パソコンゲーミングキーボードとは?

ゲーミングキーボードとは? ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

ゲーミングキーボードとは、ゲームをより快適にプレイするために設計されたキーボードのことです。

普通のキーボードとの主な違いは、ゲームの操作に特化した機能の有無。FPSやMMORPGなど、繊細で高速かつミスのない操作が求められるゲームを、より快適にプレイできるように設計されているのが特徴です。

ゲーム用かどうかにかかわらず、キーボードの打ち心地を左右する重要なパーツが、キーの押下を電気信号に変換する「キースイッチ」です。

従来、ゲーミングキーボードのキースイッチはメカニカル方式が主流でしたが、近年ではさらに高速な入力を可能にする静電容量無接点方式磁気検出方式を採用し、「ラピッドトリガー」と呼ばれる機能を搭載したモデルも登場しています。

また、複数のキーを同時に押してもすべて認識される「Nキーロールオーバー」や、誤入力を防ぐ「アンチゴースト」といった機能を備えた製品も見られます。

さらに、ゲーミングキーボードの多くには、カラフルに光るイルミネーション機能が搭載されているのも特徴のひとつ。ゲームの気分を盛り上げてくれる、華やかな見た目も大きな魅力です。

ゲーミングキーボードとは? ゲーミングキーボードおすすめ イメージ2

でも、いざゲーミングキーボードを買おうと思っても、価格も機能もさまざまで、どれを選べばいいのか悩みませんか? どうせなら、「買って良かった!」と思える製品を選びたいもの。

そこで、雑誌『家電批評』編集部が、Amazonをはじめとするネット通販サイトなどで人気の6台を集めてテストを実施。

今回は手頃さを重視し、Nキーロールオーバー対応ながら、アクチュエーションポイントの調整機能などは省いたシンプルな構成のモデルに絞っています。価格帯は4000円前後(検証時)の安いモデルから1万7000円(検証時)前後まで、幅広いモデルを集めて検証しました。

パソコンゲーミングキーボードの選び方

初心者が一台目のゲーミングキーボードを選ぶうえで避けたいのは、方向キーなどが独立していないコンパクトなモデル(60%サイズなど)です。

FPSやTPS向けに設計されていて、一見使いやすそうに見えますが、キーが省略されているため、FPS以外のゲームでは操作しにくくなることがあります。

そのため初心者の方には、方向キーや任意の機能を割り当てられるFnキーが独立している、感覚的に使いやすい製品を選ぶのが無難かもしれません。

ゲーミングキーボードを選ぶうえで知っておきたいポイントを見ていきましょう。

ゲーミングキーボードの選び方 ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

初心者が重視すべき3つのポイント

ポイント1:キーボードの軸の種類

軸とは、キースイッチの一種で、メカニカルキーボードの打鍵感や打鍵音に大きく影響します。

代表的な種類には、赤軸(静音性が高く、軽い打鍵感)青軸(クリック音があり、しっかりとした打鍵感)茶軸(赤軸と青軸の中間的なバランス)があります。

そのほかにも、反応速度を重視した銀軸や、緑軸・黄軸など、さまざまな種類が存在します。メーカーによっては、独自に開発した専用軸を採用していることもあります。

ポイント2:キーボードのサイズ

キーボードのサイズは、大きく分けて3種類に分類されます。

  • テンキー付きの「100%サイズ
  • テンキーが省かれた「80%(テンキーレス)
  • 方向キーなども省かれた60%サイズ

使いやすさと省スペースを両立できる80%サイズ(テンキーレス)がおすすめです。

ポイント3:知っておきたいキーワード

Nキーロールオーバー

Nキーロールオーバーとは、複数のキーを同時に押した際に、押された順序に従ってすべての入力を正確に認識する機能のことです。たとえば、2キーまで認識できるものは「2キーロールオーバー」、3キーまでなら「3キーロールオーバー」と呼ばれます。

「Nキー」は「任意の数」を意味し、多くのキーを同時に押しても正しく認識できることから「Nキーロールオーバー」と表現されます。

アクチュエーションポイント

アクチュエーションポイントとは、キーを押し込んだときに入力として認識される深さのことです。

通常のキーボードでは2〜4mm程度ですが、最新の製品ではより浅いポイントで反応するよう設計されており、高速な入力が可能になっています。

アクチュエーションポイント ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

アクチュエーションポイントを0.1mm、0.5mmなど、任意の値に設定できる製品もあります。

パソコンゲーミングキーボードの比較方法

ゲーミングキーボードの比較方法 ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

今回は、普段からPCゲームをプレイしているベテランライターの武者さんが、サイズ打鍵感レイアウトキートップとその視認性コスパの6項目を確認しました。

付加機能として、キー変更ツール軸種RGBライティングの柔軟度を編集部で採点しました。

それでは、おすすめをランキングで発表します。

パソコンゲーミングキーボードのおすすめ

プロと一緒に実際に使ってみた、ゲーミングキーボードのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 おすすめポイント
A+評価
SteelSeriesApex 3 TKL
ゲーミングキーボードおすすめ SteelSeries Apex 3 TKL イメージ
4.80
キー入力が滑らか/キートップ面のブレが少ない
4.00 5.00 5.00 5.00 5.00 5.00 5.00 5.00 0.00
364mm
150mm
40mm
655g(実測値)
独自軸
日本語
A評価
RazerBlack Widow V3 Tenkeyless
ゲーミングキーボードおすすめ Razer Black Widow V3 Tenkeyless イメージ
4.00
指がすべりにくく確実に入力できる/キーレイアウトに余裕がある
4.00 3.50 4.00 5.00 4.00 4.00 5.00 5.00 5.00
362mm
155mm
41mm
864g(実測値)
緑/黄
日本語/US
A評価
エレコムV custom VK300S
ゲーミングキーボードおすすめ エレコム V custom VK300S イメージ
3.85
深めのキーストロークでカチリとした打鍵感/指の収まりがいい独自のキートップ
5.00 4.00 3.00 4.00 4.00 2.00 5.00 3.75 5.00
322.4mm
124.7mm
36.2mm
694g(実測値)
銀/青/茶
日本語
A評価
e元素Z-88
ゲーミングキーボードおすすめ e元素 Z-88 イメージ
3.75
広いスペースが使えるコンパクトサイズ/ファンクションキーが独立している
5.00 4.00 3.50 2.00 4.00 5.00 0.00 2.50 5.00
310mm
123mm
37mm
532.5g(実測値)
赤/青
US
B評価
ロジクールG-PKB- 002LNd
ゲーミングキーボードおすすめ ロジクール G-PKB- 002LNd イメージ
3.40
キーレイアウトに余裕がある
4.00 3.38 4.00 3.00 3.00 2.00 5.00 3.75 5.00
361mm
153mm
34mm
970.5g(実測値)
赤/青
日本語
B評価
DIERYADIERYA DK61SE
ゲーミングキーボードおすすめ DIERYA DIERYA DK61SE イメージ
3.35
幅約30cmでデスクの上を広く使える
5.00 3.88 2.00 2.00 3.00 4.00 0.00 2.50 5.00
290mm
99mm
35mm
442g(実測値)
赤/青
US

A+評価【1位】SteelSeries「Apex 3 TKL」

総合評価: 4.80

 
サイズ
 4.00
打鍵感
 5.00
レイアウト
 5.00
キートップ
 5.00
キートップの視認性
 5.00
コスパ
 5.00
キーマップ変更
 5.00
ライティング柔軟度
 5.00
軸種選択
 0.00

音は静かで指はブレない。勝ちに近付くならコレ

ゲーミングキーボードのおすすめランキング第1位、ベストバイに選ばれたのは、A+評価のSteelSeries(スティールシリーズ)「Apex 3 TKL」。1万円を切るコスパ最強(検証時)のキーボードです。

打鍵感は、静音性に優れた独自軸を採用しており、滑らかでやわらかいキー入力が特長です。
さらに、キートップの視認性も高く、快適なタイピングをサポートします。

一方で、バックライトの変更には専用アプリを使用しますが、設定項目が細かく、慣れるまでにやや時間がかかるかもしれません。

それでも、使い勝手に大きな弱点はなく、初めての1台としてぴったりの製品です。

おすすめポイント
  1. キー入力が滑らか
  2. キートップ面のブレが少ない
がっかりポイント
  1. 独自軸で打鍵感は好みが分かれるかも
364mm
奥行
150mm
高さ
40mm
重量
655g(実測値)
軸種
独自軸
キー配列
日本語
型番
APEX 3 TKL JP WHITE

【打鍵感】滑らかなキー入力

【打鍵感】滑らかなキー入力 ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

やわらかいキー入力が特長で、なおかつ日本語配列を採用しているため、初心者でも使いやすいキーボードです。

【キートップ】印字も見やすい

【キートップ】印字も見やすい ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

また、キーの印字は大きくはっきりしており、バックライト点灯時でも視認性は良好でした。

武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

やわらかなタッチで滑らかなキー入力が魅力。スピーディーな操作に向いています。キーを押した時に指がブレず、確実な入力ができる印象です。

【キーボードのサイズ】マウス操作に干渉しないサイズ感

【キーボードのサイズ】マウス操作に干渉しないサイズ感 ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

スペースを確保するために、下段の小さいキーボード(60%)を選ぶと、キー数が少ないぶんデスクは広く使えますが、初心者には少し扱いづらいかもしれません。

一方、SteelSeries「Apex 3 TKL」(上:80%)は、方向キーまわりにある程度の横幅はあるものの、マウス操作の妨げにならず、使いやすさも兼ね備えています。

山本まゆ
家電批評編集部
山本まゆ のコメント

下のキーボードと比べると、サイズはやや大きめに見えますが、マウス操作のジャマになりません。方向キーとFnキーが独立しているのも使いやすいです。

【キーボードのサイズ】マウス操作に干渉しないサイズ感 ゲーミングキーボードおすすめ イメージ2

静音性に優れた独自軸を採用しています。

ガジェットライター武者良太さんの実感レポ

ホイールはやる気アップ。武器の切り替えも設定できる
ホイールはやる気アップ。武器の切り替えも設定できる ゲーミングキーボードおすすめ イメージ
武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

本体右上に「マルチメディア専用コントロール」を搭載しています。これは、自分で設定を割り当てられるので音量の変更以外にも、武器の変更だってできちゃうんです。初めてならなおさら、自分好みの設定にカスタマイズするのも楽しみのひとつです。

A評価【2位】Razer「Black Widow V3 Tenkeyless」

総合評価: 4.00

 
サイズ
 4.00
打鍵感
 3.50
レイアウト
 4.00
キートップ
 5.00
キートップの視認性
 4.00
コスパ
 4.00
キーマップ変更
 5.00
ライティング柔軟度
 5.00
軸種選択
 5.00

応答が早く誤入力しにくい。ゲーミング入門機に最適

ゲーミングキーボードのおすすめランキング第2位は、A評価のRazer(レイザー)「BlackWidow V3 Tenkeyless」です。

黄軸を採用し、1.2mmと短めのアクチュエーションポイントにより、素早い入力が可能なキーボードです。

やや大きめの80%サイズですが、自然なキー配列で使いやすく、方向キーが独立していて操作性にも優れています。

専用アプリでは、プロ仕様の高度なキー設定や、キー単位でのライティング調整など、多彩なカスタマイズが可能です。

ベーシックな構成ながら、初心者でも扱いやすい一台です。

おすすめポイント
  1. 指がすべりにくく確実に入力できる
  2. キーレイアウトに余裕がある
がっかりポイント
  1. 電源コードが取り外せない
362mm
奥行
155mm
高さ
41mm
重量
864g(実測値)
軸種
緑/黄
キー配列
日本語/US
型番
RZ03-03491400-R3J1-N
武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

方向キーが独立しているので位置を確認せず操作ができます。ほかにも独立キーが多く、初心者にも使いやすいです。

【キートップ】:トップの摩擦加工で入力がラク。キーの印字も見やすい!

【キートップ】:トップの摩擦加工で入力がラク。キーの印字も見やすい! ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

カチリとした入力感で、キートップに適度な摩擦があります。また、今回検証した黄軸モデルは、静音性にも優れていました。

ゲーム以外でも使いやすい日本語配列

ゲーム以外でも使いやすい日本語配列 ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

入力しやすい大きなEnterキーは、日本語配列ならではの特徴です。

ガジェットライター武者良太さんの実感レポ

入力ミスが減少!
武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

キートップに適度な摩擦がある加工がされており、指がすべりにくいところがいいですね。レスポンスの早いRazer独自のキースイッチと合わさって、誤入力は少ないのにキーお押下がラクなのは個性です。

A評価【3位】エレコム「V custom VK300S」

総合評価: 3.85

 
サイズ
 5.00
打鍵感
 4.00
レイアウト
 3.00
キートップ
 4.00
キートップの視認性
 4.00
コスパ
 2.00
キーマップ変更
 5.00
ライティング柔軟度
 3.75
軸種選択
 5.00

キートップのアレンジに思わず目を奪われる

ゲーミングキーボードのおすすめランキング第3位は、A評価のエレコム(ELECOM)「V custom VK300S」です。

「ネオクラッチキーキャップ」と名付けられた独自のキートップは、列ごとに形状が異なるというこだわりの設計。

これにより、指がキーにしっかりフィットし、誤入力を防いでくれます。

テスト機に採用されていた銀軸はスピードリニアタイプ。アクチュエーションポイントは1.4mmで、浅すぎず、カチッとしたシャープな打鍵感が魅力です。

テストした武者さんも「高級なゲーミングキーボードを買うなら、選択肢に入れたいです」と好評価でした。

おすすめポイント
  1. 深めのキーストロークでカチリとした打鍵感
  2. 指の収まりがいい独自のキートップ
がっかりポイント
  1. コンパクトなもののFキーが独立してない
322.4mm
奥行
124.7mm
高さ
36.2mm
重量
694g(実測値)
軸種
銀/青/茶
キー配列
日本語
型番
TK-VK300SBK
武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

指がずれにくいキートップはコストのかかる構造だけに、よくぞ作ってくれましたと感心します。

サイドキーも備える65%キーボード。サイドキーをショートカットに

サイドキーも備える65%キーボード。サイドキーをショートカットに ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

ファンクションキーが独立しておらず、サイドキーを備えた65%配列です。近年のトレンドではありますが、操作性の面では大きなメリットは感じられません。

キートップが指に食いつく。よく見ると列で形状が異なる

キートップが指に食いつく。よく見ると列で形状が異なる ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

キートップの形状は列ごとに微妙に変えられており、指がずれにくくなっています。素早い操作時でも、確実なキー入力をサポートします。

A評価【4位】e元素「Z-88」

総合評価: 3.75

 
サイズ
 5.00
打鍵感
 4.00
レイアウト
 3.50
キートップ
 2.00
キートップの視認性
 4.00
コスパ
 5.00
キーマップ変更
 0.00
ライティング柔軟度
 2.50
軸種選択
 5.00

ベゼルレスでコンパクトなのにFキー搭載で操作性よし

ゲーミングキーボードのおすすめランキング第4位は、A評価のe元素「Z-88」「コスパBEST」を獲得しました。

赤軸モデルはクセがなく、武者さんも「日常的にノートパソコンを使っている人でも、すぐに慣れそうです」と高評価。打鍵感は軽めで、キャラクターを滑らかに操作できます。

テンキーレスでコンパクトながら、独立したファンクションキーを備えており、ショートカット操作もしやすく、初心者にも親切な設計です。

US配列のため普段使いにはやや不向きかもしれませんが、ゲーム専用と割り切れば、非常にコスパの高い一台です。

おすすめポイント
  1. 広いスペースが使えるコンパクトサイズ
  2. ファンクションキーが独立している
がっかりポイント
  1. キーマップが変更できない
310mm
奥行
123mm
高さ
37mm
重量
532.5g(実測値)
軸種
赤/青
キー配列
US
型番
Z-88
武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

ファンクションキーが独立しているとショートカットが使えるため、ゲームの操作の幅が広がります。

【レイアウト】小さめでも余裕を感じるレイアウト。各キーが入力しやすい

【レイアウト】小さめでも余裕を感じるレイアウト。各キーが入力しやすい ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

独立したファンクションキーは、ショートカット操作がしやすく◎。さらにサイドキーも備えており、コンパクトながら操作にゆとりがあります。

キーボード好き編集部員の実感レポ

比較的万人向け
山本まゆ
家電批評編集部
山本まゆ のコメント

ほどよく軽いキーは素早い入力も可能で、万人向けの打鍵感という印象です。RGBライティングは16種の飾りが用意されています。キーマップが変更できないのは残念ですが、安いので迷ったらこれ!

B評価【5位】ロジクール「G-PKB- 002LNd」

総合評価: 3.40

 
サイズ
 4.00
打鍵感
 3.38
レイアウト
 4.00
キートップ
 3.00
キートップの視認性
 3.00
コスパ
 2.00
キーマップ変更
 5.00
ライティング柔軟度
 3.75
軸種選択
 5.00

良くも悪くもふつーのキーボード

ゲーミングキーボードのおすすめランキング第5位は、B評価のロジクール(Logicool)「G-PKB-002LNd」です。

近年主流の軽やかなタッチとは異なり、やや古めのゲーミングキーボードらしい打鍵感(試用モデルは赤軸)が特徴です。

キートップにはややグラつきがあり、軽い力でも入力は可能ですが、指の力が分散してしまうような感覚があります。

そのため、文書入力には適していますが、ゲーム用途としては評価がやや下がる結果となりました。

おすすめポイント
  1. キーレイアウトに余裕がある
がっかりポイント
  1. トレンド感のある打鍵感ではない
361mm
奥行
153mm
高さ
34mm
重量
970.5g(実測値)
軸種
赤/青
キー配列
日本語
型番
G-PKB-002LNd
武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

ややグラつくキートップは、文書入力用としてのほうが好印象です。

良くも悪くもふつーのキーボード ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

照明ボタンは一見便利そうに見えますが、実際に使ってみると、それほど必要性は感じませんでした。

B評価【6位】DIERYA「DIERYA DK61SE」

総合評価: 3.35

 
サイズ
 5.00
打鍵感
 3.88
レイアウト
 2.00
キートップ
 2.00
キートップの視認性
 3.00
コスパ
 4.00
キーマップ変更
 0.00
ライティング柔軟度
 2.50
軸種選択
 5.00

ムダを省いたコンパクトは初心者より玄人向け

ゲーミングキーボードのおすすめランキング第6位は、B評価のDIERYA「DK61SE」です。

赤軸の打鍵感は、反発力が強すぎず弱すぎず、バランスが良好。スムーズな入力が可能です。

横幅は30cm未満と非常にコンパクトで、デスク上のスペースを広く使えるのも◎です。

ただし、キー配列にはクセがあり、特に方向キーの位置には慣れが必要です。

価格は非常にリーズナブル(検証時)ですが、初心者向きとは言えないモデルです。

おすすめポイント
  1. 幅約30cmでデスクの上を広く使える
がっかりポイント
  1. 初心者向けとしてはキーが少ない
290mm
奥行
99mm
高さ
35mm
重量
442g(実測値)
軸種
赤/青
キー配列
US
型番
DK61SE-RD
武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

安価ですがキーが少なく思いのほか玄人向けです。

ムダを省いたコンパクトは初心者より玄人向け ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

方向キーがShiftキーの内側にあるため、操作しづらさを感じました。

パソコンハイエンドのゲーミングキーボードのおすすめ

ここからは、以前『家電批評』編集部が実施した、予算3万円クラスのハイエンドのゲーミングキーボードおすすめランキングを紹介します。

A+評価【1位】ロジクール「PRO X TKL RAPID」

総合評価: 4.60

 
サイズ
 4.00
打鍵感
 4.00
レイアウト
 5.00
キートップ
 5.00
キックスタンドの安定性
 5.00

目的や環境に合わせて最適なスタイルで利用できる

ハイエンドのゲーミングキーボードのおすすめランキング第1位、ベストバイに選ばれたのは、A+評価のロジクール(Logicool)「PRO X TKL RAPID」。ロジクール初となるラピッドトリガーを搭載した製品です。

特に注目したいのは、キー配列や本体の角度、アクチュエーションポイントなど、ゲームプレイに重要な要素を自分好みにカスタマイズできる点。これに加え、総合的な評価が非常に高かったことから、ベストバイを獲得しました。

磁気検出方式を採用し、押下圧は35g。アクチュエーションポイントは0.1mm単位で細かく調整可能で、キーを底まで押し込まなくても入力が可能です。

キー配列はややコンパクトですが、「KEYCONTROL」という独自の新機能により、各キーのプログラミングを自由にカスタマイズ可能です。マクロやアクションを割り当てることで、入力速度の向上も期待できます。

キートップは本体との隙間が広めで、清掃がしやすい構造。キーの刻印も見やすく、LEDバックライトのイルミネーションにより、暗い環境でも視認性が高いのが特徴です。

さらに、本製品と連携できるマウスも発売されており、1つのレシーバーでキーボードとマウスを同時接続できる点もポイントです。

2台目を検討している人や、ワンランク上のモデルを買いたい人におすすめです。

おすすめポイント
  1. 入力ポイントを0.1mm単位で設定可能
  2. キー配列も設定で変更できる
  3. 二段式で高さや角度を調整できるスタンド
がっかりポイント
  1. サイズがやや大きく場所をとる
  2. 素材の高級感はあまりない
357mm
高さ
38mm
奥行
150mm
重量
1.31㎏
型番
G-PKB-TKL-RTWH

おすすめポイント1:快適な打鍵音としっかりとした構造

おすすめポイント1:快適な打鍵音としっかりとした構造 ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

キー全体は中央に向かって湾曲している形状。素材はPBTが採用されており、耐熱性や耐久性ともに高めです。タイピング時にクセはなく、「コトコト」とした打鍵音が心地よく響きます。

スタンドは幅広で、ゲーム中にタイピングが激しくなっても安定感は抜群。しっかりとグリップするため、設置位置がズレる心配もありません。

武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

軽くて入力しやすい打鍵感は、ゲームプレイはもちろんレポートや論文などの長文入力でも効果を発揮しますね

おすすめポイント2:各種設定はロジクール製品専用のソフトで

おすすめポイント2:各種設定はロジクール製品専用のソフトで ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

細かな設定は、ロジクールが提供する専用ソフト「G HUB」で行います。キー配列やアクチュエーションポイントの調整に加え、操作の妨げになるキーを無効化する設定なども可能です。

A+評価【2位】REALFORCE「REALFORCE GX1」

総合評価: 4.40

 
サイズ
 4.00
打鍵感
 5.00
レイアウト
 5.00
キートップ
 4.00
キックスタンドの安定性
 4.00

ゲームはもちろんビジネスでも活躍

ハイエンドのゲーミングキーボードのおすすめランキング第2位は、A+評価の東プレ「REALFORCE GX」。ビジネス用キーボードとして定評のある「REALFORCE」シリーズから登場した、ゲーマー向けのモデルです。

サイズはやや大きめですが、そのぶん各キーがゆとりをもって配置されており、非常に押しやすく、ファンクションキーにも指が届きやすい構造になっています。

キー構造には静電容量無接点方式を採用。ビジネス用として高く評価されてきた方式ですが、ゲームプレイ時でも快適に使えることを改めて確認できました。

キーを一番下まで押し込まなくても反応するため、軽快な操作が可能です。

もともとビジネス用途で高い実績を誇るシリーズだけに、パソコン作業との兼用を考えている人にもおすすめです。

おすすめポイント
  1. どのキーも押しやすい
  2. ゲームからビジネスまで汎用性が高い
  3. 掃除しやすい構造のキートップ
がっかりポイント
  1. サイズが大きく広めのスペースが必要
  2. 角度調整ができない
365mm
高さ
38.2mm
奥行
143.1mm
重量
1.3㎏(約)
型番
X1UC13

余裕があって押しやすいキー

余裕があって押しやすいキー ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

全体的にキー配列にゆとりがあり、どのキーも押しやすく感じられました。なお、キーの刻印は英語表記のみです。

武者良太
ガジェットライター
武者良太 のコメント

慣れてくれば、思考した瞬間にキーを入力しているようなPCやゲームとの強い一体感を得ることができます!

キートップは少し浮いているタイプ

キートップは少し浮いているタイプ ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

キートップが浮いている構造のため、掃除がしやすいのもポイントです。レスポンスを重視する場合、わずかな汚れでも反応に影響することがあるため、手入れのしやすさは大きなメリットと言えます。

A評価【3位】HYPER X「Alloy Rise 75」

総合評価: 4.20

 
サイズ
 5.00
打鍵感
 5.00
レイアウト
 4.00
キートップ
 3.00
キックスタンドの安定性
 4.00

小さいボディに無駄なく詰め込まれた機能

ハイエンドのゲーミングキーボードのおすすめランキング第3位は、A評価のHYPERX「Alloy Rise 75」です。

本体はコンパクトながら、無駄のないキー配置で使いやすさは抜群。デスクのスペースが限られている方や、マウス用のスペースを広く確保したい方にも適しています。

キーはメカニカル方式を採用。アクチュエーションポイントがあらかじめ浅めに設定されているため、軽くなぞるような操作でもしっかり反応します。

おすすめポイント
  1. コンパクトで場所をとらない
  2. 軽く押すだけで入力できる反応の良さ
がっかりポイント
  1. キートップにアクセスしづらい
  2. 使用できるキーの数は少なめ
331mm
高さ
48.9mm
奥行
142.2mm
重量
907g
型番
7G7A4AA#ABJ

コンパクトなのに使いやすい!

コンパクトなのに使いやすい! ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

小さめのサイズながら、考え抜かれたキー配列で、操作にストレスを感じさせません。

中山壮太
家電批評編集部
中山壮太 のコメント

個人的には、そこまで大きすぎないサイズ感により無理せず端っこのキーまで手が届くので使いやすいです

ガスケットマウントによる適度な打鍵感と安定した底面

ガスケットマウントによる適度な打鍵感と安定した底面 ゲーミングキーボードおすすめ イメージ

スイッチが取り付けられたプレートは、「ガスケット」と呼ばれる柔らかいゴムのような素材で挟まれており、打鍵時の衝撃や不要な音を軽減しています。

本体にはあらかじめ角度がついていますが、安定感はしっかり確保されています。

パソコンゲーミングキーボードのよくある質問Q&A

Q. ラピッドトリガーって何?

A. ラピッドトリガーとは、キーボードのキーを押した瞬間に入力を検知する機能のことです。
通常のキーボードでは、キーを下まで押し込むことで入力が認識され、キーが上まで戻ったときに入力が解除されます。
一方、ラピッドトリガー機能を搭載したゲーミングキーボードは、キーのわずかな上下移動を感知した時点で即座に入力や解除が行われます。そのため、通常のキーボードに比べて、はるかに高速な連続操作が可能になります。

パソコンまとめ:ベストバイは静かで指がブレないSteelSeries

以上、ゲーミングキーボードのおすすめランキングでした。

ベストバイに輝いたSteelSeries「Apex 3 TKL」は、独自軸を採用し、静音性と視認性に優れたモデルです。やわらかく滑らかなキー入力が魅力で、初心者にも扱いやすい高完成度のキーボード。快適な操作感で、ゲームのレベルアップも狙える一台です。

記事を参考に、自分にぴったり合ったゲーミングキーボードを見つけてみてください!

ゲーミングキーボードのおすすめ

 
ゲーミングキーボードのおすすめ ゲーミングキーボードおすすめ イメージ
ゲーミングキーボードのおすすめ ゲーミングキーボードおすすめ イメージ2

SteelSeries
Apex 3 TKL

パソコンゲーミングキーボードの売れ筋ランキングもチェック!

ゲーミングキーボードのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。