水拭きできるスティック掃除機とは?
本当は頻繁に床の雑巾掛けをしたいけれど、面倒でなかなかできない......。そんな人におすすめなのが、水拭きできるコードレス掃除機です。
水拭きできるコードレス掃除機とは、液体汚れと固形のゴミ両方の掃除が可能になったスティック掃除機のこと。
水拭きできるコードレス掃除機、ロボット掃除機とは違う?
「水拭き兼用掃除機」にはこれまでロボット掃除機タイプがありました。最近、新商品が発売されて注目を集めている水拭きコードレス掃除機は、スティッククリーナー型の水拭き掃除機です。水拭きコードレス掃除機には主に「吸引式」「拭き取り式」の2つのタイプがあります。
日常的に雑巾がけをして床を清潔に保つのはなかなか大変ですが、水拭き掃除機ならバケツの準備も不要。家中を一気に掃除できます。
水拭きできるコードレス掃除機のメリットは?
水拭きできるコードレス掃除機なら、掃除機をかける感覚で日常的に水拭きして床のキレイを保つことができます。
水拭き掃除機は吸水タンクに入っている水で回転ブラシを濡らし、床を水拭き。回収タンクがブラシに付着した汚れを吸引する仕組みです。
水拭きするなら床拭きシートで良いのでは?
広い部屋をいつも清潔に保ちたいなら、実は床拭きシートよりも水拭きコードレス掃除機がおすすめです。
床拭きシートは本体の価格が安く軽くて掃除しやすい点がメリットですが、広い部屋だとシートが何枚も必要になり意外とランニングコストがかかります。
ランニングコストがかからない
床拭きシートのメリットは本体の価格が安く軽いこと。ただ、毎日広い部屋をシートで掃除するとコストがかかります。
水拭きコードレス掃除機は水を補充するだけで使用でき、広い部屋でも手早く床掃除が可能。本体価格が高いことや重いことはデメリットですが、手軽でランニングコストも安いです。
水拭き掃除機のメリット・デメリットは?
水拭き掃除機のメリットは、吸引式なら水拭きと吸引を同時に行えること。吸引式とは、液体汚れからホコリや髪の毛などをまとめて掃除できる2in1の掃除機です。パワフルな吸引力でゴミを吸引し、回転モップで水拭きをしてくれます。
水拭き掃除機は重たい製品が多く、持ち運びしにくいのがデメリット。本体も大きいため狭い場所や隙間の掃除は苦手な傾向にあります。
また、回収したホコリや髪の毛は排水用タンクに溜まるので、水を捨てる際に手間に感じるかもしれません。
ダイソンは拭き取り式で水拭きに対応
ダイソン「Dyson V12s Detect Slim Submarine」は他の水拭きコードレス掃除機と違い、通常のコードレス掃除機に付属のヘッドを交換して水拭きに対応しています。
水拭きと吸引を同時に行うことはできませんが、1台で吸引掃除、水拭き掃除ともにハイレベルでこなせます。
ただし、乾湿両用ではないので水の吸引はできません。水拭き後は手動で乾拭きをする必要があります。
今回は、雑誌『家電批評』が日常的に使いやすいおすすめを探して、吸引式の水拭きコードレス掃除機5製品と、ダイソンの拭き取り式の水拭きコードレス掃除機あわせて6商品を比較しました。
水拭きコードレス掃除機の選び方は?
まずは水拭きコートレス掃除機の選び方のポイントを紹介します。
掃除力ばかりに目がいきがちですが、使い勝手が悪ければ掃除が大変になります。使いやすさや収納性、メンテナンスなど優先するべきことを決めて製品を選びましょう。
ネットの口コミやレビューだけでは選び方がわからないという人は参考にしてみてください。
選び方1:サイズ感
水拭きコードレス掃除機はサイズが大きいので、広い部屋の掃除におすすめです。
また、メインで使っている掃除機と合わせて、2本分のスペースが必要なうえ、重いので女性やお年寄りにはやや扱いづらいかもしれません。
※写真右:ハイアール「MIZUKI」、写真左:アンカー「マッハ V1」
今回テストした6製品のなかでは小さめのハイアール「MIZUKI」でも約112cm。
アンカー「マッハ V1」は約118cmもあり、特にドックへの片付けで持ち上げるのには苦労しました。
選び方2:掃除方法
水拭きコードレス掃除機は、吸い取りだけで掃除できたりスチーム機能が搭載されているモデルがあります。用途を考えて必要な機能を選びましょう。
吸引のみで掃除
水拭きコードレス掃除機の中でも、拭き取り式ならヘッドを交換するだけでスティック掃除機やハンディクリーナーとして使うことができます。
カーペットやソファなど水拭きが必要ない場所は吸引のみで掃除することが可能です。
製品によっては、吸引式のモデルでもモップを濡らさずに吸引のみで使えるものもあります。
スチーム機能付き
衛生面が気になるなら、スチーム機能付きの水拭きコードレス掃除機がおすすめです。100度以上のスチームを当てるので、除菌や、皮脂・油などの床の汚れが掃除しやすくなります。
選び方3:メンテナンスのしやすさ
快適に使うためにはお手入れのしやすさも大切です。
水拭き後にそのまま放置してしまうとカビやイヤな臭いの原因になることがあるので、毎回お手入れをしてあげましょう。
オートクリーニング機能の有無
ボタン一つでモップを自動洗浄してくれる機能や、さらにモップを自動で乾燥してくれる機能が搭載された製品もあります。
使うたびにモップを外してわざわざ手洗いをする手間がなくなるので、とても便利です。
排水タンクの手入れのしやすさ
水拭き掃除をした後は、排水タンクに溜まった水を捨てる必要があります。排水タンクが簡単に取り外せるか、すすぎやすいかなどを確認しておきましょう。
水拭きコードレス掃除機の使いやすさを徹底比較
今回は、ダイソンやアンカーなどの人気の水拭きコードレス掃除機6製品を比較。家電プロレビュアーの石井和美さんと一緒に日常使いにベストな一台を探して、以下の項目をテストしました。
掃除力
フローリングに油分・糖分を含む粘性のベタつき汚れを塗布し、乾燥させたのち1往復で掃除できるかテストしました。
使い勝手
小回り、操作性、持ち運びやすさ、女性目線でのサイズ感を確認しました。
収納性
リビングなどに置くことを想定してデザインなども評価しています。
メンテナンス
汚水の処理やブラシの洗浄など、欠かせないメンテナンスのしやすさを比較しました。
それでは、テスト結果を評価の高かった順に発表します。
※掃除力と使い勝手を重視して評価しています
水拭きコードレス掃除機のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、水拭きコードレス掃除機のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ハイアールMIZUKI
|
|
261mm |
266mm |
1116mm |
4.0kg |
4時間(約) |
32分(約) |
|||||
アンカーマッハV1
|
|
278mm(約) |
240mm(約) |
1178mm(約) |
4.8kg(約) |
4時間(約) |
45分(最大) |
|||||
アンカーマッハ V1 Ultra
|
|
278mm(約) |
254mm(約) |
1178mm(約) |
5.7kg(約) |
4時間(約) |
82分(最大) |
|||||
ドリーミー水拭き掃除機 H12 PRO
|
|
275mm |
238mm |
1100mm |
4.8kg |
4時間(約) |
35分(約) |
|||||
ダイソンDyson V12s Detect Slim Submarine
|
|
257mm(約) |
253mm(約) |
1129mm(約) |
3.2kg(約) |
3.5時間 |
60分(最大) |
|||||
ロボロックDyad Pro
|
|
260mm |
303mm |
1109mm |
4.8kg |
4時間(約) |
43分(最大) |
【1位】ハイアール「MIZUKI」
- ハイアールMIZUKI
- 実勢価格: ¥26,606〜
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- 掃除力
- 使い勝手
- 収納性
- メンテナンス
普段使いにちょうどいい
水拭きコードレス掃除機のおすすめランキング1位でベストバイに選ばれたのは、ハイアール(Haier)「MIZUKI」でした。吸引式の乾湿両用タイプです。
今回検証した製品のなかでは軽く小さめで、掃除のしやすさはNo.1の評価。
ベタつき汚れも落としており、十分な掃除力を備えています。
パネル表示のわかりやすさも高評価につながりました。
- おすすめポイント
-
- 背が高すぎず、重すぎないので動かしやすい
- 油汚れもしっかり落とす
- 4万円以下の高コスパ
- がっかりポイント
-
- クリーニングがうるさい
- ブラシは手洗いも必要
- 幅
- 261mm
- 奥行
- 266mm
- 高さ
- 1116mm
- 重量
- 4.0kg
- 充電時間
- 4時間(約)
- 連続運転時間
- 32分(約)
- 型番
- JC-M1A(K)
日常的な水拭きには〝掃除しやすさ〟が大事
本製品は重量4kgと比較的軽量で、ヘッドが自走することもあり動作は意外と軽快。小回りも利くのでひと部屋が小さめで家具も多い日本の家庭事情にもマッチするのでおすすめです。
掃除後にはドックでオートクリーニングを実行できますが、ブラシに染み付いた汚れを落とすほどではありません。
汚水タンクの洗浄も必要で、日常的なメンテナンスは正直、手間。それも踏まえて、以降の評価をチェックしてください。
小回りがきくサイズ感
掃除の際に小回りが利くので、家具の多い部屋でも掃除しやすいです。自走式で前進するので、ヘッドの動きは軽快でした。意外と力を入れずに移動できます。
あまり力を入れなくても左右に曲がってくれるので、腕の疲れは少なめです。
大きなパネルで、動作中の掃除モードやバッテリー残量がわかりやすいです。
ブラシは取り外して丸洗いできる
ブラシの手入れはカンタン。カバーを外せばブラシが取り外し可能で丸洗いできます。本体側の汚れも落としやすいです。
汚水タンクは中のパーツが複雑。分解はできますが、きれいに洗うのが大変です。
ひと拭きでガンコな汚れが落ちる
フローリングにこびりついたベタつき汚れ。雑巾で拭き取るには力がいります。この汚れの上を1往復して、汚れが落ちるかを検証しました。
往復での掃除を想定していましたが想像以上に掃除性能が高く、片道掃除するだけで、ほぼ取りきりました。
Uターンして再度掃除しましたが、今度はほぼ変わりありません。水拭きの水分も掃除しながらほぼ乾燥してくれます。
充電ドックでオートクリーニング
使用後はドックに戻してオートクリーニングを実行すれば、ブラシの汚れを落としてくれます。掃除後に毎回使用することで、ブラシを手洗いする回数を減らしてくれます。
ただし、ブラシに付いたべたつき汚れはほとんど落ちませんでした。
吸引のみでも使える
本製品は水を使わない「ドライ吸引」モードを備えており、乾湿両用。畳など水拭きに向かない部屋も掃除できます。
水拭き掃除機はこの機能を備えた製品が多いので、床によって使い分けましょう。
【2位】アンカー「マッハ V1」
- アンカーマッハV1
- 実勢価格: ¥17,800〜
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- 掃除力
- 使い勝手
- 収納性
- メンテナンス
掃除力重視なら優秀
水拭きコードレス掃除機のおすすめランキング2位は、アンカー(Anker)「マッハ V1」でした。吸引式(強力吸引)の乾湿両用タイプです。
掃除力テストでもっともきれいに汚れを落としたのが本製品。
片道の掃除だけで汚れは消え、床がサラサラになったのは驚きました。日常使いならスチームなしのこちらでも十分。
オゾン水を生成して掃除。洗剤なしでも除菌効果も期待できるので、ペットの足跡やよだれなどが気になる家庭にもおすすめです。
かなり大柄で取りまわしが大変なため、自分や家族が扱えるサイズかどうか購入前に確認しましょう。
掃除力と価格のバランスで選ぶならベストな一台です。
- おすすめポイント
-
- オゾン水で除菌も可能
- ブラシを取り外して洗いやすい
- がっかりポイント
-
- とにかく大きくて重い
- 幅
- 278mm(約)
- 奥行
- 240mm(約)
- 高さ
- 1178mm(約)
- 重量
- 4.8kg(約)
- 充電時間
- 4時間(約)
- 連続運転時間
- 45分(最大)
- 型番
- T2750511
オゾン水で汚れを落としきった
ライバルと比べても1回目の掃除後のきれいさが際立ちました。
片道掃除するだけで汚れもベタつきも落としたうえ、水拭きのあとも残らず実用的です。
ブラシは取り外して洗いやすい
オートクリーニングでブラシの汚れが薄まりました。
ブラシは簡単に取り外して、丸洗いもできます。
小回りは利かない
重いうえに長さが約118cmもあるため小回りが利きにくく、方向転換のたびに腕が痛くなります。
【2位】アンカー「マッハ V1 Ultra」
- アンカーマッハ V1 Ultra
- 実勢価格: ¥50,980〜
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- 掃除力
- 使い勝手
- 収納性
- メンテナンス
スチーム機能搭載のハイエンドモデル
水拭きコードレス掃除機のおすすめランキング2位は、アンカー(Anker)「マッハ V1 Ultra」でした。
吸引式(強力吸引)の乾湿両用タイプ。スチーム機能が搭載されています。
検証では乾燥しきった汚れもスチームで見事に拭き取りましたが、日常的にスチームが必要になる環境は少ないかもしれません。
- 幅
- 278mm(約)
- 奥行
- 254mm(約)
- 高さ
- 1178mm(約)
- 重量
- 5.7kg(約)
- 充電時間
- 4時間(約)
- 連続運転時間
- 82分(最大)
- 型番
- T2770
スチームで汚れを落とす
本製品はアンカー「マッハ V1」にスチーム噴射機能と急速床乾燥機能を備えたハイエンドモデル。
スチームの汚れ落ちはいいですが、4万円の価格差は悩みどころです。
【2位】ドリーミー「水拭き掃除機 H12 PRO」
- ドリーミー水拭き掃除機 H12 PRO
- 実勢価格: ¥50,800〜
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- 掃除力
- 使い勝手
- 収納性
- メンテナンス
洗浄&乾燥ともに掃除力が高い
水拭きコードレス掃除機のおすすめランキング2位は、ドリーミー(Dreame)「水拭き掃除機 H12 PRO」でした。吸引式の乾湿両用タイプです。
汚れの洗浄と床の乾燥ともに「ウルトラモード」の掃除力の高さはアンカー「マッハ V1」に迫るほど。
自走が強いため直進はラクですが、小回りがやや利きにくいことも。
サイズ感はハイアール「MIZUKI」に近いものの、重量があるため操作に少し力が必要です。
- 幅
- 275mm
- 奥行
- 238mm
- 高さ
- 1100mm
- 重量
- 4.8kg
- 充電時間
- 4時間(約)
- 連続運転時間
- 35分(約)
- 型番
- H12 PRO
【5位】ダイソン「Dyson V12s Detect Slim Submarine」
- ダイソンDyson V12s Detect Slim Submarine
- 実勢価格: ¥12,978〜
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- 掃除力
- 使い勝手
- 収納性
- メンテナンス
ヘッド交換で水拭きに対応
水拭きコードレス掃除機のおすすめランキング5位は、ダイソン(Dyson)「Dyson V12s Detect Slim Submarine」でした。こちらは今回唯一の拭き取り式タイプです。
コードレス掃除機のヘッド交換で、水拭きに対応する真の乾湿両用がコンセプト。動作が軽快な一方、汚れ落ちで他製品に劣ります。
しかしある程度は汚れを落とせるので、「これが水拭き掃除機の理想形かも」と石井さんも好評価でした。
- おすすめポイント
-
- スティック掃除機のような扱いやすさ
- 1台で吸引用と水拭き用の2役
- がっかりポイント
-
- 汚水がこぼれやすく捨てにくい
- 幅
- 257mm(約)
- 奥行
- 253mm(約)
- 高さ
- 1129mm(約)
- 重量
- 3.2kg(約)
- 充電時間
- 3.5時間
- 連続運転時間
- 60分(最大)
- 型番
- SV46 SU
いつもの掃除機の感覚で掃除
コードレス掃除機のように、1カ所を押して引くスタイルで掃除するようにできています。
ヘッドに多少の重さを感じますが、いつものダイソンの感覚で掃除できます。
往復で汚れを落とす
本製品は1往復での掃除を想定しているため、往路では汚れは落ちず。
しかし、復路ではしっかり汚れを落としました。拭き跡に水が残り気味でした。
ヘッドは完全に分解できる
給水タンクはヘッドパーツから分離できませんが、給水口は大きめ。
ヘッドは分解して丸洗いが可能。分解もカンタンで洗いやすいです。
汚水がこぼれるのは要改良
汚水が残っている状態でヘッドを傾けると汚水がこぼれます。これで何度も床を汚してしまいました。
【6位】ロボロック「Dyad Pro」
- ロボロックDyad Pro
- 実勢価格: ¥52,420〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで見る¥59,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥57,013〜
- 掃除力
- 使い勝手
- 収納性
- メンテナンス
なじみやすいグリップで操作性良し
水拭きコードレス掃除機のおすすめランキング6位は、ロボロック(Roborock)「Dyad Pro」でした。吸引式の乾湿両用タイプです。
3本のブラシを備えたヘッドで、壁際までしっかり掃除できるという触れこみの本製品。
ただ、肝心の汚れがわずかに残ったため、評価が下がりました。
ヘッドは大きいですが意外と小回りは利き、グリップが手になじむため、操作性は上々です。
- 幅
- 260mm
- 奥行
- 303mm
- 高さ
- 1109mm
- 重量
- 4.8kg
- 充電時間
- 4時間(約)
- 連続運転時間
- 43分(最大)
- 型番
- WD2H1A
水拭きコードレス掃除機のおすすめ まとめ
以上、水拭きできるコードレス掃除機のおすすめランキングでした。
今回のテストで油分を含む汚れを落とせる掃除力の高さは実証できました。今後は清潔な床で気持ちよく過ごすためのマストアイテムになるかも知れません。
一方で、その大きさと重さは想像以上。操作性や持ち運びやすさといった使い勝手の面では評価が伸びず、まだまだ使う人を選びそうです。
オートクリーニングは洗濯機くらいうるさい
オートクリーンモードは吸引式の全5製品に備わっていましたが、気になったのはその動作音。洗濯機かと思うくらい大きく、使う時間帯を選びます。また、乾燥には時間がかかります。
▼各製品の動作音
- ドリーミー「H12 PRO」……75.1dB
- ハイアール「MIZUKI」……78.3dB
- ロボロック「Dyad Pro」……78.5dB
- アンカー「マッハ V1 Ultra」……70.3dB
- アンカー「マッハ V1」……71.2dB
ベストバイは普段使いにちょうどいいハイアール
ハイアール
MIZUKI
実勢価格:¥32,242
今回のテストでベストに輝いたハイアール(Haier)「MIZUKI」。ちょうどいいサイズ感で小回りが利き、掃除のしやすさが魅力の一台です。
サッとひと拭きでガンコな汚れも落とし、掃除力も良好。日常的に使いやすい水拭きコードレス掃除機です。
家族へのアピールポイントは?
手間のかかる雑巾がけがサッと終わるのが魅力のハイアール「MIZUKI」。かがまないので腰への負担がほとんどなく、小さなゴミなら併せて吸引してくれます。
雑巾だと意識して力を入れないと落ちなかった汚れが、水拭き掃除機ならサッと往復するだけできれいになるのが魅力です。
2台持ちしなくていいダイソンも理想形かも
ダイソン
Dyson V12s Detect Slim Submarine
実勢価格:¥121,000
ダイソン(Dyson)「Dyson V12s Detect Slim Submarine」は、コードレス掃除機のヘッドを交換することで水拭きに対応。
拭き取り式なので水の吸引はできませんが、ある程度の汚れを落とすことができます。
水拭きの実力や使い勝手に改良の余地はあり点数は全体の5番目でしたが、いつもの掃除機の感覚で掃除できるので理想形かもしれません。
家族へのアピールポイントは?
吸引力はお墨付きの本製品。1台で吸引掃除と水拭きをまかなえます。水拭き専用機より掃除している感覚が軽快です。
スティック掃除機と2台持ちしなくていいので、水拭きをメインにするのでなければコンセプト的には最良です。
掃除力No.1はアンカー「マッハ V1」でしたが、その差はわずかでした。そのため、水拭きコードレス掃除機は使い勝手重視で選ぶのがおすすめです。
今回のランキングを参考に、手軽でキレイに水拭き掃除ができる一台を見つけてみてくださいね。
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身長160cm程度で、ハイアールのサイズでもドックからの取り外しや設置に苦労します。