スマートフォンバトル・アクション編

【幽霊もUFOも存在する!ぶっ飛びオカルトバトル!!】龍幸伸「ダンダダン」

  • 龍幸伸ダンダダン
  • 実勢価格: ¥502

あらすじ

主人公は宇宙人を信じているオカルトマニア・高倉健(オカルン)と、幽霊を信じている女子高生・綾瀬桃(モモ)の2人。怪奇現象に巻き込まれた2人は仲良くなり、次々に現れる妖怪・宇宙人と戦いながら、予測不能な日々を過ごしていくことになる。現在『少年ジャンプ+』アプリ内で連載されており、人気漫画の1つとなっている。

おすすめポイント
  1. オカルト・都市伝説系が好きな人
  2. 予測不能なバトル漫画が好きな人
ジャンル
ファンタジー/バトル・アクション
掲載雑誌
少年ジャンプ+
出版社
集英社
連載期間
2021年4月6日~
巻数
既刊19巻(2025年7月3日現在)
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

日常に物足りない……そんな方におすすめなのが『ダンダダン』。怪奇な都市伝説ネタや、団塊ジュニア世代に刺さるネタのオンパレードで、読み始めたら怒涛のカオス展開にハマります。宇宙人と幽霊が同じ世界に存在しているのにも関わらず、それがごく自然に物語に溶け込んでいる。普通なら「設定が渋滞してる!」となりそうなところを、とんでもない画力と構成力でねじ伏せてきます。シリアスな戦いの中に突然挟まれるシュールなギャグ、と思いきや次の瞬間には涙腺を刺激するような展開も待っている。ジェットコースターのような緩急のつけ方が読者を飽きさせません。あっという間に最新話まで読み進めていけるでしょう。TVアニメも2期が始まっています!

【俺と一緒に世界をひっくり返さねェか!!?】尾田栄一郎「ONE PIECE」

  • 尾田栄一郎ONE PIECE
  • 実勢価格: ¥460

あらすじ

伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが処刑前に語った「ひとつなぎの大秘宝・ワンピース」を巡って、様々な海賊たちが夢と冒険を求める海洋冒険漫画。主人公のルフィは、悪魔の実の力で体がゴムのように伸び、海賊王を目指す。個性豊かな仲間たちとともに、未知の海域「偉大なる航路」を冒険していく。

おすすめポイント
  1. 壮大な物語に没入したい人
  2. 裏設定や伏線が好きな人にもおすすめ
ジャンル
アクション
掲載雑誌
週刊少年ジャンプ
出版社
集英社
連載期間
1997年34号~
巻数
既刊110巻(2024年11月1日現在)
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

こうした企画の場合、多くの方が『ONEPIECE』を推薦候補から外すだろうが、これほど長期間支持されている漫画を推薦しない理由はない。そんな『ONEPIECE』のゲキ推しポイントはズバリ、ルフィ。『ONEPIECE』には多くの伏線や裏設定、歴史、戦いなど、様々な要素が緻密に練り込まれているが、ルフィはそれらにほぼ興味がない(笑)。ひたすら自由に暴れ回る、そこが痛快。ただしルフィは何も考えていなそうで、大事なことはわかっている「任侠」の男。

【ヒーローの存在意義とは?高校生が善悪を学び成長してくのが熱い】堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」

  • 堀越耕平僕のヒーローアカデミア
  • 実勢価格: ¥460

あらすじ

超常能力“個性”を持った超人たちの存在が当たり前となった世界で、無個性の少年緑谷出久(デク)が最強ヒーロー・オールマイトから“個性”を受け継ぎ、ヒーロー養成高校の雄英高校で成長する物語。デクは、敵(ヴィラン)との戦いや仲間との絆を通じて、真のヒーローの意味を学んでいく。TV・劇場版アニメのほか、舞台公演も展開しており、実写映画の予定も。

おすすめポイント
  1. 悪役や脇役のバックボーンも気になっちゃう人
  2. 激アツの話が読みたい人
ジャンル
少年漫画
掲載雑誌
週刊少年ジャンプ
出版社
集英社
連載期間
2014年32号~2024年36・37合併号
巻数
全42巻
太良
360LiFE編集部
太良 のコメント

「ヒーローってなんだろう?」「目指すべき世界とは」のような深いテーマもありつつ、友情!努力!勝利!で爽快に進むストーリーと全キャラクターの掘り下げを両立していて、どのような視点で読んでも面白いです。第1話のセリフが最終章で出てきたり、第1巻の表紙が最終巻でセルフオマージュされたり、そういうの好きって演出もありすぎて激アツです。

【壮大な伏線回収と迫力バトル!「心臓を捧げよ!!」】諫山創「進撃の巨人」

  • 諫山創進撃の巨人
  • 実勢価格: ¥594

あらすじ

巨人に支配された世界で、人類は巨大な壁の内側にて細々と生き延びていた。しかし、突如現れた超大型巨人により壁が破られ、主人公のエレン・イェーガーは母を失う。巨人への復讐を誓い、調査兵団に入隊したエレンは、仲間と共に巨人との戦いに挑む中で、世界の秘密と自身の運命に直面するー。

全世界でのシリーズ累計発行部数が1億4000万部を突破した人気作。

おすすめポイント
  1. 人気作品で気になっているけれど未読な人
  2. グロい描写に抵抗がない人
ジャンル
ダークファンタジー
掲載雑誌
別冊少年マガジン
出版社
講談社
連載期間
2009年10月号(創刊号)〜2021年5月号
巻数
全34巻
濵田沙莉衣
LDK the Beauty編集部
濵田沙莉衣 のコメント

衝撃を受けたのは、悲惨な戦いの最中に誰かが誰かへ愛を伝えるシーンが複数描かれているところ。調査兵団壊滅寸前でミカサがエレンに伝える「マフラーを巻いてくれてありがとう」など、愛を伝える瞬間そこだけが、別世界のように美しい。「私も最期を迎えるとき、大切な人に何かを伝えられるのだろうか。そうであったらいいな」と、読んでいて感じました。

【1話1話はスカッと爽快!世代・性別を問わず楽しめます】高橋留美子「らんま1/2」

  • 高橋留美子らんま1/2
  • 実勢価格: ¥583

あらすじ

呪泉郷の呪いにかかってしまった早乙女乱馬は、水をかぶると女性に変身する体質になってしまう。父が勝手に決めた許嫁・天道あかねと反発し合いながらも、ドタバタな日常を送る。恋のライバルや強敵たちとの格闘、奇想天外な変身ギャグが満載の、ラブコメとバトルが融合した高橋留美子の名作。

2024年冬、旧作アニメとほぼ同じ声優を集めたリメイク版が公開され話題に!

おすすめポイント
  1. リメイク版のアニメを視聴して気になった人
  2. 王道ラブコメが好きな人
ジャンル
バトル系ラブコメ?
掲載雑誌
週刊少年サンデー
出版社
小学館
連載期間
1987年36号~1996年12号
巻数
全38巻
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

リメイク版アニメの放送で話題となった本作。主人公のらんま同様、水を掛けると変身してしまう個性的な登場人物ばかりで、まさに高橋留美子ワールド全開です!基本的に毎話がドタバタのバトルシーン中心の展開ですが、全体の大筋は、煮えきらないらんまとあかねの恋愛のお話。読んでいると、いじっぱりな2人にヤキモキします!(笑)

スマートフォン完結作品編

【面白さ宇宙一!! 最強バトルにわくわくすっぞ!!】鳥山明「DRAGON BALL」

  • 鳥山明DRAGON BALL
  • 実勢価格: ¥460

あらすじ

幼い頃から山奥で武道に親しんできた主人公・孫悟空が、7つ集めると願いが叶うドラゴンボールを巡って冒険するバトル漫画。悟空は仲間たちと出会いながら、友情や努力、笑いもありながら、強大な敵に立ち向かっていく。最終的に宇宙へも飛び出していく冒険譚は、日本のみならず、全世界で支持されている。

おすすめポイント
  1. とにかく痛快バトル漫画でわくわくしたい人
  2. 漫画とは何か勉強したい人
ジャンル
ファンタジー/バトル・アクション
掲載雑誌
週刊少年ジャンプ
出版社
集英社
連載期間
1984年51号~1995年25号
巻数
全42巻
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

これが最強漫画じゃないなら、何なんだレベル。その面白さを挙げればキリはないが、ゲキ推しポイントは魔人ブウとの最終バトル。「力」や「技」を極限まで磨き上げた悟空だが、1人の力では敵わない。地球の「みんな」から元気玉でパワーをもらおうとするが、「信頼」がなければ「協力」は得られない。そこでまさかのアイツが助けてくれる。最後にドラゴンボールで「とある願い」を叶えて、魔人ブウを見事撃破。人生において重要な事が詰まった素晴らしい最終バトル。

【アニメとは違う深すぎる物語 元祖「生きねば……」】宮崎駿「風の谷のナウシカ」

  • 徳間書店風の谷のナウシカ
  • 実勢価格: ¥605

あらすじ

陸地の大部分が腐海に覆われてしまった未来の地球。居住可能な土地を求めて人々は争いを続けていました。人口500人ほどの小国「風の谷」の族長の娘・ナウシカは、ある出来事でトルメキア帝国のクシャナ軍に連行されてしまうのですが……。

1984年に公開された映画版で描かれているのは、実は2巻の途中まで。設定も漫画と映画では少し異なっています。

おすすめポイント
  1. 1984年に公開した映画アニメのファン
  2. 映画の続きが知りたい人
作者
宮崎駿
薗部真一 氏
『このマンガがすごい!』元編集長
薗部真一 氏 のコメント

正直、最終巻のテーマはかなり難しい。世界が浄化されてしまったら、あの人たちはどうなるのかなと。1巻からていねいに読んで3回くらい読み直すと、「ああ、こういう話だったのか!」って腑に落ちる。突然、理解する。ナウシカの言葉と行動を見つめていくと、真実が見えてきます。やっぱり宮崎駿っていう人は、すごいこと考えてるんだなってわかる。

【読み始めたら止まらない!未読なら“まず読んでほしい”】楳図かずお「漂流教室」

面白い漫画おすすめ 小学館 漂流教室※画像はAmazonより イメージ1

※画像はAmazonより

面白い漫画おすすめ 小学館 漂流教室 イメージ2
面白い漫画おすすめ 小学館 漂流教室※画像はAmazonより イメージ1
面白い漫画おすすめ 小学館 漂流教室 イメージ2
  • 小学館漂流教室
  • 実勢価格: ¥639

※リンク先は文庫本になります。

あらすじ

“恐怖マンガ”という言葉を生み出した楳図かずおの名作。東京大地震のエネルギーで大和小学校の校舎は、人類が滅びた未来に飛ばされてしまいます。先生たちが死んでしまった中、残された862人の生徒たちはどうやって生き延びるのか。ラストまで頭の中で作り上げてから書いているというだけあり、最終回の練り上げ方が見事です。

おすすめポイント
  1. 昭和のホラー漫画が好きな人
  2. サバイバル、パニック作品が好きな人
作者
楳図かずお
巻数
全11巻
二平瑞樹 氏
漫画家、イラストレーター
二平瑞樹 氏 のコメント

恐怖描写だけではなく、母親の愛情が素晴らしかった。母が未来の息子のところへ物資を届けるため、死体に贈り物を忍ばせたりといろいろ無茶をするんですが、狂人扱いされても、めげない強さに感動しました。

【ただ 食っているだけだろう 生き物なら当然のことだ】岩明均「寄生獣」

面白い漫画おすすめ 講談社 寄生獣※画像はAmazonより イメージ1

※画像はAmazonより

面白い漫画おすすめ 講談社 寄生獣 イメージ2
面白い漫画おすすめ 講談社 寄生獣※画像はAmazonより イメージ1
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  • 講談社寄生獣
  • 実勢価格: ¥792

あらすじ

平凡な男子校生・泉新一に、ある日異変が。なんと人間を捕食する性質を持った“寄生生物”に右手をのっとられてしまったのです。そんな中で起こった、同時多発殺人事件。右手の寄生生物・ミギーと新一は共生しながら、寄生生物と対峙しますが……。

当初は『モーニングオープン増刊』で3回完結の予定でしたが、好評のため『アフタヌーン』で連載となりました。

おすすめポイント
  1. SFやサスペンスが好きな人
  2. 哲学的なテーマを持つ作品が読みたい人
作者
岩明 均
巻数
全10巻
薗部真一 氏
『このマンガがすごい!』元編集長
薗部真一 氏 のコメント

最初はただ、人間を喰っていくグロい話なんですが、話が進んでいくうち「生きるってなんだ?」っていう重いテーマに終着するという。この流れを10巻という短い話でもっていくのは、本当にすごい。

【ほのぼの日常漫画と思いきやSF要素がえげつない!】石黒正数「それでも町は廻っている」

面白い漫画おすすめ 少年画報社 それでも町は廻っている※画像はAmazonより イメージ1

※画像はAmazonより

面白い漫画おすすめ 少年画報社 それでも町は廻っている イメージ2
面白い漫画おすすめ 少年画報社 それでも町は廻っている※画像はAmazonより イメージ1
面白い漫画おすすめ 少年画報社 それでも町は廻っている イメージ2
  • 少年画報社それでも町は廻っている
  • 実勢価格: ¥550

あらすじ

主人公・嵐山歩鳥の働いているメイド喫茶を中心に話は展開。基本的に1話完結で、内容は日常を描いたコメディ、事件を解決するミステリー、感動モノなどさまざま。モブだと思っていた通行人が、のちに重要な登場人物になったり、何気ないセリフが重要なキーワードになっていたりと、あちこちに散りばめられた伏線が楽しく、何度読んでも飽きません。

おすすめポイント
  1. ちょっと不思議な世界観に浸りたい人
  2. シュールな笑いが好きな人
作者
石黒正数
ジャンル
日常
掲載雑誌
ヤングキングアワーズ
出版社
少年画報社
連載期間
2005年5月号~2016年12月号
巻数
全16巻
薗部真一 氏
『このマンガがすごい!』元編集長
薗部真一 氏 のコメント

単行本の漫画の掲載順と物語の時系列が異なっていて、どれが時系列的な物語のラストかよくわからないところも、SF脳の局地。最終巻のラストが別の話につながって世界が回り続けるって話なんですが、公式ファンブックと照らし合わせないとワケがわからない。SF好きを惹き付けてやまない時間ぐるぐる系。最終巻の“エピローグ”の破壊力もヤバイです。

スマートフォンSF・ファンタジー編

【真実を求め拒絶を恐れない信念】魚豊「チ。―地球の運動について―」

  • 魚豊チ。―地球の運動について―
  • 実勢価格: ¥759

あらすじ

キャッチコピーは「命を捨てても曲げられない信念があるか?世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?」。異端思想が「火あぶり」に処せられていた時代、主人公ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった。

2024年の冬アニメとしてNHKで放映され、話題に。史実をベースにしていますが、一部はフィクションになっています。

おすすめポイント
  1. 哲学的なテーマが好きな人
  2. 真実を求める人々に熱くなりたい人へ
ジャンル
歴史、サイエンス
掲載雑誌
ビッグコミックスピリッツ
出版社
小学館
連載期間
2020年42・43合併号~2022年20号
巻数
全8巻
佐藤京典
LDK the Beauty編集部
佐藤京典 のコメント

15世紀ヨーロッパで、「地動説」を証明するために命をかけた人々の物語。歴史漫画に苦手意識がある人でも、共感できる瞬間がたくさんあるのがポイント。みんなが「正しい」と思っていることを否定する怖さ、何より「これのためなら死んでもよい」と思えるほど夢中になれるものがある。そんな主人公たちがかっこよくて胸が打たれた。一気読み必至の一作。

【現代人が見落としがちな“食べる”重要性を教えてくれる】九井諒子「ダンジョン飯」

  • 九井諒子ダンジョン飯
  • 実勢価格: ¥682

あらすじ

冒険者のライオス一行はダンジョン深部でレッドドラゴンと対峙するも空腹の影響で油断。その結果、妹のファリンがドラゴンに食べられてしまう。ファリンの手で地上に強制転移させられたライオス、マルシル、チルチャックは、ファリンが消化される前に救出へ向かう-。

冒頭で妹が喰われるという衝撃展開に、倒した魔物を調理するという、他に類を見ない斬新な展開が魅力の一作です。

おすすめポイント
  1. 定番じゃないダンジョン物の漫画が見たい人
  2. 食べることが好きな人
ジャンル
冒険、グルメ
掲載雑誌
ハルタ
出版社
KADOKAWA
連載期間
2014年2月15日volume11〜2023年9月15日volume107
巻数
全14巻
田畑有菜
LDK the Beauty編集部
田畑有菜 のコメント

ダンジョン系漫画の中でも、存在感がひときわある「食」がテーマの一冊。倒した魔物を自分たちの栄養にするという、今までにない角度が斬新です。考えさせられるような話もある中で、重要なポイントでは必ずモグモグタイム。先ほどまで必死に戦っていた魔物が超絶美味しそうな料理になって出てくるシュールさがたまりません。

【連作短編的な感じで老若男女の誰でも読みやすい】緑川ゆき「夏目友人帳」

  • 緑川ゆき夏目友人帳
  • 実勢価格: ¥594

あらすじ

妖(あやかし)が見える少年・夏目貴志は、亡き祖母のレイコが妖たちと交わした契約を記した“友人帳”を受け継ぐ。妖から名を返すよう迫られる中、用心棒の自称・最強妖怪“ニャンコ先生”とともに、妖たちとの出会いや別れを経験し、成長していく。

切なさと優しさが溢れる、心温まる人と妖の交流譚。2024年には前期から7年ぶりにTVアニメの7期が放映されました。

おすすめポイント
  1. 妖怪とか和風とかの雰囲気が好きな人
  2. 日々の生活に疲れている人
ジャンル
ファンタジー、人間ドラマ
掲載雑誌
LaLa・LaLa DX
出版社
白泉社
連載期間
2003年7月号〜
巻数
既刊31巻(2024年9月現在)
太良
360LiFE編集部
太良 のコメント

主人公の夏目とニャンコ先生を中心に、人間や妖怪と関わるハートフルストーリーです。穏やかに進む話が多く、疲れているときに読むと癒されます。いい話だったりちょっと寂しくなったりする読後感を味わってほしいです。

【少年漫画なんですが親世代にも妙に刺さります】眞藤雅興「ルリドラゴン」

  • 集英社ルリドラゴン
  • 実勢価格: ¥460

あらすじ

ある朝、頭に角が生えていることに気付いた高校1年生の青木ルリは、母から自分が人間とドラゴンの混血だと知らされる。戸惑いながらも学校へ行くが……くしゃみで火を吐いたり放電したりと、徐々にドラゴンの力が目覚めていく。通学への不安で引きこもるルリだが、クラスメートたち周囲の理解と支えを得ながら新しい日常に適応していく。ゆるやかで温かいファンタジー青春ストーリー。

おすすめポイント
  1. ファンタジーと日常を融合させた新感覚のストーリーを楽しみたい人
作者
眞藤雅興
ジャンル
学園もの?
掲載雑誌
週刊少年ジャンプ、少年ジャンプ+
出版社
集英社
連載期間
2022年28号~2024年18号、2024年4月22日~
巻数
既刊2巻(2024年9月4日現在)
建部博
企画開発編集部 副編集長 (MONOQLO 元編集長)
建部博 のコメント

朝起きたら頭からツノが生えていた女子高校生。異常な状況なのに日常をこなそうとする主人公の心情にギョっとさせられると同時に、「急にツノが生えても実際こんなものかも」と思わされる妙な説得力に引き込まれました。ことあるごとに「ドラゴン」の影が彼女の生活に侵食してきますが、それでも日常は続いていく。『ジャンプ+』で読み始め、毎回欠かさず追っています。

【少年・マルと少女・トキオ2人の話が同時進行で語られる】石黒正数「天国大魔境」

  • 石黒正数天国大魔境
  • 実勢価格: ¥792

あらすじ

崩壊した日本を旅する少年・マルと用心棒のキルコは、「天国」と呼ばれる場所を探して危険な世界を彷徨う。一方、外の世界を知らずに育った少女・トキオたちが暮らす施設では、不穏な出来事が起こり始める-。

マルとトキオ、2つの視点が同時進行して、世界の謎が明かされていくSFアドベンチャー。2023年には「ProductionI.G」制作でTVアニメが放映されています。

おすすめポイント
  1. 複雑なストーリー展開を好む人
  2. ミステリーやサスペンス要素が好きな人
ジャンル
SF・終末系
掲載雑誌
月刊アフタヌーン
出版社
講談社
連載期間
2018年3月号~
巻数
既刊11巻(2024年10月22日現在)
今井麻裕美
360LiFE編集部
今井麻裕美 のコメント

廃墟となった日本を旅する少年・マルとボディーガードのキリコ。壁で囲まれた施設で外界を知らずに生活するマルにそっくりの女の子・トキオ。壁を隔てた外と内、この2つの場所のストーリーが交互に進んでいきます。「天国」とは?トキオとマルの関係は?時系列は?などなど、多数の伏線があるうえ読み進めると新たな謎が……と、一気に読み進めてしまいます。

スマートフォンミステリー・ホラー編

【ミステリーの面白さだけでなく登場人物の恋愛模様にも注目!】青山剛昌「名探偵コナン」

  • 青山剛昌名探偵コナン
  • 実勢価格: ¥583

あらすじ

黒ずくめの組織に毒を盛られ、子供の姿になってしまった高校生探偵・工藤新一。元の姿に戻るため、「江戸川コナン」として次々と難事件を解決しながら黒ずくめ組織の謎を追う。

劇場版アニメが毎年のように公開され、もはや説明するのも野暮な、国民的探偵漫画。個性的かつ魅力的な登場キャラクターはもとより、仕込まれたトリックを緻密な推理で解き明かしていく場面は圧巻です。

おすすめポイント
  1. TVや劇場版アニメのみで原作は未読の人
  2. 本格ミステリーが好きな人
ジャンル
ミステリー、恋愛
掲載雑誌
週刊少年サンデー
出版社
小学館
連載期間
1994年5号〜
巻数
既刊106巻(2024年10月18日発売)
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

事件のトリックは1つ1つが実際に実現可能な内容になっていてとても感心しますし、キャラクターの1人1人にきちんとバックボーンがあり、感情移入せずにはいられません!ミステリーの面白さはもちろん、恋愛模様も着々と進んでいくので、ミステリー好きも恋愛好きも、どちらも楽しめることうけあいです。既刊は100巻を超えているので、読み応えも抜群です。

【悪魔で執事ですから。】枢やな「黒執事」

  • 枢やな黒執事
  • 実勢価格: ¥770

あらすじ

19世紀末期のイギリス。名門貴族ファントムハイヴ家の若き当主・シエルは、本物の「悪魔」でもある執事・セバスチャンと契約を交わし、幼少期に両親を殺害した敵の正体を追っていた。冷酷かつ完璧なセバスチャンの力を借りながら、次々と難事件に挑む。

華麗なゴシック調の世界観とミステリー要素が魅力のダークファンタジー。連載開始から18年と息の長い人気を誇ります。

おすすめポイント
  1. 昔のイギリスが好きな人
  2. 過去に本作品を読んで止まっていた人
ジャンル
ゴシック・ダークファンタジー
掲載雑誌
月刊Gファンタジー
出版社
スクウェア・エニックス
連載期間
2006年10月号~
巻数
既刊34巻(2024年4月26日現在)
太良
360LiFE編集部
太良 のコメント

単行本の18~22巻にあたる「緑の魔女編」が、アニメ第5期として2025年4月から放映されます!絵が本当に綺麗なのでアニメ派の人にも読んでほしいです。主人公の秘密も明かされつつあるので、昔読んだけど止まってるな~って人にもおすすめです。

【6巻完結と手ごろな冊数なのもおすすめできる】タイザン5「一ノ瀬家の大罪」

  • タイザン5一ノ瀬家の大罪
  • 実勢価格: ¥502

あらすじ

主人公・一ノ瀬翼とその家族は、旅行中の交通事故によって、全員が記憶喪失になってしまう。退院後、一ノ瀬一家は自宅に戻るが、散らかり放題のリビング、一人一部屋でしかも鍵付きという家の様子から、家族それぞれが大きな秘密と闇を抱えていることに気付く。

理想の家庭とは程遠い現実、次々と覆る展開、そして衝撃的な謎が絡み合う、サスペンス要素満載の家族ミステリー。

おすすめポイント
  1. ループ構造や夢と現実の交錯などが好きな人
  2. 作品の考察が大好きな人
ジャンル
SF
掲載雑誌
週刊少年ジャンプ
出版社
集英社
連載期間
2022年50号~2023年49号
巻数
全6巻
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

『タコピーの原罪』で衝撃を与えたタイザン5先生の作品。一家全員が記憶喪失になった状況から話がスタート。謎が謎を呼び、そのたびに読者のハードルが上っていきますが、最後にしっかり越えてくるのはさすが。「タコピー」でも見せた顔のアップ、執拗な描き込みを効果的に使い、ジャンプ作品らしく飽きさせない工夫が全編にわたって散りばめられています。

【謎はすべて解けた!】天樹征丸(原作)、金成陽三(脚本)「金田一少年の事件簿 FILEシリーズ」

  • 天樹征丸、金成陽三郎、さとうふみや金田一少年の事件簿 Fileシリーズ
  • 実勢価格: ¥660

あらすじ

名探偵・金田一耕助の孫、金田一一(きんだいちはじめ)は、IQ180の頭脳と祖父譲りの推理力を持つ高校生。幼なじみの美雪、剣持刑事と協力し、次々と起こる難事件に挑む。「じっちゃんの名にかけて!」の決め台詞とともに、巧妙なトリックと緻密な伏線を暴く、本格ミステリーの金字塔。「Fileシリーズ」は、初回から1997年までに連載された長編19編をまとめたものです。

おすすめポイント
  1. 本格ミステリーにどっぷりと浸かりたい人
  2. ミステリーの初心者
ジャンル
ミステリー
掲載雑誌
週刊少年マガジン、イブニング
出版社
講談社
連載期間
1992年45号〜イブニング 2023年6号
巻数
全34巻
濵田沙莉衣
LDK the Beauty編集部
濵田沙莉衣 のコメント

「謎はすべて解けた」など、数々の名台詞が有名な本作品。主人公の金田一に真実を暴かれた犯人が自ら命を断つ、または他の登場人物の手にかかって命を落とす展開も多く、金田一が犯人へ最後にかける言葉、犯人のために流す涙も胸を打つものばかり。罪を犯したことは許されませんが、彼の言葉で少しでも安らか眠ってくれたら‥‥‥と思いを馳せています。

【退屈な時間を最高の恐怖で塗り潰してくれるはず】田口翔太郎「裏バイト:逃亡禁止」

  • 田口翔太郎裏バイト:逃亡禁止
  • 実勢価格: ¥781

あらすじ

高額報酬の“裏バイト”には、常に命の危険がつきまとう。借金を抱えた白浜和美と謎多き黒嶺ユメは、怪異や超常現象が絡んだ裏バイトに挑むが、そこには想像を超える恐怖が待ち受けていた-。毎回、絶望的な状況に追い込まれながら、ユメの特殊能力でなんとか切り抜ける戦慄のホラーサスペンス。バイト先ごとに前・中・後の3編構成で読みやすいです。

おすすめポイント
  1. 緻密な作画と鋭いホラー演出を楽しみたい人
  2. 短編集や連作を好む人
ジャンル
ホラー
掲載雑誌
マンガワン、裏サンデー
出版社
小学館
連載期間
2020年1月4日~
巻数
既刊14巻(2024年11月12日現在)
中山壮太
家電批評編集部
中山壮太 のコメント

“怪異”と呼ばれるオリジナルのホラー要素が魅力的な本作品。ストーリーは主人公の女性2人が毎話、裏バイトと呼ばれるハイリスクハイリターンのバイトにチャレンジし、怪異に遭遇、いろいろと犠牲を出しつつ主人公たちは無事に逃げ帰ってくる……というシンプルなエピソードの連続なんですが、出てくる怪異がいつも怖すぎて読む手が止まらなくなります。

スマートフォン歴史・時代物編

【心を動かす名ゼリフの数々!「火を絶やすでないぞォ」】原泰久「キングダム」

  • 集英社キングダム
  • 実勢価格: ¥680

あらすじ

紀元前、中国の戦国時代。奴隷の身分ながら「天下の大将軍」を目指す少年・信は、ある出来事をきっかけに秦王・エイ政※(以下、政)と出会う。政のもとで、信は仲間とともに成長しながら数々の戦を乗り越え、自身の夢と政が語る「中華統一」の夢へと突き進む。

実在の歴史を基に戦略・武勇・人間ドラマが入り混じった歴史大作。アニメ、実写映画も公開されている超人気作品。

おすすめポイント
  1. 逆境を乗り越えるための力が欲しい人
  2. 大河ドラマが好きな人
作者
原泰久
下田
家電批評編集部
下田 のコメント

大人気作だけに語るのも恥ずかしいですが、私自身が感じる最大の魅力はやはり、登場人物たちの行動や言葉から心動かすものをもらえる点でしょうか。主人公の信からは「前に突き進む力」、王騎や廉頗などの大将軍からは「上に立つ者の心得」、行商人の紫夏からは「無償の愛」といったように。読めば人生の糧になるはずなので、未読の人はぜひ一読を!

【穏やかな読後感に浸れる】森薫「乙嫁語り」

  • 森薫乙嫁語り
  • 実勢価格: ¥682

あらすじ

19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域を舞台に、さまざまな「乙嫁(美しいお嫁さん)」たちの物語を描いた作品。20歳のアミルが12歳のカルルクに嫁ぐところから始まり、その後も異なる文化や背景を持つ花嫁たちの生活、恋愛、結婚が丁寧に描写されるほか、厳しい自然の中で生きる人々の暮らし、風俗、時には人間の愚かさも織り交ぜながら、物語が展開していきます。

おすすめポイント
  1. 異文化や歴史に興味がある人
  2. 美しい絵と細密な描写を楽しみたい人
ジャンル
歴史フィクション
掲載雑誌
Fellows!、ハルタ、青騎士
出版社
KADOKAWA
連載期間
2008年10月14日〜
巻数
既刊15巻(2024年11月現在)
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

私は中央アジアに馴染みがなくて、ひと括りにしていましたが、地域ごとに服装や布の模様、女性の髪の隠し方が異なっていて、博物学的な読み方をしても楽しいです。描き込みが緻密なので、漫画というより画集を見ている気持ちになれます。

【搦め手的な切り口で戦国時代の歴史に触れられる】山田芳裕「へうげもの」

  • 山田芳裕へうげもの
  • 実勢価格: ¥792

あらすじ

戦国武将と数寄者(茶道に熱心な人物)の両方の顔を持つ古田左介(のちの古田織部)が、武と数奇の間で悶絶しながら乱世を生き抜いていく歴史フィクション。

茶道具ひとつでお城をもらうほどの大出世を遂げた古田織部のほか、当時の戦国武将たちの姿が面白おかしく描かれています。ちなみに、タイトルの『へうげもの』は“ひょうきん者”の意味があります。

おすすめポイント
  1. 戦国時代の茶道や美術に興味がある人
  2. “顔芸”の描写を見たい人
ジャンル
歴史
掲載雑誌
モーニング
出版社
講談社
連載期間
2005年38号〜2017年53号
巻数
全25巻
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

千利休の死後に天下一と呼ばれた茶人であり武将でもあった古田織部。群雄割拠の戦国時代に彼が当時の既成概念にとらわれない、斬新な美意識を追求していくストーリーです。彼だけでなく、三英傑(信長・秀吉・家康)や細川幽斎、加藤清正、伊達政宗などの多くの魅力的な登場人物たちが、作者独特の誇張された“顔芸”を披露してくれるのが楽しいです。

【漫画界の巨匠が描く室町時代!】ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」

  • ゆうきまさみ新九郎、奔る!
  • 実勢価格: ¥759

あらすじ

室町時代、没落寸前の名門・伊勢家に生まれた新九郎盛時は、家族を守るために知略を巡らせて、乱世を生き抜こうとする。しかし、戦乱と陰謀が渦巻くこの時代は過酷で、一筋縄にはいかなかった-。

戦国大名の先駆けともいわれる北条早雲の生涯を歴史的背景とともに描ぐ戦国群像劇。なお、早雲の設定は旧来の通説ではなく、近年主流の説が用いられています。

おすすめポイント
  1. 応仁の乱や室町幕府の政治構造について学びたい人
ジャンル
歴史
掲載雑誌
月刊!スピリッツ・週刊ビッグコミックスピリッツ
出版社
小学館
連載期間
月刊スピリッツ:2018年3月号〜2019年12月号、週刊スピリッツ:2020年7号〜連載中(隔週)
巻数
既刊18巻(2024年12月12日現在)
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

いかに室町時代が終わり、戦国時代が始まったか。歴史物としてはあまり取り上げられることが少ない、室町時代末期の歴史を垣間見ることができます。時折挟み込まれる「盛定スクリーン」で解像度が上がります。小田原出身、ひいては神奈川県民であるなら、履修必須の作品と言っても過言ではありません(笑)。

【神様・手塚治虫の後期代表作!】手塚治虫「アドルフに告ぐ」

  • 手塚治虫アドルフに告ぐ
  • 実勢価格: ¥330

あらすじ

ベルリンオリンピックの取材でドイツに来ていた日本人記者の峠草平は、弟がヒットラーの重大な秘密を文書にして日本へ送ったことが理由で不審死したこと知る。この文書の存在により、3人のアドルフ(ヒットラー、ドイツ人少年、ユダヤ人少年)の運命が交錯していく。

ナチスの秘密を軸に、第二次世界大戦から中東紛争まで人種や国境を超えた壮大な物語が展開されていきます。

おすすめポイント
  1. 人間ドラマや群像劇を好む人
  2. 第二次世界大戦に興味がある人
ジャンル
ミステリー
掲載雑誌
週刊文春
出版社
文藝春秋
連載期間
1983年1月6日号~1985年5月30日号
巻数
全5巻
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

手塚治虫後期の最高傑作との呼び声が高い漫画。第二次世界大戦当時の日本とドイツを舞台にアドルフという名前をもつ3人の男がたどった運命を描く長編作品で、冒頭にミステリー要素もあって、のめり込むように読み進めてしまう。セリフ量が多く展開も複雑。「漫画読む」より「読書する」感覚に近いので、時間があるときに読むのがおすすめ。

スマートフォン学園・スポーツ編

【『少年ジャンプ』らしい友情・努力・勝利に胸アツ!】古舘春一「ハイキュー!!」

  • 古舘春一ハイキュー!!
  • 実勢価格: ¥460

あらすじ

小柄ながら驚異的な跳躍力を持つ日向翔陽は、中学時代に惨敗した影山飛雄へリベンジを果たすべく、憧れであった烏野高校の排球部(バレー部)へ入部する。しかし同部には奇しくも影山の姿が。初めこそ衝突していた2人だが、お互いの持ち味を認め、最強のコンビとなって全国大会を目指すことになる-。

青春と情熱が詰まった王道スポーツ漫画。アニメも4期まで放映されました。

おすすめポイント
  1. スポーツをしている人や経験者
  2. 苦悩や成長、仲間との絆に共感したい人
ジャンル
スポーツ漫画
掲載雑誌
週刊少年ジャンプ
出版社
集英社
連載期間
2012年2月20日〜2020年7月20日
巻数
全45巻
LDK編集部員
テストする女性誌
LDK編集部員 のコメント

ジャンプらしい青春漫画。挫折や敗北に直面しても、仲間、時にはライバルたちと協力しながら、それを乗り越えていく姿に胸が熱くなります。脇役が中心になったり、ライバル校や県大会の1回戦で負けてしまうような弱小校にもスポットライトが当たったりなど、運動部に所属していた人、特に球技系の人であれば、共感する部分がたくさんあると思います。

【軽音部のリアルがここにある】クワハリ(原作)、出内テツオ(作画)「ふつうの軽音部」

  • クワハリ(原作)、出内テツオ(作画)ふつうの軽音部
  • 実勢価格: ¥680

あらすじ

邦楽ロックを愛する高校1年生の鳩野ちひろは楽器未経験者ながらもギターを購入、憧れの軽音部へ入部する。同じ新入部員たちとバンド「ラチッタデッラ」を結成するも、ちひろの歌声をメンバーの幸山厘に聞かれたことをきっかけに、物語は思わぬ方向へ展開していく。

バンド活動に対する動機の違いや恋愛問題など、高校生活における軽音部のリアルが、等身大で描かれています。

おすすめポイント
  1. 軽音楽部に所属している、またはしていた人
  2. 邦楽ロックが好きな人
ジャンル
日常系
掲載雑誌
少年ジャンプ+
出版社
集英社
連載期間
2024年1月14日〜
巻数
既刊4巻(2024年11月1日現在)
山田和樹
MONOQLO編集部 編集長
山田和樹 のコメント

本作を読んで私は気付きました。「これが、ふつうの軽音部だ」と。自分が軽音部だったのでわかりますが、このマンガこそ、リアル。逆にリアルすぎて「元軽音学部の人たち以外に刺さるのかな?」と考えてしまうほど。ただ、物語は単調ではなく、根っこにはジャンプらしい「努力・友情・勝利(このマンガでは「成長」かも)」があるので、アツい気持ちになります。

【絶望の淵から学生大会の頂点そしてサッカー日本代表へ!】田中モトユキ「BE BLUES!~青になれ~」

  • 田中モトユキBE BLUES!〜青になれ〜
  • 実勢価格: ¥528

あらすじ

日本代表入りを夢見る天才サッカー少年の一条龍は、不慮の事故で重傷を負ってしまう。選手生命はもとより日常生活も疑問視される中、過酷なリハビリを乗り越えた龍は、部活ができるまでに復帰。中学、そして高校サッカーで頂点を目指す。

仲間と逆境を乗り越え、成長していく青春サッカー漫画。単行本の帯には著名なサッカー選手が推薦文を寄せています。

おすすめポイント
  1. 挫折や困難を
  2. 熱い展開を
ジャンル
サッカー
掲載雑誌
週刊少年サンデー
出版社
小学館
連載期間
2011年9号~2022年46号
巻数
全49巻
山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

おすすめする最大の理由は、本作が最高のサッカー漫画だと思っているから。『キャプテン翼』から『ブルーロック』まで、数々のサッカー漫画を読んできた僕が言うんだから間違いありません。あと、僕は田中モトユキ先生の作品が大好きなんです。連載作品はバレー→野球→サッカーとすべてスポーツ。さらにどれもアツい漫画なので、ぜひ読んでほしいです。

【3球しか投げられない投手が野球部の足りないピースを埋める】住吉九「サンキューピッチ」

  • 住吉九サンキューピッチ
  • 実勢価格: ¥732

あらすじ

夜遅くまで練習していると現れ、“3球勝負”を挑んでくるという謎の男「野球部狩り」。県立横浜霜葩高校の野球部キャプテン・小堀は、その男が学内にいると推測。野球部狩りこと桐山不折を誘い出す。しかし彼は、3球しか全力投球ができないという秘密があった。

1イニングを確実に抑える「ワンポイントリリーフ」として桐山を迎えて新生した野球部が、甲子園出場を目指す物語です。

おすすめポイント
  1. 野球に詳しくない人や初心者
  2. 濃いキャラクターの会話劇が好きな人
ジャンル
野球???
掲載雑誌
少年ジャンプ+
出版社
集英社
連載期間
2024年9月3日~
山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

先生の前作の作風から普通の野球漫画ではないだろうな……という予想を裏切らず、主人公はとある理由で1日に3球しか全力投球ができない欠陥を抱えたピッチャー。「サンキュー」ってそういうことかよ……。また前作と同様、登場人物の大半がサイコパス。常識人に見えるキャラが真顔でとんでもないことを言うので、そういった意味でもワクワクが止まりません。

【平成の熱狂したレースが蘇る!】Cygames(原作)、久住太陽(漫画)、杉浦理史(脚本)、伊藤隼之介(企画構成)「ウマ娘 シンデレラグレイ」

  • Cygames(原作)、久住太陽(漫画)、杉浦理史(脚本)、伊藤隼之介(企画構成)ウマ娘 シンデレラグレイ
  • 実勢価格: ¥680

あらすじ

地方の田舎町カサマツで育った無名のウマ娘・オグリキャップは、その圧倒的な走力で地方のローカルシリーズを席巻。現シリーズよりも格段にレベルが高いトゥインクル・シリーズ(中央)へ移籍し、強豪ウマ娘たちと激闘を繰り広げながら成長していく。

実在する競走馬を擬人化したゲーム『ウマ娘』のスピンオフ漫画。2025年4月から、TVアニメが放送予定です。

おすすめポイント
  1. 競馬やゲーム『ウマ娘』シリーズのファン
  2. 熱血系の漫画が好きな人
ジャンル
スポーツ
掲載雑誌
週刊ヤングジャンプ
出版社
集英社
連載期間
2020年6月11日~
巻数
既刊18巻(2025年3月現在)
下田
家電批評編集部
下田 のコメント

第二次競馬ブームの立役者ともいえるオグリキャップが主人公。当時のレースは見ていませんが、競馬ゲーム『ダビスタ』が好きだったこともあって、実在の競走馬名を見ると、つい興味を持ってしまいます。競走馬の擬人化は賛否両論がありますが、本作はスポ根漫画として出来がよく、レースシーンも迫力抜群!大飯食らいのオグリの描写にもほっこりします。

スマートフォン人間ドラマ編

【人を殺せば地獄行きだと?それなら俺は特等席だ】野田サトル「ゴールデンカムイ」

  • 野田サトルゴールデンカムイ
  • 実勢価格: ¥564

あらすじ

ある出来事がきっかけで出会った日露戦争の帰還兵・杉元佐一とアイヌの少女アシリパは、アイヌ秘蔵の金塊を見つけるため手を組むことに。金塊の在り処は、24人の脱獄囚の刺青に隠された暗号に記されているらしいが、途中から陸軍や元新選組も加わり、激しい金塊争奪戦が繰り広げられる。

アイヌ文化や歴史、サバイバル、グルメ要素も織り交ぜた多彩な展開が特徴。

おすすめポイント
  1. 人生に冒険が足りない人
  2. 明治末期やアイヌ文化に興味がある人
ジャンル
バトルアクション
掲載雑誌
週刊ヤングジャンプ
出版社
集英社
連載期間
2014年38号〜2022年22・23合併号
巻数
全31巻
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

「ムッワァァァ」「やりやがった!!マジかよあの野郎ッ」などのネットミームを生み出した、今さら説明不要のヒット作。戦闘シーンだけではなく狩りや食事のシーンも詳細で、サバイバルに興味のある人には間違いなく刺さります。張り巡らされた伏線の回収、映画や絵画のパロディと情報量が多い漫画なので、読むのにとても体力を必要とします(笑)

【繊細なストーリーを楽しみながら料理の知識も身につく!】さもえど太郎「Artiste」

  • さもえど太郎Artiste
  • 実勢価格: ¥634

あらすじ

パリの一流レストランで働く若い料理人・ジルベールは、優れた味覚と嗅覚と持つ“芸術家”の1人。元来の気弱さが災いし、下働きの日々を過ごしていたが、陽気な新人マルコとの出会いから彼の世界は徐々に変わっていく。

料理人ジルベールの再出発と成長、そして彼がのちに出会う、画家や小説家、漫画家といった“芸術家”たちの苦悩や信念を描いた群像劇です。

おすすめポイント
  1. 人の交流を読みたい人
  2. いつも日常が何となく退屈な気がする人
ジャンル
グルメ、人情
掲載雑誌
月刊コミック@バンチ
出版社
新潮社
連載期間
2016年9月21日〜
巻数
既刊10巻(2024年12月17日現在)
佐藤京典
LDK the Beauty編集部
佐藤京典 のコメント

本作で何よりも魅力的なのは、人物にスポットライトを当てた描写。さまざまな才能・性格を持つ人物が登場するのだが、それぞれの人物の個性や葛藤、人間の温かみをていねいに描写していているのが特徴。多様な人間ドラマを見たい人におすすめ。

【レシピ本としてもおすすめできる】よしながふみ「きのう何食べた?」

  • よしながふみきのう何食べた?
  • 実勢価格: ¥792

あらすじ

ゲイであることを隠しながら弁護士として働く「シロさん」こと筧史朗と、逆にゲイであること隠さずに美容師として働く「ケンジ」こと矢吹賢二。この2人の毎日の食生活を中心に価値観の違いや同性愛カップルがゆえの葛藤、ゲイの息子とその両親がどう向き合うかなどが描かれています。西島秀俊(史朗)、内野聖陽(賢二)の出演で、TVドラマ2期と映画も公開されています。

おすすめポイント
  1. 料理やレシピ、節約、家計管理に興味がある人
  2. 性の多様性に興味がある人
ジャンル
料理、グルメ
掲載雑誌
モーニング
出版社
講談社
連載期間
2007年12号〜
巻数
既刊23巻(2024年9月20日現在)
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

バランスの取れた食事作りを日課とする弁護士の中年男性が主人公の作品。同棲する恋人も中年男性ですが、ゲイという存在や同性愛を特別なものとせず、2人の関係や仕事、家族との問題など、日常が淡々と描かれていきます。毎話、レシピ本並みの調理シーンが登場する点も特徴。この調理シーンさえストーリーと密接に関わるという奥深さがあります。

【前衛的な表現力に圧倒されます】浅野いにお「おやすみプンプン」

  • 浅野いにおおやすみプンプン
  • 実勢価格: ¥759

あらすじ

ごく普通の少年・プンプンの小学5年生から大人になるまでの日常と成長を描いた漫画。小学5年生のときに転校してきた愛子は物語の最後まで、良くも悪くもプンプンに大きな影響を与えます。本作は、主人公のプンプンとその家族がヒヨコの姿で描かれる(そのときの感情によって容姿が変わる)ほか、合間に本編とは関係のない奇行シーンが挿入されるのが、大きな特徴になっています。

おすすめポイント
  1. 小説を読むのが好きな人
  2. 現実的な人生ドラマが読みたい人
ジャンル
掲載雑誌
週刊ヤングサンデー、ビッグコミックスピリッツ
出版社
小学館
連載期間
YS:2007年15号〜2008年35号、BS:2008年47号〜2013年49号
巻数
全13巻
熊井理子
LDK the Beauty編集部
熊井理子 のコメント

普段考えていることをぜ~~~~んぶまとめてぶち込んだら、こんな作品になるのだろうなと思う漫画です。人には言えないなとすら思わないこと、シンプルな欲、簡単に生めてしまう絶望と、なんてことなく続いて見える日常と、向き合えます。

【ブラックすぎる環境ながらその先に見えるモノ創りの矜持!】宮崎克 (原作)、吉本浩二 (漫画)「ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~」

  • 宮崎克 (原作)、吉本浩二 (漫画)ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~
  • 実勢価格: ¥634

あらすじ

『ブラック・ジャック』をはじめ、数々の名作漫画を生み出した手塚治虫。本作は彼の制作現場の裏側を描いたルポルタージュ漫画です。赤塚不二夫や寺沢武一といった元アシスタント、制作マネージャー、出版社・秋田書店の担当編集など、当時の関係者の証言と残された資料をもとに、手塚治虫の壮絶な制作状況が垣間見れます。話が終わったあとの当時の解説も資料として貴重です。

おすすめポイント
  1. 漫画家や編集者の仕事に興味がある人
  2. 手塚治虫のファン
ジャンル
人間ドラマ
掲載雑誌
週刊少年チャンピオン、別冊少年チャンピオン
出版社
秋田書店
連載期間
2009年~2014年
巻数
全5巻
下田
家電批評編集部
下田 のコメント

アシスタントが朝出社するとマグロが打ち上げたように大勢の大人が廊下に転がって寝ていたり、時間稼ぎのために輪転機に砂を撒くといって印刷所を脅したりと、現在ならドン引き必至のエピソードが満載。そんなブラックな状況は、ほぼ手塚先生が生み出していますが、彼の言葉の端々から感じとれる“創り手の矜持”は、なぜか心に残るのだから不思議です。

スマートフォン恋愛・ラブコメ編

【青春が眩しくて心が洗われる】椎名軽穂「君に届け」

  • 椎名軽穂君に届け
  • 実勢価格: ¥543

あらすじ

長い黒髪に青白い肌と陰気な容姿が災いし、周囲から「貞子」と呼ばれてクラスに馴染めない主人公の黒沼爽子は、クラスの人気者・風早翔太との出会いをきっかけに、少しずつ変化していく。

高校生活を通じて、友情や恋愛に悩みながらも自分らしさを見つける、純粋で心温まる青春恋愛漫画。TVと劇場版アニメ、実写ドラマもある、人気の作品です。

おすすめポイント
  1. 高校生活や友情、恋愛に共感したい人
  2. トキメキが足りていない人
ジャンル
青春
掲載雑誌
別冊マーガレット
出版社
集英社
連載期間
2005年12月13日〜2017年11月13日
巻数
全30巻
飯野
LDK編集部
飯野 のコメント

人見知りの爽子が友達を作ったり、恋心にドキドキしながら成長していく姿は、キュンキュンしたりハラハラしたり……我が子のように応援したくなります。登場するキャラクターに悪い人がいなくて、みんな最終的に「良いやつ!」となるのも好きなポイント。全30巻と少女漫画にしてはやや長編なので、時間があるときに一気読みする漫画としてぴったりです!

【アクションやシリアスな場面とギャグシーンのギャップが魅力!】コトヤマ「よふかしのうた」

  • コトヤマよふかしのうた
  • 実勢価格: ¥583

あらすじ

不登校をきっかけに眠れなくなった中学2年生の夜守コウは、ある日の夜、誰にも告げずに1人で外出する。誰もいない夜の世界を満喫するコウは、道端で謎の少女ナズナと出会う。ナズナはコウの不眠症を直すといって自宅へ誘うが、実は彼女は吸血鬼だった-。

人間と吸血鬼の間で揺れ動く心情を描きながら、恋愛や生き方を模索していく不思議で切ない物語。

おすすめポイント
  1. よふかししたい人や眠れない人
  2. 夜の街の雰囲気や描写に魅力を感じる人
ジャンル
ファンタジー、アクション、恋愛
掲載雑誌
週刊少年サンデー
出版社
小学館
連載期間
2019年39号~2024年9号
巻数
全20巻
佐藤京典
LDK the Beauty編集部
佐藤京典 のコメント

ラジオからアーティストを通じて完成した作品というだけでもすでに面白いが、吸血鬼の常識を覆しつつも繊細に描写される感情表現の場面、そしてテンポよく描かれるアクションシーンが最高。ヒロインもとても可愛く、器用貧乏な主人公との掛け合いも心地いい。感化されて、夜ふかししたくなるような作品。無論、アニメも曲もいい。

【香港レトロな雰囲気に、冒頭10ページで圧倒されます】眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」

  • 眉月じゅん九龍ジェネリックロマンス
  • 実勢価格: ¥627

あらすじ

東洋の魔窟・九龍城砦の不動産会社に勤務する鯨井令子は、心惹かれる同僚の工藤発にかつて自分と同じ名前、同じ外見の婚約者がいたことを知る。そして、自分に過去の記憶がないことにも気付く。恋と謎が交錯する中、令子は真実を追い求める-。

過去・現在・未来が交差する大人のラブロマンス作品。2025年にはTVアニメ、そして実写映画が公開予定です。

おすすめポイント
  1. 昭和とかレトロな街が好きな人
  2. 考察系の漫画が好きな人
ジャンル
SFラブコメ
掲載雑誌
週刊ヤングジャンプ
出版社
集英社
連載期間
2019年49号~
巻数
既刊10巻(2024年10月現在)
萩原
MONOQLO編集部
萩原 のコメント

おすすめしておいてなんですが、実はこの作品、私は途中までしか読んでいません。「完結してから一気に読みたい」と心待ちにしているからです。よくある30代男女のラブコメかと思いきや、途中から「先輩の想い人が主人公と瓜二つの女性だった」という衝撃のSF展開に突入します。手元に置いて、何度も読み返しながら考察を楽しみたい作品です。

【笑えるのに、グッとくる!】谷口菜津子「じゃあ、あんたが作ってみろよ」

  • 谷口菜津子じゃあ、あんたが作ってみろよ
  • 実勢価格: ¥382

あらすじ

完璧主義で亭主関白、昭和気質の海老原勝男は、恋人の鮎美にプロポーズするも、あっさり断られてしまう。原因を知るべく、後輩の助言をもとに筑前煮を自分で作ってみるが、料理の面倒くささ、難しさに直面。これまで、彼女に対して自分がどれだけ無責任な発言をしていたのかを、身をもって実感する。

料理を通して内省する勝男の姿に、見習うべき点がある人は多いのでは?

おすすめポイント
  1. 自分の人生に迷っている人
  2. ほっこりとした日常系漫画が好きな人
ジャンル
グルメ、ドラマ
掲載雑誌
comicタント
出版社
ぶんか社
連載期間
2023年4月28日~
巻数
既刊2巻(2024年12月現在)
村上
LDK編集部
村上 のコメント

モラハラ気味の主人公が彼女にプロポーズするもあっさりフラれるのですが、よくあるスカッと系ではなくて面白い!別れを機に2人は自分の価値観や生き方を見直していって、少しずつ変化していきます。かといって重たすぎず、ほどよいコメディ感で、登場人物がみんな可愛く思えてきます。

【恋愛における人間関係や行動について参考になります】安野モヨコ「後ハッピーマニア」

  • 安野モヨコ後ハッピーマニア
  • 実勢価格: ¥880

あらすじ

45歳の専業主婦・カヨコは、結婚15年目に夫のタカハシから突然、離婚を切り出される。現実を受け止めきれないカヨコは事情を説明しようとする夫を振り切り、親友のフクちゃんの元へ。しかし、そのフクちゃんも夫の不倫に悩んでいた……。

90年代に大ヒットした『ハッピー・マニア』の続編。前作で見せたカヨコの暴走ぶりは、今作でも健在です。

おすすめポイント
  1. 夫婦関係、人間関係に悩む大人の女性
  2. 前作を読んでいた人
ジャンル
恋愛
掲載雑誌
FEEL YOUNG
出版社
祥伝社
連載期間
2019年10月号~
巻数
既刊5巻(2024年8月8日現在)
MONOQLO編集部員
テストするモノ批評誌
MONOQLO編集部員 のコメント

あのシゲタが、あのタカハシと離婚。びっくりしました。およそ20年前に「ハッピーマニア」を読んでいた当時の読者全員がびっくりしたと思います。読んでみると、「まわりにも起きてるな~こうゆうこと……」と妙に親近感を感じるリアルさ。キャリアはもちろん、不倫や離婚、友達との関係など、「あるある~!わかる~!」と共感することばかりです。

スマートフォンギャグ・日常系編

【熱いストーリーに主人公の成長 友達との絆もあり読後感がいい】西修「魔入りました! 入間くん」

  • 西修魔入りました!入間くん
  • 実勢価格: ¥528

あらすじ

クズな両親の失態により、その身を悪魔に売られた鈴木入間。ヒドイ目に遭うかと思いきや、買い取った側の大悪魔・サリバンは入間にVIP待遇で自身の“孫”になれと迫る。サリバンの押しに負けた入間は契約を交わし、悪魔として魔界の学校に通うことになる。

主人公の入間が、魔界のルールに苦しみながらも次第に仲間たちと絆を深めて成長していく、ファンタジーコメディ。

おすすめポイント
  1. 爽やかな読後感を求める人
  2. 学園ファンタジーやコメディが好きな人
ジャンル
学園、ギャグコメディ、バトル
掲載雑誌
週刊少年チャンピオン
出版社
秋田書店
連載期間
2017年14号〜
巻数
既刊40巻(2024年12月6日現在)
今井麻裕美
360LiFE編集部
今井麻裕美 のコメント

最初は、生きるために穏やかで無欲だった入間くんですが、「欲」を持つのが特徴である悪魔の仲間たちと困難を乗り越えて成長していくうちに、理想の魔界を作るため上を目指す欲が生まれ……と、エンタメ要素盛りだくさんの、これぞ少年漫画の王道です。

【歴史上の人物が多数登場!他に類を見ない種類の面白さ】増田こうすけ「増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和」

  • 増田こうすけギャグマンガ日和
  • 実勢価格: ¥543

あらすじ

聖徳太子や松尾芭蕉などの歴史上の人物や、うさみちゃんといった動物が各話の主人公となって登場する、1話完結型のギャグ漫画。歴史上の出来事や日常の1コマを独特のユーモアと風刺で描いています。作中の大半は、シュールなギャグや予測不能のギャグで閉められていますが、歴史上の人物が主人公だとまれにきちんとした情報が記載されることもあるので注意が必要です。

おすすめポイント
  1. 短編のギャグ漫画が好きな人
  2. 歴史ネタでクスッとするのが好きな人
ジャンル
ギャグ、歴史
掲載雑誌
月刊少年ジャンプ(第1 - 163幕)、ジャンプスクエア(第164幕から)、週刊少年ジャンプ
出版社
集英社
連載期間
2000年1月号~2015年12月号
巻数
全15巻
太良
360LiFE編集部
太良 のコメント

2025年4月から、15年ぶりにアニメ化!!有名キャラの聖徳太子や松尾芭蕉の話も増えているので、昔アニメ見てたなって人も楽しめます。私はギャグマンガ日和にハマった結果、聖地巡礼でいろんなところに行き、古文も読めるようになりました。

【あっという間に読めるのでスキマ時間に超おすすめ!】大橋裕之「音楽 完全版」

  • 大橋裕之音楽 完全版
  • 実勢価格: ¥644

あらすじ

不良学生の研二、太田、朝倉は思いつきで音楽バンド・古武術を結成、同じ高校のライバルバンド・古美術の森田の提案で、地元の「坂本町ロックフェスティバル」へ出演する。

本作はエピソード0となる「プロローグ」のほか、「ラーメン」「山」「漫画」という初期の大橋氏にとって重要な作品も収録。さらに、大橋氏による本作作成時の思い出話も、巻末に掲載されています。

おすすめポイント
  1. 昔バンドをやっていた人
  2. 自主制作漫画文化に興味がある人
ジャンル
音楽
出版社
カンゼン
連載期間
2019年12月09日
巻数
全1巻
建部博
企画開発編集部 副編集長 (MONOQLO 元編集長)
建部博 のコメント

「バンドやらねえか?」の1コマに圧倒されてしまい、一気読み。不良中学生がバンドに目覚めてフェスに出るだけというシンプルなストーリーながら、音を始めてあわせたときのメンバー3人の表情や、余白から「衝動」がひしひしと伝わってくるコマ割りを含めて、青臭い頃の自分を思い出してニヤニヤしてしまう。映画化もされていて、そちらもおすすめ。

【猫のいる日常に浸れてホッと一息できる】AKR「黒猫ろんと暮らしたら」

  • AKR黒猫ろんと暮らしたら
  • 実勢価格: ¥1,078

あらすじ

一人暮らしを始めることになった作者が保護猫の黒猫「くろ」(通称・ろん)を引き取り、ともに暮らす日常を描いたコミックエッセイ。おとなしく人懐っこい“ろん”の成長、散歩好きで力持ちな姿、そして新たな家族として加わった保護猫母子との触れ合いなどを、ゆるやかな筆致で綴っています。イラスト中心の構成の中に“ろん”の実際の写真も掲載。猫好きならほっこりすること間違いなしです。

おすすめポイント
  1. 猫好きや疲れた現代人
  2. コミック形式のエッセイが好きな人
ジャンル
コミックエッセイ、アニマル、ほのぼの
出版社
KADOKAWA
連載期間
2019年11月15日〜
巻数
既刊6巻(2024年12月17日現在)
佐藤京典
LDK the Beauty編集部
佐藤京典 のコメント

とにもかくにも「猫が好き。癒されたい」という人には、この作品。SNSで日記のように公開されているが、黒猫ろんと飼い主の日常を描いている。人懐っこく穏やかで優しく賢い黒猫ろんが癒しを届けてくれる本作品では、他の猫との出会いや飼い主との掛け合いも魅力で、たまに出てくる実写画像も可愛い。誰もが猫と暮らしたくなるようなハートフルな作品。

【毎月の小遣いをどうやってやりくりするかの参考になる】吉本浩二「定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ」

  • 吉本浩二こづかい万歳
  • 実勢価格: ¥792

あらすじ

45歳の漫画家・吉本浩二氏がもらえる月の小遣いは、2万1千円。この金額で1カ月間をどのようにやりくりするかを描いた、全国の「定額制夫」に捧げるルポ漫画。吉本氏本人の体験に基づいたお得感がある商品、お得に購入できる店舗がわかるほか、衝動買いでムダにお金を減らしてしまうといったクスッと笑える話、やりくりが上手な人を取材し節約術を聞くエピソードも紹介されています。

おすすめポイント
  1. お小遣い制の大人
  2. 実用的な節約テクニックが知りたい人
ジャンル
節約
掲載雑誌
モーニング
出版社
講談社
連載期間
2019年45号~
巻数
既刊8巻(2024年11月21日現在)
建部博
企画開発編集部 副編集長 (MONOQLO 元編集長)
建部博 のコメント

吉本先生自身のお小遣い制を発端に、毎回さまざまなこづかいやりくり方法をしている人と触れ合っていくストーリー。とある一話に出てくる「ステーションバー(駅の構内で缶酒を飲む行為のこと)」がネットでバズっていたことをきっかけに読み始め、一気読みしました。