アンカーの3in1掃除機は実用的?

自動ゴミ収集や水拭きモップの自動洗浄など、便利な機能を搭載したロボット掃除機。スティック掃除機が一体になったモデルやアーム付きなど、ロボット掃除機の進化が止まりません。
そこで今回は、ロボット掃除機・スティック掃除機・ハンディ掃除機が1台になったアンカー「Eufy Robot Vacuum 3-in-1 E20」をピックアップ。3in1掃除機は実用的か、実機を検証しました。
アンカー「Eufy Robot Vacuum 3-in-1 E20」をテスト
アンカー「Eufy Robot Vacuum 3-in-1 E20」
- アンカーEufy Robot Vacuum 3-in-1 E20
- 最安価格: ¥59,990〜
- 吸引性能(ロボット)
- 吸引性能(スティック)
- 吸引性能(ハンディ)
- 立ち回り性能
- メンテナンス
- アプリ性能
- 静音性
- 設置性
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 障害物の回避力が高い
- ゴミ捨てが自動でラクチン
- アプリの機能が充実
- がっかりポイント
-
- ロボットの吸引力は弱め
- 稼働音は少し大きい
- 水拭き機能は非搭載
- 幅
- 350mm(約、ロボット掃除機本体)、250mm(約、ステーション)
- 奥行
- 350mm(約、ロボット掃除機本体)、187mm(約、ステーション)
- 高さ
- 119mm(約、ロボット掃除機本体)、387mm(約、ステーション)
- 重量
- 2.3kg(約、ロボット掃除機本体)、3.4kg(約、ステーション)
- 型番
- EUFY ROBOT VACUUM 3-IN-1 E20
本体のサイクロン部分を外して使うには?
スイッチを押して外す

アタッチメントを取り付ける

本体の赤いスイッチを押してサイクロン部分を外し、本体収納のノズルか、別収納の延長パイプを取り付けるとハンディ、スティック型で使えます。
「メーカーの推しポイント」を実際に検証:1台で3役をこなす!
ロボット掃除機

スティック型

ハンディ型

ロボット掃除機の本体着脱式のサイクロン部にノズル、もしくは延長パイプを装着することでロボット、スティック、ハンディの3つの掃除機になるモデルです。
どの掃除機を使ってもステーションが自動でゴミを集塵します。
<check1>吸引性能(ロボット):カーペットの吸引は100%を記録
ロボット掃除機の吸引テストでは、タイルカーペットの紙片と髪の毛を100%吸引しました。しかし、フローリングのコーヒー粉、クッションフロアの砂は苦手なのか、やや取り残してしまう結果に。
重さが軽いゴミが多くて床がツルツルしている部屋を掃除するときは、清掃モードの掃除回数を1回から2回に増やすなど、設定を工夫する必要がありそうです。
タイルカーペット:吸収率100%

部屋の隅までしっかりと走行していて、カーペットの5カ所に撒いた紙片5枚と髪の毛5本を残らず吸引できました。
吸引率 | 評価 | |
フローリング (最強モード) |
94.3% | 良好 |
フローリング (最弱モード) |
92.1% | 良好 |
クッション フロア |
93.5% | 合格 |
<check2>吸引性能(クリーナー):スティック型の吸引力は良好でハンディ型は優秀!
before

After

フローリング検証では、スティックのヘッドを滑らせた中央部はしっかり吸引しましたが、壁際の角にはやや取りこぼしがありました。長毛絨毯は紙片を1枚だけ残しただけで、十分な集塵性能といえます。
しかし、コーヒー粉を撒いたカーペットは往路であまり吸引せず、復路後もやや取り残しが見られました。
ハンディでもゴミをしっかり吸引

ハンディは、サッシ溝と壁際や突き当たりに撒いたゴミをほぼ完全に吸引し、高評価です。
<check3>立ち回り:ロボット掃除機が苦手とするおもちゃとコードを回避!
過去の検証から、多くのモデルが背の低い障害物を認識しにくい傾向にあります。
厚みが小さくカメラのセンサーが認識しにくい「おもちゃ」や「電源コード」もきちんと回避して、ほとんど動かしませんでした。
とくにトレイ(厚さ約1.5cm)には軽く乗りましたが、すぐバックして回避した動きは優秀です。
長毛カーペットももたつかず、スムーズに走行できていました。
おもちゃ

トレイやお絵描きボードなどの背の低い小物にはぶつかるものの、乗り上げません。
ブラシで少し動かすだけで、どれも近づきすぎず回避に成功しました。
電源コード

軽く触れるときもありましたが、突っ込まずに避けて走行しました。
洗濯物の山

かなりギリギリまで近づいてキワを走行。軽く触れたものの、山は崩しません。
隙間は掃除しないことも

テーブルやワゴンなどの家具の隙間は入ることもありましたが、全域を掃除できず、出てしまうケースが目立ちました。
<check4>アプリ:機能は充実。しかも迷わず操作できる
エリア指定

マップは色付きで見やすく、制限エリアの指定もスムーズに行えます。
清掃モード

吸引モードの設定はシンプルで分かりやすく、カーペット専用などモード数は十分です。
サイレントモードなどの付加機能を豊富に搭載しています。
<check5>メンテナンス:ドックの自動収集でゴミ捨てがラクに
ダストバッグはワンタッチ式

ダストバッグはドック天面のフタを外して着脱する方式で、3種の掃除機のゴミをまとめて収集してくれます。
使用条件で変わりますが、アンカーによると約75日間ゴミ捨て不要です。
<check6>設置性
スティックを収納するところが別途必要なため、評価が伸びませんでした。
まとめ:スティック・ハンディのゴミ捨てが超ラク

以上、アンカー「Eufy Robot Vacuum 3-in-1 E20」の紹介でした。
ロボット掃除機としての魅力は、障害物をしっかりと認識して回避できる点。設置された小物にも軽く触れる程度で、大きく動かしたり引きずったりすることはありません。
肝心の吸引力については、ロボットモードではコーヒー粉や砂などの細かなゴミをやや苦手とします。
一方、スティックやハンディモードでは吸引力が十分にあり、ロボットの取り残しもしっかり補えます。
特にハンディのノズルは本体に収納されているため、汚れが気になったときにサッと取り出して掃除できるのが便利です。
そしてなにより、3種類の掃除機はサイクロン部分が共用で、ドックがゴミを自動収集するためゴミ捨ての手間が軽減されて便利です。
おもちゃを出しっぱなしにしたり、部屋を散らかしやすい小さな子どもがいる家庭におすすめの1台です。
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コーヒー粉や砂の吸引は苦手で評価は伸び悩みました。