家電乾燥知らずで過ごす!毎日使いやすい加湿器は?

暖房の乾いた空気が直撃して顔がカピカピになる、ひんぱんな手洗いや消毒で手もカサカサ……など、冬の乾燥に悩んでいませんか? そんな冬の乾燥対策として大活躍してくれるのが、加湿器です。

冬は空気中の水分が減少するだけでなく、体内の水分も外に出やすく全身がカラカラに。湿度が下がると喉も乾燥して菌が体内に侵入しやすくなり、風邪やインフルエンザなどにかかってしまうリスクが高まります。そのため、加湿器は肌の乾燥対策だけじゃなく風邪予防にも効果的なんです。

とはいえ、加湿器の価格はさまざまでどのようなものを選べばいいか難しいですよね。

そこで今回は5000円台から1万円前後で購入できる比較的安いけれどパワフルな加湿器を探して、テストする女性誌「LDK」がテスト。お手入れ方法もチェックして毎日使いやすいものを探しました。

家電加湿器の種類とメリットデメリット

加湿器のタイプは大きく分けて4タイプ。今回のテストでは、そのうち「スチーム式(加熱式)」「ハイブリッド式」「超音波式」の7製品を比較しました。テスト結果の前に主な4タイプそれぞれの加湿方式やメリット・デメリットを紹介します。

スチーム式(加熱式)

スチーム式の加湿器は水を熱して気化させた蒸気を送り出します。

スチーム式のメリット

・加湿能力が高い
・雑菌が繁殖しにくい

スチーム式のデメリット

・電気代が高め
・小さい子どもがいる場合は熱い蒸気が出ることもあるので注意

ハイブリッド式

ハイブリット式は2種類あり、加湿タイプの異なります。「加熱気化式」は温風をフィルターに当て水を蒸発させる仕組みで、「加熱超音波式」は温めた水を細かい粒子にして加湿します。

ハイブリッド式のメリット

・加熱気化式は高温にならないので安全
・加熱超音波式は超音波だけのモデルより早く加湿できる

ハイブリッド式のデメリット

・価格の高いモデルが多い
・電気代が高い

超音波式

超音波式加湿器は微振動で細かい霧状にして水を放出します。アロマを使える製品もあります。

超音波式のメリット

・手頃な価格のものが多い
・運転音が静か

超音波式のデメリット

・こまめなお手入れが必要
・設置場所によっては結露する場がある

気化式

気化式加湿器は水分を含ませた加湿剤に空気を当てて水を蒸発させます。

気化式のメリット

・電気代が安い
・熱くないので小さい子どもがいても安心

気化式のデメリット

・加湿されるまでに時間がかかる
・カビや雑菌が繁殖しやすい

家電「加湿力のパワフルさ」と「お手入れのラクさ」で比較

乾燥対策や体調管理に使いやすい加湿器に欲しいのは「パワフルな加湿力」と「お手入れのラクさ」です。そこで今回は、「加湿力」「使いやすさ」「お手入れのしやすさ」の3項目で比較しました。

テスト1:パワフルな加湿力かどうか

加湿器には部屋の隅々までムラなく加湿してくれるパワフルさが大切。湿度と温度を一定に保つ部屋での加湿性能検証を行いました。

加湿のムラのなさのチェック方法

恒温恒湿室にて、室内を「20℃・湿度30%」に設定した状態から、各加湿器を強モード相当に設定し、「加湿器背面」「加湿器正面」「部屋の角」「部屋の角」の4カ所に設置したセンサーで、温度と湿度の変化・場所によるムラを測定。ハイブリッド式・気化式・超音波式は30分間、水を温めるのに時間がかかる加熱式は45分間稼働させました。

加湿量のチェック方法

テスト前とテスト後の総重量を比較し、減少水量を算出。減少する水量が多いほど加湿性能が高いとしました。

テスト2:使いやすさはどうか

「給水のしやすさ」のほか「操作性」「機能」「静音性」をチェック。静音性は最強モードにて騒音計にて計測。また、「消費電力(電気代)」もチェックし、多方面の評価から気兼ねなく使える1台を探しました。

テスト3:お手入れのしやすさはどうか

手入れするパーツ数が少ないか、洗いにくくないか、分解·組み立てがしやすいか、フィルター交換目安時期が長いかなどをチェックしました。

1万円前後で購入できる7台の加湿器を比較

今回は1万円前後と比較的お手頃な価格で購入でき、おしゃれなデザインで部屋に置きやすい「超音波式」「スチーム式」「ハイブリット式」3タイプの加湿器で比較しました。

それでは、毎日使いやすいおすすめ加湿器のテスト結果を発表します。

※1:テストでは「加湿力」の結果を重視して総合評価しています。
※2:製品情報の電気代は24時間稼働させた場合の金額を算出しています。 電気代は1kWhあたり27円で計算しました。

A評価モダンデコ「AND・DECO 超音波加湿器」

モダンデコ_AND・DECO 超音波加湿器の製品画像
王冠アイコン

モダンデコ
AND・DECO
上部給水タイプ
超音波加湿器
実勢価格:5999円

タイプ:超音波式
電気代:18.9円/日

▼テスト結果

  • 加湿力      :◎
  • (加湿のムラのなさ:5、加湿量:180ml)
  • 使いやすさ    :○
  • お手入れのしやすさ:◎
  • 評価       :A

つけるだけで空間ごとうるおしてくれる加湿器は、手頃なモダンデコ「AND・DECO 上部給水タイプ 超音波加湿器」がベストに輝きました!

加湿器を部屋で使っている様子

機能的にはシンプルなものの、加湿力は文句なしで、給水も掃除もしやすいのが高評価の理由。意外と乾燥する9月後半〜4月はじめごろまでの稼働がおすすめです。パワフル性能なのに電気代が安いのも魅力です。

ポイント1:スチームがムラなく広がって部屋がうるおう

モダンデコ加湿器のテスト結果

※縦軸は湿度(%)、横軸は時間(秒)。①青=背面 ②赤=正面 ③緑=部屋の角 ④紫=部屋の角

今回検証した製品の中で、もっともムラなく60%超えの湿度を叩き出したモダンデコ。製品によっては加湿量がもの足りませんでしたが、モダンデコは加湿器周辺だけでなく、部屋の角までムラなく加湿しました。

「加湿のムラのなさ」の評価は7製品中最高の「5」評価でした。

松下和矢
LAB.360(ラボドットサンロクマル)室長
松下和矢 のコメント

モダンデコは大手メーカーに負けない加湿力で驚きました。

ポイント2:大容量&掃除がラクでノンストレス

タンク容量は4.5リットルでひんぱんな給水が不要&上から注げるので快適。本体もシンプルなつくりなので、定期的なお手入れだって苦にならない設計です。

A評価YAMAZEN「スチーム式加湿器 SteamCUBE MAG」

YAMAZEN
スチーム式加湿器
SteamCUBE MAG
KS-J242
実勢価格:8980円

タイプ:スチーム式
電気代:226.8円/日

▼テスト結果

  • 加湿力      :○
  • (加湿のムラのなさ:2、加湿量:280ml)
  • 使いやすさ    :○
  • お手入れのしやすさ:◎+
  • 評価       :A

YAMAZEN「スチーム式加湿器 SteamCUBE MAG KS-J242」はスチーム式なので細かい部品がなくお手入れがラクでした。

山善(加熱式)加湿器のテスト結果

※縦軸は湿度(%)、横軸は時間(秒)。①青=背面 ②赤=正面 ③緑=部屋の角 ④紫=部屋の角

加湿量はさすがパワフルで7製品中トップ。ただ部屋全体の湿度は低め。加湿空気は部屋上方にこもっていました。

内部がフラットで洗いやすく、メンテナンスが面倒という人におすすめです。蒸気はかなり熱いので注意してください。

A評価象印マホービン「スチーム式加湿器 EE-RR35」

象印マホービン_スチーム式加湿器 EE-RR35の製品画像

象印マホービン
スチーム式加湿器
EE-RR35
実勢価格:1万2800円

タイプ:スチーム式
電気代:204.9円/日

▼テスト結果

  • 加湿力      :○
  • (加湿のムラのなさ:2、加湿量:280ml)
  • 使いやすさ    :○
  • お手入れのしやすさ:◎+
  • 評価       :A

象印マホービン「スチーム式加湿器 EE-RR35」は、取っ手つきで持ち運びがしやすいです。

象印加湿器のテスト結果

※縦軸は湿度(%)、横軸は時間(秒)。①青=背面 ②赤=正面 ③緑=部屋の角 ④紫=部屋の角

加湿量は山善のスチーム式同様に7製品中もっとも多かったのですが、「加湿のムラのなさ」では「2」の評価。部屋全体の湿度という意味では物足りませんでした。

衛生的でお手入れがしやすいのはgood。コードが外せるのでお掃除もラクラク。フタが勢いよく閉まるので気をつけましょう。

A評価YAMAZEN「ハイブリッド式加湿器 MZH-L50」

YAMAZEN_ハイブリッド式加湿器 MZH-L50の製品画像

YAMAZEN
ハイブリッド式加湿器
MZH-L50
実勢価格:9480円

タイプ:ハイブリット式
電気代:59.4円/日

▼テスト結果

  • 加湿力      :◎
  • (加湿のムラのなさ:4、加湿量:200ml)
  • 使いやすさ    :○
  • お手入れのしやすさ:△
  • 評価       :A

YAMAZEN「ハイブリッド式加湿器 MZH-L50」は、本体の部品が角ばっていて掃除はしにくいですが、加湿力はバッチリ。

山善加湿器のテスト結果

※縦軸は湿度(%)、横軸は時間(秒)。①青=背面 ②赤=正面 ③緑=部屋の角 ④紫=部屋の角

「加湿のムラのなさ」の評価は「4」評価とまずまず高評価。背面・正面は加湿しすぎなくらいに湿度が上がりましたが部屋の隅の加湿力はやや落ちました。

加湿器の周辺はかなりの高湿度に。リモコン付きで温度設定も可能です。

A評価ブルーノ「ハイブリッド加湿器 COLUMN MIST」

ブルーノ_ハイブリッド加湿器 COLUMN MISTの製品画像

ブルーノ
ハイブリッド加湿器
COLUMN MIST
実勢価格:1万1000円

タイプ:ハイブリッド式
電気代:59.7円/日

▼テスト結果

  • 加湿力      :○
  • (加湿のムラのなさ:3、加湿量:150ml)
  • 使いやすさ    :◎
  • お手入れのしやすさ:○
  • 評価       :A

ブルーノ「ハイブリッド加湿器 COLUMN MIST」は、コンパクトで置き場所に困りません。

ブルーノ加湿器のテスト結果

※縦軸は湿度(%)、横軸は時間(秒)。①青=背面 ②赤=正面 ③緑=部屋の角 ④紫=部屋の角

「加湿のムラのなさ」評価は「3」。全体的な部屋の湿度は低めでした。

マットな質感で滑りにくいのも評価のポイントに。音は7製品の中で抜群に静かでした。ただし、平均湿度は48%で、加湿力は及第点でした。

B評価無印良品「超音波加湿器 MJ-UH1」

無印良品_超音波加湿器 MJ-UH1の製品画像

無印良品
超音波加湿器
MJ-UH1
実勢価格:6990円

タイプ:超音波式
電気代:10.8円/日

▼テスト結果

  • 加湿力      :△
  • (加湿のムラのなさ:2、加湿量:100ml)
  • 使いやすさ    :○
  • お手入れのしやすさ:◎
  • 評価       :B

無印良品「超音波加湿器 MJ-UH1」は、小さめでお手入れが簡単です。

無印良品加湿器のテスト結果

※縦軸は湿度(%)、横軸は時間(秒)。①青=背面 ②赤=正面 ③緑=部屋の角 ④紫=部屋の角

ただ加湿量は全体で最下位、「加湿のムラのなさ」評価も2と加湿力はふるいませんでした。

本体が軽くてコードも外すことができます。加湿力はメイン器としてはもの足りないので、卓上用として使うならアリです。

B評価アイリスオーヤマ「ハイブリッド式加湿器 KHDK-35-TM」

アイリスオーヤマ_ハイブリッド式加湿器 KHDK-35-TMの製品画像

アイリスオーヤマ
ハイブリッド式加湿器
KHDK-35-TM
実勢価格:9878円

タイプ:ハイブリッド式
電気代:25.2円/日

▼テスト結果

  • 加湿力      :△
  • (加湿のムラのなさ:3、加湿量:130ml)
  • 使いやすさ    :○
  • お手入れのしやすさ:○
  • 評価       :B

アイリスオーヤマ「ハイブリッド式加湿器 KHDK-35-TM」は、本体の部分が円状でお手入れがしやすいです。

アイリスオーヤマ加湿器のテスト結果

※縦軸は湿度(%)、横軸は時間(秒)。①青=背面 ②赤=正面 ③緑=部屋の角 ④紫=部屋の角

「加湿のムラのなさ」評価は「3」。背面は加湿しすぎなくらいに湿度が上がりましたが、部屋の角まで届かず、湿度のバラつきが大きかったです。

リモコンで遠隔操作できるなど高機能な加湿器ですが、加湿器の前後と部屋の角で加湿ムラがあったのが惜しかったです。

家電おわりに

以上、おすすめ加湿器7製品の紹介でした。

スチーム式は雑菌が繁殖しづらくお手入れもラクですが、電気代はやはり高めという結果に。加湿量は多くても部屋の場所によってはムラが出ました。

今回ベストバイに選ばれた「モダンデコ」の超音波加湿器は、5000円台なのに十分なスチーム量でお手入れもラク。電気代もスチーム式(加熱式)と比べると約10分の1以下と安く、コスパ優秀な1台です! デザインもおしゃれでインテリアに馴染みそうです。

王冠アイコン

モダンデコ
AND・DECO
上部給水タイプ
超音波加湿器
実勢価格:5999円

お肌の乾燥対策や風邪予防のためにも、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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