カレー粉の種類
昨今のカレーブームに乗っかって、「本格的なカレーを作ってみたい!」と思っている人は多いのではないでしょうか。とはいえ、スパイスを自力で何十種類も揃えるのはハードルが高いですし、コストもかかってしまいます……。そこで今回は、カレールーとスパイスの良いとこどりの「カレー粉」について掘り下げたいと思います!
ひと口にカレー粉と言っても、種類がたくさんあって迷ってしまいますよね。ここでは、カレー粉にどんなタイプがあるかざっくり振り返ってみましょう。
無塩タイプのカレー粉
カレー粉は、カレー作りに必要なスパイスをミックスしたもの。カレーソースにトロみをつけるための小麦粉や塩などの調味料は添加されていないため、トロみがほしい場合は小麦粉と炒めたり、ほかの食材でカバーする必要があります。
一方で、味付けの自由度が高いのがメリットなので、塩分を控えたい人におすすめ。また、炒めものやスープの味変にも重宝します。
味付きタイプのカレー粉
スパイスの風味に特化した無塩タイプとは別に、味つきタイプのカレー粉もあります。商品表示欄の名称が「スパイス加工品」「カレー調味料」「シーズニング」など、「カレー粉」以外のものになっている場合、食塩などの調味料が含まれているということなので、商品を選ぶ際は参考にしてみてください。
顆粒やフレーク状のカレールウ
料理の味付けに使う味つきカレーパウダーのほか、顆粒やフレーク状のカレールウもあります。カレーなどの煮込み料理に使うのであれば、ブロック状のカレールウの代わりに、粒が溶けやすくて手軽なカレールウを選ぶのも手です。
カレー粉の選び方
続いて、カレー粉選びの具体的なポイントをご紹介します!
味付けにこだわってカレーを作るなら無塩タイプのカレー粉
自分で塩分を調整しながらカレーを作りたいなら、無塩タイプのカレー粉がおすすめ。また、レトルトカレーにひと振りすれば、スパイスの香りや風味がプラスされ、しょっぱくなることなく味変ができますよ。
料理の味を一発で決めたいなら味つきタイプのカレー粉を
「味を細かく調整するのは面倒なんだよね……」という人には、スパイスに塩や旨み成分が添加された味つきタイプのカレーパウダーがおすすめ。カレーピラフなどの炒めものに使ったり、サラダやお肉にかければ良いアクセントになります。
用途に応じて容量を選ぼう
料理のちょい足しや味付けに使うなら小容量タイプや卓状タイプで十分ですが、カレー作りに使うとなると、人数分×大さじ1〜2程度は必要になります。
カレー粉は長期間経つと香りが弱くなってしまうため、最初は小容量で試しつつ、慣れたら用途に応じて半年程度で使いきれる容量のものを選ぶといいでしょう。
原材料のスパイスに注目
スパイスの配合は商品によってさまざまですが、カレー粉に主に含まれるスパイスの特徴は以下の通り。
- ターメリック(ウコン):土っぽい独特の香りとほろ苦い風味が特徴で、黄色く着色させる目的でも使われる
- クミン:苦味と辛味、独特な芳香があり、いろんな料理に用いられる
- コリアンダー:パクチーの種子をパウダー状にしたもので、柑橘系の香りが特徴。焙煎によって甘い香りが強調される
- チンピ(陳皮、みかんの皮):みかんやマンダリンの皮を乾燥させたもので、爽やかな柑橘系の香り
- フェヌグリーク(フェネグリーク):甘い香りとほろ苦さが特徴
- 唐辛子(チリペッパー):口の中が熱くなるような辛味と刺激的な香りが特徴
カレー粉の原材料名欄には、含有量の多い順にスパイスの名前が記載されています。どのスパイスが多く含まれているか、これらの特徴と照らし合わせつつチェックしてみてくださいね。
カレー粉のテスト方法
今回は、料理家の桃世真弓さんご協力のもと「無塩タイプのカレー粉12商品」と「味つきタイプのカレー粉6商品」を実食し、それぞれランキング化しました。末尾では番外編として、スパイスセットを使ったカレー粉作りや、フレークタイプのカレールウのレビューも行っているのでそちらもぜひご覧ください!
テスト1:カレー粉を実食
そのまま食べたときの味・香り[配点:15点]
サラダなどの風味付けに使うことも想定し、カレー粉単体の味と香りをチェック。あわせて、舌ざわりや口溶けのよさも評価しました。
テスト2:カレーとの相性
カレーに混ぜたときの味・香り[配点:20点]
レトルトカレーにカレー粉をちょい足しして、味わいや香りの変化をチェック。スパイスの個性が美味しさにつながっているものを高評価としました。ちなみに、今回検証に使用したのは、トマトの風味・酸味が感じられる辛味の穏やかなカレーです。
テスト3:ひき肉炒めとの相性
ひき肉炒めの味[配点:15点]
ひき肉炒めの香り[配点:15点]
牛と豚の合挽肉約50gに対し、小さじ1/4程度のカレー粉を振りかけて炒め、肉の臭みが消えているかどうかをチェック。無塩タイプのカレー粉に関しては、カレー粉の風味だけでも満足感を得られるかどうかチェックするため、塩は使っていません。
総合的な使いやすさ
食べやすさ[配点:20点]
辛味や苦味のバランス、食材の雑味を消して旨味を引き出せているかなどを総合的に評価しました。
使いやすさ[配点:10点]
味わいや粒子の粗さなどを加味し、いろんな料理に使えそうな汎用性の高い商品に高評価をつけました。
容器の手軽さ[配点:5点]
スプーンのヘリなどを使って開けるスタンダードな金属蓋は3点、簡単に開けられるシール蓋やチャック付きの袋は4点、片手でワンタッチ開閉できるタイプは5点、ほかの容器に移し替えが必要なものは2点としました。
スパイス自体が本格的な味・香りか……ということよりも、食べやすさや使いやすさに主眼を置いて評価しました。
点数評価とは別に、辛さの度合いも星1〜5で評価したのでぜひ参考にしてみてください。
それでは、以上を踏まえてさっそくカレー粉のおすすめランキングへと参りましょう!
【無塩】カレー粉のおすすめランキング12選
まずは、無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング12選からご紹介します!
ナイル商会 インデラカレー スタンダード 400g
ナイル商会
インデラカレー スタンダード NAIR INDIRA Pure Curry Powder 400g
実勢価格:1930円
サイズ:φ9.6×H12.3cm
品名:カレー粉
原材料名:ターメリック(インド)、コリアンダー、チンピ、クミン、フェネグリーク、ナツメッグ、シナモン、フェンネル、赤唐辛子、ジンジャー、クローブ、スターアニス、カルダモン、甘草、ブラックペッパー
内容量:400g
エネルギー(100gあたり推定値):401kcal
容器:スチール缶・スチール蓋
カレーソース4皿分あたりの使用量:大さじ3杯
▼テスト結果
- 辛さ:★★★☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:13/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:17/20点
- ひき肉炒めの味:15/15点
- ひき肉炒めの香り:13/15点
- 食べやすさ:17/20点
- 使いやすさ:10/10点
- 容器の手軽さ:3/5点
- 合計:88/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング1位に輝いたのは、ナイル商会「インデラカレー スタンダード」です! インド料理店「銀座ナイルレストラン」初代オーナーとの出会いを機に約70年前に誕生した香り高いカレー粉だそうで、塩、調味料、食品添加物は不使用。辛さと香りのバランスの良さが高評価を得ました。
粒子が細かく、そのまま口にしたときのザラつきもそこまで気になりません。苦味はありつつも、スパイスの香りと辛みが爽やかに広がります。
食材との馴染みも○。ひき肉が黄色く鮮やかに色づき食欲をそそります。ひき肉の臭みは消え、カレー粉の苦味・コクがひき肉の甘みを引き立ててくれました。
カレーに混ぜると、香り高く辛味も増して、食べごたえのある仕上がりになりました。
食べ馴染みのある味わいで、カレーだけでなく炒めものなどの風味付けにも使いやすそう。汎用性の高いカレー粉だと思います!
ほどよい辛さで食べやすいです。家族でカレーの辛さの好みが分かれる場合、あとから加えて辛さを調整できるので便利ですね。
GABAN 純カレーパウダー 220g
GABAN
純カレーパウダー 220g
実勢価格:897円
サイズ:φ8.7×H11cm
品名:カレー粉
原材料名:ターメリック(インド)、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、胡椒、みかんの皮、ジンジャー、唐辛子、カルダモン、フェンネル、シナモン、オールスパイス、クローブス、ナツメグ、ベイリーブス、タイム、オレガノ、ガーリック
内容量:220g
容器:缶・プラスチックのシール蓋
エネルギー(100gあたり目安):404kcal
▼テスト結果
- 辛さ:★★★☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:12/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:19/20点
- ひき肉炒めの味:14/15点
- ひき肉炒めの香り:13/15点
- 食べやすさ:15/20点
- 使いやすさ:8/10点
- 容器の手軽さ:4/5点
- 合計:85/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング2位は、GABAN「純カレーパウダー」です。
爽やかな香りを感じられ、あとからピリリと辛さがきます。苦味は控えめなので、マヨネーズなどと混ぜてディップソースにしても良さそうです。
ひき肉炒めは色づき良く、スパイスの香りはやや甘め。ひき肉臭みは大方消え、ひき肉そのものの旨みが感じられました。
カレーに混ぜると、少し苦味が出てきましたが、しっかり美味しくなりました。
加熱調理でも、そのままでも活躍してくれそうなカレー粉です。唐揚げやフライドポテトの仕上げにどうぞ!
シール蓋なので、開閉がラクちん。価格が手頃で容量もちょうどいいので、初心者におすすめです!
ネスレ日本 C&B 純カレーパウダー 400g
ネスレ日本
C&B 純カレーパウダー 400g
実勢価格:1880円
サイズ:W20×H23×D10cm
品名:カレーパウダー
原材料名:混合香辛料(国内製造(コリアンダー、ターメリック、黒こしょう、クミン、フェヌグリーク、その他))
内容量:400g
容器:チャック付き袋(自立式)
カレーソース1人前の使用量:小さじ半分
▼テスト結果
- 辛さ:★★★★☆
- そのまま食べたときの味・香り:14/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:20/20点
- ひき肉炒めの味:12/15点
- ひき肉炒めの香り:11/15点
- 食べやすさ:13/20点
- 使いやすさ:8/10点
- 容器の手軽さ:3/5点
- 合計:81/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング3位は、ネスレ日本「C&B 純カレーパウダー」。C&B(クロス&ブラックウェル)カレーは、19世紀初頭に作られて以来、150年余りものあいだ世界中で愛され続けている伝統あるカレーパウダーです。
カレー粉自体は、やや深みのある色合い。コリアンダーの爽やかな香りが立ちますが、口に含むと苦味とキレの良い辛みを感じます。
スパイスの香りの広がり方は比較的穏やか。ひき肉の臭みと油っぽさが軽減され、ひき肉の甘みも感じられました。
カレーに混ぜたときの評価は、20商品中最高評価の20点満点! 定番のレトルトカレーが、深みのある本格的なカレーに大変身しました!
そのままだと苦味が目立つので、炒め物や煮込みなどの加熱調理向き。作って2日目のカレーに入れてあげれば、スパイシーさが蘇って格段に美味しくなると思いますよ!
4位: ほぼ日 カレーの恩返し 40g
ほぼ日
カレーの恩返し 40g
実勢価格:540円
サイズ:W12×H17×D1.5cm
品名:スパイスミックス
原材料名:カルダモン(グアテマラ)、クミン、コリアンダー、ターメリック、シナモン、ピンクペッパー、クローブ、唐辛子、ローレル、フェンネル、フェネグリーク、レモングラス
内容量:40g
エネルギー(1袋40gあたり推定値):169kcal
容器:チャック付き袋
使用量の目安:ご家庭のカレー5〜6皿分に1袋(40g)を仕上げの煮込みの直前で加える
▼テスト結果
- 辛さ:★★☆☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:12/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:17/20点
- ひき肉炒めの味:14/15点
- ひき肉炒めの香り:13/15点
- 食べやすさ:13/20点
- 使いやすさ:6/10点
- 容器の手軽さ:4/5点
- 合計:79/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング4位は、12種類のスパイスをブレンドしたほぼ日「カレーの恩返し」。名称は「スパイスミックス」ですが、塩が添加されていないため、今回は無塩タイプのカレー粉として扱います。
辛みが穏やかで、レモングラスのフレッシュな香りやシナモンの甘い香りが立ちます。そのまま食べると繊維残りが気になるので、加熱調理に使った方が良さそうです。
カレーに混ぜるとピンクペッパーの爽やかさが目立っている印象を受けましたが、カレーの酸味が穏やかになって美味しく仕上がりました!
とくに高評価だったのは、ひき肉炒めで、肉の臭みが消えてシナモンの香りが強く立ちました! カレーというよりも、南国のエスニック料理という印象です。
カレーに入れて煮込むより、ドライカレーなど、炒めて調理した方がこのスパイスの個性が生きそう。このスパイスだけでも美味しいですが、塩をお肉にまぶして焼いたらめちゃくちゃご飯が進む味になると思います! 今回はひき肉で試しましたが、チキンや牛肉にも合いそうですよ。
ナシゴレンというか、パイナップルチャーハンというか、辛くないガパオというか……。甘さとスパイシーさがミックスされた複雑な風味がクセになります!
同率4位: マスコット カレーパウダー 30g
マスコット
カレーパウダー 30g
実勢価格:255円
サイズ:φ3.8×H10cm
品名:カレーパウダー
原材料名:コリアンダー(モロッコ)、ターメリック、クミン、フェネグリーク、胡椒、陳皮、その他香辛料
内容量:30g
容器:ガラス瓶・回転蓋
エネルギー(100gあたり推定値):422kcal
▼テスト結果
- 辛さ:★★★☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:14/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:17/20点
- ひき肉炒めの味:11/15点
- ひき肉炒めの香り:13/15点
- 食べやすさ:13/20点
- 使いやすさ:7/10点
- 容器の手軽さ:4/5点
- 合計:79/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング同率4位は、卓上タイプのマスコット「カレーパウダー」です。
欧風の奥深い香りに、辛みがじんわりときます。粉のキメが細かく、口に含むとサッと溶けたので、サラダのドレッシングや和えものといった、加熱しない料理にも使えそうです。
ひき肉炒めの色付きは控えめ。肉の油っぽさをやや感じました。
温かいカレーにサッと溶けます。野菜の酸味が中和され、カレーに一体感が生まれました。
カレーをイチから作るというより、料理の仕上げに振りかけて使うカレーパウダーですね。
ピリッと胡椒の刺激がきますが、そこまで後を引きません。ルーで作るカレーの味に近く、食べやすいと思います。
6位: インデアン食品 インデアン 純カレー 160g
インデアン食品
インデアン 純カレー 160g
実勢価格:770円
サイズ:φ7.2×H12.4cm
品名:カレー粉
原材料名:ウコン(インド、中国)、コリアンダー、チンピ、クミン、フェンネル、赤唐辛子、シナモン、クローブ、ナツメグ、ローレル、ジンジャー、オールスパイス、ブラックペッパー、ガーリック
内容量:160g
容器:ガラス瓶・回転蓋
エネルギー(100gあたり推定値):416kcal
▼テスト結果
- 辛さ:★★★★☆
- そのまま食べたときの味・香り:9/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:19/20点
- ひき肉炒めの味:14/15点
- ひき肉炒めの香り:13/15点
- 食べやすさ:11/20点
- 使いやすさ:8/10点
- 容器の手軽さ:3/5点
- 合計:77/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング6位は、インデアン食品「インデアン 純カレー」です。
キメが細かく口どけも良いですが、そのまま食べると苦味がガツンとくるわりに深みのない印象。
ひき肉と炒めると、苦味は残っているものの、単純な辛さだけでなくスパイスの香りが出てきて美味しくなりました。
カレーに入れると、味がまとまって美味しくなりました。
ラベルに「加熱調理した上でお召し上がり下さい。」と記載があるように、加熱調理した方が断然美味しくなります。これといってなにか突き抜けてるとか、パンチがあるわけではない、だからこそ料理に馴染んで使いやすいカレー粉だと思います。
7位: アナン カレーパウダー スタンダード 55g
アナン
カレーパウダー スタンダード 55g
実勢価格:998円
サイズ:W8.8×H15×D4.2cm
品名:カレー粉(スタンダード)
原材料名:コリアンダー、クミン、ターメリック、パプリカ、フェンネル、レッドペッパー、クローブ、カルダモン、シナモン、ナツメグ、ブラックペッパー、ジンジャー、陳皮
内容量:55g
エネルギー(100gあたり推定値):406.4kcal
容器:チャック付き袋(自立式)
▼テスト結果
- 辛さ:★★★☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:11/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:17/20点
- ひき肉炒めの味:11/15点
- ひき肉炒めの香り:11/15点
- 食べやすさ:13/20点
- 使いやすさ:6/10点
- 容器の手軽さ:4/5点
- 合計:73/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング7位は、アナン「カレーパウダー スタンダード」です。
カレー粉の色は赤め。パプリカの香りのほか、レッドペッパーの辛味が立っています。
ひき肉も赤っぽく鮮やかに色付きました。ほかの商品と比べると、フライパン(に敷いたアルミホイル)にスパイスのコゲがつきやすかった印象です。肉の臭みは気になりませんが、やはりここでもパプリカの個性が主張してきました。
パプリカの甘くまったりとした風味が、野菜カレーの酸味のバランスをうまくととのえてくれました。
バターチキンカレーなど、トマトを使うカレーとの相性が良さそうです。
8位: ハウス マドラスカレーパウダー缶 400g
ハウス
マドラスカレーパウダー缶 400g
実勢価格:1073円
サイズ:φ10×H17cm
品名:カレーパウダー
原材料名:ターメリック(インド、ベトナム)、コリアンダー、クミン、フェンネル、フェヌグリーク、ナツメグ、陳皮、ブラックペッパー、ジンジャー、ディル、クローブ、アニスシード、シナモン、カルダモン、ガーリック、唐がらし、タイム、セロリシード、スターアニス、アジョワン、ローリエ、セージ、ローズマリー、タラゴン
内容量:400g
エネルギー(100gあたり推定値):430kcal
容器:スチール缶・スチール蓋・プラスチックのシール蓋
※楽天リンクは6本セットです。
▼テスト結果
- 辛さ:★☆☆☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:10/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:16/20点
- ひき肉炒めの味:11/15点
- ひき肉炒めの香り:11/15点
- 食べやすさ:15/20点
- 使いやすさ:6/10点
- 容器の手軽さ:3/5点
- 合計:72/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング8位は、業務用のハウス「マドラスカレーパウダー缶」です。マドラスとは、インド南部の都市チェンナイの旧呼称のことだそうです。
甘い薬草系の香りと、セロリの風味が印象的。辛みは穏やかです。
炒めているときに、定番の家庭のカレーの香りが立ちました。
ひき肉炒めに関しては、ひき肉とスパイスの味はそれぞれ感じられるものの、料理としてバラバラになっている印象。油が重たく感じ、肉の臭みも気になりました。
カレーとの相性は上々で、トマトの酸味を打ち消してくれました。
辛くなくて、お家で食べるカレーや定食屋さんのカレーの味がします。
スチール蓋とシール蓋の二重構造になっているので、密閉性は◎。
9位: エスビー食品 カレー 400g
エスビー食品
カレー 400g
実勢価格:1291円
サイズ:φ9.7×H12cm
品名:カレー粉
原材料名:ターメリック(インド)、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤唐辛子、ちんぴ、その他香辛料
内容量:400g
容器:スチール缶・スチール蓋
エネルギー(100gあたり目安):416kcal
カレー5皿分の資料量目安:8g
▼テスト結果
- 辛さ:★★★★★
- そのまま食べたときの味・香り:10/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:13/20点
- ひき肉炒めの味:10/15点
- ひき肉炒めの香り:10/15点
- 食べやすさ:13/20点
- 使いやすさ:7/10点
- 容器の手軽さ:3/5点
- 合計:66/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング9位は、エスビー食品「カレー」。長年「赤缶」の名で慣れ親しまれている超定番のカレー粉です。
唐辛子の香りと陳皮(ちんぴ)の爽やかな香りのバランスがよく、食欲をそそります。刺すような辛味があっという間に口の中に広がり、その辛味がずっと持続します。
ひき肉と炒めると、香ばしく甘い香りが。カレー粉自体の香りは主張しすぎず、肉の味のほうが強く感じられました。
カレーに入れると、しっかりスパイシーさがプラスされて刺激的な味わいになりました。
馴れ親しんだ日本のカレーの味わいです。辛いのが好きな人には◎。
エスビーの赤缶は、20g、37g、84g、400gとサイズ展開豊富なのもいいですね。
10位: 神戸アールティー オリジナル 無塩 カレーパウダー 400g
神戸アールティー
オリジナル 無塩 カレーパウダー 400g
実勢価格:1000円
サイズ:W24×H29.8×D1.8cm
品名:カレー粉
原材料名:コリアンダー、ターメリック、胡椒、クミン、クローブ、フェネグリーク、唐辛子、ローレル、その他香辛料
内容量:400g
容器:袋(チャックなし)
エネルギー(100gあたり目安):395kcal
カレー4人前の使用量目安:15〜18g
▼テスト結果
- 辛さ:★★★★☆(4.5)
- そのまま食べたときの味・香り:8/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:17/20点
- ひき肉炒めの味:11/15点
- ひき肉炒めの香り:10/15点
- 食べやすさ:11/20点
- 使いやすさ:6/10点
- 容器の手軽さ:2/5点
- 合計:65/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング10位は、インドカレーの飲食店・神戸アールティーの「オリジナル 無塩 カレーパウダー」です。
4位のほぼ日「カレーの恩返し」ほどではありませんが、繊維のザラつきがあります。香りや味わいの深みは足りない印象で、辛味が後からきてジワジワ持続します。
ひき肉と炒めると、スパイスとしての存在感は薄いですが、肉の臭みはしっかり消えました。
カレーに入れると、刺激がプラスされて、味わいにまとまりが生まれました。
単体で食べたり、薄い味付けで食べると、いわゆるイメージしているカレーの風味は薄いと感じるかもしれませんが、ひき肉の臭みを消してくれている点は評価すべき。そもそもカレーは肉や野菜から出る旨みも合わさって完成するものなので、これはこれでアリだと思います!
シンプルな袋に入っているので、開封後はガラス瓶などに移し替える必要があります。
11位: 新宿中村屋 スパイスデリ 純カリー粉 40g
新宿中村屋
スパイスデリ 純カリー粉 40g
実勢価格:464円
サイズ:φ5.7×H7.2cm
品名:カレー粉
原材料名:ウコン(中国産)、コリアンダー(カナダ産)、アニス、クミン、メッチ、マスタード末、赤唐辛子、シナモン、カルダモン、黒こしょう、その他香辛料
内容量:40g
エネルギー(40gあたり推定値):170kcal
容器:ガラス瓶・回転蓋
カレー1皿あたりの使用量目安:大さじ1杯(約6g)
※Amazonリンク先は3個セットです。
▼テスト結果
- 辛さ:★★★★★
- そのまま食べたときの味・香り:10/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:9/20点
- ひき肉炒めの味:10/15点
- ひき肉炒めの香り:13/15点
- 食べやすさ:15/20点
- 使いやすさ:5/10点
- 容器の手軽さ:3/5点
- 合計:63/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング11位は、新宿中村屋「スパイスデリ 純カリー粉」。昭和2年、日本で初めて印度式カリーを発売した中村屋オリジナルブレンドのカリー粉です。
カレー粉は黄味がかって、唐辛子の香りが立っています。食べてみても、スパイスの風味よりも辛さが全面に出ています。
ひき肉を炒めているときは、アニス系の上品な香りが。実食すると、肉の油臭さがふとしたときに蘇ってきて食べづらく感じてしまいました。
カレーに混ぜると、元の酸味が立ったカレーの味わいは変化がないまま、辛味と苦味が付け足されたような味わいでした。
「カレーの仕上げや料理のアレンジにも」とラベルに書かれていますが、ベースのカレーが欧風だったら合うのでしょうか……。
なかなか刺激的な味わいですね! 新宿中村屋のカレーをイチから作りたい場合は、こちらの公式レシピを参照してみてください。
12位: エスビー食品 カレーパウダー 55g
エスビー食品
カレーパウダー 55g
実勢価格:356円
サイズ:φ4.5×H11.8cm
品名:カレー粉(顆粒)
原材料名:カレー粉(国内製造)、粉末植物油脂(なたね油)
内容量:55g
エネルギー(10gあたり目安):48kcal
容器:ガラス瓶・ワンタッチ蓋
▼テスト結果
- 辛さ:★★★☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:8/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:0/20点
- ひき肉炒めの味:4/15点
- ひき肉炒めの香り:8/15点
- 食べやすさ:10/20点
- 使いやすさ:1/10点
- 容器の手軽さ:5/5点
- 合計:36/100点
無塩タイプのカレー粉のおすすめランキング12位は、エスビー食品「カレーパウダー」でした。
原材料名が「カレー粉(国内製造)、粉末植物油脂(なたね油)」となっており、その内訳は不明。香りも辛味もやや弱めです。
ひき肉と炒めると、刺激的なスパイスの香りが立ちのぼりました。しかし肝心の味わいは、カレーの風味が消え、食べ進めるにつれて油臭さが出てきてしまいました。
カレーに混ぜたところ、元々コクが感じられなかったためか、味にほとんど影響を与えませんでした。
【味付き】カレー粉のおすすめランキング6選
無塩タイプに続いて、味つきタイプのカレー粉のおすすめランキング6選へとまいりましょう! まずはさっそく1位からご紹介します!
ハウス 味付カレーパウダー ジャワカレー味 56g
ハウス
味付カレーパウダー ジャワカレー味 56g
実勢価格:324円
サイズ:φ4.6×10.8cm
品名:スパイス加工品
原材料名:食塩(国内製造)、砂糖、カレーパウダー、植物油脂、ふすま、フライドオニオンパウダー、香辛料、チーズ加工品、焙煎唐がらし、ローストガーリックパウダー、チキンエキス、ローストオニオンパウダー、しょう油加工品、ガーリックパウダー、焙煎フェヌグリーク/調味料(アミノ酸等)、セルロース、酸味料、香料、(一部に乳成分・小麦・大豆・鶏肉を含む)
内容量:56g
エネルギー(製品1本56gあたり):187kcal
食塩相当量(製品1本56gあたり):17.6g
容器:ガラス瓶・ワンタッチ蓋
※楽天リンク先は10本セットです。
▼テスト結果
- 辛さ:★★☆☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:14/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:12/20点
- ひき肉炒めの味:13/15点
- ひき肉炒めの香り:11/15点
- 食べやすさ:18/20点
- 使いやすさ:8/10点
- 容器の手軽さ:5/5点
- 合計:81/100点
味つきタイプのカレー粉のおすすめランキング1位は、ハウス「味付カレーパウダー ジャワカレー味」です!
顆粒パウダーなので、粒は大きめでシャリシャリとした口当たり。フライドオニオンパウダーやローストガーリックなどの香ばしさ・旨みを感じます。「中辛」と表記されていますが、辛さがマイルドなのでお子さんでも食べられそうです。
ひき肉にかけて炒めると、甘さやアミノ酸系の風味を感じますが、旨味たっぷりで美味しいです! 塩気が濃いめなので、少量でもしっかり味が付きます。
ちなみに、カレーに入れると、オニオンやガーリックの旨みを感じる以前にしょっぱくなってしまいました。カレーのちょい足しには向かないようです。
カレールウのなかではハウスの「ジャワカレー」と「ザ・ホテル・カレー」が好きだという桃世さん。カレールウのジャワカレーとはまた違ったジャンクな味わいですが「美味しい!」を連呼するほどお気に入りのようでした。
これ1本で簡単に味が決まる手軽さが良いですね! ひき肉とコレだけでパパッとそぼろが作れて、お弁当のおかずにも◎。合挽き肉だと冷めたときの匂いが気になる……という場合は、鶏肉を使うといいです。焼いたステーキにつけて食べれば、オニオンとガーリックの香ばしさを存分に味わえると思いますよ。
カレーの風味よりも、香ばしさやアミノ酸の旨味の方が強いですが、美味しい……。そのままでも酒のアテになりそうです。
GABAN 特製カレーパウダー 100g
GABAN
特製カレーパウダー 100g
実勢価格:496円
サイズ:φ5.7×H11.2cm
品名:シーズニング
原材料名:カレー粉(イギリス製造)/酸味料、香辛料抽出物
内容量:100g
エネルギー(100gあたり目安):381kcal
食塩相当量(100gあたり目安):5.1g
容器:スチール缶・プラスチックのシール蓋
※Amazonリンク先は2本セットです。
▼テスト結果
- 辛さ:★★☆☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:14/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:13/20点
- ひき肉炒めの味:13/15点
- ひき肉炒めの香り:12/15点
- 食べやすさ:18/20点
- 使いやすさ:6/10点
- 容器の手軽さ:3/5点
- 合計:79/100点
味つきタイプのカレー粉のおすすめランキング2位は、GABAN「特製カレーパウダー」です。こちらは酸味料の入ったシーズニングです。
粒子が細かく口の中でサッと溶け、爽やかな酸味が広がりました。食材に馴染みやすいので、加熱調理以外の用途にもGOOD。
ひき肉の色付きが良く、食欲をそそる香りが漂います。実食すると、苦味が少し前に出てきて、爽やかな酸味はほのかに残る程度でした。
カレーに入れると、多少味わいにメリハリが出たものの、劇的には変わらず。野菜カレーのトマトの酸味と共鳴して相性が良かったですが、カレーの種類によってはカレーパウダーの酸味が打ち消されて入れる意味がないかもしれません。
ほかの商品と比べると食塩相当量が少ないので、風味付けにガンガン使えそうです。
カルビー「ポテトチップスフレンチサラダ」のようなイメージで、うすしおやコンソメ味のポテトチップスの袋に入れてシャカシャカしたいです!
エスビー食品 赤缶 カレーミックス 200g
エスビー食品
赤缶 カレーミックス 200g
実勢価格:451円
サイズ:φ8.8×H11.3cm
品名:カレールウ
原材料名:パーム油・なたね油混合油脂(国内製造)、小麦粉、カレー粉、でん粉、食塩、乳糖、砂糖、ソテー・ド・オニオン、加工油脂(なたね油、大豆油、食塩)/調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル、カロチン)、酸味料、香料、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む)
内容量:200g
エネルギー(1皿分(ルウ20g)あたり目安):100kcal
食塩相当量(1皿分(ルウ20g)あたり目安):2.3g
容器:スチール缶・プラスチックのシール蓋 専用スプーン付き
カレー1皿あたりの使用量目安:専用スプーン2杯
※Amazonリンク先は2個セットです。
▼テスト結果
- 辛さ:★☆☆☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:11/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:11/20点
- ひき肉炒めの味:9/15点
- ひき肉炒めの香り:10/15点
- 食べやすさ:15/20点
- 使いやすさ:10/10点
- 容器の手軽さ:4/5点
- 合計:70/100点
味つきタイプのカレー粉のおすすめランキング3位は、エスビー食品「赤缶 カレーミックス」。「赤缶」といえば無塩のカレーパウダーが有名ですが、こちらも2003年発売のロングセラー商品です。
カレールウを溶けやすい顆粒状に仕上げています。粒感は顆粒とフレークの中間くらいで、しっとりとしています。そのままだと油脂分や小麦感を強く感じて食べづらいため、あくまでも加熱調理用です。
粉溶けが良く、ひき肉によく絡みました。肉の油と赤缶カレーミックスの油が相まって、ややしつこさはあるものの、全体としてまとまった味に仕上がっています。
カレールウは2種類ほど混ぜたほうが美味しくなるとはよく言いますが、カレーに入れると赤缶カレーミックスの油脂分が目立ち、くどくなってしまいました。
缶と内袋に、用途やカレーのレシピが記載されているので、初見でも迷うことなく使えます。専用スプーンも付いており、使い勝手は◎でした。
ちょっとジャンクで、定番のカレーの味がします。カレーパウダーって何に使ったらいいかよくわからなかったりするけれど、これは使い方が明記されていて手に取りやすい。溶けやすくて、カレールウとしても、他の料理の味付けにも使えるのは便利。ズバ抜けて汎用性が高く、「家庭に1つあると安心」な一品だと思います!
4位: 糀屋本店 キスケ糀パワーカレースパイス 120g
糀屋本店
キスケ糀パワーカレースパイス (化学調味料・油・小麦粉不使用) 120g袋入り
実勢価格:1500円
サイズ:W12×H19×D1.7cm
品名:カレー粉
原材料名:塩(長崎県産)、コリアンダー、クミン、ガラムマサラ、オールスパイス、カレーパウダー、ターメリック、パプリカ、米こうじ、昆布、シナモン
内容量:120g(カレー24皿分)
エネルギー(10gあたり目安):27.9kcal
食塩相当量(10gあたり目安):2.9g
容器:チャック付き袋
▼テスト結果
- 辛さ:☆☆☆☆☆(0)
- そのまま食べたときの味・香り:8/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:16/20点
- ひき肉炒めの味:6/15点
- ひき肉炒めの香り:12/15点
- 食べやすさ:13/20点
- 使いやすさ:3/10点
- 容器の手軽さ:4/5点
- 合計:62/100点
味つきタイプのカレー粉のおすすめランキング4位は、糀屋本店「キスケ糀パワーカレースパイス」。唐辛子や胡椒が入っていないため、辛味はありません。
粒子が細かく、口溶けは良し。スパイスの香りや風味は控えめで、まず最初に塩のしょっぱさが来ます。
ひき肉を炒めている間は甘い香りが立ちのぼりますが、やはりカレーの風味は薄く、塩を振って焼いたような味で、一体感がありません。
カレーに入れると、悪目立ちしていた塩のしょっぱさが馴染み、カレー自体も美味しくなりましたが、カレーパウダーの個性はそこまで感じられませんでした。
糀ならではの良さがあるかと言われたら、微妙です……。
「カレーっぽい塩」だと割り切って使えばいいかと思います。
5位: ハウス 味付カレーパウダーバーモントカレー味 56g
ハウス
味付カレーパウダーバーモントカレー味 56g
実勢価格:321円
サイズ:φ4.5×H11.8cm
品名:カレー調味料
原材料名:食塩(国内製造)、カレー粉、デキストリン、砂糖、ターメリック/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(グァーガム)
内容量:58g
エネルギー(10gあたり目安):23kcal
食塩相当量(10gあたり目安):16.2g
容器:ガラス瓶・ワンタッチ蓋
※Amazonリンク先は5個セットです。
▼テスト結果
- 辛さ:★☆☆☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:8/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:7/20点
- ひき肉炒めの味:8/15点
- ひき肉炒めの香り:10/15点
- 食べやすさ:18/20点
- 使いやすさ:4/10点
- 容器の手軽さ:5/5点
- 合計:60/100点
味つきタイプのカレー粉のおすすめランキング5位は、ハウス「味付カレーパウダーバーモントカレー味」です。1位・中辛の「ジャワカレー」と双璧をなす甘口のカレーパウダーの実力はいかに……。
粒子は「ジャワカレー」よりも粗く、溶けづらい印象。カレーの香り・風味はそこそこ感じますが、チーズの風味が主張してきます。
ひき肉の色付きは薄め。油脂やチーズのしつこさが口の中にまとわりついてきます。
カレーに溶けづらく、シャリシャリ食感が残ってしまいました。
個人的にはチーズの風味が苦手でしたが、カレーの味はしっかりつくので、ドリアなどホワイトソースを使用した料理の味変や、マヨネーズに混ぜてチキンナゲットをディップするのはいかがでしょうか。
ジャワカレーのほうが好みですが、カレーらしいのはバーモントカレーだと思いました。
6位: エスビー食品 料理用 カレー 58g
エスビー食品
料理用 カレー 58g
実勢価格:363円
サイズ:φ4.5×H11.8cm
品名:カレー調味料
原材料名:食塩(国内製造)、カレー粉、デキストリン、砂糖、ターメリック/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(グァーガム)
内容量:58g
エネルギー(10gあたり目安):23kcal
食塩相当量(10gあたり目安):4.3g
容器:ガラス瓶・ワンタッチ蓋
▼テスト結果
- 辛さ:★☆☆☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:5/15点
- カレーに混ぜたときの味・香り:3/20点
- ひき肉炒めの味:8/15点
- ひき肉炒めの香り:10/15点
- 食べやすさ:10/20点
- 使いやすさ:2/10点
- 容器の手軽さ:5/5点
- 合計:43/100点
味つきタイプのカレー粉のおすすめランキング6位は、エスビー食品「料理用 カレー」です。
無塩タイプと同様、粒子は細かいです。スパイスの香りは強めで、最初に塩気とカレーの風味を感じますが、後に残るのはアミノ酸系のうまみ調味料の味です。
ひき肉の臭みが消えず、増粘剤のせいなのか、口当たりもヌメヌメします。
カレーに入れたところ、スパイスの風味の影響は感じられず、しょっぱさがプラスされただけでした。
カレー風味の味塩という感じです。
【無塩タイプ・番外編】GABAN 手作りのカレー粉セット 100g
GABAN
手作りのカレー粉セット 100g
実勢価格:724円
サイズ:W10×H10×D7cm
品名:カレー粉セット
原材料名:ターメリック(マレーシア)、クミン(マレーシア)、コリアンダー(日本)、みかんの皮(日本)、フェネグリーク(日本)、フェンネル(日本)、シナモン(マレーシア)、その他香辛料 計20種類
内容量:100g(カレー約20人分)
エネルギー(100gあたり目安):403kcal
※Amazonリンク先は2個セットです。
今回は、GABAN「手作りのカレー粉セット」を使ってカレー粉作りに挑戦してみました!
プラスチックケースの中には、色とりどりの20種類のスパイスが小分けになって入っています。
スパイスをすべてボウルにあけて、ざっくりかき混ぜます。
フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、スパイスを入れて弱火にかけ、焦がさないように木べらなどで5〜6分間炒めます。スパイスが徐々にきつね色に色付いていき、良い香りが立ってきました。
粗熱をとってから、ガラス瓶に入れ、冷暗所か冷蔵庫で保存します。
ちなみに、左の背の低い瓶が容量270ml、右の背の高い瓶が200ml。粉が意外とかさばるので、1本の瓶に納めるなら容量300〜400mlぐらいないと厳しそうです。
作って約1週間後のカレー粉を中辛のカレーに入れて実食。元のカレーよりも、辛味と苦味、複雑なスパイスの香りが増して大人な味わいになったと感じました。
スパイスの彩りや香りの違いを実感しながら、カレー粉手作りを楽しめました! 価格もお手頃で素敵だと思います!
今度はこのスパイスを使ってイチからカレーを作ってみたいと思います!
【味付き・番外編】成城石井 おうちでホッとカレールー(辛口) 150g
成城石井
おうちでホッとカレールー(辛口) 150g
実勢価格:401円
サイズ:W12×H19×D2cm
品名:カレールー
原材料名:小麦粉(国内製造)、植物油脂、砂糖、食塩、オニオンパウダー、アプリコットペースト、トマトペースト、カレー粉、酵母エキス、中濃ソース、ソテーオニオン、生姜、にんにく、赤ワイン、赤唐辛子/カラメル色素、(一部に小麦・りんご・大豆を含む)
内容量:150g
エネルギー(100gあたり推定値):444kcal
食塩相当量(100gあたり推定値):8.8g
容器:袋(自立式・チャックなし)
▼テスト結果
- 辛さ:★★★☆☆
- そのまま食べたときの味・香り:11/15点
- ひき肉炒めの味:11/15点
- ひき肉炒めの香り:12/15点
- 食べやすさ:13/20点
- 使いやすさ:3/10点
- 容器の手軽さ:2/5点
味つきタイプのカレー粉の番外編として、成城石井「おうちでホッとカレールー(辛口)」をご紹介します。遠目だと粒の大きさがよく変わりませんが……。
フレーク状のルウがゴロゴロ入っています。そのままだとスムーズに溶けないため、煮込み以外の調理に使うには手間がかかりそうです。
ほど良いスパイスの刺激を感じる辛口ですが、オニオンパウダーとソテーオニオン、トマトペーストの甘みのおかげで食べやすくなっています。
そのままだとひき肉と馴染まないため、水を加えて炒めました。分量をうまく調整すれば、小麦粉のトロみを生かしてあんかけ風にできるかもしれません。
定番の具材ゴロゴロカレーをこれで作ったら美味しいはず。フレークは、普通のルウよりも溶けやすくてカレー作りには良いと思います。
喉元にじわじわ効いてくる辛さ。たまねぎ好きに刺さる味わいですね。
料理研究家の“推し”カレーパウダーはコレです!
最後に、桃世さんの推しカレーパウダーをダイジェストでご紹介します!
「定番で使いやすい」部門
・ナイル商会「インデラカレー スタンダード」
・GABAN「純カレーパウダー」
・インデアン食品「インデアン 純カレー」
「初めてカレーパウダーを買うんだけどどれが良い?」と迷ったときは、この3商品がおすすめ。思い描くようなカレーの味に近くて、とても使いやすいと思います。
「本格的な味わいを追求」部門
・ネスレ日本「C&B 純カレーパウダー」
レトルトカレーが抜群に美味しくなったパウダー。カレーにこだわりがある人にこそ食べてほしいです。
「おもしろ変化球」部門
・ほぼ日「カレーの恩返し」
カレーというよりも、炒めものでスパイスの個性を発揮した面白いカレーパウダー。40gというサイズも使い切りやすくて◎。
「揚げものにまぶしたい!」部門
・GABAN「特製カレーパウダー」
酸味が良いアクセントのカレーシーズニング。ポテトチップスなどの揚げ物と一緒に使ってほしいです。
「“あと付け”で楽しみたい」部門
・ハウス「味付カレーパウダー ジャワカレー味」
たまねぎとにんにくの旨味がすごい! つけ塩的な使い方で、ぜひ焼いたお肉に付けて食べてみてほしいです。塩気がしっかりありつつ、スパイスの風味もちゃんとわかるので、新定番のおかず調味料として大活躍してくれるはずです。
「忙しい人の救世主!」部門
・エスビー食品「赤缶 カレーミックス」
パパッと作りたいとき、パウダー状のカレールウがあると便利。煮込みうどんに入れてカレーうどんにアレンジしても良いし、溶けやすいのでカレー炒飯など炒めものにも◎。カレーを1人分から作れるという手軽さも魅力的な商品です!
以上、カレー粉のおすすめランキング20選でした。本格カレー作りや風味付けに、いつもの料理の味変に、ぜひお気に入りの商品を見つけてチャレンジしてみてくださいね!
辛味が苦手な人は、唐辛子の表示が後ろにきているものを選んでみてはいかがでしょうか。