ながら聴きイヤホンのメリットは?
音楽や動画をスマホで楽しむ人は多いですよね。人に音を聴かれないように、イヤホンを使うシチュエーションもよくあります。
でも、普通のイヤホンを使う場合、話しかけられても気づかず無視してしまったり、ランニング中だと車や自転車の走行音などを聞き逃してしまったりと、使いづらさを感じる場面も。
そこで、おすすめなのが、「ながら聴きイヤホン」です。
耳をふさがないので、話しかけられてもすぐに気づけて、音量を下げれば聴きながら会話も可能。耳への圧迫感も少ないので、長時間装着していても耳が痛くなりづらいのも利点です。
しかし、いざ購入しようと思っても、さまざまなメーカーから多くの商品が発売されていて、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで、雑誌『MONOQLO』では、ながら聴きに最適なワイヤレスイヤホンを探して人気製品を比較テスト。テレワークや散歩などで日常使いしやすいおすすめを探しました。
ながら聴きイヤホンの選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずは「ながら聴きイヤホン」の選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:種類で選ぶ
骨伝導型
骨伝導型は、鼓膜を経由せず骨の振動で音を伝えるタイプのイヤホンです。
耳への負担が少なく、長時間着用しても疲れにくいというメリットがあります。
空気伝導型
空気伝導型は、空気を伝って鼓膜に音を伝えるタイプのイヤホン。通常のワイヤレスイヤホンは、この空気電動型に分類されます。
骨伝導型に比べると使用時の違和感が少なく、音質に優れたものが多いのが特徴です。
選び方2:装着方法で選ぶ
オープンイヤー型
耳を塞がないオープンイヤー型にはさまざまなタイプがあります。スポーツやランニングで使用するなら落ちにくい耳掛け型がおすすめ。
イヤリングのように耳に挟むイヤーカフ型は、装着しやすさが魅力。耳から落とす不安がある人は、ネックバンド型をチェックしてみてください。
インナーイヤー型
インナーイヤー型のイヤホンは、耳の入口に引っ掛けるように装着します。カナル型と違って完全に耳を塞がないので、周囲の音も聞き取りやすいです。
つけ心地は軽く、手軽に装着できる反面、外れやすい点には要注意。音楽鑑賞向きなので、通勤・通学時に音楽を楽しみたい人におすすめです。
選び方3:そのほかの機能もチェック
テレワークでの会議や通話でも使用したいならマイク機能が搭載されているBluetooth対応モデルが便利です。
ほかにも防水機能があれば、汗を気にせずにイヤホンを付けたままスポーツに集中できます。
ながら聴きイヤホンの人気商品を比較
今回、雑誌『MONOQLO』はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気のながら聴きイヤホンをピックアップ。
オーディオライターのゴン川野さんと一緒に、次の項目でテストしました。
テスト項目
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
なお、評価は「音質」と「装着感」のテスト項目を重視しました。
それでは、評価の高かった順に、おすすめのながら聴きイヤホンを紹介します。
ながら聴きイヤホンのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、ながら聴きイヤホンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||
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アンカーSoundcore AeroFit Pro
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ShokzOpenFit Air
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アンカーSoundcore AeroFit
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ShokzOpenFit
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空気電動 |
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JBLSoundgear Sense
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耳かけ型 |
SBC、AAC、LC3(対応予定) |
USB Type-C |
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オーラダンスOladance OWS 2
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最大19時間 |
最大2 |
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VictorHA-NP50T
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NTTソノリティnwm MBE001
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SBC、AAC、aptX |
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(nb)AudioOpen+
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AAC、SBC |
【1位】アンカー「Soundcore AeroFit Pro」
- アンカーSoundcore AeroFit Pro
- 実勢価格: ¥22,990〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥22,990〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る¥22,990〜
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- おすすめポイント
-
- 解像度が高く、小音量でも低音の厚みが失われない
- 専用アプリで好みの音質や操作に変更可能
- ネックバンドとして使えばなくさない!
- 重量
- 12.2g(約)(イヤホン片耳)、88.7g(約)(充電ケース含む)
- 再生時間
- 14時間(最大)(充電ケース使用時最大46時間)
- 型番
- AEROFIT PRO MIDNIGHT BLACK
ながら聴きイヤホンなら不要なトラブルを避けられる
オープンイヤー型
耳をふさがないオープンイヤー型のイヤホンは外音が聞こえるだけでなく、耳への圧迫感が少ないのも利点。
試合観戦中でも周りの様子がわかります。
イコライザー機能
Soundcoreアプリのイコライザー機能を使えば、好みの音質や操作にカスタマイズできます。
【音質】音量を上げれば、通常のイヤホン並みの高音質
高域が多い傾向で、音色はウォームとクールの中間。解像度が高く、低音の量感も出ます。
大音量なら通常のイヤホンとしても通用し、小音量でも低音の厚みが失われません。
【装着感】
スピーカー部分がわりと大型ですが、耳へのフィット感がいいのでサイズは気になりません。
【使い勝手】着脱式バンド付きなのでジョギングや散歩中にも最適
重量は片耳約12.2gと若干重めですが、最大14時間と再生時間は長めです。
着脱式バンドが付属しており、ネックバンド製品としても使用可能。ランニングでも落としづらいです。
【機能】
アプリでイコライザーや操作の変更が可能。3DオーディオやAIノイズリダクションにも対応しています。
【音漏れ】
最大音量が大きいぶん、50%でも音楽が鳴っているのがわかります。低域が強く、会話はしづらいです。
【2位】Shokz「OpenFit Air」
- ShokzOpenFit Air
- 実勢価格: ¥16,180〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥19,880〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る¥16,798〜
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- おすすめポイント
-
- 柔らかい素材でフィット感が良好
- 長時間でも痛くなりづらい
- 専用アプリで好みの音質や操作に変更可能
- 重量
- 8.7g(約)(イヤホン片方)、73.8g(約)(充電ケース含む)
- 再生時間
- 6時間(最大)(充電ケース使用時最大28時間)
- 型番
- OPENFIT AIR BLACK
長時間でも痛くなりづらいフィット感。ボーカルの歯切れがよく、歌詞もよくわかります。
【音質】
中低音に厚みがあって、解像度も高め。ボーカルのニュアンスまで出ます。
また、左右の広がりがあり、歌詞もよくわかります。
【装着感】
イヤーフックの素材が柔らかくて滑りにくいため、フィット感は良好。長時間でも使えます。
【使い勝手】
重量は片耳約8.7gと軽めですが、再生時間は約6時間と短め。とはいえ、急速充電に対応しているので安心です。
【機能】Shokzアプリで音質や操作をカスタマイズできる
専用アプリには「スタンダード」「ボーカル」「低音強め」「高音強め」の4つのプリセットが用意されており、手軽に設定を変えられます。
また、長押しやダブルタップなどの操作も変更できます。マルチポイントにも対応。
▼専用アプリはこちら
Shokz
対応:Andrroid/iPhone
4種類のプリセットから好みの音質を選択できます。
【音漏れ】
50%の音量でも音漏れがわかります。30%まで下げると、聴きながらでも会話できます。
【3位】アンカー「Soundcore AeroFit」
- アンカーSoundcore AeroFit
- 実勢価格: ¥12,990〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥12,990〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る¥12,990〜
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- おすすめポイント
-
- 耳に優しいつけ心地で快適
- 再生時間は最大11時間で急速充電にも対応
- 音漏れしにくい
- 重量
- 8.5g(約)(イヤホン片耳)、64.6g(約)(充電ケース含む)
- 再生時間
- 11時間(最大)(充電ケース使用時最大42時間)
- 型番
- A3872
【音質】
中低域に厚みがあります。低音の量感も出ますが、中域にややひずみを感じます。
音場感は、よく再現されています。
【装着感】
柔らかめのTPU素材を採用しており、耳に優しいつけ心地で快適に装着できます。
【使い勝手】
重量は片耳で約8.5gと軽く、再生時間は最大11時間。急速充電に対応しています。
防水性能はIPX7で、アンカー「Soundcore AeroFit Pro」より上です。
【機能】
アプリでイコライザーや操作の変更が可能。3DオーディオやAIノイズリダクションにも対応しています。
【音漏れ】
音量50%でほぼ音漏れは感じません。音漏れに関してはベストバイ製品のアンカー「Soundcore AeroFit Pro」よりも優秀です。
【3位】Shokz「OpenFit」
- ShokzOpenFit
- 実勢価格: ¥21,800〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥24,880〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る¥21,800〜
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- おすすめポイント
-
- 柔らかい素材で耳に当たる感覚がソフト
- ループ部分が細くメガネユーザーに最適
- ボーカルが際立つ音質
- 重量
- 8.3g(約)
- Bluetooth規格
- 5.2
- 防水・防塵性能
- IP54
- 再生時間
- 7時間
- コーデック
- SBC、AAC
- 付属品
- OpenFitイヤホン×1、充電ケース×1、充電用ケーブル(USB-C)×1、マニュアル類×2
- タイプ
- 空気電動
- 型番
- OPEN FIT BEIGE
【音質】
高域がクッキリしており、ボーカルが際立ちます。
左右の広がりも感じられますが、もう少し解像度が高ければ文句なしです。
【装着感】
2層構造のリキッドシリコンを採用。柔らかい素材なので、耳に当たる感覚がソフトです。
【使い勝手】
重量は片耳8.3gと軽く、再生時間は7時間。短めですが、10分間の急速充電で約2時間使えます。
【機能】
アプリでイコライザーやタッチ操作の変更が可能。マルチポイントにも対応しています。
【音漏れ】
音量50%でかなり小さくなり、会話も可能。ただし、音楽が流れているのはわかります。
【5位】JBL「Soundgear Sense」
- JBLSoundgear Sense
- 実勢価格: ¥14,600〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥14,600〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る¥14,750〜
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- おすすめポイント
-
- ウォームなサウンド
- 急速充電に対応
- 脱着式ネックバンドが付属
- がっかりポイント
-
- 耳との一体感は微妙
- タイプ
- 耳かけ型
- Bluetooth対応コーデック
- SBC、AAC、LC3(対応予定)
- 再生時間
- 6時間(約)
- 重量
- 13.1g(約、イヤホン)、69.5g(約、充電ケース)
- 充電端子
- USB Type-C
- 型番
- SOUNDGEAR SENSE BLACK
【音質】
中低音が盛り上がっているため小音量でも心地よいバランスで聴けます。
ウォームなサウンドで女性ボーカルもなめらかです。
【装着感】
やや重めで、フック部分は4段階で可動調節できます。
しかし、素材が硬く耳との一体感は微妙です。
【使い勝手】
重量は片耳13.1gと、今回の9製品では最も重いです。再生時間は約6時間で急速充電に対応しています。
【機能】
アプリでのイコライザープリセットは5種類。ボイスアシスタントやハンズフリーコールに対応しています。
【音漏れ】
音量50%で音漏れはほとんど聞こえません。ただし、会話はもっと音量を下げないと聞き取れません。
【6位】オーラダンス「Oladance OWS 2」
- オーラダンスOladance OWS 2
- 実勢価格: ¥20,640〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥23,800〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- 連続再生時間
- 最大19時間
- Bluetooth規格
- 5.3
- 防水・防塵性能
- IPX4
- マルチポイント
- 最大2
- 重量
- 12.8g(イヤホン片側)
- 型番
- OWS 2 INTERSTELLAR BLUE
【音質】
歯切れがよく、ボーカルがはっきりとシャープに聴こえるのが特徴。ボーカルのなめらかさがもう少し欲しいところです。
【装着感】
装着感はよく、重さを感じませんがやや不安定。イヤーフック・サポーターが付属しています。
【使い勝手】
重量は片耳12.7gで再生時間は19時間。タッチ部分が広めで使いやすく、反応も悪くありません。
【機能】
環境ノイズキャンセリング機能を搭載。アプリでのイコライザー調整もわかりやすく効果的です。
【音漏れ】
静かな室内で音量40%だと、30cm程度で音楽は鳴っていますが歌詞までは聞き取れないレベルです。
【7位】Victor「HA-NP50T」
- VictorHA-NP50T
- 実勢価格: ¥16,300〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥17,183〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る¥18,264〜
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- 重量
- 8.0g(約、イヤホン片耳)、47g(約、充電ケース)
- bluetooth規格
- Bluetooth 5.3
- 防水性能
- IPX4
- 型番
- HA-NP50T
【音質】
高域がややひずんでいる印象です。
特に女性ボーカルを聴くと、抜けが悪く、平面的に聴こえてしまいます。
【装着感】
イヤホン自体は軽いのですが、硬いパーツで構成されているため装着感は今ひとつです。
【使い勝手】
重量は片耳約8gで再生時間は9.5時間。防水性能はIPX4で、2機器のマルチポイントに対応しています。
【機能】
専用アプリでサウンドモードの変更が可能。音声アシスタントの起動にも対応しています。
【音漏れ】
もともとうるさくなく、100%でも耳が痛くなりませんが音漏れはします。50%で会話できます。
【7位】NTTソノリティ「nwm MBE001」
- NTTソノリティnwm MBE001
- 実勢価格: ¥9,900〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥15,000〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る¥9,900〜
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- 重量
- 9.5g(約、イヤホン片耳)
- bluetooth規格
- Bluetooth 5.2
- 防水性能
- IPX2
- 対応コーデック
- SBC、AAC、aptX
- 型番
- MBE001
【音質】
解像度は高いのですが、高域がシャリシャリする傾向。女性ボーカルで音量を上げすぎるとやや耳障りに感じます。
【装着感】
素材が硬く耳に当たる部分があります。これが気になるようだと、長時間装着は厳しいです。
【使い勝手】
重量は片耳約9.5gで再生時間は6時間と短め。急速充電も非対応で、防水性能もIPX2相当です。
【機能】
アプリのイコライザー調節には5種類のプリセットがあり、ノイズ抑制機能も搭載しています。
【音漏れ】
音漏れ抑制技術が搭載されており、音量50%でほぼ音漏れしません。会話は30%が適正です。
【9位】(nb)Audio「Open+」
- (nb)AudioOpen+
- 実勢価格: ¥10,178〜
11/12(火)23:59 まで!Amazonで見る¥11,000〜
11月11日(月)1:59 まで!楽天市場で見る¥10,178〜
- 音質
- 装着感
- 使い勝手
- 機能
- 音漏れ
- 重量
- 7g(約、イヤホン片耳)
- bluetooth規格
- Bluetooth 5.4
- 防水性能
- IPX5
- 対応コーデック
- AAC、SBC
- 型番
- OPN1-BK
【音質】
あっさりした音で低音の歯切れがよく、全体的にクッキリしています。
音量が小さめなので、ダイナミックレンジは狭いです。
【装着感】
軽くて装着感は良好です。位置もほとんどズレることがないため、音質の変化が少ないです。
【使い勝手】
重量は片耳約7gと最軽量で再生時間は6時間。急速充電には非対応で、防水性能はIPX5です。
【機能】
専用アプリが存在しないため、イコライザー調節や操作のカスタマイズには非対応です。
【音漏れ】
他製品と比べて音量が小さめですが、最大では歌詞がわかります。40%程度が会話に適切です。
ながら聴きイヤホンのおすすめ まとめ
以上、ながら聴きイヤホンのおすすめランキングでした。
今回、音質や装着感をはじめ、使い勝手や機能を比較。さらに、オープンイヤー型にはつきものの音漏れについてもテストしました。
その結果、普段使いで音楽も楽しむなら、1万6000円以上の製品がおすすめということが判明。
なかでも、ベストバイに選ばれたアンカー「Soundcore AeroFit Pro」は、LDAC対応で音質が最も優秀。
音量を上げれば通常のイヤホン並みの高音質が楽しむことができ、周りの音も聞こえやすいです。
着脱式バンドが付属しているため、ネックバンドとして使えばランニング中も落とす心配が少ないのも魅力。
また、同じくベストバイに選ばれたShokz「OpenFit Air」は、柔らかい装着感でフィット感が良好。長時間でも快適に使用することができます。
気になったアイテムは、ぜひチェックしてみてくださいね。
音楽を楽しむなら高音質のアンカー
アンカー
Soundcore
AeroFit Pro
快適な装着感で使い勝手が良いShokz
Shokz
OpenFit Air
イヤホンの売れ筋ランキングもチェック!
イヤホンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
音の解像度が高く、低音の量感もでています。音量を下げても低音の厚みが失われていません。