ポータブルゲーミングPCの魅力

ポータブルゲーミングPCは、任天堂「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)」のように手元でPCゲームが楽しめる携帯型PCです。「Nintendo Switch 2」では遊べないPC専用タイトルも、まるでSwitch 2のように持ち運んでプレイできるのが魅力です。
今回は、雑誌『家電批評』編集部がASUSやAYANEOなどの人気モデル6製品をピックアップし、専門家とともに実機比較テストを行いました。
快適にプレイできるゲームタイトルの例
- 原神
- Cyberpunk 2077
- Destiny 2
- Palworld
Q. そもそもポータブルゲーミングPCとは?
A. Steamゲームをどこでもプレイできるパソコンです。
ポータブルゲーミングPCは、その名のとおり携帯できるゲーミングPCです。ゲーミングPCといえばデスクトップ型とノート型の2種類がありますが、どちらも自宅での使用がほとんどで、外出先に持ち出すことはあまりありません。
一方、ポータブルゲーミングPCはどこにでも持ち運べ、対応タイトルであればオフラインでもゲームを楽しめます。さらに、モニターやキーボードを接続すればデスクトップPCとしても利用可能です。
また、ポータブルゲーミングPCで有名な「Steam Deck」と異なり「Windows」を搭載しているため、Steamゲームはもちろん、ブラウザゲームやRiot Gamesなど、さまざまなゲームをプレイできます。

Windows搭載で日常使いもできます。

モニターとキーボード、マウス接続でランクマッチなどガチプレイも!
ポータブルゲーミングPCの選び方
メモリ・ストレージ
外付けGPUでゲームが快適になる

メモリとストレージの役割はともにデータを保持することですが、保存する目的が異なります。
メモリはデータを一時的に保存しCPUがすぐにアクセスできるように、ストレージは写真や動画などを電源を切っても保存し続けます。
OCulink
Oculink(Optical Copper Link)は、PCI Express(PCIe)信号を外部デバイスと直接接続するためのインターフェース規格です。
PCIeの信号を直接伝送するため、高速かつ低遅延なデータ転送が可能です。
TDP
TDPは熱設計電力の略で、単位はワット。理論上の最大負荷に基づく電力消費を表します。
チップが動作していると発熱するため、TDPが高ければ高いほど熱く、その分強力な冷却システムも必要です。
また、高TDPなほど高性能が狙えます。
ポータブルゲーミングPCの比較方法
デジモノ誌やウェブでeスポーツを中心に活躍するデジタル・eスポーツライターの岡安さんが、実際に『原神』をプレイし画質、操作性をチェック、『APEX』で音の定位を確認しました。
スペックや機能性、バッテリーは雑誌『家電批評』編集部で測定し確認しました。
プレイ実感は岡安さんとは雑誌『家電批評』編集部でゲームをプレイしチェックしました。
各製品をしっかり見比べ!

操作性も細かくチェック

ポータブルゲーミングPCのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、ポータブルゲーミングPCのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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AYANEOAYANEO 3(Ryzen Al 9 32GB)
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|
遅延もなくゲームがヌルヌル動く/設定も含めた高いカスタマイズ性 |
289.8mm |
115mm |
22.4mm |
690g(約) |
7インチ OLED |
Ryzen Al 9 HX 370 |
32GB |
1TB SSD |
|||||||||
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ASUSROG Ally X(2024) RC72LA RC72LA-Z1E24G1T
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|
音の位置がハッキリわかる/安めなのに十分なプレイ実感 |
280.6mm |
111.3mm |
45.05mm |
678g(約) |
7インチ TFT |
Ryzen Z1 Extreme |
24GB |
1TB SSD |
|||||||||
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AOKZOEAOKZOE A1X
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|
8インチの大画面が見やすい/高スペックなのに価格が安め |
285mm |
125mm |
21mm |
748g(約) |
8インチ 液晶 |
Ryzen AI 9 HX 370 |
32GB |
1TB SSD |
|||||||||
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ONE-NETBOOKOneXFly F1 Pro
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|
画質トップでキャラの輪郭もキレイ/小さくて軽いので持ち歩きやすい |
263.6mm |
98.2mm |
22.6mm |
599g(約) |
7インチ OLED |
Ryzen AI 9 HX 365 |
32GB |
1TB SSD |
|||||||||
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MSIClaw-8-AI+A2VM
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|
大画面で見やすい/バッテリー容量が大きい |
299mm |
126mm |
24mm |
795g(約) |
8インチ グレア |
インテル Core Ultra 7 |
32GB |
1TB SSD |
|||||||||
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GPD GPD WIN MINI 2025
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|
コンパクトで持ち運びがラク/基本性能が高め |
172mm |
109mm |
27mm |
555g(約) |
7インチ LTPS |
AMD Ryzen AI 9 HX 370 |
32GB |
2TB SSD |
【1位】AYANEO「AYANEO 3(Ryzen Al 9 32GB)」
- AYANEOAYANEO 3(Ryzen Al 9 32GB)
- 検証時価格: ¥223,000〜
- 基本性能
- 画質
- 音の定位
- プレイ実感
- 機能性
- バッテリー
- 操作性
- 携帯性
- おすすめポイント
-
- 遅延もなくゲームがヌルヌル動く
- 設定も含めた高いカスタマイズ性
- がっかりポイント
-
- 前後の音の聞き分けがやや微妙
- 画面の色が濃くて立体感が薄い
- 幅
- 289.8mm
- 奥行
- 115mm
- 高さ
- 22.4mm
- 重量
- 690g(約)
- ディスプレイ
- 7インチ OLED
- CPU
- Ryzen Al 9 HX 370
- メモリ
- 32GB
- ストレージ
- 1TB SSD
【プレイ実感】ボタンを見なくても直感的に操作できる!

ゲームをプレイしてみたところ、遅延も残像感もなくて滑らかに動きます。
「APEX」のプレイではスティックとボタンの距離がちょうどよく、操作のしにくさはほとんど感じられませんでした。
【機能性】TDP 35Wまで対応!AYASpaceで変更もラクちん

ボタンひとつで呼び出せる「AYASpace」で、設定を細かく煮詰められます。TDPも35Wまで設定可能です。
【操作性】押し込み量を変えられるトリガーや背面のカスタムボタンも快適

スティックもグリップも滑ることがなく、操作性は優秀。角度の付いたLRボタンや背面のカスタムボタンも快適です。
接続端子など

56通りの配置でカスタマイズが可能!
- AYANEOマジックモジュール
- 最安価格: ¥19,800〜
このガジェット感がたまらない。逆につけたり入れ替えが可能!

カスタマイズ性の高さがなにより魅力的で、コントローラーを入れ替えられるガジェット感がゲーマー心をくすぐります。画面は彩度の高さが気になりますが、キャラの輪郭に生じるジャギーは他製品より細かく、あまり目立ちません。
【2位】ASUS「ROG Ally X(2024) RC72LA RC72LA-Z1E24G1T」
- ASUSROG Ally X(2024) RC72LA RC72LA-Z1E24G1T
- 最安価格: ¥134,459〜
- 基本性能
- 画質
- 音の定位
- プレイ実感
- 機能性
- バッテリー
- 操作性
- 携帯性
- おすすめポイント
-
- 音の位置がハッキリわかる
- 安めなのに十分なプレイ実感
- がっかりポイント
-
- サイズの割には重く感じる
- 色が薄くジャギーが目立つ
- 幅
- 280.6mm
- 奥行
- 111.3mm
- 高さ
- 45.05mm
- 重量
- 678g(約)
- ディスプレイ
- 7インチ TFT
- CPU
- Ryzen Z1 Extreme
- メモリ
- 24GB
- ストレージ
- 1TB SSD
- 型番
- RC72LA-Z1E24G1T
【プレイ実感】スティックはかためだけどヌルヌル動いて快適!

ヌルヌル動いて、遅延や残像感はありません。
スティックとボタンの距離はちょうどよく、LRボタンも押しにくさはありませんでした。
APEXのプレイではスティックがややかたく感じましたが、スティックとボタンの距離はちょうどよく、操作しやすい! ただ、サイズの割に本体がやや重く感じるので、卓上でも本体を少し立てて使うと意外と疲労感が……。
【音の定位】他製品より大きな音で全方位しっかり聞こえる

前面左右のスピーカーで前後左右はもちろん、上下の音も聞き分けられます。
【機能性】コマンドセンターで機能を手軽にオン/オフ

「コマンドセンター」を呼び出して、Wi-FiやBluetoothをはじめとした各種設定をいつでも変更可能です。
TDPは3段階に変更でき、FPSの設定も6段階用意されています。
スクリーンショットや画面録画もワンボタン!
サイズの割には重くやや疲れは感じる
プレイにも持ち歩きにも若干重い印象

実際の本体重量は極端に重いわけではないのですが、サイズの割に重く感じます。長時間のプレイや持ち歩きは、やや大変かもしれません。
接続端子など

音の方向が重要なFPS・TPS向き!
画面は彩度もコントラストも低めなので、あっさりとした印象の映像。キャラクターの輪郭もかなりギザギザしており、ジャギーが目立ちます。一方、最大音量が大きめで前後左右だけでなく、上下もわかるスピーカーはなかなか優秀。音の聞き分けが大切なFPSやTPS向きです。
【3位】AOKZOE「AOKZOE A1X」
- AOKZOEAOKZOE A1X
- 最安価格: ¥198,000〜
- 基本性能
- 画質
- 音の定位
- プレイ実感
- 機能性
- バッテリー
- 操作性
- 携帯性
- おすすめポイント
-
- 8インチの大画面が見やすい
- 高スペックなのに価格が安め
- がっかりポイント
-
- LRボタンがやや操作しにくい
- 大きいので持ち歩きが大変
- 幅
- 285mm
- 奥行
- 125mm
- 高さ
- 21mm
- 重量
- 748g(約)
- ディスプレイ
- 8インチ 液晶
- CPU
- Ryzen AI 9 HX 370
- メモリ
- 32GB
- ストレージ
- 1TB SSD
- 型番
- AOKZOEA1X
【ベンチマーク】
Geekbench 6 シングルコア性能 |
2788.3 | 優秀 |
Geekbench 6 マルチコア性能 |
13088.0 | 優秀 |
Geekbench 6 GPU性能 |
35323.0 | 良好 |
3D Mark(Steel Nomad Light) |
3204.3 | 優秀 |
FF XVベンチマーク (標準品質) |
4527.7 | 優秀 |
Crystal MarK (読み込み) |
6898.7 | 優秀 |
Crystal MarK (書き込み) |
5450.1 | 優秀 |
「Ryzen AI 9」と32GBメモリという豪華なハード構成で、世代が古いASUS「ROG Ally X(2024) RC72LA RC72LA-Z1E24G1T」と比べると、CPU性能もGPU性能も10%ほど向上。
しかも、さらに大容量の64GBメモリ搭載モデルも用意されています。
【機能性】充電上限の設定やバイパス充電にも対応

ボタンひとつで呼び出せる「OneXConsole」でTDP(上限30W)をはじめ、各種設定をいつでも変更可能です。
ファンの回転数を変えることもできます。
同じ天空が販売するONE-NETBOOK 「OneXFly F1 Pro」と管理画面はほぼ共通です。バッテリーに優しい充電上限の設定や、バイパス充電にも対応しています。
【携帯性】持ち歩きにはやや大きめ。ケースも絶対欲しい!

大画面なので仕方ありませんが、持ち歩きはなかなか大変でケースは必須。ただ、サイズの割には軽く感じます。
LRボタンがやや横すぎる気が
若干持ちにくさも感じる原因に

LRボタンが側面寄りに配置されており、APEXではスキルが使いにくい弱点が発覚。カスタムボタンが欲しい!
接続端子など


キックスタンドが意外と便利です。
キャラは大きいが奥行き感は減少!
ヌルヌル動くので視点移動の遅延がなく、ストレスなく遊べます。APEXではボタンとスティックの間隔も問題なしでした。ただ、岡安さんも指摘していましたが、画面比率の違いからキャラが大きく表示されたことにより、ワールド全体の奥行き感は薄め。これは好みが分かれそうです。
【3位】ONE-NETBOOK 「OneXFly F1 Pro」
- ONE-NETBOOKOneXFly F1 Pro
- 検証時価格: ¥188,000〜
- 基本性能
- 画質
- 音の定位
- プレイ実感
- 機能性
- バッテリー
- 操作性
- 携帯性
- おすすめポイント
-
- 画質トップでキャラの輪郭もキレイ
- 小さくて軽いので持ち歩きやすい
- がっかりポイント
-
- 音質はいいけれど定位感が薄い
- グリップが小さくてしっくりこない
- 幅
- 263.6mm
- 奥行
- 98.2mm
- 高さ
- 22.6mm
- 重量
- 599g(約)
- ディスプレイ
- 7インチ OLED
- CPU
- Ryzen AI 9 HX 365
- メモリ
- 32GB
- ストレージ
- 1TB SSD
【携帯性】手軽に持ち歩けるサイズと重量

ベゼルが狭い7インチ画面で、ボディは非常にコンパクトで軽量です。
マットで滑りにくい。抗菌塗料も◎

抗菌塗料を採用したマットなボディは持ちやすく、細部までこだわった美しい作りです。
【機能性】コンソール機能はAOKZOEとほぼ共通

AOKZOE「AOKZOE A1X」と同じく「OneXConsole」で本体を管理。
マクロプログラミングキーを搭載

LRボタンの内側にマクロプログラミングキーも搭載しています。
【プレイ実感】小型タイプとしてはなかなか健闘!

コンパクトさからすると操作感は悪くなく、基本的にプレイしやすいです。遅延や残像感も少ないです。
ただ、以下のような小型故の課題も……。
グリップの幅が狭く、がっつり握ると指がスティックにフィットせずやや窮屈に。一方、スティックに合わせると、LRボタンが押しにくくなりました。
ハーマン公認だけど前後は聞き分けにくい
HARMAN AudioEFXのスピーカーを搭載

音響で有名なハーマン公認のスピーカーを搭載。左右は聞き分けやすく、地面の固さまで伝わりますが、前後の聞き分けは慣れが必要です。
接続端子など

発色がよくキャラの輪郭も一番キレイ!
画面はコントラストが高く、発色もよくてかなりいい感じです。キャラクターの輪郭のぼやけやジャギーもなく滑らか。定位感は薄めですが、音質も悪くありません。本体が小さくてしっくりこない人もいたので、素早い操作を必要とするFPSやTPSより、PRG向きでしょう。
【5位】MSI「Claw-8-AI+A2VM」
- MSIClaw-8-AI+A2VM
- 最安価格: ¥149,800〜
- 基本性能
- 画質
- 音の定位
- プレイ実感
- 機能性
- バッテリー
- 操作性
- 携帯性
- おすすめポイント
-
- 大画面で見やすい
- バッテリー容量が大きい
- がっかりポイント
-
- 他製品よりも基本性能がやや低め
- サイズが大きく持ち歩きが少し面倒
- 幅
- 299mm
- 奥行
- 126mm
- 高さ
- 24mm
- 重量
- 795g(約)
- ディスプレイ
- 8インチ グレア
- CPU
- インテル Core Ultra 7
- メモリ
- 32GB
- ストレージ
- 1TB SSD
- 型番
- CLAW-8-AI+A2VM-SUPER-PACK-301J
【機能性】
「MSI Center」により、TDPの変更やスクリーンショット、画面録画などができます。ただ、TDPの変更は他製品よりも変更幅が少なめ。
Copilot+ PCを搭載している、他にない特徴的な製品です。
私がゲームをプレイした際には、手が岡安さんよりも小さいため、ボタンとスティックの距離はやや遠く感じました。
別売りケースがないと持ち運びは不安

本体が大きいので、カバンの中で荷物が当たるとスティックが折れてしまうかも......。別売りケースを購入したほうが安心です。
接続端子など

スティック素材がやや気になる……
ボタンとスティックの間は他製品よりもやや距離がありますが、手が大きい人にとってはちょうどいい配置です。ただ、スティックの素材が滑りやすく、指に吸い付かないのが残念。画質は実際の色を再現しようとしていますが、キャラクターの輪郭は距離を開けてギザギザとしています。
【6位】GPD「GPD WIN MINI 2025」
- GPD GPD WIN MINI 2025
- 最安価格: ¥217,646〜
- 基本性能
- 画質
- 音の定位
- プレイ実感
- 機能性
- バッテリー
- 操作性
- 携帯性
- おすすめポイント
-
- コンパクトで持ち運びがラク
- 基本性能が高め
- がっかりポイント
-
- ABXYボタンが押しにくい
- バッテリーが少ない
- 幅
- 172mm
- 奥行
- 109mm
- 高さ
- 27mm
- 重量
- 555g(約)
- ディスプレイ
- 7インチ LTPS
- CPU
- AMD Ryzen AI 9 HX 370
- メモリ
- 32GB
- ストレージ
- 2TB SSD
- 型番
- GPD WIN MINI 2025 (HX 370) 32G
カーソル移動・文字入力は親指で!省スペースでネットサーフィンができる
昔ながらのDSのようなサイズと見た目で、基本的に親指で操作するように作られています。
キーボードはボタンがやや小さく指が大きな人は少し操作しにくいかもしれません。
タッチパッドは感度良好でスイスイ動かせます!
別売りのドッキングステーションが自宅作業を快適に!
高性能ドッキングステーションでよりハイスペックに

別売りのドッキングステーションを使用すると、グラフィックス性能や機能性を向上させ、より快適にパソコン操作が可能になります。
モニターやキーボードも接続すれば、ほぼデスクトップPCです!
接続端子など

FPS暦9年編集部員の実感レポ
RPGぐらいならストレスなく遊べる
前提としてゲーム向けの製品ではありませんが、『パルワールド』や『原神』のような激しい戦闘や視点移動が少ないゲームは十分遊べます。画質もややジャギーが気になる程度でした。
ポータブルゲーミングPC全6製品の画質を見比べ!
ゲームに欠かせない画質の面で特に優秀だったのが、ONE-NETBOOK「OneXFly F1 Pro」です。コントラストが高く色も濃く、キャラクターの輪郭も鮮明に描写されています。
ベストバイを獲得したAYANEO「AYANEO 3(Ryzen AI 9 32GB)」は、全体的に色が濃く、ややベタ塗りのように見える印象でした。そのため、ゲームで重要な立体感が損なわれ、評価は合格レベルにとどまりました。
一方、ASUS「ROG Ally X(2024) RC72LA RC72LA-Z1E24G1T」は色が薄く、コントラストも低めです。『APEX』などのゲームでは問題ないものの、『原神』のように景色を楽しむタイトルには不向き。また、キャラクターの輪郭もギザギザが目立ちます。
AOKZOE「AOKZOE A1X」、MSI「Claw-8-AI+A2VM」、GPD「GPD WIN MINI 2025」の画質評価はほぼ同程度です。
中でもMSI「Claw-8-AI+A2VM」はやや色が薄いものの、ASUS「ROG Ally X(2024) RC72LA RC72LA-Z1E24G1T」よりは良好で、十分ゲームを楽しめます。
AYANEO「AYANEO 3(Ryzen Al 9 32GB)」<合格>

ジャギーはましですが、色が濃くて平面的に見えてしまいます。
ASUS「ROG Ally X(2024) RC72LA RC72LA-Z1E24G1T」<良好>

ギザギザ感は強く、色は薄くてコントラストが低めです。
AOKZOE「AOKZOE A1X」<良好>

ほどよいコントラストですが奥行きが薄めです。
ONE-NETBOOK 「OneXFly F1 Pro」<優秀>

コントラストが高く、キャラクターの輪郭が滑らかです。
MSI「Claw-8-AI+A2VM」<良好>

色合いがやや薄く、ジャギーも少し目立ちます。
GPD「GPD WIN MINI 2025」<良好>

細かなジャギーがあり、良くも悪くもない普通の画質です。
まとめ:ベストバイはゲーマー心をくすぐるAYANEO!
以上、ポータブルゲーミングPCのおすすめランキングでした。
ベストバイに輝いたのは、AYANEO「AYANEO 3(Ryzen AI 9 32GB)」です。モジュールキットを使えば56通りもの組み合わせが可能。操作性や機能性も優秀で、ゲームプレイは快適そのものです。
外出先での使用が多い方には、携帯性BESTを獲得したONE-NETBOOK「OneXFly F1 Pro」がおすすめです。軽量かつコンパクトで持ち運びがラクなうえ、画質は6製品中トップの評価を獲得。高コントラストで描画も滑らかです。
ぜひ本記事を参考に、お気に入りのポータブルゲーミングPCを見つけてください。
【総合】ポータブルゲーミングPCのおすすめ

AYANEO
AYANEO 3(Ryzen Al 9 32GB)
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トリガーの押し込みが浅めに設定可能。反応が悪いときがありますが、深めに変更すると解決しそう。