【2024年】卓上加湿器のおすすめランキング12選。おしゃれな人気商品を比較

卓上加湿器とは？

卓上加湿器とは、小型のミニ加湿器のこと。ポータブル加湿器ともいわれ、オフィスのデスク上や寝室のベッドサイドなど、自分のまわりの限られた空間を手軽に加湿したいときに活躍します。

卓上加湿器の加湿方式は、超音波による振動で水面からミストを発生させファンで拡散する「超音波式」の製品が多く、パソコンのUSBポートにつなげられる製品やLEDライト付きの製品もあります。

卓上加湿器は広い範囲を加湿するのではなく、自分の周囲を加湿するのが目的なので、普通サイズや大型サイズの加湿器のように部屋全体を加湿するパワーも便利な付加機能もあまり必要ありません。

卓上加湿器って効果はある？ 意味がない？

卓上加湿器は部屋全体を加湿するようなパワーはありませんが、デスク上やベッドサイドなどに設置すると、自分の周りだけなら十分加湿できます。

卓上加湿器と普通の加湿器の選び方の違いは？

卓上加湿器は自身の周囲などの限られた空間を加湿するものなので、機能性は最低限でどちらかと言えば見た目（デザイン）重視です。一方、広い部屋で使う加湿器は空間全体を加湿できる加湿力や加湿以外の機能性を重視して選びます。

重視するポイントが違う

卓上・中型加湿器に求めること

• 自身の周囲などの限られた空間を加湿
• 機能面は最低限で加湿できれば構わない
• どちらかといえば見た目重視

大型加湿器に求めること

• リビングなどの広い部屋全体を満遍なく加湿
• 加湿機能のほかに空気清浄機能なども欲しい
• 見た目よりも性能重視

加湿方式に違いがある

大型加湿器は水をヒーターで沸騰させてその蒸気で加湿する「加熱式（スチーム式）」や、フィルターが吸い上げた水分に風を当てて気化させることで加湿する「気化式」が多いです。

一方、卓上加湿器は超音波による振動で水面からミストを発生させてファンで拡散する「超音波式」が多いです。

家電批評編集部

山内薫平 のコメント

これらの方式を組み合わせた「ハイブリッド式」もあります。

今回は、雑誌『家電批評』が、パーソナルスペースの乾燥対策におすすめのミニタイプの卓上加湿器を探しました。

卓上加湿器の選び方は？

卓上加湿器にはさまざまなメーカーの商品があり、家電量販店だけでなく、ネット通販でも手軽に購入できることから、商品レビューや口コミを参考に理想のものを見つけるのは難しいですよね。

ここでは、卓上加湿器の選び方やその特徴についてご紹介します。

選び方1：加湿方式

加湿器は加湿方式によって「超音波式加湿器」「気化式加湿器」「スチーム式加湿器」「ハイブリッド式加湿器」に分けられます。

卓上加湿器によく採用されているのは、「超音波式」と「気化式」です。

超音波式

超音波式は、超音波による振動で水面からミストを発生させ、微細な振動で水をミスト状にしてファンで拡散するタイプ。見た目がおしゃれなデザインのものが多いです。

本体価格が安くランニングコストが低いのがメリットですが、雑菌が繁殖しやすいのがデメリット。こまめなお手入れが必須です。

コスパよく低価格で卓上加湿器を使いたい人におすすめです。

気化式

気化式は、フィルターが吸い上げた水分に風を当てて気化させることで加湿するタイプです。

熱を使わないので、シーンを選ばず稼動させられてランニングコストに優れているのがメリットですが、モーター音やファンの音が大きい商品もあるので静音性に注意したいです。

省エネで低コストの加湿器が欲しい人におすすめです。

加熱式（スチーム式）

加熱式（スチーム式）は、水をヒーターで沸騰させ、その蒸気によって加湿するタイプ。

水を沸騰させるため、菌が繁殖しにくくて衛生的で加湿と同時に暖かくなるのがメリットですが、ヒーターを使うため電気代がかかるのがデメリットです。

お部屋をできるだけ早く加湿したい人におすすめです。

ハイブリッド式

ハイブリッド式は、スチーム式の熱による蒸気が気化式や超音波式の加湿方式で放出される仕組み。各方式のいいとこどりをしたタイプです。

本体価格がやや高くてサイズが大きいので卓上には向いていませんが、スペースがある場合は使いやすいので便利です。

清潔で効率よく加湿したい人におすすめです。

選び方2：電源方式

卓上加湿器を選ぶときは、USB式やACアダプターなど給電方法の違いにも着目しましょう。給電方法によって使い勝手が変わります。

USB式

多くの卓上加湿器に採用されているのがUSB式です。USB式のメリットはパソコンから給電できることです。

PCさえあればどこでも使用でき、コンセントを探す必要がありません。

充電式（コードレス）

コードレスタイプの充電式卓上加湿器は持ち運びしやすいので、会議室や移動の車内に持ち込んで使用可能なのが魅力です。

デスクだけで使用するならUSB式、加湿器を移動させて使いたいなら充電式を選ぶといいでしょう。

選び方3：タンク容量・サイズ感

卓上加湿器を選ぶときは、卓上加湿器を設置したい場所に合ったサイズや使い勝手に応じた容量タンクのものを選びましょう。

デスクやベッドサイドに置くなら、省スペースにこだわったコンパクトな卓上加湿器を選ぶのがおすすめです。置き場所に余裕があるなら、パワーを重視して大きな加湿器にしてもよいでしょう。

また、タンクの容量によって給水の回数が変わってくるのでチェックが必要です。

タンクの容量が大きくなるほど長時間連続運転できるので給水する手間が少なくなりますが、当然本体のサイズも大きくなります。

「給水する回数を減らしたい」や「給湯室が遠くて給水が面倒」という場合には、タンク容量が大きい製品を選ぶと、給水回数が減って使い勝手が向上し快適に使えます。

清潔な水分で空間を加湿したい人には、お手入れが簡単な製品がおすすめです。部品を細かく分解できて丸洗いができたり、タンクの口が広くて洗いやすい製品だと清潔な状態を保ちやすいです。

選び方4：デザイン

卓上加湿器は見た目とサイズが意外と重要です。「一見すると大きく見えてもタンク容量は小さい」なんてことも。

設置したい場所に適したデザイン性やサイズなのかというチェックが必要です。

選び方5：その他の機能

卓上加湿器は基本の加湿性能に加えて、使い勝手にすぐれた機能が搭載された商品もあります。

香りを楽しむならアロマディフューザーとしても使える商品、就寝時にも使いたいなら電源の切り忘れを防止できるタイマー機能付きの商品がおすすめです。

インテリアとして活用したいならLEDライト付きの商品、清潔に使いたいなら除菌機能付きの商品など、自分が必要な機能に応じて選びましょう。

卓上加湿器の人気商品を徹底比較

雑誌『家電批評』編集部が、家電量販店をはじめ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販でも購入できる人気・売れ筋の卓上加湿器をピックアップ。

検証は晋遊舎の検証機関「LAB.360（ラボサンロクマル」で行い、インテリアコーディネーターのくろだあきこさんにもご協力いただき、次の3項目を比較検証しました。

加湿量

1立方メートルのアクリルボックス内で一定時間商品を運転。湿度変化と加湿量（水量の減少量）を測定しました。湿度が高く、加湿量が多いほど高評価としています。30点満点で評価しました。

使い勝手

機能性（20点）、お手入れのしやすさ（10点）、給水のしやすさ（5点）、その他（5点）の40点満点で編集部が総合評価しました。

デザイン

インテリアコーディネーターのくろだあきこさんに、30点満点で厳しく評価してもらいました。

以上を比較検証した結果、総合評価の高かった順に卓上加湿器のおすすめ商品をランキングで紹介します。