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 空気清浄機おすすめ イメージ

【家電批評公式】空気清浄機のおすすめランキング10選。最強を求めて人気商品を徹底比較【2024年】

一年のうち最も憂鬱な季節のひとつが、花粉シーズン。
個人差はあれど目のかゆみや鼻水などの症状に日々、悩まされる人も多いのでは。
そんな花粉シーズンを少しでもラクに乗り越えるために、雑誌『家電批評』は空気清浄機の人気10製品を比較テスト!
脱臭力やメンテナンス性など全方面からチェックし、おすすめランキングを決定しました!
※ 情報は『家電批評』2024年3月号掲載時のものです。

  • LAB.360室長 松下和矢
  • 編集部 下田
  • 編集部 山内
  • 『家電批評』流の最強とは? 選び方&テスト方法
  • 玄関や自分の部屋に! 10~15畳向けおすすめランキング
  • リビングなど広い部屋に! 15~23畳向けおすすめランキング

家電批評的選び方

選び方の基準について

編集部 山内のコメント
玄関や自分の部屋での目安
リビングなど広い部屋での目安

家電批評的テスト方法

ライター下田 / LAB.360室長 松下和矢 / 編集部 山内

脱臭力やセンサー性能、消費電力といったハードウェア面はLAB.360 室長の松下が、操作性やメンテナンスのしやすさなどの使い勝手は編集部・山内とライター・下田が実際に試して評価しました。

TEST1: 吸引力

吸引力を検証する様子

日本電機工業会規格の「適用畳数」の広さで評価。参考として定量の擬似花粉を自由落下させたときの吸引状況も確認しました。

TEST2: 脱臭力

脱臭力を検証する様子

日本電機工業会の基準を参考に、発生した「アンモニア」「アセトアルデヒド」「酢酸」の除去率で評価しました。

TEST3: センサー

センサー感度を検証する様子

自動モードで運転し、一定距離から赤土・芳香スプレー・疑似花粉を噴霧。
より遠くの粒子を素早く感知し、運転モードを替えた製品ほど高評価に!

TEST4: 消費電力

消費電力を検証する様子

自動モードで1日(24時間)のうちに実働する時間を仮定し、年間の消費電力量を算出。
電気使用量が少ない製品ほど高評価としました。

TEST5: 機能性

操作パネルを拡大した様子

風量や花粉といった専用モードの種類数で評価。
オフタイマー、チャイルドロックといった空気清浄関連の付加機能がある製品は加点しました。

TEST6: 付加機能

メーカー独自の付加機能例

加湿やイオン発生、除菌といった空気清浄以外の機能を搭載している製品は、その数によって加点しています。

TEST7: 静音性

静音性を検証する様子

本体正面・上・左右1mにおける最大・最小風量時の騒音値を測定。

4ヵ所の騒音値を各風量ごとで平均し、値が小さい製品ほど高評価に!

TEST8: 操作性

操作性を検証する様子

本体操作パネルにあるボタンの押しやすさ・反応・印字のわかりやすさで評価。
スマホ操作対応製品はアプリの使い勝手も考慮しています。

TEST9: メンテナンス

本体からパーツを取り外した様子

取扱説明書に記載の「お手入れ手順」から作業の難易度を決定。これをもとに1カ月の清掃の手間が少ない製品ほど高評価としています。

TEST10: 設置性

設置イメージ

設置時に本体が占有する体積を算出、体積が小さい製品ほど高評価としました。
また、外観のデザイン性や移動のしやすさも考慮しています。

適用畳数40畳未満: 玄関・自分の部屋向け空気清浄機おすすめ6選

第1位: センサーや静音性、操作性など10項目中6項目が優れた高い完成度!

家電批評ベストバイ評価「ダイキン MCK704A」商品イメージ
家電批評ベストバイ評価「ダイキン MCK704A」室内設置イメージ

ダイキンMCK704A実勢価格: ¥80,430

SPEC:サイズ/W315×D315×H760mm・12.5kg
●フィルター/TAFUフィルター(静電HEPAフィルター)、脱臭フィルター、抗菌加湿フィルター

適応畳数: 31畳 / フィルター交換目安: 10年 / 付加機能: 加湿・イオン発生等 / 年間電気代: 約2994円

テスト結果

78.5/100
ライター下田のコメント
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

吸引力 良好: 正面・左右の3カ所から吸引!
3ケ所とも吸引力は低め。運転前後での疑似花粉の様子

吸引口は本体の下部、床面近くの位置の正面と左右に3カ所にあります。いずれも疑似花粉による瞬間吸引力の参考テストでは除去率が約50%と低めですが、
適用畳数は31畳とまずまずのパワーがあり、床に近い3カ所の吸引口と高い位置からの風の吹き出しにより、効率のよい気流循環が期待できそうです。

センサー 優秀: 全体2位の高感度で空気中の汚れやニオイに反応!
センサーは本体の左側面に設置!
センサー部を拡大した様子

センサー感度は満点評価を獲得した適用畳数40畳未満のシャープに次ぐ、2位の実力。
疑似花粉こそ本体に直接噴霧しないと検知しなかったものの、ホコリやニオイはシャープより数秒早く検知するほど優秀で、リビングに置く空気清浄機としてはまったく問題のない性能といえます。

検出物質・距離・検出時間のテスト結果
機能性 優秀: 加湿・空気循環を含めた多彩な運転モードを搭載!
操作パネルを拡大した様子

ダイキンの大きな特徴のひとつが、運転モードの豊富さです。空気清浄・加湿を自動コントロールしてもらう「おまかせ」を筆頭に、「風量自動」「節電」「花粉」「のど・はだ」「サーキュレーター」といった用途別に5つの運転モードを用意。さらに手動での風量設定も「しずか」「弱」「標準」「ターボ」の4段階があり、部屋の状況に合わせて細やかな運転を選べるのが大きな魅力です。

操作性 優秀: 本体ボタンもわかりやすくスマホ連携で遠隔操作も!
専用アプリの画面イメージ

国内メーカー製ということもあり、操作パネルの印字はすべて日本語。ボタンも本体天面にあり、触れたときの反応もよいため押しやすいのが魅力です。また、専用アプリに登録すれば、外出先から操作することもできます。ただ、現在の運転モードでこそバックライトで確認できますが、ボタン自体には明かりはないため、暗がりでは操作しにくいです。

脱臭力 優秀: タバコから出たガス成分もきちんと回収!!
「ダイキン MCK704A」の室内設置イメージ

40畳未満の6製品はいずれも脱臭力評価がすべて満点。
もちろん、ダイキンもタバコ5本による脱臭力のテストは除去率100%でした。タバコが発した空気中の有害なガス成分をわずか15分の運転で、キレイに取り除いてくれます。

脱臭力のテスト結果
静音性 優秀: 強めの運転でも騒音は控えめ
ターボ運転でもそれほど
うるさくない
騒音テストの様子

多数の運転モードがあるダイキンですが、最大の風量モードである「ターボ」でも50dB台の後半と騒音としては控えめです。運転音による存在感をあまり感じることがないため、リビングはもちろん、寝室での運用にも向いているといえます。

メンテナンス 合格: 加湿機能を使うとメンテナンスはかなり面倒になる
加湿フィルターも
こまめな掃除で10年持つ!
本体から加湿フィルターを外す様子

加湿機能はあると便利ですが、メンテナンスの作業が増えるのが難点。とくにダイキンは交換パーツが少なく低コストでエコな反面、清掃対象パーツが多く、加湿機能を使うとお手入れの手間が格段に増えます。掃除が苦手な人には不向きかもしれません。

第2位: 吸引力・メンテナンス性に優れた長く使える一台

家電批評A評価「ダイニチ CL-HB922」商品イメージ
家電批評A評価「ダイニチ CL-HB922」室内設置イメージ

ダイニチCL-HB922実勢価格: ¥72,520

SPEC:サイズ/W310×D310×H540mm・約8.4kg
●フィルター/活性炭脱臭フィルター、静電NEOHフィルター、カンタン取替えプレフィルター、プラズマユニット

適応畳数: 38畳 / フィルター交換目安: 10年4ヶ月 / 付加機能: ウィルス活動抑制 / 年間電気代: 約2398円

テスト結果

78.5/100
ライター下田のコメント
LAB.360室長 松下和矢のコメント
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

脱臭力 優秀: タバコのニオイの元は15分で完全に除去できました!

タバコのガスに含まれる3つのニオイのガス成分の濃度によって判定する試験では、すべての数値がゼロという完全な除去率でした。
ニオイ対策はこれで万全といえるでしょう。

運転前後のガス成分の濃度(単位: ppm)
吸引力 優秀: 歩行などで再発じんする花粉やホコリを効率よく吸引
吸引口の様子

吸気口が底面にあり、4方向から吸い込める仕組み。空気中を舞って落ちてくる花粉やホコリを効率よく吸引できる配置といえます。適用床面積38畳と広い部屋で使うにも十分な性能です。

運転前後での擬似花粉の様子
メンテナンス 優秀: フィルター交換がラクにできる!
フィルター交換の様子

各フィルターは最も汚れやすいプレフィルターを含め、すべて交換式。背面から引き出すだけなので、少ない手間で清潔さを保てます。

消費電力 良好: 電気代もかなり抑えられます
ワットモニターで消費電力を計測

年間の電気代が2000円台と適用畳数が広い割に少ないのもうれしい。
1年を通して、常時運転しても問題ありません。

第3位: センサーと気流で花粉をキャッチ!

家電批評A評価「パナソニック F-VXW70」商品イメージ

パナソニックF-VXW70実勢価格: ¥71,500

SPEC:サイズ/W398×D257×H640mm・10kg
●フィルター/静潔HEPA、スーパーナノテク脱臭、プレフィルター、加湿フィルター

適応畳数: 31畳 / フィルター交換目安: 10年 / 付加機能: 加湿 / 年間電気代: 約2208円

テスト結果

78.0/100
ライター下田のコメント
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

機能性 優秀: 運転モードも豊富!
操作パネルの様子

運転モード数は7つと平均以上。なかでも、オートモードに標準と花粉の2種類があるのが特徴。
サーキュレーターほどのパワーはないものの、3Dフロールーバーが気流を送り出す気流生成モードを複数搭載。汚れに合わせて自動で気流生成モードを調節し、吸引力を補助します。

設置性 良好: 壁にほぼぴったり設置可能
壁ギリギリに設置した様子

本来、空気清浄機と背面と壁の間隔は10cmほど離さなければなりません。
しかし、本製品は1cmの間隔で設置可能です。

センサー 良好: 苦戦するもしっかり反応!
センサーの反応結果

今回の検証では反応までに時間がかかったものの、ホコリ・ニオイ・花粉のすべてにしっかりセンサーが反応しました。

第4位: 機能と静かさで選ぶならベスト

家電批評A評価「ダイソン Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde」商品イメージ

ダイソンDyson Purifier
Big+Quiet Formaldehyde
実勢価格: ¥122,950

SPEC:サイズ/W434×D415×H830mm・11.9kg
●フィルター/HEPAフィルター、活性炭フィルター

適応畳数: 27畳 / フィルター交換目安: 2年・5年 / 付加機能: なし / 年間電気代: 約2082円

※1日12時間使用した場合の目安

テスト結果

75.0/100
編集部 山内のコメント
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

機能性 優秀: 空気の状況が一目でわかるモニタリング機能が優秀!
ディスプレイに表示される空気状況

風量が10段階+オートモードで切り替えられるうえ、空気状況を自動で検知、分析。その結果をディスプレイやアプリにリアルタイムで表示してくれます。

脱臭力 優秀: タバコのニオイは完全に除去!

15分の運転で、タバコのニオイの元になる成分をしっかり除去しました。

運転前後のガス成分の濃度(単位: ppm)
静音性 優秀: 夜に運転してもまったく気にならない静かさ

静音性に優れ、風量1(最弱)の状態で運転していると、ほとんど稼働音が聞こえません。タイミングによっては環境音よりも静かなこともありました。

第5位: お手入れがラクで価格もお手頃!

家電批評A評価「エイサー Acerpure Pro Classic AP552-10W」商品イメージ

エイサーAcerpure Pro Classic
AP552-10W
実勢価格: ¥29,800

SPEC:サイズ/約W253×D253×H576mm・4.22kg
●フィルター/4 in 1 HEPA フィルター
(プリフィルター・抗ウィルス&抗菌コーティング・
HEPA 13 メインフィルター・活性炭フィルター)

適応畳数: 30畳 / フィルター交換目安: 1年 / 付加機能: なし / 年間電気代: 約1700円

テスト結果

73.0/100
編集部 山内のコメント
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

メンテナンス 優秀: シンプル構造でメンテナンスの手間がほぼなし!
本体からフィルターを外す様子

主なメンテナンスはフィルター交換のみ。交換作業も本体の横から引き出すだけなので、サッと入れ替えられて手間がほとんどかかりません。
あとは、汚れが気になったときに吸気口や排気口を濡れた布で拭き取ったり、掃除機をかけたりして、より長くキレイに使えば完璧です。

消費電力 優秀: ずっと強モードで稼働しても電気代が安い
ワットモニターで消費電力を計測

消費電力は全製品中トップの成績。
電力消費量の多い製品と比べると3分の1~4分の1も差がつきました。

付加機能 難あり: 付加価値なしで空気清浄機能のみ
本体上部にあるシンプルな操作パネル

風量のモード数は6つと平均的ですが、その他に特筆すべき付加機能はなし。
空気清浄のみの割り切り仕様です。

第6位: シンプルなデザインで静かだから部屋の雰囲気◎

家電批評A評価「エレクトロラックス UltimateHome 700 EP72-46」商品イメージ

エレクトロラックスUltimateHome 700
EP72-46
実勢価格: ¥99,000

SPEC:サイズ/W410×D310×H646mm・12.1kg
●フィルター/メッシュフィルター、ケア・アルティメイト・プロテクトフィルター、活性炭フィルター

適応畳数: 27畳 / フィルター交換目安: 空清2年・加湿10年 / 付加機能: 加湿・送風 / 年間電気代: 約2188円

テスト結果

772.5/100
ライター下田のコメント
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

付加機能 優秀: 加湿・送風ファン・イオン発生と付加機能がかなり豊富に搭載!
ファンフードを調整する様子

付加機能が豊富で定番の加湿はもちろん、送風ファンによって部屋の空気を循環させて、空気清浄の効率アップが期待できます。
なお、ファンフードは6°~90°の間を手動で、ルーバーの向きは本体のスイングボタンで左右に調節可能。
届けたい場所に向けて送風できます。

メンテナンス 合格: 機能性から考えるとメンテナンスは簡単
本体からフィルターを外す様子

多機能なため、メンテナンス箇所は多めです。
しかし、それぞれの作業はあまり手間がかからず簡単です。

センサー 難あり: センサー感度はやや弱い
センサー部分を拡大した様子

今回の検証では、ホコリには反応するものの、花粉やニオイにはあまり反応せず。惜しい結果となりました。

適用畳数40畳以上: リビング・広い部屋向け向け空気清浄機4選

第1位: 高度なセンサーがホコリ・ニオイ・花粉をすぐに検知!空気を素早くキレイに!

家電批評ベストバイ評価「シャープ KI-SX100」商品イメージ
家電批評ベストバイ評価「シャープ KI-SX100」室内設置イメージ

シャープKI-SX100実勢価格: ¥126,720

SPEC:サイズ/W427×D345×H700mm・約16kg
●フィルター/静電HEPAフィルター、ガスもと~る脱臭フィルター、抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター

適応畳数: 空清46畳・加湿37畳 / フィルター交換目安: 10年 / 付加機能: 加湿・イオン発生等 / 年間電気代: 約5293円

テスト結果

「シャープ KI-SX100」のテスト結果詳細データ
LAB.360室長 松下和矢のコメント
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

センサー 優秀: ホコリ・ニオイ・花粉のすべてに遠距離から敏感に反応!!
各種センサーは本体右側面にある!

センサー感度のテストでは、今回の検証機中で唯一、ホコリ・ニオイ・花粉のすべてに対し、敏感に反応。
特に花粉は、離れた位置で反応する製品がない中、2mの距離で検知する優秀さでした。
汚れを素早く検知して風量強めの運転に替えるため、ホコリや花粉に敏感な人でも安心して空気清浄を任せられます。

検出物質・距離・検出時間のテスト結果
機能性 優秀: 全9種類の運転モードに加えて空気の状態も直感的にわかる
本体前面モニターを拡大した様子

運転モードは、強い風量で10分間運転する「飛沫粒子モード」とセンサー自動運転の「おまかせ」「効果実感モード」を搭載。さらに「静音」「中」「強」「自動」「花粉」「おやすみ」と手動で風量を選ぶことも可能。
帰宅直後は「飛沫粒子モード」、留守中は「静音」、寝るときは「おやすみ」など、利用シーンに合わせて細かく使い分けができます。また、本体前面のモニター表示を見れば、現在の室内の空気状況(キレイ、汚れているなど)が直感的にわかります。

付加機能 優秀: 空気の汚れや加湿用の水不足を音声で教えてくれるのは◯
音声ガイド「ココロエンジン」

空気清浄以外の付加機能としては、空気が乾燥する冬場に欲しい「加湿」、シャープ製品ではおなじみのイオン放出機能「プラズマクラスター」、音声ガイドの「ココロエンジン」を搭載。このうち、とくに良機能と感じたのは「ココロエンジン」です。本機能は室内の空気の状況を音声で伝えてくれるほか、KI-SX100から伝えたいことがあると「聞いて」ランプが点滅し、ボタンを押すことでお手入れ時期や加湿用の水不足などを知らせてくれます。機器側が能動的にお知らせしてくれる点はとても便利に感じました。

吸引力 良好: 大きさは本体背面の半分以上! 吸引口付近の粒子は逃さない
大きな吸引口

吸引口は縦45.7×横21.5cm(実測値)と本体背面の3/4を占める大きさ。擬似花粉を使った参考テストでは花粉除去率99.7%と高い瞬間吸引力を見せました。衣服に花粉が付きやすい春は、本製品の背面を玄関に向けて設置し、吸引口の前で衣服をはたいて花粉を取る、という使い方もおすすめ。

運転前後での疑似花粉の様子
操作性 優秀: 日本語表記でわかりやすい!ネット経由での操作も可能!!
専用アプリの画面イメージ

操作ボタンは本体天面にあるためユーザーが立ったままでも押しやすく、印字も日本語表記でわかりやすいのが特徴。
バックランプ付きで部屋が暗い状態でも確実に操作できます。シャープ独自のクラウドサービス「COCOROAIR」を使えば、AIが運転モードを自動切り替えしてくれたり、スマホで外出先から遠隔操作が可能です。

操作パネルを拡大した様子
メンテナンス 合格: 空気清浄だけならメンテの手間は少ない
プレフィルターは自動で掃除してくれる!

プレフィルターはホコリを最初に捕えるパーツですが、自動掃除機能によって掃除の手間はほぼなし。
6カ月に一度、ダストボックスにたまったゴミを捨てるだけです。

消費電力 難あり: 唯一の弱点は全般的に消費電力が高いこと
今回の検証機中では2番目に電力消費が多い

本製品の唯一の弱点といえるのが消費電力。
電力消費量の少ない他社製品と比べると、風量・弱でも1.5倍、風量・強では2倍の差がつくことも。

第2位: 広めのリビングでもしっかりと空気をキレイにできる!

家電批評A評価「Acer Acerpure Pro AP972-50B」商品イメージ
家電批評A評価「Acer Acerpure Pro AP972-50B」室内設置イメージ

AcerAcerpure Pro
AP972-50B
実勢価格: ¥169,800

SPEC:サイズ/約W339×D337×H780mm・約10.5kg
●フィルター/4 in1 HEPA フィルター(プリフィルター、
抗ウィルス&抗菌コーティング、HEPA 13 メインフィルター、
活性炭フィルター一体型)

適応畳数: 57.4畳 / フィルター交換目安: 3年 / 付加機能: イオン発生・紫外線除菌 / 年間電気代: 約3745円

テスト結果

78.0/100
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

吸引力 優秀: 本体の4方向からパワフルに吸引!
4方向から汚れた空気を吸い込む!

57.4畳と適用畳数が広いだけあり、吸引口は前後左右の4面、しかも縦幅は本体の2/3を占める大きさになっています。
部屋の中央に設置すれば、4方向からパワフルに空気の汚れを吸引してくれます。

脱臭力 優秀: タバコのガス成分は15分で完全に除去!
運転前後のガス成分の濃度(単位: ppm)

5本のタバコを使用した脱臭テストでは3種のガス成分を15分の運転で100%除去。
高い脱臭性能を誇るため、強運転にしておけば壁や家具にニオイ物質が付着する前に吸引できる可能性が高いです。

メンテナンス 優秀: タバコのガス成分は15分で完全に除去!
手間が少ない反面、フィルター価格は高め!

フィルターは1個しかなく、取り外しも取り付けも簡単。UVC-LEDの殺菌効果によって交換サイクルは長めになっています。
他のお手入れは本体に付いたホコリを取るくらいで手間がかかりません。

第3位: スキマに置ける設置性の高さが◎!

家電批評A評価「ブルーエア Protect 7510i」商品イメージ

ブルーエアProtect 7510i実勢価格: ¥114,747

SPEC:サイズ/W315×D315×H780mm・約14.6kg
●フィルター/スマートフィルター

適応畳数: 55畳 / フィルター交換目安: 6ヶ月〜1年 / 付加機能: 細菌抑制 / 年間電気代: 約3858円

テスト結果

77.0/100
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

静音性 優秀: 大型製品なのに動作音はとても静か!
操作パネルを拡大した様子

昨年は「静音性No.1」を獲得したブルーエア。
今回の製品もどのモードでも静かで、最大風量でも音があまり気になりません。

40畳以上4台の最大動作音の比較表
設置性 優秀: 設置条件がゆるく家具の間に置ける!
壁と家具の隙間への設置イメージ

空気清浄機は仕様どおりの吸引性能を発揮するため、本体の前後左右に空きスペースを取るよう説明書に書かれています。しかし、ブルーエアなら10cmの空きスペースで済むので、壁と家具の隙間にも設置可能です。

第4位: センサーは良好!ただ課題点も多い

家電批評A評価「アイロボット Klaara p7 Pro」商品イメージ

アイロボットKlaara p7 Pro実勢価格: ¥114,747

SPEC:サイズ/W315×D315×H780mm・約14.6kg
●フィルター/スマートフィルター

適応畳数: 40畳 / フィルター交換目安: 1年 / 付加機能: ルンバ連携 / 年間電気代: 約7101円

テスト結果

73.0
買うべき人/不向きな人の判断ポイント

テスト結果を詳しく紹介!

センサー 良好: ニオイの感知は◎ ホコリにも強い!
今回検証の10製品中3位の好成績!

花粉こそ本体に直接噴霧しないと反応しませんでしたが、ホコリは2m、ニオイは3mの位置でしっかり検知。センサーの感度は良好です。

付加機能 合格: ルンバと連携させて運用できる!
直近モデルのルンバならほぼ対応!

ロボット掃除機の「ルンバ」と連携して動作する機能も搭載。ルンバ清掃時はファンスピードを自動的にアップするため、床と空間を同時にキレイにできます。

まとめ: シャープ&ダイキン2大メーカーはやっぱり強かった!

第1位: 玄関・自分の部屋向け(適用畳数40畳未満)

家電批評ベストバイ評価「ダイキン MCK704A」商品イメージ

ダイキンMCK704A実勢価格: ¥80,430

SPEC:サイズ/W315×D315×H760mm・12.5kg
●フィルター/TAFUフィルター(静電HEPAフィルター)、脱臭フィルター、抗菌加湿フィルター

適応畳数: 31畳 / フィルター交換目安: 10年 / 付加機能: 加湿・イオン発生等 / 年間電気代: 約2994円

テスト結果

82.5/100
編集部 山内のコメント

第1位: 玄関・自分の部屋向け(適用畳数40畳未満)

家電批評ベストバイ評価「シャープ KI-SX100」商品イメージ

シャープKI-SX100実勢価格: ¥126,720

SPEC:サイズ/W427×D345×H700mm・約16kg
●フィルター/静電HEPAフィルター、ガスもと~る脱臭フィルター、抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター

適応畳数: 空清46畳・加湿37畳 / フィルター交換目安: 10年 / 付加機能: 加湿・イオン発生等 / 年間電気代: 約5293円

テスト結果

82.0/100
編集部 山内のコメント

COLUMN 花粉対策: 空気清浄機で花粉と戦う3つのポイント

POINT1: 対花粉で選ぶならセンサーと吸引力を重視!

センサーで優秀なのはこの2台!

「ダイキン MCK704A」商品イメージ

ダイキンMCK704A実勢価格: ¥80,430

吸引力: 8.0/10 / センサー: 13.0/15
「シャープ KI-SX100」商品イメージ

シャープKI-SX100実勢価格: ¥126,720

吸引力: 8.0/10 / センサー: 15.0/15
編集部 山内のコメント

POINT2: 設置場所は玄関がベスト!次点で窓の下

外から花粉を持ち込まないことが最重要!

玄関

空気清浄機選びの次に悩むのは設置場所ですが、最もおすすめなのが玄関です。
出入りする際に外の空気とともに入り込んできた花粉を玄関で減らしてくれます。

花粉の通りそうなポイントに設置!

窓の下

また、帰宅時には空気清浄機の前で衣服に付着した花粉を払っておくのも効果的。
「玄関にもリビングにもは置いておけない……」という人は、花粉の通り道になりやすい窓の下が次点でおすすめです。

編集部 山内のコメント

POINT3: 空気循環機能や加湿機能があると◎!

空気を循環させて遠くの花粉をキャッチ

空気循環のイメージ図

空気清浄機は花粉対策に有効ですが、単独では限界があります。
そこで有効なのが、空気循環や加湿の機能です。
空気循環機能は吸引力だけでは吸い込めない花粉を気流に乗せて集めやすくします。

加湿で花粉を床に落とす

水分で花粉が床に落ちるイメージ図

また、加湿機能は水分で花粉を床に落とし、漂わせない・舞い上がるのを防ぐ効果を期待できます。
花粉対策にはこの2つの機能を優先して選びましょう。

編集部 山内のコメント