最高に旨いお米を食べたい。高級炊飯器を徹底比較!

品薄の影響もあり、お米の価格は高止まりの傾向が続いています。せっかく奮発してお米を買うなら、最大限おいしく味わいたいですよね。そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部が6大人気メーカー(タイガー・象印・パナソニック・三菱・日立・東芝)の高級炊飯器をピックアップ。
五ツ星お米マイスターや料理研究家ら食のプロと共に、「今、本当においしく炊ける一台はどれか?」を徹底検証! もっちり派もしゃっきり派も大満足の、最強の炊飯器を決定します。
【いきなり結論】プロが選ぶ高級炊飯器のおすすめ
雑誌『家電批評』編集部がプロと共に比較テストを行った結果、高級炊飯器おすすめランキング第1位で「ベストバイ」に輝いたのは、タイガー魔法瓶の最上位モデル「土鍋ご泡火炊き JRX-S100」でした。
同機は、ほぼ全ての評価項目で他製品を圧倒。特に「通常炊飯」のスコアは2位以下に差をつけています。プロからも「もっちりとしてほろりとほぐれる食感、噛むと広がる旨みと甘みは他機と比べものにならない」と絶賛されました。
冷めても食感や旨みが落ちにくいため、お弁当やおにぎり用のご飯にも最適。純粋に「ご飯のおいしさ」を追求するなら、間違いなくおすすめの一台です。
「ご飯のおいしさ」を追求するならタイガー
- タイガー魔法瓶土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JRX-S100
- 最安価格: ¥154,000〜
厳しい条件のテストで実力を検証!

今回の高級炊飯器の検証では、人気メーカーの上位モデル(5.5合炊き)8製品を用意しました。
お米は新米(無洗米)を使用し、すべてのモードで2合炊きとしています。
「通常炊飯」と「冷やご飯(冷めた状態)」の評価については、事前浸漬なしと30分浸漬の2パターンを実施。その他の炊飯モードは、あえて浸漬なしという厳しい条件で統一しました。
なお、炊飯水はすべて常温のミネラルウォーター(軟水)を使用しています。
評価したのは専門家3名
五ツ星お米マイスターの片山真一さん、科学する料理研究家のさわけんさん、スーパーエコごはん研究家の桃世真弓さんが試食して比較しました。
[テスト1]ご飯のおいしさ
条件を変えて用意したご飯を試食し、食感や味を評価しました。
- 通常炊飯:各製品の「標準」または「メイン」の炊飯モード(無洗米)で炊飯したご飯を試食(「事前浸漬なし」と「30分浸漬」の2パターン)。
- 早炊き:「早炊き」モードで炊飯し、炊き上がり直後に試食(「事前浸漬なし」)。
- 保温:「通常炊飯」したご飯をほぐした後、8時間保温して試食(「事前浸漬なし」)。
- 冷やご飯:お弁当を想定。「通常炊飯」したご飯をラップに包んで5時間冷ました状態で試食(「事前浸漬なし」と「30分浸漬」の2パターン)。
- 冷凍ご飯:「冷凍ご飯」モードなどで炊飯。ラップに包んで冷凍し、解凍後に試食(「事前浸漬なし」)。
[テスト2]使い勝手
![[テスト2]使い勝手 高級炊飯器おすすめ イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/c/c/500wm/img_cc792ee17506cf171bf8414c81c04ba9144158.jpg)
画面の見やすさやボタンの操作感、毎日のお手入れ(内釜・内ブタの洗いやすさ)を実機でチェックしました。
[参考テスト]炊飯手順をチェック
![[参考テスト]炊飯手順をチェック 高級炊飯器おすすめ イメージ](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/500wm/img_91596ca3afb0f5617ccc2689519b36ba164156.jpg)
長年の製品開発を経て、昨今の炊飯器の操作性はすでに完成の域に達している感があります。取扱説明書を読まなくても、迷わず使えるのが当たり前になりつつあるほどです。
とはいえ、本当に操作は簡単で、間違わずに設定できるのでしょうか。
そこで、評価の対象外(参考扱い)ですが、全製品で同一設定を行うシミュレーションを実施し、操作プロセスの分かりやすさをチェックしました。
■ 設定条件
メニュー:白米(無洗米)| 火加減:強 | 炊き方:しゃっきり | 銘柄指定:なし
それでは、評価の高かった順に高級炊飯器をランキング形式で紹介します!
高級炊飯器のおすすめランキング
雑誌『家電批評』が実施した高級炊飯器の比較検証にて、1位で「ベストバイ」に選ばれたのは、タイガー魔法瓶の「土鍋ご泡火炊き JRX-S100」でした。炊きたてはもちろん、冷めても抜群のおいしさが評価の決め手となりました。
続く2位も同社の「ご泡火炊き JRI-G100」がランクイン。こちらは1位のモデルのひとつ下のグレードにあたり、「コスパBEST」を獲得しています。
| 商品 | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイガー魔法瓶土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JRX-S100
![]() |
|
282mm |
366mm |
219mm |
7.4kg |
1L(0.5-5.5合) |
1080W |
圧力IH |
18種類 |
|||||||
タイガー魔法瓶圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉ご泡火炊き JRI-G100
![]() |
|
251mm |
302mm |
216mm |
5.4kg |
1L(0.5-5.5合) |
1210W |
圧力IH |
16種類 |
|||||||
象印マホービン豪熱大火力 NW-WB10
![]() |
|
275mm |
345mm |
215mm |
6.0kg(約) |
0.09~1L(0.5~5.5合) |
1240W |
圧力IH |
18種類 |
|||||||
東芝真空圧力IH 炎匠炊き RC-10ZWX
![]() |
|
253mm |
328mm |
246mm |
6.2kg(約) |
1.0L(約5.5合) |
1420W |
圧力IH |
22種類 |
|||||||
パナソニックビストロ SR-X910D
![]() |
|
286mm |
300mm |
229mm |
6.8kg |
1.0L(0.5~5.5合) |
1210W |
圧力IH |
16種類 |
|||||||
三菱電機本炭釜 紬 NJ-BW10H
![]() |
|
261mm |
315mm |
257mm |
5.7kg(約) |
0.09L~1.0L(0.5~5.5合) |
1400W |
IH |
18種類 |
|||||||
象印マホービン炎舞炊き NX-AA10
![]() |
|
260mm |
330mm |
240mm |
8.0kg(約) |
0.09L~1.0L(0.5~5.5合) |
1440W |
圧力IH |
23種類 |
|||||||
日立ふっくら御膳 RZ-V100JM
![]() |
|
248mm |
302mm |
234mm |
5.6kg |
1.0L(5.5合) |
1400W |
圧力IH |
15種類 |
【1位】タイガー魔法瓶「土鍋ご泡火炊き JRX-S100」
- タイガー魔法瓶土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JRX-S100
- 最安価格: ¥154,000〜
- 通常炊飯
- 早炊き
- 保温
- 冷やご飯
- 冷凍ご飯
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 通常炊飯のおいしさは別格
- 液晶が大きく操作もカンタン
- 炊き分けで好みに調整できる
- がっかりポイント
-
- 早炊きの時間は他機より遅め
- 幅
- 282mm
- 奥行
- 366mm
- 高さ
- 219mm
- 重量
- 7.4kg
- 容量
- 1L(0.5-5.5合)
- 消費電力
- 1080W
- 方式
- 圧力IH
- メニュー数
- 18種類
- 型番
- JRX-S100(KS)
<ココが変わった>2つの新メニューを搭載
極・低温吸水メニュー

おにぎりメニュー

冷蔵庫で6時間以上浸漬させたご飯の炊飯に適した「極・低温吸水メニュー」、冷めてももっちり食感の「おにぎりメニュー」が追加されました。
4つのメニューで釜内の温度変化を調査
メニューごとの炊飯温度変化

新メニューの「低温吸水」は、じっくり浸漬して飽和状態になったお米を一気に沸騰させることで、甘みや粘りを引き出します。
「おにぎりメニュー」は冷めてもかたくなりにくいよう、吸水・炊き上げ・蒸らしの時間が長めに設定されています。
[おいしさ]炊きたても冷えてもダントツに旨すぎた!
前回のテストと同様に、水分含有量が不均一な「新米(早場米)」を使用して検証しました。
通常炊飯(30分浸漬)

芯までしっかりと火が通っており、口当たりはふんわり。噛むとほろりとほどけつつ、もっちりとした食感が楽しめます。 濃厚な旨みと甘みは最高レベルで、ご飯のいい香りも漂いました。

程よく柔らかでモチモチとしていながら、粒はピンと立ち、ツヤもあります。
通常炊飯の炊きあがり傾向

土鍋で炊いたご飯ならではの、もっちりとした食感を再現。プロも絶賛する仕上がりです。風味は濃厚でありながらもくどさはなく、するりと喉を通ります。
粒立ちがあってムッチリし、ハリと旨みがあります。米の味が濃く感じました。
もちもちした弾力感と上品な甘みを感じます。
早炊き(浸漬なし)

浸漬なしのお米でも、芯残りはなくきちんと炊けていました。通常炊飯に比べると糊化(粘り)が弱く、粒のふくらみも控えめですが、旨みは感じられます。
保温(浸漬なし)

保温特有の嫌なニオイはなく、少し柔らかめですがみずみずしい口当たりです。炊きたてより風味は落ちますが、保温ごはんとしては十分なおいしさです。
冷凍ご飯(浸漬なし)

冷凍用モードは非搭載。新米(早場米)を浸漬なしで炊いた影響か、解凍後は粒感が乏しく柔らかめでした。ただ、甘みは残っています。
冷やご飯(30分浸漬)

通常炊飯(炊きたて)よりも余分な水分が飛び、粒立ちやもっちり感が際立っています。しっかり糊化して風味も強く、喉の通りも問題なしです。
《ちなみに》早場米を浸漬なしで炊いたら……

雑誌『家電批評』の過去テストを踏襲し、新米(早場米)を浸漬なしで通常炊飯したところ、水分の多い新米を使用した影響か、今回はテストした8製品全てが柔らかすぎて水っぽい仕上がりに。ベストバイ(1位)の本機でさえ糊化(粘り)が物足りず、風味が薄く感じられました。
しかし、30分間浸漬させてしっかり吸水してから通常炊飯を行ったところ、本機は他機と比べて別格のおいしさを発揮。「おいしさ」の総合点は頭ひとつ抜けた高スコアでした。
(浸漬なしは)弾力が弱めでべたつきが出ていました。
[使い勝手]最上位の名にふさわしい機能と操作性
食感炊き分け:「火加減」でおいしい“おこげ”ができる

食感炊き分けは「しゃっきり〜もっちり」の5段階と「火加減」を設定可能。銘柄炊き分けも70種類から選択できます。
その一方、炊飯メニューの種類は標準レベルです。
私も愛用していますが、きちんと浸漬してから「一合炊き」で炊飯したご飯は絶品のおいしさです。
メニュー表示:一覧表示のメニューで分かりやすい

液晶は明るくて大きく、視認性は良好。項目が一覧表示されており、多くの操作がワンプッシュで完了します。
タッチ感度も良好で軽快に操作できます。

無洗米は二度押しです。
無洗米の炊飯スタートは二度押しですが、最初は間違いそうです。
お手入れ:フタは磁石式で外しやすい

内ブタは取っ手付きで熱い状態でもサッと外せます。
お手入れ:内釜1108g(実測値)

内釜はずっしりと重く湾曲しており、やや洗いにくい印象。取っ手がないため、熱いと持てません。
土鍋素材の釜なので落とすと割れるリスクがあります。
[炊飯手順]感圧式液晶でメニューの選択がカンタン
メニュー選択


火加減選択


炊き分け選択


モード確定


炊飯開始

無洗米は「炊飯」ボタンの2度押し必須
液晶画面は大きく明るいため、暗い場所でもスムーズに操作できます。一覧メニューのボタンを直接押して選べるので、直感的に扱えるのも魅力です。
明るいバックライトと液晶の押下反応の良さが◎です。
【2位】タイガー魔法瓶「ご泡火炊き JRI-G100」
- タイガー魔法瓶圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉ご泡火炊き JRI-G100
- 最安価格: ¥44,660〜
- 通常炊飯
- 早炊き
- 保温
- 冷やご飯
- 冷凍ご飯
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 早炊きの時間が短い
- どのご飯も旨みはしっかり
- 液晶やボタンが大きい
- がっかりポイント
-
- メニューは標準的で少なめ
- 幅
- 251mm
- 奥行
- 302mm
- 高さ
- 216mm
- 重量
- 5.4kg
- 容量
- 1L(0.5-5.5合)
- 消費電力
- 1210W
- 方式
- 圧力IH
- メニュー数
- 16種類
- 型番
- JRI-G100(KO)
どのご飯もおいしく、テスト8製品中では価格もハイコスパです。
<ココが変わった>おにぎりメニューを新たに搭載

同社の最上位モデルと同じく「おにぎりメニュー」を新搭載。冷めてももっちりとした、口の中でほどける食感をコンセプトにしています。
[おいしさ]でんぷんがしっかりと糊化。上位モデルとはひと味違う旨さを実現
「通常炊飯」と「早炊き」は8製品中2位タイ、「冷凍ご飯」と「冷やご飯」では単独2位という高スコアをマークしました。 保温時はニオイがわずかに気になった程度で、どのご飯も味は損なわれず、十分おいしく食べられました。
通常炊飯(30分浸漬)

芯までしっかり火が通り、お米本来のおいしさが感じられました。旨みや甘みも十分に引き出されています。
通常炊飯の炊きあがり傾向

少しやわらかめで、ふっくらとした口当たり。ただ、もっちり感は1位の同社「土鍋ご泡火炊き JRX-S100」に比べるとやや控えめです。
早炊き(浸漬なし)

通常炊飯と比べるとやや固めの仕上がりですが、早炊きとしては十分な甘みがあります。
保温(浸漬なし)

乾燥が少なくみずみずしさを保っていますが、保温臭はやや感じられました。
冷凍ご飯(浸漬なし)

再加熱によって食感や粒感にムラが出たものの、ご飯の旨みはしっかり感じられました。
冷やご飯(30分浸漬)

通常炊飯より粒のほぐれは良くありませんが、むっちりとして味はしっかりしています。
[使い勝手]凹凸が少ない形状でパーツも洗いやすい
操作性:明るくて大きな液晶

大きなボタンの白文字はくっきり見やすく、軽い力で押せて手元操作は快適です。
1回ボタンを押すと選択メニューが移動するタイプ。手間はかかりますが直感的に設定を選べます。
お手入れ:内釜979g(実測値)

内釜はやや重いですが、取っ手付きで扱いやすいです。
お手入れ:内ブタ

内ブタはフラットです。
炊飯速度
| 通常炊飯 | 早炊き |
| 54分00秒 | 25分05秒 |
通常炊飯は全8機種中5位と平均的でしたが、早炊きは唯一の25分台を記録し、ダントツの速さを見せました。
[炊飯手順]大きな物理ボタンで操作しやすい
メニュー選択



火加減選択:機能なし

炊き分け選択



炊飯開始

文字もボタンも大きめサイズで使いやすい
メニューの一覧表示は最上位機種と同じですが、本機は物理ボタンでメニューを切り替える方式です。
【3位】象印マホービン「豪熱大火力 NW-WB10」
- 象印マホービン豪熱大火力 NW-WB10
- 最安価格: ¥46,747〜
- 通常炊飯
- 早炊き
- 保温
- 冷やご飯
- 冷凍ご飯
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- やわらかめだが風味は十分
- 内ブタを食洗機で洗える
- 液晶画面は大きくて見やすい
- がっかりポイント
-
- 炊き分けやメニューは少なめ
- 幅
- 275mm
- 奥行
- 345mm
- 高さ
- 215mm
- 重量
- 6.0kg(約)
- 容量
- 0.09~1L(0.5~5.5合)
- 消費電力
- 1240W
- 方式
- 圧力IH
- メニュー数
- 18種類
- 型番
- NW-WB10-BZ
<ココが変わった>「白米特急」モードを新搭載

約25~33分が目安の「急速」に加え、約14~24分とさらに速い「特急」メニューを新搭載。1合なら約16分で炊き上がる驚きの速さです。
[おいしさ]全体的にやわらかめですが、旨みや甘みはしっかり感じられました
早炊き以外では「噛んだときの弾力感がもう少し欲しい」「粒の内側のふくらみが少なめ」といった評価になり、食感に関しては上位モデルに一歩及びませんでした。
しかし、でんぷんの糊化具合は悪くなく、程よい旨みや甘みはきちんと引き出せています。 浸漬なしでもやわらかく炊きあがる傾向があるため、しゃっきり派の方は炊き分け機能や水加減を工夫するのがおすすめです。
通常炊飯(30分浸漬)

でんぷんがしっかりと糊化しており、旨みと甘みは十分。ただ、もう少し噛みごたえがあれば完璧でした。
通常炊飯の炊きあがり傾向

少しやわらかめですが、もっちりとした食感です。表面のハリや弾力は控えめな印象でした。
早炊き(浸漬なし)

芯がややかためで、旨みよりも水っぽさが目立ちます。ただ粒立ちは良く、しゃっきり派ならありです。
保温(浸漬なし)

保温特有のニオイは感じられました。しかし、噛むとむっちりとしており、程よい旨みが広がります。
冷凍ご飯(浸漬なし)

ご飯の風味はありますが、やわらかめで表面の水分が多め。もう少し粒感が欲しいところです。
冷やご飯(30分浸漬)

ご飯の粒感は残っていますが、通常炊飯と比べると口の中でほぐれにくさを感じました。
全体的にさっぱり系ですが、どのご飯も問題なく食べられるレベルです。
新米のやわらかさが強めでしたが、一定の旨みは出せています。
[使い勝手]視認性は抜群。フラットな形状で内ブタは食洗機もOK
操作性:画面は明るく表示も大きい

物理ボタンの反応は良く、押しやすいです。ただ、「かたさ」と「炊飯方式」の設定操作がやや煩雑で、迷う場面もありました。
本体フタの開閉もスムーズです。
お手入れ:内ブタ

凹凸は多いですが、新たに食洗機対応となり、洗いやすさが向上しました。
お手入れ:内釜825g(実測値)

内釜は軽量で、形状もフラットです。
[炊飯手順]メニューの一覧性は高いがバックライトはない
米の種類選択



もちもち度選択



火加減選択:機能なし

炊飯開始

暗いキッチンだと画面が見づらい
すべてのメニューが一画面に表示されるため、選択項目はひと目で分かりやすいです。 反面、バックライトがないため暗いキッチンでは画面が見づらく、順を追って設定していく操作をやや手間に感じるかもしれません。
【4位】東芝「真空圧力IH 炎匠炊き RC-10ZWX」
- 東芝真空圧力IH 炎匠炊き RC-10ZWX
- 最安価格: ¥73,800〜
- 通常炊飯
- 早炊き
- 保温
- 冷やご飯
- 冷凍ご飯
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 炊き分けやメニューが多い
- 冷凍ご飯は粒立ちがよく美味
- カラー液晶でタッチも軽快
- がっかりポイント
-
- 通常炊きは時間がかかる
- 幅
- 253mm
- 奥行
- 328mm
- 高さ
- 246mm
- 重量
- 6.2kg(約)
- 容量
- 1.0L(約5.5合)
- 消費電力
- 1420W
- 方式
- 圧力IH
- メニュー数
- 22種類
- 型番
- RC-10ZWX(K)
保温の種類やタイマー予約のメモリ数も充実しています。
<ココが変わった>アプリで外出先から炊飯スタート可能に

公式アプリ「IoLIFE」に新機能が追加され、外出先から好きなタイミングで炊飯を開始できるようになりました。遠隔操作の利便性が向上しています。
[おいしさ]再加熱しても粒立ちしっかり!冷凍ご飯はトップ評価を獲得
新米(早場米)を浸漬なしで炊いたところ、他製品はやわらかい炊きあがりが多かったのに対し、本機は粒立ちのある「かため」の食感に仕上がりました。 とくに冷凍ご飯は、加熱による乾燥や水っぽさがなく、全8機種中でトップスコアを獲得しました。
通常炊飯(30分浸漬)

粒感はありますが、ご飯のコシは物足りない食感。風味は出ていますが、甘みは薄めでした。
通常炊飯の炊きあがり傾向

しゃっきりではなく“かたい”食感で、噛んだときの弾力が少ないです。
早炊き(浸漬なし)

ご飯の表面がやや崩れて中心はかため。さっぱりした味わいです。
保温(浸漬なし)

保温独特のニオイが薄く、風味もあって普通においしく食べられます。
冷凍ご飯(浸漬なし)

レンチンしても粒立ちが残っていて、味もなかなかです。
冷やご飯(30分浸漬)

糊化はやや甘いものの、水分が落ち着いてむっちり感はアップしています。
[使い勝手]調整項目がとにかく多彩。機能は超充実です!
機能性:銘柄炊き分け

食感炊き分けは5種類ですが、銘柄炊き分けは70種類と豊富。
調理モード

調理コースやアプリ対応など、機能性はトップクラスです。
水の硬度まで設定できる

水道水や浄水器などの種類、ミネラルウォーターの硬度、居住地などのカテゴリでも指定できます。
お手入れ:内ブタ

お手入れ:内釜945g(実測値)

洗うパーツが3つから2つに減り、内ブタは食洗機対応に。釜も凹凸が少ないです。
[炊飯手順]カラーで見やすいが画面の情報量が多すぎ
お米を選択



炊き方を選択



食感を選択


火加減選択:機能なし

炊飯開始

画像付きのメニューボタンが目をひく
タッチ操作のカラー液晶は明るくて見やすいですが、1画面の情報量が多い印象を受けます。
【5位】パナソニック「ビストロ SR-X910D」
- パナソニックビストロ SR-X910D
- 最安価格: ¥89,000〜
- 通常炊飯
- 早炊き
- 保温
- 冷やご飯
- 冷凍ご飯
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 炊き分け機能が充実
- 短時間で炊飯できる
- がっかりポイント
-
- 内ブタはやや洗いにくい
- 液晶が小さく操作しにくい
- 幅
- 286mm
- 奥行
- 300mm
- 高さ
- 229mm
- 重量
- 6.8kg
- 容量
- 1.0L(0.5~5.5合)
- 消費電力
- 1210W
- 方式
- 圧力IH
- メニュー数
- 16種類
- 型番
- SR-X910D-K
<ココが変わった>新センサー搭載で温度・圧力制御が向上

「リアルタイム赤外線センサー」を新搭載。お米の状態や釜内の温度変化を検知し、「おどり炊き」を最適化します。
[おいしさ]通常炊飯はモチっとして甘み十分。早炊き・冷凍の食感はあと一歩
全体的にやわらかめの仕上がりで、弾力感は控えめです。ただ、通常炊飯と保温ご飯に関しては一定の粒感が残っており、十分おいしくいただけます。 まとめて炊いて保温しておくスタイルの方には向いている一台です。
通常炊飯(30分浸漬)

程よいふっくら感と旨みのバランスが良く、やわらかめのご飯が好きな人に適した炊き上がりです。
通常炊飯の炊きあがり傾向

少しやわらかめで、粘りと粒感があります。ただ、ほぐれやすさは少し弱めでした。
早炊き(浸漬なし)

表面が水っぽく弾力感に欠け、甘みや旨みも薄い印象です。
保温(浸漬なし)

保温臭は感じられず優秀です。ハリは失われますが、甘みが残っておりおいしく食べられます。
冷凍ご飯(浸漬なし)

風味は残っていますが、ベタつきがあり、ややざらつく食感になりました。
冷やご飯(30分浸漬)

水っぽさはあるものの、粒感は残っています。旨みはそれなり、といったところです。
やわらかい食感とやや水っぽい香りであっさり目です。
[使い勝手]素早く炊けて炊き分け豊富
機能性
食感炊き分け

カレー用

食感や銘柄の炊き分け機能を搭載。さらに「カレー用」や「おこげ」など、独自性のある炊飯メニューも特徴的です。
設定は一覧性が低くて分かりにくい

液晶画面が小さく、デジタル表示が見えにくいのが難点です。メニューが1項目ずつしか表示されないため、選択に迷う場面もありました。
炊飯速度
| 通常炊飯 | 早炊き |
| 48分02秒 | 26分17秒 |
通常炊飯と早炊きは、ともに全8製品中3位と上位にランクイン。時短派の方にも最適です。
[炊飯手順]一覧性がなく慣れが必要
コースを選択


お米を選択



炊き方を選択



食感を選択



火加減選択:機能なし

炊飯開始


タッチボタンの操作性はイマイチ
画面表示が暗い上に、メニューが1項目ずつしか表示されないため一覧性が低く、やや使いづらい印象。タッチボタンでの操作には慣れが必要です。
タッチパネルと思いきや、実は違いました。
【6位】三菱電機「本炭釜 紬 NJ-BW10H」
- 三菱電機本炭釜 紬 NJ-BW10H
- 最安価格: ¥79,800〜
- 通常炊飯
- 早炊き
- 保温
- 冷やご飯
- 冷凍ご飯
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 白米以外のメニューが多い
- 食感を15通りで炊き分け
- がっかりポイント
-
- 内釜は少し洗いにくい
- 十字キーがやや押しにくい
- 幅
- 261mm
- 奥行
- 315mm
- 高さ
- 257mm
- 重量
- 5.7kg(約)
- 容量
- 0.09L~1.0L(0.5~5.5合)
- 消費電力
- 1400W
- 方式
- IH
- メニュー数
- 18種類
- 型番
- NJ-BW10H-B
<ココが変わった>「玄米」と「ダイズライス」の新メニューを搭載
玄米冷凍

ダイズライス

近年の健康ブームに応え、「玄米冷凍」や「ダイズライス」といった専用メニューを新搭載しています。
[おいしさ]全体的にやわらかめですが、保温・冷やご飯は食べごたえあり
圧力を使わずに炊き上げ、お米をキレイな「保水膜」で覆って旨みを閉じ込めるのが本機のコンセプトです。 今回のテストでは水分の多い新米(早場米)を使用した影響か、やわらかく水気の多い炊きあがりとなりました。
しかし、保温してご飯の水分が落ち着いた状態になると、「粒感が出ておいしい!」と評価が一変。 「かため」が好きな方は、炊き分け機能を使って微調整することをおすすめします。
通常炊飯(30分浸漬)

やわらかめの食感で、表面のハリや内側のコシは弱め。水分が多く、甘みや風味も控えめでした。
通常炊飯の炊きあがり傾向

ある程度の粒感は残っていますが、弾力のある歯ごたえは少なめです。
早炊き(浸漬なし)

表面がやや崩れてやわらかく、弾力感は少なめです。甘みも薄くて糊化は弱めでした。
保温(浸漬なし)

粒立ちが良く、程よいかたさで好食感。炊きたてのような旨みや甘みが残っていました。
冷凍ご飯(浸漬なし)

ベタつきはありませんが、歯ではなく舌で潰れるほどのやわらかさに変化。ご飯の風味も薄れました。
冷やご飯(30分浸漬)

やわらかく水っぽさが増しましたが、旨みはほんのり残っており、問題なく食べられます。
浸漬しないと糊化が弱めなので、水に浸けてから炊くのがおすすめです。
[使い勝手]炊き分けや白米以外のメニューが豊富
機能性
食感炊き分け

カレー用

食感炊き分けは15通り、銘柄炊き分けは50種類と、調整力は優秀です。 また、玄米や長粒米、ダイズライスなど、白米以外の「お米」に対応したモードも多彩です。
炊飯速度
| 通常炊飯 | 早炊き |
| 46分10秒 | 26分57秒 |
通常炊飯は圧力IH式ではないにもかかわらず、全8製品中2位という好記録をマーク。 早炊きも約27分とまずまずのスピードなので、時短調理にも役立ちます。
うっかりお米を研ぎ忘れたときも早く炊けるのは便利です。
[炊飯手順]十字キーでの操作がややしにくい
お米を選択



炊き方を選択



ねばり/かたさを選択



炊飯開始

音声案内で現在の設定を知らせてくれる
音声案内機能があり、現在の設定を知らせてくれる点は親切です。 操作は、お米の種類を選んでから横移動で炊飯コースを選択する方式ですが、操作に使う十字キーがやや押しづらいのが気になりました。
【7位】象印マホービン「炎舞炊き NX-AA10」
- 象印マホービン炎舞炊き NX-AA10
- 最安価格: ¥112,200〜
- 通常炊飯
- 早炊き
- 保温
- 冷やご飯
- 冷凍ご飯
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 食感を細かく炊き分けできる
- 大画面で設定も分かりやすい
- がっかりポイント
-
- 通常も早炊きも時間が長め
- 保温以外がやわらかすぎた
- 幅
- 260mm
- 奥行
- 330mm
- 高さ
- 240mm
- 重量
- 8.0kg(約)
- 容量
- 0.09L~1.0L(0.5~5.5合)
- 消費電力
- 1440W
- 方式
- 圧力IH
- メニュー数
- 23種類
- 型番
- NX-AA10-BZ
<ココが変わった>IHヒーターの進化でより大火力を実現

IHヒーターのサイズを小さくしつつ、消費電力は1200Wから1440Wにアップ。象印史上最高の大火力を実現しています。
[おいしさ]通常・早炊きはコシ不足。水分が抜けた「保温」は好評価
炊飯前の水分量をていねいにチェックしたうえで3度の検証を行いましたが、保温以外のどのご飯もやわらかくて水分量が多すぎる食感に。 水っぽいので風味も薄いです。
通常炊飯(30分浸漬)

火の通りは良いものの、ご飯の表面に水分が多く残っており、弾力はほとんど感じられず……。
通常炊飯の炊きあがり傾向

お米が舌で崩れてしまうほどやわらかく、粒立ちや弾力は低い炊き上がりです。
早炊き(浸漬なし)

表面のハリ、内側のふくらみが共に少なめ。水気が多く、風味も薄い印象です。
保温(浸漬なし)

保温によって余分な水分が抜けたのか、むっちりとして旨みも濃く、文句なしのおいしさです。
冷凍ご飯(浸漬なし)

元のご飯がやわらかいため、レンジ加熱でさらに粒感が失われてしまいました。
冷やご飯(30分浸漬)

弾力はやや戻りましたが、依然としてやわらかめ。ただ、甘みは感じられます。
水分が多い早場米にしても、やわらかくて水っぽすぎます。
[使い勝手]大画面液晶がカラー化。さらに操作がカンタンに!
操作性:タッチ感度も問題なし

液晶画面は大きくて明るく、タッチパネルの感度も問題ありません。物理ボタンの反応も軽快です。 また、設定項目の一覧性が高く、画面の表示も分かりやすいため直感的に操作できます。
「戻る」ボタンがあるので設定のし直しがスムーズです。
機能性:わが家炊き

15通りの食感炊き分けに加え、食べたご飯の感想を入力して炊き上がりを調整する「わが家炊き」が便利です。自分好みの食感へさらに微調整できます。
お手入れ:内釜1125g(実測値)

釜は少し重めですが、割れる心配のない素材で、形状はフラットです。
お手入れ:内ブタ

内ブタは食洗機対応です。
[炊飯手順]戻るボタンで前後のメニューへ移動できる
米の種類選択


メニュー選択


炊き分け選択


かたさ選択


粘り選択


炊飯開始

文字サイズはもう少し大きくてもよさそう
カラー液晶画面を直接タッチして選択する方式です。 関連メニューが1画面にまとまっており使いやすいですが、文字サイズはもう少し大きくてもよさそうです。
【8位】日立「ふっくら御膳 RZ-V100JM」
- 日立ふっくら御膳 RZ-V100JM
- 最安価格: ¥35,189〜
- 通常炊飯
- 早炊き
- 保温
- 冷やご飯
- 冷凍ご飯
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 早炊きは約26分と短時間
- 内釜はフラットで洗いやすい
- がっかりポイント
-
- 糊化が弱くて旨みが薄い
- 炊き分けやメニューは少なめ
- 幅
- 248mm
- 奥行
- 302mm
- 高さ
- 234mm
- 重量
- 5.6kg
- 容量
- 1.0L(5.5合)
- 消費電力
- 1400W
- 方式
- 圧力IH
- メニュー数
- 15種類
- 型番
- RZ-V100JM(K)
<ココが変わった>「極上」コースで玄米も選べるように

しゃっきり・ふつう・もちもちの3段階に食感を指定できる「極上コース」。これまでは白米と無洗米のみの対応でしたが、新モデルでは玄米も選択できるようになりました。
[おいしさ]かためで粒感はあるものの、ボソボソ食感の通常炊飯と早炊きが残念
全体的にかための炊きあがりで、「噛んだときの“戻り(弾力)”がなく、単にかたいだけ」と食感の評価はイマイチでした。
とくに通常炊飯は、芯まで火は通っているものの、「炊けていないと感じるほどボソボソする」という残念な結果に。でんぷんがきちんと糊化していないため、ご飯本来の旨みや甘みを引き出せていません。
通常炊飯(30分浸漬)

粒は立っていますが、ボソボソとした口当たり。でんぷんの糊化が弱く、旨みや甘みも薄いです。
通常炊飯の炊きあがり傾向

噛んだときの弾力感に乏しく、「しゃっきり」というより「かたい」食感です。
早炊き(浸漬なし)

芯は残っていないものの、「炊けていないのでは?」と勘違いしそうなかたさ。風味も物足りないです。
保温(浸漬なし)

保温することで通常炊飯のかたさが和らぎ、食感は向上しました。ただ、味は薄く保温臭も出ていました。
冷凍ご飯(浸漬なし)

レンジ加熱によってほどよいかたさになり、粒感も出ました。食感は改善しましたが、ご飯の旨みは薄いです。
冷やご飯(30分浸漬)

時間が経過してもボソボソとした食感は変わりません。乾燥こそしていませんが、みずみずしさが乏しい印象です。
やわらかなご飯が好きな人は「食感炊き分け」での調整が必須でしょう。
全体的にしっかり炊けていないので糊化できず、旨みや甘みが少ないです。
[使い勝手]炊き分けは少なく、機能はやや物足りない
操作性:液晶画面

液晶画面はやや小さめです。
操作性:ボタン

「極上」と「少量」の2コースは独立したボタンになっており、素早く選択できました。
機能性:食感炊き分け

「極上コース」のバリエーションは、ふつう・もちもち・しゃっきり・すしめしの4種類です。
お手入れ:内釜771g(実測値)

お手入れ:内ブタ

内釜は実測771gと軽量です。しかし、内ブタが加熱板とスチームプレートの二重構造になっており、使用後の洗い物が増えてしまうのが難点です。
[炊飯手順]主要モードは物理ボタンで即選択
お米を選択



コースを選択



火加減選択:機能なし

炊飯開始

物理ボタンで確実に押下可能
物理ボタン式のため、確実な操作が可能です。「お米」と「炊飯コース」が独立したボタンになっており、選択もスムーズ。「極上」ボタンのみで、基本の極上炊飯コースを選べます。
【おまけ】早炊き&冷凍ご飯 部門別ランキング
炊飯器での通常炊きのおいしさはもちろん気になりますが、「早炊き」や「冷凍ご飯」へのニーズも高まっています。 そこで、それぞれの項目に絞った部門別ランキングのベスト3を発表します。
【早炊き部門】早く美味しく炊けるのは?
早炊き部門では、試食評価と炊飯時間からベスト3を選出しました。
上位の顔ぶれは奇しくも総合ランキングと同じになりましたが、注目すべきは総合2位だったタイガーの「JRI-G100」が、この部門では同率1位に並んだこと。早炊き性能を重視しつつコスパも考えるなら、非常に狙い目のモデルといえます。
【早炊き部門1位】タイガー魔法瓶「土鍋ご泡火炊き JRX-S100」

通常炊飯の味に迫るおいしさ!
高級炊飯器のおすすめランキング「早炊き部門」第1位は、総合でも首位を獲得したタイガー魔法瓶(TIGER)「土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JRX-S100」。
炊飯スピード単体では下位でしたが、早炊きとは思えないご飯のおいしさで評価を覆し、見事1位となりました。最速モデルとの差も2分程度なので、十分許容範囲といえます。

香り、甘みは薄めなものの、ベタつきなく炊けています。
通常炊飯と遜色なく炊けて甘みも感じました。
【早炊き部門同1位】タイガー魔法瓶「ご泡火炊きJRI-G100」

炊飯時間の短さはNo.1!
同じく高級炊飯器のおすすめランキング「早炊き部門」第1位に輝いたのは、タイガー魔法瓶「ご泡火炊き JRI-G100」。
総合順位こそ2位ですが、早炊きタイムは「約25分」。ライバルを圧倒する速さでトップの座を射止めました。
味の面では同社の最上位機にあと一歩及びませんが、この速さとコストパフォーマンスの高さは大きな武器。時短派にはベストな一台です。

甘さもあってしゃっきりとほぐれ、おいしいです。
【早炊き部門3位】象印マホービン「豪熱大火力 NW-WB10」

おいしさは1位と互角! 時間差わずかで3位
高級炊飯器のおすすめランキング「早炊き部門」第3位は、象印マホービン(ZOJIRUSHI)「豪熱大火力 NW-WB10」。
特筆すべきは、1位のタイガー「JRI-G100」と同点の評価を得た「味」の良さ。炊飯スピードでわずか2分及ばず3位となりましたが、早炊きの能力はトップクラスです。
とはいえ、食感の好みによっては、こちらを選ぶのも十分「あり」です。

粒立ちがはっきりしていますが、若干水分が多いです。
【冷凍ご飯部門】「まとめ炊き」派の強い味方!
ご飯の味を維持して保存するなら冷凍が一番。炊飯器にある「冷凍ご飯」モードは、電子レンジで温めてもベタつきにくく、ほぐれやすいご飯になるように炊くことを目的にしています。
時間があるときにまとめて炊いて小分け保存し、“レンチン”ですぐご飯を食べたい人におすすめのモードです。
【冷凍ご飯部門1位】東芝「真空圧力IH 炎匠炊き RC-10ZWX」

さっぱりとした味わいと程よい食感
高級炊飯器のおすすめランキング「冷凍ご飯部門」第1位は、東芝(TOSHIBA)「真空圧力IH 炎匠炊き RC-10ZWX」。
他の製品とは異なり、通常炊飯よりも「冷凍ご飯モード」の方が2分ほど早く炊き上がるのが特徴です。お米の味は控えめでさっぱりとしていますが、決してかたすぎず、ご飯感は十分あります。

さっぱり目ですが、ご飯感はしっかりありました。
粒感はやや乏しく、やわらかめの食感です。
【冷凍ご飯部門2位】タイガー魔法瓶「土鍋ご泡火炊き JRX-S100」

「冷凍モード」なしでも実力発揮! 堂々の2位ランクイン
高級炊飯器のおすすめランキング「冷凍ご飯部門」第2位は、タイガー魔法瓶(TIGER)「土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JRX-S100」。
本機は「冷凍ご飯」モード非搭載ですが、基礎能力の高さで2位という高順位を獲得しました。解凍後は、炊きたてに比べると弾力や粒感、旨みなどがやや落ち着きますが、それでも十分においしいと感じられるクオリティです。

むっちりして粒感も少々あり、旨みも感じられました。
【冷凍ご飯部門3位】タイガー魔法瓶「ご泡火炊きJRI-G100」

やわらかめで、粒感は控えめ
高級炊飯器のおすすめランキング「冷凍ご飯部門」第3位は、タイガー魔法瓶(TIGER)「圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉ご泡火炊きJRI-G100」。
一般的に「冷凍ご飯」モードは通常炊きより時間がかかりますが、本製品はその増加時間がわずかで済みます。
少し団子っぽくなり粒感は控えめながらも、ベチャつかず旨みも残ります。

ベチャっとした感じはなく、もちっとした食感が残っています。
失敗しない高級炊飯器の選び方|内釜の種類と加熱方式(IH・圧力IH)
選び方1:炊飯器の加熱方式はおもに3つ。各タイプの違いは?
マイコンタイプ

マイコン式は、主に底面のヒーターが熱源となり、内釜を加熱して炊飯する方式です。構造がシンプルで安価な製品が多いのが特徴です。
IHタイプ

IH式は、電磁力(コイル)の働きで内釜自体を発熱させる方式。マイコン式より高火力で、全体にムラなく熱を伝えられます。
圧力IHタイプ

圧力IH式は、IHの高火力に加え、内釜に圧力をかけて沸点を上昇させる方式です。高温で炊き上げるため、お米の芯まで熱が通り、甘みのあるふっくらとしたご飯になります。
選び方2:高い炊飯器と安い炊飯器の違い
高級機ほど「おいしさのストライクゾーン」が広い

高級炊飯器は、熱効率を高めるための「内釜」の素材や形状、お米に圧力をかけるための「密閉構造」などが工夫されており、誰でも簡単においしく炊けるのが特徴です。
また、銘柄炊き分けなどの機能も充実し、おいしく炊けるお米の種類も広がります。
ただし、最近は安価〜ミドルクラス製品も基本性能が上がっており、機能はシンプルながら、十分に美味しく炊ける製品が増えています。
炊飯器選びの際によくある質問
炊飯器で「通常炊飯」以外に重要なモードは何ですか?
現代のライフスタイルにおいて特に重要視されるのは「早炊き」と「冷凍ご飯」モードです。共働き世帯や忙しい方にとって、早く炊けて味が落ちない早炊き性能や、作り置きをして電子レンジで温め直しても粒感が失われない冷凍ご飯モードは実用的な機能といえます。
早炊きと普通炊きは何が違う?
エントリーモデルを含む多くの機種に付いている「早炊き」モード。これは通常モードよりも“浸漬”と“蒸らし”の時間をカットすることで、炊き上がりを早める仕組みです。しかし、炊き上がりの米の弾力や味は、一般的には通常モードより劣ってしまいがちです。つい頼りたくなる便利な機能ですが、急ぎの時以外は、じっくり炊き上げる通常モードがおすすめです。

銘柄によって炊き方は変えるべき?
銘柄そのものより「お米の状態(生産年月)」が重要です。たとえ同じ銘柄でも、生産時期によってお米の状態は異なります。パッケージの生産年月を見て、浸漬や水を加減するのが正解です。また、有機栽培米は米粒がしっかりめなので、水加減の調整をおすすめします。

玄米や古米のおいしい炊き方は?
お米の種類に合わせて「浸漬時間」を変えるのがポイントです。 収穫後3〜4カ月の「新米」は水分が多いため、通常は短い浸漬時間でも問題ありません。 一方、「古米」は乾燥が進んでいるため、夏場でも30分以上は浸したいところです。また、「玄米」は吸水しにくいため、2時間程度の浸漬時間が必要です。

小容量でもおいしく炊くには?
「少量コース」や専用付属品のあるモデルが有効です。一般的な5.5合炊きの炊飯器でも、0.5〜2合に対応した「少量」コースを備えている機種があります。タイガー製品のように1合炊き専用の「中ぶた」が付属し、物理的に釜のサイズを調整して少量をおいしく炊き上げるモデルも存在します。

まとめ:おいしさで選ぶなら「タイガー」
以上、高級炊飯器のおすすめランキングでした。
今回のテストで、専門家が最も高く評価したのは、タイガー魔法瓶「土鍋ご泡火炊き JRX-S100」です。通常炊飯はもちろん、冷やご飯や保温でも高い品質をキープし、ご飯好きの期待に応える最高の性能を見せつけました。
しかし、全てのユーザーにとって1位が最適とは限りません。「とにかく速くて、おいしいご飯が食べたい」という時短派の方には、早炊き性能とコスパを両立した2位のタイガー魔法瓶「ご泡火炊き JRI-G100」が有力な選択肢です。
また、「お手入れのラクさ」や「自分好みの設定」を重視するなら、内ブタが食洗機対応で、炊き分け機能も充実している3位の象印マホービン「豪熱大火力 NW-WB10」や、4位の東芝「炎匠炊き RC-10ZWX」もおすすめです。
ご自身のライフスタイルや重視するポイントに合わせて、最高の一台を見つけてください。
高級炊飯器のおすすめ

タイガー魔法瓶
土鍋圧力IHジャー炊飯器 <炊きたて> 土鍋ご泡火炊き
JRX-S100
【コスパ】高級炊飯器のおすすめ

タイガー魔法瓶
圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉ご泡火炊き
JRI-G100
炊飯器の売れ筋ランキングもチェック!
炊飯器のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/100wm/img_b3288d40ddd40fcbbae4c094af12cf8323865.png)














もっちりとして粘りが強く、ご飯の旨みがたっぷりでした。