窓拭きロボット掃除機がコンパクトになって登場
あまり掃除しないのなら いっそロボットに任せては?
日本では、もともと海外のような大きな窓を備える住宅が少なく、最近は住宅の窓が徐々に小さくなっているなんて話も聞きます。そんな状況で窓拭きロボット掃除機を薦められても「手で拭けばいいから」と思ってしまうのではないでしょうか。
しかし、そうは思っていても、普段忙しいと、窓掃除は後回しになりがちではないでしょうか。年末の大掃除のときしか掃除しないという人は、きっと少なくないはずです。
そこで今回、雑誌『家電批評』編集部では、コンパクトになった窓拭きロボット掃除機の新モデルエコバックス「WINBOT MINI」に注目し、テストしました。
窓拭きロボット掃除機ってナニ?
窓に吸着して自動で窓拭きを行ってくれるロボット掃除機です。日本ではエコバックス(ECOVACS)の「WINBOT」シリーズが有名です。
エコバックス「WINBOT MINI」
- エコバックスWINBOT MINI
- 実勢価格: ¥29,800〜
- 幅
- 215mm
- 奥行
- 215mm
- 高さ
- 55mm
- 重量
- 1.3kg(約)
窓拭きロボット掃除機の使い方は?
まずはエコバックス「WINBOT MINI」の仕組みをざっくり解説!
窓拭き掃除機は、ファンの吸引力で窓に密着し、窓ガラスの上を移動しながらスプレーノズルから洗剤を散布、モップで汚れを拭き取ります。
また、内蔵される各種センサーによって、周囲を把握して効率的な清掃経路を設定し、4mm以上の障害物を回避。
本体の向きやガラスの端の検知、吸着状態の監視などもできます。
①球状センサー
吸着状態などを監視するパーツ
窓面への吸着状態や端を感知する重要なセンサーで、本体四隅に付いています。汚れると感度が落ちるため、定期的に清掃が必要です。
②モップ
拭き跡を残さない!
着脱可能なマイクロファイバー製の清掃クロス。400%の保水率で汚れをしっかり落とし、拭き跡を残しません。湿らせて取り付けます。
③駆動輪トラック
ガラスを傷付けずスムーズに移動
窓面を移動するための駆動用パーツです。ホコリや汚れが付着すると動作不良の原因になるため、使用前に清掃が必要です。
④ファン
これのおかげで窓にくっ付く
最大7500Paの吸引力で窓面に吸着させる役割を担います。電源を接続し、スタートボタン長押しで起動し、窓に貼り付きます。
どうやって使うの?
1. 濡らしたモップを装着
2. 水と洗浄液を入れる
3. ロープを設置
4. 窓に取り付ける
使い方も簡単。モップを装着したら専用洗浄液をタンクに入れ、安全ロープを安定したものに固定後、電源を入れて窓に取り付けるだけ。あとは自動で最適な経路を計算して窓をキレイにします。
エコバックス「WINBOT MINI」の実力は?
手で掃除するよりもはるかにキレイになった!
この汚れの手形が……
ここまでキレイになりました!
窓ガラスに皮脂汚れ(手形)をつけてその上を1回走行させてみたところ、汚れ落ちに感動。
また、手で拭くと力加減やタオルの当て方にムラが出やすいですが、エコバックス「WINBOT MINI」なら一定の圧力で均一に拭き取れるため、仕上がりがよいと感じました。
掃除道具をあれこれ準備する手間がなく、高い場所に手を伸ばしたり、台に乗って作業したりと頑張らなくていいのもうれしいですね!
アプリではリモコンのような手動操作も可能
ラクだし本当に窓がピカピカになります。もっとはやっていい製品です。
【POINT】窓以外にも使える場所があるかも!
公式サイトのQ&Aでは窓ガラス以外に使用できないとありますが、説明書の使用条件をよく見ると、ある程度厚みがある平滑な面なら使える可能性がありそうです(ただし自己責任)。
油汚れには使えないとあるためキッチンの壁は心配ですが、浴室の壁や鏡(段差がある場合や厚さ4mm以下NG)などは、試してみる価値がありそうです。
試すなら自己責任で!
水垢が落ちたら嬉しいかも!
窓拭きロボット掃除機を使うときの注意点は?
エコバックス「WINBOT MINI」で一番コワいのが、落下による事故や損傷です。利用できない窓ガラスの条件などは、事前に確認しておきましょう。
ちなみに使用できるのは厚さ3mm以上で、隙間やひびのない平らな窓ガラス。
ステッカーやポスターが貼られている、凸凹のパターンがある、油汚れが付着している窓ガラスはNGです。
また、バッテリータイプでないため充電切れの心配はありませんが、運転中に電源コードが物に引っかからないかの確認も必要です。
以上、窓拭きロボット掃除機エコバックス「WINBOT MINI」の紹介でした。
気になった人は、ぜひチェックしてみてください。
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一定の速さ・力で拭くので、拭きムラができにくいようです。