ノンアルコールビール戦国時代!
2009年にキリンから「飲酒運転防止」を目的として発売されたのをきっかけに、現在は国内大手メーカーから海外メーカーまで、さまざまな種類が発売されているノンアルコールビール。健康志向の高まりや味の改良にともない、消費量は年々増加しています。具体的にどのような種類があるのかチェックしてみましょう!
製造方法の違い
ノンアルコールビールには、2種類の製造方法があります。ひとつは、ビール製造後に、アルコールだけを抜くというもの。ビール大国のドイツをはじめとする、海外産のノンアルコールビールに多い製法です。よりビールに近い風味を楽しめますが、少量のアルコールが含まれている場合も。もうひとつは、発酵せずに麦芽エキスや香料などを調合することでビールの風味を再現しているもの。国内産のノンアルコールビールは、ほとんどがこちらの方法で製造されています。
国内メーカーはもちろん海外のメーカーまで
アサヒ、キリン、サントリーなどの大手ビールメーカーもちろん、Amazonや楽天市場のECサイトなどでは、ビールの本場・ドイツをはじめとする海外メーカーの多数のノンアルコールビール商品も手軽に購入が可能。日本のビールとは異なる味わいが楽しめますよ。
健康面への配慮も
低カロリーのものや、プリン体や糖質を抑えた商品が多いのが、ノンアルコールビールの魅力のひとつ。中には、消費者庁の許可が必要な「特定保健商品(トクホ)」に指定されているものや、事業者の責任のもと機能性を表示した「機能性表示食品」表記のものもあります。
ノンアルコールビールの選び方のポイント
ポイント1:味で選ぶ
メーカーによって異なる原料や製法を用いている場合があるため、お気に入りのビールメーカーがあるという方は、同じメーカーの製品を選ぶのもひとつの目安になります。よりビールに近い味わいを求める方には、通常のビールと同じ製法で作られている、海外産のものがおすすめです。
ポイント2:カロリーや添加物で選ぶ
ノンアルコールビールはカロリーや糖質、プリン体がカットされた商品や無添加のもの、逆に添加物を複数使用しているものなどさまざま。また、添加物の種類によっては味わいに差が出ることも。添加物特有の風味が苦手だという方は、「添加物ゼロ」や「甘味料不使用」などの記載のあるものを選ぶと失敗が少ないでしょう。
ポイント3:「機能性表示食品」かどうかで選ぶ
健康面が気になる方は、「特定保健商品(トクホ)」や「機能性表示食品」の表記の有無をチェックしてみてください。脂肪の吸収を抑えるもの、内臓脂肪を減らすもの、食後の中世脂肪の上昇をおだやかにするものなど、健康への働きを期待する方にもうれしい商品がありますよ。
ノンアルコールビールのチェック方法は?
今回は、さまざまなメディアで食品や家電、生活雑貨などの商品レビューをしてきた編集者が、Amazonや楽天市場などで人気を集めるノンアルコールビール15製品をチョイス。それぞれの味わいやカロリー、原料などをチェックし、ランキングを付けました。
評価項目1:味わい、飲みやすさ[配点:50点]
購入商品をすべて試飲して、ビールに近いか、コクがあるかなどをチェックしました。
評価項目2: カロリー[配点:30点]
カロリーの低いものや機能性表示のあるものは高評価、特筆した機能性がないものは低評価としました。
評価項目3: 使用している原料[配点:10点]
麦芽やホップを使用しているものは高評価、添加物を使用しているものは低評価としました。
評価項目4:パッケージのデザイン[配点:10点]
個性が出ているか、高級感を感じられるかなど、デザイン性を評価しました。
それでは、以上を踏まえてランキングを見ていきましょう!
エルディンガー「エルディンガー アルコールフリー」
エルディンガー
エルディンガー アルコールフリー
実勢価格:1,720円(6本入り)
アルコール度数:0.39%
カロリー:24kcal(100ml当たり)
内容量:330ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
83/100 | 47/50 | 20/30 | 9/10 | 7/10 |
1位は、エルディンガー「エルディンガー アルコールフリー」。
ドイツのバイエルン地方で1886年に創業し、現在は世界トップクラスの規模を誇るドイツの老舗ブランドエルディンガーが製造したノンアルコールビール。エルディンガーは、小麦を使用した白ビールを特徴とするブランドです。良質な酵母を使用し、シャンパンに似た製法である、瓶内二次発酵製法というドイツの伝統的な製法で作られた商品。
青を基調とした高級感のあるパッケージの瓶ビールタイプ。ノンアルコールビールだと言われなければ気が付かないほど、パッケージからもビール感を楽しめます。国産メーカーは缶タイプが一般的なため、特別感がありますよね。
カロリーは約24kcal(100ml当たり)。通常のビールが約140kcal(100ml当たり)なので、比較すると約5分の1ほどに抑えられます。
原材料には小麦麦芽、大麦麦芽、ホップ、酵母が使用されています。ビールと同じ原材料、製法で作られているため、限りなくビールに近いおいしさを楽しめます。
大麦の香ばしい香りを感じ、苦みは控えめ。小麦のフルーティーな風味も楽しめるので、ビールが苦手な方でもおいしく飲めます。ビールならではのコクやのど越しのよさを楽しめつつも、後味はスッキリ。そして、なんと言っても特筆すべきは泡持ちのよさ!クリーミーな口当たりの泡が、まろやかな味わいを演出してくれます。
PANAVAC(パナバック)「ヴェリタスブロイ ピュアアンドフリー」
PANAVAC(パナバック)
ヴェリタスブロイ ピュアアンドフリー
実勢価格:1,980円(24本入り)
アルコール度数:0.00%
カロリー:11kcal(100ml当たり)
内容量:330ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
81/100 | 42/50 | 24/30 | 10/10 | 5/10 |
2位は、PANAVAC(パナバック)「ヴェリタスブロイ ピュアアンドフリー」。
海外産ながらもさっぱりとした味わいで、日本のビールのようなキレが楽しめます。ビールの本場・ドイツにて制定された、定められた原料のみを使用する「ビール純粋令」を厳格に守って作られた、創業約400年の老舗ブルワリーとの共同開発商品。添加物は一切使用されていないので、安心感があります。
パッケージは、白と金を基調とした高級感のあるデザインです。
カロリーは、11kcal(100ml当たり)。今回選んだ、ビールからアルコールを除いた製法を用いた脱アルコールビールの中で最も低いカロリーの商品です。1缶飲んでもみかん1個分(約34kcal)とほぼ同じ摂取カロリーです。
原材料は麦芽、ホップ、酵母、水のみとシンプル。原料由来の天然の栄養素である、ビタミンやミネラル、アミノ酸といった健康機能性栄養素が豊富に入っています。無添加で安心感があるのもうれしいポイント。
大麦特有の芋っぽい香りが口の中に広がります。甘さはなく、キレと苦みを感じるクセのないスッキリとした後味。爽快感のあるさっぱりとした軽い飲み心地で、ビールの風味を堪能できます。
辛口で爽快感があり、暑い日にグイッと飲みたくなる味わいでした。
キリン「零ICHI(ゼロイチ) 」
キリン
零ICHI(ゼロイチ)
実勢価格:2,570円(24本)
零ICHI(ゼロイチ)
カロリー:9kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
77/100 | 40/50 | 25/30 | 6/10 | 6/10 |
3位は、キリン「零ICHI(ゼロイチ)」。
麦の旨みを引き出した、上品な味わいが魅力の商品。ビール作りにおける麦汁ろ過過程において、最初に出る一番搾り麦汁のみを使用する「一番搾り®製法」というキリンビール独自の製法を用いて作られています。麦のおいしさを丁寧に引き出すことで、コクやスッキリとした味わいを堪能できる、ビールに近い味わいを楽しめます。
お馴染みのキリン「一番搾り」を彷彿とさせるデザインで、「零ICHI」という製品名が中央に大きくあしらわれています。
カロリーは、約9kcal(100ml当たり)。同じくキリンから発売されているアルコールが含まれた「一番搾り」のカロリーは、約40kcal(100ml当たり)なので、約4分の1以下と低め。「一番搾り」の代用品として、休肝日や、運転をする日などにはぴったりの商品です。
原料は、麦芽(外国製造)、水あめ、食物繊維、米発酵エキス、ホップ。原材料比率を見直し、スッキリとした味わいを実現しているのだそう。甘味料や着色料は不使用ですが、香料や酸味料をはじめ、数種類の添加物が使用されています。
国産ビールの麦芽とホップの風味を感じる味わいながらも、後味はスッキリ。泡持ちがよく、クリーミーな口当たりが楽しめます。雑味やクセが少ないため、さまざまな料理と相性がよさそう。ビールの再現度が高く、日本のビールを飲み慣れた方にはぴったりの仕上がりでした。
スーパーやコンビニで発売されており、手軽に手に取れるのも魅力の商品。本物のビールのような麦芽とホップの風味を楽しめる、違和感のない飲み心地でした。
4位:ビッドブルガー「Bitburger-drive(ビットブルガードライブ)」
ビッドブルガー
Bitburger-drive(ビットブルガードライブ)
実勢価格:2,314円(6本)
アルコール度数:0.0%
カロリー:22kcal(100ml当たり)
内容量:330ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
70/100 | 38/50 | 15/30 | 10/10 | 7/10 |
4位は、ビッドブルガーが製造した「Bitburger-drive(ビットブルガードライブ)」。
ビッドブルガーは1817年に創業して以来、「ビール純粋令」と呼ばれる原料が定められた厳格な法律に即した製法で作られています。一度ビールとして作った後、アルコール分だけを取り除くという製造方法を採用。海外メーカーでは珍しい、アルコール度数0.0%のノンアルコールビールです。
アルコール感のあるおしゃれなパッケージで、見た目からもビール感を楽しめます。
カロリーは22kcal(100ml当たり)と低めですが、炭水化物が5.1g(100ml当たり)と高め。一般的なビールの炭水化物は約3g(100ml当たり)なので、糖質を気にしている方は避けたほうがいいかもしれません。
原材料は、麦芽とホップのみとシンプル。必要な成分のみを使用しているところにこだわりを感じます。一度ピルスナービールに仕上げたものからアルコール分だけを取り除く、脱アルコール製法を用いています。
麦芽の風味をしっかりと感じる、芳醇な香りが特徴的。軽快な味わいながらも苦みやコクを楽しめる、ビールらしさを楽しめる仕上がり。添加物不使用のため、添加物特有の風味が苦手な方にぴったりのノンアルコールビールです。
後を引くホップの苦みがクセになります……!鼻へ抜ける香ばしい香りもあり、麦芽のリッチな味わいが楽しめますよ。
5位:ブローリー「プレミアムラガー」
ブローリー
プレミアムラガー
実勢価格:2,491円(24本入り)
アルコール度数:0.9%
カロリー:15kcal(100ml当たり)
内容量:355ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
67/100 | 35/50 | 18/30 | 8/10 | 6/10 |
5位は、ブローリー「プレミアムラガー」。
アルコール分0.9%のローアルコールビール。ビールと同様の工程で作られる中で、アルコール度数が上がらないよう、途中で発酵を止めるという手法を用いているため、風味を損なうことなく本格的な味わいを楽しめます。
金色のパッケージが目を引くデザインです。
100ml当たり15kcalと低カロリー。さらに、旨みの成分であり、痛風の原因のひとつと言われているプリン体も、1mg未満(100ml当たり)と低めに抑えられています。健康に配慮しながらも本格的な味わいが楽しめる、健康志向の方にもおすすめの商品です。
原料は、厳選されたオーストリア産の麦芽とホップに加え、ロースト大麦やしょ糖、炭酸を使用しています。上質な原料とオーストリアの天然水を使うことで、ビール本来の味わいを引き出した、贅沢な味わいが楽しめます。
苦みと甘みのバランスが絶妙で、厳選された麦芽ならではの豊かな風味を楽しめます。微量に含まれたアルコールのコクや深みも感じられ、ノンアルコールビールに物足りなさを感じている方や、お酒が弱い方にもおすすめ。
微量のアルコールによってビール感が増しています。厚みのある味わいで、一缶の満足度が高いのもうれしいポイント。
6位:ラーデベルガー「クラウスターラー」
ラーデベルガー
クラウスターラー
実勢価格:1,980円(8本)
アルコール度数:0.0%
カロリー:26kcal(100ml当たり)
内容量:330ml
※Amazonのリンク先は330ml×24本セットの商品ページになります
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
65/100 | 34/50 | 14/30 | 10/10 | 7/10 |
6位は、ラーデベルガー「クラウスターラー」。
1979年に、ドイツで最初に商品化されたノンアルコールビール。ワールドビアアワードやワールドビアカップといった世界規模の審査会のノンアルコール部門で、金賞をはじめとする数々の賞を受賞しています。登場以来絶大な人気を誇り、今や世界50ヵ国以上で愛飲されている、ノンアルコールビールの代名詞とも言える商品です。
パッケージは、白色に緑色が映えていて、思わず手に取りたくなるような洗練されたデザインです。
26kcal(100ml当たり)と低カロリーなだけでなく、脂質が0%と体にやさしいのが◎。表記は0.0%ですが、微量のアルコールが含まれているとのことなので、運転される方や妊娠中の方はご注意ください。
使用されている原料は、大麦麦芽、ホップエキス、炭酸水のみ。独自の製法を用いることで、ビール本来のおいしさを再現しています。余計な添加物を使用していないので、麦芽本来の旨みを堪能できます。
スパイシーなホップの風味を感じる濃厚な味わいで、ガツンとした旨みやキリッとしたコクを楽しめます。酸味はなく、大麦麦芽の芳醇な風味や余韻の苦みが特徴的。味わいがはっきりとしており、ソーセージやサラダなど、幅広い食事と相性がよいです。
世界中で好まれているビールというだけあって、口当たりのよい上品な味わいが口の中に広がりました。少しクセのあるスパイシーな風味は、好みが分かれるかもしれません。
7位:サントリー「オールフリー」
サントリー
オールフリー
実勢価格:2,473円(24本)
アルコール度数:0.00
カロリー:0kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
63/100 | 23/50 | 28/30 | 5/10 | 7/10 |
7位は、サントリー「オールフリー」。
選り麦芽、アロマホップ、天然水を100%使用した、華やかな香りやスッキリとした後味を楽しめる一品。アルコール度数が0.00%なので、ビールの代用品としてだけでなく、ランチやアウトドアといった幅広いシーンで気軽に楽しめます。その人気は国内にとどまらず、世界的にも高い評価を得ています。
パッケージは、白と青を基調とした爽やかなデザイン。糖質、カロリー、プリン体が含まれていないことがひと目でわかるります。
「オールフリー」という商品名の通り、カロリー、糖質、プリン体がすべて0。アルコール度数だけでなく、健康面も気にすることなく、いつでもどこでも手軽に楽しめるのがうれしいですね。
原料は、麦芽(外国製造)、ホップ、香料や酸味料、カラメル色素、苦味量や甘味料など。のど越しのよい原料を使用したり、味のベースとなる麦汁を見直したりと、こだわりが詰まっています。
アロマホップの華やかでフルーティーな風味を堪能できる味わい。上品な香りと甘みを感じ、苦みは控えめ。ビールが苦手な方でもさっぱりと飲みやすい仕上がりです。しかしながら、ホップや苦みがあまり感じられず、ビールらしさという点では評価が下がる結果に。健康志向の方におすすめの商品です。
アロマホップの甘みのある風味が印象的な商品。爽やかな味わいなので、塩気の利いた揚げ物からさっぱりとしたサラダまで、幅広い料理やおつまみと合いそうです。
8位:キリン「グリーンズフリー」
キリン
グリーンズフリー
実勢価格:2799円(24本)
アルコール度数:0.00%
カロリー:7kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
61/100 | 28/50 | 20/30 | 6/10 | 7/10 |
8位は、キリン「グリーンズフリー」。
麦やホップの素材のよさを引き出しつつ、雑味や渋みを抑えた日本初の製法を用いて、すっきりとした清々しい飲み心地を実現しています。キリンのビール作りの技術を結集させたという、キリンならではの味わいが楽しめます。厳選された3種類の異なるホップを絶妙にブレンドすることで、甘味料不使用ながらも爽やかな味わいに。
パッケージは、エメラルドグリーンをキーカラーとした、爽やかで存在感のあるデザイン。
カロリーは7kcalと低め。甘味料不使用のため、自然な甘さを味わえます。
原料は、麦芽(外国製造)、大麦、ホップをはじめ、香料や酸味料、乳化剤を使用。さまざまな添加物を使っている点で、評価が下がりました。
華やかなホップの香りが広がる、フルーティーな風味が楽しめます。苦みや酸味のバランスが絶妙で、スッキリとした爽快感のある後味。雑味やクセが少なく、軽い口当たりでサラッと飲める商品です。
のど越しがありながらも、さっぱりとしていて飲みやすい商品でした。ゴクゴク飲めるので、昼間の気分転換にもぴったり。
9位:日本ビール株式会社「NINJA LAGER(ニンジャラガー)」
日本ビール株式会社
NINJA LAGER(ニンジャラガー)
実勢価格:3,325円(24本)
アルコール度数:0.00%
カロリー:12kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
59/100 | 25/50 | 17/30 | 9/10 | 8/10 |
9位は、日本ビール株式会社「NINJA LAGER(ニンジャラガー)」。
日本初となる、イスラム教を信仰するムスリムの方も楽しめるハラル認証済みのノンアルコールビール。ドイツ産麦芽100%にこだわり、香料や保存料、酸味料などの添加物は使用されていません。自宅で楽しむのはもちろん、海外の方へのお土産としてもぴったり。
パッケージには、忍者のシルエットがあしらわれています。キャッチーなデザインで、お土産として喜ばれそうです。
カロリーは12kcal(100ml当たり)と低く、プリン体も0g(100ml当たり)。ビールの飲み過ぎを気にしている方をはじめ、健康を意識している方でも楽しめる商品です。
原料は、麦芽、ロースト麦芽、ホップ、炭酸とシンプル。香料や甘味料が使用されていないので、ムスリムでない方も安心して飲めますよ。
麦芽特有の焼き芋のような香りが口の中に広がりました。モルトの甘みを感じた後に、ホップの苦みがやってきます。毎日飲んでも飽きの来ないシンプルな味わいで、さまざまな料理に合いそう。ビールの再現度としての評価は下がりましたが、爽やかなのど越しは魅力的です。
デザインのかわいさに目を引かれますね…!原料にこだわって作られているので安心感があり、味わいも本格的な、飲み応え抜群の商品です。
10位:アサヒ「ドライゼロ」
アサヒ
ドライゼロ
実勢価格:2327円(24本)
アルコール度数:0.00%
カロリー:0kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
57/100 | 20/50 | 28/30 | 3/10 | 6/10 |
10位は、アサヒ「ドライゼロ」。
2012年12月に発売以降、ノンアルコールビールテイスト飲料市場において6年連続売上No.1 を達成するなど、国産メーカー商品の中でもとりわけ高い人気を誇っています。麦汁を一切使用せずに、フレーバーなどの調合技術でビールの味わいを再現しています。
パッケージは、アサヒ「スーパードライ」とほぼ同じ。見慣れたデザインは安心感がありますね。
カロリー、糖質はともに0。健康を意識している方におすすめです。
原料はホップや炭酸に加え、香料や酸味料、甘味料など添加物を多く含んでいますが、麦の香りや飲み応え、のど越しなどは良好。甘味料特有の風味が気になる方は、避けた方がいいかもしれません。
キレのよさとドライなのど越しが楽しめる、飲み応えのある一品。味わいは「スーパードライ」を見事に再現していて、さっぱりとした苦みを感じます。泡立ちがよく、なめらかでクリーミーな口当たり。鼻へ抜ける麦のような香ばしい香りがありますが、同時に香料や甘味料特有の風味も感じられました。
甘味料の甘みが残る後味でした。スーパードライほどの辛口感はありませんが、完成度が高く、ビールの代用品としては最適な商品です。
11位:キリン「パーフェクトフリー」
キリン
パーフェクトフリー
実勢価格:3198円(24本)
アルコール度数:0.00%
カロリー:0kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
54/100 | 15/50 | 30/30 | 3/10 | 6/10 |
11位は、キリン「パーフェクトフリー」です。
脂肪の吸収を抑える、糖の吸収をおだやかにするという、2つの機能を持つ「難消化性デキストリン」を配合した、機能性表示食品のノンアルコールビール。脂肪分の多い料理を食べる時や、食後の血糖値の上昇が気になる方におすすめの商品です。
パッケージは、機能性を目立たせたデザイン。健康面への配慮がひと目でわかる、手に取りやすいビジュアルです。
カロリーと糖質がゼロという、健康に配慮された商品です。
原材料はホップ、米発酵エキス、炭酸のほか、難消化性デキストリン、香料、酸味料、カラメル色素、甘味料といった添加物が含まれています。「難消化性デキストリン」の働きにより、脂肪の吸収を抑え、糖の吸収をおだやかにする効果が期待できます。
味わいは、酸味が少なくマイルド。フルーティーな風味やサイダーのようなフレッシュさが楽しめるので、ビールが苦手な方でも飲みやすいはず。さっぱりとした後味でクセがないため、味わいに飽きることなく飲み続けられます。食事と一緒に飲むのがおすすめ。
スッキリとした後味でサラッと飲みやすく、さまざまな料理との相性がよさそうです。
12位:アサヒ「ヘルシースタイル」
アサヒ
ヘルシースタイル
実勢価格:2502円(24本)
アルコール度数:0.00%
カロリー:0kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
53/100 | 14/50 | 30/30 | 3/10 | 6/10 |
12位は、アサヒ「ヘルシースタイル」。
消費者庁から許可が下りた製品だけが表記できる、「特定保健用食品(トクホ)」の指定商品。食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能を持つ「難消化性デキストリン」が含まれています。ビールらしい味わいと健康機能を両立させた、画期的な商品です。
パッケージには、「特定保健用食品(トクホ)」のロゴマークが。機能性を前面に出したデザインです。
食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能だけでなく、カロリーと糖質も0。健康意識の高い方でも安心して楽しめますよ。
原料は、ホップや炭酸に加え、「難消化性デキストリン」や香料、酸化防止剤、安定剤、甘味料などの添加物が含まれています。「難消化性デキストリン」によって脂肪の吸収が抑えられるので、ダイエッターにもおすすめです。
さっぱりとした味わいで炭酸が弱く、軽い口当たり。酸味がほんのり感じられ、すっきりとした後味が広がります。麦感や苦みが控えめなので、ビールが苦手な方でもおいしくいただけるはず。「特定保健用食品(トクホ)」商品ということで、味わいに不安がありましたが、その飲みやすさに驚かされました。
毎日飲んでも罪悪感がないのがうれしいですね。味わいは薄めでクセがないので、脂っこい食事とも相性がよいです。
13位:日本ビール株式会社「龍馬1865」
日本ビール株式会社
龍馬1865
実勢価格:2,575円(24本)
アルコール度数:0.00%
カロリー:12kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
51/100 | 19/50 | 18/30 | 7/10 | 7/10 |
13位は、日本ビール株式会社「龍馬1865」です。
ユーモアのある商品名を冠した、国産のノンアルコールビール。坂本龍馬が初めてビールを飲んだと言われる1865年に由来しているそうです。ドイツ産の麦芽を100%、ホップは2種類使用し、コクのある味わいに仕上げています。
坂本龍馬の肖像画が印象的なパッケージです。
12kcal(100ml)と低カロリーで、日本初のプリン体0、添加物0を実現。国産かつ添加物不使用なので安心感があります。
原料は、麦芽、ロースト麦芽、ホップとシンプル。添加物が入っていないので、麦芽本来のシンプルでパンチの利いた風味を楽しめます。甘味料や香料の独特の風味が苦手な方におすすめ。
ガツンとした苦みや麦の香ばしさを楽しめる味わい。旨み成分のプリン体と添加物が使われていないため、さっぱりとした後味。酸味と甘みは絶妙なバランスですが、苦みが強い点は好みが分かれるでしょう。
焼き芋のような香ばしい風味が印象的でした。苦みがしっかりと感じられ、パンチが利いています。他のノンアルコールビールとはひと味違う、クセのある味わいが楽しめますよ。
14位:キリン「カラダFREE」
キリン
カラダFREE
実勢価格:2836円(24本)
アルコール度数:0.00%
カロリー:0kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
50/100 | 12/50 | 30/30 | 3/10 | 5/10 |
14位は、キリン「カラダFREE」。
キリンが10年以上かけて開発した独自素材の「熟成ホップエキス」が配合されたノンアルコールビール。お腹周りの脂肪を減らす働きがある機能性表示食品で、肥満傾向の方にはぴったりの商品です。「熟成ホップエキス」の技術は国内だけでなく、国際学会でも認められるほど、優れた研究なのだとか。
パッケージは機能性表示食品であること、カロリー、糖質、プリン体が0であることがわかりやすいデザインです。
カロリー、糖質、プリン体が0。身体に負担をかけることなく、安心して飲めます。
原料は、熟成ホップエキス、米発酵エキス、炭酸のほか、香料、カラメル色素、酸味料、甘味料、苦味量などの添加物が含まれています。ビールの原料であるホップを熟成させることで生まれる、「熟成ホップ由来苦味酸」に体脂肪低減効果があります。
フルーティーな風味が口の中に広がり、ノンアルコールビールならではのさっぱり感を堪能できます。サラッとのどを通る軽めの口当たりで、苦みと酸味はほんのりと感じる程度。ビール特有の苦みやホップ感が苦手な方や、機能性を重視したい方におすすめです。
まるでサイダーのような、爽やかな味わいでした。ビールとしての再現度は低めですが、ジュース感覚で飲めるさっぱり感が魅力。
15位:サントリー「からだを想うオールフリー」
サントリー
からだを想うALLFREE
実勢価格:2264円(1本)
アルコール度数:0.00%
カロリー:0kcal(100ml当たり)
内容量:350ml
▼検証結果
総合得点 | 味わい、飲みやすさ | カロリー | 使用している原料 | パッケージデザイン |
48/100 | 10/50 | 30/30 | 3/10 | 5/10 |
15位は、サントリー「からだを想うALLFREE」。
内臓脂肪を減らす機能が報告されている、「ローズヒップ由来ティリロサイド」が含まれた機能性表示食品のノンアルコールビール。同メーカーのノンアルコールビール「オールフリー」と原料・製法は同じで、機能性をプラスした商品です。
健康機能を前面に出した手に取りやすいパッケージデザインです。
カロリー、糖類、プリン体がすべて0という、健康に配慮された商品。健康に気を使っている方や、ビールの飲みすぎを気にしている方にぴったりです。
粒選り麦芽、アロマホップ、天然水を100%使用しているほか、ローズヒップ由来ティリロサイド、酸味料、甘味料などの添加物も含まれています。ローズヒップ由来ティリロサイドは、ローズヒップの果実に含まれる「ティリロサイド」というポリフェノールの一種。
苦みをはっきりと感じる味わいで、甘みは控えめ。コクはあまり感じられず、キレがありスッキリとした爽快感が楽しめます。BMIが高めで内臓脂肪が気になる方や、体を気づかう方にぴったりの商品です。
ツンとする苦みとアロマホップのフルーティーさ、どちらも主張が強く、味わいにまとまりが感じられませんでした……。
ノンアルコールビールの売れ筋ランキングもチェック!
ノンアルコールビールのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
以上、ノンアルコールビールのおすすめランキング15選でした。原料や製法によって、味わいや飲み心地に大きな差が出ることに驚きました。本物のビールのような味わいが楽しめるものから、「特定保健用食品(トクホ)」商品、機能性表示食品まで幅広い商品が展開されているので、その時の気分や健康状態に合わせて選んでみてくださいね。
口の中がいっぱいになるほどの、泡立ちのよさともっちり感に驚きました!クセのないマイルドな味わいで、飲みやすい仕上がりに大満足。ビールの代用品としてだけでなく、喉を潤す飲料として手に取りたくなるほどのおいしさです。