【結論】ながら聴きイヤホンのおすすめは「アンカー」
雑誌『家電批評』編集部が比較テストを行った結果、ながら聴きイヤホンのおすすめランキング第1位に選ばれたのは、アンカーの「Soundcore AeroClip」でした。
低域から高域までバランスがよく、ポップスからクラシックまで幅広いジャンルの音楽と好相性。ながら聴きイヤホンとは思えないほどの高音質で音楽を楽しめます。さらに、通話時の声がクリアで聞き取りやすい点も高く評価されました。
ながら聴きイヤホンのおすすめは「アンカー」
- アンカーSoundcore AeroClip
- 最安価格: ¥17,972〜
ながら聴きイヤホン6製品を比較!

ながら聴きイヤホンとは、音楽や音声を聴きながら周囲の音も聞き取れるように設計されたイヤホンのこと。耳を塞がない構造(オープンイヤー型)や外音取り込み機能を備え、周囲の環境音を感じつつBGMのように音楽を楽しめます。
このため、オフィスや学校でも声をかけられればすぐに応答でき、自宅では洗濯機の終了アラームや配送業者のインターホンなど、聞き逃したくない音をしっかりキャッチできます。日常使いにもぴったりのアイテムです。
また、多くのながら聴きイヤホンには通話用マイクが内蔵されており、テレワーク中の打ち合わせや取引先とのオンライン会議にも活用できます。
とはいえ、製品の種類が多く、口コミだけではどれを選べばよいか迷いませんか。そこで今回は、2万円以下(検証時点)で購入できる人気モデルを集め、実機を徹底検証。その結果わかった「ながら聴きイヤホンおすすめランキング」を紹介します。
ながら聴きイヤホンの比較方法
音質6項目(聴きやすさ/解像度、クリアさ、音域のバランス、音像定位、ダイナミクス)と音域バランス、装着感は音の専門家が評価しました。
そのほかの項目(会話の聞き取りやすさ、マイク通話、操作性、アプリ)は、雑誌『家電批評』編集部員とテスターがチェックしています。
ながら聴きイヤホンのおすすめランキング
雑誌「家電批評」がプロと一緒にながら聴きイヤホンの検証を行ったところ、1位ベストバイはアンカー「Soundcore AeroClip」でした。2位はJBL「Sense Lite」でした。
| 商品 | |||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|  
アンカーSoundcore AeroClip
  |  | 5.9g(約、片耳) | SBC、AAC、LDAC | 8時間(最大、イヤホン本体) | 2台 | ✕ | ◯ | IPX4 | |||||||||||
|  
JBLSense Lite
  |  | 19g (約、片耳) | SBC、AAC | 8時間(最大) | 2台 | ✕ | ◯ | IP54 | |||||||||||
|  
エム・ティ・アイ(nb)Audio Open+2
  |  | 6.8g (約、片耳) | SBC、AAC、LDAC | 8時間(最大) | 2台 | ✕ | ✕ | IPX5 | |||||||||||
|  
ゼンハイザーACCENTUM Open
  |  | 4.35g (約、片耳) | SBC、AAC | 6時間(最大) | 2台 | 8台 | ✕ | IPX4 | |||||||||||
|  
ファーウェイHUAWEI FreeBuds 6
  |  | 4.9g(約、片耳) | L2HC4.0、LDAC、AAC、SBC | 6時間(最大) | 2台 | ✕ | ◯ | IP54 | |||||||||||
|  
パナソニックRB-F10D
  |  | 8.7g(約、片耳) | SBC、AAC | 7時間(約) | 2台 | ✕ | ✕ | IPX4 | 
【1位】アンカー「Soundcore AeroClip」
- アンカーSoundcore AeroClip
- 最安価格: ¥17,972〜
- 聴きやすさ/解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 会話の聞き取りやすさ
- マイク通話
- 操作性
- アプリ
- おすすめポイント
- 
	- ながら聴きを超えた高音質
- 通話マイクの音質がクリア
 
- がっかりポイント
- 
	- 周囲の声がやや聞き取りにくい
 
- 重量
- 5.9g(約、片耳)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、LDAC
- 再生時間
- 8時間(最大、イヤホン本体)
- マルチポイント
- 2台
- マルチペアリング
- ✕
- アプリ
- ◯
- 防水性能
- IPX4
- 型番
- AEROCLIP PINK
▼音質バランス

高音質のLDACも聴ける
アプリで設定が必要

SBCとAACに加え、高音質コーデックのLDACにも対応しています(※iOSは非対応)。アプリ設定から有効にすれば、LDACでの再生が可能です。
<ここで差がついた>通話の声がクリアで聞き取りやすい!

通話相手の声はマイクっぽさがなく、自然で聞き取りやすいのが特徴です。こちらの話し声もクリアに伝わり、会話に不自由はありません。さらに、周囲の雑音もしっかり抑えられており、通話を妨げない点も好印象です。
マイクっぽさがなく自然で聞きやすいです。
音質
LDACに対応しているので、解像度の高いサウンドを楽しめます。
低域から高域までのバランスがよく、ポップスからクラシックまで、幅広い音楽との相性も抜群。
ながら聴きとは思えない良音といえます。
楽器やボーカルの再現性が高く、繊細さと迫力を両立する音色です。
ツヤがある音色は女性ボーカルとの相性が◎です。
楽曲のメリハリや変化、音色の特性が伝わります。
装着感:サイズを変えられる

軽量でホールド感も十分。ただ、挟まれている感覚は強めです。
会話
ロックなどの曲では、周囲の声に干渉しました。しかし、音量を控えめにすれば問題ありません。
曲によって相手の声がやや聞こえにくいです。
アプリ

好みの音に調整できる

アプリでは、タッチ操作の割り当てやイコライザー設定、プリセットの選択など、シンプルな項目だけを搭載。初心者でも迷うことなく、直感的に操作できます。
6種類のプリセットで手軽に音質を調整できます。
総評
音楽はもちろん、通話時の音声もクリアで高音質。装着感や操作性などの使い勝手も良好で、総合力に優れた一台です。
【2位】JBL「Sense Lite」
- JBLSense Lite
- 最安価格: ¥11,800〜
- 聴きやすさ/解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 会話の聞き取りやすさ
- マイク通話
- 操作性
- アプリ
- おすすめポイント
- 
	- 解像度が高く迫力のあるサウンド
- 周囲の音を聴き取りやすい
 
- がっかりポイント
- 
	- 通話中の「外音」の干渉が大きい
 
- 重量
- 19g (約、片耳)
- 対応コーデック
- SBC、AAC
- 再生時間
- 8時間(最大)
- マルチポイント
- 2台
- マルチペアリング
- ✕
- アプリ
- ◯
- 防水性能
- IP54
- 型番
- SENSE LITE BLUE
▼音質バランス

音質
音質では、第1位のアンカー「Soundcore AeroClip」を上回るトップスコアを獲得しました。
「ダイナミックなサウンドと緻密な空間表現が優秀」(ゴン川野さん)、「オーケストラの演奏を立体的に再現していて、コンサートの感動を追体験できる」(飯田さん)と、専門家からも高い評価を得た高音質モデルです。
楽器もボーカルもリアルに描写され、プロが聞き惚れる完成度に仕上がっています。
厚みのある音でダイナミックな描写は迫力満点。ボーカルの表現力が高いです。
弦楽器のヴィブラートなどを繊細に表現する解像度の高さは圧巻。演奏のリアリティも十分です。
マイク:周囲の雑音はやや大きめ

ながら聴きとしては十分な実力ですが、マイク通話の「声のニュアンス」や「クリアさ」にはやや物足りなさを感じました。
話し始めやノイズ除去のときに若干のラグがあるのは気になります。
アプリ:通話の音質調整
ナチュラルなど3種類から選べる

イコライザー

イコライザーは「音楽」に加え、「通話」用のサウンドイコライザーも搭載しており、設定項目が充実しています。
総評
音質は、ほぼすべての項目で6製品中トップの高スコアを記録。タッチ操作の反応や通話時の音声は標準的ですが、アプリで音質を調整できる点は便利です。
【3位】エム・ティ・アイ「(nb)Audio Open+2」
- エム・ティ・アイ(nb)Audio Open+2
- 最安価格: ¥12,100〜
- 聴きやすさ/解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 会話の聞き取りやすさ
- マイク通話
- 操作性
- アプリ
- おすすめポイント
- 
	- タッチしやすく操作はスムーズ
- 周囲の声がはっきり聞こえる
 
- がっかりポイント
- 
	- 中低域の迫力はかなり少なめ
 
- 重量
- 6.8g (約、片耳)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、LDAC
- 再生時間
- 8時間(最大)
- マルチポイント
- 2台
- マルチペアリング
- ✕
- アプリ
- ✕
- 防水性能
- IPX5
- 型番
- OPN2-BK
▼音質バランス

音質
歯切れのよい、くっきりとした音で、細やかさも感じられます。ただし、低域の音量はやや控えめで、もう少し迫力が欲しい印象です。
クリアで、すがすがしいサウンドですが、中低域は控えめ。迫力より繊細な表現力が特徴でした。
マイク(通話):周囲の雑音はしっかり抑えた

マイク通話の音声は明瞭で違和感もありません。通話中の雑音も、低減されていて気になりません。
総評
やや迫力には欠けるものの、ながら聴き用途なら十分満足できるサウンドです。アプリ非対応ながら、その他の使い勝手は良好です。
【4位】ゼンハイザー「ACCENTUM Open」
- ゼンハイザーACCENTUM Open
- 最安価格: ¥14,934〜
- 聴きやすさ/解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 会話の聞き取りやすさ
- マイク通話
- 操作性
- アプリ
- おすすめポイント
- 
	- 圧迫しない心地よい装着感
 
- がっかりポイント
- 
	- 周囲の声は聞き取りにくい
- 通話時に謎のノイズ音が入る
 
- 重量
- 4.35g (約、片耳)
- 対応コーデック
- SBC、AAC
- 再生時間
- 6時間(最大)
- マルチポイント
- 2台
- マルチペアリング
- 8台
- アプリ
- ✕
- 防水性能
- IPX4
- 型番
- OTW1 BLACK
▼音質バランス

音質
音域のバランスはフラットでまとまりがよく、どんな楽曲にもマッチする上品な音色です。ただし、音の厚みやクリアさにはやや物足りなさを感じました。さらに、LDACに非対応なのも惜しい点です。
大音量が出せるので、ダイナミックな表現は優秀。解像感はまずまずで粒立ちのいいサウンドです。
装着感:圧迫感が少なく軽やかなつけ心地

さらりとした肌ざわりの素材で軽量なため、耳にやさしく快適です。
総評
パンチこそありませんが、繊細で音のまとまりがあります。装着感は良好な一方で、通話や外音の聞き取りはやや苦手です。
【5位】ファーウェイ「HUAWEI FreeBuds 6」
- ファーウェイHUAWEI FreeBuds 6
- 最安価格: ¥18,900〜
- 聴きやすさ/解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 会話の聞き取りやすさ
- マイク通話
- 操作性
- アプリ
- 重量
- 4.9g(約、片耳)
- 対応コーデック
- L2HC4.0、LDAC、AAC、SBC
- 再生時間
- 6時間(最大)
- マルチポイント
- 2台
- マルチペアリング
- ✕
- アプリ
- ◯
- 防水性能
- IP54
- 型番
- FREEBUDS 6 PURPLE
▼音質バランス

音質
全体的に音が軽く、スカスカとした印象で、音像の定位もやや曖昧。音の情報量も少なめでした。
【6位】パナソニック「RB-F10D」
- パナソニックRB-F10D
- 最安価格: ¥13,980〜
- 聴きやすさ/解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 会話の聞き取りやすさ
- マイク通話
- 操作性
- アプリ
- 重量
- 8.7g(約、片耳)
- 対応コーデック
- SBC、AAC
- 再生時間
- 7時間(約)
- マルチポイント
- 2台
- マルチペアリング
- ✕
- アプリ
- ✕
- 防水性能
- IPX4
- 型番
- RB-F10D-K
▼音質バランス

音質
総じて個性に乏しく、特徴が感じられない音質です。ただし、BGM感覚で聴くなら悪くありません。
ながら聴きイヤホンの選び方
ながら聴きイヤホン(オープンイヤー型イヤホン)の選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:種類で選ぶ
骨伝導型
骨伝導型は、鼓膜を経由せず、骨の振動によって音を伝えるタイプのイヤホンです。
耳への負担が少なく、長時間の装着でも疲れにくいというメリットがあります。
空気伝導型
空気伝導型は、空気を介して鼓膜に音を伝えるタイプのイヤホンです。一般的なワイヤレスイヤホンは、この空気伝導型に分類されます。
骨伝導型と違いは、空気伝導型はどちらかといえば使用時の違和感が少なく、音質に優れた製品が多いのが特徴です。
選び方2:装着方法で選ぶ
オープンイヤー型
耳をふさがないオープンイヤー型には、さまざまなタイプがあります。
スポーツやランニングで使うなら、落ちにくい耳掛け型がおすすめです。イヤリングのように耳に挟むイヤーカフ型は、装着のしやすさが魅力。耳から落とすのが不安な人は、ネックバンド型をチェックしてみてください。
インナーイヤー型
インナーイヤー型のイヤホンは、耳の入口に引っ掛けるように装着するタイプです。カナル型と違って完全に耳をふさがないため、周囲の音を聞き取りやすいのが特徴。
つけ心地は軽く、手軽に装着できる一方で、外れやすい点には注意が必要です。音楽鑑賞向きのタイプなので、通勤・通学時に音楽を楽しみたい人におすすめです。
選び方3:そのほかの機能もチェック
テレワークや取引先とのオンライン会議・通話で使用したい場合は、マイクの性能もチェックしましょう。さらに、アプリの使い勝手も確認しておくと安心です。
加えて、防水機能があれば、汗を気にせずイヤホンを付けたままスポーツに集中できます。
ながら聴きイヤホン選びでよくある質問
ながら聴きイヤホンのメリットは?
周囲の環境音(アナウンスやインターホンなど)を聞き取れるため、屋外や自宅でも安全に使用できます。また、耳を塞がない構造なので圧迫感が少なく、長時間使用しても耳が痛くなったり蒸れたりしにくいのが特徴です。装着したまま自然な会話ができる点も魅力です。
ながら聴きイヤホンのデメリットは?
ながら聴きイヤホンは、耳に届く音が減衰するため、密閉型に比べて音質が劣る傾向があります。しかし、近年のモデルは音質が向上しており、良音化が進んでいます。
ながら聴きイヤホンにアプリは必要?
アプリ対応があると、タッチ操作の割り当てやイコライザーで自分好みに調整しやすく、使い勝手の底上げにつながる傾向があります。非対応でも十分使えるモデルはありますが、細かなカスタムを重視する人には便利です。
ながら聴きイヤホンのおすすめ まとめ
以上、ながら聴きイヤホンのおすすめランキングでした。
まず、差がついたのは「音質」です。ながら聴きイヤホンは音の発生源が耳から離れているため、基本的に密閉型よりも音質は不利とされます。
しかし、総合1位のアンカー「Soundcore AeroClip」と2位のJBL「Sense Lite」は、同価格帯の密閉型と比べても互角以上の高音質で「音楽に聴き惚れるレベル」(飯田さん)との評価も見られました。
特にJBL「Sense Lite」の音質は、ダイナミクス以外の項目でトップスコアを獲得し、さまざまな楽器の音色やボーカルの情感を豊かに表現していました。
「音楽」を重視するなら、アンカー「Soundcore AeroClip」とJBL「Sense Lite」がおすすめです。
音響メーカーの意地! JBL「Sense Lite」のザ・高音質にも注目!
しかし、ベストバイは僅差でアンカー「Soundcore AeroClip」。決め手は音楽だけでなく通話の「音」も優秀なこと。加えて、周囲の声の聞き取りやすさ、装着感など、総合力の高さが光ります。
そのほかで気になる違いはアプリの有無。対応していないモデルもあるため、自分好みにカスタムしたい人は事前にチェックしておくと安心です。
記事を参考に、ぜひ自分にぴったり合ったお気に入りのながらイヤホンを見つけてください。
【総合】ながら聴きイヤホンのおすすめ

アンカー
Soundcore AeroClip
【音質】ながら聴きイヤホンのおすすめ

JBL
Sense Lite
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イヤホンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
 
       
     
     
     
     
    
![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/100wm/img_b3288d40ddd40fcbbae4c094af12cf8323865.png)















 
    
        
上位の2製品は予想以上に高音質です。