオーヤマPCF-SDC15T-EC-W
- 実勢価格: ¥10,400〜
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- 風のムラ
- 最大風速
- 風速×範囲
- 静音性
- 消費電力
- 使い勝手
コンパクトで操作性とメンテは文句なし。プロ絶賛の使いやすさ
サーキュレーターのおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のアイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)「PCF-SDC15T-EC-W」でした。
コンパクトで設置しやすく、操作性や首振り角度の幅広さなど、使い勝手がダントツに優秀。
ムラの少ない気流で風速が強く高スコアを獲得。電気代も安く、欠点の少ないバランス派です。
唯一、最大運転時のモーター音が気になりました。
- おすすめポイント
-
- 直感的に操作できる
- 風速はパワフルで問題なし
- 最大、最小運転とも電気代は安め
- がっかりポイント
-
- 最大運転では少しうるさい
- 幅
- 210mm(約)
- 奥行
- 210mm(約、ACアダプターコード含まず)
- 高さ
- 294mm(約)
- 重量
- 1.3kg(約)
- 風量切替
- 8段階
- 型番
- PCF-SDC15T-EC-W
省スペースで設置できるサイズ感と迷わず使える操作性は秀逸です。
▼テスト結果
- 全風量:12.7㎥/min
- 最大騒音:66.9dB
- 消費電力:17.4W
羽根サイズ・枚数
- 羽根径15cm
- 3枚羽根
【使い勝手】角度の自由度が高く操作もスムーズ
角度調整
コンパクトで設置性に優れています。首振りの角度は、左右120度・上下60度とワイドに設定できるので空気を循環させやすいです。
ボタン
ボタン表示もわかりやすく、スムーズに操作できました。羽根やカバーの取り外しも簡単で掃除しやすさも◎。
「使いやすさは圧倒的」とプロもべた褒めの衣類乾燥モードも搭載しています。
首振り角度の範囲が広いので衣類乾燥時も効率よく風を送れます。
【気流&風質】気流は細めだがパワフルでムラも少ない
最大風速:6.3m/s
気流の範囲は狭いですが、全体的にムラは少なめです。風速は6.3m/sと強めで、遠くまでしっかりと風を届けられていました。室内の空気を攪拌しやすい直進性の高い風なので、サーキュレーターとしての実力は申し分ありません。
【静音性】最大運転はうるさいので夜は最小運転を推奨
※騒音測定時の環境音は41.2dB
最大運転時はモーター音が大きく、騒音値は66.9dBと今回の製品の中でも大きめ。最小運転時は41.6dBで、意識しないと気にならないレベルです。子どもが昼寝したり寝室で使う場合には運転モードを調整するといいでしょう。
最大運転は外出中の衣類乾燥など、状況に合わせて使いましょう。
【消費電力】どのモードの運転でも電気代は抑えめでした
※「電気代」は1kWh31円。年間電気代は1日8時間365日使用した場合
消費電力は最大運転時で約17.4W、最小運転時で約1.8Wと、両方ともトップの省エネ。長時間使っても電気代は安く済むので、エアコンなどと併用する場合も安心です。
【2位】リズム「Silky Wind Circulator 9ZFA39RH08」
- リズムSilky Wind Circulator 9ZFA39RH08
- 実勢価格: ¥29,800〜
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- 風のムラ
- 最大風速
- 風速✕範囲
- 静音性
- 消費電力
- 使い勝手
風量も気流も満点評価を獲得!「風」で選ぶならリズムで決まり
サーキュレーターのおすすめランキング2位は、A評価のリズム(RHYTHM)「Silky Wind Circulator 9ZFA39RH08」です。風質ベストに選ばれました。
本体前後に2つのファンを搭載し、それを反転駆動させて大風量を実現するモデル。実際に風ムラや風速などをテストしましたが、風質は圧倒的に優秀でした。
ただ、パワフルさゆえに最大運転の稼働音はうるさく、消費電力が大きい点は注意が必要。
操作はシンプルでわかりやすく、羽根やカバーも外しやすいです。
- おすすめポイント
-
- 風質BEST
- 風速や風量はトップクラス
- 操作はシンプルでスムーズ
- がっかりポイント
-
- 最大運転時の電気代は高い
- 最大騒音はかなり大きい
- 幅
- 276mm
- 奥行
- 250mm
- 高さ
- 356mm
- 重量
- 3.5kg(約、AC電源アダプター含まず)
- 風量切替
- 6段階
- 型番
- 9ZFA39RH08
直進的な強風が発生していました。ムラも少なくて循環性は高いです。
▼テスト結果
- 全風量:26.9㎥/min
- 最大騒音:76.5dB
- 消費電力:50.0W
羽根サイズ・枚数
- 羽根径18cm
- 前面:4枚羽根 ※背面は3枚羽根
【気流&風質】ムラなく強い風で室内をしっかり循環
最大風速:8.6m/s
「風」のテスト3項目すべてで満点評価を獲得。スモークテストでは羽根部分から太くて強い風が吹き出しているのが一目瞭然で、全風量のムラも圧倒的に少なかったです。
直進性の高い風なので、室内の狙った位置にしっかりと届き、効率よく空気を循環できます。
【静音性】風量はパワフルですが稼働音も大きいです
※騒音測定時の環境音は41.2dB
今回テストした製品の中で、最強モードの騒音値が唯一70dBを超えたのが本製品。
風速や気流が優秀なので仕方がない部分はありますが、夜間や就寝時に運転するとかなり耳障りです。なお、最小運転時は41.6dBで、他機種とほぼ変わりません。
最強モードは短時間で一気に空気を循環させたいとき向きです。
【消費電力】最大運転で使うと電気代はかさみます
※「電気代」は1kWh31円。年間電気代は1日8時間365日使用した場合
最大運転時の消費電力は約50Wと電気代はかなり割高に。パワフルなので短時間の利用でも十分です。最小運転時は約2.1Wと平均的なので、常用運転は最小モードがおすすめです。
【使い勝手】本体は大きめだが操作やメンテはスムーズ
ボタン
感度のよいタッチボタンでスムーズに操作できます。
メンテ
洗うパーツは多めですが、カバーや羽根の着脱はラクチン。風量調節は6段階と少なめですが、衣類乾燥モードも搭載しています。
本体サイズが大きいため、部屋内を持ち運びしたい人には向いていません。
【3位】シャープ「PK-18S01」
- シャープPK-18S01
- 実勢価格: ¥19,470〜
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- 風のムラ
- 最大風速
- 風速✕範囲
- 静音性
- 消費電力
- 使い勝手
機能やモードは充実! 操作性はイマイチ
サーキュレーターのおすすめランキング3位は、A評価のシャープ(SHARP)「PK-18S01」でした。
消臭機能のある「衣類乾燥」などのモードを搭載し、サーキュレーターと扇風機を兼用できる多機能モデル。風量調節は10段階で首振りも上下左右ともに広範囲をカバーしています。
一部の設定はリモコンが必須なのでわかりにくいでしょう。
最大風速は強めでしたが、扁平気流でムラも多く空気の循環性にやや不安が残りました。
- おすすめポイント
-
- 機能が充実している
- 風速や風量は大きめ
- がっかりポイント
-
- 操作が少し複雑
- 幅
- 253mm
- 奥行
- 197mm
- 高さ
- 329mm
- 重量
- 2.6kg(約)
- 風量切替
- 10段階
- 型番
- PK-18S01-H
サーキュレーターと扇風機を両立させたオールラウンダー機種です。
▼テスト結果
- 全風量:15.5㎥/min
- 最大騒音:64.6dB
- 消費電力:17.5W
羽根サイズ・枚数
- 羽根径18cm
- 3枚羽根
ポイント:【気流&風質】横長の気流でムラがあるものの風速や風量は合格点
最大風速:5.2m/s
最大風速は5.2m/sと強めでしたが、気流の中心部から外側にかけて風速と気流のムラが大きめ。範囲も独特な扁平形状で、優秀とは言えません。
【使い勝手】多機能で首振りも広いがリモコンのみの操作は面倒
上下140度、左右120度と首振り範囲は広く、衣類乾燥時もしっかり風を当てられました。
衣類乾燥モードや消臭など機能が充実していて、風量調節や首振り範囲も十分に合格点。リモコンはシンプルな構成です。ただ、リモコンを使わないと設定できない項目もありました。
【4位】エイサー「Acerpure Cozy AF533-20W」
- エイサーAcerpure Cozy AF533-20W
- 実勢価格: ¥17,589〜
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- 風のムラ
- 最大風速
- 風速✕範囲
- 静音性
- 消費電力
- 使い勝手
最大運転は少しうるさいがムラなく循環させる風質
サーキュレーターのおすすめランキング4位は、A評価のエイサー(Acer)「Acerpure Cozy AF533-20W」でした。
サーキュレーター機能に特化したモデルで、機能は少なめですが、風量調節は12段階と充実しています。
スモークテストでは、ムラのない直進的な気流を発生させており、循環性の良さが高評価。
最大運転時の稼働音がかなり大きいですが、電気代はそこまで高くありません。
カバーを外すときにドライバーが必要な点はやや面倒です。
- おすすめポイント
-
- 風がムラなく広がる
- 操作がわかりやすい
- がっかりポイント
-
- メンテナンスに手間がかかる
- 幅
- 260mm(約)
- 奥行
- 300mm(約)
- 高さ
- 215mm(約)
- 重量
- 2.2kg(約)
- 風量切替
- 12段階
- 型番
- AF533-20W
▼テスト結果
- 全風量:18.1㎥/min
- 最大騒音:67.5dB
- 消費電力:22.7W
羽根サイズ・枚数
- 羽根径25cm
- 5枚羽根
【気流&風質】風速はそこまで強くないがムラは少なく直進的な気流
最大風速:4.1m/s
最大風速はそこまで強くありませんが、気流は全体的にムラが少なめ。放射線状で直進性が高く、狙った位置に風をきちんと届けられます。
【使い勝手】操作はシンプルだがメンテは少し面倒
衣類乾燥などの付加機能は少ないですが、風量は12段階と充実。操作はシンプルでわかりやすいです。
羽根カバーは本体にネジ止めされているので、メンテするたびにドライバーが必要になります。
【4位】シロカ「ポカクール SH-CD131」
- シロカポカクール SH-CD131
- 実勢価格: ¥19,980〜
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- 風のムラ
- 最大風速
- 風速✕範囲
- 静音性
- 消費電力
- 使い勝手
涼風&温風のツーウェイで一年中大活躍
サーキュレーターのおすすめランキング4位は、A評価のシロカ(siroca)「ポカクール SH-CD131」でした。
扇風機、温風機、サーキュレーター、衣類乾燥と1台4役をこなせるのがシロカ「ポカクール SH-CD131」。
「脱臭・除菌」や「3D首振り」などの機能も豊富で、幅広い季節や生活シーンで利便性が高いのが魅力です。
気流はややムラが目立ちましたが、風速は今回テストした6機種中3位。
ただ、最大運転時の稼働音や消費電力は大きめなので、状況に合わせて風量や使用時間を変えるといいでしょう。
- おすすめポイント
-
- 最大風速はパワフル
- 安全性などの機能が充実
- がっかりポイント
-
- 最大運転の電気代は高め
- 幅
- 285mm(約)
- 奥行
- 265mm(約)
- 高さ
- 315mm(約)
- 重量
- 4.3kg(約)
- 風量切替
- 7段階
- 型番
- SH-CD131
ヒーターとしても使えますが、サイズ感は大きめです。
▼テスト結果
- 全風量:11.7㎥/min
- 最大騒音:65.6dB
- 消費電力:31.0W
【使い勝手】温風や衣類乾燥などモードは多彩&メンテはフィルターだけでラクチン
モード
温風や衣類乾燥などモードは充実。その分、操作項目が多くて迷うシーンもありました。ただし、文字がグレーで少し見にくいかもしれません。
メンテ
メンテナンスは本体の両サイドにある2つのフィルターを洗うだけ。磁石式なので着脱はスムーズです。
【気流&風質】全体風量は平均的ですが風の範囲が横長で独特
最大風速:5.9m/s
送風口が長方形のため、気流も扁平になっています。最大風速は5.9m/sとトップクラスに近いですが、気流全体のムラは大きめ。
最大運転時は、騒音値が約65.6dB、消費電力が約31Wと及第点レベルでした。
【6位】ドウシシャ「FCZ-181」
- ドウシシャFCZ-181
- 実勢価格: ¥3,135〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥3,135〜
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- 風のムラ
- 最大風速
- 風速✕範囲
- 静音性
- 消費電力
- 使い勝手
風も使い勝手もフツーで特徴が薄いのがネック
サーキュレーターのおすすめランキング6位は、ドウシシャ(Doshisha)「FCZ-181」でした。
コンパクトで持ちやすく、羽根や前後のカバーは外して洗えます。
最大運転時の稼働音はバツグンに静かで「おやすみ風」や「減光」「消灯」モードを搭載し、寝室でも使いやすいのは高評価でした。
ただ、風量調節が3段階と少なく、かがまないと見にくいボタン配置が微妙。
気流のムラは少ないですが、最大風速が弱く風質の評価は伸び悩みました。
- おすすめポイント
-
- 最大運転時でも静か
- コンパクトでメンテもラク
- がっかりポイント
-
- 床置きだとボタンが見にくい
- 幅
- 230mm(約)
- 奥行
- 225mm(約)
- 高さ
- 340mm(約)
- 重量
- 2.5kg(約、本体のみ・リモコン含まず)
- 風量切替
- 3段階
- 型番
- FCZ-181WH
▼テスト結果
- 全風量:14.1㎥/min
- 最大騒音:57.6dB
- 消費電力:40.6W
羽根サイズ・枚数
- 羽根径18cm
- 3枚羽根
ポイント:【気流&風質】ムラは少なく直進するが全体的に風速はひかえめ
最大風速:4.6m/s
ムラの少ない気流ですが、最大風速は弱めです。スモークテストでは送風直後から煙が広く拡散してしまい、直進性にはやや不満が残ります。
【静音性】最大運転時でも稼働音は静か
※騒音測定時の環境音は41.2dB
最大運転時の騒音値は、今回の製品の中で唯一60dBを下回りました。最小運転時の騒音値も約42dBと大きくなく、静音性は6製品中トップです。
ただ、最大運転時の消費電力は40.6Wと大きく、静かだからと多用すると電気代が割高になります。
まとめ:賢く使って部屋干しの時短や節電にも!
以上、サーキュレーターのおすすめランキングでした。
DCモーター搭載のサーキュレーターを集めて検証を行った結果、アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)「PCF-SDC15T-EC-W」が総合ベストバイを獲得しました。小型で使いやすく風質もハイレベル。操作性とメンテナンスも評価が高く、プロ絶賛の使いやすさです。
「風」で選ぶなら、風質BESTを獲得したリズム「Silky Wind Circulator 9ZFA39RH08」です。二重反転ファン搭載で強い気流を実現しています。
ぜひ、記事を参考に自分にぴったりのお気に入りを見つけてください。
【総合ベストバイ】アイリスオーヤマ「PCF-SDC15T-EC-W」
アイリスオーヤマ
PCF-SDC15T-EC-W
【風質BEST】リズム「Silky Wind Circulator 9ZFA39RH08」
リズム
Silky Wind Circulator
9ZFA39RH08
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扇風機として使えるサーキュレーターも最近は増えてきました。