ランキング発表の前にプロが教える
「和だし」のきほんの「き」

ランキングを発表する前に、「和だし」の基本について少々ご紹介します。

日本料理に使われる代表的なだしの素材は、

かつお節・いりこ・昆布・乾しいたけ

の4つです。うま味成分で分けると、かつお節やいりこなどの「イノシン酸」、乾しいたけなどの「グアニル酸」、昆布などの「グルタミン酸」の3つに分けることができます。このうち、「イノシン酸」と「グアニル酸」は核酸系、「グルタミン酸」はアミノ酸系となり、うま味物質は単独で使うよりもアミノ酸系と核酸系を組み合わせることで飛躍的に強くなります。

このように、日本料理の素材のうま味をサポートする「だし」は、料理のキホンとなります。しかし、かつお節を削ったり、乾しいたけを一晩かけて戻すなんて手間を毎回かけてはいられません。それに、原料も味も種類がありすぎて自分好みのだしを見つけるのも至難のワザです。そこで、登場したのが忙しい女性の味方となるだし商品です。

このだし商品ですが、大きく3種類に分けられます。

ひとつ目は「天然だし商品」で、これはかつお節や昆布などのだし原料だけが入っているものです。専門家はもちろんこれをオススメしますが、調味料に慣れた舌には薄く感じるので、美味しく思うかは食生活によります。また、天然ゆえに、味や香りは素材そのものの質にも大きく左右されるので、天然なら良いというものでもありません。

ふたつ目は「添加物入りのだし商品」です。これはパック商品にも顆粒商品にもあるタイプで、だし原料のほかに食塩・砂糖・アミノ酸などを加えて、味を整えてあるものです。添加物の量や内容に問題がなければ、手軽にしっかりした味のだしが取れるので、一番使いやすいでしょう。

3つ目は「だし調味料商品」です。つまり、「だしを感じられる調味料」であり、原材料名の先頭がだし原料ではなく食塩など調味料の記載となります。原材料名は基本的に含有量の多いものから記載されています。

これらの3種類のだし商品はすべて同じ「だし」コーナーに混在しています。その種類もかなり豊富で、どれを購入したらいいのか悩みどころです。

今回は、お湯に溶かすだけでだし汁として使えるだけでなく、炒め物やあえものなどにも使える便利な「顆粒・粉末だし」製品のランキングを決定しました。

第1位はリケン「素材力だし こんぶだし」
香りが際立ち、味も優しくシンプル

顆粒だしの中でトップの得点だったのは、リケンの「素材力だし こんぶだし」です。塩分無添加で風味だけなので、だしの素としては優秀です。昆布の香りも感じられ、優しい味の煮物や湯豆腐に最適です。

理研ビタミン
素材力だし こんぶだし
実勢価格:268円/5g×7袋

4人前のお吸い物分:約30円
原材料名:風味原料(昆布エキス、昆布粉末)、デキストリン、糖類(麦芽糖、砂糖)、酵母エキス、でん粉、米油
おすすめ料理:湯豆腐・みそ汁・煮物・炒め物・スープ
※ Amazonのリンク先は35g×10袋入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。だし調味料のなかでは、香りが引き立っています。

  • 味: 19.5点
  • 香り: 18点
  • 成分: 11点
  • 使用感: 6.5点
  • コスパ: 8点
  • 総合点: 63点

第2位はリケン「素材力だし いりこだし」
同社のこんぶだしに次ぐ高評価!

総合点で第2位となったのは、リケン化学調味料無添加シリーズの「いりこ」版です。長崎のいりこ粉末を使用しており、他の2種に比べて溶け残る感じがありますが、香りは引き立っています。

理研ビタミン:素材力だし いりこだし:調味料

理研ビタミン
素材力だし いりこだし
実勢価格:204円/5g×7袋

4人前のお吸い物分:約29円
原材料名:風味原料(いりこ粉末、かつおエキス、いりこエキス、昆布、椎茸エキス)、デキストリン、糖類(麦芽糖、砂糖)、酵母エキス
おすすめ料理:みそ汁・うどん
※ 楽天のリンク先は35g×10袋入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。だしの素としては優秀で、コクのあるみそ汁に最適です。

  • 味: 19.5点
  • 香り: 15点
  • 成分: 11点
  • 使用感: 6点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 60.5点

第3位はリケン「素材力だし 本かつおだし」
化学調味料・食塩無添加がウリ

第3位となったのは、またもリケンの「素材力だし 本かつおだし」です。添加物・調味料が控えめで、塩分をまったく感じず、風味だけなのでだしの素として優秀です。エキス類が主なので、料理の仕上げに入れた方が香りが残ります。

理研ビタミン:素材力だし:本かつおだし:調味料:和だし:出汁

理研ビタミン
素材力だし 本かつおだし
実勢価格:213円/5g×7袋

4人前のお吸い物分:約30円
原材料名:風味原料 (かつお節エキス、かつお節、かつおエキス、昆布、椎茸エキス)、デキストリン、酵母エキス、麦芽糖
おすすめ料理:お吸物・煮物・みそ汁
※ Amazonのリンク先は70g×5袋入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。素材の味も酵母エキスのうま味の力も強いです。

  • 味: 18点
  • 香り: 13.5点
  • 成分: 11点
  • 使用感: 6.5点
  • コスパ: 8点
  • 総合点: 57点

4位: 第4位は富澤商店「鰹だし」
鰹だしですがなぜか昆布・椎茸も配合

第4位となったのは、富澤商店の「鰹だし」です。うま味成分の追加は酵母エキスだけで、調味料は控えめです。カツオだしという割に昆布やしいたけも入っており、「カツオは感じるがカツオだしっぽくない」という印象です。

富澤商店:鰹だし:調味料:和だし:出汁

富澤商店
鰹だし
実勢価格:518円/5g×12袋

4人前のお吸い物分:約43円
原材料名:風味原料(かつお節、宗田かつお節、昆布、しいたけ)、食塩、てんさい糖、酵母エキス、馬鈴薯でんぷん
おすすめ料理:煮物・みそ汁・炒め物

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。カツオで売るならしいたけを除いてほしかったという意見も……。

  • 味: 13.5点
  • 香り: 13.5点
  • 成分: 10点
  • 使用感: 6点
  • コスパ: 8点
  • 総合点: 51点

4位: 同じく第4位は富澤商店「昆布だし」
甘みは強いが、シンプルでおいしい

第4位は同点で3商品あります。2商品目は同じく富澤商店の「昆布だし」です。昆布メインですが、その他の風味原料も使用しています。昆布だしは本来うま味の増強のみで、風味や味が付くものではありませんが、調味料によって少し甘めに仕上がっています。

富澤商店:昆布だし:調味料

富澤商店
昆布だし
実勢価格:540円/5g×12袋

4人前のお吸い物分:約45円
原材料名:風味原料(昆布、かつお節、宗田かつお節、昆布エキス、かつおエキス)、食塩、てんさい糖、酵母エキス、ビデキストリン、ビール酵母、馬鈴薯でんぷん
おすすめ料理:湯豆腐・みそ汁・煮物・炒め物
※こちらの商品は現在在庫切れとなっております

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。昆布だけだと風味が弱いので調味料で調整しています。

  • 味: 13.5点
  • 香り: 13.5点
  • 成分: 10点
  • 使用感: 6点
  • コスパ: 8点
  • 総合点: 51点

4位: 同じく第4位は「おかべやの鰹だし」
調味料・添加物が控えめで成分は優秀です

第4位同点の3商品目は「おかべやの鰹だし」です。富澤商店の「鰹だし」とまったく同じ原材料でパッケージの雰囲気も似ています。じつは中身は同じもので、こちらが本家となります。合わせだしのようなカツオだしです。

おかべや:おかべやの鰹だし:調味料

おかべや
おかべやの鰹だし
実勢価格:597円/5g×12袋

4人前のお吸い物分:約57円
原材料名:風味原料(かつお節、宗田かつお節、昆布、しいたけ)、食塩、てんさい糖、酵母エキス、馬鈴薯でんぷん
おすすめ料理:煮物・みそ汁・炒め物
※ 楽天のリンク先は60g×2袋入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。調味料は控えめですっきり

時短料理にオススメです。

  • 味: 13.5点
  • 香り: 13.5点
  • 成分: 10点
  • 使用感: 6点
  • コスパ: 8点
  • 総合点: 51点

7位: 第7位はヤマキ「焼きあごだし」
舌に味が残る感じが拭えず……

第7位は、ヤマキの「焼きあごだし」です。かすかに魚の風味が効き、調理しやすいですが、舌に合成っぽい味が残るのが△です。甘さが強いので、いつもとちょっと違う風味に仕上げたい場合などにはいいでしょう。

ヤマキ:焼きあごだし:調味料

ヤマキ
焼きあごだし
実勢価格:138円/4g×10袋

4人前のお吸い物分:約14円
原材料名:調味料(アミノ酸等)、食塩、ぶどう糖、風味原料(とびうお粉末)、酵母エキス、たん白加水分解物
おすすめ料理:みそ汁・煮物
※ Amazonのリンク先は(4g×20P)×5個入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。本物の焼きあごだしを知ると、やはり物足りない感はあります。

  • 味: 12点
  • 香り: 15点
  • 成分: 8点
  • 使用感: 6.5点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 50.5点

7位: 同じく第7位はアリストAC「和風だし」
1袋3gのパッケージは一人暮らし向き

同じく第7位は、アリストACの「和風だし」です。厳選した3種の鰹節、北海道羅臼産昆布、九州産椎茸・四国伯方島で製造される「焼き塩」を使用しています。イメージとしては海の味ですが、これといった特徴はナシです。

アリスト:和風だし:調味料

アリスト
和風だし
実勢価格:399円/3g×12袋

4人前のお吸い物分:約67円
原材料名:風味原料(かつお節、宗田節、昆布、椎茸)、食塩、てんさい糖、酵母エキス
おすすめ料理:日本料理全般

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。1回の量が少ないので 、 大人数だとコスパは悪くなってしまいます。

  • 味: 12点
  • 香り: 15点
  • 成分: 8点
  • 使用感: 6.5点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 50.5点

9位: 第9位は「全部食べるだしパウダー」
溶かしても味が少し粉っぽい

第9位は、こだわりもん工房の「全部食べるだしパウダー」です。焼酎や魚醤など、いろいろな風味原料を使っていますが、入れ過ぎでまとまらない印象です。サカナの香りやだしの味はしっかり感じるものの、舌に粉っぽさが残ります。

こだわりもん工房:全部食べるだしパウダー:調味料

こだわりもん工房
全部食べるだしパウダー
実勢価格:461円/5g×10袋

4人前のお吸い物分:約46円
原材料名:風味原料(かつお節粉末、さば節粉末、アジ粉末、昆布粉末、しいたけ粉末、煮干し粉末、根昆布粉末、焼きあご粉末)、食塩、砂糖、酵母エキス、発酵調味液(魚しょう、焼酎、穀物発酵液)、しょうゆ
おすすめ料理:みそ汁・煮物・炒め物・スープ

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。いろいろな素材が入りすぎで 、 逆に使いづらい感があります。

  • 味: 12点
  • 香り: 13.5点
  • 成分: 10点
  • 使用感: 5.5点
  • コスパ: 8点
  • 総合点: 49点

10位: 第10位はシマヤ「焼きあごだし」
魚の干物のような香りが印象的です

第10位は、シマヤの「焼きあごだし」です。原材料の並びを見てわかるように、非常に調味料感が強いです。味が甘く濃厚なので、補助的に醤油やみりんを加えればうどん汁のでき上がりです。

シマヤ:焼きあごだし:調味料

シマヤ
焼きあごだし
実勢価格:142円/8g×7袋

4人前のお吸い物分:約20円
原材料名:食塩、砂糖、乳糖、粉末醤油、焼とびうお(あご)粉末、たん白加水分解物、あじ煮干し粉末、酵母エキス、でん粉、調味料(アミノ酸等)
おすすめ料理:うどん・寄せ鍋・みそ汁
※ Amazonのリンク先は(8g×7本)×10個入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。原材料が食塩 ・ 砂糖 ・ 醤油と 、 もはや調味料です。

  • 味: 13.5点
  • 香り: 12点
  • 成分: 8点
  • 使用感: 6点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 48.5点

11位: 第11位はシマヤ「こんぶだしの素」
昆布の主張が強いので料理が限られます

第11位は、シマヤの「こんぶだしの素」です。昆布の主張と塩分が強すぎて、薄味に慣れている人にはかなりキツイでしょう。逆に濃い味好きは、具を入れてそのままスープにしてもOKです。

シマヤ:こんぶだしの素:調味料

シマヤ
こんぶだしの素
実勢価格:127円/8g×7袋

4人前のお吸い物分:約5円
原材料名:調味料(アミノ酸等)、食塩、糖類(ぶどう糖、砂糖)、風味原料(こんぶ粉末、こんぶエキス)、デキストリン
おすすめ料理:湯豆腐・煮物・炒め物

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。海藻の香りが強く、個性が強いので料理を選びます。

  • 味: 9点
  • 香り: 12点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 5点
  • コスパ: 10点
  • 総合点: 42点

12位: 第12位はシマヤ「だしの素(粉末)」
味が整えられた使いやすいだし調味料です

第12位は2商品が同点でした。1商品目は、シマヤの「だしの素(粉末)」です。甘味が強く、味付けが濃厚です。人が感じるうま味成分のみを人工的に追求したつくりですが、香りもしっかり際立ちます。粉末のため溶け残らないのは◎です。

シマヤ:だしの素(粉末):調味料

シマヤ
だしの素(粉末)
実勢価格:386円/10g×24袋

4人前のお吸い物分:約6円
原材料名:ぶどう糖、調味料(アミノ酸等)、食塩、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス
おすすめ料理:みそ汁・煮物・炒め物・スープ
※ Amazonのリンク先は10g×40袋入の商品ページになります
※ 楽天のリンク先は10g×20袋入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。使い慣れたら分量以上に入れてしまう中毒性があります。

  • 味: 9点
  • 香り: 9点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 5点
  • コスパ: 10点
  • 総合点: 39点

12位: 同じく第12位は「トップバリュ かつお節の風味豊か和風だし」
コスパはいいですが、肝心の味と香りが△です

第12位の2商品目は、イオンの「トップバリュ かつお節の風味豊か和風だし」です。同じイオンの天然だしパックとはうって変わって、開き直ったように調味料で調整した一品です。コスパがいい以外、おすすめする要素は特にありません。

イオントップバリュ:トップバリュ かつお節の風味豊か和風だし:調味料

イオントップバリュ
トップバリュ かつお節の風味豊か和風だし
実勢価格:248円/8g×24袋

4人前のお吸い物分:約5円
原材料名:調味料(アミノ酸等)、食塩、ぶどう糖、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス、こんぶ粉末)、たん白加水分解物、酵母エキス
おすすめ料理:みそ汁・煮物・炒め物

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。調味料が強く、味付けが濃厚な印象です。

  • 味: 9点
  • 香り: 9点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 5点
  • コスパ: 10点
  • 総合点: 39点

14位: 第14位は超定番味の素「ほんだし」
和だしというよりは風味調味料です

第14位は4つの商品が同点となっております。1商品目は、味の素の「ほんだし」です。顆粒の中で一番メジャーのため、食べ慣れた味で使いやすい人も多いでしょう。香りのもとが少なくエキス類ばかりなので、料理の仕上げに加えた方が風味が保てます。

味の素:ほんだし:調味料

味の素
ほんだし
実勢価格:214円/8g×7袋

4人前のお吸い物分:約15円
原材料名:食塩、砂糖類(砂糖、乳糖)、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、小麦たん白発酵調味料、酵母エキス発酵調味料、調味料(アミノ酸等)
おすすめ料理:煮物・みそ汁・炒め物
※Amazonはパントリー商品のページへ移動します

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。整った味ではあります。

  • 味: 9点
  • 香り: 9点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 5.5点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 38.5点

14位: 同じく第14位は味の素「ほんだし いりこだし」
食塩・砂糖の明記が先頭にきているだし調味料

第14位の2商品目は、同じく味の素の「ほんだし いりこだし」です。「国産のいわしを水揚げ後3時間以内に煮て、乾燥させたいりこ粉末を使用」との謳い文句ですが、いりこ感はあまり感じられず……。仕上げの風味付け向きです。

味の素:ほんだし いりこだし:調味料

味の素
ほんだし いりこだし
実勢価格:183円/8g×7袋

4人前のお吸い物分:約13円
原材料名:食塩、砂糖類(砂糖、乳糖)、風味原料(煮干いわし粉末、煮干いわしエキス)、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)
おすすめ料理:みそ汁・煮物・炒め物
※Amazonはパントリー商品のページへ移動します

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。本物のいりこだしを知ると、やはり物足りないです。

  • 味: 9点
  • 香り: 9点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 5.5点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 38.5点

14位: 同じく第14位は味の素「ほんだし かつおとこんぶのあわせだし」
いいとこ取りを目指して没個性に……

第14位の3商品目は、またも味の素の「ほんだし かつおとこんぶのあわせだし」です。「あわせ」というだけあり、何の香りか明確にできない印象です。これといった特徴はなく、うま味が強いので、どんな料理にしようとしても同じような味になってしまいがちです。

味の素:ほんだし:かつおとこんぶのあわせだし:調味料

味の素
ほんだし かつおとこんぶのあわせだし
実勢価格:194円/8g×7袋

4人前のお吸い物分:約14円
原材料名:食塩、砂糖類(砂糖、乳糖)、風味原料(かつおぶし粉末、こんぶエキス)、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)
おすすめ料理:みそ汁・煮物・炊き込みご飯
※Amazonはパントリー商品のページへ移動します

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。外食で食べ慣れた味なので、ある意味安心して使えます。

  • 味: 9点
  • 香り: 9点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 5.5点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 38.5点

14位: 同じく第14位は味の素「ほんだし こんぶだし」
調味料の力が強く、昆布の風味は弱いです

第14位の最後の商品は、これまた味の素の「ほんだし こんぶだし」です。こんぶだしという割にイノシン酸やコハク酸を使用しており、どちらかというと合わせだしの印象です。ほかの味の素顆粒だしに比べると塩気を強く感じます。

味の素:ほんだし:こんぶだし:調味料

味の素
ほんだし こんぶだし
実勢価格:174円/8g×7袋

4人前のお吸い物分:約12円
原材料名:食塩、砂糖、風味原料(こんぶ粉末、こんぶエキス)・グルタミン酸Na、塩化K、マンニット、イノシン酸Na、グアニル酸Na、コハク酸Na
おすすめ料理:湯豆腐・みそ汁・煮物・炒め物
※Amazonはパントリー商品のページへ移動します

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。料理の隠し味としてうま味を加える役ならよし!

  • 味: 9点
  • 香り: 9点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 5.5点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 38.5点

18位: 第18位はマルエツ/ヤマキ「だしの素」
甘く濃厚に作られた味で、香りも人工的です

第18位は、マルエツ/ヤマキの「だしの素」です。マルエツPBの天然素材を追求したパックだしとはコンセプトが逆で、大衆的な味を出すための調味料のようです。50gの大袋なので、保存中は湿気に気をつけましょう。

マルエツ:ヤマキ:だしの素:調味料

マルエツ/ヤマキ
だしの素
実勢価格:204円/50g×3袋

4人前のお吸い物分:約5円
原材料名:調味料(アミノ酸等)、食塩、ぶどう糖、風味原料(かつおぶし粉末、こんぶ粉末)、たん白加水分解物
おすすめ料理:日本料理全般

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。大衆的な味ですが、本来のだし汁ではありません。

  • 味: 7.5点
  • 香り: 7.5点
  • 成分: 7点
  • 使用感: 5点
  • コスパ: 10点
  • 総合点: 37点

19位: 第19位はヤマキ「だしの素(粉末)」
カツオの味はするが、合成感が強い

第19位は、ヤマキの「だしの素(粉末)」です。甘さ、味の濃さが引き立っていて、だしというより調味料です。カツオの味をしっかり感じられるのは◎です。安価で何にでも使用できますが、どれも同じ味に仕上がります。

ヤマキ:だしの素:調味料:和だし:出汁

ヤマキ
だしの素(粉末)
実勢価格:513円/4g×57袋

4人前のお吸い物分:約9円
原材料名:ぶどう糖、食塩、調味料(アミノ酸等)、風味原料(かつおぶし粉末、そうだかつおぶし粉末、乾しいたけ粉末、こんぶ粉末)、たん白加水分解物
おすすめ料理:みそ汁・煮物・炒め物
※ 楽天のリンク先は4g×54袋入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。塩味が濃く、うま味成分が人工的です。

  • 味: 6点
  • 香り: 9点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 5点
  • コスパ: 9点
  • 総合点: 35点

20位: 第20位は西友「みなさまのお墨付き スティックだしの素」
味も香りも合成っぽさが強いです

今回の顆粒だし20製品のうち、残念ながら最下位となったのは、西友の「みなさまのお墨付き スティックだしの素」です。鹿児島県枕崎産のかつお節を使用していますが、原材料名の先頭は糖類と食塩です。味も香りも「カツオってこうでしょ」と作った感じがします。

西友(SEIYU):みなさまのお墨付き:スティックだしの素:調味料

西友(SEIYU)
みなさまのお墨付き スティックだしの素
実勢価格:102円/6g×10袋

4人前のお吸い物分:約77円
原材料名:糖類(乳糖、ぶどう糖)、調味料(アミノ酸等)、食塩、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、デキストリン
おすすめ料理:みそ汁・煮物・炒め物・スープ
※リンク先は8g×7袋入の商品ページになります

こちらが中身の顆粒です。

こちらが実際の煮汁です。甘くて香りもやや人工的な印象を受けます。

  • 味: 9点
  • 香り: 6点
  • 成分: 6点
  • 使用感: 4点
  • コスパ: 7点
  • 総合点: 32点

今回のランキングは
以下の通り決定しました

今回のランキング作成にあたり、辻調理師専門学校で日本料理研究室教授として20年間勤務。日本料理全般を教える教室「食彩わたぬき」を主宰している渡貫卓也さんと、「だし」で生活を豊かにと2010年に設立された、だしソムリエ協会スタッフの2名にご協力頂きました。

検証時にはさらに、編集部員と主婦を加え、実際にだしを作って試食しています。なお、だしの分量・ゆで時間はパッケージ推奨で行い、「中火3~5分」などの場合は最大値の5分、「300~400mlの水」などの場合は最小値の300mlで検証してます。

味(30点満点)…美味しさや調味料の強さなど
いくら安くても不味いものは買いたくないものです。やはり食品で一番大きい要素はこの「美味しさ」項目でしょう。

香り(30点満点)…味とともにだしの重要要素
自分で煮出すパックだしは火加減や煮込み時間で香りが変わるので、今回はメーカーの推奨方法に沿って検証しました。

成分(30点満点)…調味料・添加物の有無など
パッケージ裏の「名称」をみると「だしパック」「風味調味料」など種類が分かれています。添加物の有無・量などをチェックしています。

使用感(10点満点)…調理時の使いやすさ
パックだしに湿気は大敵です。パッケージの密閉度やサイズなどで使い勝手を判定しています。

コスパ(10点満点)……4人分のお吸い物量で計算
4人分のだしが10円以下なら10点、30円以下で9点……300円以上で1点と10段階に分けて評価しています。


360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。