スイッチボットで掃除のどこが変わる?

自動ゴミ収集や水拭きモップの自動洗浄など、便利な機能を搭載したロボット掃除機。スティック掃除機が一体になったモデルやアーム付きなど、ロボット掃除機の進化が止まりません。
そこで今回は、ドックにロボット掃除機とハンディにもできるスティック掃除機を同時収納できるスイッチボット「ロボット掃除機 K10+Pro Combo」をピックアップ。実際の使い勝手はどうか、実機を検証しました。
スイッチボットの3 in 1掃除機の実力は?
スイッチボット「ロボット掃除機 K10+Pro Combo」
- スイッチボットロボット掃除機 K10+Pro Combo
- 最安価格: ¥76,450〜
- 吸引性能(ロボット)
- 吸引性能(スティック)
- 吸引性能(ハンディ)
- 立ち回り性能
- メンテナンス
- アプリ性能
- 静音性
- 設置性
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 3in1で多彩な掃除ができる
- 家具の隙間も軽快に動く
- ハンディの吸引力は十分
- がっかりポイント
-
- ロボット掃除機の吸引力は控えめ
- 水拭きの掃除力は強くない
- 小さな障害物の認識は弱い
- 幅
- 248mm(本体)、240mm(スティック形態時)、195mm(デュアル集塵ステーション)
- 奥行
- 248mm(本体)、135mm(スティック形態時)、297mm(デュアル集塵ステーション)
- 高さ
- 92mm(本体)、1170mm(スティック形態時)、410mm(デュアル集塵ステーション)
- 重量
- 2.3kg(約、本体)、1.17kg(スティック掃除機本体、バッテリー)
- 型番
- K10+ PRO COMBO
ハンディもドックに収納
サッと外して

スティックで掃除可能!

スティック掃除機はドックの背面に収納できて、いつでも取り出して使用できます。加えて、計4つのノズルとブラシも付属していて、多彩な掃除ができるのも魅力です。
「メーカーの推しポイント」を実際に検証
▶ロボットとスティック(+ハンディ)を1つに収納
ドックステーションはロボット掃除機とスティックを同時に収納可能。ロボットだけではなく、スティックのゴミも自動で収集します。また、スティック掃除機のアタッチメントを付け替えることでハンディク
→<check1>吸引性能(クリーナー)、<check3>吸引性能(ロボット)でチェックします。
▶最小サイズのボディで隙間もスイスイ通り抜ける
ロボット掃除機は直径24.8cm、高さ9.2cmのコンパクトサイズ。小回りが利くため、家具の隙間や狭い空間もスイスイと移動して掃除できそうです。
→<check2>立ち回りでチェックします。
▶わずが45dBで図書館より静か!?
吸気ダクトの設計などを工夫しロボット掃除機の運転音を抑制しているのもウリのひとつ。図書館並みの45dBだとアピールしています
→<check4>静音性でチェックします。
▶水拭きは使い捨てシートが使える
市販のお掃除シートをセットすると水拭きの掃除にも対応し、洗って干す手間が必要ありません。SwitchBot曰く「90%以上の市販品に対応」とのこと。
→<check5>水拭きでチェックします。
それでは検証結果を順に見ていきましょう。
<check1>吸引性能(クリーナー):ロボットが届かない場所も掃除しやすい
Before

After

壁際と突き当たりに撒いたコーヒー粉をほぼ残らず吸引して、隅々まで掃除できるのが魅力です。また、カーペットに撒いたコーヒー粉や長毛じゅうたんの紙片、髪の毛も十分に吸い込みました。
フローリングの砂はわずかに取りきれませんでしたが、許容範囲なレベルです。
ハンディの吸引力も優秀!

ハンディの吸引力テストでも、サッシ溝、壁際・突き当たりとも「優秀」評価を獲得しました。
<check2>立ち回り:家具の狭い隙間もスイスイ動いた
世界最小級のサイズというだけに、家具の隙間をスイスイと動き回り、椅子やテーブルの脚のギリギリまで掃除しました。また、毛足の長いカーペットは小型でも止まらず走行します。
しかし、小さな障害物は認識できないのか、当たって引きずる場面もありました。
ワゴン下

本体サイズが小さいので、ワゴン下やソファ下もためらう挙動なく入り込んでいきます。
テーブル下

テーブル下に入ったときも椅子の脚に強く当たらず、スイスイと動き回って全域をしっかり掃除しました。
おもちゃ

小物は苦手……。おもちゃ、トレイなどの背の低い障害物は認識するような動きは見せず、止まらずに当たって引きずってしまいました……。
<check3>吸引性能(ロボット):吸引力テストはあまり振るわず
クッションフロア 吸収率79.1%

クッションフロアに撒いた砂はブラシで散らした後にフォローができず、かなり取り残しました。フローリング、タイルカーペットの検証でも、コーヒー粉や紙片、毛髪を完全に取りきれませんでした。
吸引力は控えめなので、スティック型と併用するのがおすすめです。
吸引率 | 評価 | |
フローリング (最強モード) |
96.2% | 良好 |
フローリング (最弱モード) |
87.4% | 合格 |
タイル カーペット |
94.0% | 合格 |
吸引力はどのテスト条件でも伸び悩みました。
<check4>静音性:どの運転モードも静音で稼働しました
モード | 音 | 評価 | |
本体 | 最弱 | 59.4dB | 優秀 |
標準 | 64.8dB | ||
最強 | 69.8dB | ||
スティック | 最弱 | 68.5dB | 良好 |
最強 | 74.0dB | ||
ドック | ー | 79.5dB | 良好 |
ロボットの走行・吸引時の騒音値は、公式が発表している「45dB」ほどではないですが、最弱モード時は60dB以下と静かでした。
<check5>水拭き:水拭き掃除はあまり期待できない
Before

After

市販のお掃除シートを取り付けて検証しました。壁際ギリギリを走行してシート範囲の床は拭けていますが、濡れ量は控えめです。
汚れ落ちテストもほぼ変化がなく、ガンコな汚れだと拭き取るのは厳しいかもしれません。
“取り残し”を手軽にスティックでフォローできる

以上、スイッチボット「ロボット掃除機 K10+Pro Combo」の紹介でした。
ロボットはコンパクトでソファの下などに入り込み掃除してくれます。その反面、カメラ非搭載のため小さな障害物には強く当たることが多く、外出時に小物を片付けるのが無難かもしれません。
吸引力テストは、ロボットはどの床材でもゴミの取り残しが目立ちました。
一方、スティック掃除機の吸引力はパワフルなので、ロボットが残したゴミも手軽にフォローできるのがこの「コンボ」の強みです。
なお、市販のお掃除シートによる水拭きは、モップのような回転や振動をしていないためか、ガンコな汚れ落ちは期待できません。
汚れが強くなる前に拭いてキレイな状態を維持できるよう、こまめに使うのがおすすめです。
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クリーナーとしての吸引力は十分なレベルだと思われます。