炭酸水メーカーのメリットは?
アサヒ飲料の「ウィルキンソン」がヒットし、ハイボールブーム、ダイエットや健康ブームの後押しもあり、この10年で急成長を遂げた強炭酸飲料。
日常的な水分摂取は炭酸水という方や、夜はチューハイなどお酒を割って楽しむという方も多いと思います。
新製品も続々と登場するなかで、自宅で炭酸水が作れる家庭用炭酸水メーカー(ソーダメーカー、ソーダマシン、炭酸メーカー)が人気を集めています。
毎日ペットボトルで炭酸水を飲んでいると、それなりの消費量になります。実は、炭酸水メーカーで作った場合、500mlあたり10~50円程度と意外と日々のコストを抑えられるんです。
また、地味に面倒だった、空のペットボトルの処分問題も解決されるメリットもあります。ケース買いしている人も多いと思いますが、置き場所を取る問題も解決します。
「いつでもフレッシュな炭酸水が飲める」という憧れもしかり、コスト面のメリットもあるとなると、ちょっと欲しくなりませんか?
炭酸水メーカーで知名度の高い「ソーダストリーム」をはじめ、強炭酸に作れるもの、水専用ではなくジュースを炭酸ジュースにできるものやフレーバーシロップが用意されているもの、お酒にも使える製品まで種類はさまざまです。
今回は、炭酸水メーカーのおすすめ商品をランキング形式で紹介します。
500mlのコストは10円~50円!毎日飲むなら確実にお得
まずはじめに、炭酸水メーカーが市販のペットボトルの炭酸水に比べてランニングコストがかからない、という点について説明しましょう。
炭酸水メーカーで炭酸水を作るとき、ガスを注入するための「詰め替え用シリンダー(カートリッジ)」を使います。このシリンダー1本で、1L~最大142Lもの炭酸水が作れます。
炭酸水メーカーの本体価格は3000円~1万円以上とそれなりのお値段。ですが、詰め替え用だけで考えると、炭酸水500ml換算でほぼ10~50円程度です。
つまり、毎日飲むなら、ペットボトルの炭酸水を買うよりも、コストパフォーマンスが良くなるというわけ。飲むたびに元が取れる、というイメージがわかりやすいでしょうか。
そんな、意外なメリットもある炭酸水メーカー。「なら、どれがいいの?」という疑問が沸いてきたところで、選び方を紹介していきます。
その前に、多少高くても気軽にペットボトルの炭酸水が飲みたいと言う方は、こちらの記事もチェックしてください!
炭酸水メーカーは大きく2つのタイプがあります
炭酸水メーカーは炭酸ガスの充填方法の違いで大きく分けて2つのタイプがあります。
これが本体の大きさにも関係してくるのですが、主に「ガスカートリッジ方式」と「ガスシリンダー方式」に分かれます。
タイプ1:ガスカートリッジ式炭酸水メーカー
専用カートリッジをセットして炭酸水をつくり、一度にひとつの炭酸カートリッジを使い切る方式です。目安として、一回に約1Lの炭酸水が作れます。
カートリッジの材質はスチール製が多く、自治体にもよりますが、使用後は燃えないゴミとして処分ができます。
タイプ2:ガスシリンダー式炭酸水メーカー
こちらは、ボンベ型の専用ガスシリンダーをセットして炭酸水を作ります。炭酸の濃度が調整でき、なかには1本で最大142Lの炭酸水が作れるものもあります。
ですが、使用後のシリンダーは家庭で処分できず、メーカーに返却する必要がある手間があります。
使い終わったシリンダーを返却し、新しいシリンダーを購入する形式です(正規販売店なら概ね店頭での持ち込み交換に対応)。
送料のことを考えると、近くに正規販売店があるか確かめて購入したほうが良さそうです。
一番の大きな違いは炭酸の強さが一定か、自分で調節できるかです。シリンダー式は好みの強さにできるので、強炭酸が好きならシリンダー式を選ぶのが最適です。
実際に、今回紹介するカートリッジ式とシリンダー式の炭酸水メーカーで作った炭酸水と一般的なペットボトルの強炭酸水の炭酸の濃度(vol.)を比べたところ、市販の強炭酸水に勝る炭酸水を作れたのは、すべてシリンダー式でした。
逆に、微炭酸がお好みならカートリッジ式のほうがぴったりくると思います。
カートリッジ式とシリンダー式のメリットとデメリットは?
また、商品タイプの違いによって、コストにも差が出ます。
コスト面から見ると、カートリッジタイプは本体価格が安いぶんランニングコストが高め。逆にシリンダー式は本体が高めですが、ランニングコストが抑えめの傾向があります。
いずれにせよ長く使うぶんには、ペットボトルの炭酸水よりコスパは良くなります。
炭酸の濃度とコスト以外のメリット・デメリットをふくめて、一度まとめてみました。
カートリッジ式のメリット・デメリット
メリット
- カートリッジが家庭で処分できる
- 本体価格は3000円~手軽に買える
- コンパクトで持ち運びがしやすい。設置場所をとらない
デメリット
- 炭酸水1Lあたりのコストが高い
- 炭酸の強度は弱め
- 一度にたくさんの炭酸水は作れない
カートリッジ式は、本体価格は3000円~1万円程度と意外とお手頃価格。そのぶん補充用のカートリッジ代金にコストを置いているので、初期投資をおさえたい人向けです。
交換用カートリッジの価格は1本80~100円前後と、そこそこ高めですが、それでも、炭酸水500mlで換算するとだいたい40~50円程度で済みます。
カートリッジは大手量販店でも手軽に買えるので、なるべく割引率の高い店でまとめ買いすればお得になりますよ。
シリンダー式のメリット・デメリット
メリット
- 炭酸水1Lあたりのコストが安い
- 一度にたくさんの炭酸水が作れる
- 強炭酸が作れる
デメリット
- 本体価格は1万円~やや高め
- 使用済みのシリンダーはメーカー返却・回収が必須
- 機種ごとに使えるシリンダーが異なる
シリンダー式はの本体はどれも1万円以上とやや高めですが、シリンダー1本で大量に炭酸水が作れます。
たくさん使えばそれだけモトが取れるシステム。炭酸水500mlで換算すると、ほぼ10~30円程度で作れます。
シリンダーの販路が限られていてやや手間がかかりますが、一定額を購入すれば送料が無料にできる場合もあるので活用したいところです。
ただ、同一メーカーでも使用するシリンダーのガス容量や価格がちがう場合があるのでご注意を。シリンダータイプは長く使うぶん、ランニングコストをよくチェックして購入しましょう。
お酒に合う炭酸の強さとは?
自宅でハイボールを作る際、炭酸が強すぎるとエグ味が出てしまうことがあります。
長時間飲むことを考えると、氷が溶けて味が薄まったときのお酒(アルコール)との味なじみも重要です。
つまり、お酒のプロとの検証では、お酒を作るなら「弱炭酸」の方がマッチすることが判明しました。炭酸が強ければ強いほどいいとは限らないのです。
炭酸水メーカーの選び方と比較方法は?
今回は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販で購入できるガスシリンダー式の炭酸水メーカーの中から、2022年の人気・売れ筋をピックアップ。
炭酸水メーカーの主要ブランド「ソーダストリーム」、昨年ベストバイを獲得した「シナジートレーディング」、2022年7月に発売されたフィリップスを含めた全5台で比較・検証を行いました。
▼テストした5製品がこちら
- ソーダストリーム「DUO」
- シナジートレーディング「ドリンクメイトシリーズ 620スターターセット DRM1010」
- ソーダストリーム「TERRA」
- フィリップス「Gozero Sodamaker」
- Twenty「39Qarbo」
シリンダー式は炭酸が強い
製品により注入できる量に違いはありますが、前述の通りカートリッジ式よりシリンダー式(一度設置すればなくなるまで使える)の方が炭酸の強さは上回ります。しかし、家庭で処分できないなどの制約も。
今回の検証には、お酒のプロや料理家にご協力いただき、次の8つの項目でプロと一緒にテストしました。
テスト内容の詳細は以下のとおりです。
1:炭酸の味
炭酸の泡の大きさやのどごしのよさ、苦味や酸味がなくクセがなく飲みやすいかチェックしました。
2:炭酸濃度
最大の炭酸ガスで注入した炭酸水の炭酸ガス濃度を専門機器で測定(数値が高いほど炭酸が濃い)しました。
3:お酒との相性
強炭酸を作りプロにお酒との相性を確認してもらいました。炭酸の強さでお酒の味が変わりました。
4:炭酸の質
炭酸水を飲んだ際泡のきめが細かく、舌がピリピリせず口あたりがいいか評価しました。
5:掃除
ボトルの洗いやすさや、本体を分解し細かい洗いやすさやお手入れのしやすさを確認しました。
6:使い勝手
シリンダーのセットのしやすさや、本体にボトルがセットしやすいかなど使いやすさをチェックしました。
7:濃度調節
炭酸の強さを変えるときの簡単さを確認。何回も押すものやつまみを回すものなどさまざまです。
8:コスパ
炭酸水500mlあたり(シリンダーの価格で計算)+製品価格をスコア化しコスパを算出しました。
以上の8項目を比較検証した結果は、評価の高かった製品からおすすめ順に発表します。
ガスシリンダー式炭酸水メーカーのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、炭酸水メーカーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||||||||||||
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ソーダストリームTERRA スターターキット
|
|
135mm |
195mm |
425mm |
1.3kg |
クイックコネクトガスシリンダー |
5段階 |
1035㎎/ℓ |
18円 |
131円 |
|||||||||
ソーダストリームDUO スターターキット
|
|
16㎝ |
27.5㎝ |
43.7cm |
2.7kg |
クイックコネクトガスシリンダー |
5段階 |
1315㎎/ℓ |
18円 |
131円 |
|||||||||
フィリップスGoZero Soda maker
|
|
12.5mm |
24mm |
42.4mm |
1.36kg |
専用ガスシリンダー(60L分) |
3段階 |
1040㎎/ℓ |
23.8円 |
134円 |
|||||||||
シナジートレーディングドリンクメイトシリーズ 620スターターセット
|
|
13.5㎝ |
23㎝ |
42.5㎝ |
2kg |
60L用ガスシリンダー、マグナムガス |
4段階 |
1080㎎/ℓ |
18円 |
131円 |
|||||||||
Twenty 39Qarbo Sparkling Water Maker
|
|
7.6㎝ |
15.2 |
40.6cm |
1.55kg |
標準60LCO2ガスシリンダー |
3段階 |
800㎎/ℓ |
18円 |
131円 |
【1位】ソーダストリーム「TERRA スターターキット」
- ソーダストリームTERRA スターターキット
- 実勢価格: ¥16,500〜
- 炭酸の味
- 炭酸濃度
- お酒との相性
- 炭酸の質
- 掃除
- 使い勝手
- 濃度調節
- コスパ
炭酸水メーカーのおすすめ第1位でベストバイに輝いたのが、炭酸水メーカーの老舗ブランド、ソーダストリーム「TERRA スターターキット」。
本製品は、ワンタッチでガス交換が可能な「シリンダークイックコネクト」が最大の特徴です。
従来モデルでは、背面カバーを外したあと、いったん本体を傾けてからガスをセット、シリンダーをクルクル回して上部の穴にねじ込んでいました。
新製品では、レバーを上げて専用のガスシリンダー(ピンク色)を入れたら、あとはレバーを戻すだけと、とても簡単になっています。使いやすさだけでも欲しくなるほどですが、さらに本体も安価で、ランニングコストも優秀。最長4年の保証がついていて長く安心して使える点も見逃せません。
- 幅
- 135mm
- 奥行
- 195mm
- 高さ
- 425mm
- 重量
- 1.3kg
- 対応シリンダー
- クイックコネクトガスシリンダー
- 濃度調整
- 5段階
- 炭酸濃度
- 1035㎎/ℓ
- 500mlあたりの価格
- 18円
- お酒1杯あたりの値段
- 131円
お酒との相性
- ハイボール :◎
- レモンサワー:◯
- 果実酒 :◯
ガスの交換が感動モノのラクさ
新開発のシリンダークイックコネクト機構を採用し、本体を動かすことなく、ワンタッチでガス交換ができます。
この簡単さは他社も見習うべき!
手厚いサポートで安心して使える
製品サイトでは動画による使い方説明があり、年中無休で使い方や製品選びの相談が可能。
さらに、ブランドサイトに会員登録すれば、4年のロング保証が手に入る(通常2年)など、とにかくサポートが手厚いんです。
肝心の炭酸水は、強炭酸でも濃度が他社製品より低め。泡感は強めですが、するほど際立った特徴はありませんでした。ところが、ハイボールに使うとウイスキーとのバランスが絶妙なんです。
「弱めの強炭酸」でハイボール向き
今回のテストは全製品炭酸を最強にして試飲しましたが、なかでも本製品は炭酸が弱め。ハイボールのように、お酒を主役にしてじっくり味わうようなカクテルが向いています。
スパイシーなウイスキーが合います
スモーキーな香りに潜む甘さやスパイシーさをしっかり感じられ、炭酸はお酒の引き立て役に徹しつつも、ほどよい爽快感を与えてくれます。
時間経過による炭酸の抜けも緩やかで、長く楽しめるのもポイントです。
【2位】ソーダストリーム「DUO スターターキット」
- ソーダストリームDUO スターターキット
- 実勢価格: ¥22,900〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥22,900〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥29,700〜
- 炭酸の味
- 炭酸濃度
- お酒との相性
- 炭酸の質
- 掃除
- 使い勝手
- 濃度調節
- コスパ
炭酸水メーカーのおすすめ第2位は、ソーダストリーム「DUO スターターキット」。ベストバイの「TERRA」と同時に発売され、ソーダストリームの最上位モデルに位置付けられている製品です。
TERRAと同様、シリンダークイックコネクト機構を採用。ガスの付け替えが簡単なうえ、ボトルのセットもフラスコ内に置くだけとラクチン。
衛生的で長もちなガラスボトルと樹脂製ボトルの2種類が付属しているのもポイントです。
- 幅
- 16㎝
- 奥行
- 27.5㎝
- 高さ
- 43.7cm
- 重量
- 2.7kg
- 対応シリンダー
- クイックコネクトガスシリンダー
- 濃度調整
- 5段階
- 炭酸濃度
- 1315㎎/ℓ
- 500mlあたりの価格
- 18円
- お酒1杯あたりの値段
- 131円
お酒との相性
- ハイボール :△
- レモンサワー:◎
- 果実酒 :△
ガラスボトルだから衛生的
ガラス製ボトルは、全ての食洗機に入れられて洗いやすく、キズがつきにくく衛生的。さらに、劣化が少なく長期間使えることもメリットです。
TERRAと使うガスが同じなので、炭酸水自体も同じ味になりそうですが、印象はかなり異なります。
まず、数値上の炭酸濃度はかなり高め。5製品での比較でもナンバーワンでした。ただし、泡が細かく粒がそろっているのか、口当たりや喉ごしはとても滑らか。
ずっと口に入れているとさすがに強さやわずかな雑味を感じますが、試飲を担当した料理のプロから「すごく丁寧な泡で飲みやすい」と高く評価されました。
炭酸濃度は5段階調整OK
微炭酸はプッシュ2回、中炭酸は3回、強炭酸は5回が目安(6回までは押していい)と、濃度調整の段数が多いから、好みの濃さを見つけやすいんです。
ガスの交換がしやすい構造
1位のTERRAにも採用されているシリンダークイックコネクト機構。ワンタッチでガスの交換ができます。
5秒足らずで交換できました
操作がめっちゃラクになった
炭酸注入用のヘッドを上げてから下部のフラスコにボトルを入れ、ヘッドを戻せばセット完了。ガス注入時にボトルが外れてしまうような失敗がありません。
レサワやライムサワーにうってつけ
強い炭酸は、爽快感が得られるだけでなく、お酒の持つ苦味やえぐみを感じにくくし、中和してくれる効果があります。
そのため、苦味を感じやすいレモンサワーやライムサワーなどに向いています。
お酒にすると強い炭酸を感じるのでサワーがオススメ
炭酸自体が弱いわけではないので、お酒との相性をみるとやや劣勢。爽快感を重視したサワー系など、使いやすいお酒は限られます。
プッシュ数を減らせばある程度調整は可能ですが、どちらかというと炭酸水をメインの飲み物にしたい人や、とにかく使いやすいものを探している人にオススメしたい一台です。
【3位】フィリップス「GoZero Soda maker」
- フィリップスGoZero Soda maker
- 実勢価格: ¥22,900〜
- 炭酸の味
- 炭酸濃度
- お酒との相性
- 炭酸の質
- 掃除
- 使い勝手
- 濃度調節
- コスパ
炭酸水メーカーのおすすめ第3位は、フィリップス「GoZero Soda maker」。本体ノズルのカバーがないシンプルで無骨な外観のデザインがおしゃれ。支柱まわりなどのマットな質感も、所有欲をくすぐられます。
機能面はシンプルで使いやすく、本体の存在感が薄めな点も魅力です。
ただ、ガス交換時に本体を横向きに倒すのは、ほかの製品に比べてやや面倒です。炭酸注入時の音も、もう少し静かだとうれしいかも。
- 幅
- 12.5mm
- 奥行
- 24mm
- 高さ
- 42.4mm
- 重量
- 1.36kg
- 対応シリンダー
- 専用ガスシリンダー(60L分)
- 濃度調整
- 3段階
- 本体色
- ブラック、ホワイト
- 炭酸濃度
- 1040㎎/ℓ
- 500mlあたりの価格
- 23.8円
- お酒1杯あたりの値段
- 134円
お酒との相性
- ハイボール :◯
- レモンサワー:◯
- 果実酒 :◯
音が変わって「止めどき」がわかる
ガス注入ボタンを押して3秒すると「ブシュー」とめっちゃ大きな音が出ますが、これでボタンの「止めどき」がわかります。
大きな音に最初は驚きました
ガスの交換はちょっと面倒
ガス交換のたびに本体をいちいち倒さなきゃいけないのは、正直ちょっと面倒です。本体を動かす=破損のリスクが増すので、ココは今後の改善を希望します。
炭酸水の味は、料理のプロも驚くほど高品質でした。「炭酸の濃さを感じない、まろやかな口当たりと喉ごし」と高い評価を受けました。
3プッシュでできる「強炭酸」は、計測した炭酸濃度のわりにまろやかで、口に含んだときも喉に通したときも「気泡がそろっている」感じがありました。
一方、1プッシュで作る「微炭酸」だと、かなりスッキリして炭酸が苦手な人でも飲みやすい印象になりますが、炭酸好きにはやや物足りなく感じそう。
プロがお店で使ってる炭酸に近い
比較した5製品中、炭酸濃度はちょうど真ん中。試飲してもビリビリとした強さを感じることはなく、とても穏やかな印象でした。
プロがお店で使っている強炭酸の炭酸水にも近いようで、どんなお酒を作るのにも適しているとのことでした。
際立つ特徴がなくどんなお酒にも使いやすいです
お酒への合わせやすさは、プロによると「炭酸自体に際立った特徴はない」とのこと。
しかし、ベースの味を重視するお酒やカクテルでは、それこそが重要なポイント。抜群に合うお酒がない代わりに、どんなお酒にも使いやすいとのことでした。
【4位】シナジートレーディング「ドリンクメイトシリーズ」
- シナジートレーディングドリンクメイトシリーズ 620スターターセット
- 実勢価格: ¥17,980〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥17,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥18,568〜
- 炭酸の味
- 炭酸濃度
- お酒との相性
- 炭酸の質
- 掃除
- 使い勝手
- 濃度調節
- コスパ
炭酸水メーカーのおすすめ第4位は、シナジートレーディング「ドリンクメイトシリーズ 620スターターセット」。
炭酸濃度は2位ですが、気泡が大きく、口の中でシュワシュワを一番感じやすかったのが本製品。舌にビリビリくる強炭酸具合も断トツでした。
- 幅
- 13.5㎝
- 奥行
- 23㎝
- 高さ
- 42.5㎝
- 重量
- 2kg
- 対応シリンダー
- 60L用ガスシリンダー、マグナムガス
- 濃度調整
- 4段階
- 炭酸濃度
- 1080㎎/ℓ
- 500mlあたりの価格
- 18円
- お酒1杯あたりの値段
- 131円
- 型番
- DRM1010
レバー式濃度調節やノズル丸洗いなど機能も優秀
炭酸の濃度調整をレバーで行えたり(ほかはプッシュ数で変わる)、ノズルを本体から外して丸洗いできたり、特徴的な機能を備えています。
レバーでの濃度調整はかなり便利!
酸味や苦味のある果実系サワーに
刺激の強い炭酸が苦味や酸味を感じにくくしてくれるので、レモンサワーやライムサワーといった果実系のサワーを作るのにうってつけ!
苦味や酸味を中和してくれそうです
炭酸が強すぎてお酒の風味がわかりづらくなるため、濃さを最強にするとお酒には使いづらいです。
しかし、気の抜けたビールに泡を足すような使い方や、刺激的な強炭酸水が飲みたい人にとっては最良の選択肢です。
【5位】Twenty 39「Qarbo Sparkling Water Maker」
- Twenty 39Qarbo Sparkling Water Maker
- 実勢価格: ¥34,516〜
- 炭酸の味
- 炭酸濃度
- お酒との相性
- 炭酸の質
- 掃除
- 使い勝手
- 濃度調節
- コスパ
炭酸水メーカーのおすすめ第5位は、Twenty 39「Qarbo Sparkling Water Maker」。
海外ブランドの炭酸水メーカーで、スライスした果物などを入れやすい円柱状のボトルを採用しているのが特徴です。
- 幅
- 7.6㎝
- 奥行
- 15.2
- 高さ
- 40.6cm
- 重量
- 1.55kg
- 対応シリンダー
- 標準60LCO2ガスシリンダー
- 濃度調整
- 3段階
- 炭酸濃度
- 800㎎/ℓ
- 500mlあたりの価格
- 18円
- お酒1杯あたりの値段
- 131円
- 型番
- QSWM02GFBA-Metallic-Red
ドリンクメイトのガスが使える
本国のオーストラリアでは自社のガスシリンダーも販売しているようですが、日本では購入できず。ただし、60L用の一般的なガスシリンダーが使えるので、不便はありません。
機能面は標準的で可もなく不可もなくでした
数値も飲んだ印象も「炭酸は弱い」
数値上の炭酸濃度は5製品中最低。炭酸水を飲んでみましたが、粒が細かく舌への刺激も弱め。
強炭酸を飲み慣れた人だと、かなり物足りなさを感じるかもしれません。ただ、お酒への合わせやすさだけなら、かなり上位の評価になります。
ハイボールを作るならコレがベスト
炭酸がほかより弱い分「ベースのお酒の風味をしっかり生かせます」とプロ。強炭酸の製品より炭酸の変化も緩やかなので、ハイボールに最適です。
お酒の味をじっくり楽しめます。
全体的な評価としては、かなり平均的。ただし炭酸はかなり弱めなので、ベースとなるお酒にアクセントとして発泡感をプラスしたいときなどに使えそうです。
おまけ:カートリッジ式炭酸水メーカーのおすすめは?
ソーダスパークル「マルチスパークル2 スターターキット MS2-1」
ソーダスパークル
マルチスパークル2
スターターキット MS2-1
実勢価格:7480円
サイズ・重量:約φ86×H385mm・約436g
耐熱・耐冷温度(ボトル) :耐熱100℃/耐冷1℃
炭酸濃度:3350mg/L
500mlあたりの価格:37.0円
▼テスト結果
合計 | 炭酸濃度 | 炭酸の質 | 味・のどごし | 使いやすさ | コスパ |
32/55点 | 6/10点 | 3/10点 | 4/10点 | 8/10点 | 11/15点 |
カートリッジ式のベストバイは、人気メーカーソーダスパークルの「マルチスパークル2 スターターキット MS2-1」。
カートリッジを入れたユニットを専用ボトルにセットしたら、時計回りに回すだけと操作も簡単です。
また、炭酸濃度も検証したカートリッジ式製品のなかではトップで、トータルバランスに優れた1台です。
カートリッジ式なのに低コスパ
専用カートリッジはAmazonで購入が◎。500mlあたり37円と、低コスパを実現しています。
操作はカンタンで設置性もいい
ボトルはスリムで握りやすく、カートリッジをセットし、フタを回すだけ。ボトルがスリムなのでテーブルやキッチンに置いても邪魔にならず、冷蔵庫に収納しやすいのも高評価です。
おわりに
以上、炭酸水メーカーのおすすめ5選でした。
炭酸水はペットボトルで買って飲んでいる人が多いと思います。でも毎日飲んだり、お酒を作るとなると購入費は馬鹿になりません。
しかし、炭酸水メーカーを使えば、コンビニで1本約100円前後する炭酸水が500mlあたり約18円で作ることができます。また、炭酸の強さも市販のものより強くできたりと調節の自由度も高いです。
ベストバイのソーダストリーム「TERRA スターターキット」なら、お酒との相性も抜群で使い勝手もコスパも最高です。
炭酸はお家で作るほうが好みの強さにでき、ランニングコストも安いので、本記事を参考にお気に入りを見つけてみてください。
炭酸水の売れ筋ランキングもチェック!
炭酸水のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
氷が溶けた後味を逆算するのがポイントです。