【結論】今買うべきメッシュWi-Fiルーターのおすすめ
メッシュWi-Fiルーターのおすすめは、雑誌『家電批評』が専門家と一緒にメッシュWi-Fiルーターを実際に使って検証した結果、1位ベストバイはTP-Link「Deco BE9300(2パック)」でした。6GHz帯が全部屋で安定して速く、実測値の近いライバル機よりも大幅に安価であることが決定打となりました。コスパがいいもの、使い勝手がいいものを探している人におすすめです。
【総合力ベスト】6GHz帯が速くて安定
- TP-LinkDeco BE9300(2パック)
- 最安価格: ¥53,800〜
目的別・メッシュWi-Fiルーターのおすすめ
-
総合力で選ぶなら通信速度が速く多機能なTP-LinkDeco BE9300(2パック)
-
5GHz帯の速度で選ぶなら対応機器の多い5GHz帯で上り・下りともにベストバイを上回ったAmazonAmazon eero Pro 7(2ユニット)
メッシュWi-Fiルーターのメリット

通常の家庭用Wi-Fi環境では、1台のルーターにPCやスマートフォン、タブレットなどすべての機器を接続して通信を行います。
接続台数が少ないうちは問題ありませんが、多くのデバイスを同時接続すると通信速度が低下したり、つながりにくくなったりすることがあります。また、広いマンションや戸建て住宅では電波が隅々まで届かず、通信が途切れる「死角」が生まれることも少なくありません。

一方、「メッシュWi-Fi」は、網の目のようにWi-Fiネットワークを家に張り巡らせるシステムです。サテライト(中継機)と連携して通信エリアを広げるため、接続端末が5台、10台と増えても負荷を分散させることが可能です。また、常に電波状態の良いルーターへ自動的に切り替わるため、安定した通信が行えるという大きなメリットがあります。
複数の機器を設置しますが、システム全体で「ひとつのネットワーク」として認識されるため、場所を移動するたびに接続先(SSID)を選び直す煩わしさもありません。Wi-Fi接続機器の多様化や台数の増加により、「家中どこでも快適に通信したい」というニーズは高まるばかりです。
そこで今回は、つながりやすさを重視したい人に最適な「メッシュWi-Fiルーター」に注目。雑誌『家電批評』編集部が、人気の11製品を集めて比較テストを実施し、おすすめランキングを発表します。
メッシュWi-Fiルーターとは?
親機となるWi-Fiルーターと、専用のサテライト(中継機)を組み合わせて、ひとつの大きなネットワークを作り出すシステムのことです。 モデムに親機を接続し、サテライトを家の中に点在させることで、どの部屋にいても強力なWi-Fi電波をキャッチできるようになります。元来はオフィスや公共施設向けに開発された技術で、親機への負荷分散と広範囲のカバーを同時に実現し、自宅内に死角のない快適な通信環境を構築できるのが特徴です。
メッシュWi-Fiルーターの失敗しない選び方
【検証方法】戸建てにルーターを設置して1階と2階で速度を計測
複数のルーターを組み合わせることで真価を発揮するメッシュWi-Fiルーター。今回は全4製品をそれぞれ2台セットで評価しました。
通信速度の検証は、実際の利用シーンに即して一戸建ての住宅で行っています。ルーターを設置した部屋だけでなく、壁を隔てた隣室や階下の部屋など、複数地点で速度を計測。それらの数値を総合的に判断し、評価を決定しました。


ルーターは、図に示した一戸建て2階の「(1)ベッドルーム」に設置しました。最新のWi-Fi 7対応ノートPCを用い、「(1)ベッドルーム」「(2)書斎」「(3)キッチン」「(4)リビング」の計4地点で転送速度を計測。最高速度、平均速度、および付加機能の充実度をそれぞれ点数化し、総合ランキングを作成しました。
計測にはWi-Fi 7(320MHz帯)対応PCを使用

NEC
LAVIE SOL
S1355/JA
Wi-Fi 7に対応した13.3型ノートパソコン。大学生をターゲットに開発されたモデルです。
メッシュWi-Fiルーターのおすすめランキング
プロと雑誌『家電批評』編集部が実際に比較検証してわかった、メッシュWi-Fiルーターのおすすめランキングです。ベストバイ1位はTP-Link「Deco BE9300(2パック)」、2位はAmazon「Amazon eero Pro 7(2ユニット)」でした。以下は6GHz帯・5GHz帯・2.4GHz帯・付加機能などを比べた当サイト独自の結果です。
| 商品 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TP-LinkDeco BE9300(2パック)
![]() |
|
107.5mm |
107.5mm |
176mm |
6 |
◯ |
◯ |
WAN/LAN(2.5G)×4、USB 3.0×1 |
||
AmazonAmazon eero Pro 7(2ユニット)
![]() |
|
79mm |
147mm |
180mm |
6 |
◯ |
◯ |
WAN/LAN(5G)×2 |
||
AmazonAmazon eero 7(2ユニット)
![]() |
|
130mm |
130mm |
64mm |
4 |
◯ |
◯ |
WAN/LAN(2.5G)×2 |
||
TP-LinkDeco BE22(2パック)
![]() |
|
150mm |
150mm |
62mm |
4 |
◯ |
◯ |
WAN/LAN(1G)×2 |
【1位】TP-Link「Deco BE9300(2パック)」
- TP-LinkDeco BE9300(2パック)
- 最安価格: ¥53,800〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 6GHz帯は全部屋安定して速い
- 実測値が近いライバルより安価
- がっかりポイント
-
- 有線ポートの対応が2.5Gまで
- 幅
- 107.5mm
- 奥行
- 107.5mm
- 高さ
- 176mm
- 最大通信速度
- 9.3Gbps
- ストリーム数
- 6
- バンド
- トライバンド
- 帯域幅
- 320MHz(6GHz)
- 同時接続数
- 200台以上
- メッシュWi-Fi
- ◯
- MLO
- ◯
- IPv6
- ◯
- ポート
- WAN/LAN(2.5G)×4、USB 3.0×1
- 型番
- Deco BE9300 2-pack
<転送速度>
| 6GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | 458.78Mbps | 1472.41Mbps |
| 平均速度 | 405.38Mbps | 1329.75Mbps |
| 5GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | 446.71Mbps | 1243.99Mbps |
| 平均速度 | 340.04Mbps | 995.74Mbps |
| 2.4GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | 172.15Mbps | 385.50Mbps |
| 平均速度 | 99.59Mbps | 265.56Mbps |
6GHz帯は1階・2階の全部屋で1Gbps越えを達成
| 6GHz帯 | 上り | 下り | |
| 2階 | 書斎 | 458.78Mbps | 1472.41Mbps |
| ベッドルーム | 445.83Mbps | 1433.16Mbps | |
| 1階 | リビング | 377.30Mbps | 1219.87Mbps |
| キッチン | 339.59Mbps | 1193.56Mbps | |
6GHz帯の下りは、ルーターを設置した2階の2部屋と1階の2部屋ともに1Gbpsを超えており、実用的に十分な速度が出ています。
[GOODポイント]最大通信速度が速いのに安価だったのはDeco!
| スペック比較 | Deco BE9300 | eero Pro 7 |
| 実勢価格 (2個セット) |
5万3800円(検証時) | 7万5800円(検証時) |
| 速度規格 | BE9300 | BE9200 |
| 理論上の 最大通信速度 |
9.3Gbps | 3.9Gbps(無線) 4.7Gbps(有線) |
| 最大Wi-Fi範囲 | - | 190m2 |
| ストリーム数 | 6 | 6 |
| 同時接続数 | 200台以上 | 約200台 |
| WAN/LANポート | 2.5G✕4 | 5G✕2 |
| USBポート | USB 3.0✕1 | - |
通信速度に関しては、2位のAmazon「Amazon eero Pro 7」も十分に速く、両者の評価に大きな差はありませんでした。
そこで決定打となったのが、スペックと価格です。TP-Link「Deco BE9300(2パック)」は理論上の最大通信速度で勝っているうえ、WAN/LANポートの数が多く、USB 3.0ポートまで備えています。
ポート単体の規格(速度)こそ5Gbps対応の「Amazon eero Pro 7」に譲りますが、それ以上に多機能である点、そして何より2万円以上も安いことを踏まえ、今回はDecoに軍配が上がりました。
<付加機能>USB 3.0ポートを搭載。HDD接続でファイル共有可能

写真上から、WPS、WAN/LAN(2.5G)✕4、USB 3.0✕1。
WAN/LANポートはすべて2.5Gbpsと速度面ではやや物足りないものの、ポート数が多い点はプラス材料です。また、USB 3.0ポートを備えており、接続したHDDやSSDをNAS(ネットワークストレージ)のように扱えます。

家中のパソコンやスマホがHDDとつながる。
<アプリ>初期設定もSSID・パス編集もゲストネットワークも簡単操作

「Decoアプリ」は初期設定だけでなく、SSIDやパスワードの編集も簡単です。友人が訪ねてきた際には、ゲストネットワークも瞬時に構築できます。
ヒートマップ(約60畳のフロアでテストを実施)

ワンフロアなら部屋全体を快適な状態でカバーします。メッシュ構築時に各部屋に配置することを考えると、頼もしいです。
【2位】Amazon「Amazon eero Pro 7(2ユニット)」
- AmazonAmazon eero Pro 7(2ユニット)
- 最安価格: ¥75,799〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 対応機器の多い5GHz帯が高速
- ルーターっぽくないデザイン
- がっかりポイント
-
- ライバルに比べると高額
- 幅
- 79mm
- 奥行
- 147mm
- 高さ
- 180mm
- ストリーム数
- 6
- バンド
- トライバンド
- メッシュWi-Fi
- ◯
- MLO
- ◯
- IPv6
- ◯
- ポート
- WAN/LAN(5G)×2
- 型番
- B0DN3FFF3S
<転送速度>
| 6GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | - | - |
| 平均速度 | - | - |
| 5GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | 499.88Mbps | 1401.69Mbps |
| 平均速度 | 393.05Mbps | 1200.10Mbps |
| 2.4GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | - | - |
| 平均速度 | - | - |
5GHz帯だけでも余裕のある通信速度
| 5GHz帯 | 上り | 下り |
| 2階最大速度 | 499.88Mbps | 1401.69Mbps |
| 1階最大速度 | 348.71Mbps | 1056.67Mbps |
| 平均速度 | 393.05Mbps | 1200.10Mbps |
2階、1階ともに下りは最大1Gbpsを超えています。1台でも十分に戸建てをカバーできる通信性能です。
実用的な5GHz帯が高速なのはメリット。価格が気にならなければこちらもおすすめです。
<付加機能>搭載ポート

写真は、WAN/LAN(5G)✕2。
有線ポートは2つのみ。一方はWAN(回線)として使用するため、有線接続できる機器は1台に限られますが、5Gbps対応なのはうれしいポイント。右側のUSB-Cポートは電源用です。
サイズ感もだいたい同じ

「Deco BE9300」、「Amazon eero Pro 7」ともに、丸みを帯びた形状と白いボディが印象的です。性能だけでなく、デザインの好みで選ぶのもひとつの手です。
【3位】Amazon「Amazon eero 7(2ユニット)」
- AmazonAmazon eero 7(2ユニット)
- 最安価格: ¥34,799〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- コンパクトさと速さを両立
- 幅
- 130mm
- 奥行
- 130mm
- 高さ
- 64mm
- ストリーム数
- 4
- メッシュWi-Fi
- ◯
- IPv6
- ◯
- ポート
- WAN/LAN(2.5G)×2
- 型番
- 53-100510
<転送速度>
| 6GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | - | - |
| 平均速度 | - | - |
| 5GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | 408.13Mbps | 1314.12Mbps |
| 平均速度 | 369.24Mbps | 1053.49Mbps |
| 2.4GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | - | - |
| 平均速度 | - | - |
<付加機能>搭載ポート

写真は、WAN/LAN(2.5G)✕2。
デスクに置いてジャマにならない

大きなルーターは目立ってイヤという人も、このサイズなら納得できるでしょう。
【4位】TP-Link「Deco BE22(2パック)」
- TP-LinkDeco BE22(2パック)
- 最安価格: ¥13,800〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 2.4GHz帯で優れたパフォーマンスを発揮
- コンパクトさはNo.1
- 幅
- 150mm
- 奥行
- 150mm
- 高さ
- 62mm
- ストリーム数
- 4
- メッシュWi-Fi
- ◯
- IPv6
- ◯
- MLO
- ◯
- ポート
- WAN/LAN(1G)×2
- 型番
- Deco BE22(2-pack)
<転送速度>
| 6GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | - | - |
| 平均速度 | - | - |
| 5GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | 344.85Mbps | 789.48Mbps |
| 平均速度 | 292.88Mbps | 742.50Mbps |
| 2.4GHz帯 | 上り | 下り |
| 最大速度 | 188.17Mbps | 367.56Mbps |
| 平均速度 | 128.00Mbps | 297.84Mbps |
2.4GHz帯の通信速度
| 2.4GHz帯 | BE22 | BE9300 | |
| 上り | 最大速度 | 188.17Mbps | 172.15Mbps |
| 平均速度 | 158.00Mbps | 99.59Mbps | |
| 下り | 最大速度 | 367.56Mbps | 385.50Mbps |
| 平均速度 | 297.84Mbps | 265.56Mbps |
2.4GHz帯を重視するなら、十分に実用的な速度です。なお、5GHz帯の下り最速は789.48Mbpsでした。
<付加機能>搭載ポート

写真は、WAN/LAN(1G)✕2。
メッシュWi-Fiルーター選びでよくある質問Q&A
リビングではつながるのに、他の部屋だとつながらない。どうしたらいい?
「中継機」か「メッシュWi-Fi」を使いましょう。2階建ての戸建てや2LDK以上のマンションなどでは、どうしてもWi-Fiの電波が届きにくい部屋が生じがちです。中継機やメッシュWi-Fiは、ルーターからの電波を中継して再発信してくれるため、導入するだけで手軽に通信エリアを広げることができます。
メッシュWi-Fiと中継機の違いは?
中継機は子機、メッシュはすべて親機です。中継機とメッシュWi-Fiはどちらも「Wi-Fiエリアを広げる」という目的は同じですが、仕組みが異なります。親機の電波を中継してエリアを拡大する中継機は、電波を単にバケツリレーのように中継するため親機への負担が大きく、通信速度が半減してしまうこともあります。一方、メッシュWi-Fiは親機と子機(サテライト)が連携してひとつの大きなネットワーク(チーム)を作ります。常に一番良い経路を自動で選んで通信するため、速度の低下を最小限に抑え、家中どこでも安定してつながるのが特徴です。
中継機は、あくまでも親機とは別として認識

中継機のメリットとデメリット
- メリット:設置や設定が簡単
- メリット:安価に購入できる
- デメリット:電波は減衰してしまう
メッシュはサテライトも親機として認識

メッシュのメリットとデメリット
- メッシュのメリット:通信が高速かつ安定
- メッシュのメリット:サテライトを後から追加しやすい
- メッシュのデメリット:高価かつ設定が難しい
戸建てなどで通信を重視するならメッシュWi-Fi!

メッシュWi-Fiは、ルーターとサテライトがネットワークを構築し広範囲をカバーします。また2階や3階など高低差がある環境でも有効です。
通常のルーターは、単体だと離れた場所(薄い緑色の部分)は電波強度が低くなります。
今持っているルーターはメッシュにできない?
一部の対応機種なら可能です。今お使いのルーターが「EasyMesh(イージーメッシュ)」という規格に対応していれば、同じく「EasyMesh」に対応した製品を買い足すことで、手軽にメッシュ環境を構築できます。
EasyMeshとは
EasyMeshとはメッシュWi-Fiの統一規格のこと。これまでは難しかった「異なるメーカーの機器同士」や「単体ルーターの組み合わせ」でもメッシュネットワークを構築できるのが特徴です。
ただし、設定のスムーズさや安定性を考慮すると、基本的には同一メーカーの製品同士で組み合わせるのがスムーズです。
メッシュWi-Fiのデメリットは?
「価格が高い」という点が一番のハードルです。本体価格が比較的高価であり、サテライトを追加するごとに費用も増すため、購入をためらう人も少なくありません。しかし、それによって自宅のネット環境が劇的に改善されるなら、投資する価値は十分にあります。費用と効果(快適さ)を天秤にかけ、納得できるなら導入を推奨します。
メッシュWi-Fiルーターのおすすめ まとめ
以上、メッシュWi-Fiルーターのおすすめランキングでした。
1位と2位は、共にWi-Fi 7に対応したトライバンドルーター、TP-Link「Deco BE9300」とAmazon「Amazon eero Pro 7」。今回は価格の安さも踏まえて「Deco BE9300」をベストバイに選定しましたが、テスト結果を見れば、どちらを選んでも速度に不満が出ることはないでしょう。両製品ともシンプルなホワイトボディですので、デザインの好みで決めるのも「あり」です。
一方、下位の2製品はコンパクトさが際立っているため、電波が行き届かないスポット(死角)を補強するためのサテライトとして重宝しそうです。
記事を参考に自分にぴったりの製品を選んでください。
メッシュWi-Fiルーターのおすすめ

TP-Link
Deco BE9300(2パック)
Wi-Fiルーターの売れ筋ランキングもチェック!
Wi-FiルーターのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/100wm/img_b3288d40ddd40fcbbae4c094af12cf8323865.png)







検証での実測値に加え、スペックや付加機能まで加味してもコスパの高さは一段上です。