安くてもイイ音を楽しめるヘッドホンが欲しい!

安くてもイイ音を楽しめるヘッドホンが欲しい! 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

スマホで音楽を聴くのが当たり前になった今、移動中でも外でも、音楽をイイ音で楽しみたいという需要が高まっています。そんなときの頼もしい味方がワイヤレスヘッドホンです。

しかし、音質を追求したり、最新の機能を備えた製品を買おうとしたりすると、値段がどんどん跳ね上がってしまうのは、ほかのオーディオ機器と一緒。しかも、最近は円安、原料価格や輸送費の高騰で、ワイヤレスヘッドホン全体の価格も上昇傾向にあります。

「高級機並みの音質を楽しみたいけど、予算は極力抑えたい」そんなジレンマを抱えている人も多いのでは?

そこで、今回は雑誌『家電批評』編集部がギリギリ気軽に購入できる2万円以下(検証時)のワイヤレスヘッドホン7製品を集めその実力をテストしました。

低価格ワイヤレスヘッドホンは、一般的には低音重視で若い人向けの音、ダイナミックレンジが狭めで得意なジャンルが限定されがち......といわれますが、果たして価格以上の性能を発揮する製品は現れるのでしょうか?

さらに、サウンドだけでなく、ノイズキャンセリング性能(ノイキャン性能)やマイク性能、使い勝手も含め、徹底比較。価格以上の実力を発揮する掘り出し物がないかを探ります!

低価格機と高級機の違いは?

一般的に、オーディオ機器は高ければ高いほどよいといわれ、ワイヤレヘッドホンだと以下のような違いがあります。

じゃあ低価格機なんて買う価値なし? そのあたりを調査すべく、予算1万円台(検証時)ほどで買える人気メーカーのワイヤレスヘッドホン7製品を集めて検証しました。

今回比較する価格帯はここ!

今回比較する価格帯はここ! 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

細部の表現力や音場の広がりでは高級機に分がありますが、低価格機の音質も想像以上に向上しています。

安いワイヤレスヘッドホンのテスト方法は?

テスト1:音質

オーディオのプロが各ヘッドホンを試聴。低域・中域・高域の音に、解像度を加えた4項目をチェックしました。

テスト2:使い勝手

ヘッドバンドの締め付けやイヤーパッドのフィット感などの「装着感」と、ボタンなどの「操作のしやすさ」をまとめて評価しました。

テスト3:ノイズキャンセリング

スピーカーから75dBで飛行機の機内音を流し、騒音の軽減度合いをチェック。また、カフェで話し声などをカットできるか確認しました。

テスト4:マイク性能

ノイズのある環境で録音した音声で、音の濁りや聞き取りやすさを確認。周囲の騒音をカットできているかも評価の対象です。

AV機器安いワイヤレスヘッドホンのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A評価
ソニーワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-CH720N
安いワイヤレスヘッドホンおすすめ ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-CH720N イメージ
3.69
4.50 4.00 4.00 4.50 3.00 3.00 2.00
SBC/AAC
1MORESonoFlow
安いワイヤレスヘッドホンおすすめ 1MORE SonoFlow イメージ
3.54
4.00 3.50 4.00 4.00 3.00 3.50 2.00
SBC/AAC/LDAC/LC3
A評価
アンカーSoundcore Space One
安いワイヤレスヘッドホンおすすめ アンカー Soundcore Space One イメージ
3.54
4.00 3.50 3.50 4.00 2.50 3.00 5.00
SBC/AAC/LDAC
A評価
JBLTUNE 770NC
安いワイヤレスヘッドホンおすすめ JBL TUNE 770NC イメージ
3.31
4.00 4.00 4.00 3.50 2.25 2.50 2.50
SBC/AAC/LC3※対応予定
B評価
EarFunWave Pro
安いワイヤレスヘッドホンおすすめ EarFun Wave Pro イメージ
3.12
3.50 3.50 3.00 3.50 3.75 2.00 2.00
SBC/AAC/LDAC
B評価
finalUX2000
安いワイヤレスヘッドホンおすすめ final UX2000 イメージ
3.04
3.50 3.00 3.00 3.00 2.25 3.00 4.00
SBC/AAC
B評価
QCYH3
安いワイヤレスヘッドホンおすすめ QCY H3 イメージ
2.50
3.50 2.50 2.00 2.50 2.75 2.00 2.00
SBC/AAC

A評価 【1位】ソニー「WH-CH720N」

  • ソニーワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-CH720N
  • 実勢価格: ¥15,400

総合評価: 3.69

 
音質(低域)
 4.50
音質(中域)
 4.00
音質(高域)
 4.00
解像度
 4.50
使い勝手
 3.00
ノイズキャンセリング
 3.00
マイク性能
 2.00

音質はクラス最高峰!解像度も高い

安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のソニー(SONY)「WH-CH720N」。ソニーのノイズキャンセリングヘッドホンとしては、エントリーモデルに位置付けられる製品です。

音質テストでは、Creepy Nutsの『二度寝』の超低音、あのちゃんの『猫吐極楽音頭』の緻密な空間表現、ヨルシカの『晴る』のニュアンス豊かなイントロと、幅広い音域の楽曲を高い解像度で再現しました。

低域から高域のバランスと明瞭さも優秀で、7製品中トップの評価。総合スコアでも7製品中1位となり、今回のベストバイに輝きました。

一方、ノイズキャンセリング性能はハイエンドの1000Xシリーズと同様の統合プロセッサを搭載していることをウリにしていますが案外伸びず。

高精度ボイスピックアップテクノロジーによってクリアな通話品質が実現できるとありますが、こちらもよさを実感できないといった点は課題です。

おすすめポイント
  1. 解像度が高く、どの音域もしっかり再現できる
  2. 特に低音の伸びの良さを感じる
がっかりポイント
  1. ノイキャン性能がやや期待外れ
  2. マイク性能があまりよくない
重量
192g(約)
対応コーデック
SBC/AAC
ハイレゾ
マルチポイント
型番
WH-CH720N(B)

音質

音の傾向
音の傾向 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ
低音から高音までバランスがよく◎。音楽ファンも納得の高音質
低音から高音までバランスがよく◎。音楽ファンも納得の高音質 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

音楽ファンも納得の高音質。低音から高音まで、高解像度で音楽を再現。低音の伸びと中高音の明瞭さが秀逸で、ボーカルの表現にも優れています。

テストした7製品では最も高額ですが、それでもコスパはかなり高いといえます。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

ソニーは全体的なバランスがよく、解像度が高いです。低音から高音まで幅広くカバーし、さまざまなジャンルの音楽に対応できます。

使い勝手

ボタン操作のしやすさはいまいちです
ボタン操作のしやすさはいまいちです 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

本体左側に電源ボタンがあり、ボリュームやノイキャンのボタンが右側にあります。

押し間違いに配慮したものと思われますが、他製品と使い比べると、操作するとき両手を使わなければいけないのが意外と面倒。どちらかにまとめてほしいです。

装着感:イヤーパッドがやわらかい。長時間でも付けていられます
装着感:イヤーパッドがやわらかい。長時間でも付けていられます 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

先代からデザインや内部構造を見直したこともあり、装着したときのフィット感は上々。イヤーパッドはなめらかな質感で、耳当たりもやわらか。

また、192gと軽いので長時間の装着も苦になりませんでした。

ノイズキャンセリング

高音のカットは苦手でした
高音のカットは苦手でした 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

ノイキャンはそこまで強くありません。低音に効果が大きいものの高音は残り、人の声も聞こえます。

飛行機の低いエンジン音は効果的に低減されているものの、高音は少し残った印象。カフェ音源のテストでは、人の声は割と聞こえるレベルで、カトラリーなどのカチャカチャした高音はほとんど消えませんでした。

マイク性能

騒音を拾い声が不明瞭。ノイズものり聞き取りが困難です。

総評

音質と低域表現に優れ、全体的にバランスの取れた性能を発揮しました。

高価でもノイキャン重視ならコレ

  • BOSEQuietComfort Ultra Headphones
  • 実勢価格: ¥45,768

『家電批評』2024上半期ベストバイ

強力なノイキャンで音楽に没頭したいという人には、高くてもBOSE(ボーズ)「QuietComfort Ultra Headphones」がおすすめ。以前のモデルは圧迫感が気になりましたが、最新モデルでそれが解消されました。

13.9cm
高さ
19.5cm
奥行
5.08cm
重量
0.25kg(約)
駆動時間
24時間(最大)
使用アプリ
BoseMusic
Buletooth
Ver5.3
コーデック
SBC、AAC、aptX Adaptive
ドライバーユニット
非公表
再生モード
クワイエットモード/アウェアモード/イマーションモード/カスタムモード
立体音響
Boseイマーシブオーディオ
マイク
内蔵マイク
型番
QUIETCOMFORT ULTRA BLACK

A評価【2位】1MORE「SonoFlow」

  • 1MORESonoFlow
  • 実勢価格: ¥12,201

総合評価: 3.54

 
音質(低域)
 4.00
音質(中域)
 3.50
音質(高域)
 4.00
解像度
 4.00
使い勝手
 3.00
ノイズキャンセリング
 3.50
マイク性能
 2.00

1位に肉迫する高音質でノイキャン性能も良好!

安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキング2位は、A評価の1MORE(ワンモア)「SonoFlow」。1MOREは中国のオーディオブランドです。

音質テストでは、高域の透明感とヌケのよさの評価が特に高く「フォーカスがビシッと合った感じ」(ゴン川野さん)で空間表現の広さも際立ちました。解像度が高く、細部まで再現できる音質が特徴です。

また、テストした7製品のなかでは最もノイキャン性能が高く、飛行機のエンジン音やカフェの騒音を効果的に低減しました。

ただし、マイク性能には課題があり、カフェでの録音を聞くと食器の高音が耳障りで、音声もややつぶれる傾向が見られます。

なお、装着感は圧迫感が少なく快適ですが、長時間使用では重さを感じる可能性も。

低価格ながらLDACやLC3などに対応し、最大70時間の連続再生ができる点も見逃せません。

おすすめポイント
  1. ノイキャンBEST
  2. 音の解像度が高く、透明感がある
  3. 低価格ヘッドホンのなかではノイキャン性能も高い
がっかりポイント
  1. マイクのノイズリダクションが弱く、声もつぶれる
重量
250g(約)
対応コーデック
SBC/AAC/LDAC/LC3
ハイレゾ
マルチポイント
型番
HC905

音質

音の傾向
音の傾向 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

透明感ある高音と適度な低音。空間表現も広いです。

使い勝手

ボタン操作のしやすさ
ボタン操作のしやすさ 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

電源がやや遠いものの、ほかは標準的配置で使いやすいです。

装着感
装着感 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

パッドは圧迫感が少なくやわらかいです。重さで少し疲れます。

ノイズキャンセリング

全体的にノイズを抑え7製品中1位の成績
全体的にノイズを抑え7製品中1位の成績 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

飛行機のエンジン音を効果的に低減。カフェの喧騒も大幅に抑えますが、一部の音は残ります。総合的なノイズ低減効果はかなり高めです。

マイク性能

食器の高音が目立ちます。声はやや潰れますが聞き取れます。

総評

テストした7製品ではノイキャン性能が最高。音質評価も高いです。

A評価【2位】アンカー「Soundcore Space One」

  • アンカーSoundcore Space One
  • 実勢価格: ¥10,990

総合評価: 3.54

 
音質(低域)
 4.00
音質(中域)
 3.50
音質(高域)
 3.50
解像度
 4.00
使い勝手
 2.50
ノイズキャンセリング
 3.00
マイク性能
 5.00

十分な音質で多機能!高性能なマイクも隠れた魅力

同じく安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキング2位は、A評価のアンカー(Anker)「Soundcore Space One」

コストパフォーマンスに優れた製品で知られるアンカーが1MOREと同点で2位にランクイン。低域の量感と中高域のクリア感が特徴で、パーソナライズ機能やLDACの効果で解像度も上々でした。

特筆すべきは周囲の騒音を効果的に遮断するマイク性能。7製品中マイクBESTです。

一方、装着感は圧迫感が強く、長時間の使用は厳しいでしょう。

音質はもちろん、多機能なワイヤレスヘッドホンが欲しい人におすすめです。

おすすめポイント
  1. マイクBEST
  2. パーソナライズ機能で高解像度な音質を実現
  3. 優れたマイク性能と騒音遮断力で通話が快適
がっかりポイント
  1. 装着時に圧迫感があり、長時間使用に向かないかも
重量
265g(約)
対応コーデック
SBC/AAC/LDAC
ハイレゾ
マルチポイント
型番
A3035

音質

音の傾向
音の傾向 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

低域の量感と中高域の透明感が魅力。解像度も高いです。

パーソナライズ機能もうれしい! 解像度も高く細部の音も表現
パーソナライズ機能もうれしい! 解像度も高く細部の音も表現 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

ゴン川野さん曰く「ややドンシャリ傾向」の音で、豊かな低音と中高域の明瞭さが魅力。低価格機ながらパーソナライズ機能を搭載し、LDAC対応なのもうれしいです。

使い勝手

ボタン操作のしやすさ
ボタン操作のしやすさ 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

配置も押しやすさも良好。操作性に問題はありません

装着感
装着感 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

圧迫感がありパッドもかため。長時間の使用は厳しいです。

ノイズキャンセリング

飛行機音は半減。人の声は残り、食器音も消えません。

マイク性能

カフェでの録音を聞いてみると、周囲の騒音をほぼ完璧にカット。自分の声は少し割れ気味で反響する傾向があったものの、ノイズと声の分離能力が高く、テストした製品では最も優れたマイクでした。

山本まゆ
家電批評 編集部員
山本まゆ のコメント

これだけ異次元の無音状態になっていてとても驚きました。

総評

アンカーはパーソナライズ機能を使って音質を評価。スコアはまずまずです。

B評価【4位】JBL「TUNE 770NC」

  • JBLTUNE 770NC
  • 実勢価格: ¥15,840

総合評価: 3.31

 
音質(低域)
 4.00
音質(中域)
 4.00
音質(高域)
 4.00
解像度
 3.50
使い勝手
 2.25
ノイズキャンセリング
 2.50
マイク性能
 2.50

安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキング4位は、JBL「TUNE 770NC」

中低域の優れた音質は強みです。ただ、操作性と装着感には改善の余地がありそうです。

重量
232g
対応コーデック
SBC/AAC/LC3※対応予定
ハイレゾ
マルチポイント
型番
JBLT770NC

音質

なめらかで厚みのある中低域。低音はEQで調整可能です。

使い勝手

ボタン操作のしやすさ
ボタン操作のしやすさ 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

ボタンを本体右側に集約。電源ボタンが押しにくかったです。

装着感
装着感 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

パッドが小さめのため狭く窮屈。長時間の使用は困難です。

ノイズキャンセリング

高音が残りやすいです。カフェの音声やノイズが残りました。

マイク性能

騒音が混ざっていますが、声は分離できていそう。

B評価【5位】EarFun「Wave Pro」

  • EarFunWave Pro
  • 実勢価格: ¥7,990

総合評価: 3.12

 
音質(低域)
 3.50
音質(中域)
 3.50
音質(高域)
 3.00
解像度
 3.50
使い勝手
 3.75
ノイズキャンセリング
 2.00
マイク性能
 2.00

安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキング5位は、EarFun(イヤーファン)「Wave Pro」

音質はそこそこで、それ以外の部分も特徴は薄め。使い勝手は上々です。

重量
268g
対応コーデック
SBC/AAC/LDAC
ハイレゾ
マルチポイント
型番
WAVE PRO OFF WHITE

音質

重低音の量感と中域の分離感は〇。高域は物足りません。

使い勝手

ボタン操作のしやすさ
ボタン操作のしやすさ 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

ボタンは全部本体右側。間違いにくく、使いやすい配置です。

装着感
装着感 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

パッドがややタイトですが、クッションはやわらかいです。

ノイズキャンセリング

低域に効果が薄いです。カフェの話し声は少し低減しました。

マイク性能

周囲の騒音が目立ちます。高音と声が干渉し、音声が不明瞭でした。

B評価【6位】final「UX2000」

  • finalUX2000
  • 実勢価格: ¥12,180

総合評価: 3.04

 
音質(低域)
 3.50
音質(中域)
 3.00
音質(高域)
 3.00
解像度
 3.00
使い勝手
 2.25
ノイズキャンセリング
 3.00
マイク性能
 4.00

安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキング6位は、final(ファイナル)「UX2000」

全体的にソフトな音で、スコアが伸びませんでしたが、マイク性能は比較的良好です。

対応コーデック
SBC/AAC
ハイレゾ
マルチポイント
型番
FI-UX2DPL CREAM

音質

低域は量感豊か。全体的に丸みを帯びた音色が特徴です。

使い勝手

ボタン操作のしやすさ
ボタン操作のしやすさ 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

ボタンは全部右側にありますが、ノイキャンが遠くて押しにくいです。

装着感
装着感 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

パッドはやわらかいのですが、圧迫感があります。長時間の使用は△です。

ノイズキャンセリング

低音域に効果大。高音は弱く、女性の声などが残ります。

マイク性能

騒音の抑制力が高いです。干渉はありますが、声は7製品中一番自然です。

C評価【7位】QCY「H3」

  • QCYH3
  • 実勢価格: ¥5,584

総合評価: 2.50

 
音質(低域)
 3.50
音質(中域)
 2.50
音質(高域)
 2.00
解像度
 2.50
使い勝手
 2.75
ノイズキャンセリング
 2.00
マイク性能
 2.00

安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキング7位は、QCY「H3」

低音の量感はありますが、音質は低評価。ほかのテストも振るいませんでした。

対応コーデック
SBC/AAC
ハイレゾ
マルチポイント
型番
H3-BLUE

音質

低音重視の音質。ほかの帯域が控えめで、全体的にこもり気味です。

使い勝手

ボタン操作のしやすさ
ボタン操作のしやすさ 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

ノイキャン(前)と電源(後)の配置がやや使いにくいです。

装着感
装着感 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ

バンドの締め付けがキツめで窮屈。圧迫感もあり不快です。

ノイズキャンセリング

低域の効果が薄いです。人の話し声は少し低減しました。

マイク性能

周囲の騒音が目立ちます。高音が干渉し、声がつぶれていました。

まとめ:総合力の高さでソニーがベストバイ

以上、安いワイヤレスヘッドホンのおすすめランキングでした。

今回のテストで総合ベストに輝いたのは、音質テストで強さを見せたソニー(SONY)「WH-CH720N」。解像度とバランスに優れた音で、特に低域の伸びと中高域の表現力が秀逸でした。さまざまなジャンルの音楽に対応でき懐の深さは、かなり高級機に近いといえそうです。

2位の1MORE(ワンモア)「SonoFlow」は、高音域の透明感とヌケのよさが特徴で、空間表現が広く描かれ、フォーカスも良好。ノイキャンも比較的高性能でした。

同2位のアンカー(Anker)「Soundcore Space One」は、低域の量感と中高域のクリア感が魅力。音質以外では、マイク性能の高さも光りました。

これらに続いたJBL「TUNE 770NC」は、なめらかで厚みのある中低域が強みです。

ちなみに、もし音質のみで選ぶおすすめをゴン川野さんに伺ってみました。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

バランスはソニーですが、高域重視の人には1MORE、低域重視の人にはJBLもおすすめです。

本記事を参考にお気に入りのワイヤレスヘッドホンを見つけてください。

安いワイヤレスヘッドホンのおすすめ

安いワイヤレスヘッドホンのおすすめ 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ
安いワイヤレスヘッドホンのおすすめ 安いワイヤレスヘッドホンおすすめ イメージ2

ソニー
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット
WH-CH720N

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