塩麹とは? 使うメリット

塩麹は、米麹・塩・水を発酵させて作られ、塩の代わりとして使うことができる発酵調味料。
旨味やコクを引き出してくれるため、食塩を使うよりも少量でも旨味がきいたおいしい料理に仕上がるのが特徴です。
また、肉や魚を漬け込むとたんぱく質を分解してくれるので、肉や魚をやわらかくして口当たりのよくする働きも。
特に、魚の下味調味料としておすすめ。くさみが気になる魚を塩こうじで味付けすると、ふっくら仕上がります!
調味料へのちょい足しで旨みUP

ほかにも、塩麹はスープやドレッシングなどのちょい足し調味料としても活躍。たとえば、そうめんのつゆなら、薄めに希釈して塩み具合を自分好みに調整することができます。
LDKが調味料として使いやすい塩麹をテスト

夏の定番飯のそうめんは、それだけでは栄養バランスがイマイチ。とはいえ、食材をプラスするのも面倒な日だってありますよね。
そんなときは、めんつゆに発酵食品でもある塩麹をちょい足ししてみましょう。余裕があれば野菜やサバ缶などをプラスして栄養を補うと完璧です。
しかし、いざ塩麹を購入しようと思っても、さまざまなメーカーから多くの商品が発売されていて、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで雑誌『LDK』では、市販で人気の塩麹を比較。調味料として使いやすいおすすめを探しました。
塩麹の選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずは塩麹の選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:麹の種類
塩麹に使われる麹にはいくつか種類がありますが、一般的なのが米麹です。スーパーなどで手に入りやすいので、塩麹を初めて使うという人は、原材料に米麹が使用されているものが良いでしょう。
そのほかには、麦麹・豆麹・玄米麹などがあります。麹の種類によって味わいや香りが違うので、好みに合う麹を選んでみてください。
選び方2:形状
塩麹の形状は、ペースト・液体・粉末に分けられます。調理法や用途に合わせて選びましょう。
ペースト

ペーストタイプの塩麹は、麹の粘り気や粒が残っているのが特徴。甘みを感じやすく、手作りの塩麹に近い味わいです。
肉や魚の下ごしらえとして、漬け込んで調理することができます。ただし、表面に塩麹が残っていると鍋にこびりついて焦げる原因となるため、表面の塩麹を取り除いてから加熱してください。
液体

液体タイプの塩麹は、混ぜやすく溶けやすいので、塩や醤油の代わりとしても使いやすいのが特徴です。
ペーストタイプのように塩麹が残らないため、焦げつきにくいというメリットもあります。
粉末

パウダータイプの塩麹は、汁物にそのまま入れたり、肉や魚の下味としてふりかけて使うことができます。
液体タイプと同様に粒が残らないので、ペーストタイプのように表面を拭き取る手間がなく、塩麹の粒々感が気になるという人にもおすすめです。
また、塩麹の容器は、チャック付きのパウチタイプやボトルタイプ、瓶詰めタイプなどがあります。保管しやすく、使い勝手の良いものを選びましょう。
選び方3:加熱処理方法
塩麹は、加熱して処理されているものと非加熱で処理されているものがあります。
塩麹はそのままにしておくと発酵が進んでいきます。発酵が進みすぎると味や品質が変化しまうため、多くの商品はおいしい状態を保つように加熱処理をして発酵の進みを止めています。
生きた酵素を取り入れたい場合や、塩麹本来の味わいを楽しみたいという人は、非加熱処理をしている塩麹がおすすめです。
ただし、開封後は冷蔵庫に保管して早めに使いきるタイプが多いので、使用頻度や消費量を考え、賞味期限内に使い切れるサイズのものを購入しましょう。
また、保存性を高めるために酒精などを加えている場合がありますが、塩麹本来の純粋な味を味わいたい場合は、酒精が入っていない無添加の商品を選びましょう。
塩麹の人気商品を比較

今回は雑誌『LDK』が、スーパーをはじめ、Amazon、楽天市場などネット通販で購入できる料理に取り入れやすい塩麹をピックアップ。
今回は、フードコーディネーター小越明子さん、料理家・ヨーグルトソムリエのほりえさちこさんと一緒に、塩麹単体の味や後味のよさ、麹の香りの有無などをチェック。めんつゆとも混ぜて食べ、めんつゆとの相性も評価しました。
それでは、評価の高かった順に、塩麹のおすすめ商品を紹介します。
※リンク先は内容量違いやセット販売の商品ページも含みます。
塩麹のおすすめは?
プロと一緒に実際に比べてみた、塩麹のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||
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ひかり味噌生塩こうじ 麹の花 580g
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580g |
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千年こうじや塩こうじ スパウトパック
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200g |
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伊勢惣塩麹
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125g |
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マルコメプラス糀 生塩糀 こしタイプ
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200g |
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トップバリュ国産米使用 生塩糀
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270g |
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マルコメプラス糀 生塩糀
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200g |
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無印良品国産米でつくった塩糀
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120g |
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ハナマルキ塩こうじ
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200g |
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スマイルライフ生塩糀
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200g |
【1位】ひかり味噌「生塩こうじ 麹の花 580g」
- ひかり味噌生塩こうじ 麹の花 580g
- 最安価格: ¥962〜
- 味
- 麹の味わい
- 具材との相性
- おすすめポイント
-
- 麹の香りが立ちみそっぽいコクもある
- めんつゆに足すと旨みが増す
- ボトルタイプで注ぎやすい
- 内容量
- 580g
具材がない日のそうめんに発酵調味料をプラス

めんつゆに塩麹をちょい足しすれば、塩麹がいいアクセントになって定番夏メニューも新鮮な味わいに。

ボトルタイプで注ぎやすく、使い勝手も良好です。
【1位】千年こうじや「塩こうじ スパウトパック」
- 千年こうじや塩こうじ スパウトパック
- 検証時価格: ¥594〜
- 味
- 麹の味わい
- 具材との相性
- おすすめポイント
-
- クセがなく食べやすい味
- 旨みが深くめんつゆとの相性がいい
- 内容量
- 200g
【3位】伊勢惣「塩麹」
- 伊勢惣塩麹
- 最安価格: ¥264〜
- 味
- 麹の味わい
- 具材との相性
- おすすめポイント
-
- 麹の風味や甘みがちゃんとある
- めんつゆの風味を引き立てる
- 内容量
- 125g
【4位】マルコメ「プラス糀 生塩糀 こしタイプ」
- マルコメプラス糀 生塩糀 こしタイプ
- 最安価格: ¥1,867〜
- 味
- 麹の味わい
- 具材との相性
- 内容量
- 200g
【4位】トップバリュ「国産米使用 生塩糀」
【6位】マルコメ「プラス糀 生塩糀」
- マルコメプラス糀 生塩糀
- 最安価格: ¥294〜
- 味
- 麹の味わい
- 具材との相性
- 内容量
- 200g
- 型番
- 412294
【7位】無印良品「国産米でつくった塩糀」
【8位】ハナマルキ「塩こうじ」
- ハナマルキ塩こうじ
- 最安価格: ¥212〜
- 味
- 麹の味わい
- 具材との相性
- 内容量
- 200g
- 型番
- 4902401511474
【9位】スマイルライフ「生塩糀」
塩麹のちょい足しテクは?
最後に、塩麹を上手に使うちょい足しテクニックを紹介します。
塩麹+めんつゆ
塩麹の塩みを考慮して、めんつゆは薄めに希釈して味の調整をするのがオススメ。よく混ぜて、塩麹とそうめんを絡めるようにして味わってみてください。
STEP1:表示よりも多めの水で割ってみる

表示よりも多めの水でめんつゆを割ります。
STEP2:塩麹をちょい足しし味見は必須

多めの水で割っためんつゆに、塩麹をちょい足しして、味見しましょう。
STEP3:よく混ぜてから食べるのもgood

めんつゆと塩麹をよく混ぜ、あえて食べるのもおすすめです。
塩麹+鶏もも

鶏ももを塩麹で漬けて、つけ汁ごと炊飯器へ。

火を使わずできるお手軽カオマンガイ風の完成です。
塩麹+ミニトマト

塩麹とミニトマトは、ソース代わりになります。
塩麹のおすすめ まとめ
以上、塩麹のおすすめランキングでした。
今回のテストでは、めんつゆとの相性もチェックしてみました。その中でベストバイに選ばれたのは、ひかり味噌「生塩こうじ 麹の花 580g」です。
旨みが強くめんつゆとよく合うひかり味噌

ひかり味噌
生塩こうじ 麹の花
めんつゆに足すと旨みが増したひかり味噌「生塩こうじ 麹の花 580g」。麹の香りが立っていて、ややフルーティーさも感じます。みそっぽいコクもあり、美味しいです。
千年こうじや「塩こうじ スパウトパック」や伊勢惣「塩麹」も麹のよさが味わえます。
塩麹が気になっていた人は、ぜひ本ランキングを参考に、お気に入りを見つけてみてくださいね。
塩麹の売れ筋ランキングもチェック!
塩麹のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
焼いた肉や魚にかけて召し上がれ。お好みで薬味を加えてもOK。