家電ドラム式洗濯機のトレンド・選び方は?

洗濯から乾燥までを一手に担ってくれるドラム式洗濯機(ドラム式洗濯乾燥機)。2000年代初頭に発売されたパナソニックの「ななめドラム」や「ヒートポンプ」は、今のドラム式洗濯機の主流となっています。

その後も新しい技術や機能が搭載されたドラム式洗濯機が続々と登場しています。そんなドラム式洗濯機の最近のトレンドを見てみましょう。

トレンド1:洗剤・柔軟剤自動投入

洗剤と柔軟剤をまとめて入れておけば、あとは洗濯機が勝手に量を調整して、適量を入れてくれます。

トレンド2:スマホ連携機能

外出先からの運転などのほか、衣類から最適なコースを教えてもらえるなど、便利な機能が盛りだくさんです。

今後増えそうなのはAI搭載乾燥やフィルター自動掃除

洗剤・柔軟剤自動投入やスマホ連携機能のほかにも、AIによる洗濯や内部パーツの自動掃除・自動槽洗浄機能などが今後は増えていきそうです。

家電ドラム式洗濯機の乾燥方式の種類は?

ドラム式の魅力である乾燥性能の高さ。その乾燥方式は、高級機に採用されることが多いヒートポンプ式、安い製品に採用されるヒーター式、シャープなどが採用しているハイブリッド式など主に3タイプがあります。

ヒートポンプ式

主に高級機に使われがちなのが、ヒートポンプ式。空気中から取り出した熱で衣類を乾かすので、ヒーターが不要。電気代が安いうえ、除湿も行うため乾燥が短時間ですみます。乾燥が速くエコなヒートポンプ式がヒーター式より高性能とされ、これを搭載できるのはドラム式だけです。

ヒーター式

低価格機に使われがちなのがヒーター式。ヒーターの熱を使って洗濯物を乾燥します。購入価格を抑えられる半面、電気代が高くなりやすいのが欠点。衣類も傷みやすいです。

ハイブリッド式

ヒートポンプにサポートヒーターが付いて省エネ性能の優れているのが、ハイブリッド式。ヒートポンプに加え、乾燥の開始後・終了前のみ作動するサポートヒーターを組み合わせ、効率的に洗濯物を乾かします。

家電国内でドラム式洗濯機を展開しているメーカーは?

国内でドラム式洗濯機を展開中のメーカーは主に6社。市場を引っ張る日立、パナソニック、東芝の3社が人気で、新モデルが毎年登場しています。

縦型とドラム式の違い

かつては洗浄力なら縦型洗濯機、乾燥ならドラム式という図式がありましたが、最近はドラム式の洗浄力が向上しその差が埋まりつつあります。そのため、乾燥機能付きの縦型洗濯乾燥機のラインナップは減ってきました。

とはいえ、ドラム式はその高い乾燥力と省エネ性能のため、本体価格はやはりお高くなります。ただ、最近はアイリスオーヤマなどから、縦型並みに安いドラム式も登場しています。

家電各社のドラム式洗濯機6製品を徹底比較しました

年々進化しているドラム式洗濯機。今回は、主要メーカーのハイエンドモデル6製品を徹底比較しました。

▼テストしたのはこの6製品

  • シャープ「ES-W114」
  • 日立「BD-STX110G」
  • 東芝「TW-127XP1」
  • アクア「AQW-DX12M」
  • パナソニック「NA-VG2600」
  • パナソニック「NA-LX129A」

以上、6製品の実力をガチで検証していきます。

家電ドラム式洗濯機の比較方法は?

プロご協力のもと、今回は5項目に分けてテストを実施しました。具体的な比較方法は以下のとおりです。

比較項目1:洗浄力(40点)

6種類の衣服と2種類のタオル計8種類に、検査機関などでも使用される標準人工汚染布を取り付け、洗濯機にイン。常温では水温を一定にし、温水では洗濯機内の水温を計測し乾燥まで行いました。最終的に、取り外した布の色が洗濯前の色に比べてどれくらい変わったかを数値化し、6製品で比較しました。

洗濯した汚れはこの2つ

カーボンや皮脂などの汚れが均一に付着した「標準人工汚染布」を使用。

赤土・カレー・口紅といった“本物の汚れ”を付けた布を使用して、汚れ落ちを比較しました。

標準の3コースで洗濯

最も使われるであろう以下の洗濯コースでテスト。ただ、なかにはその条件だと実力を発揮できない製品もありました。

1:常温洗浄コース

使用した衣類は約4kg。洗濯水の温度を20℃に調整し、人工汚染布の洗浄力(%)で評価しました。

2:温水洗浄コース

温度設定できる製品は40℃に設定し、人工汚染布と本物の汚れの洗浄力(%)を確認しました。衣類は約4kgとしています。

3:おしゃれ着コース

上の2つのコースよりも衣類の量を減らし、約1kgで実施。人工汚染布の洗浄力(%)で評価しました。

※得点には常温と温水コースの結果を反映しています。

色の違いを計測し汚れ落ちを数値化

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

洗濯前後の色の違いを測色計で数値化。洗浄率を算出しています。

比較項目2:乾燥力(30点)

テストに使用した衣類は、洗浄力のテストでも使用した8種類の計約4kg。まず最初に、全ての衣類の重さを量ります。次に、これを「標準コース(常温)」で洗濯から乾燥まで行い、取り出してすぐ重さを計量。この重さを比較して、乾燥後の含水率を算出しました。これをベースにスコアを付けました。

ただ、実際触ったときの印象と数値が異なる場合もあるので、そのあたりも加味したスコアになっています。なお、このテストは標準コースのほかにシワ取りコースでも実施したのですが、標準コースと比べるとメーカーごとにタイプのバラつきがある(コースがあったりなかったりした)ため、参考にとどめています。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

数値的に乾燥していても実際には湿り気が残ることもあるため、正確性を担保するために2つのチェックを行っています。

この8種類の衣類で比較

生地が厚いこの3つが乾くかがカギ!

比較した結果、湿った状態が多かった衣類がこの3点。特にチノパンは乾かないことが多い最難関でした。

比較項目3:生地傷み(10点)

5カ所に穴をあけたテスト専用の布を、衣類と一緒に各コースで洗濯乾燥。穴からほつれ出した糸の本数を数え、少ないもの=傷みにくい、として高スコアにしました。

比較項目4:電気代(15点)

各製品に消費電力を計測するための機器(ワットモニター)を設置しました。

常温と温水それぞれの標準コース、シワ取りコース、おしゃれ着コースの4種で洗濯から乾燥まで運転。脱水後と乾燥後に、電力使用量と金額をチェックしました。なお、前回のテスト結果と比較したケースでは、1kWhあたりの料金を今回の27円に合わせて料金を算出し直しています。

比較項目5:使い勝手(15点)

タッチパネル&ボタン操作

タッチパネルやボタンなどの操作類がわかりやすいか、操作がしやすいかをチェックしました。

洗剤・柔軟剤自動投入

自動投入でタンクの投入口に洗剤を入れやすいかを比較。

スマホ連携機能

スマホ連携のあるものは使ってみて、使いやすければ加点しています。

タッチパネルやボタンなどの操作類、スマホ連携機能の使いやすさ、洗剤自動投入のタンクに液体洗剤を入れやすいかのほか、フィルター類の手入れの楽チンさや洗濯物の出し入れのしやすさなどを比較しました。今回のテストで唯一、主観のみで判定したテストなので、配点は低めです。

以上の5項目を比較した結果、評価の高かった製品からおすすめ順に発表します。

なお、今回の比較では、実測運転時間は標準コース(洗濯〜乾燥)の運転開始から終了までの時間、1回あたり電気代はそのときの電力使用量から、1kWhあたり27円として算出し小数点第二位を四捨五入しています。

第1位【おすすめドラム式洗濯機1位】東芝「TW-127XP1」

王冠アイコン

東芝
TW-127XP1
実勢価格:33万円

サイズ・重量:W645×D720×H1060mm(給・排水ホース含む)・約89kg 
ボディ幅:600mm
設置可能防水パン:奥行内寸520mm以上
洗濯容量12kg、乾燥容量7kg
洗剤自動投入あり

▼テスト結果

  • 洗浄力 :34点/40点
  • 乾燥力 :28点/30点
  • 生地傷み:5.5点/10点
  • 電気代 :8点/15点
  • 使い勝手:5点/5点
  • 合計  :80.5点/100点

 

  • 洗浄力(常温・汚染布):52.3%
  • 洗浄力(温水・汚染布):72.1%
  • 実測運転時間:4時間16分
  • 1回あたり電気代:55.4円(2.05kWh)

今回ベストバイに輝いたのは、東芝「TW-127XP1」。前回のテストより比重が高くなっている洗浄力のテスト結果がよかっただけでなく乾燥力や、ほかのテスト項目でもバランスよくスコアを稼げたことが勝因です。

また、見やすく操作しやすいタッチパネルや、UV除菌を使ったコースの追加など、使い勝手の面でも優秀。使い勝手の評価では、エントリー6製品中唯一満点を獲得しています。評価対象外の運転時間も平均的で、これといった弱点が見当たりません。

【洗浄力】

どんな汚れもまんべんなく落として優秀

東芝は、人工的な疑似汚れを付けた汚染布と、赤土・カレー・口紅の3種類の本物の汚れを付けた布のどちらのテストでも高得点でしたが、特に洗浄力の高さを実感できたのは「本物の汚れ」で行った温水テストのほうでした。

ちなみに、2年前に比較検証を行った時に「一番目立たない」と評価された口紅は、今回のテストでも跡がわからなくなるほどよく落ち、実力が確かであることがわかりました。

汚染布テストは洗浄率52.3%

標準コース(常温)の汚染布テストでは4位タイでしたが、上位との差はわずかでほぼ互角の内容。ちなみに、トップの製品でも、洗浄率は55.4%でした。

山本
家電批評編集部
山本 のコメント

東芝はトップ評価はひとつもありませんでしたが、ほとんどのテストで上位にランクインしました。

洗浄力の検証では、本物の汚れを使ったテストでは真っ白なTシャツに付いた汚れがスッキリ落ちて、ほぼ完全に元の状態に戻っていたのを見ると、たしかに効果がありそうでした。一方、汚染布を使って汚れ落ちを見るテストでも、トップと大きな差はありません。どちらのテストもそつなくこなし、高得点につなげました。

【乾燥力】

厚手のパーカーやエプロンも完全に乾く

厚手のパーカーもなんのその
生地が硬くてもしっかり乾燥
チノパンはかなりシワが多い
ポッケの中が若干しっとり

▼テスト結果

  • Tシャツ     :◎
  • ワイシャツ   :◎
  • チノパン    :◯
  • パーカー    :◎
  • ブラウス    :◎
  • エプロン    :◎
  • タオル     :◎
  • 薄手のバスタオル:◎

乾燥力テストでは、生地が硬い・厚い衣類だと乾燥が不完全になる製品もあったなか、東芝はほぼ完ぺきに乾きました。唯一、チノパンだけはポッケの内側に少し湿度を感じたので「○」評価になっています。

乾燥具合を知るための手がかりがこちら

上のグラフは、テスト前をゼロとし、テスト後に含水率がどう変わったかを表したもの。テスト前より水分を含んでいれば上に、乾燥していれば下に棒が伸びています。グラフを見ると、東芝は日立に次いで衣類を乾燥できたということになります。ちなみに、圧倒的にダメっぽく見えるアイリスとパナですが、自分で乾燥の設定を調整すれば、乾燥能力を上げられます。

乾燥力のテストでは、前回のテスト時と同じく日立と東芝がハイレベル。先代モデルから「チノパンに深いシワがつく」という点を受け継いでしまっているのは惜しいところですが、チノパン以外はカラッと乾燥できました。

唯一「○」をつけたチノパンについては評価が難しいところで、乾燥後の重さはプラマイゼロ。ということは完全に乾いているともいえますが、実際に触ってみると内側に湿度を感じる部分があったため、評価を一段階下げています。

家電批評編集部員
プロが本音でテストする家電購入ガイド
家電批評編集部員 のコメント

数値上は「乾いた」ことになっていても、触って湿度を感じた場合は評価に反映しました。

洗濯物全体の含水率を見てみると、洗濯前に比べて0・7%ほどマイナスとなっており、元の状態よりさらに乾燥できていることがわかります。この含水率、前回のテストではマイナス4%程度だったので今回のテスト結果はやや物足りない気もしますが、日常で使っていて乾燥能力不足で不満が出るケースは、まずないでしょう。

【生地傷み】

生地の傷みやすさはワーストレベル

穴を開けた布の糸がほつれた本数から、生地の傷みやすさを判定。3つの洗濯乾燥コースでテストしましたが、残念ながら東芝は最下位という結果でした。

途中の脱水までであれば、勝てる製品もあったのですが、乾燥まで行うと、他社製品よりも大きな負担が生地にかかったようです。大切な衣類の乾燥をする場合には、自分で調整しながら使うほうが安心です。なお、他社の結果を見ると、単純に洗浄・乾燥力が高い=傷みやすい、ではないようでした。

岡野 学 氏
ライター・編集者
岡野 学 氏 のコメント

このテスト結果、洗浄力や乾燥力の高さに比例していないのが面白いですね。

生地傷みについては、洗浄・乾燥に隙のない東芝唯一の弱点かも。他社の同テストの結果を見てみると、どうやら洗浄力や乾燥力が強いから生地が傷むわけではなく、洗濯槽の形状、回転のさせ方など、さまざまな影響が考えられますが、傷みやすそうな素材の衣類は、自分で設定を細かく調整したほうがよいでしょう。

【電気代】

ほぼ平均だけど2年前よりやや高い

前回テストでは1回あたり51.3円だった電気代は少し上がって55.4円になりました。ただ、今回のテスト結果を見ると全体的に値上がり傾向、この評価内の順位はほとんど動きませんでした。

どこでお金がかかるのかを見てみると、洗濯だけでかかる電気代は4.6円(55.4円-50.8円)ほどとトップクラスの安さなので、乾燥にかなり電力を割いていることがわかります。また、温水洗浄もワーストの電気代。もし節約を意識するなら、温水洗浄や乾燥の使い方を工夫しましょう。

電気代は6製品中4位でやや高め

東芝が上位に食い込めなかった評価項目(金額的にはほぼ平均)のひとつが電気代。ただ、乾燥力を見る限り「その分乾燥を頑張っている」からとも考えられます。

電気代は、6製品中4位。全体平均は53.4円だったので、ほぼ平均的な金額ですが、最安の製品は洗濯から乾燥まで30円ちょっとだったため、それを考えるとやや高めです。なお、東芝の場合、乾燥が占める電気代がほかよりも高いので、洗濯のみで済ませてしまえば1回あたりの電気代をグッと抑えられます。

【使い勝手】

大型のタッチパネルが使いやすく毎日のお手入れもしやすい

テストした6製品のなかで、唯一「使い勝手」の項目で満点を獲得したのが東芝。洗剤・柔軟剤の自動投入機能やスマホ連携機能などは従来機でも搭載していて、どれも評判だったのですが、新モデルでもそれらの機能は引き継いでいます。

洗剤・柔軟剤自動投入は問題なし

便利な液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能はもちろん搭載。本体左側、前面からやや奥まったところに投入口があるので、個人的にはやや入れづらい?と思いましたが、周囲からはそうした声は上がらなかったので、筆者が左利きのせいかもしれません。

糸を取りやすい排水フィルター
ゴミに触れず落とせる
意外と役立つサブフィルター

排水フィルターや乾燥フィルターの使いやすさも秀逸。サブフィルターもちゃんとホコリを取ってくれていました。

意外と見落としがちなのが、お手入れが必要なフィルター類ですが、たとえば排水フィルターは振るだけで糸くずが落とせたり、乾燥フィルターはレバーを押すだけでゴミを落としたりでき、使いやすさもとても優秀でした。

使いやすいタッチパネル

モードごとに色が変わるタッチパネル。前回テスト時に評価の高かった使いやすさは新モデルでもしっかり継承しています。

使いやすい電源ボタン

電源ボタンはタッチパネルとは別にあり、入/切も別々になっています。きちんと押したことがわかるので、とても使いやすいです。

業界初のUV除菌機能搭載

業界で初めてUV除菌機能を搭載。“洗えない”ものに使えるので、除菌しながら洗濯や乾燥ができて便利です。なお、今回比較した製品のなかでは、アクアもUV除菌を搭載しています。

東芝の勝因のひとつが、40点もの配点がある「洗浄力」のテストで高得点を獲得できたことです。総合してみるともっともバランスに優れた一台。今年のベストバイとして、自信を持っておすすめできます。

第2位【おすすめドラム式洗濯機2位】シャープ「ES-W114」

シャープ
ES-W114
実勢価格:26万6300円

サイズ・重量:W640×D727×H1115mm(給・排水ホース含む)・83kg
洗濯容量11kg、乾燥容量6kg
洗剤自動投入あり

▼テスト結果

  • 洗浄力 :26点/40点
  • 乾燥力 :26点/30点
  • 生地傷み:7.5点/10点
  • 電気代 :13点/15点
  • 使い勝手:3点/5点
  • 合計  :75.5点/100点

 

  • 洗浄力(常温・汚染布):38.3%
  • 洗浄力(温水・汚染布):73.3%
  • 実測運転時間:4時間10分
  • 1回あたり電気代:40.8円(1.51kWh)

東芝に次いで2位にランクインしたのは、前面のガラスドアが印象的なデザインのシャープ「ES-W114」。常温の洗浄でスコアを伸ばせず、洗浄力は6位。ただ、そこ以外はすべて平均点以上で2位にランクイン。電気代の安さは特筆ものです。

【洗浄力】

汚れ落ちはあと一歩

3種の汚れを使ったテストでは、口紅にめっぽう強い一方で、カレーには弱いことが判明。写真を見ても少し跡が残っています。

汚染布テストは洗浄率38.3%

常温洗浄に関しては、今回ほとんどよい結果は得られず。おしゃれ着の洗浄力がまあまあだったことだけが救いです。

汚染布のテストは、常温では6製品中最下位。そして温水では他社製品と遜色なし。一方、おしゃれ着は3位と、いいのか悪いのか微妙な結果でした。なお、シャープの標準洗浄は、好みをAIが学習するタイプ。初めて使う今回は、それが機能しなかった可能性も。

岡野 学 氏
ライター・編集者
岡野 学 氏 のコメント

AIが好みを学習する過程が必要なので、最初はあえて弱く洗っているのかも。

洗浄力の傾向は前回検証した「ESー112」にかなり似ているものの、今回は常温での洗浄力が弱く出てしまいました。ただ、温水洗浄の結果は前回同様に優秀で、今回のテスト全体で見ても、悪くはありませんでした。

【乾燥力】

カラッとはしないけど乾いたといえるレベル

裏側にわずかな湿度あり

▼テスト結果

  • Tシャツ     :◎
  • ワイシャツ   :◎
  • チノパン    :◯
  • パーカー    :◯
  • ブラウス    :◎
  • エプロン    :◯
  • タオル     :◎
  • 薄手のバスタオル:◎

含水率から乾いていないことを判断できたのはチノパンだけ。ところが、実際に触ってみると、生地の厚いパーカーや硬いエプロンも一部に水分を含んでいそうで評価ダウン。とはいえ、全体で見れば上位の好成績でした。

家電批評編集部員
プロが本音でテストする家電購入ガイド
家電批評編集部員 のコメント

チノパン以外、数値上は乾いているはずなんですけどね。

タオルはふんわり

乾燥機能については今回新たに「ハイブリッド乾燥NEXT」を採用していることから、期待が高まりました。その結果が左上の表。たしかに、完全に乾いた物が多く、前回のテスト時よりも性能がアップしていそう。ただし、チノパンのように硬い素材、厚い素材だと、少し乾燥が甘くなるようです。

【生地傷み】

生地の傷みにくさはナンバーワン!

数回洗濯しただけでは衣類の傷みは見えないので、穴あき布のテストで判定することに。

洗浄から脱水・乾燥まで傷みにくさはパーフェクト

穴が空いている部分からほつれ出た糸の本数を数え、生地傷みを評価します。本数が少ないほど生地が傷みにくいのですが、シャープはこれが断トツでした。

生地の傷みにくさをチェックするテストでは、シャープが1位という結果に。「洗浄力」の結果を見ると、もしかしたらただ単純に洗う力が弱いんじゃないの?と勘ぐりたくなりますが、他社の結果を見ても、そうはなっていませんでした。

ちなみに、東芝のように洗浄力が生地にやさしくても、乾燥で生地傷みが大きくなるという結果が出た製品もあったのですが、シャープは洗浄から脱水・乾燥まで傷みにくさはパーフェクトでした。

【電気代】

洗浄も乾燥も全体的に安くて乾燥までやっても40円少し

常温洗浄から乾燥まで使った場合、合計で40.8円。これはパナLXシリーズに次ぐ2位の記録でした。

温水の電気代は記録上は2位ですが、最も高かった東芝と比べると3分の1以下という安さ!

電気代が特に安かった2製品の工程別金額

シャープの洗濯乾燥機は搭載センサーによって効率的に省エネする「やさしさ設計」になっていますが、電気代を算出してそれを実感。常温洗浄、温水洗浄、乾燥のどのコース、工程でも電気代が安いので、コストを気にしながらビクビク使うなんて心配はありません。

【使い勝手】

掃除は自動

乾燥フィルターの中にワイパー(ブレード)が入っていて自動でお掃除してくれます。

シャープは、毎回の洗濯代が安く上がるだけでなく、本体自体が安く買えるのもポイント。昨年9月に発売された当初は38万円前後でしたが、順調に値下がりしています。現行ハイエンドとしては、かなり値ごろです。

第2位【おすすめドラム式洗濯機2位】パナソニック「Cuble 
NA-VG2600」

パナソニック
Cuble
NA-VG2600
実勢価格:30万6700円

サイズ・重量:W639×D665×H1050mm(給・排水ホース含む)・約74kg
洗濯容量10kg、乾燥容量5kg
洗剤自動投入あり

▼テスト結果

  • 洗浄力 :38点/40点
  • 乾燥力 :22点/30点
  • 生地傷み:4.5点/10点
  • 電気代 :8点/15点
  • 使い勝手:3点/5点
  • 合計  :75.5点/100点

 

  • 洗浄力(常温・汚染布):55.4%
  • 洗浄力(温水・汚染布):75.5%
  • 実測運転時間:4時間45分
  • 1回あたり電気代:72.1円(2.67kWh)

同じく2位はパナソニック「Cuble NA-VG2600」。洗浄力は、今回のテストで随一の38点を叩き出した一方で、乾燥力、生地傷み、電気代は伸び悩みました。また、運転時間も長く残念です。

【洗浄力】

つけた汚れの場所がわからなくなるほど真っ白に

特定の汚れを苦手とする製品もありましたが、Cubleは全てをキレイに落とすオールラウンダー。

汚染布テストは洗浄率55.4%と常温でもトップ評価

常温のテストは、ランキング対象の6製品ではナンバーワン(対象外も含めるとアイリスオーヤマが1位)でした。ただ、常温のテストは実力が拮抗していて、一部の製品を除き、明確な優劣はありません。

Cubleを使って最も驚いたのが、洗浄力がとても高いこと。真っ白なTシャツに3種類の汚れをつけて洗濯するテストでは洗浄率97.7%と、跡を探しても見つけられないほど、本来の白さに戻りました。

また、このテストでは赤土、カレー、口紅それぞれ個別の洗浄率を算出しているのですが、Cubleは3種類全てで95%以上の洗浄率を記録。どうせ見た目だけだろうと思っていたら、意外と働き者で使いどころのある製品でした。

【乾燥力】

高性能ではないけどそこそこ乾く

しっかり乾いてシワも少ないです。

▼テスト結果

  • Tシャツ     :◎
  • ワイシャツ   :◎
  • チノパン    :△
  • パーカー    :◯
  • ブラウス    :◎
  • エプロン    :◯
  • タオル     :◎
  • 薄手のバスタオル:◎

結果だけを見ると2位のシャープと全く同じに見えますが、含水率などを含めて考えると、乾燥性能はCubleよりシャープのほうがわずかに上。ただし、エントリー6製品のなかで比較した場合、「まずまずの乾燥性能」というジャッジになります。

重さはわずかに増えた

Tシャツは、含水率が0.1%増えたもののしっかり乾いてほぼシワもありません。

【生地傷み】

「おしゃれ着コース」なら生地を傷めず洗える

このテストの過程で発見したのが、Cubleはおしゃれ着洗いに強いということ。洗浄力が特別高いわけではありませんが、生地への負担を最小限に抑え、やさしく洗い上げてくれます。ただ、乾燥工程では負担が急増するので要注意。

山本
家電批評編集部
山本 のコメント

複数のコースで試した結果、おしゃれ着コースだけとびきりやさしいと判明!

【電気代】

乾燥にお金がめっちゃかかる

洗浄(常温)から乾燥までの合計金額は約72.1円。これはワースト2位(※)で、同じパナのLXシリーズは1位で約30.8円の2倍以上。洗浄自体は標準で約5.1円、温水で約20.5円と、他製品と大きく変わりません。実は、本製品は6製品中唯一のヒーター乾燥。そこでコストがかさんでしまうんです。

※日立は脱水時から乾燥の準備をしているため、トータルでは最も高くなります。

乾燥のみの電気代比較

乾燥のみの電気代比較では、Cubleがもっとも高かったです。パナソニックでもう一台エントリーしているLXシリーズの倍以上(常温で乾燥まで使った場合)で、乾燥にやたらお金がかかります。これは、電気代が高いとされるヒーター式を使っているがゆえでしょう。

家電批評編集部員
プロが本音でテストする家電購入ガイド
家電批評編集部員 のコメント

高級機なのに、ヒートポンプでなくヒーター乾燥を使っているのが解せませんね。

乾燥力自体が低いわけではありませんが、運転時間も5時間弱と長く、ヒーター式のデメリットといわれる部分の影響をモロに感じます。このデザインのために割り切った部分なのかもしれませんが、洗浄力が高いだけに少し残念に感じました。

4位: 【おすすめドラム式洗濯機4位】アクア「
AQW-DX12M」

アクア
AQW-DX12M
実勢価格:23万8000円

サイズ・重量:W595×D685×H943mm(排水ホース含む)・約94kg
洗濯容量12kg、乾燥容量6kg
洗剤自動投入あり

▼テスト結果

  • 洗浄力 :34点/40点
  • 乾燥力 :17点/30点
  • 生地傷み:5.5点/10点
  • 電気代 :8点/15点
  • 使い勝手:2点/5点
  • 合計  :66.5点/100点

 

  • 洗浄力(常温・汚染布):53.8%
  • 洗浄力(温水・汚染布):74.9%
  • 実測運転時間:4時間38分
  • 1回あたり電気代:46.2円(1.7kWh)

4位はアクア「AQW-DX12M」。洗浄力はパナに次いで6製品中3位タイ。一方、乾燥力がやや弱く、使い勝手の部分でも難ありな点がありました。そのほか電気代や運転時間などは可もなく不可もなく、平均的な実力のドラム式洗濯機です。

【洗浄力】

洗浄力の高いパナ製品とほぼ互角の勝負ができる実力派

3種類の実汚れ落ちも優秀でスコアを伸ばしました。数値上はカレーや口紅の汚れに比べると、ほんのわずかに赤土汚れが苦手なようですが、洗ったTシャツを見る限り、気になるほどではありません。

汚染布テストは洗浄率53.8%

常温、温水、おしゃれ着全てで、洗浄力トップのパナには及びませんでしたが、差はほんのわずか。価格の違いを考えれば、コスパはかなり優秀です。

【乾燥力】

薄い衣類やタオルは合格でも少し厚みがあると怪しい

▼テスト結果

  • Tシャツ     :◯
  • ワイシャツ   :◎
  • チノパン    :△
  • パーカー    :△
  • ブラウス    :◎
  • エプロン    :△
  • タオル     :◎
  • 薄手のバスタオル:◎

ワイシャツやブラウス、タオルは完全に乾きますが、厚手のエプロンやパーカー、チノパンなどは湿りがはっきり。ただ、含水率を見ると極端に数値の大きなものはなく、“チノパンが乾かない”製品のなかでは優秀でした。

【使い勝手】

高さ低めで天面はフラットバスケットのちょい置きに便利 

UV除菌で衣類を清潔に

温水洗浄など3つのコースで使用。ちなみに、UV除菌機能は1位の東芝にも搭載。

置き場が狭くても安心

94.3cmとシステムキッチンより少し高いぐらいの高さで、物を置くのにいいです。

タッチパネルは押しづらい

タッチ式の電源ボタンの反応が悪く、タッチパネルも使いにくさを感じました。

PUSHボタンがナゾ

1m未満の高さで横幅がスリムな日本の住宅事情にマッチしたサイズをはじめ、ちょっとした物置きとしても使えそうな低くてフラットな天面、UV除菌機能など、使い勝手に工夫が見られます。一方で、タッチ式の電源ボタンの反応が悪く、タッチパネルも使いにくさを感じました。自動投入タンクをお手入れする際に本体から外すボタンは、説明書を見るまで何かわかりませんでした。

5位: 【おすすめドラム式洗濯機5位】日立
「BD-STX110G」

日立
BD-STX110G
実勢価格:28万295円

サイズ・重量:W630×D716×H1065mm(給・排水ホース含む)・約81kg
洗濯容量11kg、乾燥容量6kg
洗剤自動投入あり

▼テスト結果

  • 洗浄力 :17点/40点
  • 乾燥力 :30点/30点
  • 生地傷み:5.5点/10点
  • 電気代 :9点/15点
  • 使い勝手:4.4点/5点
  • 合計  :65.5点/100点

 

  • 洗浄力(常温・汚染布):50.2%
  • 洗浄力(温水・汚染布):58.5%
  • 実測運転時間:4時間33分
  • 1回あたり電気代:75.6円(2.8kWh)

5位は日立「BD-STX110G」。洗浄力と電気代で最下位となっている以外は平均点以上。注目は満点を獲得した乾燥力で、このスコアだけで総得点の約半分を稼いでいるのがスゴいです。

【洗浄力】

標準コースだと他社ほど好結果は出ず

ちょっと残念だったのが洗浄力です。人工汚染布での温水洗浄が、常温とほとんど変わらない結果だったのは本製品だけ。また、3種類の汚れもあまり落ちませんでした。上の写真でもわかるとおり、カレーの汚れがかなり苦手なようで、元の汚れの56%程度しか落ちていません。

【乾燥力】

他社製品が乾かせなかったチノパンも完ぺきに乾いた

テストした製品で唯一、チノパンを完ぺきに乾かしたことからも、その能力の高さがうかがえます。

▼テスト結果

  • Tシャツ     :◎
  • ワイシャツ   :◎
  • チノパン    :◎
  • パーカー    :◎
  • ブラウス    :◎
  • エプロン    :◎
  • タオル     :◎
  • 薄手のバスタオル:◎

ブラウスのみ含水率がわずかに増えましたが、触った感じ完全に乾いていたため評価は「◎」。テストした製品で唯一、チノパンを完ぺきに乾かしたことからも、その能力の高さがうかがえます。バスタオルについては含水率が10%以上も減る驚きの結果に。

さすが風アイロンでシワは少なめ

風アイロンを使う標準コースでかなりシワが取れ、他社製品よりもかなりキレイ。さらに、シワ取り用のスチームアイロンコースもあります。

スチームアイロンコースの仕上がりはこちら

シワ取り用のスチームアイロンですが、そこまで違いは感じませんでした。

【使い勝手】

タッチパネル搭載で格段に使いやすくなった

操作パネルがカラータッチ液晶に

タッチパネルを搭載し、メニューの見やすさが向上。直感的にモードを選べるようになりました。従来品からのスマホ連携も引き続き使えます。

大容量の洗剤タンク

液体洗剤が約1L、柔軟剤が約700mlの大容量。わざわざ残りを保管しなくてすみます。

前回はひとつひとつ物理ボタンを押していくのが手間で、明るい場所で見づらいと低評価だった操作パネルがついにカラータッチ液晶に。おかげで使いやすさが格段にアップしました。なお、シワ取り用のスチームアイロンですが風アイロンのあとにやってもさすがに効果は薄いようです。

6位: 【おすすめドラム式洗濯機6位】パナソニック「NA-LX129A」

パナソニック
NA-LX129A
実勢価格:36万7000円

サイズ・重量:約W639×D722×H1060mm(給・排水ホース含む)・約82kg
洗濯容量12kg、乾燥容量6kg
洗剤自動投入あり

▼テスト結果

  • 洗浄力 :36点/40点
  • 乾燥力 :8点/30点
  • 生地傷み:6点/10点
  • 電気代 :11点/15点
  • 使い勝手:4点/5点
  • 合計  :65点/100点

 

  • 洗浄力(常温・汚染布):54.5%
  • 洗浄力(温水・汚染布):75.9%
  • 実測運転時間:2時間31分
  • 1回あたり電気代:30.8円(1.1kWh)

6位はパナソニック「NA-LX129A」。乾燥力は正直期待外れの結果でしたが、洗浄力はトップレベル。そのほかにも、他の追随を許さない電気代の安さや洗濯乾燥時間の短さもポイントです。

【洗浄力】

温水洗浄の汚れ落ちはCuble同様最高レベル

温水洗浄が2年前より確実に進化して、総合2位のCubleと互角の洗浄力。目を凝らさないと汚れがどこにあったのかすらわかりません。

汚染布テストは洗浄率54.5%

特に洗浄力の高さがうかがえたのは温水コースでしたが、常温の結果も6製品中3位というレベルの高さです。

ランキング2位に入ったCubleも、本製品と同じパナソニック製ですが、両者に共通して言えるのが洗浄力の高さです。総合的にはCubleのほうが好成績でしたが、本製品は汚染布の温水洗浄力で勝っていて、2年前にテストした「NA-VX900A」と比べても高い数値を叩き出しました。

【乾燥力】

前回王者に異変!? タオル以外が乾かず

「標準コースで行う」という今回のテスト条件で、バスタオル以外の乾燥がほぼ全滅だった本製品。説明書を見ると、標準コースの欄には下着とタオルのイラストしかありませんでした。

▼テスト結果

  • Tシャツ     :△
  • ワイシャツ   :△
  • チノパン    :×
  • パーカー    :△
  • ブラウス    :△
  • エプロン    :△
  • タオル     :△
  • 薄手のバスタオル:◯

合格と思えたのはバスタオルのみ。少し厚めのものは別コースを使う必要がありそうです。

【使い勝手】

業界初のトリプル自動投入など使いやすさへの配慮がスゴい

カラータッチパネルが高評価

カラータッチパネルは視認性がよく、コースに親切な説明もつき、前回も高評価でした。

スマホでの操作もできて便利です。

洗剤自動投入がトリプル仕様に

他社に先駆けて洗剤・柔軟剤の自動投入機能を導入したパナ。今度はおしゃれ着用洗剤まで自動投入に!

パナソニック「NA-LX129A」は、前回ベストバイだった機種の後継だけに、好結果が期待されましたが、標準の乾燥がテスト条件に合わず残念な結果に。もし、標準の設定乾燥が良ければ1位を狙える高性能。6位ですが、ポテンシャルは高いです。

家電【おすすめドラム式洗濯機番外編】アイリスオーヤマ「
HDK832A」

アイリスオーヤマ
HDK832A
実勢価格:16万2800円

サイズ・重量:サイズ・重量/W595×D652×H1065mm・80kg
洗濯容量8kg、乾燥容量3kg

▼テスト結果

  • 洗浄力 :36点/40点
  • 乾燥力 :6点/30点
  • 生地傷み:3点/10点
  • 電気代 :9点/15点
  • 使い勝手:4点/5点
  • 合計  :58点/100点

 

  • 洗浄力(常温・汚染布):56.2%
  • 洗浄力(温水・汚染布):72.6%
  • 実測運転時間:3時間24分
  • 1回あたり電気代:44.3円(1.6kWh)

番外編となりますが、アイリスのドラム式洗濯機もテストしました。乾燥力でほとんどスコアを稼げていないのが致命的ですが、洗浄力だけなら実力上位。運転時間が短い点にも注目です。

【洗浄力】

汚染布テストは洗浄率56.2%で常温の汚れ落ちは他社ハイエンドと互角以上

汚染布を使ったテストで洗浄力56.2%(常温)は、他社よりも高い数値でした。

ちなみに他社の結果がコチラ

アイリスで際立つのが、洗浄力の高さです。汚染布を使ったテストでは他社よりも優秀な結果が出ましたし、赤土やカレーといった本物の汚れの落ち具合も、他社と互角。洗浄力を重視する人には向いてます。一方で、生地の傷みは他社より強め。おしゃれ着などを頻繁に洗う人は、別の製品をオススメします。

【乾燥力】

洗濯物の“濡れ”は一番目立つ

乾燥容量が3kgでテスト条件に合わないため、衣類の量を3kgに減らしてテストしました。

▼テスト結果

  • Tシャツ     :△
  • ワイシャツ   :×
  • チノパン    :×
  • パーカー    :△
  • ブラウス    :△
  • エプロン    :×
  • タオル     :△

タオル以外が乾かず結果は少し残念でしたが、傾向は前ページのパナに似ていました。もしかすると「厚物衣類コース」などを使うといいかもしれません。

【使い勝手】

80%ドライのシワ取りは確かな効果を実感!

アイリスの特徴的な機能のひとつが乾燥を8〜9割に抑えてシワを軽減する「80%ドライ」。「乾燥を途中でやめるとなんでシワが減るの?」と不思議でしたが、本当にシワが激減しました。使ってみると、確かな効果を実感できます。

アイリスオーヤマ「HDK832A」は、他社ハイエンド機は洗濯容量10kg以上。本製品は容量に対する洗濯物の量がほかより多くなるため、ランキングから除外しました。でも、乾燥の使用が少なく安くて洗浄力の高いドラム式を探している人にはオススメです。

家電おわりに

以上、ドラム式洗濯機のおすすめ6選でした。

今回テストした6台は、さすがハイエンドモデルだけあり、それぞれメーカーの個性が感じられ、魅力もたくさん詰まっていました。1位の東芝は、どれかひとつが飛び抜けてスゴいというわけではありませんが、ほとんどのテスト項目で平均以上のスコアを稼ぎ、多くの人が使いやすいと感じる一台でした。

一方で、ひとつだけほかに負けない特技があるのが、パナソニックの2製品と日立。パナソニックはとにかく洗浄力が高く、日立はすこぶる乾燥がいいです。今回のテストでは、パナソニックは乾燥が、日立は洗浄が苦手なように見えましたが、設定を調整することで改善できるはずなので、特に洗浄を重視したい、乾燥を重視したいという人は、これらも選択肢に入ってくるでしょう。

ほかにも、20万円台で2位にランクインしているシャープは、温水洗浄の評価も高く、電気代は安いので、コスパがよくランニングコストも抑えることができます。今回のテスト結果を参考に、ぜひ皆さんの目的や使い方に合った洗濯機を手に入れてください。