食品雑貨強炭酸ブームの後押しもあり、愛飲家が増えてます

ハイボールブームやダイエット&健康ブームの後押しもあって、この10年で急成長を遂げた炭酸水市場。炭酸ジュースのかわりとして日常的に飲んだり、ウイスキーやチューハイの割材として使う人も多いことから、ますます需要が高まっています。

さらに、コスパの良さとエコの観点から、自宅で手軽に作れる「炭酸水メーカー」も登場。水以外の飲み物にも直接炭酸を加えることができたりと、アレンジも自在です。

強炭酸ブームの後押しもあって、近年ますます愛飲家が増えている炭酸水。そこで今回は人気の炭酸水を10製品チョイスして、炭酸の濃さやミネラル感、味わいや全体のバランスを踏まえたおいしさを、アクアソムリエの鶴田さんに検証していただきました。

食品雑貨炭酸水の種類

炭酸水を選ぶうえで、押さえておきたいのが「炭酸水の種類」です。炭酸水の種類は、大きく分けて以下の4つがあります。

①ナチュラルミネラルウォーター(炭酸ガスを含む)

②ナチュラルミネラルウォーター+炭酸ガス添加

③純水+炭酸ガス(ミネラルなし)

④純水+炭酸ガス+ミネラル添加

外国産の炭酸水によく見られる「ナチュラルミネラルウォーター(炭酸ガスを含む)」をはじめ、ナチュラルミネラルウォーターに炭酸ガスを添加したものにも旨味があります。

天然水などをろ過した「純水」に炭酸ガスやミネラルを添加した炭酸水は苦みが強調されていたり、純水+炭酸ガスは水の味がほぼしなかったりと、製法によって味が大きく異なります。

食品雑貨今回の評価ポイント

今回の検証では、以下の4つのポイントから炭酸水の評価を行いました。

1:炭酸の濃さ※(10点)

あくまで今回は、実際に飲んだ時に感じた炭酸の強さをもとに採点しました。より客観的な指標として、機械を使った炭酸濃度の測定値も記載しています。

2:ミネラル感(20点)

ミネラルの持つ苦味や甘味などが感じられるかを審査。特殊なろ過などによりミネラル分を除去した「純水」の場合、配点はゼロになります。

3:おいしさ(50点)

炭酸の強さとミネラル感のバランスを含む、水そのものの「おいしさ」。口に含んだ時の第一印象や後味、料理との相性などから総合的に評価しました。

4:コスパ(20点)

実勢価格をもとに1本あたりの値段を算出。そのうえで、「その炭酸水のおいしさが、価格にどれだけ見合っているか」を主観的に判断しました。

※炭酸の濃さについて

炭酸の強さは実際に飲んだ際の主観をもとに評価していますが、さらに客観的な指標として別途、専用の炭酸モニターを使った測定も実施。各製品とも3本を無作為に抽出して、CO2(ガスボリューム)圧力を測りました(各製品記載の数値は3本の平均値)。この2つの値が高いほど、炭酸が強いということになります。ちなみに強炭酸を謳うポッカサッポロの「おいしい炭酸ストロング」は、CO2:3.562vol.、圧力:382.0kpasでした。
※検証協力:株式会社アタゴ

それではさっそく、炭酸水のおすすめランキングの発表です!

第1位"超硬水"といえるほどミネラルが豊富!|ポッカサッポロ「ゲロルシュタイナー」

王冠アイコン

ポッカサッポロ
「ゲロルシュタイナー 1L×12本 正規輸入品」

実勢価格:2782円
生産国:ドイツ 1本あたり:231.8円
CO2:2.537 圧力:203kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
86/100 6/10 20/20 46/50 14/20

1位はポッカサッポロの「ゲロルシュタイナー」でした。

ドイツ西部、ゲロルシュタインにあるアイフェル高地由来の水源地から採水。ひと口飲んだ瞬間に感じられるミネラル感の強さと、天然炭酸ガスの程よい強さとが絶妙にマッチしており、バランスの取れた豊かな味わいが楽しめます。

濃いめの洋食によく合い、ソーセージやザワークラウトと一緒に、ビール代わりに飲むのもオツです。

第2位高級レストラン御用達|ネスレウォーターズ「サンペレグリノ」

ネスレウォーターズ
「サンペレグリノ 500ml ×36本[直輸入品]」

実勢価格:2657円
生産国:イタリア 1本あたり:73.8円
CO2:2.061 圧力:148kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
84/100 5/10 17/20 42/50 20/20

2位はネスレウォーターズの「サンペレグリノ」でした。

ミラノ北東にあるサンペレグリノ・テルメで採水された、由緒正しきイタリアの炭酸水。ミネラル豊富で重厚感があり、特に重炭酸塩とサルフェートに由来する繊細かつ複雑な苦味をじっくり味わいたい1本です。

重さが気になる場合は、レモンやライムを添えると軽やかな味わいになります。

第3位ドイツを代表する1本|ロスバッハー「ロスバッハー」

ロスバッハー
「ロスバッハー (発泡)500ml×24本」

実勢価格:3808円
生産国:ドイツ 1本あたり:158.6円
CO2:2.312 圧力:171kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
75/100 6/10 17/20 42/50 10/20

3位はロスバッハーの「ロスバッハー」でした。

採水地はドイツ南西部、フランクフルトのバットビルベル。上位2製品ほど重くなく、カルシウム特有の丸みが強く感じられます。炭酸の濃さは控えめで、味わいのバランスが取れているのも好印象。

ナトリウムも豊富で、運動時の水分・塩分補給に適しています。

【4位】きめ細かな泡立ち|サントリー「ザ・プレミアムソーダ from YAMAZAKI」

サントリー
「ザ・プレミアムソーダ from YAMAZAKI 240ml×24本」

実勢価格:2573円
生産国:日本 1本あたり:107.2円
CO2:3.701 圧力:335kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
72/100 8/10 8/20 36/50 20/20

4位はサントリーの「ザ・プレミアムソーダ from YAMAZAKI」でした。

京都郊外の山崎で採れた水を使っており、軟水ならではの柔らかさに加え、ミネラル感と炭酸のバランスが良いのも特徴です。そのまま飲んでおいしいのはもちろん、お酒の味を邪魔しないので、割り材にも最適。ちょっと贅沢なハイボールを楽しむのにピッタリです。

さらに、コスパが良いのも嬉しいところ。

【5位】炭酸が少し穏やか|ネスレウォーターズ「ペリエ」

ネスレウォーターズ
「ペリエ 500ml×24本」

実勢価格:2278円
生産国:フランス 1本あたり:83.7円
CO2:2.373 圧力:203kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
71/100 5/10 14/20 36/50 16/20

5位はネスレウォーターズの「ペリエ」でした。

魚料理にも合う、さっぱりした味の炭酸水です。バランスは決して悪くないのですが、炭酸感が少し物足りなく感じられました。

【6位】1本あたりのコスパ◎|サンベネデット「ナチュラルスパークリングミネラルウォーター」

サンベネデット
「ナチュラルスパークリングミネラルウォーター 500ml×24本」

実勢価格:1953円
生産国:イタリア 1本あたり:81.3円
CO2:2.245 圧力:166kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
67/100 5/10 11/20 34/50 17/20

6位はサンベネデットの「ナチュラルスパークリングミネラルウォーター」でした。

硬度は硬水と軟水のちょうど真ん中くらいで、硬水が苦手な人でもおいしく飲める炭酸水です。和食にもバッチリ合います!

【7位】1本の価格が破格|ライフドリンクカンパニー「ZAO SODA 強炭酸水」

ライフドリンクカンパニー
「ZAO SODA 強炭酸水 500ml×24本」

実勢価格:1364円
生産国:日本 1本あたり:56.8円
CO2:3.790 圧力:347kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
58/100 8/10 5/20 25/50 20/20

7位はライフドリンクカンパニーの「ZAO SODA 強炭酸水」でした。

クセのない軟水とやや強めの炭酸で、万人受けする無難な1本です。圧倒的なコスパの良さが光ります。

【8位】強めの炭酸で割り材にも◎|ポッカサッポロ「おいしい炭酸水」

ポッカサッポロ
「おいしい炭酸水 500ml×24本」

実勢価格:1780円
生産国:日本 1本あたり:74.1円
CO2:3.928 圧力:347kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
47/100 9/10 0/20 21/50 17/20

8位はポッカサッポロの「おいしい炭酸水」

今回検証した10製品の中で唯一、純水を使用した炭酸水で、炭酸の強さは一番でした。ミネラル感はありませんが、強炭酸らしい爽快なのど越しが楽しめます。

【9位】和食によく合う繊細な泡感|サントリー「山崎の水〈微発砲〉」

サントリー
「山崎の水〈微発砲〉 330ml×24本」

実勢価格:6669円
生産国:日本 1本あたり:277.8円
CO2:2.427 圧力:185kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
46/100 4/10 8/20 29/50 5/20

9位はサントリーの「山崎の水〈微発砲〉」でした。

山崎ならではの深い味わいに、繊細な泡がマッチしており、和食によく合います。しかし、コスパの悪さが響いてこの順位となりました。

【10位】繊細な料理に合う|ハーベス「奥会津金山天然炭酸の水」

ハーベス
「奥会津金山天然炭酸の水 350ml××30本」

実勢価格:4534円
生産国:日本 1本あたり:151.1円
CO2:1.968 圧力:131kPas

合計 炭酸の濃さ ミネラル感 おいしさ コスパ
44/100 3/10 7/20 26/50 8/20

10位はハーベスの「奥会津金山天然炭酸の水」でした。

極めて希少な国産の天然炭酸水で、すっきりとしたやさしい味わいが特徴です。しかし、炭酸の弱さが大きなマイナス要因となりました。

食品雑貨おわりに

以上、炭酸水のおすすめランキングをお届けしました。

検証では、ミネラルを豊富に含んだ欧州産硬水勢の、味わいの奥深さが際立っていました。ナトリウムやカルシウム、サルフェートなどの持つ塩味や甘味、丸みなどが複雑に絡み合い、ひと口に「水」といってもじつに個性豊かでした。

ミネラル分の少ない日本の軟水の、すっきりとしたおいしさも良いですが、ぜひこの機会に硬水も試してみてはいかがでしょうか。

また、サンロクマルでは炭酸水メーカーおすすめランキングの記事も公開しているので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね。