集じん力の高い、安くて良い空気清浄機はある?
ホコリや花粉、ニオイを除去してくれる空気清浄機は、窓のない部屋など換気の難しい場所で活躍する家電です。
大久保先生によると、花粉など微粒子の侵入を防ぎたいなら、リビングと玄関に空気清浄機を設置するのが効果的とのこと。そして、安い空気清浄機で何とかしたいなら、玄関に設置するのが一番です。
しかし、空気清浄機は人気のシャープ(SHARP)「プラズマクラスター」をはじめ、ブルーエア・ダイキンなどのメーカーからさまざまなタイプの商品が発売されています。
除去可能な物質や、脱臭機能・除菌機能といった採用されている機能が製品ごとに異なります。
そこで、雑誌「MONOQLO」では、象印マホービン・アイリスオーヤマなどの人気メーカーから1〜3万円台の空気清浄機をピックアップ。玄関に置きやすい小型タイプで集じん力が高いものを探しました。
小型空気清浄機の選び方は?
空気清浄機にはさまざまなモデルがありますが、集じん力で選ぶなら「吸引力」「センサー感度」「設置性」を重視しましょう。
そこでまずは、おすすめ商品を紹介する前に、小型空気清浄機を選ぶときのポイントを紹介します。
選び方1:適応床面積で選ぶ
空気清浄機を買うときにまずチェックしてほしいのが、ズバリ「適用畳数」。30分で空気を浄化できる部屋の広さを表した統一規格です。
少々ややこしいのですが、快適に使いたいなら使用する部屋の2倍程度の「適用畳数」の製品がおすすめ。つまり10畳の部屋なら、適用畳数が20畳以上の製品を選ぶことを推奨します。
一般的に適用畳数が広くなるほど本体価格は高額になる傾向がありますが、今回取り扱う製品はどれも15畳以上。玄関程度の広さであれば十分にカバーできます。
「適用床面積」の目安とは
日本電機工業会規格で基準が定められていて、その試験によって算出されています。例えば10畳のリビングで使用するなら、適用床面積が30畳以上の製品を選ぶと快適に使用できます。つまり、使用する部屋の床面積の2~3倍が目安です。
選び方2:吸引力で選ぶ
空気清浄機は製品によってフィルターの種類や大きさ、枚数が違っています。集じん力を重視する人はHEPAフィルター搭載のモデルをチェックしましょう。花粉やハウスダスト、ホコリ、カビ、PM2.5など空気中の細かい粒子を除去してくれます。
選び方3:センサー感度で選ぶ
効率的に吸引するにはセンサー感度も大切です。センサー感度が高い製品なら、空気がどれくらいキレイかによって、風量モードが自動で切り替わります。
それにより、モード変更操作の手間がなくなりますし、電気代や騒音を気にせず、放ったらかしで空気がきれいな状態を維持できます。
選び方4:設置性で選ぶ
リビングや寝室以外にも、玄関先やデスク周り、トイレなどさまざまな空間で使うことを考えると持ち運びのしやすさも大切なポイント。
サッと持ち運べる軽さはもちろん、本体サイズがコンパクトなものだと場所を選ばず卓上にも設置できるので便利です。
選び方5:静音性で選ぶ
空気清浄機は、部屋の空気を吸い込み、清浄されてキレイになった空気を吐き出すため、稼働中は運転音がします。音が大きすぎると仕事中や睡眠時に気になり使いにくくなる可能性も。静音設計のあるモデルなど、動作音は小さめのものがおすすめです。
選び方6:お手入れやコスパで選ぶ
小型空気清浄機は、定期的に手入れする必要があります。搭載されているフィルターの交換時期や、交換用フィルターの価格もチェックしておきましょう。
選び方7:そのほかの機能もチェック
タバコやペットなど、部屋のニオイ対策をしたいという人は、消臭機能や脱臭フィルターが搭載されている製品を選びましょう。ニオイセンサーが搭載されているモデルだと、ニオイを自動的に検知して自動で部屋の空気をキレイにしてくれます。
乾燥対策をしたいという人は、加湿機能が備わった加湿空気清浄機をチェックしてみてください。
また、スマホと連携して電源のON・OFFや運転モードを操作できたり、タイマー機能などが付いていたりすると便利。小さなお子様がいるなら、チャイルドロック機能が搭載されたものが安心でしょう。
小型空気清浄機の人気商品を比較
今回は雑誌『MONOQLO』が、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気の小型空気清浄機をピックアップ。晋遊舎の専門テスト機関「LAB.360」にて、以下の項目でテストしました。
テスト1:吸引力
「適用畳数」が大きいほど吸引力は高まるため、日本電機工業会規格の適用畳数の広さで評価。参考として、最大風量運転時の吸引状況も確認しました。
テスト2:設置性
一般的に空気清浄機は壁から離して使いますが、どの程度離すべきかは製品によって異なります。そこで、壁から離す距離を含めた「設置時に占有する体積」で評価しました。
テスト3:センサー感度
自動モードで運転し、一定距離から赤土・芳香スプレー・擬似花粉を噴霧。遠距離で感知する製品ほど高評価としました。
テスト4:静音性
JEM1467基準に沿って、空気清浄機の表面から1mの「正面」「右側」「左側」「真上」の4か所において、騒音値を各モード(強、中、弱)で計測。4か所の騒音値を各モードごとに平均し、値が小さいほど高評価としました。
なお、今回の検証において測定室の暗騒音は42.9dBであり、これを基準として静音性の評価を行っております。
テスト5:消費電力
各モードの出力を計測。1日(24時間)に「強モードで2時間、中モードで2時間、弱モードで20時間」実働すると仮定したうえで、年間の消費電力を算出。電気代は1kWhあたり31円とし、年間電気代が安い製品ほど高評価としました。
いずれも強モードとは、その製品で一番吸引力の強いモードを指します。また、弱モードとは、おやすみモードなどを含めたその製品で一番吸引力の弱いモードを指します。
テスト6:ランニングコスト
フィルターの価格と交換頻度から、フィルターの年間費用を算出しました。
テスト7:お手入れの楽さ
取扱説明書のお手入れ手順などを参照し、清掃の手間が少ない製品ほど高評価にしています。
テスト8:操作性
操作ボタンの押しやすさ・反応しやすさ・印字のわかりやすさで評価しました。
テスト9:多機能
吸引力のモード数とオフタイマー、チャイルドロックといった付加価値の数で評価しました。
それでは、結果をご紹介します!
小型空気清浄機のおすすめは?
実際に使ってみてわかった、小型空気清浄機のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
象印マホービンPU-SA35 空気清浄機
|
|
センサー感度が高い/スリムなので玄関にも置きやすい/シンプル操作で使いやすい |
37cm |
12.5cm |
45.5cm |
3.7kg(約) |
16畳(26㎡) |
|||||||
シャオミMi 空気清浄機 3H
|
|
より短時間で空気を浄化できる/適用畳数25畳ながらも2万円以下/便利機能が満載 |
24cm |
24cm |
52cm |
6.1kg(約) |
約25畳(45㎡) |
|||||||
アイリスオーヤマ空気清浄機 16畳 AAP-S30B
|
|
静音性に優れ稼働音が気にならない/360度全方位から吸引可能/性能のバランスが良い |
41cm |
3.4kg(約) |
16畳(26㎡) |
23.8cm |
||||||||
ブルーエアBlue Pure 411+
|
|
壁際に設置して使用できる/玄関など狭い場所に最適/消費電力が少なく電気代が安い |
20cm |
20cm |
43.3cm |
2.4kg(約) |
17畳(28㎡) |
|||||||
エレクトロラックス空気清浄機 Flow A3 UVホワイト
|
|
2.8kg(約) |
15畳(約) |
W240×D240×H380mm(約) |
マルチステージフィルター |
49.9db(約)(最大時)/27db(約)(スリープ時) |
2.9~24.8W(約) |
なし |
||||||
LevoitLevoit Core 300 空気清浄機
|
|
22cm |
22cm |
36cm |
3.5kg(約) |
20畳(33㎡) |
象印マホービン「PU-SA35 空気清浄機」
- 象印マホービンPU-SA35 空気清浄機
- 実勢価格: ¥14,696〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥14,696〜
全項目で優秀! 特にセンサー感度が良い
小型空気清浄機のおすすめでA+評価でベストバイに選ばれたのは、象印マホービン(ZOJIRUSHI)「PU-SA35 空気清浄機」でした。
全項目で優秀でしたが、なかでもセンサー感度がバツグン。わずかな微粒子にも素早く感知し、すぐに集じんするのでつけっぱなしにして使いたい人におすすめ。
8畳以下の玄関なら、集じん効果をより実感することができます。
おすすめな人:つけっぱなしで使いたい人
不向きな人:広い玄関で使いたい人
- おすすめポイント
-
- センサー感度が高い
- スリムなので玄関にも置きやすい
- シンプル操作で使いやすい
- 幅
- 37cm
- 奥行
- 12.5cm
- 高さ
- 45.5cm
- 重量
- 3.7kg(約)
- 適用畳数
- 16畳(26㎡)
- 型番
- PU-SA35-WA
▼テスト結果
吸引力 | センサー感度 | 設置性 | 静音性 | 消費電力 | ランニングコスト | お手入れの楽さ | 操作性 | 多機能 |
◯ | ◎ | ◎ | ◎+ | ◎ | ◯ | ◎ | ◎+ | ◎ |
静音性
- 弱:43.3dB、中:43.4dB、強:49.2dB
消費電力
- 推定電気代:3.2円/日、1172.2円/年
ランニングコスト
- 年間フィルター費用:2750円(1つ5500円/2年ごと)
玄関にも置きやすいサイズ感
スリムなので玄関にも置きやすいです。
センサー感度が優秀!
製品から1m離れたところで散布した疑似花粉にもセンサーが反応。今回この距離で反応したのは本製品だけです。なお、センサーは製品の左側にあります。
強(標準)モードすら静か
弱(静音)モードに至っては、作動しているのか耳で済まさなければならないほど静かでした。50dB以下は本製品だけです。
8畳以下の玄関におすすめ
集じん効果を期待するならば、8畳ほどの広さの玄関がおすすめ。
吸い込み口は全方位ではなく一面ですが、そのぶん一面当たりの吸引力は高いことを確認できました。そのため玄関の扉に向けて使用するのに適しています。
フィルターは2年ごとに交換
本体価格がお手頃な分、フィルター費用は少し高めな印象です。しかしフィルターの交換頻度は2年に一度で、今回比較した中では一番長持ちします。
シャオミ「Mi 空気清浄機 3H」
- シャオミMi 空気清浄機 3H
- 実勢価格: ¥18,500〜
吸引力が高く便利機能が満載
小型空気清浄機のおすすめでA+評価は、シャオミ(Xiaomi)「Mi 空気清浄機 3H」でした。
ズバ抜けた吸引力で、こちらもベストバイに選ばれました。適応畳数は25畳あるため、リビングでの使用も可能。短時間で空気をキレイにしたい人におすすめです。
おすすめな人:玄関が大きめな人
不向きな人:自動モードで使用したい人
- おすすめポイント
-
- より短時間で空気を浄化できる
- 適用畳数25畳ながらも2万円以下
- 便利機能が満載
- がっかりポイント
-
- センサー感度がイマイチ
- ランニングコストが高め
- 幅
- 24cm
- 奥行
- 24cm
- 高さ
- 52cm
- 重量
- 6.1kg(約)
- 適用畳数
- 約25畳(45㎡)
▼テスト結果
吸引力 | センサー感度 | 設置性 | 静音性 | 消費電力 | ランニングコスト | お手入れの楽さ | 操作性 | 多機能 |
◎+ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎+ | ◎+ |
静音性
- 弱:42.9dB、中:49.5dB、強:54.8dB
消費電力
- 推定電気代:5.3円/日、1928.1円/年
ランニングコスト
- 年間フィルター費用:3990円(1年ごと)
より短時間で空気を浄化できる
一般的に適用畳数が広い製品は当然値段が上がるものですが、本製品は適用畳数が25畳ながら2万円以下という破格の価格です。前後左右に吸い込み口があるので、玄関はもちろん、それほど広くないリビングなどの中心に置いても効果が期待できます。
空気のキレイさが一目でわかる
製品中央のパネルでは、温度・湿度がわかるだけでなく、PM2.5値を基準とした空気のキレイさを3段階のカラーで表示します。
また、吸引力のモードは5段階と幅広く設定可能! 中には、自身のお気に入りの吸引力に設定できるモードも搭載され、多機能です。
スマホで遠隔操作ができる
スマホアプリから電源のON・OFFや風量の変更などの遠隔操作が可能。アプリのほうが画面が大きく快適に操作できます。
フィルターの交換時期になるとお知らせしてくれる機能があるなど、本体にはなくスマホアプリだけの便利機能も搭載されていました。
センサーは異臭には素早く反応
疑似花粉に対するセンサー感度はイマイチでしたが、異臭に対してはセンサーが素早く反応したので、ニオイに対する感度は良さそうです。
ランニングコストは高めです
一般的に、本体価格が安い製品ほどフィルターの交換頻度は上がりますが、本製品も例に漏れず毎年の交換が推奨されます。
毎年3990円のフィルター交換代金がかかることは留意すべきでしょう。もちろん使用方法によっては、1年以上長持ちすることもあります。
アイリスオーヤマ「空気清浄機 16畳 AAP-S30B」
- アイリスオーヤマ空気清浄機 16畳 AAP-S30B
- 実勢価格: ¥10,800〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥10,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥10,970〜
超静かで稼働音が気にならない
小型空気清浄機のおすすめA評価は、アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)「空気清浄機 16畳 AAP-S30B」でした。
集じん力を期待するなら、8畳ほどまでの広さの玄関であれば特に効果を発揮してくれそう。
コンパクトですが、設置する際に前後左右の壁から30cm離すことが推奨されます。設置性以外の項目は優秀ですので、場所さえ確保できればお買い得な製品です。
- おすすめポイント
-
- 静音性に優れ稼働音が気にならない
- 360度全方位から吸引可能
- 性能のバランスが良い
- 直径
- 23.8cm
- 高さ
- 41cm
- 重量
- 3.4kg(約)
- 適用畳数
- 16畳(26㎡)
- 型番
- AAP-S30B-W
▼テスト結果
吸引力 | センサー感度 | 設置性 | 静音性 | 消費電力 | ランニングコスト | お手入れの楽さ | 操作性 | 多機能 |
◯ | センサーなし | △ | ◎+ | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
静音性
- 弱:42.9dB、中:43.5dB、強:54.2dB
消費電力
- 推定電気代:6.9円/日、2516.5円/年
ランニングコスト
- 年間フィルター費用:1254円(1つ2508円、2年ごと)
おやすみモードは静かでした
弱(おやすみ)モードと中モードは稼働音としてはかなり静かめです。強モード以外は運転による存在感をあまり感じることはなく、静音性で高評価を獲得しました。
性能のバランスが良く、純粋な空気清浄機としての完成度が高いです。
ブルーエア「Blue Pure 411+」
- ブルーエアBlue Pure 411+
- 検証時価格: ¥19,800〜
玄関の通路など壁際に置いて使える
小型空気清浄機のおすすめA評価は、ブルーエア(Blueair)「Blue Pure 411+」でした。
製品を置く際に壁からわずか10cmしか離す必要がないため、玄関など狭い場所の空気清浄にうってつけ。
消費電力が小さいので電気代を安く済ませたいと考えている方にもおすすめの製品です。
フィルター交換は半年に一度、年間6600円かかり、お高い印象でした。
- おすすめポイント
-
- 壁際に設置して使用できる
- 玄関など狭い場所に最適
- 消費電力が少なく電気代が安い
- 幅
- 20cm
- 奥行
- 20cm
- 高さ
- 43.3cm
- 重量
- 2.4kg(約)
- 適用畳数
- 17畳(28㎡)
- 型番
- 108532
▼テスト結果
吸引力 | センサー感度 | 設置性 | 静音性 | 消費電力 | ランニングコスト | お手入れの楽さ | 操作性 | 多機能 |
◯ | センサーなし | ◎+ | ◎ | ◎+ | ✕ | ◎ | ◎ | ◯ |
静音性
- 弱:43.6dB、中:45.0dB、強:51.1dB
消費電力
- 推定電気代:1.5円/日、538.6円/年
ランニングコスト
- 年間フィルター費用:6600円(1つ3300円、半年ごと)
1日の電気代が約1.5円!
今回規定した同一条件で稼働させたと仮定したとき、1日約1.5円、年間500円台と驚異的な安さ! 他製品の平均の半分以下の電気代で使用できます。
消費電力の少なさはどのモードも秀逸。電気代は安く済みそうです。
エレクトロラックス「空気清浄機 Flow A3 UVホワイト」
- エレクトロラックス空気清浄機 Flow A3 UVホワイト
- 実勢価格: ¥8,580〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥8,580〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥13,157〜
機能が豊富かつ操作が楽チン
小型空気清浄機のおすすめB評価は、エレクトロラックス(Electrolux)「空気清浄機 Flow A3 UVホワイト」でした。
センサーはホコリ、ニオイ、花粉いずれも反応が鈍く、自動モードを使用するよりは必要に応じてモードを切り替えて運転するほうが効果を期待できます。
フィルター交換をお知らせする機能やウイルスや細菌を除去するUV-Cライトを搭載していて多機能です。
- サイズ
- W240×D240×H380mm(約)
- 重量
- 2.8kg(約)
- 適用畳数
- 15畳(約)
- フィルター種類
- マルチステージフィルター
- 作動音
- 49.9db(約)(最大時)/27db(約)(スリープ時)
- 消費電力
- 2.9~24.8W(約)
- 加湿機能
- なし
- 型番
- FA31-203WT
▼テスト結果
吸引力 | センサー感度 | 設置性 | 静音性 | 消費電力 | ランニングコスト | お手入れの楽さ | 操作性 | 多機能 |
◯ | ✕ | ◯ | ◎ | ◎ | ✕ | ◎ | ◎+ | ◎+ |
静音性
- 弱:43.5dB、中:45.6dB、強:53.6dB
消費電力
- 推定電気代:3.6円/日、1308.0円/年
ランニングコスト
- 年間フィルター費用:6600円(1年ごと)
Levoit「Levoit Core 300 空気清浄機」
- LevoitLevoit Core 300 空気清浄機
- 実勢価格: ¥12,980〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥12,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥12,980〜
電気代はかかるが価格以上の品質
小型空気清浄機のおすすめB評価は、Levoit(レボイト)「Levoit Core 300 空気清浄機」でした。
比較した製品のなかでは最安値ながら、集じん力は優秀。テストで用いた疑似花粉などをしっかり吸引しました。コンパクトですが、設置の際は壁から38cmほど離すことが推奨されます。
推定電気代は年間で約4815円かかります。ただ、一日中稼働させなくてもよいと思っている方は安価で購入できるので、試しに買うのはアリです。
- 幅
- 22cm
- 奥行
- 22cm
- 高さ
- 36cm
- 重量
- 3.5kg(約)
- 適用畳数
- 20畳(33㎡)
- 型番
- CORE 300
▼テスト結果
吸引力 | センサー感度 | 設置性 | 静音性 | 消費電力 | ランニングコスト | お手入れの楽さ | 操作性 | 多機能 |
◎ | センサーなし | △ | ◎ | ✕ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
静音性
- 弱:43.1dB、中:46.1dB、強:51.9dB
消費電力
- 推定電気代:13.2円/日、4815.7円/年
ランニングコスト
- 年間フィルター費用:1890円(1つ3780円、2年ごと)
小型空気清浄機のおすすめ まとめ
以上、小型空気清浄機のおすすめでした。今回の比較テストでベストバイを獲得したのは、象印マホービン「PU-SA35 空気清浄機」とシャオミ「Mi 空気清浄機 3H」の2製品でした。
素早く感知&集じんする象印マホービン
象印マホービン
PU-SA35 空気清浄機
象印マホービン「PU-SA35 空気清浄機」は、センサー感度が検証した全製品の中でずば抜けて高く、見事ベストバイに!
自動(おまかせ)モードにすると、わずかな微粒子にもセンサーが感知して風量を強めてくれるので、つけっぱなしにして使いたい人におすすめです。
さらに、どの項目でも満べんなく高評価とバランスが取れており、シンプルな操作性は初めて空気清浄機を使う人でも使いこなしやすいでしょう。
特に8畳以下の部屋であれば、効果をより実感できます。設置したい部屋の大きさと合っていれば、強くおすすめできる製品です。
ズバ抜けた吸引力のシャオミ「Mi 空気清浄機 3H」
シャオミ
Mi 空気清浄機 3H
もうひとつ、シャオミ「Mi 空気清浄機 3H」もベストバイとなりました。理由は、何より高い吸引力。
一般的に安い空気清浄機の適用畳数は狭く、小さな部屋しか対応できません。しかし、本製品の適用畳数は25畳と、リビングでの使用も視野に入ります。短時間で空気をキレイにしたい人におすすめです。
一方で、センサー感度はイマイチなので、自動モードで効率的に吸引することは苦手です。
帰宅時に玄関を開け閉めする際など、外からホコリや花粉などの微粒子が室内に侵入しやすいタイミングで、こまめに強(高)モードに切り替えるのがおすすめです。
強(高)モードにする頻度を増やすとなると、気になってくるのは電気代ですが、1日あたり5円程度、年間でも約1928円と、今回比較した空気清浄機のなかでは高すぎないので安心です。
さらに、スマホにアプリを入れれば電源や吸引力の変更を遠隔で操作できるのが魅力。部屋の空気のキレイさを確認できたり、フィルターの交換時期がわかったりと便利機能が満載です。多機能な製品が好きな方にもおすすめ。
安くて高機能な空気清浄機を探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
高いけどリビングに置くならおすすすめの空気清浄機は?
なお、リビングなど広い部屋で効果的な空気清浄機をお探しなら、『MONOQLO』の兄弟誌『家電批評』でベストバイになった、次の2製品がおすすめです。
適用畳数が40畳未満ならこれ! ダイキン「MCK704A」
ダイキン
MCK704A
実勢価格:80,430円
サイズ・重量:W31.5×D31.5×H76cm・12.5kg
適用畳数:31畳(51㎡)
ホコリや花粉にしっかり反応します!モードを切り替えて自動運転してくれるのが便利。
適用畳数が40畳以上ならこれ! シャープ「KI-SX100」
シャープ
KI-SX100
実勢価格:126,720円
サイズ・重量:W42.7×D34.5×H70cm・12.5kg
適用畳数:46畳(空気清浄)
センサー感度が満点評価で、効率よく微粒子を集じんできます。吸引力は申し分なし。
空気清浄機の売れ筋ランキングもチェック!
空気清浄機のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
微粒子の侵入を防ぎたいなら、空気清浄機はなるべく低い位置に設置しましょう。