家電空気清浄機のトレンドは?

花粉に加えて、新型コロナウイルスの影響もあり、空気清浄機の需要は2022年も大きく伸びているとともに、その機能や使い方も大きな変化を迎えています。

最新の空気清浄機はこれまでよりも確実に進化していて、より強力で、便利に使いやすくなりました。

そんな最新の空気清浄機の3つの進化をみてみましょう。

進化1:スマート化

これまでは空気清浄機のところまでいちいち行って操作したり、リモコンがあっても簡単な操作しかできなかったりと、やや不便でした。

しかし、最新の空気清浄機はアプリ連携でできることが増えました。アプリを使って、スマホをリモコン化するだけでなく、部屋の空気状況の分析や、外出先からの予約、音声操作など便利な機能が使えます。

進化2:フィルター進化

これまでは「HEPAフィルター」という集じんフィルターが最高峰で、高性能モデルは、ほとんどの製品がこのフィルターを搭載していました。

最新の空気清浄機は、独自にパワーアップした強力なフィルターが登場! HEPAフィルターをベースとしながらも、より細かい粒子をろ過するために、従来のフィルターよりも、パワーアップしたフィルターを開発しているメーカーが増えました。

進化3:お手入れラクラク

月に1回ほどの頻度で、フィルターの汚れを落としたり交換したりと、手間がかかるうえに、そもそも手入れを忘れがちでした。

最新の空気清浄機は水洗いで一気にキレイにできたり、長期間の手入れが不要で1年に1回交換するだけですむなど、手間を省いてくれるものが増えました。

家電空気清浄機で花粉・ウイルスは取れる?

いまや世間一般の「空間清浄」に対する意識は高まる一方で、新型コロナ対策で空気清浄機を……という人も多いかもしれません。しかし、「空気清浄機の導入=感染予防になる」ではないことを心得ておきましょう。

空気清浄機はあくまで換気の補佐でウイルス感染は完全阻止できない

複数機関の実験によりHEPAフィルター式の空気清浄機は空気中のウイルス量を減らす効果があるとされ、厚生労働省も「低減」は認めています。とはいえ、ウイルスの感染経路は空気以外にあり、空気清浄機はあくまでリスク減の一要素と考えるべきです。

出典:厚生労働省『冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法』より

厚生労働省が公表する資料によると、HEPAフィルター採用の空気清浄機はウイルスのエアロゾルに対して軽減効果は認められるものの、重要なのはあくまで「換気」。空気清浄機はそれを補助する役割で使うものとしていて、換気が悪い部屋における補佐的役割として併用を推奨しています。

花粉が気になる人は早めに空気清浄機の準備を

出典:tenki.jp「2022年 春の花粉飛散予測(第3報)」より

気象・防災情報を発信する「tenki.jp」の花粉飛散予測によると、2022年のスギ花粉は2月上旬から飛び始め、全国的に見てもやや多めの予測となっています。花粉症の人は早めの準備が必要かもしれません。

家電空気清浄機の選び方をチェック!

「空気を吸い込んで出すだけだから空気清浄機なんてどれも同じでしょ?」と思いがちですが、空気清浄機・加湿空気清浄機の選び方や使い方を間違えると、高性能な製品を手に入れても力が発揮できません。購入・使用前に失敗しない空気清浄機の選び方について知っておきましょう。

選び方1:適用床面積は使用する部屋の2~3倍の広さの機種を選ぶ

空気清浄機を選ぶときに、まず注目したいのが「適用床面積(適用畳数)」。これは簡単に言うと「30分間で空気をキレイにできる広さ」で、製品の適用床面積より狭い部屋、例えば適用床面積10畳の製品を6畳間で使えば30分以下の時間で空気をキレイにできるということです。

ただし、空気清浄機は平面ではなく空間に対して使うため、一般的には使用する部屋の2〜3倍の適用床面積の製品を選ぶのがベターです。

選び方2:隙間スペースに空気清浄機を置くのはNG!

空気清浄機は設置して稼働しておくだけの機器であるため、部屋の空いたスペースに置きがちです。しかし、吸込口または吹出口を阻害するように、隙間なく壁や家具などと接するように置くと、空気の流れが作れず本来の性能が発揮できません。また、吸引する際に粉じんが壁や家具について汚れることも。

ほとんどの製品は設置時における前後左右、上方の間隔を取扱説明書に従い確保するのが望ましく、Wi-Fi機能を搭載する製品は電子レンジなどの電波干渉する機器との間隔も考慮が必要です。

選び方3:加湿機能付きの機種はメンテナンスの手間が倍増!

「空気清浄機能だけでなく加湿機能も搭載」と聞くと、加湿器要らずで一石二鳥でお得な感じがしますが、実は、加湿機能付きの機種は日々のメンテナンスが空気清浄機能単体の製品より面倒です。

給水タンク

給水タンクは水を使うので、カビができやすいです。

加湿フィルター

特に加湿は水を使用するため、手入れを怠ると給水タンクやフィルターにカビが繁殖し、空気をキレイにするはずなのが逆に汚してしまうことも起こり得ます。小まめに掃除するのが苦手な人は、空気清浄機能のみの製品のほうが、使いやすい場合があります。

選び方4:最大の効果を得るなら空気の流れを作る

空気清浄機は本体周囲の空気を吸入してフィルターでろ過し、ファンで清浄な空気を送り出す仕組みになっています。そのため、空気清浄機単体の運用だと本体周囲の狭い範囲しか空気をキレイにできません。

そこで併用したいのが、エアコンやサーキュレーターです。これらを使って室内に空気の流れを作ることで、空気清浄機の空気をキレイにする効果が最大限に発揮できます。

選び方5:ハウスダストや花粉は床に落ちるので空気清浄機は常に動かす

花粉やハウスダストは空気よりも重いため時間の経過で床に落下し、その後は人が近くを歩行することによって再び舞い上がります。そのため、空気清浄機は花粉やハウスダストを吸引しやすいようになるべく床に近い場所に置き、吸引する機会を増やすためにも常時運転しておくのが好ましいです。

さて、それでは本題の最新空気清浄機12台の実力をチェックするにあたって、比較方法をご紹介します。

家電空気清浄機の比較方法は?

今回比較検証したのは、各メーカーの最新機種の空気清浄機12製品。次の5項目を徹底検証しました。

比較項目1:吸引力

各製品の吸気口から所定の位置に花粉落下装置を設置。最大風量で運転して擬似花粉を散布し、直下のシャーレに落下した花粉数をカウントしました。落ちた花粉の数が少ない製品ほど高評価としました。

比較項目2:脱臭力

1m四方の箱内に空気清浄機を設置。内部にタバコの煙を充満させ、「アンモニア」「酢酸」「アセトアルデヒド」の3臭気の濃度を測定しました。15分の運転において除去率が高い製品ほど高評価としています。

比較項目3:センサー感度

各製品を自動モードで運転し、一定の距離から赤土・芳香スプレー・擬似花粉を噴霧。センサーにより運転モードが自動で切り替わる距離・時間を調べました。噴霧距離が長く短時間で反応した機種ほど高評価に。

比較項目4:稼働音・運転音

日本電機工業会の試験基準「JEM1467」を参考に、本体正面1mにおける騒音値を測定。暗騒音(測定室のベースの騒音レベル)は43.6dBとし、最大・最小風量モード時の騒音レベルで、各製品を評価しました。

比較項目5:使いやすさ

操作パネルのわかりやすさ、ボタンの押しやすさ、加湿やイオン発生等の付加機能、メンテナンスのしやすさなどを実際に触って評価。スマホアプリで操作できる機種は加点しています。

検証では利用シーンを考慮し、「個室用(6畳目安の部屋)」「リビング用(10畳目安の広めの部屋)」で6製品ずつに分け、脱臭力・吸引力を20点満点、センサー感度を15点満点、稼動音を10点満点、使いやすさを35点満点の計100点満点で評価し、テスト結果に基づいてランク付けしました。

それでは、空気清浄機の最新機種12台のランキングを発表します。まずはリビング用からどうぞ!

第1位【リビング用おすすめ空気清浄機1位】シャープ「KI-PX100」

王冠アイコン

シャープ
KI-PX100
実勢価格:12万6720円

サイズ・重量:W42.7×D34.5×H70㎝・約16kg
適用畳数:46畳
フィルター交換目安:10年
その他:加湿機能、イオン放出、スマホで操作

▼テスト結果

  • 吸引力  :19点/20点
  • 脱臭力  :19点/20点
  • センサー :14点/15点
  • 稼働音  :7点/10点
  • 使いやすさ:22点/35点
  • 合計   :81点/100点

適用畳数が広いリビング用の空気清浄機6製品では、2022年1月に発売されたばかりのシャープの新製品「KI-PX100」がベストバイに輝きました。リビング向け6台の中では吸引力が98.2%と1位、脱臭力が95%で3位、センサーの反応のよさは1位と、メインの空気清浄機能は頭ひとつ抜けて優秀でした。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

反応速度3秒は12製品中で最も速い数値です。

プラズマクラスターNEXTを搭載

1㎥あたり50000個の高濃度イオンを放出するプラズマクラスターNEXT。この数値は同社史上最高濃度で、付着ウイルスの作用や静電気を抑える、タバコ付着臭の分解・除去の効果があるとされます。

近未来的なパネルでおしゃべりするのも面白い 

大きめのパネルに、白色の光るボタンが浮かび上がります。しかも「空気の汚れ、見つけました」などの音声で使用状況やお手入れ時期を知らせてくれます(音量を切ることも可)。日本語表記で操作しやすく、別途スマホアプリを使えば、本体に触らずとも操作が可能。近未来を感じさせる演出です。

比較項目1:吸引力

やっかいな花粉をほとんど除去!

強モードで運転させたあと、疑似花粉を吸込口から10cmの位置で散布・落下させて吸引力をテストしたところ、除去率は98.2%と高い数値を示しました。

これはリビング用の6製品中だけでなく、個室用の6製品を含んだ全12製品中でも1位の成績です。写真でも、稼働後は紫色の疑似花粉がほとんど見当たりません。花粉やホコリが気になる人には、ぜひオススメしたい機種です。

比較項目2:脱臭力

タバコ5本分の煙を15分でほぼ除去!

アクリルボックス内をタバコ5本の煙で満たして調べた脱臭力検証ではアセトアルデヒドがわずかに残ったものの、15分でニオイの成分のほとんどを除去できました。リビングは家族みんなが利用するためさまざなニオイが漂いますが、これを素早く除去してくれます。

比較項目3:センサー

花粉は3mからの距離でもセンサーが反応

ホコリやスプレーには、3mの遠さからでもセンサーが反応。反応時間もホコリは3秒、スプレーは23秒と速めでした。また、花粉にも3mからの距離でセンサーが反応。全12機種の中で花粉に反応したのは、本製品と3位のブルーエアだけでした。

比較項目4:稼働音

強運転時でも普通の声程度の騒音レベル

稼働音は最もうるさい「強」運転時でも63.5dB。これはリビング用6製品中では5位ですが、騒音としては人の普通の話し声レベルです。一方、最も静かな「静音」運転時は44dBと、ささやき声のレベルなので、睡眠時に稼働しても音が気になりません。

比較項目5:使いやすさ

給水

タンクはハンドル付きで給水や手入れが意外とラク

給水タンクは本体側面から取り出す方式。取り外し時はハンドルがパッと開き、タンクがすんなり取り出せる点は好印象。このハンドルはタンクを自立させるためのスタンドにもなるため、大型の給水タンクながら水の補給がしやすくなっています。また、給水口は75mmと広くて水が入れやすいうえ、内部の掃除もしやすいです。

比較項目5:使いやすさ

掃除

フィルターを自動で掃除! お手入れがかなりラク

背面の吸込口の中にあるプレフィルターが動いて、たまったホコリを自動で掃除。下部のダストボックスにためてくれるという超便利な機能も搭載。ダストボックスのゴミ捨ては約6カ月に1回でOKなので、ほったらかしでも高い集じん機能が持続します。

比較項目5:使いやすさ

交換

機能盛りだくさんなので交換するパーツも多め

便利機能が多い分、お手入れや交換するパーツは多めです。本体、センサー部、加湿フィルター・トレーは約1カ月に1回、プラズマクラスターイオン発生ユニットやダストボックスは6カ月に1回の掃除が必要。交換もAg+イオンカートリッジが1年ごと(990円)、加湿プレフィルター寿命が1カ月ごと(1100円・6枚入り)など、それなりのランニングコストが必要です。

比較項目5:使いやすさ

アプリ

本体に触れずに手元で操作!外出先からでも動かせる

スマホに「COCORO HOME」アプリをインストールすれば、本体に触れずに電源オンオフや運転モードの切り替えなどができます。外出先からも操作できるので、帰宅直前に稼働させておくなど便利に使えます。屋外と室内の空気情報を取得して、最適な運転を自動で選択することも可能です。

空気清浄機能のほかに、加湿機能やイオンを発生するプラズマクラスター機能を搭載したシャープ「KI-PX100」。さらに日々のメンテナンスが軽減するプレフィルターの自動掃除機能も他の製品にはない大きな魅力です。

マイナスポイントを挙げるとすれば、掃除箇所や交換パーツが多いこと、本体が大きめで重いこと、高額なことです。高性能・多機能であるゆえの弱点ともいえますが、最近の情勢もあり、自分だけでなく家族全員の体調を考えるなら、有力な選択肢のひとつに挙げられます。

第2位【リビング用おすすめ空気清浄機2位】パナソニック「
F-VXU70」

パナソニック
F-VXU70
実勢価格:6万6154円

サイズ・重量:W39.8×D25.7×H64㎝・10kg
適用畳数:31畳
フィルター交換目安:10年
その他:加湿機能、イオン放出

▼テスト結果

  • 吸引力  :18点/20点
  • 脱臭力  :20点/20点
  • センサー :5点/15点
  • 稼働音  :9点/10点
  • 使いやすさ:24点/35点
  • 合計   :76点/100点

2位はパナソニック「F-VXU70」吸引力は1位のシャープほどではありませんが、92.7%は全体でも十分に高い数値で2位、脱臭力が1位。センサーの反応は他機種に比べるとやや時間がかかりました。交換パーツは集じんフィルター(実勢価格7700円)、脱臭フィルター(実勢価格4950円)とも交換目安10年でランニングコストもいいです。

操作ボタンが一目瞭然なのがいい

天面の操作ボタンには、説明文が見やすい文字で記載されていて認識がしやすいです。

「ナノイーX」技術でイオンを放出!

パナソニック独自のイオン・ナノイーXで花粉などを抑制するそうです。

比較項目1:吸引力

除去率は92.7%で第2位の成績!

疑似花粉を使った吸引力テストでは、除去率92.7%とかなりの高さ。リビング用6製品中で2位の成績です。

比較項目2:脱臭力

除去率100%でニオイを完全除去!

タバコの脱臭性能テストでは、なんとすべての項目がゼロに! 部屋のニオイ除去を重視する人には超オススメです。

比較項目5:使いやすさ

給水

タンクは着脱簡単で奥まで洗いやすい

水タンクは横から傾ければ簡単に外れます。自立するので、シンクでの給水もラクちんです。

パナソニック「F-VXU70」は、吸引力は1位のシャープほどではありませんが、92.7%は全体でも十分に高い数値で脱臭力は100%とトップで文句なしでした。スマホアプリでの操作機能はないものの、加湿機能やイオン放出の「ナノイーX」搭載で、付加機能も魅力的です。

何より、リビング用の広い適用畳数の製品ながらリーズナブルな価格がいいです。本体もそれほど大きくないので、個室用としての導入もありです。

第3位【リビング用おすすめ空気清浄機3位】ブルーエア「
Blueair
DustMagnet 5440i」

ブルーエア
Blueair
DustMagnet 5440i
実勢価格:8万4700円

サイズ・重量:W29×D29×H65㎝・約6.8kg
適用畳数:34畳
フィルター交換目安:6〜12カ月
その他:アプリ操作

▼テスト結果

  • 吸引力  :13点/20点
  • 脱臭力  :17点/20点
  • センサー :8点/15点
  • 稼働音  :7点/10点
  • 使いやすさ:22.5点/35点
  • 合計   :67.5点/100点

3位はブルーエア「Blueair DustMagnet 5440i」。吸引力、脱臭力、センサーともに平均点以上で、ホコリから花粉まですべてに反応しました。天面にトレーを搭載するなどインテリアとしての機能美も持ちます。

機能性の高いデザイン

家具としても機能するデザイン。操作ボタンもこの2つだけです。

サイドテーブルとしても使える

上部トレーに10kgまでの小物が置けます。

比較項目2:脱臭力

除去率は86.9%でニオイ除去は優秀

脱臭力テストは6製品中では5位でしたが、86.9%という数字は高めです。

ブルーエア「Blueair DustMagnet 5440i」の弱点は、メインフィルター(実勢価格1万1000円)を6〜12カ月ごとに交換する必要がある点で、ランニングコストはあまりよくありません。

4位: 【リビング用おすすめ空気清浄機4位】COWAY
「AIRMEGA
250H
APMS-1421J」

COWAY
AIRMEGA 250H
APMS-1421J
実勢価格:7万1770円

サイズ・重量:W40×D22.5×H72㎝・12kg
適用畳数:28畳
フィルター交換目安:1年
その他:加湿機能

▼テスト結果

  • 吸引力  :11点/20点
  • 脱臭力  :20点/20点
  • センサー :1点/15点
  • 稼働音  :7点/10点
  • 使いやすさ:19.5点/35点
  • 合計   :58.5点/100点

4位は表示窓など日本メーカーにはない独特のデザインが特徴の韓国ブランドCOWAY「AIRMEGA 250H APMS-1421J」。吸引力は6製品中で最下位でしたが、脱臭力は1位。マルチ。集じんフィルターの交換目安は1年ですが、加湿フィルターが4カ月ごとなので少し面倒に感じます。

ボタンは大きく押しやすい

マルチ表示窓に湿度が表示されます。

タンクは簡単に取り外せる

給水タンクは引っ張り上げるだけと簡単! 水が少なくなると、知らせてくれます。

比較項目2:脱臭力

除去率100%でニオイを完全除去

タバコの嫌なニオイも完全除去。リビングに漂うさまざまなニオイを消してくれます。

COWAY「AIRMEGA 250H APMS-1421J」は、部屋はキレイに掃除しているのでホコリは心配ないけれど、ペットや調理のニオイのほうが気になる人に向きます。

5位: 【リビング用おすすめ空気清浄機5位】Airdog「
Airdog X3s」

Airdog
Airdog X3s
実勢価格:9万7900円

サイズ・重量:W26×D26×H52㎝・7kg
適用畳数:31畳
フィルター交換目安:なし
その他:アプリ操作

▼テスト結果

  • 吸引力  :14点/20点
  • 脱臭力  :15点/20点
  • センサー :2点/15点
  • 稼働音  :9点/10点
  • 使いやすさ:17点/35点
  • 合計   :57点/100点

5位はアメリカブランドのAirdog「Airdog X3s」。吸引力、脱臭力、センサーのいずれも平均点には届かず。利点は集じんフィルターなどを交換する必要がないこと。定期的なお手入れだけで半永久的に使えます。

機能美にあふれる直方体

ボタンは1個だけどシンプルです。

空気の汚れが色でわかる

空気の汚れ具合を、下部のライトの色で表示します。

比較項目5:使いやすさ

アプリ

手元で風量などを簡単に操作できる

スマホアプリで電源や風量を操作できます。チャイルドロックの設定も可能です。

Airdog「Airdog X3s」は操作ボタンは1つで外観はスタイリッシュですが、ボタンを押す回数で風量の調整をするため、最初は操作に戸惑います。ただ、フィルター交換不要な点はいいです。

6位: 【リビング用おすすめ空気清浄機6位】ソースネクスト「
モレキュル
 Air Pro」

ソースネクスト
モレキュル
Air Pro
実勢価格:17万9850円

サイズ・重量:約W28×H59㎝・10.4kg
適用畳数:33畳
フィルター交換目安:6カ月
その他:アプリ操作

▼テスト結果

  • 吸引力  :14点/20点
  • 脱臭力  :18点/20点
  • センサー :3点/15点
  • 稼働音  :5点/10点
  • 使いやすさ:16.5点/35点
  • 合計   :56.5点/100点

アメリカ生まれのソースネクスト「モレキュル Air Pro」が6位。脱臭力の結果はよく、吸引力の成績はそこそこ。フィルターは掃除不要の交換タイプなので、キレイな空間を維持したいと考えている人に向いています。

持ち運びしやすいハンドル付き

レザーのハンドストラップは、デザイン面のほか持ち運びのしやすさにも貢献します。ボタンがなくタッチパネルで操作します。

高価なフィルターを6カ月ごとに交換

フィルターは6カ月ごとの交換が必要で、価格も1万円超えと高めなのが難です。

比較項目2:脱臭力

除去率は90%とかなり優秀な数値

脱臭力は高めの数値をマーク。部屋のニオイが気になる人にはオススメです。

アメリカ生まれのソースネクスト「モレキュル Air Pro」が他製品と大きく違うのが、フィルターをカートリッジのように交換するシステム。洗浄不要なのでラクですが、本体が高価なのに加えランニングコストの高さも気になります。

家電シャープとパナソニックはセンサー反応で差がついた

リビング用のまとめとして、1位のシャープと2位のパナソニックは、吸引力も脱臭力も高評価でした。ただセンサーはシャープのほうがより遠くからでも反応し、花粉にも対応してくれました。あまり広めでないリビングなら、パナソニックの選択もアリです。

続いては、個室用・一人暮らし用のおすすめランキングをどうぞ!

第1位【個室用おすすめ空気清浄機1位】ダイソン
「Dyson Purifier 
Humidify
+Cool Formaldehyde(PH04 WG)」

 
王冠アイコン

ダイソン
Dyson
Purifier Humidify +Cool
Formaldehyde(PH04 WG)
実勢価格:9万9000円

サイズ・重量:W31.2×H92.3×D31.2㎝・8.21kg
適用畳数:12畳
フィルター交換目安:約1年(最大風量で1日12時間使用の場合)
その他:加湿機能、スマホで操作

▼テスト結果

  • 吸引力  :14点/20点
  • 脱臭力  :20点/20点
  • センサー :10点/15点
  • 稼働音  :7点/10点
  • 使いやすさ:24点/35点
  • 合計   :75点/100点

個室用の空気清浄機1位は、ダイソンから2021年10月に発売された「PH04」。個室用6製品中では脱臭力1位、吸引力2位、センサー1位と、かなりの高評価でした。

また、使いやすさの項目では、空気清浄のほか、加湿や扇風機の機能も持ち合わせており、付加機能の面では他製品より頭1つ抜けている印象。しかも、空気清浄は空気質グラフやVOCなどを測定できるうえ、加湿は除菌機能も搭載していて至れり尽くせりです。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

最強モード時の稼働音も55dBと優秀でした。

本体に操作パネルはなくリモコンかスマホで操作

細かい操作はリモコンかスマホアプリで行います。リモコンは本体の天面に磁石で付けられるので便利です。

LCDディスプレイに空気の状態を表示

VOC(揮発性有機化合物)濃度

空気質グラフ

本体についている円形のLCDディスプレイには、空気質やVOCといった室内の空気の状態が表示されます。解像度が高く色も鮮やかなので、小さくても視認性は高めです。

大きなHEPAフィルターがハウスダストなどを除去

本体の下部には、半円形のグラスHEPAフィルターと活性炭フィルターが2個ずつ付いています。サイドのボタンを下にスライドさせるだけで簡単に取り外せます。

比較項目1:吸引力

花粉の除去率は70.4%となかなかの数値をマーク

最大風量のモードで運転させてから疑似花粉を散布。吸込口近辺の瞬発的な吸引力の傾向をテストしたところ、稼働後の擬似花粉除去率は70.4%をマークしました。個室用の6製品中では2位の成績で、吸引力はなかなかの性能といえます。

比較項目2:脱臭力

イヤなタバコの悪臭も完全に消せる!

アクリルボックス内でタバコ5本を発煙させ、最強モードで運転。15分後のガス濃度を測定しました。

タバコの煙を充満させたアクリルボックス内で15分間運転させたところ、アンモニア、アセトアルデヒド、酢酸といった成分の数値は、なんとすべてゼロになりました。一人部屋でタバコのほか汗、ペット、食べ物などのニオイが気になるときは最適です。

比較項目:センサー

3mも離れたところからでも20秒以内に反応

自動モードにしてから一定距離でホコリ、スプレー、花粉を発生させて運転モードが切り替わる距離や時間を測定。ホコリやスプレーは3mの遠さでも反応し、反応時間も19秒(ホコリ)、14秒(スプレー)と速め。センサー感度は良好で、仕事や勉強に専念できます。

比較項目5:使いやすさ

給水

タンクは5Lと大容量で自動で除菌もできて衛生的

本体の最下部にあるタンクは5Lと大容量で、最大36時間も加湿も可能。大容量の給水タンクで水の交換頻度が少なくなるのは助かります。

タンクは手前に引き出してからハンドルを上げれば、シンクまで持ち運んでいくのもラクチンです。タンク内の水はUV-Cライトで除菌されるうえ、抗菌・防カビ作用を持つ加湿フィルターを通すので衛生的なのもうれしいポイントです。

比較項目5:使いやすさ

風向

風向きが前後左右に変えられ扇風機としても使える

浄化・加湿された空気は、本体上部・楕円形部分の左右にあるルーバーから吹き出します。リモコンやスマホアプリのスウィングボタンを押すと、このルーバー部分が左右に動くため、空気清浄後の風が部屋の広範囲に届けられます。

また、涼風を出すこともできるため、暑い日は扇風機の役割も果たします。首振り角は0〜350度、風量は1〜10と細かい設定が可能。スリープタイマーボタンを押せば30分〜8時間の電源オフが可能で、就寝後の自動停止もできます。

送風方向を本体の後ろ側に変えることも可能。寒い時期には涼しい風を前にいる人に当てないようにできます。

比較項目5:使いやすさ

アプリ

スマホがリモコン代わりに!室内の温度・湿度も確認できる

手持ちのスマホに「Dyson Link」アプリ(利用には無料の会員登録が必要)をインストールしておけば、リアルタイムで空気の汚れ具合や湿度が見られます。

また、風量や送風方向などのコントロールもできるので、操作のためにいちいち本体へ近づく必要はなし。このほか加湿機能のお手入れ時期、空気清浄フィルターの交換時期なども知らせてくれます。スマホ所有者なら、より便利に活用できます。

ダイソン特有の唯一無二であるデザインもさすがの「PH04」。所有欲を満たしてくれるだけでなく、遊びに来てくれた友人に自慢したくなるほどです。ただしサイズが大きくて存在感があるため、購入する場合は、実際に置けるかどうか事前に実物を確認したほうが無難です。

第2位【個室用おすすめ空気清浄機2位】ドウシシャ「
イオナイザ搭載 空気清浄機 APV-151HI」

ドウシシャ
イオナイザ搭載 空気清浄機
APV-151HI
実勢価格:1万200円

サイズ・重量:W30×H46.5×D16㎝・約3.8kg
適用畳数:16畳
フィルター交換目安:約4年
その他:イオン放出

▼テスト結果

  • 吸引力  :13点/20点
  • 脱臭力  :19点/20点
  • センサー :2点/15点
  • 稼働音  :9点/10点
  • 使いやすさ:23点/35点
  • 合計   :66点/100点

2位はドウシシャ「イオナイザ搭載 空気清浄機 APV-151HI」。個室用6製品中では脱臭力が2位、吸引力が3位、稼働音(最強モード時)が同率3位と全体的に高評価でした。

センサーは、1mまで近づかないと反応しなかったのは残念な点でした。付加機能も加湿やスマホ操作はないものの、イオン発生装置付きなのは魅力。これで約1万円なのですから、初めての一台にはピッタリです。

シンプルなパネルで操作もしやすい

ボタンは静電タイプで押したときの反応もいいです。LEDの色で空気の状態もわかります。

イオンの発生装置も搭載!

村田製作所の独自の技術であるイオニシモを搭載。ウイルス抑制の効果があるとされるイオンを発生します。

比較項目1:吸引力

除去率は68.9%とまずまずの結果

疑似花粉の瞬発的な吸引力は68.9%で、個室用の6製品中3位でした。まずまずの結果といえます。

比較項目2:脱臭力

除去率は90%とかなり優秀な数値

脱臭性能は96.9%で6製品中2位と、かなりよい数値。イヤなニオイもしっかり消してくれそうです。

比較項目5:使いやすさ

フィルター

フィルター交換は4年ごとと長め

フィルター交換の推奨時期は約4年と長め。価格も4400円と良心的です。

ドウシシャ「イオナイザ搭載 空気清浄機 APV-151HI」は、脱臭力は96.9%とかなり高いこと、イオン発生装置も付いているのに実勢価格が約1万円というのが魅力です。ペット、タバコ、調理臭といったニオイが気になる部屋に手軽に設置できます。

第3位【個室用おすすめ空気清浄機3位】シャープ
「KI-PS40」

シャープ
KI-PS40
実勢価格:3万9800円

サイズ・重量:W28×H62.2×D26㎝・約6.7kg
適用畳数:18畳
フィルター交換目安:約2年
その他:加湿機能、イオン放出

▼テスト結果

  • 吸引力  :11点/20点
  • 脱臭力  :18点/20点
  • センサー :1点/15点
  • 稼働音  :9点/10点
  • 使いやすさ:24.5点/35点
  • 合計   :63.5点/100点

3位はシャープ「KI-PS40」。テスト結果の数値で見ると、空気清浄機としては及第点の性能。加湿+イオン発生装置を搭載してメンテが大変ですが、一体機が欲しい人は選択肢に入ります。

給水トレーを運ぶ必要なし

冷水筒などで水を運んでいけるのは便利です。

比較項目2:脱臭力

除去率は90%とかなりの高さ

脱臭性能は個室用6台中だと3位の成績。とはいえ、90%はかなり高い数値といえます。

シャープ「KI-PS40」は、脱臭力が高く、狭い部屋にも置きやすいスリム&コンパクトボディ。価格はやや高めですが、加湿機能にイオンを発生する「プラズマクラスター」を搭載しています。給水トレーに水が注ぎやすく、パネルの掃除もしやすいので、シンクから離れた2階や3階の部屋に置くのにも向いています。

4位: 【個室用おすすめ空気清浄機4位】BRUNO
「コンパクトフロア空気清浄機
ホワイトBOE081」

BRUNO
コンパクトフロア空気清浄機
ホワイト BOE081
実勢価格:2万2000円

サイズ・重量:W38.8×H38.5×D16㎝・4.1kg
適用畳数:15畳
フィルター交換目安:1年

▼テスト結果

  • 吸引力  :18点/20点
  • 脱臭力  :10点/20点
  • センサー :0点/15点
  • 稼働音  :9点/10点
  • 使いやすさ:18.5点/35点
  • 合計   :55.5点/100点

4位はBRUNO「コンパクトフロア空気清浄機 ホワイト BOE081」。吸引力は個室用としては最強。花粉の除去率が高く、花粉対策したい人にはオススメです。交換フィルターが比較的安めな点もいいです。

玄関先でもじゃまにならない大きさ

大きさもコンパクトで玄関先にもちょうどよく、空気の汚れ具合でランプ色が変わります。

フィルターのお手入れが簡単

前カバーはマグネット式なので、取り外しが簡単です。

比較項目1:吸引力

周囲の花粉を残さず吸い取る

疑似花粉の除去率は92.5%と、6台中1位! 花粉に悩む人には心強いです。

BRUNO「コンパクトフロア空気清浄機ホワイトBOE081」は、木目調の脚付きで北欧家具を思わせるデザインで、遠目からは空気清浄機に見えません。吸引力も高いので、部屋の雰囲気を崩さずに花粉やホコリ対策をしたい人にオススメです。

5位: 【個室用おすすめ空気清浄機5位】duux
「Bright DXPU07JP」

duux
Bright DXPU07JP
実勢価格:2万4800円

サイズ・重量:W22×H36×D22㎝・約3.3kg
適用畳数:18畳
フィルター交換目安:約2年4カ月
その他:スマホで操作

▼テスト結果

  • 吸引力  :6点/20点
  • 脱臭力  :12点/20点
  • センサー :2点/15点
  • 稼働音  :9点/10点
  • 使いやすさ:24.5点/35点
  • 合計   :53.5点/100点

5位はduux「Bright DXPU07JP」。吸引力、脱臭力、センサーのテストではそこそこの結果。一方で本体外観は見映えするうえ、フィルター交換サイクルが長いのは魅力です。

比較項目5:使いやすさ

アプリ

直接触らなくてもアプリで操作可能

スマホの専用アプリから空気の状態が確認可能。運転スピードやオフタイマーの操作もできます。本体に触れる必要がないのは便利!

比較項目5:使いやすさ

フィルター

フィルター交換は本体を逆さまにする

フィルターの掃除や交換時は、本体を逆さまにする必要があります。

duux「Bright DXPU07JP」は、高さは30㎝ほど重さも約3.3㎏とコンパクトで、設置性のよさは今回集めた製品中で最も優秀でした。しかし、脱臭力こそ平均以上なものの、吸引力とセンサー感度が振るわず、この順位になりました。

6位: 【個室用おすすめ空気清浄機6位】アイリスオーヤマ
「IBP-A35-W」

アイリスオーヤマ
IBP-A35-W
実勢価格:1万7380円

サイズ・重量:W23.8×H41×D23.8㎝・約3.3kg
適用畳数:16畳
フィルター交換目安:約2年

▼テスト結果

  • 吸引力  :7点/20点
  • 脱臭力  :16点/20点
  • センサー :0点/15点
  • 稼働音  :8点/10点
  • 使いやすさ:21点/35点
  • 合計   :52点/100点

6位はアイリスオーヤマ「IBP-A35-W」。脱臭力はまずまずですが、吸引力やセンサーは厳しい結果に。リーズナブルな本体価格、フィルター交換目安が2年ごとで3278円というランニングコストのよさはいいです。

静電ボタンの反応がいい

静電ボタンの反応がいいです。机の上に置けちゃうサイズ感です。

下部のライトで演出する

本体下部の間接照明が部屋を彩ります。空気の汚れで下の色が変わります。

比較項目2:脱臭力

除去率は84.4%と高めの数値

脱臭力は除去率が84.4%と高め。イヤなニオイに対する効果は期待できます。

アイリスオーヤマ「IBP-A35-W」は、加湿やイオン発生等の付加機能がないだけに肝心の空気清浄にかかっていましたが、個室用6製品で見ても、最もよかった脱臭力が4位、吸引力は5位と結果は振るわず。ただ、円筒状&最軽量の本体は取り回しがよく、卓上に置いても邪魔にならないサイズ感なので、喫煙者の脱臭用など、使い方次第ではアリの一台です。

家電ニオイ対策はダイソン、花粉対策はBRUNOがおすすめ

個室用のまとめとして、テスト結果から見ると、ニオイ対策なら脱臭力が高いダイソンやドウシシャ、花粉対策なら吸引力が高いBRUNOが◎。あとは本体価格や付加価値を考慮して選びましょう。

家電空気清浄機の正しいお手入れ方法

お手入れが必要な空気清浄機の場合、もっとも優先すべきはフィルターですが、放置されがちなのはセンサー部分。誤作動や反応の低下など、性能の低下に直結するので、こまめに清掃しましょう。

1:フィルターの汚れを落とす

まずは各フィルターの汚れを落とします。目の間に入ったホコリなどは掃除機で吸い出すとよいでしょう。

2:吹き出し口&センサーもキレイに

忘れがちなのがセンサーと吹き出し口。ここが汚れていると空気清浄機は実力を発揮できません。

お手入れについてメーカーにも聞いてみたところ、「フィルターの水洗いや洗剤の使用はNGです。天日干しも避けてください」「センサー部分は柔らかい布か、できれば綿棒などで、汚れを拭き取るのが◎です」とのことでした。

家電おわりに

適用畳数を目安に、個室用とリビング用のそれぞれで格付けした今回の空気清浄機ランキング。リビング用で抜群のコスパを誇るのが、2位のパナソニック。1位のシャープ製品の半額程度で購入できるのに、性能面で大きく劣らない点は魅力といえます。「花粉」に対しては、センサー感度が抜群で吸引力が高い1位のシャープに軍配が上がりますが、リビング用のリーズナブルな空気清浄機を探している人にパナソニックはオススメの一台といえます。

このほか、リビング用でメンテナンス面に優れるのが、フィルターが水洗いできる8位のエアドッグ。ランニングコストを抑えつつ、日々の掃除も簡単に済ませたい、という人は選択肢に入ります。

また、個室用ながら5位と大健闘のドウシシャは価格が約1万円と抜群のコスパを誇り、フィルター交換目安が4年で前面カバーが外しやすく掃除もラクと、メンテナンス面も優秀でした。実はテストに関わった松下、平岡さんの両名も個室用はドウシシャをイチ推ししていました。