コスパ最強の安いワイヤレスヘッドホンが欲しい!

iPhoneやAndroidスマホで音楽を聴くのが当たり前になった今、移動中でも外でも、音楽をイイ音で楽しみたいという需要が高まっています。そんなときの頼もしい味方が有線ではなく無線、ワイヤレスタイプのヘッドホン(ワイヤレスヘッドホン、ヘッドフォン)です。
しかし、音質や最新の機能など注文を増やしていくと値段が跳ね上がってしまうのは、ほかのオーディオ機器と一緒。「高級機並みの音質を楽しみたいけど、予算は極力抑えたい」そんなジレンマを抱えている人も多いのでは?
そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部が、1万円以下(検証時)でもプロが納得できる“音がハイコスパ”なワイヤレスヘッドホンを探します!
安いワイヤレスヘッドホンの選び方は?
今回は、Sonyやアンカーなど人気メーカーの1万円以下(検証時)で買えるワイヤレスヘッドホン4製品を集め、テストしました。
テストするヘッドホンをスマホ(ソニー「Xperia 10 III」)に接続して、ストリーミング音楽を再生。
作曲家でオーディオ評論家の生形三郎さんとオーディオライターのゴン川野さん、プロの二人が製品の音質や装着感を検証しました。
ノイズキャンセリングやアプリの使い勝手などは雑誌『家電批評』編集部がチェックしています。
それではランキングを発表します。
安いワイヤレスヘッドホンのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||||||
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ソニーWH-CH520
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147g(約) |
50時間(約) |
SBC、AAC |
ブラック、ホワイト、ベージュ、ブルー、ピンク、イエロー |
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EarFunEarFun Tune Pro
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|
289.5g |
120時間(最大、ANCオフ時)、80時間(最大、ANCオン時) |
SBC、AAC |
ブラック、ホワイト |
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アンカーSoundcore Life Q30 第2世代
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|
260g(約) |
50時間(約、ANCオン) |
SBC、AAC |
ブラック、ネイビー、ピンク |
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AVIOTAVIOT WA-Q1
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|
165g(約) |
55時間(約) |
SBC、AAC |
ブラック、ブルー、ピンク、ベージュ |
【1位】ソニー「WH-CH520」
- ソニーWH-CH520
- 最安価格: ¥5,715〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 使い勝手
- コスパ
- おすすめポイント
-
- 価格以上の高い音質
- 約50時間の連続再生
- がっかりポイント
-
- ノイズキャンセリング非搭載
- 重量
- 147g(約)
- 再生時間
- 50時間(約)
- コーデック
- SBC、AAC
- カラー展開
- ブラック、ホワイト、ベージュ、ブルー、ピンク、イエロー
- 型番
- WH-CH520(P)
音質
音の傾向

もう少し音の質感が欲しいですが、音域のバランスが優秀で価格を考慮すると充分な性能。
アプリ

画面の数字を選ぶだけで自分好みの音質に調整できるファインド・ユア・イコライザーなど、アプリ機能が充実しています。
ノイズキャンセリングや外音取込みがない
格安ヘッドホンでも標準搭載になりつつあるノイズキャンセリングがソニー「WH-CH520」にはありません。
ソニーのノイズキャンセリングは定評があるだけに、期待した人も多いはず。ただ、それらの機能を搭載すれば確実に価格が値上がりするので、悩ましいところです。
【2位】EarFun「EarFun Tune Pro」
- EarFunEarFun Tune Pro
- 最安価格: ¥7,590〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 使い勝手
- コスパ
- 重量
- 289.5g
- 再生時間
- 120時間(最大、ANCオフ時)、80時間(最大、ANCオン時)
- 充電時間
- 3時間
- Bluetooth
- 5.4
- コーデック
- SBC、AAC
- カラー展開
- ブラック、ホワイト
- 型番
- HP220B
音質
音の傾向

高・中域はクリアな音質。全体の解像度はそれほど高くないが、低域が膨らまず、タイトすぎず、バランスはいいです。
ハウジング内の響きが強いためか、独特の明るさを持った音色バランス。音楽がにぎやかに響いてくる音傾向です。
マイク性能

多少マイクっぽさはあるものの、くっきりした音声で聞きやすいです。
外音取り込みがイマイチ
周囲の音が聞こえにくく、いまひとつです。高音域はよく聞こえますが、中・低域が聞こえづらく、人の声や近づく車の音に気づきにくいと感じました。
【3位】アンカー「Soundcore Life Q30 第2世代」
- アンカーSoundcore Life Q30 第2世代
- 最安価格: ¥7,990〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 使い勝手
- コスパ
- 重量
- 260g(約)
- 再生時間
- 50時間(約、ANCオン)
- コーデック
- SBC、AAC
- カラー展開
- ブラック、ネイビー、ピンク
- 型番
- LIFE Q30 BLACK
音質
音の傾向

ノイズキャンセリング

周囲の騒音がスッと消える強力なノイズキャンセリング。
これだけでも、アンカー「Soundcore Life Q30 第2世代」を買う価値があります。
【4位】AVIOT「AVIOT WA-Q1」
- AVIOTAVIOT WA-Q1
- 最安価格: ¥8,690〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 使い勝手
- コスパ
- 重量
- 165g(約)
- 再生時間
- 55時間(約)
- コーデック
- SBC、AAC
- カラー展開
- ブラック、ブルー、ピンク、ベージュ
- 型番
- WA-Q1 BLUE
音質
音の傾向

外音

ややマイクっぽさがあり、自然な音質ではありませんが、周囲の音や人の声がしっかりと聞こえます。
まとめ:音質で選ぶならソニーで間違いなし
以上、安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキングでした。
音質、コスパはソニー。ノイズキャンセリング重視ならアンカー
今回の検証で最も驚かされたのは、ソニー「WH-CH520」が見せた音質の高さです。発売から時間が経っても人気が衰えない理由は、1万円以下(検証時)とは思えないクリアなサウンドと安定した音像表現の賜物でしょう。
ノイズキャンセリングがなく、外観はプラスチック中心で価格相応ですが、音のよさだけでも十分な満足度を得られます。専用アプリも充実しており、8種類のイコライザプリセットや聴覚に合わせた音を作るパーソナライズ機能などを搭載しています。
また、6色のカラーバリエーションから選べるのもうれしいポイントです。
2位のEarFun「EarFun Tune Pro」も価格を超えた音質が魅力で、ノイズキャンセリングや外音取り込みにも対応しています。使いやすさを重視する人におすすめです。
3位に選ばれたアンカー「Soundcore Life Q30 第2世代」は、低音の迫力が特長の一台。「とにかく低音が命!」という方にはぴったりでしょう。ノイズキャンセリング性能が高いので通勤などで使いたい人に最適です。
一方、最下位となったAVIOT「AVIOT WA-Q1」は、デザインは魅力的ですが、音質面では価格相応という印象です。見た目で選ぶならアリですが、音質重視の人にはあまりおすすめできません。
記事を参考に、お気に入りのワイヤレスヘッドホンを見つけてください。
【総合】安いワイヤレスヘッドホンのおすすめ

ソニー
WH-CH520
【ノイズキャンセリング】安いワイヤレスヘッドホンのおすすめ

アンカー
Soundcore Life Q30 第2世代
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音像定位が正確なので、緻密に作り込まれた楽曲と相性がいい。低音の量感もあります。