スマートフォン純正のApple Pencilと遜色ない互換ペンはある?

第1世代、第2世代ともに1万円超えと高額のApple Pencil。iPadユーザーの必須アイテムですが、その値段の高さは永遠の悩みですよね。

安い代用ペン・互換ペンもいろいろとありますが、「やっぱり純正品を買っておけばよかった」なんて後悔もしたくありません。

そこで、本音の家電ガイド『家電批評』が人気の格安Apple Pencil互換ペンシルを徹底比較。Apple Pencilと遜色ない製品があるのか、書き味や使いやすさ・使い心地などをテストしました。

純正「Apple Pencil(第2世代)」はこちら

Apple Pencil(第2世代)の製品画像

アップル
Apple Pencil(第2世代)
実勢価格:1万5950円

iPad に直接マグネットで接着して充電されるのが特徴のApple Pencil(第2世代)。形状は円柱の一面のみ平面で転がりにくくなっています。

ダブルタップの操作で鉛筆と消しゴムのツールを交互に変更できます。

多根清史 氏
テクニカルライター
多根清史 氏 のコメント

純正は筆圧検知やiPadからの充電にも対応、やはり別格。

スマートフォンタッチペンとスタイラスペンの違いは?

タブレットにタッチペンでイラストを描いている画像

タブレットやスマホを操作するときに使用するタッチペンは、スタイラスペンとも呼ばれています。鉛筆などの一般的な文房具では、ディスプレイは反応しませんが、タッチペン・スタイラスペンは、PCやタブレット、スマートフォンなどの画面に流れる電力を吸収することで、どこに触れたか検知する仕組みになっています。

「タッチペンとスタイラスペンは何が違う?」という人もいますが、どちらも同じで大きな違いはほとんどありません

メーカーによっては、シンプルな機能でタッチ操作できるものをタッチペン、機能が豊富で細かい描写に適しているペンをスタイラスペンと呼ぶようです。

ここでは、シンプルに文字を書く用途で格安の Apple Pencil互換ペンを探して、タッチペン、スタイラスペンどちらも比較しました。

スマートフォンタッチペンの種類と選び方

タッチペンには用途に応じてさまざまなタイプがあります。目的に応じて選びましょう。

ペン先の素材で選ぶ

シリコンゴム

シリコン製は100均製品にも使われ、手頃な価格のものが多いです。細かい線の表現よりも、ボタンをタッチしたり大きな文字を書くときに向いています。

導電性繊維

導電性繊維製は、シリコン製と比べて価格はやや高めですが、サラサラとしたなめらかな書き心地が特徴。ペン先が球状のものが多く、筆状などイラストを描くのに適しているものもあります。

透明ディスク

平らな透明樹脂がペン先に設置されているディスクタイプです。ペン先がタッチパネルと面で接するため画面が見やすく、繊細な描画におすすめ。ボールペンを使っているような書き心地ですが、少し慣れるまでは時間がかかります。

樹脂製

樹脂製は本物のボールペンのような書き心地が特徴です。小さな文字も書きやすいですが、他の素材よりやや高いです。

ペン先のタイプで選ぶ

ペン先が丸いタイプ

丸いペン先のイメージ画像

タッチペンで一般的なのが、ペン先が丸いタイプです。価格が安く、気軽に購入でき、子どものお絵描き用やゲーム用として初心者におすすめです。

ペン先が細いタイプ

ペン先が細いタイプは、先端が鉛筆のように細くなっており、スタイラスペン初心者の方でも扱いやすいです。

ボールペンのような書き心地で扱いやすいのが特徴でタッチペンを初めて使うという人にもおすすめ。スマートフォンなどの小さな画面でも使いやすく、細かい文字が描きやすいです。

ペン先は極細仕様のものから中太程度のものがあります。耐久性に優れていますが、画面を傷つける場合があるので、液晶保護シートや保護フィルムを付けて使用しましょう。

ペン先が筆のタイプ

イラストを描く人にピッタリなのが、ペン先が筆になっているタイプのタッチペン。筆タイプは、紙の上のような、さらさらとした滑りのよい書き心地が特徴です。筆文字のように描くこともでき、いろいろな使い方を楽しめます。

筆圧感知タイプ

筆圧感知タイプは、筆圧によって線の太さが変わる機能を持っているのが特徴のタッチペンです。価格はやや高めですが、線の太さに変化が付けられるため精細なイラスト描くのに最適。そのため、イラストレーターや漫画家に人気のモデルです。

機能性で選ぶ

このほかにも紙とタブレットの両方で使用できるボールペンとの2in1タイプ、イヤホンジャックに差し込んで持ち運べるストラップタイプや、ペン先が収納できるノック式タイプ、イラストなどの創作に便利な機能切り替えボタンなどが付いたモデルなど、さまざまな機能を搭載したものがあります。

スマートフォンiPadで文字入力用の格安タッチペン7製品を比較

今回は、iPadやiPhoneで「文字を書く用」として普段使いに最適なリーズナブルな1本を探して、Amazonや楽天市場で人気のペン先が細いタイプ・筆圧感知非対応の格安モデルの7製品をピックアップしました。

3000円以下を中心に6000円台までで購入できるものを比較。テストでは、書き味や持ちやすさ、筆圧検知など以下の8項目をチェックしました。

テスト1:書き味

ペン先の走りやなめらかさを検証しました。

テスト2:持ちやすさ

形状、太さ、軸の材質などをチェックしました。

テスト3:筆圧検知機能

筆圧を検知し、線の太さが変わる機能を搭載しているかをチェックしました。

テスト4:パームリジェクション

ペン先以外が画面に触れても反応しない機能を搭載しているかをチェックしました。

テスト5:磁石

磁石内蔵でiPadに装着できるかどうかをチェックしました。

テスト6:充電

対応している充電式の種類や数をチェックしました。

テスト7:機能性

物理ボタンの数や充電ランプ搭載かを比較しました。

テスト8:交換用ペン先

ペン先が摩耗した際の交換用が付属しているかもチェックしています。

それでは、互換ペンシル7製品の比較結果を、評価の高かった順に紹介します。

第1位筆圧検知以外は純正並み!RICQD「S10」

RICQD S10の製品画像
王冠アイコン

RICQD
S10
実勢価格:2278円

サイズ・重量:直径約9×H161mm・約13g
自動スリープ:5分間
稼働時間:約8時間
充電方式:USB Type-C

▼テスト結果

  • 書き味       :◎
  • 持ちやすさ     :◎
  • 筆圧検知      :なし
  • パームリジェクション:あり
  • 磁石        :◎
  • 充電        :◎
  • 機能性       :△
  • 交換用ペン先    :あり
  • 評価        :S

7製品中、ベストバイに輝いたのはRICQD「S10」でした。

RICQD S10を使ってiPadに文字を描いている画像

ペン先はアップルペンシルと同じPOM素材(樹脂)で細く書き心地もよく、限りなく純正に迫る完成度。傾き検知も実用的で、マーカーの太さを変えられるのは便利。充電が早いのも嬉しいポイントです。

ポイント1:ほぼ純正の書き心地

書き味

RICQD S10の書き味のテスト

「RICQD」の書き心地は純正品とほぼ一緒。筆圧検知はないですが、文字を書くだけなら問題ありません。

持ちやすさ

RICQD S10の持ちやすさのテスト

グリップ部分の形状は第2世代ペンシルと似ていて、平面があるおかげでしっかりと握れます。手にしっかりなじみ、転がりにくいです。

パームリジェクション

パームリジェクション対応でペンを持つ手が画面に触れたままでもOK。ディスプレイに手を置きながら書けるため、腕が疲れにくいのも高評価です。

ポイント2:機能性も3000円切りなら文句なし

付属USBケーブルにはType-A端子をType-Cに変換するアダプタが付いているので、iPadから直接充電できます。

RICQD S10がiPadの側面にくっついている様子

磁気吸着機能が付いているため、ペンホルダー付きケースを使っていない場合、磁気対応iPadにくっついて収納できるので持ち運びに便利。本製品はくっつくポジションもちょうどいいです。

複雑なBluetoothペアリング不要のモデルです。タッチペンは使いすぎると芯が削れてしまうことがありますが、交換用の替え芯(ペン先)が2つ付属しています。

対応機種

IPad Air(第3世代), IPad Air(第4世代), IPad(第6世代、第7世代、第8世代、第9世代), 12.9インチiPad Pro(第3世代、第4世代、第5世代), IPad mini(第5世代), IPad mini (第6世代), IPad Air(第5世代), 11インチiPad Pro(第1世代、第2世代、第3世代)

第2位過去ベストも文句なしの性能 KINGONE「スタイラスペン」

KINGONE スタイラスペンの製品画像

KINGONE
スタイラスペン
実勢価格:3259円

サイズ・重量:直径約9×H166mm・16.8g
自動スリープ:5分間
稼働時間:約10時間
充電方式:USB Type-C

▼テスト結果

  • 書き味       :◎
  • 持ちやすさ     :◎
  • 筆圧検知      :なし
  • パームリジェクション:あり
  • 磁石        :◎
  • 充電        :○
  • 機能性       :△
  • 交換用ペン先    :あり
  • 評価        :A

2位のKINGONE「スタイラスペン」は、雑誌『家電批評』2021年12月号でベストバイに選ばれていた商品。Androidにも対応しています。鉛筆のように太さを変えられる傾き感知機能がついています。

細かい文字のメモ書きから絵やイラスト制作まで作業でスムーズに使えて、特に不満は見当たりません。間違って電源が入りやすいのは少し残念です。

磁気吸着機能が付いているため、磁気対応のiPadならペンを貼り付けて持ち歩くこともできます。

第2位充電を除けば完成度は高い Winwill「iPad タッチペン」

Winwill iPad タッチペンの製品画像

Winwill
iPad タッチペン
実勢価格:3199円

サイズ・重量:直径約9×H159mm・16.3g
自動スリープ:5分間
稼働時間:10時間
充電方式:USB Type-C

▼テスト結果

  • 書き味       :◎
  • 持ちやすさ     :◎
  • 筆圧検知      :なし
  • パームリジェクション:あり
  • 磁石        :◎
  • 充電        :○
  • 機能性       :△
  • 交換用ペン先    :あり
  • 評価        :A

2位のWinwill「iPad タッチペン」は、ペンの感度もよく、保護フィルムを貼っていても書き心地は問題ありませんでした。

ただ、充電ポートのほこり防止カバーが小さいため紛失しやすいかもしれません。

第2位機能性の高さが秀逸 Znines「PEN-01」

Znines PEN-01の製品画像

Znines
PEN-01
実勢価格:2680円

サイズ・重量:直径約9×H164mm・約18g
自動スリープ:5分間
稼働時間:12時間
充電方式:USB Type-C

▼テスト結果

  • 書き味       :◎
  • 持ちやすさ     :◎
  • 筆圧検知      :なし
  • パームリジェクション:あり
  • 磁石        :△
  • 充電        :○
  • 機能性       :◎
  • 交換用ペン先    :あり
  • 評価        :A

同じく2位のZnines「PEN-01」は、USB-C充電が可能で、形状もApple Pencilの互換製品としてはまずまずでした。

磁石位置が微妙で、少し太めな点は、好みが分かれるかもしれません。

5位:丸軸で持ちづらい Adonit「Adonit Note 2」

Adonit Adonit Note 2の製品画像

Adonit
Adonit Note 2
実勢価格:6600円

サイズ・重量:直径約9.2×H156.5mm・15g
自動スリープ:20分間
稼働時間:24時間
充電方式:USB Type-C

▼テスト結果

  • 書き味       :◎
  • 持ちやすさ     :△
  • 筆圧検知      :なし
  • パームリジェクション:あり
  • 磁石        :×
  • 充電        :◎
  • 機能性       :◎
  • 交換用ペン先    :なし
  • 評価        :B

5位はAdonit「Adonit Note 2」。iPadのほか、スマホでも使える汎用性の高さは高評価。ただ、丸軸で持ちにくいのは残念です。

6位:デザインはかわいい プリンストン「PSA-TPRCP」

プリンストン PSA-TPRCPの製品画像

プリンストン
PSA-TPRCP
実勢価格:6600円

サイズ・重量:直径約9×H142mm・11g
自動スリープ:約5分間
稼働時間:約15時間
充電方式:USB Type-C

▼テスト結果

  • 書き味       :◎
  • 持ちやすさ     :△
  • 筆圧検知      :なし
  • パームリジェクション:あり
  • 磁石        :×
  • 充電        :○
  • 機能性       :△
  • 交換用ペン先    :あり
  • 評価        :C

6位はプリンストン(Princeton)「PSA-TPRCP」。本体は約11gと超軽量設計で見た目はいいですが、iPadにはペンではなく指のタッチとして認識され、使い勝手はイマイチです。

7位:性能の割に高い ラスタバナナ「RTP06WH」

ラスタバナナ RTP06WHの製品画像

ラスタバナナ
RTP06WH
実勢価格:3960円

サイズ・重量:直径約9×H145mm・約15g
自動スリープ:約5分間
稼働時間:約30時間
充電方式:USB micro-B

▼テスト結果

  • 書き味       :×
  • 持ちやすさ     :△
  • 筆圧検知      :なし
  • パームリジェクション:なし
  • 磁石        :×
  • 充電        :○
  • 機能性       :◎
  • 交換用ペン先    :なし
  • 評価        :D

7位のラスタバナナ「RTP06WH」は、個体差があるかもしれませんが、テストした製品はiPadに認識されず。機能に対して価格も高すぎます。

スマートフォンおすすめのiPad保護フィルムはこちら

エレコム TB-A20MFLAPLL ペーパーライクフィルムの製品画像

エレコム
TB-A20MFLAPLL
ペーパーライクフィルム
(ケント紙タイプ)
実勢価格:1455円

ペンシルで文字を書く際の滑りを軽減してくれるのが、エレコム「TB-A20MFLAPLL ペーパーライクフィルム」。樹脂製で表面が滑り止め加工されており、紙のような書き心地に近づくため、ペン先が滑りにくいです。

特にエレコムは、摩耗対策が施されていて、ペン先の減りも緩和してくれます。

スマートフォンまとめ:A評価までは書き心地に大差なし

以上、互換ペンシル7製品の比較検証でした。いかがでしたか?

テストの結果、A評価3製品に、充電機能の差でわずかに勝った「RICQD」が見事ベストバイに輝きました。変換アダプタによりType-A、Cの2種類の充電が可能で、3000円を切る価格も魅力です。

ただ、A評価までの製品は大きな差がないので、ボタンやLEDランプの有無など、好み次第でどれを選んでもいいでしょう。4製品ともにペン先のみを認識するパームリジェクションに対応していて、保護フィルムの種類にも左右されるため書き心地も大差ありません。

ひとつ注意したいのは、今回検証した製品は、すべて筆圧検知に非対応ということ。イラスト作成などでは、さすがに純正ペンシルに劣りますが、あくまで文字入力用と考えれば、どれも3000円前後で買えるハイコスパ品といえるでしょう。

記事を参考に、ストレスなく使えるお気に入りの1本を見つけてください!

おすすめのタッチペン:RICQD「S10」

RICQD S10の製品画像
王冠アイコン

RICQD
S10
実勢価格:2278円

サイズ・重量:直径約9×H161mm・約13g
自動スリープ:5分間
稼働時間:約8時間
充電方式:USB Type-C

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