注目Wi-Fi 7ルーターを実測テスト!

Wi-Fi 6/6Eに次ぐ次世代のWi-Fi規格「Wi-Fi 7」。
従来の規格と比べて最大通信速度や安定性が向上し、より多様なWi-Fiの利用シーンに対応可能となりました。
そこで雑誌『家電批評』編集部では、Wi-Fi 7対応ルーターの注目製品を緊急テスト! 実測でわかった真の実力を紹介します。
Wi-Fi 7ルーター 注目製品の実力は?
▼Wi-Fi 7ルーター 1万円クラス部門
【1位】バッファロー「WSR3600BE4P」
- バッファローWSR3600BE4P-BK
- 最安価格: ¥10,980〜
- おすすめポイント
-
- 1万円台のルーターとしては申し分のない通信速度
- Wi-Fi 7の通信機能で速度とつながりやすさが向上
- 3つのLANポートで有線接続にも余裕がある
- がっかりポイント
-
- 6GHz帯を使用した通信に対応していない
- 幅
- 43mm(付属品および突起物を除く)
- 奥行
- 133mm(付属品および突起物を除く)
- 高さ
- 148mm(付属品および突起物を除く)
- 重量
- 280g(約、本体のみ)
- ストリーム数
- 4
- Wi-Fi 7
- 〇
- メッシュWi-Fi
- 〇
- ポート
- WAN×1 (1Gbps)、LAN×3 (1Gbps)
- IPv6
- 〇
- バンドステアリング
- 〇
- ビームフォーミング
- 〇
- MU-MIMO
- 〇
- 型番
- WSR3600BE4P-BK
ポート<良好>
3つの機器を有線接続できる

背面には3つのLANポートを備えています。
スタンダードモデルでは1〜2ポートしかない製品もありますが、3ポートあればゲーム機やテレビなど、通信を途切れさせたくない製品をしっかりフォローできます。
【ベストの決め手!】1万円でもしっかり速い
5GHz帯
最大速度(上り)501.67(下り)850.13
平均速度(上り)391.73(下り)766.40
2.4GHz帯
最大速度(上り)204.12(下り)348.07
平均速度(上り)158.50(下り)260.19 単位:Mbps
実際の使用環境を想定し、2階建て一軒家の2階にルーターを設置。
2階2部屋と1階2部屋で通信速度を測定しました。
バッファロー(BUFFALO)「WSR3600BE4P」は、スタンダードモデルとしては通信速度が速く、5GHz帯の上りは「最大・平均」とも上位カテゴリーで同時にテストしたエレコム「WRC-BE94XSD-B」を上回りました。
下りも1Gbpsには届かなかったものの、実用的には十分な速度が出ています。
また、「MLO」などのWi-Fi 7から対応した新機能に対応。Wi-Fi 6E以前の製品と比べて数値には反映されないつながりやすさも向上しており、約1万円とは思えません。
さらに、Wi-Fi 7のこんな通信機能でつながりやすさがアップ!
Wi-Fi 7は前規格のWi-Fi 6Eからさまざまな進化を遂げています。
バッファロー(BUFFALO)「WSR3600BE4P」はそのなかでも、「MLO」「4096QAM」「Multi-RU」といった、通信を安定させる機能が利用可能です。
最大46Gbpsの高速通信や6GHz帯および320MHz幅には対応していませんが、それでもつながりやすさは向上しています。
【MLO(Multi-Link Operation)】

Wi-Fi 7の大きな進化が、複数の周波数帯を同時に利用できるようになったことです。
一度に通信できるデータ量が増えることで、通信が安定し速度が向上します。
【4096QAM】
変調方式が「1024QAM」(10bit)から「4096QAM」(12bit)に拡大。
これにより通信速度が1.2倍になります。
【Multi-RU】
1ユーザーにつき1つだった通信時のリソースユニットが、複数割り当てられるようになります。
まとめ:Wi-Fi 7ルーターは、6GHz帯非対応モデルなら1万円クラスが高コスパ!
製品を検証した結果、まだ対応機器の少ない6GHz帯の通信機能を求めないという人にはバッファロー「WSR3600BE4P」が、高コスパではないでしょうか。
ポート数にも余裕があり、通信機能も速度とつながりやすさが向上しています。
Wi-Fiルーター選びで悩んでいる人は、記事を参考に、ぜひお気に入りを見つけてください。
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