家電おすすめ寝室やワンルームでの使用に最適な中型の加湿器は?

寝室やワンルームでの使用に最適な中型の加湿器は? 加湿器おすすめ イメージ

空気が乾燥する季節に役立つ加湿器

でも、加湿器の種類やサイズはさまざま。多くのメーカーから発売されているので、どれを選べばいいか迷ってしまいませんか?

そこで雑誌「家電批評」編集部が、加湿性能に優れ、お手入れもしやすい最高の一台を探すべく、寝室やワンルームでの使用に最適な中型の6製品を集めて比較しました。

家電おすすめ加湿器の選び方は?

選び方1:加湿方式で選ぶ

①スチーム式/スチームファン式

やかんでお湯を沸かすイメージ
やかんでお湯を沸かすイメージ 加湿器おすすめ イメージ

水を沸騰させ、その湯気(水蒸気)をファンで空気中に送り出す方式です。

大量の蒸気で加湿するため、加湿量が多い反面、水分が窓や壁で結露する場合も。一方で、沸騰させるので雑菌が繁殖しにくいという利点があります。

やかんでお湯を沸かすイメージ 加湿器おすすめ イメージ2

◯:お手入れが簡単
◯:雑菌が繁殖しにくく衛生的
✕:電気代が高め
✕:加湿開始までに時間がかかる

②気化式

洗濯物を風で乾かすイメージ
洗濯物を風で乾かすイメージ 加湿器おすすめ イメージ

水を含ませたフィルターにファンで風を当て、気化した水蒸気を部屋に送り出す方式。水の粒子が小さいため、雑菌の放出を抑えられます。

また、ヒーターレスなので電気代は安め。本体が熱くならないので小さな子どもがいても安心して使えます。

洗濯物を風で乾かすイメージ 加湿器おすすめ イメージ2

◯:水の粒子が小さく放出されにくい
◯:電気代が各方式の中で最も安い
✕:モデルによってはモーター音やファンの音がうるさい

③超音波式

霧吹きのイメージ
霧吹きのイメージ 加湿器おすすめ イメージ

水に超音波の振動が伝わると水面が隆起し、微細なミストが発生します。このミストをファンの風で空気中に拡散することで、部屋全体を加湿する方式です。

ヒーター非搭載のシンプルな構造で、本体が安価。一方、雑菌の繁殖や放出を招きやすい弱点も……。

霧吹きのイメージ 加湿器おすすめ イメージ2

◯:コンパクトで置きやすい
◯:電気代が他方式より安め
✕:雑菌が発生すると部屋に放出されやすい

④ハイブリッド式

温風気化式は水を含ませたフィルターに温風を当て、水分を気化して部屋に送ります。また、加熱超音波式はヒーターで加熱した水を超音波でミストにして放出する方式。どちらも2つの方式を組み合わせて加湿力を高めた方式です。

2方式の組み合わせ

(1)温風気化式

2方式の組み合わせ 加湿器おすすめ イメージ

(2)加熱超音波式

2方式の組み合わせ 加湿器おすすめ イメージ2

◯:温風気化式は素早く広範囲に加湿できる
◯:加熱超音波式は加熱されるので衛生面が向上
✕:2つの方式を組み合わさせており、本体価格が高め

選び方2:使う場所で選ぶ

適用畳数の基準はどのメーカーも同じです!

加湿器は設置場所の広さに合わせて選ぶ必要があり、その目安として適用畳数があります。

適用畳数はJEMA(日本電機工業会)で定められており、全メーカー共通なので、部屋のサイズに見合った適用畳数の製品を選びましょう。

スポット的に加湿するなら卓上型
スポット的に加湿するなら卓上型 加湿器おすすめ イメージ
  • 和室:5畳前後
  • 洋室:8畳前後

机まわりなど5畳前後を加湿したい人は、加湿能力が300ml/h前後の卓上加湿器がおすすめです。

寝室や1人暮らしなら中型
寝室や1人暮らしなら中型 加湿器おすすめ イメージ
  • 和室:12畳前後
  • 洋室:19畳前後

ワンルームや寝室などでは、加湿能力が700ml/h前後の加湿器を使いましょう。

今回は中型をレビューします。

広めのリビングやオフィスなら大型
広めのリビングやオフィスなら大型 加湿器おすすめ イメージ
  • 和室:15畳以上
  • 洋室:25畳以上

広いリビングやオフィスなどで使う場合は、900ml/h以上の大型加湿器が必要です。

選び方3:メンテナンスもチェック

読者アンケート「加湿器についての悩み」の回答 

読者アンケート「加湿器についての悩み」の回答  加湿器おすすめ イメージ

※家電批評調べ

加湿器を使用する際に悩んでいることを、雑誌『家電批評』読者にアンケートを取りました。すると、約50%の人がお手入れが面倒と回答。

実際、加湿器は加湿方式によってパーツが多いものや、複雑な形状のものがあり、お手入れには苦労します。

読者アンケート「加湿器についての悩み」の回答  加湿器おすすめ イメージ2

加湿器は衛生面からお手入れは必須です。

本記事では、今回テストした6製品のメンテナンスもすべて紹介します!

家電おすすめ加湿器の比較方法は?

全7項目のテストで性能をチェックしました

都内にある試験研究機関へ足を運び、恒温恒湿室をお借りして加湿性能をチェック。また、消費電力や騒音値も合わせて計測しました。

テスト1:加湿性能

テスト1:加湿性能 加湿器おすすめ イメージ

恒温恒湿室※で一定時間加湿器を最強モードで運転し、吐出水量、スペック加湿性能、4地点の最終室内湿度平均および湿度のバラつきから評価しました。

※室温20℃・湿度30%・6畳程度の空間でテストしています。

テスト2:お手入れのしやすさ

テスト2:お手入れのしやすさ 加湿器おすすめ イメージ

掃除が必要なパーツ数や手間の有無、必要な掃除頻度などをもとに評価しました。

テスト3:静音性

テスト3:静音性 加湿器おすすめ イメージ

最強モードと最弱モードの稼働音を一定距離から測定し、騒音値が低い製品を高評価にしました。

テスト4:消費電力

テスト4:消費電力 加湿器おすすめ イメージ

最強モードで一定時間運転した際の消費電力を測定し評価しました※。

※1kWhあたり31円で計算しています。

テスト5:給水のしやすさ

テスト5:給水のしやすさ 加湿器おすすめ イメージ

タンクやトレイの構造をもとに給水しやすいかを水道までの持ち運びが簡単かチェックしました。

テスト6:機能性

テスト6:機能性 加湿器おすすめ イメージ

運転モードの数やタイマー機能などの付加機能などをチェックしました。

テスト7:操作性

テスト7:操作性 加湿器おすすめ イメージ

操作パネルの見やすさや、ボタンの押しやすさなどを評価しました。

家電おすすめ加湿器のおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、加湿器のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 おすすめポイント
A評価
ダイニチハイブリッド式加湿器 HD-RXT724
加湿器おすすめ ダイニチ ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724 イメージ
4.18
室内の加湿ムラがほとんどない/睡眠時にも気にならない静音性
4.25 4.00 4.50 4.00 3.75 4.50 4.50
375mm(約)
210mm(約)
375mm(約)
5.1kg(約)
6.3L
12畳(和室)
ハイブリット式(気化/温風気化式)
A評価
シャーププラズマクラスター加湿器 HV-T75
加湿器おすすめ シャープ プラズマクラスター加湿器 HV-T75 イメージ
4.10
使い勝手BEST/30分後の加湿ムラが一番少ない/ボタンが押しやすい
4.25 4.00 3.50 3.00 4.50 5.00 5.00
272mm
220mm
455mm
5.2kg(約)
4.0L(約)
12.5畳(和室)
ハイブリット式
A評価
パナソニックヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07
加湿器おすすめ パナソニック ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07 イメージ
4.03
省エネBEST/1時間使っても電気代が1円以下/湿度の目安がわかりやすい
3.75 3.50 4.50 5.00 3.75 5.00 5.00
375mm
186mm
375mm
5.2kg(約)
4.2L(約)
12畳(和室)
気化式
A評価
ティファール加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0
加湿器おすすめ ティファール 加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0 イメージ
3.85
湿度を90%まで設定できる/静音性はNo.1
4.13 2.75 4.50 4.00 4.00 4.50 3.50
186mm
307mm
380mm
3kg(約)
8.0L(約)
12畳(和室)
ハイブリット式(加熱超音波式)
A評価
スイッチボットSwitchBot 気化式加湿器
加湿器おすすめ スイッチボット SwitchBot 気化式加湿器 イメージ
3.80
1時間で約0.4円の省電力/置いたままでも取り外しても給水できる
3.50 3.75 3.50 5.00 4.00 4.00 4.00
380mm
200mm
402.5mm
5.8kg
4.5L
12畳(和室)
気化式
A評価
象印マホービンスチーム式加湿器 EE-TA60
加湿器おすすめ 象印マホービン スチーム式加湿器 EE-TA60 イメージ
3.80
お手入れBEST/タイマーで入時間を設定できる/パーツが少なくお手入れがラク
3.25 5.00 4.50 3.00 3.50 4.00 4.00
240mm(約)
275mm(約)
365mm(約)
2.8kg(約)
4.0L
10畳(和室)
スチーム式

A評価【1位】ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」

  • ダイニチハイブリッド式加湿器 HD-RXT724
  • 実勢価格: ¥29,123

総合評価: 4.18

 
加湿性能
 4.25
お手入れ
 4.00
静音性
 4.50
消費電力
 4.00
給水のしやすさ
 3.75
機能性
 4.50
操作性
 4.50

加湿と静音性に優れたお手本のような加湿器

加湿器のおすすめランキングで1位となったのは、A評価のダイニチ(Dainichi)「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」

室内を均等に加湿した性能と、稼働音の小ささでベストバイに輝きました。

2023年のテストに続き、2年連続の1位を獲得。デザインのアクセントとなるクリアタンクは6.3Lと大容量で、残量がひと目で確認できます。

加湿性能は、30分経過後に4カ所に設置したセンサーの平均測定値が67.8%と、今回2位のシャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」や3位のパナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」よりも加湿しました。

加湿ムラは2位のシャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」に一歩及びませんでしたが、それでも部屋を均一に加湿できる優秀な性能です。

運転モードは「標準」「エコ」「ターボ」など6種類。睡眠時には風量を抑えた「おやすみ快適」を選べば、稼働音を気にすることなく快眠できます。

また、湿度は手動で50〜70%の範囲を5%刻みで設定することも可能。現在の湿度が液晶に表示されるので、最適な設定を選ぶ参考になります。

フィルターを備えているため、お手入れは多少手間がかかりますが、ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」は別売りで使い捨て式のフィルターとトレイカバーを用意。お手入れの手間を省けます。

どのテストも平均して高評価を獲得し、大きな弱点のない一台です。

加湿量(実測/スペック):680/800ml/h

おすすめポイント
  1. 室内の加湿ムラがほとんどない
  2. 睡眠時にも気にならない静音性
がっかりポイント
  1. タンクを取り外さずに水を注げない
375mm(約)
奥行
210mm(約)
高さ
375mm(約)
重量
5.1kg(約)
タンク容量
6.3L
適用畳数
12畳(和室)
加湿方式
ハイブリット式(気化/温風気化式)
型番
HD-RXT724(T)
加湿と静音性に優れたお手本のような加湿器 加湿器おすすめ イメージ
松本大輝
家電批評 編集部員
松本大輝 のコメント

公式通販限定のERXTタイプとして待望のカラバリが追加。部屋のインテリアに合ったカラーが選べるのも見逃せないポイントです!

【加湿性能】加湿量・湿度上昇ともに優秀で加湿ムラなし

【加湿性能】加湿量・湿度上昇ともに優秀で加湿ムラなし 加湿器おすすめ イメージ

湿度30%、室温20°Cの約6畳の恒温恒湿室で検証。30分後の4カ所の湿度を比較します。

【加湿性能】加湿量・湿度上昇ともに優秀で加湿ムラなし 加湿器おすすめ イメージ2

30分後の4地点のセンサーに加湿ムラはほとんどありません。吐出水量から測定した加湿量は680ml/hです。

【加湿性能】加湿量・湿度上昇ともに優秀で加湿ムラなし 加湿器おすすめ イメージ3

30分後の湿度は「背面68%・ 正面68%・ 左隅66%・右隅69%」。

4カ所に設置したセンサーの湿度の変化をグラフ化すると、4本の線がバラつくことなくゆるやかに推移しているのがわかります。

【静音性】「おやすみ快適」なら寝室を静かに加湿

【静音性】「おやすみ快適」なら寝室を静かに加湿 加湿器おすすめ イメージ

最強の「ターボ」、最弱の「おやすみ快適」ともに50dB以下と、2位のシャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」を上回る静音性。

特に「おやすみ快適」は音を気にせず眠れそうです。

【操作性】液晶表示とランプでモードがわかりやすい

湿度は5%単位で設定可能
湿度は5%単位で設定可能 加湿器おすすめ イメージ

液晶に表示される現在の湿度を参考に、50〜70%の間で目標湿度を設定できます。

ほかにも、湿度や使用状況に応じた最適なモードを設定可能です。

松本大輝
家電批評 編集部員
松本大輝 のコメント

ボタンが小さく出っ張りが少ないので、多少ですが押しにくさを感じました。

【お手入れ】交換可能な使い捨てパーツで洗浄・乾燥の手間を激減

各パーツは簡単に分解できます
各パーツは簡単に分解できます 加湿器おすすめ イメージ

フィルター・トレイ・タンクと定期的な洗浄が必要なパーツが多いハイブリッド式ですが、ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」はフィルターとトレイに使い捨てパーツを用意。

交換するだけなので、洗浄の手間を大幅に削減できます。

なお、使い捨てのパーツは別売りです(フィルターは青が付属する通常タイプ、赤が別売りの使い捨てタイプです)。

▼フィルターはこちら
▼フィルターはこちら 加湿器おすすめ イメージ

ダイニチ
カンタン取替えフィルター2個入り(使い捨てタイプ)

3か月使ったら新品と交換しましょう。

▼トレイカバーはこちら
▼トレイカバーはこちら 加湿器おすすめ イメージ

ダイニチ
カンタン取替えトレイカバー(3枚入)

1シーズン※ごとに交換するだけです。

※ダイニチホームページには1シーズン6ヵ月と記載されています。

【消費電力】最強モード1時間でも電気代が10円以下!

【消費電力】最強モード1時間でも電気代が10円以下! 加湿器おすすめ イメージ

※1 加湿力が最も高いモードで1時間運転時の消費電力
※2 1時間運転時の電気代(1kWhあたり31円で計算)

消費電力が0.1kWh以下とかなり低かった5位のスイッチボット「SwitchBot 気化式加湿器」と3位のパナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」には及びませんでしたが、ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」も想定される電気代は最強モードでも1時間あたり10円を切ります。

運転モードや設定湿度によっては、さらに消費電力を下げることが可能です。

【給水のしやすさ】タンクの取り外しが必須で水道が遠いと大変

【給水のしやすさ】タンクの取り外しが必須で水道が遠いと大変 加湿器おすすめ イメージ

水を入れるタンクは、給水口を下向きにして取り付けるタイプで、もし倒してしまっても水がこぼれにくい設計です。

給水時は取り外しが必須なので、上から給水できるタイプより取り付け、取り外しの手間が毎回かかります。

A評価【2位】シャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」

  • シャーププラズマクラスター加湿器 HV-T75
  • 実勢価格: ¥22,200

総合評価: 4.10

 
加湿性能
 4.25
お手入れ
 4.00
静音性
 3.50
消費電力
 3.00
給水のしやすさ
 4.50
機能性
 5.00
操作性
 5.00

使い勝手バツグンで加湿性能も優秀!

加湿器のおすすめランキング2位は、A評価のシャープ(SHARP)「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」。「使い勝手BEST」も獲得です。

給水のしやすさや操作性、機能性の高さなど、使い勝手で秀でていました。

本体上部から給水できるうえ、背が低いタンクを取り外して給水も可能。狭いシンクでも給水しやすいですが、シンクが遠くフタがないのでこぼれるのが心配な人は、こぼれない程度に給水しましょう。

そのあとに本体上部から追加すれば、水道までの移動を抑え、水をこぼすことなく給水できます。

また、物理ボタンで構成された操作パネルは各ボタンに機能名が表記されており、説明書を読まずとも簡単に操作可能。

さらに、「エコモード」や「おやすみモード」、プラズマクラスターなど機能も豊富です。

肝心の加湿性能もベストバイのダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」と同等の性能で、テスト中に少し加湿ムラが出たものの、30分間のテスト終了時には他製品よりも部屋をムラなく加湿しました。

給水も操作もラクにしたいという人は、シャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」がおすすめです。

加湿量(実測/スペック):660/750ml/h

おすすめポイント
  1. 使い勝手BEST
  2. 30分後の加湿ムラが一番少ない
  3. ボタンが押しやすい
がっかりポイント
  1. 他製品よりも電気代が少し高め
272mm
奥行
220mm
高さ
455mm
重量
5.2kg(約)
タンク容量
4.0L(約)
適用畳数
12.5畳(和室)
加湿方式
ハイブリット式
型番
HV-T75-W

【加湿性能】30分でしっかり加湿 加湿ムラもほとんどない

【加湿性能】30分でしっかり加湿 加湿ムラもほとんどない 加湿器おすすめ イメージ

加湿後の部屋は4地点の平均で67.3%と、ベストバイのダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」とほとんど変わりませんでした。

途中少しムラが出たものの、長時間使えば部屋全体を均等に加湿できそうです。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

加湿性能は1位のダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」と遜色ないものと思われます。

【静音性】最弱モードなら寝ていてもうるさくない!

【静音性】最弱モードなら寝ていてもうるさくない! 加湿器おすすめ イメージ

ベストバイのダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」と比べると、最強モードでは少し音が大きいものの、最弱モードはわずか0.1dBの差でとても静かでした。

松本大輝
家電批評 編集部員
松本大輝 のコメント

最強モードでは少し大きめの稼働音ですが、夜や寝るときでなければそれほど気になりません。

【給水のしやすさ】タンクに持ち手があり水が入れやすい

【給水のしやすさ】タンクに持ち手があり水が入れやすい 加湿器おすすめ イメージ

トレイと一体型のタンクは、背が低くフタもないため台所などでラクに給水可能。また、タンクを付けたまま本体上部からも給水できます。

A評価【3位】パナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」

  • パナソニックヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07
  • 実勢価格: ¥26,370

総合評価: 4.03

 
加湿性能
 3.75
お手入れ
 3.50
静音性
 4.50
消費電力
 5.00
給水のしやすさ
 3.75
機能性
 5.00
操作性
 5.00

驚くほど消費電力が小さいのに十分加湿できる

加湿器のおすすめランキングで僅差で3位となったのは、A評価のパナソニック(Panasonic)「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」。消費電力の小ささが魅力で「省エネBEST」を獲得しました。

今回検証した6製品のなかで、スイッチボット「SwitchBot 気化式加湿器」と並び1時間の電気代は1円以下と驚異的な省エネ性能。

そのうえ、加湿性能も良好で、今回1位のダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」や2位のシャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」よりは加湿ムラがやや多いものの、測定した4カ所の平均湿度は65.8%と、快適な湿度になりました。

操作性は2位のシャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」と同じく物理ボタンを採用していますが、ボタン自体の出っ張りは低め。ただ、深く押し込めるので押しやすく、操作性は優秀でした。

また、モード名なども表記されており、説明書を見なくても簡単に操作可能。

さらに、本体正面の上部には部屋が適湿度の場合は緑色に、湿度が低い・高いときは赤色に変わるバーを搭載しており、部屋が快適かどうか一目でわかります。

近頃の電気代は高騰気味ですが、パナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」であれば1日約7円と、24時間つけっぱなしでも気にならないほど安いので、省エネや節約を重視する人はパナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」を選びましょう。

加湿量(実測/スペック):460/800ml/h

おすすめポイント
  1. 省エネBEST
  2. 1時間使っても電気代が1円以下
  3. 湿度の目安がわかりやすい
がっかりポイント
  1. タンクの口が小さい
375mm
奥行
186mm
高さ
375mm
重量
5.2kg(約)
タンク容量
4.2L(約)
適用畳数
12畳(和室)
加湿方式
気化式
型番
FE-KXY07(W)

【消費電力】他製品より省エネ! 1日つけたままでも約7円

【消費電力】他製品より省エネ! 1日つけたままでも約7円 加湿器おすすめ イメージ

ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」など他製品の消費電力は0.3kWh前後でしたが、パナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」は0.01kWhと圧倒的に消費電力が小さい結果に。

ベストバイのダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」と比べると1時間で9.6円も安いです。

松本大輝
家電批評 編集部員
松本大輝 のコメント

十分な加湿性能に加え、消費電力が小さく電気代を抑えられるのは魅力的です!

【静音性】「おやすみ」モードで就寝中も加湿できる

【静音性】「おやすみ」モードで就寝中も加湿できる 加湿器おすすめ イメージ

最強モードではそれなりに稼働音は大きく感じましたが、最弱モードではほとんど聞こえません。夜でも気にせず使えそうです。

松本大輝
家電批評 編集部員
松本大輝 のコメント

測定値はシャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」とほぼ同じですが、実際に音を聞くと数値以上にパナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」のほうが小さく感じました。

【加湿性能】加湿ムラは少しあるが部屋を十分加湿した

【加湿性能】加湿ムラは少しあるが部屋を十分加湿した 加湿器おすすめ イメージ

本体背面の加湿量が15分までやや高かったものの、20分経過時から他の測定地点とほぼ同じ湿度になりました。

全体の加湿量も十分で、これなら快適に過ごせそうです。

A評価【4位】ティファール「加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0」

  • ティファール加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0
  • 実勢価格: ¥26,264

総合評価: 3.85

 
加湿性能
 4.13
お手入れ
 2.75
静音性
 4.50
消費電力
 4.00
給水のしやすさ
 4.00
機能性
 4.50
操作性
 3.50

音は静かなのにミストでガンガン加湿する

加湿器のおすすめランキング4位は、A評価のティファール(T-fal)「加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0」

ほかの5製品は湿度設定が最大でも60〜70%程度だったのに対して、ティファール「加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0」は90%という高湿度の設定ができるのが特徴です。

実際に検証では90%に設定して運転しましたが、前後左右に設置したセンサーの30分後の湿度は見事に平均90%。

ウォームミストとクールミストの量をそれぞれ設定することもできるので、部屋の温度を調節しながら加湿できます。

もうひとつ特筆すべきは、稼働音の小ささ。

ティファール「加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0」は運転モードの設定がありませんが、90%設定で加湿しても他製品の最弱モードと稼働音は変わりません。

寝室でも睡眠の妨げになることはないでしょう。

一方で、気になったのは操作ボタンとお手入れ。タッチボタンは反応がイマイチなうえ、各アイコンが何を意味するのかわからず戸惑いました。

リモコンも付属していますが、こちらもボタンが押しにくい……。基本性能が高いだけに、改善を期待したいところです。

加湿量(実測/スペック):840/720ml/h

おすすめポイント
  1. 湿度を90%まで設定できる
  2. 静音性はNo.1
がっかりポイント
  1. タッチの反応がイマイチ
186mm
奥行
307mm
高さ
380mm
重量
3kg(約)
タンク容量
8.0L(約)
適用畳数
12畳(和室)
加湿方式
ハイブリット式(加熱超音波式)
型番
HD6080J0

【加湿性能】湿度90%設定で3カ所が90%超え

【加湿性能】湿度90%設定で3カ所が90%超え 加湿器おすすめ イメージ

最大設定が湿度90%だったため、ほかの製品よりしっかり湿度が上がりました。

湿度は90%を超えていますが、25分までの加湿ムラが大きく少し評価を落としました。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

通常は適湿(50〜60%)設定で使うとよいでしょう。

【静音性】ガッツリ加湿しても稼働音が小さめ

【静音性】ガッツリ加湿しても稼働音が小さめ 加湿器おすすめ イメージ

ティファール「加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0」はモード設定がないため単一で測定。

結果、常時他製品の最弱モード並みの静かさでした。

【機能性】ティファールはミストをウォーム・クールで設定

回転して噴出方向を決められます
回転して噴出方向を決められます 加湿器おすすめ イメージ

40〜90%という湿度設定の幅広さは大きな特徴。加えて、マニュアルモード時はクールミストとウォームミストの強度をそれぞれ設定できます。

また、ミストで部屋の温度調節ができるのもポイントです。

【操作性】軽いタッチだと反応しなかった

タッチしても反応が鈍い
タッチしても反応が鈍い 加湿器おすすめ イメージ

タッチボタンの反応が悪く、アイコン表記もわかりづらいため、操作性の評価を下げてしまいました。

また、付属のリモコンもボタンが少し押しづらく、操作性の評価がやや低い結果に。

A評価【5位】スイッチボット「SwitchBot 気化式加湿器」

  • スイッチボットSwitchBot 気化式加湿器
  • 実勢価格: ¥15,760

総合評価: 3.80

 
加湿性能
 3.50
お手入れ
 3.75
静音性
 3.50
消費電力
 5.00
給水のしやすさ
 4.00
機能性
 4.00
操作性
 4.00

せっかくならアプリや関連機器を連携したい

加湿器のおすすめランキング5位は、A評価のスイッチボット(SwitchBot)「SwitchBot 気化式加湿器 」

スマートホーム機器で知られる中国スイッチボットの製品です。

検証で驚かされたのが、1時間0.4円という電気代の安さ。吐出水量から予測した加湿量は少なめですが、部屋をしっかり加湿しました。

機能性は3種類のモードや4段階の強度設定など、ほかの製品と比べて少々物足りません。しかし、アプリと温湿度計を連携することで、より詳細な設定や、部屋の湿度に応じた運転が可能に。

スマートスピーカーとも連携できるので、スマートホームの一部として利用したい人におすすめしたい一台です。

加湿量(実測/スペック):460/700ml/h

おすすめポイント
  1. 1時間で約0.4円の省電力
  2. 置いたままでも取り外しても給水できる
がっかりポイント
  1. 強モードでは音が気になる
380mm
奥行
200mm
高さ
402.5mm
重量
5.8kg
タンク容量
4.5L
適用畳数
12畳(和室)
加湿方式
気化式
型番
W3902300

【消費電力】毎日8時間稼働しても1カ月で100円以下

【消費電力】毎日8時間稼働しても1カ月で100円以下 加湿器おすすめ イメージ

※1 加湿力が最も高いモードで1時間運転時の消費電力
※2 1時間運転時の電気代(1kWhあたり31円で計算)

ベストバイのダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」も1時間10円以下と省エネですが、スイッチボット「SwitchBot 気化式加湿器」はそれをはるかにしのぐ約0.4円。

毎日長時間使いたいならおすすめです。

【加湿性能】推定加湿量は少なめも部屋の湿度は上がる

【加湿性能】推定加湿量は少なめも部屋の湿度は上がる 加湿器おすすめ イメージ

前後左右ともムラなく加湿でき、30分後の数値は「背面 66%・正面 66%・左隅 63%・右隅 65%」と、上位製品と遜色ありません。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

吐出水量は少なめですが、部屋の湿度はしっかり上昇しました。

【操作性】シンプルな項目で操作が分かりやすい

設定項目は少なめ
設定項目は少なめ 加湿器おすすめ イメージ

本体天面のボタンは「電源・モード・強度・タイマー・リセット」の5種類のみ。操作に迷うことはありません。

ランプの色で湿度がわかる
ランプの色で湿度がわかる 加湿器おすすめ イメージ

上側のステータスランプで部屋のおおよその湿度がわかります。

【機能性】真価を発揮するにはアプリやSwitchBot製品との連携が必要

詳細な設定ができる
詳細な設定ができる 加湿器おすすめ イメージ

スイッチボット「SwitchBot 気化式加湿器」の機能をフルに活用するには、SwitchBotアプリとの連携が不可欠。加湿量やタイマーなどの設定を詳細に行えるようになります。

さらに、スイッチボット「SwitchBot 温湿度計」(別売り)と連携することで、より詳細な湿度の情報に基づいた加湿が行えます。

▼スイッチボット「SwitchBot 温湿度計」はこちら
▼スイッチボット「SwitchBot 温湿度計」はこちら 加湿器おすすめ イメージ

スイッチボット
SwitchBot 温湿度計

A評価【5位】象印マホービン「スチーム式加湿器 EE-TA60」

  • 象印マホービンスチーム式加湿器 EE-TA60
  • 実勢価格: ¥39,800

総合評価: 3.80

 
加湿性能
 3.25
お手入れ
 5.00
静音性
 4.50
消費電力
 3.00
給水のしやすさ
 3.50
機能性
 4.00
操作性
 4.00

唯一の入タイマー搭載 加湿された部屋に帰れます

加湿器のおすすめランキング同率5位は、A評価の象印マホービン(ZOJIRUSHI)「スチーム式加湿器 EE-TA60」。「お手入れBEST」を獲得しました。

ポットのような見た目どおり水を沸騰させた際の蒸気で加湿します。

そんなスチーム式最大のメリットは、お手入れの手軽さです。

フィルターを使用せず、構造も単純なので、基本は使用後に水を捨てて水分を拭き取るだけ。そもそも水を沸騰させているため、雑菌が繁殖しにくいという特徴があります。

一方でデメリットは、電気代が高めなこと。沸騰してから1時間の想定電気代が約14円(0.23kWh)と、今回テストした6製品中で最も高い結果に。

なお、はじめの30分の消費電力は0.39kWhでした。

検証では加湿量が少なめで、場所による加湿ムラもありました。しかし、象印マホービン「スチーム式加湿器 EE-TA60」のみ適用畳数が10畳と小さいことを考えれば、十分に健闘しています。

機能面では、他製品にはない入タイマーが便利です。最大9時間後まで設定できるため、出発前に設定すれば、帰宅時にはちょうどいい湿度に。

また、静音性が高いため、寝室で使用しても気持ちよく眠れます。

加湿量(実測/スペック):640/600ml/h

おすすめポイント
  1. お手入れBEST
  2. タイマーで入時間を設定できる
  3. パーツが少なくお手入れがラク
がっかりポイント
  1. スチームが熱く触れると危険
240mm(約)
奥行
275mm(約)
高さ
365mm(約)
重量
2.8kg(約)
タンク容量
4.0L
適用畳数
10畳(和室)
加湿方式
スチーム式
型番
EE-TA60-BM

【給水のしやすさ】やかんや水差しで上からサッと給水

【給水のしやすさ】やかんや水差しで上からサッと給水 加湿器おすすめ イメージ

フタを開ければ本体がそのままタンクなので、置いたままやかんなどを使ってこぼすことなく給水できます。

高さがあるので蛇口では給水しにくい
高さがあるので蛇口では給水しにくい 加湿器おすすめ イメージ

高さがあるため、蛇口からタンクに直接給水するのは苦手です。

【機能性】入タイマーを使えば帰宅時には部屋がうるおう

【機能性】入タイマーを使えば帰宅時には部屋がうるおう 加湿器おすすめ イメージ

入タイマーを搭載しているのは6製品では象印マホービン「スチーム式加湿器 EE-TA60」だけ。最大9時間のタイマーで、帰宅時にちょうどいい湿度になるようセットできます。

切タイマーを同時に使用することも可能です。

【機能性】入タイマーを使えば帰宅時には部屋がうるおう 加湿器おすすめ イメージ2

持ち運びに便利な持ち手を備えているので、昼は書斎、夜は寝室というように移動しての使用にも向いています。

【加湿性能】スペック以上の加湿量 ただ、ムラが多かった

【加湿性能】スペック以上の加湿量 ただ、ムラが多かった 加湿器おすすめ イメージ

スペック上の加湿性能が600ml/hなのに対し、吐出水量から算出した加湿性能が640ml/hと上回る結果に。

ただ、前後左右の測定地点ごとの湿度にムラがあるのは気になります。

家電おすすめ各製品のお手入れのしやすさをチェック!

フィルター、トレイ、タンク。お手入れの手間は加湿方式で差が出ます。サボればカビや雑菌が繁殖する原因に……。

そこでここでは、今回テストした6製品の「お手入れのしやすさ」を徹底チェックします!

【ハイブリッド式】ダイニチ・シャープ、【気化式】パナソニック・スイッチボット

やることがほぼ同じ2方式。ネックは月1回のフィルター洗浄

ハイブリッド式気化式は、ともに加湿フィルター洗浄が月1回必要です。水や洗剤を使うため手間はかかりますが、洗わないと悪臭の原因になるのでサボるのは厳禁。なお、継続して使用する場合には乾燥は不要です。

吸気フィルターは掃除機でホコリを吸引するだけ。トレイとタンクは形状によって洗いやすさに差があります。

バケツ型のトレイとタンクが兼用のシャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」は手間が省けてラクちん。パーツ点数が多いので、習慣化することが大切です。

【加湿フィルター】方式によって洗い方が変わります(月1回)

ハイブリッド式は蛇腹で厚め、気化式は薄めのフィルター。それぞれ漬け置きと押し洗いが必要で、少し面倒な作業です。

▼ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」

【加湿フィルター】方式によって洗い方が変わります(月1回) 加湿器おすすめ イメージ

加熱気化式は漬け置き洗い。

【加湿フィルター】方式によって洗い方が変わります(月1回) 加湿器おすすめ イメージ2

汚れが気になったらクエン酸or重曹使用。

基本は水やぬるま湯での漬け置き洗い。水垢はクエン酸で、ニオイは重曹を混ぜて洗うと効果があります。

▼パナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」

【加湿フィルター】方式によって洗い方が変わります(月1回) 加湿器おすすめ イメージ3

気化式は押し洗い。

【加湿フィルター】方式によって洗い方が変わります(月1回) 加湿器おすすめ イメージ4

こすらずにぬるま湯で洗う。

水かぬるま湯に浸して、手で軽く押し洗い。ニオイが気になるときは酸素系漂白剤(パナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」)やクエン酸(スイッチボット「SwitchBot 気化式加湿器」)を使います。

【吸気フィルター】掃除機などで網についたホコリを吸引(月2~4回)

▼ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」

【吸気フィルター】掃除機などで網についたホコリを吸引(月2~4回) 加湿器おすすめ イメージ

▼シャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」

【吸気フィルター】掃除機などで網についたホコリを吸引(月2~4回) 加湿器おすすめ イメージ2

汚れが落ちないときは水洗い。

外側に取り付ける吸気フィルターは、定期的に掃除機でホコリを吸引したり、水洗いします。

【トレイ】細部についた汚れはブラシでしっかり落とす(月1~2回)

▼パナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」

【トレイ】細部についた汚れはブラシでしっかり落とす(月1~2回) 加湿器おすすめ イメージ

凹凸が多いとちょっと手間です。

▼シャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T75」

【トレイ】細部についた汚れはブラシでしっかり落とす(月1~2回) 加湿器おすすめ イメージ2

シャープはタンク兼用です。

水がたまるトレイは、細部の汚れを落とします。カビの繁殖にも注意しましょう。

【タンク】使うたびに水洗い ひどい汚れはこすって(毎回)

タンクは使用後に毎回、やわらかいスポンジなどで洗います。

奥まで手が届きにくいパナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」は、加湿器用洗浄剤を溶かして洗うこともできます。

▼パナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」

【タンク】使うたびに水洗い ひどい汚れはこすって(毎回) 加湿器おすすめ イメージ

パナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」は口が狭めです。

▼スイッチボット「SwitchBot 気化式加湿器」

【タンク】使うたびに水洗い ひどい汚れはこすって(毎回) 加湿器おすすめ イメージ2

給水口が広いと手が入れやすいです。

タンクは使用後に毎回、やわらかいスポンジなどで洗います。

奥まで手が届きにくいパナソニック「ヒーターレス 気化式加湿機 FE-KXY07」は、加湿器用洗浄剤を溶かして洗うこともできます。

【スチーム式】象印マホービン

フィルターレスだから圧倒的に手間なし

お手入れの手間を軽減したいなら、スチーム式がベスト。フィルターやトレイがないため、使用後はタンクを拭き、フタを軽く水洗いすればOKです。

タンクは水垢が付着するため月に1〜2回はクエン酸洗浄も必要ですが、セットしたら待つだけなので手間はありません。

【タンク】定期的なクエン酸洗浄で汚れを落とす(月1~2回)
【タンク】定期的なクエン酸洗浄で汚れを落とす(月1~2回) 加湿器おすすめ イメージ

水垢汚れを落とします。

日常的には使用後にやわらかい布で拭くだけ。月に1〜2回はクエン酸で付着した汚れを落とします。

【フタ】外ブタ・内ブタはマメに水洗い(毎回)

▼外ブタ

【フタ】外ブタ・内ブタはマメに水洗い(毎回) 加湿器おすすめ イメージ

▼内ブタ

【フタ】外ブタ・内ブタはマメに水洗い(毎回) 加湿器おすすめ イメージ2

外ブタは蒸気カバーを外して、内ブタはやわらかいスポンジで水洗い。仕上げにやわらかい布で水分を拭き取ります。

【加熱超音波式】ティファール

複雑なトレイは汚れがたまりがち……

加熱超音波式のトレイは凹凸の多い複雑な形状。そのため汚れがたまりやすく、ブラシで洗浄する必要があるうえ、こまかなパーツを取り外すなど手間がかかります。

タンクは毎回水洗いが必要ですが、ティファール「加熱超音波式加湿器 スチームアンドミスト L 8L HD6080J0」は給水口が広いため奥まで手が届いて◎です。

【トレイ】パーツと凹凸が多いのでブラシ洗浄は必須(毎回)
【トレイ】パーツと凹凸が多いのでブラシ洗浄は必須(毎回) 加湿器おすすめ イメージ

トレイに凹凸が多いため、ゴミが残らないようにパーツを外してチェックしましょう。

【トレイ】パーツと凹凸が多いのでブラシ洗浄は必須(毎回) 加湿器おすすめ イメージ2

隅にこびりついた汚れは、付属のブラシでこすって落とします。

【タンク】給水口が大きく手洗いもしやすい(毎回)
【タンク】給水口が大きく手洗いもしやすい(毎回) 加湿器おすすめ イメージ

タンクの給水口が大きく、手を入れて奥まで洗えます。しかし、角型なので汚れが残らないように気を遣います。

家電おすすめ知らないと損する「加湿器のキホン」総まとめ

実際に加湿器を使っていても、適切な使い方ややってはいけないことなどを知らない人も多いのではないでしょうか。間違った使い方は故障や体調不良の原因になりかねません。

そこで、加湿器の効果からNG行動まで知らないと損するキホンをまとめて紹介します。これを読んで使い方をマスターしましょう!

加湿器の基本1:加湿器の効果

ウイルスの飛散を防ぐ

ウイルスの飛散を防ぐ 加湿器おすすめ イメージ

温度・湿度が低い部屋はウイルスの飛散距離が長くなるといわれています。加湿器で加湿することによって、室内におけるウイルスの飛散を抑制する効果が期待できます。

体感温度が上昇し暖房費の節電につながる

気温が同じでも湿度が30%と60%では体感温度は1〜2℃違うといわれています。部屋の適湿度である50%前後に保つことができれば、体感温度が上がるので、暖房の使用を抑えられます。

暖房よりも電気代は安いので、節電にもつながるでしょう。

静電気が発生しにくくなる

部屋が乾燥していると静電気が滞留しやすくなります。加湿して空気中の水分量を増やすと、その水分を介して電気が逃げていくので、物を触った際に静電気が発生しにくくなります。

静電気が発生しにくくなる 加湿器おすすめ イメージ

部屋の湿度は50%が最適!

部屋の適湿度は40〜60%といわれています。 これは、湿度が40%を下回るとウイルスが活発になり、60%を超えるとカビやダニの発生数が多くなるからです。

加湿器で、部屋の湿度を50%前後に維持しましょう。

加湿器の基本2:置き方のコツ

【置いていい】最も適しているのは部屋の真ん中

【置いていい】最も適しているのは部屋の真ん中 加湿器おすすめ イメージ

エアコンを使用しないときは、部屋の隅に置くと水蒸気が部屋全体に行きわたりにくいため、部屋の真ん中に置くことをおすすめします。

【置いていい】エアコンの真下もおすすめ!

【置いていい】エアコンの真下もおすすめ! 加湿器おすすめ イメージ

エアコンの真下に置くと、水蒸気を含んだ空気を拡散してくれます。しかし、風を加湿器に直接当てるのは故障につながるのでNGです。

【置いてはダメ】家電の近くは故障の原因になるかも

【置いてはダメ】家電の近くは故障の原因になるかも 加湿器おすすめ イメージ

加湿器から出る水蒸気が電化製品に付着すると、結露したり水のミネラル分が付着したりして、故障に繋がります。

【置いてはダメ】窓際や壁際は結露やカビが発生する可能性アリ

【置いてはダメ】窓際や壁際は結露やカビが発生する可能性アリ 加湿器おすすめ イメージ

窓や壁の近くは外気の影響を受けやすく、加湿器から出た水蒸気が冷え、結露します。それによりカビなどが発生するかもしれません。

加湿器の基本3:やってはいけないこと!

タンクに水を継ぎ足して使うのはダメ

タンクに水を継ぎ足して使うのはダメ 加湿器おすすめ イメージ

タンクに残った水を使用すると、タンク内で増殖した雑菌やニオイが繁殖してイヤなニオイが発生してしまいます。

最悪の場合は細菌による感染症を引き起こす可能性も……。

給水から時間がそこまで経ってなければ継ぎ足ししても問題ありませんが、前日の水などには継ぎ足してはいけせん。

松本大輝
家電批評 編集部員
松本大輝 のコメント

加湿器を使用するたびに、タンクに残った水を捨ててキレイな水で洗浄してから使いましょう。

ミネラルウォーターや浄水器の水を使うのはダメ

加湿器を使用する際に浄水や、ミネラルウォーターのほうが水道水よりキレイなイメージはありますが、実際は使用NG。

その理由は、水道水に含まれる塩素が含まれておらず、カビや雑菌が繁殖しやすくなるからです。

また、そのカビや雑菌がフィルターに付着し続けると劣化していき、故障にもつながるので、加湿器には水道水を使用しましょう。

水蒸気を肌に直接当てるのはダメ

加湿器から出る水蒸気を肌に直接当てるとうるおいそうですが、実際は肌が吸収することはありません。むしろ、肌に含まれていた水分が水蒸気によって奪われるため、逆に乾燥してしまいます。

松本大輝
家電批評 編集部員
松本大輝 のコメント

就寝時や一息つくときは、加湿器としっかり距離をとって、肌に当たらないよう注意しましょう!

暖房なしで加湿器をつけたまま寝るのはダメ

暖房なしで加湿器をつけたまま寝るのはダメ 加湿器おすすめ イメージ

寝る際に暖房は消しても加湿器はつけたままという人もいるでしょう。しかし、部屋の気温が下がると飽和水蒸気量(空気中に入ることができる水蒸気量)も下がり、加湿器によって湿度が高くなりすぎることに。

部屋の快適な湿度である50%前後から外れると、不快になるだけでなく、カビやダニの発生につながります。就寝時は暖房と必ずセットで使いましょう。

非対応の製品にアロマオイルを入れるのはダメ

非対応の製品にアロマオイルを入れるのはダメ 加湿器おすすめ イメージ

加湿器にアロマオイルを入れると、水と混ざらず油膜ができてカビや雑菌、劣化の原因になってしまう場合があります。

なお、超音波式などの一部製品では対応しているものもあります。

家電おすすめまとめ:ベストバイは加湿性能抜群のダイニチ

以上、加湿器のおすすめランキングでした。

今回は寝室やワンルームでの使用に向いた加湿器6製品をピックアップ。加湿性能に優れ、お手入れもしやすい最高の一台を探して比較テストを行ったところ、ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」がベストバイに選ばれました。

ダイニチ「ハイブリッド式加湿器 HD-RXT724」は加湿ムラがなく稼働音が静かなまさに理想的な一台。加湿性能抜群で乾燥を防ぎます。

テストではほかの5製品もすべてA評価という結果に。製品ごとに特徴は異なりますが、総じてハイレベルでした。

記事で紹介した商品詳細を参考に、自分に合った一台をぜひ見つけてみてくださいね。

加湿器のおすすめ

 
加湿器のおすすめ 加湿器おすすめ イメージ
加湿器のおすすめ 加湿器おすすめ イメージ2

ダイニチ
ハイブリッド式加湿器
HD-RXT724

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