オーブンレンジってどれを買えばいいの?
コンビニ弁当を温めるときや、冷凍したご飯を解凍するときによく使う電子レンジ。そこにローストチキンやグラタンなどさまざまな調理を可能にするオーブン機能が加わったものがオーブンレンジです。
レンジとオーブンの機能を併せ持っているので、作れる料理の幅が広がりますし、省スペース化にもなりますよね。
家族で食卓を囲んだり、友人とホームパーティを開催したりなど「お家でごちそうをたくさん食べたい!」という時に大活躍してくれます。
最近のオーブンレンジでは蒸気で蒸すことができたり、蒸気をさらに加熱してその熱で焼くといった全く新しい機能をもったスチームオーブンレンジも誕生しています。しかも、調理方法もボタンを押すだけなのでカンタン!
とはいえ、スチームオーブンレンジって便利なのはわかっているし、料理の幅も広がるけど、10万〜20万円もするのでなかなか購入に踏み切れませんよね。
さらに各メーカーから毎年、新モデルが登場するうえ、時短調理や自動調理の充実、IoT機能との連携など、機能性もどんどん向上しています。
どうしてスチームタイプがいいの?
100°C以上に加熱した水蒸気で加熱するので、焼く・温めるだけでなく、蒸すなどの多彩な調理法に対応できるからです。
タンクに水を入れて
スチームで加熱!
各メーカーの「ハイエンドかつスチーム」タイプの5製品を集めました!
今回、雑訴『家電批評』は人気メーカーのハイエンドモデル5製品を集め、料理のプロと一緒にテストし、おすすめの製品をランキング形式で発表します。
また、スチームオーブンレンジは「買った直後は頻繁に使っていたけど、今はレンジの温め機能しか使っていない……」となりがち。
そんなことにならないために、スチームオーブンレンジを買うべき人・不向きな人の特徴も一緒にお伝えします!
まずは、オーブンレンジを購入する前に知っておきたい機能について、「電子レンジ機能」と「オーブン機能」に分けて解説していきます。
選び方1:電子レンジ機能は“普段どんな使い方が多いか”で判断
まずは、いちばん使う電子レンジ機能のチェックポイントから紹介していきます。
1:時短を気にしないなら「低出力」と「中出力」のみで十分
最近では、200W程度の「低出力」、500~600Wの「中出力」、800W以上の「高出力」と複数の出力が選べる機種が多いです。しかし、実際は「低出力」と通常温めなどに使う「中出力」の2つがあれば事足ります。
中出力は、500Wか600Wのどちらかしか選べない場合は600Wがおすすめ。
一方、高出力は加熱時間が短時間で済むので、電子レンジの使用頻度が高く短時間で次々と温めていきたい人にはおすすめです。
2:「温め」や「解凍」をよく使うなら赤外線センサーは抑えるべし
一般的な電子レンジでは、熱ムラを感知するためにセンサー機能が備わっています。センサー機能にもいくつか種類があり、電子レンジをストレスなく使いたいなら大事なポイントになってきます。
センサーの種類は温度センサー、赤外線センサー、蒸気センサー、重量センサーなどがあります。製品ごとに搭載されているセンサーが記載されているのでチェックしましょう。
機種によっては複数のセンサーが搭載されているものもあり、センサーが多ければもちろん精度も高くなります。
温めや解凍をする際、一番重要なのが食品の表面温度を測る赤外線センサーです。赤外線センサーは測定点が多いほど優秀になります。
3:便利なオート機能は「自分が操作しやすいか」で選ぶ
牛乳やお酒などのドリンク系や、2品同時に温めたいときに便利なオート機能。オート機能の決め手は、センサーやアンテナの動きなどを調整するプログラム次第になります。
商品を自社開発している大手メーカーは、このオート機能に強い印象があります。
そして、「オートメニューの探しやすさや手数の少なさ」も使い勝手の部分ではチェックしておきたいポイントになります。
メニューの操作感は製品によってさまざま。毎日使うものだから、自分に合ったものを選びましょう。
選び方2:オーブン機能は“どんな料理がどんな操作でできるのか”で判断
オーブン機能は「どんな料理がどんな操作でできるのか?」「それが自分に必要か?」を見ていくと良いでしょう。
ここではその指標となるチェックポイントを2つ紹介します。
1:自動調理機能は「出来上がりの完成度」が重要
最近のオーブンレンジは自動で調理をしてくれます。ただ、料理の出来具合やかかる時間は、各社・各モデルで少しずつ違うので、自分が作りたい料理に合わせてチェックが必要です。
自動調理はレシピ数に目が行きがちですが、出来上がりの状態の方が重要です。味については独自にアレンジできますが、仕上がり状態は機械任せなのでレシピブックなどでしっかり確認しましょう。
2:レシピ数が多いので「検索のしやすさ」も重要
また、レシピの数が多いので検索のしやすさも重要になります。
番号で選ぶものがわかりやすいのか、液晶で画像を選択できるものがわかりやすいのかなどは人それぞれ。メニューの階層も製品によって深さが違うので、自分に合った使用感のものを選びましょう。
自動メニューの内容が自分に合っているか・出来上がりの完成度、レシピ検索のやりやすさ・分かりやすさが大事なチェックポイントになります。
ちなみに、最近の高級機種はプロもビックリするほどうまく出来てご飯の支度がかなり捗ります!
精度のいい機種だと、焦げやすい魚の西京焼きも綺麗な焼き色でジューシーに焼けたり、茶碗蒸しが加減を見ずに失敗なく出来上がり楽ちんです!
ちなみに蒸気は必要?
オーブンレンジには「蒸気が入らないもの」「蒸気を入れるもの」「蒸気で焼くもの」の3タイプがあります。
蒸し料理をしたければ蒸気を入れるものか蒸気で焼くものが良いですが、特に必要でなければ蒸気のないタイプが価格も安くて良いでしょう。
ちなみにプロ料理家・さわけんさんがおすすめするのは蒸気で焼くタイプ。
通常のオーブンより早く焼けて水分が抜けづらい特徴があるため、焼き魚やグラタンをよく作る人には蒸気で焼くタイプがおすすめです。
少し値段は高くなりますが、仕上がりの良さは抜群です!
オーブンレンジのテスト方法は?
それでは、雑誌『家電批評』がプロの料理家と一緒にテストした内容を紹介していきます。
今回はシャープやパナソニックなど人気メーカーのハイエンドモデルを5製品集めて徹底比較しました!
テスト1:焼く
自動メニューで複数種類の食材(じゃがいも、ニンジン、冷蔵ハンバーグ、冷蔵サケ、きのこ類)を同時に調理しました。
テスト2:蒸す
茶碗蒸しを調理して、その仕上がりやなめらかさをチェックしました。
テスト3:揚げる
市販のから揚げ粉をまぶすだけの簡単メニューの仕上がりを比較しました。
テスト4:ワンボウル
ボウルに麺と市販のソース、具材を入れて調理するメニューを評価しました。
テスト5:解凍
解凍したひき肉を切断したときの感覚と断面のサーモ画像から評価しまし
テスト6:使い勝手
操作性やお手入れのしやすさなどから、総合的にプロが評価しました。
オーブンレンジのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、オーブンレンジのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||
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シャープヘルシオ AX-LSX3B
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パナソニックビストロ NE-UBS10A
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東芝石窯ドーム ER-D7000A
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アイリスオーヤマMS-F3002-B
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日立ヘルシーシェフ MRO-W10B
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【1位】シャープ「ヘルシオ AX-LSX3B」
- シャープヘルシオ AX-LSX3B
- 実勢価格: ¥144,800〜
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- 焼く
- 蒸す
- ワンボウル
- 揚げる
- 解凍
- 温め(お弁当)
- 温め(牛乳)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- まかせて調理が優秀
- 音声案内が便利
- がっかりポイント
-
- 揚げ物はやや苦手
- 幅
- 490mm
- 奥行
- 430mm
- 高さ
- 420mm
- 重量
- 23kg(約)
- 庫内容量
- 30L(2段調理)
- 型番
- AX-LSX3B-W
【焼く(おまかせ)】完ぺきな加熱具合
▼Before
▼After
じゃがいも、にんじん、冷蔵ハンバーグ、冷蔵サケ、きのこ類の5種類の食材すべてにしっかり火が通っているうえ、加熱しすぎの状態にならず、各食材に適した加熱具合でした。
特に角皿の中心に置いたサケとハンバーグがそれぞれ最適な焼き上がりだったのはシャープ「ヘルシオ AX-LSX3B」だけでした。
サケの身がしっかりほぐれて、おいしく食べられました。にんじんときのこにもしっかりと火が通っています。
【蒸す】かなりなめらか
仕上がりはやややわらかく、す(加熱しすぎによってできる穴)がほとんどなくなめらかでした。
見た目もよく、フルフルでなめらか。レシピも優秀で、だしの味がしっかりとしておいしい茶碗蒸しでした。
【ワンボウル】麺の弾力がちょうどいい
市販のソースで作ったナポリタン。野菜と麺、それぞれにしっかり火が通りました。麺の弾力が◎です。
水分がやや多めに仕上がっていましたが、パスタの茹で具合はちょうどよく、おいしく食べられました。
【揚げる】粉っぽさが残っていた
色づきはかなりよく、見た目は良好。しかし、揚げているというより焼いている感が強い仕上がりです。
実際に揚げているわけではないので、どうしても粉っぽく感じます。お肉はやわらかく仕上がっていました。
【解凍】包丁で切れる程度
オート解凍では、冷凍ひき肉を包丁で切れる程度まではムラなく解凍できました。
表面がやや解けていて、力を入れて包丁が入るぐらいの解凍具合。解凍時間の追加が必要そうです。
【使い勝手】操作性がよくお手入れもしやすい
庫内は広くフラットなので、拭き掃除しやすく、掃除のタイミングも音声で知らせてくれます。
タッチ操作の反応も優秀です。
操作画面はわかりやすいものの、メニューなどは説明書がないとわかりにくいかも。蒸し物の後に庫内を掃除するとよさそう。
【2位】パナソニック「ビストロ NE-UBS10A」
- パナソニックビストロ NE-UBS10A
- 実勢価格: ¥117,500〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥117,500〜
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- 焼く
- 蒸す
- ワンボウル
- 揚げる
- 解凍
- 温め(お弁当)
- 温め(牛乳)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 調理の実力は◎
- メンテナンス性が高い
- がっかりポイント
-
- 揚げ物が苦手
- おまかせグリル非搭載
- 幅
- 494mm
- 奥行
- 486mm(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法)
- 高さ
- 370mm
- 重量
- 19.9kg(約)
- オーブン温度
- 70~300℃
- 定格消費電力
- 1400W
- 庫内容量
- 30L
- 自動メニュー
- 287
- センサー
- 高精細・64眼スピードセンサー
- 型番
- NE-UBS10A-K
発熱する「ヒートグリル皿」で火力アップ!
通常プレートのほかに「ヒートグリル皿」が付属。皿自体が発熱することで、食材を両面から焼いたり、熱効率がアップしたりします。
【焼く(ハンバーグ)】肉と魚は優秀な仕上がり
おまかせ調理は非搭載にもかかわらず、肉と魚にはほどよく火が通っていました。野菜はあと一歩の印象です。
ハンバーグに合わせて加熱しましたが、サケもしっとり程よく焼き上がっていました!
【蒸す】手間はかかるが仕上がりは完ぺきに近い
味や食感は絶品の仕上がり。しかし、調理時にフタが必要なうえ、アルミホイルを代用で使えないのは少し面倒です。
ほどよいかたさで食感はツルツルのなめらか。すもほとんど入っていないので、完ぺきに近い仕上がりです!
【ワンボウル】麺がやや硬めだが合格点
パスタの茹で上がりがややかたかったものの、具材にもしっかり火が通り、おいしくできました。
【揚げる】揚がっている感じは薄い
色がついて肉はやわらかいのですが、揚げている感はなく焼き料理といった印象です。
【解凍】最もやわらかく解凍できた
全5製品中、最もやわらかく解凍できていました。半解凍としてはちょうどよく、切り分けやすいです。
【使い勝手】多彩なお手入れのモードを搭載
タッチ操作が良好で、清掃箇所を指定できます。除菌・消臭などモードも多彩で清潔に使えます。
ホーム画面からワンタッチでお手入れモードが表示されて手軽なうえ、モードも多彩なのでメンテナンス性が高い製品といえます。
【3位】東芝「石窯ドーム ER-D7000A」
- 東芝石窯ドーム ER-D7000A
- 実勢価格: ¥94,800〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥94,800〜
- 焼く
- 蒸す
- ワンボウル
- 揚げる
- 解凍
- 温め(お弁当)
- 温め(牛乳)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 茶碗蒸しが絶品
- 調理はすべて良好以上
- がっかりポイント
-
- 解凍はやや苦手
- 幅
- 498mm
- 奥行
- 399mm
- 高さ
- 396mm
- 重量
- 21kg(約)
- 庫内容量
- 30L(2段調理)
- 型番
- ER-D7000A(K)
アプリによるメニューの種類が豊富でした
基本のメニューのほかに、アレンジや別パターンのレシピが多数表示されます。
写真付きでイメージしやすく、基本のレシピに慣れたあとは、新しいレシピを試してみたくなります。
【焼く(おまかせ)】高火力でしっかり焼ける
高火力でしっかり焼き上がっていて、ハンバーグ※の仕上がりは◎。きのこ類は包み焼きにしたほうがいいかもしれません。
※検証条件統一のため、メーカー推奨の調理方法とは異なる方法で実施
【蒸す】ゆるいがなめらか
仕上がりがとても優秀で、そのなめらかさは料理家の2人とも満点評価するほどです。
すが一切入らず、ここまでなめらかにできているのは驚きました。
【ワンボウル】仕上がりはかなり良い
特に優秀だったのがパスタの仕上がり。麺にもちもち感が出て、市販の麺としてはかなりおいしく出来上がりました※。
パスタはちゃんと茹で上がり、ソースもほどよく残っていて混ぜるとおいしく頂けました。
※検証条件統一のため、メーカー推奨の調理方法とは異なる方法で実施
【揚げる】一部がかたくなってしまった
色づきがよく、香ばしさのある仕上がりに。ただ、一部水分が抜けてかたくなってしまったものもありました。
【解凍】まだまだ不十分
かなり力を入れて、かろうじて切れるぐらいの解凍具合。追加の解凍は必須です。
【使い勝手】操作性がシンプルでした
タッチなどの操作回数がやや多かったりするものの、操作はシンプル。
タンクや庫内も掃除しやすそうです。
調理メニューが「魚」「豚」「牛」など表記されていて、選びにくさがあります。タッチ操作はそこまで面倒ではなく、反応も良好でした。
【4位】アイリスオーヤマ「MS-F3002-B」
- アイリスオーヤマMS-F3002-B
- 実勢価格: ¥45,800〜
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- 焼く
- 蒸す
- ワンボウル
- 揚げる
- 解凍
- 温め(お弁当)
- 温め(牛乳)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- パスタの仕上がりが優秀
- 10万円を切る価格
- がっかりポイント
-
- おまかせ調理は非搭載
- お手入れがやや手間
- 幅
- 493mm
- 奥行
- 438mm
- 高さ
- 380mm
- 重量
- 21kg(約)
- 庫内容量
- 30L(約)
- 型番
- MS-F3002-B
通常の温めで使える時短ブーストが地味に便利
左下の時短ボタンを押すと、温め時間を最大半分に短縮※。W数や時間から温め時間を計算しなくても済みます。
※500Wで設定5分以内の場合。温めるものや条件によって温度ムラが大きくなることがあります
【焼く(ハンバーグ)】火の通りは今一歩
ハンバーグに合わせて調理しましたが、やや火力が弱い印象。サケはちょうどよく焼き上がっていました。
【蒸す】調理時間は長めだが仕上がりは良い
他製品と比べ5〜10分ほど調理時間が長いですが、なめらかに仕上がっています。
【ワンボウル】市販ソースでもおいしい
レシピで麺の量に対して指定されている水や具材の量がちょうどよく、同じ市販のソースを使用して作った他社製品と比べても明らかにおいしく仕上がっていました。
1人分のパスタをつくるなら、洗い物も減ってラクになるのでおすすめです。
水加減がよく、パスタがしっかりしています。ソースとの絡まりもよく、市販のソースを使うならアイリスオーヤマがベストです。
【揚げる】調理時間が長い
調理時間がかなり長く水分は残っているものの、肉がかなり小さいうえかたくなってしまいました。
から揚げ粉がかたくなり、所々ガリッとした食感になってしまっていました。
【解凍】包丁が入りやすい程度まで
中心はやや硬いままでしたが、表面がやわらかく、包丁は入れやすかったです。
【使い勝手】手入れがやや面倒
操作性はシンプル。しかしお手入れはやや面倒で、特に本体上部の蒸気の排出口周辺につく水分のふき取りが必要です。
付属品は丸洗いできて、クエン酸洗浄や脱臭のメニューがあるのは◎。水抜きもできるので、最低限のメンテナンス性は確保しています。
【5位】日立「ヘルシーシェフ MRO-W10B」
- 日立ヘルシーシェフ MRO-W10B
- 実勢価格: ¥68,799〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥70,490〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥68,799〜
- 焼く
- 蒸す
- ワンボウル
- 揚げる
- 解凍
- 温め(お弁当)
- 温め(牛乳)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- ワンボウルの加熱加減は◎
- 使い勝手は良好
- がっかりポイント
-
- 火力がやや弱い
- 幅
- 497mm
- 奥行
- 442mm
- 高さ
- 375mm
- 重量
- 18kg(約)
- 庫内容量
- 30L
- 型番
- MRO-W10B(K)
レンジ専用のプレートでお手入れが簡単
レンジ機能を使用するための専用プレートが付属。汚れてもプレートを丸洗いするだけで庫内を清潔に保てます。
【焼く(おまかせ)】食材指定しても生っぽさが残った
3位の東芝「石窯ドーム ER-D7000A」に似た食材を指定するおまかせモードを搭載。しかし、肝心のハンバーグは中心が生っぽく評価を落としました。
ハンバーグがやや生っぽく、残念。野菜やサケはおいしく焼けていました。
【蒸す】味は良かったが仕上がりは残念
加熱しすぎてしまい、すがたくさん入ってしまいました。味はよかっただけに惜しいです。
【ワンボウル】パスタの茹で加減が絶妙
先に麺と野菜を加熱して、あとからソースを絡めて再加熱します。2度加熱しているにもかかわらず、麺のかたさが絶妙でした。
加熱が2段階に分かれているのは手間ですが、その分おいしく仕上がっていました。
【揚げる】粉っぽさも油っぽさも残った
粉っぽさと油っぽさがどちらも残ってしまい、あまりおいしいとはいえない仕上がりになりました。
【解凍】
包丁は入るものの、やはり中心はほとんど解けずに硬いので、力を入れる必要があります。
【使い勝手】表示が大きくわかりやすい
文字が大きいうえに、画面やボタンが発光するのでわかりやすく、視認性が高いのがポイント。タッチ操作の反応も良好で、誤操作などもありません。
また、スマホアプリとの連携も本体にあるバーコードを読み込むだけなので、他製品と比べ簡単です。
キッチンでも視認性が高く、使いやすそう。庫内だけでなく前面や本体も拭き掃除しやすいので、お手入れもそこまで手間を感じません。
スチームオーブンレンジを買うべき人・不向きな人
ここまでランキング形式でおすすめの製品を紹介してきましたが、そもそもスチームオーブンレンジを買うべき人と不向きな人が存在します。
それはどんな人なのか、不向きな人は何を買えばいいのかを具体的に紹介します!
買うべき人
料理が苦手だけど頑張りたい人
料理に苦手意識を持っている人こそ、おまかせ調理を活用すべきなんです。
オーブンレンジなら具材を準備してあとは自動で出来上がります!
時短で料理したい人
▼焼き物
▼茶碗蒸し
▼ナポリタン
▼から揚げ
普段はあまり料理をしない筆者でも、事前の具材の準備を含めて上の料理を約2時間で作れました!
そこまで下準備や調理の順番などを考えずとも短時間で完了できました!
不向きな人
キッチンが狭い人
スチームオーブンレンジは普通の電子レンジよりも大きいうえ、壁にベタ付けもできないので、キッチンの面積をかなり占有します。
温めだけで十分な人
温め機能だけなら、普通の電子レンジと大きな差はありません。スチームの恩恵があまりありません。
そんな人にはコチラがおすすめです!
ハイアール
JM-MH17B
サイズ:W440×D320(取っ手含354)×H258mm
重量 :11kg
温めだけならハイアール「JM-MH17B」の単機能電子レンジで十分です。
まとめ:今回もベストバイはヘルシオ!
以上、オーブンレンジのおすすめランキングでした!
ベストバイに輝いたシャープ(SHARP)「ヘルシオ AX-LSX3B」は、「まかせて調理」による自動調理が優秀。
加熱の加減が異なる食材を同時に調理しても、それぞれ最適な加熱具合でした。また、操作性がよく、お手入れもしやすいです。
「ヘルシオ一強」もそろそろ終わりが見え始めました
今回のテストでもシャープのヘルシオシリーズがベストバイを獲得しましたが、これまでの「ヘルシオ一強」状態とは少し様相が異なります。
ヘルシオ一強の理由のひとつが、独自機能の「おまかせ調理」。これは具材の種類や状態がバラバラでも調理できる唯一無二の機能でしたが、他メーカーの製品が今まさに追い付こうとしているのです。
まだ、ヘルシオのように完全おまかせとはできませんが、今回のテストでその片鱗を感じました。
各社の「おまかせ」調理が進歩しています!
食材を指定したり、火加減はまだまだですが「おまかせ」が着実に進歩しています。もう少しでヘルシオに追い付けそうです!
『家電批評』の注目メーカーはパナソニックと東芝ライフスタイルの2メーカー。特にパナソニックはおまかせ調理搭載の新モデルが登場済みで期待大です。
テスト前の「どうせ今回もヘルシオが1位でしょ?」という予想はそのとおりでしたが、内容はかなり僅差で認識を改めました。
本記事を参考にお気に入りのオーブンレンジを見つけてください。
オーブンレンジのおすすめ
シャープ
ヘルシオ
AX-LSX3B
『家電批評』のおすすめ
パナソニック
ビストロ
NE-UBS10A
型落ちにもかかわらず2位と大健闘。型落ちを安く買っても◎なうえ、新モデルにも期待できます。
オーブンレンジの売れ筋ランキングもチェック!
オーブンレンジのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
厚めに切ったじゃがいもも、ハンバーグも、しっかり中心まで焼けていました。おまかせで簡単にできて◎。