食品雑貨減塩でも美味しいインスタント味噌汁は?

減塩でも美味しいインスタント味噌汁は? 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ

お味噌汁というと、「家庭の味」の代表ともいえるメニューのひとつ。ただ、出汁を取ったり具材を切ったりと下準備に手間がかかり、作るのが面倒に感じている人も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、「インスタント味噌汁(インスタントみそ汁)」です。具材がフリーズドライになっていて、お湯を注ぐだけで味わえるのが魅力のインスタント食品。忙しい朝や、お弁当のお供に重宝します。

最近では種類が増え、とうふやわかめなどシンプルな具材のものから、野菜がたっぷり入ったもの、ご当地みそを使ったものなど、選ぶのに迷ってしまうほど。

なかでも、塩分の取り過ぎや健康を気にしている人におすすめなのが塩分をカットした減塩タイプのインスタント味噌汁です。

減塩食品のメリットとは?

腎臓にとって塩分の摂り過ぎは大きな負担に。減塩を目指すなら、塩分が多いカレーやラーメンは本来は避けたいメニューですが、最近は減塩タイプが続々と登場しています。我慢できない人は活用が吉!

松下眞子 氏
管理栄養士
松下眞子 氏 のコメント

ラーメンは茹でた湯を捨てて、スープを別につくると、塩分やリンの軽減になります。

さわけん 氏
科学する料理研究家
さわけん 氏 のコメント

スープの量と濃度を自分で調節できる商品を選ぶと、より減塩ができていいですね。

しかし、減塩タイプのインスタント味噌汁は、定番のマルコメ・永谷園・アマノフーズといった人気メーカーの製品をはじめ、タニタ食堂監修など、健康志向の人に人気の製品も。

数多くの製品がラインナップされているので、どれが本当に美味しいのか選ぶのが難しいですよね。

減塩食品のメリットとは? 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ

そこで雑誌『MONOQLO』が、減塩タイプのインスタント味噌汁の人気製品を比較テストし、おすすめを探しました。

食品雑貨減塩インスタント味噌汁の選び方は?

おすすめ商品を紹介する前に、まずは減塩即席味噌汁の選び方のポイントをお伝えします。

選び方1:タイプ

減塩インスタント味噌汁には、大きく分類すると「フリーズドライ」「生味噌」の2種類があり、それぞれで特徴が異なります。

フリーズドライタイプ

味噌や具を急速冷凍し、乾燥させたものをフリーズドライといいます。加熱処理していないため、風味や栄養価が損なわれにくいという利点があります。

また、味噌を溶かす必要がないので、生味噌タイプと比べて手軽というメリットも。

粉末タイプ、顆粒タイプなどと同じく賞味期限が長いうえに常温保存もできるので備蓄用にも向いています。

生味噌タイプ

生味噌タイプは、味噌の風味を楽しみたい人におすすめ。生の状態で真空パックされているので、手作りのような味わいを楽しめます。

フリーズドライタイプに比べて賞味期限は短めですが、手頃な価格でコスパが良いのが魅力です。

選び方2:味噌の種類

減塩の即席みそ汁に使われている味噌にはいくつかの種類があります。それぞれに異なった味わいがあるので好みのものを選びましょう。

赤味噌

赤味噌は濃厚でコクのある深い味わいが特徴。赤っぽい見た目で、味噌の味がしっかりしています。

ただし、塩分は一般的な白味噌よりも高めです。

白味噌

白味噌は、白っぽい見た目であっさりとした味わいが特徴。麹を多く使用しているためまろやかな甘みがあります。

塩分量は比較的少なめです。

合わせ味噌

合わせ味噌は、米味噌・麦味噌・豆味噌のうち2種類以上の味噌をブレンドしている味噌のこと。マイルドでバランスの良い味わいが特徴です。

独特のクセがないので、どんな具材とも合わせやすいのが魅力です。

選び方3:具材

インスタントの減塩みそ汁は豊富な種類が魅力のひとつ。

定番のわかめ・豆腐・長ねぎはシンプルな味わいで飽きずに食べやすいです。旨みを味わいたいならしじみ・あさりがおすすめ。

満足感がほしいなら小松菜・キャベツ・なす・ほうれん草などの野菜が多く入ったものや、ボリュームのある豚汁が良いでしょう。

食品雑貨減塩インスタント味噌汁の人気商品を比較

今回、雑誌『MONOQLO』はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気の減塩インスタント味噌汁をピックアップ。

管理栄養士の松下眞子さんと科学する料理研究家のさわけんさんと一緒に、次の項目でテストしました。

テスト1:成分

管理栄養士により、成分表などを入手し分析しました。塩分だけでなく栄養バランスや原材料、添加物などもチェックしています。

テスト2:おいしさ

料理研究家により、実際に製品を試食し、評価しました。

なお、記載している食塩相当量については、1食あたりの分量となっています。

それでは、評価の高かった順に、おすすめの減塩インスタント味噌汁を紹介します。

食品雑貨減塩インスタント味噌汁のおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、減塩インスタント味噌汁のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A+評価
アマノフーズ減塩うちのおみそ汁 4種の野菜
減塩インスタント味噌汁おすすめ アマノフーズ 減塩うちのおみそ汁 4種の野菜 イメージ
4.00
38.5g(5食入り)
A評価
アマノフーズ減塩うちのおみそ汁 なすとお揚げ
減塩インスタント味噌汁おすすめ アマノフーズ 減塩うちのおみそ汁 なすとお揚げ イメージ
3.50
41.5g(5食入り)
B評価
ひかり味噌毎日食べたいおみそ汁 減塩
減塩インスタント味噌汁おすすめ ひかり味噌 毎日食べたいおみそ汁 減塩 イメージ
3.00
65g(4種8食入り)
C評価
ハナマルキあまみの深谷ねぎ 追いこうじみそ汁
減塩インスタント味噌汁おすすめ ハナマルキ あまみの深谷ねぎ 追いこうじみそ汁 イメージ
2.00
63g(3食入り)

A+評価アマノフーズ「減塩うちのおみそ汁 4種の野菜」

  • アマノフーズ減塩うちのおみそ汁 4種の野菜
  • 実勢価格: ¥432

総合評価: 4.00

 
成分
 4.00
おいしさ
 4.00

アマノフーズの減塩味噌汁ならキャベツがしゃきしゃきでウマい!

減塩インスタント味噌汁のおすすめでA+評価を獲得し、ベストバイに選ばれたのはアマノフーズ「減塩うちのおみそ汁 4種の野菜」でした。

キャベツ、ねぎ、ほうれん草、にんじんの4種類がしっかり入っています。歯応えある食感が残っているのも特徴。

出汁感と味噌感は薄めですが、物足りなさはありません。

タイプ:フリーズドライ
食塩相当量:1.0g
おすすめポイント
  1. 野菜がたっぷりで、しゃきしゃきおいしい
がっかりポイント
  1. 出汁感、味噌感はやや薄め
内容量
38.5g(5食入り)
型番
a341-152

【おいしさ:◎】

【おいしさ:◎】 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ
さわけん 氏
科学する料理研究家
さわけん 氏 のコメント

キャベツやねぎがウマい! 野菜の食感や味が、減塩による物足りなさを補っています。

【成分:◎】国内製造の味噌で減塩もバッチリ!

【成分:◎】国内製造の味噌で減塩もバッチリ! 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ

一般的な即席味噌汁の食塩相当量は、1.8~2.1gが多いと言われていますが、本製品は1.0g。

国内製造の味噌を使用している点、ビタミンやミネラルの豊富な野菜を多く入れている点も高評価につながりました。

松下眞子 氏
管理栄養士
松下眞子 氏 のコメント

減塩度に加え、国内製造の米味噌を使ってるのも◎。

A評価アマノフーズ「減塩うちのおみそ汁 なすとお揚げ」

  • アマノフーズ減塩うちのおみそ汁 なすとお揚げ
  • 実勢価格: ¥432

総合評価: 3.50

 
成分
 3.00
おいしさ
 4.00

なすが大きめで、食感がある

減塩インスタント味噌汁のおすすめでA評価は、アマノフーズ「減塩うちのおみそ汁 なすとお揚げ」でした。

減塩度は合格点。

出汁感、味噌感はベストのアマノフーズ「減塩うちのおみそ汁 4種の野菜」と同様薄めですが、具のなすが大きめで食感もあり、「とてもおいしい」(さわけんさん)。

もっと入れてほしいくらいでした。

タイプ:フリーズドライ
食塩相当量:1.0g
おすすめポイント
  1. 具材のなすが大きく食感がある
がっかりポイント
  1. 出汁感、味噌感はやや薄め
内容量
41.5g(5食入り)
型番
2308080000049

【おいしさ:◎】

【おいしさ:◎】 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ

B評価ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩(野菜汁)」

  • ひかり味噌毎日食べたいおみそ汁 減塩
  • 実勢価格: ¥649

総合評価: 3.00

 
成分
 2.00
おいしさ
 4.00

出汁が効いていて野菜のしゃきしゃき感もある

減塩インスタント味噌汁のおすすめでB評価は、ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩 野菜汁」でした。

減塩は問題なしですが、調味料に無機塩などリンが多いものを使用しており、評価が下がりました。

味は出汁が効いていて、野菜のしゃきしゃき感も残っています。

タイプ:フリーズドライ
食塩相当量:1.0g
内容量
65g(4種8食入り)
型番
5861

【おいしさ:◎】

【おいしさ:◎】 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ

なお、ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩」は違った具材が楽しめるアソートセットになっており、「野菜汁」のほかに「あげなす汁」「油あげ汁」「とうふ汁」の3種類が入っています。

それぞれのテスト結果は、次のとおりです。

B評価ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩(あげなす汁)」

ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩(あげなす汁)」 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ
▼テスト結果
  • 成分:2/5点
  • おいしさ:3/5点
▼食塩相当量
  • 1.0g

ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩 あげなす汁」の成分は野菜汁と同様。カリウムを含む、なすを使っているのはよい点です。

ただし、なすに味が入り過ぎていて、しょっぱいと感じる人も多そうです。

B評価ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩(油あげ汁)」

ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩(油あげ汁)」 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ
▼テスト結果
  • 成分:2/5点
  • おいしさ:3/5点
▼食塩相当量
  • 1.1g

ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩 油あげ汁」も「あげなす汁」と同様、油揚げに味が入り過ぎていて、全体は減塩しているのに、具の味の濃さが気になります。

さわけん 氏
科学する料理研究家
さわけん 氏 のコメント

少し時間を置いて食べるといい。

B評価ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩(とうふ汁)」

ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩(とうふ汁)」 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ
▼テスト結果
  • 成分:2/5点
  • おいしさ:3/5点
▼食塩相当量
  • 1.2g

ひかり味噌「毎日食べたいおみそ汁 減塩 あげなす汁」も、とうふに味が入り過ぎているのが難点。

とはいえ成分面で言えば、ミネラルの豊富な乾燥わかめやと、たんぱく質のとうふの組み合わせは「とてもいい」とのことです。

C評価ハナマルキ「あまみの深谷ねぎ 追いこうじみそ汁」

  • ハナマルキあまみの深谷ねぎ 追いこうじみそ汁
  • 実勢価格: ¥323

総合評価: 2.00

 
成分
 1.00
おいしさ
 3.00

味噌の香りと味はもっともよかった

減塩インスタント味噌汁のおすすめでC評価は、ハナマルキ「あまみの深谷ねぎ 追いこうじみそ汁」でした。

「無添加減塩追いこうじみそ」使用とありますが、減塩はあまりできていません。

本製品のみ生味噌タイプのせいか、味噌の香りと味は全製品中で最もよかったです。

タイプ:生みそ
食塩相当量:1.8g
内容量
63g(3食入り)
型番
4902401511160

【おいしさ:◯】

【おいしさ:◯】 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ

食品雑貨減塩インスタント味噌汁のおすすめ まとめ

以上、減塩インスタント味噌汁のおすすめ7選でした。

今回は、2023年秋以降に発売された減塩インスタント味噌汁の新製品を比較。評価が高かったアマノフーズの2製品は、具のおいしさが際立っていました。

特にベストバイに選ばれたアマノフーズ「減塩うちのおみそ汁 4種の野菜」のキャベツは、しゃきしゃきと歯応えがあり、抜群!

だしや味噌の味は弱めだったものの、野菜のウマさが十分にカバーしていました。

減塩インスタント味噌汁はストックにも便利。記事で紹介した商品詳細を参考に、健康的でおいしい味噌汁を、ぜひ試してみてください!

減塩インスタント味噌汁のおすすめ

 
減塩インスタント味噌汁のおすすめ 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ
減塩インスタント味噌汁のおすすめ 減塩インスタント味噌汁おすすめ イメージ2

アマノフーズ
減塩うちのおみそ汁
4種の野菜

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