電子レンジではなくオーブンレンジを買う人が多い理由は?
コンビニ弁当を温めるときや、冷凍したご飯を解凍するときによく使う電子レンジ。そこにローストチキンやグラタンなどさまざまな調理を可能にするオーブン機能が加わったものがオーブンレンジです。
オーブン機能とは庫内を熱くして食品を焼く機能ですが、最近のオーブンレンジでは蒸気で蒸すことができたり、蒸気をさらに加熱してその熱で焼くといった全く新しい機能をもった商品も誕生しています。しかも、調理方法もボタンを押すだけなのでカンタン!
レンジとオーブンの機能を併せ持っているので、作れる料理の幅が広がりますし、省スペース化にもなりますよね。
家族で食卓を囲んだり、友人とホームパーティを開催したりなど「お家でごちそうをたくさん食べたい!」という時に大活躍してくれます。
でもオーブンレンジって高くない?
そんな便利なオーブンレンジですが、価格はやっぱり電子レンジより高くなります。
オーブンレンジにも、スペックに比例した価格帯があります。
高級機はレンジ・オーブン機能に加え、香ばしく焼き上げるグリル機能、蒸し焼きができるスチーム加熱機能などを搭載しています。グラタンや焼き魚など、作るのが大変な料理でもとても美味しく仕上がる機種が多いです。また、付属しているレシピブックのレベルも高くなります。
一方価格が安いオーブンレンジは、機能がシンプルであることが多いです。解凍・加熱だけでいいという人には、安いモデルでも活躍してくれます。
そして間にある中価格帯の商品が、機能の取捨選択ゾーンになります。「自分がオーブンレンジに求める機能は何なのか?」「何を作りたいのか?」が決まっている人であれば、この価格帯から自分に合った製品を選ぶのが1番いいでしょう。
最近のオーブンレンジでは、過熱水蒸気や多ポイント計測センサー、中央集中加熱など、便利な機能を実現するためにさまざま工夫やイノベーションが行われています。ですが、まず抑えるべきは「電子レンジ機能」と「オーブンレンジ機能」の2つです。
それでは、オーブンレンジを購入する前に知っておきたい機能について、「電子レンジ機能」と「オーブン機能」に分けて解説していきます。
選び方1:電子レンジ機能は”普段どんな使い方が多いか”で判断
まずは1番使う電子レンジ機能のチェックポイントから紹介していきます。
1:時短を気にしないなら「低出力」と「中出力」のみで十分
最近では、200W程度の「低出力」、500~600Wの「中出力」、800W以上の「高出力」と複数の出力が選べる機種が多いです。しかし、実際は「低出力」と通常温めなどに使う「中出力」の2つがあれば事足ります。
中出力は、500Wか600Wのどちらかしか選べない場合は600Wがおすすめ。
一方、高出力は加熱時間が短時間で済むので、電子レンジの使用頻度が高く短時間で次々と温めていきたい人にはおすすめです。
2:「温め」や「解凍」をよく使うなら赤外線センサーは抑えるべし
一般的な電子レンジでは、熱ムラを感知するためにセンサー機能が備わっています。センサー機能にもいくつか種類があり、電子レンジをストレスなく使いたいなら大事なポイントになってきます。
センサーの種類は温度センサー、赤外線センサー、蒸気センサー、重量センサーなどがあります。製品ごとに搭載されているセンサーが記載されているのでチェックしましょう。機種によっては複数のセンサーが搭載されているものもあり、センサーが多ければもちろん精度も高くなります。
温めや解凍をする際、一番重要なのが食品の表面温度を測る赤外線センサーです。赤外線センサーは測定点が多いほど優秀になります。
3:便利なオート機能は「自分が操作しやすいか」で選ぶ
牛乳やお酒などのドリンク系や、2品同時に温めたいときに便利なオート機能。オート機能の決め手は、センサーやアンテナの動きなどを調整するプログラム次第になります。
商品を自社開発している大手メーカーは、このオート機能に強い印象があります。
そして、「オートメニューの探しやすさや手数の少なさ」も使い勝手の部分ではチェックしておきたいポイントになります。
メニューの操作感は製品によってさまざま。毎日使うものだから、自分に合ったものを選びましょう。
選び方2:オーブン機能は”どんな料理がどんな操作でできるのか”で判断
オーブン機能は「どんな料理がどんな操作でできるのか?」「それが自分に必要か?」を見ていくと良いでしょう。
ここではその指標となるチェックポイントを2つ紹介します。
1:自動調理機能は「出来上がりの完成度」が重要
最近のオーブンレンジは自動で調理をしてくれます。ただ、料理の出来具合やかかる時間は、各社・各モデルで少しずつ違うので、自分が作りたい料理に合わせてチェックが必要です。
自動調理はレシピ数に目が行きがちですが、出来上がりの状態の方が重要です。味については独自にアレンジできますが、仕上がり状態は機械任せなのでレシピブックなどでしっかり確認しましょう。
2:レシピ数が多いので「検索のしやすさ」も重要
また、レシピの数が多いので検索のしやすさも重要になります。
番号で選ぶものがわかりやすいのか、液晶で画像を選択できるものがわかりやすいのかなどは人それぞれ。メニューの階層も製品によって深さが違うので、自分に合った使用感のものを選びましょう
自動メニューの内容が自分に合っているか・出来上がりの完成度、レシピ検索のやりやすさ・分かりやすさが大事なチェックポイントになります。
ちなみに、最近の高級機種はプロもビックリするほどうまく出来てご飯の支度がかなり捗ります!精度のいい機種だと、焦げやすい魚の西京焼きも綺麗な焼き色でジューシーに焼けたり、茶碗蒸しが加減を見ずに失敗なく出来上がり楽ちんです!
ちなみに:蒸気は必要?
オーブンレンジには「蒸気が入らないもの」「蒸気を入れるもの」「蒸気で焼くもの」の3タイプがあります。蒸し料理をしたければ蒸気を入れるものか蒸気で焼くものが良いですが、特に必要でなければ蒸気のないタイプが価格も安くて良いでしょう。
ちなみにプロ料理家・さわけんさんがおすすめするのは蒸気で焼くタイプ。
通常のオーブンより早く焼けて水分が抜けづらい特徴があるため、焼き魚やグラタンをよく作る人には蒸気で焼くタイプがおすすめです。少し値段は高くなりますが、仕上がりの良さは抜群です!
オーブンレンジのテスト方法は?
それでは、雑誌『家電批評』がプロの料理家と一緒にテストした内容を紹介していきます。今回はシャープやパナソニックなど人気メーカーのハイエンドモデルを6製品集めて徹底比較しました!
テスト1:焼く
テスト2:揚げる
テスト3:蒸す
テスト1〜3は、オーブンレンジの自動調理メニューを中心に、トーストを含め5品を調理しプロが食べ比べを実施しました。
テスト4:解凍
一定量の冷凍ひき肉を解凍し、断面をサーモカメラで撮影。ムラなく解凍できているかを確認しました。
テスト5:あたため
容器に一定量の卵白を注いで一定時間加熱し、
テスト6:使い勝手
掃除のしやすさやタッチパネルの操作、直感的に使えるかなど、プロが実際に使用し評価しています。
オーブンレンジのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、オーブンレンジのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シャープヘルシオ AX-LSX3A
|
|
490mm |
430mm |
420mm |
23kg(約) |
65~250・300℃ |
1460W |
30L |
266 |
|||||||||
象印マホービンエブリノ ES-GU26
|
|
487mm |
454mm(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法) |
370mm |
17.5kg |
100~ 250℃ |
1420W |
26L |
37 |
|||||||||
東芝石窯ドーム ER-YD7000
|
|
498mm |
399mm |
396mm |
21kg(約) |
100~300・350℃ |
1430W |
30L |
487 |
|||||||||
パナソニックビストロ NE-UBS10A
|
|
494mm |
486mm(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法) |
370mm |
19.9kg(約) |
70~300℃ |
1400W |
30L |
287 |
|||||||||
ツインバードスチーム オーブンレンジ DR-F871W
|
|
470mm(ハンドル含む) |
440mm(ハンドル含む) |
345mm(ハンドル含む) |
16.9kg(約) |
30~45℃・70~250℃ |
1420W |
23L |
4 |
|||||||||
バルミューダBALMUDA The Range K09A
|
|
456mm(ハンドル含む) |
435mm(ハンドル含む) |
331mm(ハンドル含む) |
15.3kg(約) |
40・100~250℃ |
1370W |
20L |
なし |
【1位】シャープ「ヘルシオ AX-LSX3A」
- シャープヘルシオ AX-LSX3A
- 実勢価格: ¥103,800〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥107,866〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥104,450〜
- 焼き鮭
- 炒飯
- トースト
- 揚げる(唐揚げ)
- 蒸す(茶碗蒸し)
- 解凍
- 温め
- 使い勝手
バツグンの火加減で表面も中身も激ウマ!
オーブンレンジのおすすめランキング1位は、A評価のシャープ(SHARP)「ヘルシオ AX-LSX3A」。家電批評が以前行ったモデルに続き、今回検証を行ったモデルでも総合力の高さでベストバイを獲得しました。
過去同様、調理テストで高評価を獲得。とくに身がふっくらした焼き鮭の完成度は、プロも大絶賛でした。トーストや茶碗蒸しも文句なしのおいしさで、自動メニューの実力の高さを実感。
解凍は「全解凍モード」だと温度が高めでややムラもありますが、解凍した食材をカットできる「サックリ解凍」もあるので、食材によって使い分けるのがおすすめです。
温めモードは中央部の温度が高くなる傾向。のり弁を温めて実食した際、ご飯も具材も適温で食べやすく、そこまで加熱ムラは気になりません。
操作性もバツグンで、豊富な自動メニューやクリーンモードを搭載するなど、使い勝手も優秀。
かなり値は張りますが、それも納得できます。総合力が高いオーブンレンジを求める人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- シンプルなグリル調理は超優秀
- 操作やお手入れもラクラク
- お弁当の温めも適温
- がっかりポイント
-
- 解凍はやや過加熱になる
- 幅
- 490mm
- 奥行
- 430mm
- 高さ
- 420mm
- 重量
- 23kg(約)
- オーブン温度
- 65~250・300℃
- 定格消費電力
- 1460W
- 庫内容量
- 30L
- 自動メニュー
- 266
- センサー
- 64眼赤外線ムーブ・らくチン!(絶対湿度)・温度センサー
- 型番
- AX-LSX3A-R
【オーブン調理】焼き鮭の色味とふっくら感は絶品!焼きと蒸しも高得点
唐揚げと炒飯は苦戦……。でもそれ以外は、総じて高評価を獲得!
今回セレクトした炒飯と唐揚げはテストした全機種で結果が振るわず、シャープ「ヘルシオ AX-LSX3A」も苦戦しています。そもそも炒飯のパラパラや唐揚げのカリジュワな食感をオーブンレンジで再現するのは難しいのかもしれません。
しかし、「家電批評」の過去ベストで絶賛されたグリルのおいしさは今回も健在。焼き鮭は見た目も味わいもダントツの出来栄えで、トーストも耳までサクッとしていました。
蒸し料理の茶碗蒸しも高スコアをマークし、オーブン調理の実力は変わらず優秀なのは間違いなしです。
<焼く>魚のグリルはプロ級です
焼き鮭:優秀
表面にはおいしそうな焼き色がしっかりとつきました。身はふんわりとしていて臭みもなく、皮もカリカリに焼きあがり激ウマ!
トースト:良好
調理時間は7〜8分と少し長めですが、耳までサクッと焼けていて食感は高評価。また、中もしっとりしていてパンのおいしさを引き出していました。
炒飯:難あり
ニンジンとピーマンが入ったピラフ風のレシピ。ご飯はふんわりした部分とカリカリ部分が混ざっていて、炒飯のパラパラした食感とはほど遠い……。
<揚げる>かなり粉っぽい
唐揚げ:微妙
油を使っていないためか、表面のカリッとした食感がなく、からあげ粉の粉っぽさが強め。中身もジューシーというよりパサつきが気になりました。
<蒸す>なめらかな舌触り
茶碗蒸し:良好
ややゆるめでトロトロした食感でしたが、中までしっかり温度が上がっています。肉などの具材は中まで火が通っていて味も高評価です。
トーストは耳までサクッと焼けていて水分もしっかり残っています。
焼き鮭は臭みもなく、表面カリっと中はふんわりでおいしいです。
【解凍】やや加熱が強めの傾向でわずかに加熱ムラもあります
食材で使い分けを。「全解凍モード」はやや温度ムラがありましたが、加熱しすぎることはありませんでした。食品によって温度が高すぎる場合があるので、切り分けできる「サックリ解凍」と使い分けましょう。
サーモ(解凍):合格
全解凍モードでは、中心部の温度が高く、少しムラがあります。肉はすぐほぐれる状態でした。
※メーカーはラップを敷いての解凍を推奨しています。今回検証した解凍方法はメーカー推奨の方法とは異なります。
よく解凍されています。すぐにこねるならアリですが、炒め用ならやや加熱しすぎです。
【あたため】弁当はどの具材も熱すぎず適度にホッカホカで食べやすい!
弁当はベスト温度!
卵白を使ったテストでは中心付近の加熱が強め。しかし、オートの温めモードでのり弁を温めたときは、ご飯もおかずもちょうどよい温度になり、食感もふっくらしていました。
サーモ(温め):良好
中心部は過加熱気味ですが、範囲は小さいです。ただ、温めた弁当は全体的に適温でした。
自動あたためですが、具材もご飯も均一かつ適度な温度です。
【使い勝手】操作はわかりやすくお手入れもカンタン!
使い勝手は十分。掃除機能も充実!
大きな液晶画面と感度の良いタッチパネルでスムーズに操作できるのが高評価でした。蒸気を利用した機能も便利ですが、庫内や扉がフラットで拭きやすく、日々のお手入れも手間がかかりません。
操作:優秀
液晶画面は大きくて見やすく、タッチパネルの感度も良好。カラー文字やイラストが表示されるので、迷わず操作できます。自動メニューは266種類と充実していて、専用のスマホアプリでメニューやレシピを検索できます。
お手入れ:優秀
庫内クリーン機能や角皿・網クリーン機能など、蒸気を利用したさまざまなおそうじ機能を搭載し、ニオイや汚れ対策はバッチリ。庫内は拭きやすく、取り外せるパーツもつゆ受けと水タンクだけで、お手入れもラクチン!
多機能なので少し複雑ですが、 液晶がカラーで見やすいです。
庫内が拭きやすく、庫内クリーン機能も搭載しているのが便利です。
【2位】象印マホービン「エブリノ ES-GU26」
- 象印マホービンエブリノ ES-GU26
- 実勢価格: ¥39,673〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥43,535〜
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- 焼き鮭
- 炒飯
- トースト
- 揚げる(唐揚げ)
- 蒸す(茶碗蒸し)
- 解凍
- 温め
- 使い勝手
優秀な解凍と温めで毎日の食事がラクに
オーブンレンジのおすすめランキング2位は、A評価の象印マホービン(ZOJIRUSHI)「エブリノ ES-GU26」。
「エブリノ ES-GU26」は温度コントロールが巧みで、解凍も温めもムラが少ないのが特長。冷凍食品を解凍してすぐ調理できたり、冷蔵庫の作り置きやスーパーの総菜などを自動で適温に温めるなど、毎日の食事の手間を減らしてくれます。
調理テストは平均点でしたが、10万円超えのモデルが多いなかで手ごろな価格で、コスパは魅力です。
解凍や温めが優秀な「エブリノ ES-GU26」は、買いだめ派におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 解凍BEST・温めBEST
- 料理しやすい温度に解凍
- 温めもムラなく熱すぎない
- がっかりポイント
-
- 焼き料理のデキが少し不安定
- 幅
- 487mm
- 奥行
- 454mm(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法)
- 高さ
- 370mm
- 重量
- 17.5kg
- 定格消費電力
- 1420W
- オーブン温度
- 100~ 250℃
- 庫内容量
- 26L
- 自動メニュー
- 37
- センサー
- 赤外線センサー・温度センサー
- 型番
- ES-GU26(BM)
【解凍】扱いやすい柔らかさに!
サーモ(解凍):優秀
「全解凍モード」は、ほぐすのもカットするのもできるやわらかさ。ひき肉のサーモを見ると、表面から中身まで温度ムラなしです。
【あたため】全体的にムラなくあったか
サーモ(温め):優秀
熱ムラテストでは、体的にムラなく均等に温まっています。弁当はご飯も具材も、熱すぎず冷たすぎず、食べやすい!
解凍や温めの温度が適度で、料理をする人にはうれしいです。
【3位】東芝「石窯ドーム ER-YD7000」
- 東芝石窯ドーム ER-YD7000
- 実勢価格: ¥109,800〜
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- 焼き鮭
- 炒飯
- トースト
- 揚げる(唐揚げ)
- 蒸す(茶碗蒸し)
- 解凍
- 温め
- 使い勝手
レシピを用意しなくても本体だけで調理が簡単! 使いやすく調理力も優秀
オーブンレンジのおすすめランキング3位は、B評価の東芝(TOSHIBA)「石窯ドーム ER-YD7000」。
オーブンレンジで自動メニューを使う場合、付属のレシピ本を確認して操作するのが基本。「石窯ドーム ER-YD7000」は食材や調理手順を本体の液晶操作パネルで確認できます。説明はカラーでわかりやすく好印象です。庫内はフラットタイプでお手入れしやすく、使い勝手は1位のシャープ「ヘルシオ AX-LSX3A」と並ぶ最高評価を獲得しました。
調理テストでは、炒飯と唐揚げ以外は十分においしい仕上がりに。とくに茶碗蒸しは細かい穴も空かず、フルフルとした食感は絶品です。
解凍と温めもムラが少なく、及第点をキープしていてベストバイに迫る実力です。
自動メニューが400以上と超充実しているので、レシピを用意せずに調理したい人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 使い勝手BEST
- レシピ内蔵で操作感はバツグン
- 料理もベストに迫る実力
- がっかりポイント
-
- 解凍や温めは標準的なレベル
- 幅
- 498mm
- 奥行
- 399mm
- 高さ
- 396mm
- 重量
- 21kg(約)
- オーブン温度
- 100~300・350℃
- 定格消費電力
- 1430W
- 庫内容量
- 30L
- 自動メニュー
- 487
- センサー
- ねらって赤外線センサー(1024ポイント赤外線センサー/温度センサー)
- 型番
- ER-YD7000(K)
【オーブン調理】フルフルで激ウマ!
茶碗蒸し:優秀
かたまり具合がちょうどよく、フルフル食感。具材も火がきちんと通っています。
【使い勝手】レシピ内蔵は東芝だけ
操作性:優秀
自動メニューが400以上と超充実! 料理の材料や手順などを内蔵し、別紙のレシピが必要ないのは便利です。
庫内はフラットで扉も拭きやすいです。
【4位】パナソニック「ビストロ NE-UBS10A」
- パナソニックビストロ NE-UBS10A
- 実勢価格: ¥123,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥127,600〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥124,490〜
- 焼き鮭
- 炒飯
- トースト
- 揚げる(唐揚げ)
- 蒸す(茶碗蒸し)
- 解凍
- 温め
- 使い勝手
味から使い勝手まで平均点のバランス派
オーブンレンジのおすすめランキング4位は、B評価のパナソニック(Panasonic)「ビストロ NE-UBS10A」。
「ビストロ NE-UBS10A」は、飛びぬけた高スコアはありませんが、ほとんどの項目で平均点のバランスがよいモデル。なかでも、見やすい液晶やスマホ連携、豊富な自動メニューなどで使い勝手は良好です。
調理テストは、炒飯以外まずまずのおいしさ。とくにトーストは、上下から熱を加えるのでひっくり返さずに焼ける「両面グリル」の効果で、表も裏もしっかりときつね色に焼き上がりました。
サーモカメラを使った解凍テストでも、全体が均一に近い温度で、料理しやすいかたさになっています。
価格はやや高めですが、大きな欠点がないから初心者でも使いやすい一台です。
- おすすめポイント
-
- どの料理も及第点をキープ
- 解凍は料理しやすいかたさ
- がっかりポイント
-
- 温めは過加熱ぎみでムラが多い
- 幅
- 494mm
- 奥行
- 486mm(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法)
- 高さ
- 370mm
- 重量
- 19.9kg(約)
- オーブン温度
- 70~300℃
- 定格消費電力
- 1400W
- 庫内容量
- 30L
- 自動メニュー
- 287
- センサー
- 高精細・64眼スピードセンサー
- 型番
- NE-UBS10A-K
【オーブン調理】トーストの焼き色が◯
トースト:合格
トーストの両面にしっかり焼き色がつき、もっちりとした食感でおいしいです。
炒飯と唐揚げ以外の調理はまずまずの出来栄えです。
【解凍】中までムラなくとけた
解凍:良好
ひき肉の温度ムラは少なめで、ほぐしたり切るなど、調理しやすい状態でした。
オートメニュー少なめのオーブンレンジもチェック!
ツインバード「スチームオーブンレンジ DR-F871W」
- ツインバードスチーム オーブンレンジ DR-F871W
- 実勢価格: ¥37,669〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥37,669〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥40,550〜
- 焼き鮭
- 炒飯
- トースト
- 揚げる(唐揚げ)
- 蒸す(茶碗蒸し)
- 解凍
- 温め
- 使い勝手
自動メニューは少ないので自分で細かな調整が必要
ツインバード(TWINBIRD)「スチームオーブンレンジ DR-F871W」は、蒸気を上下から当てるWスチーム技術が特徴のオーブンレンジ。自動メニューは少ないですが、レンジやスチーム、オーブンなどの多彩な加熱が利用できます。
焼き鮭はスチームが利きすぎましたが、トーストはサクッと焼けました。
手動で細やかな調整がしたい人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 手動で細かな設定ができる
- がっかりポイント
-
- 温度コントロールが少し物足りない
- 幅
- 470mm(ハンドル含む)
- 奥行
- 440mm(ハンドル含む)
- 高さ
- 345mm(ハンドル含む)
- 重量
- 16.9kg(約)
- オーブン温度
- 30~45℃・70~250℃
- 定格消費電力
- 1420W
- 庫内容量
- 23L
- 自動メニュー
- 4
- センサー
- 赤外線センサー
- 型番
- DR-F871W
※焼き鮭と炒飯はメーカー推奨の調理方法ではありません。焼き鮭は天板は下段を使用し、スチーム60℃で6分その後オーブン250℃で10分で調理。 メーカー推奨はオーブンモード250℃、ヒーター上下、天板上段使用、予熱無し約25分調理です。炒飯は天板は上段を使用し、ヒーター上下、スチーム100℃で15分加熱で調理しました。
【オーブン調理】
トースト:良好
やや焦げたのは残念ですが、サクサクとした軽い食感でおいしいです。
焼き魚:難あり
中まで火は通っていましたが、スチームで表面が水っぽくなりました。
バルミューダ「BALMUDA The Range」
- バルミューダBALMUDA The Range K09A
- 実勢価格: ¥49,850〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥68,200〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥51,365〜
- 焼き鮭
- 炒飯
- トースト
- 揚げる(唐揚げ)
- 蒸す(茶碗蒸し)
- 解凍
- 温め
- 使い勝手
料理は手動設定が基本
バルミューダ「BALMUDA The Range」は、自動メニューを非搭載。レシピや温度を正しく設定すると、最高ではないものの、「焼き」や「蒸し」の料理はまずまずの仕上がりに。
ただ、温め、解凍は過加熱の傾向があり、温度ムラも大きめでした。
- おすすめポイント
-
- 直感的に操作できる
- がっかりポイント
-
- 解凍や温めのムラが多い
- 幅
- 456mm(ハンドル含む)
- 奥行
- 435mm(ハンドル含む)
- 高さ
- 331mm(ハンドル含む)
- 重量
- 15.3kg(約)
- オーブン温度
- 40・100~250℃
- 定格消費電力
- 1370W
- 庫内容量
- 20L
- 自動メニュー
- なし
- センサー
- 型番
- K09A-SU
【使い勝手】
操作:合格
操作方法はつまみとダイヤル式ボタンだけなので、迷わず使えます。
【解凍】
サーモ(解凍):難あり
加熱のムラが大きく、一部に火が通ってしまい、やや残念です。
まとめ:総合力の高さでシャープがベスト!
以上、オーブンレンジのおすすめランキングでした!
オーブンレンジは、自動調理メニューを搭載する機種が多く、いろいろな料理を作れるのが魅力です。今回のオーブンレンジテストでは、焼き魚のうまさは圧巻で「焼き」と「蒸し」は高得点を出し、総合力の高さでシャープ「ヘルシオ AX-LSX3A」がベストバイを獲得しました。
そのほかのモデルも、料理や使いやすさで高評価が続出しました。本記事を参考にお気に入りのオーブンレンジを見つけてください。
オーブンレンジのおすすめ
シャープ
ヘルシオ AX-LSX3A
オーブンレンジの売れ筋ランキングもチェック!
オーブンレンジのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
焼き魚が違う! グリルの実力が高く、今回の魚も過去検証時同様に絶品でした。