バトル・アクション編
【幽霊もUFOも存在する!ぶっ飛びオカルトバトル!!】龍幸伸「ダンダダン」
- 龍幸伸ダンダダン
- 実勢価格: ¥502〜
- おすすめポイント
-
- オカルト・都市伝説系が好きな人
- 予測不能なバトル漫画が好きな人
- ジャンル
- ファンタジー/バトル・アクション
- 掲載雑誌
- 少年ジャンプ+
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2021年4月6日~
- 巻数
- 既刊19巻(2025年7月3日現在)
【俺と一緒に世界をひっくり返さねェか!!?】尾田栄一郎「ONE PIECE」
- 尾田栄一郎ONE PIECE
- 実勢価格: ¥460〜
- おすすめポイント
-
- 壮大な物語に没入したい人
- 裏設定や伏線が好きな人にもおすすめ
- ジャンル
- アクション
- 掲載雑誌
- 週刊少年ジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 1997年34号~
- 巻数
- 既刊110巻(2024年11月1日現在)
こうした企画の場合、多くの方が『ONEPIECE』を推薦候補から外すだろうが、これほど長期間支持されている漫画を推薦しない理由はない。そんな『ONEPIECE』のゲキ推しポイントはズバリ、ルフィ。『ONEPIECE』には多くの伏線や裏設定、歴史、戦いなど、様々な要素が緻密に練り込まれているが、ルフィはそれらにほぼ興味がない(笑)。ひたすら自由に暴れ回る、そこが痛快。ただしルフィは何も考えていなそうで、大事なことはわかっている「任侠」の男。
【ヒーローの存在意義とは?高校生が善悪を学び成長してくのが熱い】堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」
- 堀越耕平僕のヒーローアカデミア
- 実勢価格: ¥460〜
- おすすめポイント
-
- 悪役や脇役のバックボーンも気になっちゃう人
- 激アツの話が読みたい人
- ジャンル
- 少年漫画
- 掲載雑誌
- 週刊少年ジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2014年32号~2024年36・37合併号
- 巻数
- 全42巻
「ヒーローってなんだろう?」「目指すべき世界とは」のような深いテーマもありつつ、友情!努力!勝利!で爽快に進むストーリーと全キャラクターの掘り下げを両立していて、どのような視点で読んでも面白いです。第1話のセリフが最終章で出てきたり、第1巻の表紙が最終巻でセルフオマージュされたり、そういうの好きって演出もありすぎて激アツです。
【壮大な伏線回収と迫力バトル!「心臓を捧げよ!!」】諫山創「進撃の巨人」
- 諫山創進撃の巨人
- 実勢価格: ¥594〜
- おすすめポイント
-
- 人気作品で気になっているけれど未読な人
- グロい描写に抵抗がない人
- ジャンル
- ダークファンタジー
- 掲載雑誌
- 別冊少年マガジン
- 出版社
- 講談社
- 連載期間
- 2009年10月号(創刊号)〜2021年5月号
- 巻数
- 全34巻
衝撃を受けたのは、悲惨な戦いの最中に誰かが誰かへ愛を伝えるシーンが複数描かれているところ。調査兵団壊滅寸前でミカサがエレンに伝える「マフラーを巻いてくれてありがとう」など、愛を伝える瞬間そこだけが、別世界のように美しい。「私も最期を迎えるとき、大切な人に何かを伝えられるのだろうか。そうであったらいいな」と、読んでいて感じました。
【1話1話はスカッと爽快!世代・性別を問わず楽しめます】高橋留美子「らんま1/2」
- 高橋留美子らんま1/2
- 実勢価格: ¥583〜
- おすすめポイント
-
- リメイク版のアニメを視聴して気になった人
- 王道ラブコメが好きな人
- ジャンル
- バトル系ラブコメ?
- 掲載雑誌
- 週刊少年サンデー
- 出版社
- 小学館
- 連載期間
- 1987年36号~1996年12号
- 巻数
- 全38巻
リメイク版アニメの放送で話題となった本作。主人公のらんま同様、水を掛けると変身してしまう個性的な登場人物ばかりで、まさに高橋留美子ワールド全開です!基本的に毎話がドタバタのバトルシーン中心の展開ですが、全体の大筋は、煮えきらないらんまとあかねの恋愛のお話。読んでいると、いじっぱりな2人にヤキモキします!(笑)
完結作品編
【面白さ宇宙一!! 最強バトルにわくわくすっぞ!!】鳥山明「DRAGON BALL」
- 鳥山明DRAGON BALL
- 実勢価格: ¥460〜
- おすすめポイント
-
- とにかく痛快バトル漫画でわくわくしたい人
- 漫画とは何か勉強したい人
- ジャンル
- ファンタジー/バトル・アクション
- 掲載雑誌
- 週刊少年ジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 1984年51号~1995年25号
- 巻数
- 全42巻
これが最強漫画じゃないなら、何なんだレベル。その面白さを挙げればキリはないが、ゲキ推しポイントは魔人ブウとの最終バトル。「力」や「技」を極限まで磨き上げた悟空だが、1人の力では敵わない。地球の「みんな」から元気玉でパワーをもらおうとするが、「信頼」がなければ「協力」は得られない。そこでまさかのアイツが助けてくれる。最後にドラゴンボールで「とある願い」を叶えて、魔人ブウを見事撃破。人生において重要な事が詰まった素晴らしい最終バトル。
【アニメとは違う深すぎる物語 元祖「生きねば……」】宮崎駿「風の谷のナウシカ」
- 徳間書店風の谷のナウシカ
- 実勢価格: ¥605〜
- おすすめポイント
-
- 1984年に公開した映画アニメのファン
- 映画の続きが知りたい人
- 作者
- 宮崎駿
正直、最終巻のテーマはかなり難しい。世界が浄化されてしまったら、あの人たちはどうなるのかなと。1巻からていねいに読んで3回くらい読み直すと、「ああ、こういう話だったのか!」って腑に落ちる。突然、理解する。ナウシカの言葉と行動を見つめていくと、真実が見えてきます。やっぱり宮崎駿っていう人は、すごいこと考えてるんだなってわかる。
【読み始めたら止まらない!未読なら“まず読んでほしい”】楳図かずお「漂流教室」
- 小学館漂流教室
- 実勢価格: ¥639〜
※リンク先は文庫本になります。
- おすすめポイント
-
- 昭和のホラー漫画が好きな人
- サバイバル、パニック作品が好きな人
- 作者
- 楳図かずお
- 巻数
- 全11巻
恐怖描写だけではなく、母親の愛情が素晴らしかった。母が未来の息子のところへ物資を届けるため、死体に贈り物を忍ばせたりといろいろ無茶をするんですが、狂人扱いされても、めげない強さに感動しました。
【ただ 食っているだけだろう 生き物なら当然のことだ】岩明均「寄生獣」
- 講談社寄生獣
- 実勢価格: ¥792〜
- おすすめポイント
-
- SFやサスペンスが好きな人
- 哲学的なテーマを持つ作品が読みたい人
- 作者
- 岩明 均
- 巻数
- 全10巻
最初はただ、人間を喰っていくグロい話なんですが、話が進んでいくうち「生きるってなんだ?」っていう重いテーマに終着するという。この流れを10巻という短い話でもっていくのは、本当にすごい。
【ほのぼの日常漫画と思いきやSF要素がえげつない!】石黒正数「それでも町は廻っている」
- 少年画報社それでも町は廻っている
- 実勢価格: ¥550〜
- おすすめポイント
-
- ちょっと不思議な世界観に浸りたい人
- シュールな笑いが好きな人
- 作者
- 石黒正数
- ジャンル
- 日常
- 掲載雑誌
- ヤングキングアワーズ
- 出版社
- 少年画報社
- 連載期間
- 2005年5月号~2016年12月号
- 巻数
- 全16巻
単行本の漫画の掲載順と物語の時系列が異なっていて、どれが時系列的な物語のラストかよくわからないところも、SF脳の局地。最終巻のラストが別の話につながって世界が回り続けるって話なんですが、公式ファンブックと照らし合わせないとワケがわからない。SF好きを惹き付けてやまない時間ぐるぐる系。最終巻の“エピローグ”の破壊力もヤバイです。
SF・ファンタジー編
【真実を求め拒絶を恐れない信念】魚豊「チ。―地球の運動について―」
- 魚豊チ。―地球の運動について―
- 実勢価格: ¥759〜
- おすすめポイント
-
- 哲学的なテーマが好きな人
- 真実を求める人々に熱くなりたい人へ
- ジャンル
- 歴史、サイエンス
- 掲載雑誌
- ビッグコミックスピリッツ
- 出版社
- 小学館
- 連載期間
- 2020年42・43合併号~2022年20号
- 巻数
- 全8巻
15世紀ヨーロッパで、「地動説」を証明するために命をかけた人々の物語。歴史漫画に苦手意識がある人でも、共感できる瞬間がたくさんあるのがポイント。みんなが「正しい」と思っていることを否定する怖さ、何より「これのためなら死んでもよい」と思えるほど夢中になれるものがある。そんな主人公たちがかっこよくて胸が打たれた。一気読み必至の一作。
【現代人が見落としがちな“食べる”重要性を教えてくれる】九井諒子「ダンジョン飯」
- 九井諒子ダンジョン飯
- 実勢価格: ¥682〜
- おすすめポイント
-
- 定番じゃないダンジョン物の漫画が見たい人
- 食べることが好きな人
- ジャンル
- 冒険、グルメ
- 掲載雑誌
- ハルタ
- 出版社
- KADOKAWA
- 連載期間
- 2014年2月15日volume11〜2023年9月15日volume107
- 巻数
- 全14巻
ダンジョン系漫画の中でも、存在感がひときわある「食」がテーマの一冊。倒した魔物を自分たちの栄養にするという、今までにない角度が斬新です。考えさせられるような話もある中で、重要なポイントでは必ずモグモグタイム。先ほどまで必死に戦っていた魔物が超絶美味しそうな料理になって出てくるシュールさがたまりません。
【連作短編的な感じで老若男女の誰でも読みやすい】緑川ゆき「夏目友人帳」
- 緑川ゆき夏目友人帳
- 実勢価格: ¥594〜
- おすすめポイント
-
- 妖怪とか和風とかの雰囲気が好きな人
- 日々の生活に疲れている人
- ジャンル
- ファンタジー、人間ドラマ
- 掲載雑誌
- LaLa・LaLa DX
- 出版社
- 白泉社
- 連載期間
- 2003年7月号〜
- 巻数
- 既刊31巻(2024年9月現在)
主人公の夏目とニャンコ先生を中心に、人間や妖怪と関わるハートフルストーリーです。穏やかに進む話が多く、疲れているときに読むと癒されます。いい話だったりちょっと寂しくなったりする読後感を味わってほしいです。
【少年漫画なんですが親世代にも妙に刺さります】眞藤雅興「ルリドラゴン」
- 集英社ルリドラゴン
- 実勢価格: ¥460〜
- おすすめポイント
-
- ファンタジーと日常を融合させた新感覚のストーリーを楽しみたい人
- 作者
- 眞藤雅興
- ジャンル
- 学園もの?
- 掲載雑誌
- 週刊少年ジャンプ、少年ジャンプ+
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2022年28号~2024年18号、2024年4月22日~
- 巻数
- 既刊2巻(2024年9月4日現在)
朝起きたら頭からツノが生えていた女子高校生。異常な状況なのに日常をこなそうとする主人公の心情にギョっとさせられると同時に、「急にツノが生えても実際こんなものかも」と思わされる妙な説得力に引き込まれました。ことあるごとに「ドラゴン」の影が彼女の生活に侵食してきますが、それでも日常は続いていく。『ジャンプ+』で読み始め、毎回欠かさず追っています。
【少年・マルと少女・トキオ2人の話が同時進行で語られる】石黒正数「天国大魔境」
- 石黒正数天国大魔境
- 実勢価格: ¥792〜
- おすすめポイント
-
- 複雑なストーリー展開を好む人
- ミステリーやサスペンス要素が好きな人
- ジャンル
- SF・終末系
- 掲載雑誌
- 月刊アフタヌーン
- 出版社
- 講談社
- 連載期間
- 2018年3月号~
- 巻数
- 既刊11巻(2024年10月22日現在)
廃墟となった日本を旅する少年・マルとボディーガードのキリコ。壁で囲まれた施設で外界を知らずに生活するマルにそっくりの女の子・トキオ。壁を隔てた外と内、この2つの場所のストーリーが交互に進んでいきます。「天国」とは?トキオとマルの関係は?時系列は?などなど、多数の伏線があるうえ読み進めると新たな謎が……と、一気に読み進めてしまいます。
ミステリー・ホラー編
【ミステリーの面白さだけでなく登場人物の恋愛模様にも注目!】青山剛昌「名探偵コナン」
- 青山剛昌名探偵コナン
- 実勢価格: ¥583〜
- おすすめポイント
-
- TVや劇場版アニメのみで原作は未読の人
- 本格ミステリーが好きな人
- ジャンル
- ミステリー、恋愛
- 掲載雑誌
- 週刊少年サンデー
- 出版社
- 小学館
- 連載期間
- 1994年5号〜
- 巻数
- 既刊106巻(2024年10月18日発売)
事件のトリックは1つ1つが実際に実現可能な内容になっていてとても感心しますし、キャラクターの1人1人にきちんとバックボーンがあり、感情移入せずにはいられません!ミステリーの面白さはもちろん、恋愛模様も着々と進んでいくので、ミステリー好きも恋愛好きも、どちらも楽しめることうけあいです。既刊は100巻を超えているので、読み応えも抜群です。
【悪魔で執事ですから。】枢やな「黒執事」
- 枢やな黒執事
- 実勢価格: ¥770〜
- おすすめポイント
-
- 昔のイギリスが好きな人
- 過去に本作品を読んで止まっていた人
- ジャンル
- ゴシック・ダークファンタジー
- 掲載雑誌
- 月刊Gファンタジー
- 出版社
- スクウェア・エニックス
- 連載期間
- 2006年10月号~
- 巻数
- 既刊34巻(2024年4月26日現在)
単行本の18~22巻にあたる「緑の魔女編」が、アニメ第5期として2025年4月から放映されます!絵が本当に綺麗なのでアニメ派の人にも読んでほしいです。主人公の秘密も明かされつつあるので、昔読んだけど止まってるな~って人にもおすすめです。
【6巻完結と手ごろな冊数なのもおすすめできる】タイザン5「一ノ瀬家の大罪」
- タイザン5一ノ瀬家の大罪
- 実勢価格: ¥502〜
- おすすめポイント
-
- ループ構造や夢と現実の交錯などが好きな人
- 作品の考察が大好きな人
- ジャンル
- SF
- 掲載雑誌
- 週刊少年ジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2022年50号~2023年49号
- 巻数
- 全6巻
『タコピーの原罪』で衝撃を与えたタイザン5先生の作品。一家全員が記憶喪失になった状況から話がスタート。謎が謎を呼び、そのたびに読者のハードルが上っていきますが、最後にしっかり越えてくるのはさすが。「タコピー」でも見せた顔のアップ、執拗な描き込みを効果的に使い、ジャンプ作品らしく飽きさせない工夫が全編にわたって散りばめられています。
【謎はすべて解けた!】天樹征丸(原作)、金成陽三(脚本)「金田一少年の事件簿 FILEシリーズ」
- 天樹征丸、金成陽三郎、さとうふみや金田一少年の事件簿 Fileシリーズ
- 実勢価格: ¥660〜
- おすすめポイント
-
- 本格ミステリーにどっぷりと浸かりたい人
- ミステリーの初心者
- ジャンル
- ミステリー
- 掲載雑誌
- 週刊少年マガジン、イブニング
- 出版社
- 講談社
- 連載期間
- 1992年45号〜イブニング 2023年6号
- 巻数
- 全34巻
「謎はすべて解けた」など、数々の名台詞が有名な本作品。主人公の金田一に真実を暴かれた犯人が自ら命を断つ、または他の登場人物の手にかかって命を落とす展開も多く、金田一が犯人へ最後にかける言葉、犯人のために流す涙も胸を打つものばかり。罪を犯したことは許されませんが、彼の言葉で少しでも安らか眠ってくれたら‥‥‥と思いを馳せています。
【退屈な時間を最高の恐怖で塗り潰してくれるはず】田口翔太郎「裏バイト:逃亡禁止」
- 田口翔太郎裏バイト:逃亡禁止
- 実勢価格: ¥781〜
- おすすめポイント
-
- 緻密な作画と鋭いホラー演出を楽しみたい人
- 短編集や連作を好む人
- ジャンル
- ホラー
- 掲載雑誌
- マンガワン、裏サンデー
- 出版社
- 小学館
- 連載期間
- 2020年1月4日~
- 巻数
- 既刊14巻(2024年11月12日現在)
“怪異”と呼ばれるオリジナルのホラー要素が魅力的な本作品。ストーリーは主人公の女性2人が毎話、裏バイトと呼ばれるハイリスクハイリターンのバイトにチャレンジし、怪異に遭遇、いろいろと犠牲を出しつつ主人公たちは無事に逃げ帰ってくる……というシンプルなエピソードの連続なんですが、出てくる怪異がいつも怖すぎて読む手が止まらなくなります。
歴史・時代物編
【心を動かす名ゼリフの数々!「火を絶やすでないぞォ」】原泰久「キングダム」
- 集英社キングダム
- 実勢価格: ¥680〜
- おすすめポイント
-
- 逆境を乗り越えるための力が欲しい人
- 大河ドラマが好きな人
- 作者
- 原泰久
大人気作だけに語るのも恥ずかしいですが、私自身が感じる最大の魅力はやはり、登場人物たちの行動や言葉から心動かすものをもらえる点でしょうか。主人公の信からは「前に突き進む力」、王騎や廉頗などの大将軍からは「上に立つ者の心得」、行商人の紫夏からは「無償の愛」といったように。読めば人生の糧になるはずなので、未読の人はぜひ一読を!
【穏やかな読後感に浸れる】森薫「乙嫁語り」
- 森薫乙嫁語り
- 実勢価格: ¥682〜
- おすすめポイント
-
- 異文化や歴史に興味がある人
- 美しい絵と細密な描写を楽しみたい人
- ジャンル
- 歴史フィクション
- 掲載雑誌
- Fellows!、ハルタ、青騎士
- 出版社
- KADOKAWA
- 連載期間
- 2008年10月14日〜
- 巻数
- 既刊15巻(2024年11月現在)
私は中央アジアに馴染みがなくて、ひと括りにしていましたが、地域ごとに服装や布の模様、女性の髪の隠し方が異なっていて、博物学的な読み方をしても楽しいです。描き込みが緻密なので、漫画というより画集を見ている気持ちになれます。
【搦め手的な切り口で戦国時代の歴史に触れられる】山田芳裕「へうげもの」
- 山田芳裕へうげもの
- 実勢価格: ¥792〜
- おすすめポイント
-
- 戦国時代の茶道や美術に興味がある人
- “顔芸”の描写を見たい人
- ジャンル
- 歴史
- 掲載雑誌
- モーニング
- 出版社
- 講談社
- 連載期間
- 2005年38号〜2017年53号
- 巻数
- 全25巻
千利休の死後に天下一と呼ばれた茶人であり武将でもあった古田織部。群雄割拠の戦国時代に彼が当時の既成概念にとらわれない、斬新な美意識を追求していくストーリーです。彼だけでなく、三英傑(信長・秀吉・家康)や細川幽斎、加藤清正、伊達政宗などの多くの魅力的な登場人物たちが、作者独特の誇張された“顔芸”を披露してくれるのが楽しいです。
【漫画界の巨匠が描く室町時代!】ゆうきまさみ「新九郎、奔る!」
- ゆうきまさみ新九郎、奔る!
- 実勢価格: ¥759〜
- おすすめポイント
-
- 応仁の乱や室町幕府の政治構造について学びたい人
- ジャンル
- 歴史
- 掲載雑誌
- 月刊!スピリッツ・週刊ビッグコミックスピリッツ
- 出版社
- 小学館
- 連載期間
- 月刊スピリッツ:2018年3月号〜2019年12月号、週刊スピリッツ:2020年7号〜連載中(隔週)
- 巻数
- 既刊18巻(2024年12月12日現在)
いかに室町時代が終わり、戦国時代が始まったか。歴史物としてはあまり取り上げられることが少ない、室町時代末期の歴史を垣間見ることができます。時折挟み込まれる「盛定スクリーン」で解像度が上がります。小田原出身、ひいては神奈川県民であるなら、履修必須の作品と言っても過言ではありません(笑)。
【神様・手塚治虫の後期代表作!】手塚治虫「アドルフに告ぐ」
- 手塚治虫アドルフに告ぐ
- 実勢価格: ¥330〜
- おすすめポイント
-
- 人間ドラマや群像劇を好む人
- 第二次世界大戦に興味がある人
- ジャンル
- ミステリー
- 掲載雑誌
- 週刊文春
- 出版社
- 文藝春秋
- 連載期間
- 1983年1月6日号~1985年5月30日号
- 巻数
- 全5巻
手塚治虫後期の最高傑作との呼び声が高い漫画。第二次世界大戦当時の日本とドイツを舞台にアドルフという名前をもつ3人の男がたどった運命を描く長編作品で、冒頭にミステリー要素もあって、のめり込むように読み進めてしまう。セリフ量が多く展開も複雑。「漫画読む」より「読書する」感覚に近いので、時間があるときに読むのがおすすめ。
学園・スポーツ編
【『少年ジャンプ』らしい友情・努力・勝利に胸アツ!】古舘春一「ハイキュー!!」
- 古舘春一ハイキュー!!
- 実勢価格: ¥460〜
- おすすめポイント
-
- スポーツをしている人や経験者
- 苦悩や成長、仲間との絆に共感したい人
- ジャンル
- スポーツ漫画
- 掲載雑誌
- 週刊少年ジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2012年2月20日〜2020年7月20日
- 巻数
- 全45巻
ジャンプらしい青春漫画。挫折や敗北に直面しても、仲間、時にはライバルたちと協力しながら、それを乗り越えていく姿に胸が熱くなります。脇役が中心になったり、ライバル校や県大会の1回戦で負けてしまうような弱小校にもスポットライトが当たったりなど、運動部に所属していた人、特に球技系の人であれば、共感する部分がたくさんあると思います。
【軽音部のリアルがここにある】クワハリ(原作)、出内テツオ(作画)「ふつうの軽音部」
- クワハリ(原作)、出内テツオ(作画)ふつうの軽音部
- 実勢価格: ¥680〜
- おすすめポイント
-
- 軽音楽部に所属している、またはしていた人
- 邦楽ロックが好きな人
- ジャンル
- 日常系
- 掲載雑誌
- 少年ジャンプ+
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2024年1月14日〜
- 巻数
- 既刊4巻(2024年11月1日現在)
本作を読んで私は気付きました。「これが、ふつうの軽音部だ」と。自分が軽音部だったのでわかりますが、このマンガこそ、リアル。逆にリアルすぎて「元軽音学部の人たち以外に刺さるのかな?」と考えてしまうほど。ただ、物語は単調ではなく、根っこにはジャンプらしい「努力・友情・勝利(このマンガでは「成長」かも)」があるので、アツい気持ちになります。
【絶望の淵から学生大会の頂点そしてサッカー日本代表へ!】田中モトユキ「BE BLUES!~青になれ~」
- 田中モトユキBE BLUES!〜青になれ〜
- 実勢価格: ¥528〜
- おすすめポイント
-
- 挫折や困難を
- 熱い展開を
- ジャンル
- サッカー
- 掲載雑誌
- 週刊少年サンデー
- 出版社
- 小学館
- 連載期間
- 2011年9号~2022年46号
- 巻数
- 全49巻
おすすめする最大の理由は、本作が最高のサッカー漫画だと思っているから。『キャプテン翼』から『ブルーロック』まで、数々のサッカー漫画を読んできた僕が言うんだから間違いありません。あと、僕は田中モトユキ先生の作品が大好きなんです。連載作品はバレー→野球→サッカーとすべてスポーツ。さらにどれもアツい漫画なので、ぜひ読んでほしいです。
【3球しか投げられない投手が野球部の足りないピースを埋める】住吉九「サンキューピッチ」
- 住吉九サンキューピッチ
- 実勢価格: ¥732〜
- おすすめポイント
-
- 野球に詳しくない人や初心者
- 濃いキャラクターの会話劇が好きな人
- ジャンル
- 野球???
- 掲載雑誌
- 少年ジャンプ+
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2024年9月3日~
先生の前作の作風から普通の野球漫画ではないだろうな……という予想を裏切らず、主人公はとある理由で1日に3球しか全力投球ができない欠陥を抱えたピッチャー。「サンキュー」ってそういうことかよ……。また前作と同様、登場人物の大半がサイコパス。常識人に見えるキャラが真顔でとんでもないことを言うので、そういった意味でもワクワクが止まりません。
【平成の熱狂したレースが蘇る!】Cygames(原作)、久住太陽(漫画)、杉浦理史(脚本)、伊藤隼之介(企画構成)「ウマ娘 シンデレラグレイ」
- Cygames(原作)、久住太陽(漫画)、杉浦理史(脚本)、伊藤隼之介(企画構成)ウマ娘 シンデレラグレイ
- 実勢価格: ¥680〜
- おすすめポイント
-
- 競馬やゲーム『ウマ娘』シリーズのファン
- 熱血系の漫画が好きな人
- ジャンル
- スポーツ
- 掲載雑誌
- 週刊ヤングジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2020年6月11日~
- 巻数
- 既刊18巻(2025年3月現在)
第二次競馬ブームの立役者ともいえるオグリキャップが主人公。当時のレースは見ていませんが、競馬ゲーム『ダビスタ』が好きだったこともあって、実在の競走馬名を見ると、つい興味を持ってしまいます。競走馬の擬人化は賛否両論がありますが、本作はスポ根漫画として出来がよく、レースシーンも迫力抜群!大飯食らいのオグリの描写にもほっこりします。
人間ドラマ編
【人を殺せば地獄行きだと?それなら俺は特等席だ】野田サトル「ゴールデンカムイ」
- 野田サトルゴールデンカムイ
- 実勢価格: ¥564〜
- おすすめポイント
-
- 人生に冒険が足りない人
- 明治末期やアイヌ文化に興味がある人
- ジャンル
- バトルアクション
- 掲載雑誌
- 週刊ヤングジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2014年38号〜2022年22・23合併号
- 巻数
- 全31巻
「ムッワァァァ」「やりやがった!!マジかよあの野郎ッ」などのネットミームを生み出した、今さら説明不要のヒット作。戦闘シーンだけではなく狩りや食事のシーンも詳細で、サバイバルに興味のある人には間違いなく刺さります。張り巡らされた伏線の回収、映画や絵画のパロディと情報量が多い漫画なので、読むのにとても体力を必要とします(笑)
【繊細なストーリーを楽しみながら料理の知識も身につく!】さもえど太郎「Artiste」
- さもえど太郎Artiste
- 実勢価格: ¥634〜
- おすすめポイント
-
- 人の交流を読みたい人
- いつも日常が何となく退屈な気がする人
- ジャンル
- グルメ、人情
- 掲載雑誌
- 月刊コミック@バンチ
- 出版社
- 新潮社
- 連載期間
- 2016年9月21日〜
- 巻数
- 既刊10巻(2024年12月17日現在)
本作で何よりも魅力的なのは、人物にスポットライトを当てた描写。さまざまな才能・性格を持つ人物が登場するのだが、それぞれの人物の個性や葛藤、人間の温かみをていねいに描写していているのが特徴。多様な人間ドラマを見たい人におすすめ。
【レシピ本としてもおすすめできる】よしながふみ「きのう何食べた?」
- よしながふみきのう何食べた?
- 実勢価格: ¥792〜
- おすすめポイント
-
- 料理やレシピ、節約、家計管理に興味がある人
- 性の多様性に興味がある人
- ジャンル
- 料理、グルメ
- 掲載雑誌
- モーニング
- 出版社
- 講談社
- 連載期間
- 2007年12号〜
- 巻数
- 既刊23巻(2024年9月20日現在)
バランスの取れた食事作りを日課とする弁護士の中年男性が主人公の作品。同棲する恋人も中年男性ですが、ゲイという存在や同性愛を特別なものとせず、2人の関係や仕事、家族との問題など、日常が淡々と描かれていきます。毎話、レシピ本並みの調理シーンが登場する点も特徴。この調理シーンさえストーリーと密接に関わるという奥深さがあります。
【前衛的な表現力に圧倒されます】浅野いにお「おやすみプンプン」
- 浅野いにおおやすみプンプン
- 実勢価格: ¥759〜
- おすすめポイント
-
- 小説を読むのが好きな人
- 現実的な人生ドラマが読みたい人
- ジャンル
- 人
- 掲載雑誌
- 週刊ヤングサンデー、ビッグコミックスピリッツ
- 出版社
- 小学館
- 連載期間
- YS:2007年15号〜2008年35号、BS:2008年47号〜2013年49号
- 巻数
- 全13巻
普段考えていることをぜ~~~~んぶまとめてぶち込んだら、こんな作品になるのだろうなと思う漫画です。人には言えないなとすら思わないこと、シンプルな欲、簡単に生めてしまう絶望と、なんてことなく続いて見える日常と、向き合えます。
【ブラックすぎる環境ながらその先に見えるモノ創りの矜持!】宮崎克 (原作)、吉本浩二 (漫画)「ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~」
- 宮崎克 (原作)、吉本浩二 (漫画)ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~
- 実勢価格: ¥634〜
- おすすめポイント
-
- 漫画家や編集者の仕事に興味がある人
- 手塚治虫のファン
- ジャンル
- 人間ドラマ
- 掲載雑誌
- 週刊少年チャンピオン、別冊少年チャンピオン
- 出版社
- 秋田書店
- 連載期間
- 2009年~2014年
- 巻数
- 全5巻
アシスタントが朝出社するとマグロが打ち上げたように大勢の大人が廊下に転がって寝ていたり、時間稼ぎのために輪転機に砂を撒くといって印刷所を脅したりと、現在ならドン引き必至のエピソードが満載。そんなブラックな状況は、ほぼ手塚先生が生み出していますが、彼の言葉の端々から感じとれる“創り手の矜持”は、なぜか心に残るのだから不思議です。
恋愛・ラブコメ編
【青春が眩しくて心が洗われる】椎名軽穂「君に届け」
- 椎名軽穂君に届け
- 実勢価格: ¥543〜
- おすすめポイント
-
- 高校生活や友情、恋愛に共感したい人
- トキメキが足りていない人
- ジャンル
- 青春
- 掲載雑誌
- 別冊マーガレット
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2005年12月13日〜2017年11月13日
- 巻数
- 全30巻
人見知りの爽子が友達を作ったり、恋心にドキドキしながら成長していく姿は、キュンキュンしたりハラハラしたり……我が子のように応援したくなります。登場するキャラクターに悪い人がいなくて、みんな最終的に「良いやつ!」となるのも好きなポイント。全30巻と少女漫画にしてはやや長編なので、時間があるときに一気読みする漫画としてぴったりです!
【アクションやシリアスな場面とギャグシーンのギャップが魅力!】コトヤマ「よふかしのうた」
- コトヤマよふかしのうた
- 実勢価格: ¥583〜
- おすすめポイント
-
- よふかししたい人や眠れない人
- 夜の街の雰囲気や描写に魅力を感じる人
- ジャンル
- ファンタジー、アクション、恋愛
- 掲載雑誌
- 週刊少年サンデー
- 出版社
- 小学館
- 連載期間
- 2019年39号~2024年9号
- 巻数
- 全20巻
ラジオからアーティストを通じて完成した作品というだけでもすでに面白いが、吸血鬼の常識を覆しつつも繊細に描写される感情表現の場面、そしてテンポよく描かれるアクションシーンが最高。ヒロインもとても可愛く、器用貧乏な主人公との掛け合いも心地いい。感化されて、夜ふかししたくなるような作品。無論、アニメも曲もいい。
【香港レトロな雰囲気に、冒頭10ページで圧倒されます】眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」
- 眉月じゅん九龍ジェネリックロマンス
- 実勢価格: ¥627〜
- おすすめポイント
-
- 昭和とかレトロな街が好きな人
- 考察系の漫画が好きな人
- ジャンル
- SFラブコメ
- 掲載雑誌
- 週刊ヤングジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2019年49号~
- 巻数
- 既刊10巻(2024年10月現在)
おすすめしておいてなんですが、実はこの作品、私は途中までしか読んでいません。「完結してから一気に読みたい」と心待ちにしているからです。よくある30代男女のラブコメかと思いきや、途中から「先輩の想い人が主人公と瓜二つの女性だった」という衝撃のSF展開に突入します。手元に置いて、何度も読み返しながら考察を楽しみたい作品です。
【笑えるのに、グッとくる!】谷口菜津子「じゃあ、あんたが作ってみろよ」
- 谷口菜津子じゃあ、あんたが作ってみろよ
- 実勢価格: ¥382〜
- おすすめポイント
-
- 自分の人生に迷っている人
- ほっこりとした日常系漫画が好きな人
- ジャンル
- グルメ、ドラマ
- 掲載雑誌
- comicタント
- 出版社
- ぶんか社
- 連載期間
- 2023年4月28日~
- 巻数
- 既刊2巻(2024年12月現在)
モラハラ気味の主人公が彼女にプロポーズするもあっさりフラれるのですが、よくあるスカッと系ではなくて面白い!別れを機に2人は自分の価値観や生き方を見直していって、少しずつ変化していきます。かといって重たすぎず、ほどよいコメディ感で、登場人物がみんな可愛く思えてきます。
【恋愛における人間関係や行動について参考になります】安野モヨコ「後ハッピーマニア」
- 安野モヨコ後ハッピーマニア
- 実勢価格: ¥880〜
- おすすめポイント
-
- 夫婦関係、人間関係に悩む大人の女性
- 前作を読んでいた人
- ジャンル
- 恋愛
- 掲載雑誌
- FEEL YOUNG
- 出版社
- 祥伝社
- 連載期間
- 2019年10月号~
- 巻数
- 既刊5巻(2024年8月8日現在)
あのシゲタが、あのタカハシと離婚。びっくりしました。およそ20年前に「ハッピーマニア」を読んでいた当時の読者全員がびっくりしたと思います。読んでみると、「まわりにも起きてるな~こうゆうこと……」と妙に親近感を感じるリアルさ。キャリアはもちろん、不倫や離婚、友達との関係など、「あるある~!わかる~!」と共感することばかりです。
ギャグ・日常系編
【熱いストーリーに主人公の成長 友達との絆もあり読後感がいい】西修「魔入りました! 入間くん」
- 西修魔入りました!入間くん
- 実勢価格: ¥528〜
- おすすめポイント
-
- 爽やかな読後感を求める人
- 学園ファンタジーやコメディが好きな人
- ジャンル
- 学園、ギャグコメディ、バトル
- 掲載雑誌
- 週刊少年チャンピオン
- 出版社
- 秋田書店
- 連載期間
- 2017年14号〜
- 巻数
- 既刊40巻(2024年12月6日現在)
最初は、生きるために穏やかで無欲だった入間くんですが、「欲」を持つのが特徴である悪魔の仲間たちと困難を乗り越えて成長していくうちに、理想の魔界を作るため上を目指す欲が生まれ……と、エンタメ要素盛りだくさんの、これぞ少年漫画の王道です。
【歴史上の人物が多数登場!他に類を見ない種類の面白さ】増田こうすけ「増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和」
- 増田こうすけギャグマンガ日和
- 実勢価格: ¥543〜
- おすすめポイント
-
- 短編のギャグ漫画が好きな人
- 歴史ネタでクスッとするのが好きな人
- ジャンル
- ギャグ、歴史
- 掲載雑誌
- 月刊少年ジャンプ(第1 - 163幕)、ジャンプスクエア(第164幕から)、週刊少年ジャンプ
- 出版社
- 集英社
- 連載期間
- 2000年1月号~2015年12月号
- 巻数
- 全15巻
2025年4月から、15年ぶりにアニメ化!!有名キャラの聖徳太子や松尾芭蕉の話も増えているので、昔アニメ見てたなって人も楽しめます。私はギャグマンガ日和にハマった結果、聖地巡礼でいろんなところに行き、古文も読めるようになりました。
【あっという間に読めるのでスキマ時間に超おすすめ!】大橋裕之「音楽 完全版」
- 大橋裕之音楽 完全版
- 実勢価格: ¥644〜
7月4日(金)20時~7月11日(金)1時59分楽天koboで1巻を見る
- おすすめポイント
-
- 昔バンドをやっていた人
- 自主制作漫画文化に興味がある人
- ジャンル
- 音楽
- 出版社
- カンゼン
- 連載期間
- 2019年12月09日
- 巻数
- 全1巻
「バンドやらねえか?」の1コマに圧倒されてしまい、一気読み。不良中学生がバンドに目覚めてフェスに出るだけというシンプルなストーリーながら、音を始めてあわせたときのメンバー3人の表情や、余白から「衝動」がひしひしと伝わってくるコマ割りを含めて、青臭い頃の自分を思い出してニヤニヤしてしまう。映画化もされていて、そちらもおすすめ。
【猫のいる日常に浸れてホッと一息できる】AKR「黒猫ろんと暮らしたら」
- AKR黒猫ろんと暮らしたら
- 実勢価格: ¥1,078〜
- おすすめポイント
-
- 猫好きや疲れた現代人
- コミック形式のエッセイが好きな人
- ジャンル
- コミックエッセイ、アニマル、ほのぼの
- 出版社
- KADOKAWA
- 連載期間
- 2019年11月15日〜
- 巻数
- 既刊6巻(2024年12月17日現在)
とにもかくにも「猫が好き。癒されたい」という人には、この作品。SNSで日記のように公開されているが、黒猫ろんと飼い主の日常を描いている。人懐っこく穏やかで優しく賢い黒猫ろんが癒しを届けてくれる本作品では、他の猫との出会いや飼い主との掛け合いも魅力で、たまに出てくる実写画像も可愛い。誰もが猫と暮らしたくなるようなハートフルな作品。
【毎月の小遣いをどうやってやりくりするかの参考になる】吉本浩二「定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ」
- 吉本浩二こづかい万歳
- 実勢価格: ¥792〜
- おすすめポイント
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- お小遣い制の大人
- 実用的な節約テクニックが知りたい人
- ジャンル
- 節約
- 掲載雑誌
- モーニング
- 出版社
- 講談社
- 連載期間
- 2019年45号~
- 巻数
- 既刊8巻(2024年11月21日現在)
吉本先生自身のお小遣い制を発端に、毎回さまざまなこづかいやりくり方法をしている人と触れ合っていくストーリー。とある一話に出てくる「ステーションバー(駅の構内で缶酒を飲む行為のこと)」がネットでバズっていたことをきっかけに読み始め、一気読みしました。
日常に物足りない……そんな方におすすめなのが『ダンダダン』。怪奇な都市伝説ネタや、団塊ジュニア世代に刺さるネタのオンパレードで、読み始めたら怒涛のカオス展開にハマります。宇宙人と幽霊が同じ世界に存在しているのにも関わらず、それがごく自然に物語に溶け込んでいる。普通なら「設定が渋滞してる!」となりそうなところを、とんでもない画力と構成力でねじ伏せてきます。シリアスな戦いの中に突然挟まれるシュールなギャグ、と思いきや次の瞬間には涙腺を刺激するような展開も待っている。ジェットコースターのような緩急のつけ方が読者を飽きさせません。あっという間に最新話まで読み進めていけるでしょう。TVアニメも2期が始まっています!