最高すぎる「完結漫画 」に酔いしれよう!
多くの人が夢中になった「鬼滅の刃」。ついに完結し、最終巻発売日には書店に大行列ができていました。しかし、素晴らしい漫画は鬼滅の刃だけではありません。バトル漫画 やギャグ漫画 、少女漫画 、スポーツ漫画 など様々なジャンルに名作は存在しています。
そこで今回は、「このマンガがすごい!」元編集長をはじめとした漫画のプロたちによる、「最終回が最高か」を基準にしたおすすめの完結漫画ランキングをご紹介。お出かけが難しい今こそ、名作漫画に酔いしれるチャンスです!
……ですがまずは、やっぱりスルーできない「鬼滅の刃」について語っていきましょう!
「鬼滅の刃」社会現象漫画が完結!
鬼滅の刃 全23巻
吾峠呼世晴
集英社
累計発行部数1億2000万部、経済効果2700億円といわれる大ヒット作『鬼滅の刃』。最終巻発売日は書店にすさまじい行列ができました。ここまでみんなが「鬼滅」に夢中になった理由はどこにあるのか、識者に聞いてみました。
そう語るのは、アニメーション監督・木村氏。現役の漫画家である二平氏も
80年代のジャンプ漫画みたい
と、展開の速さに注目しています。
『このマンガがすごい!』元編集長の薗部氏は、
じっくり読みたい人には、きめ細かい読みどころがある
としつつ、同時に「それらを読み飛ばしてもカタルシスがある」(薗部氏)と評価。“漫画 の読み方”を問わず物語を味わえる点は、ヒットの要因の一つと言えるでしょう。
加えて、主人公とその周囲にはすこぶる魅力的なキャラクターが揃っています。
パワーバカの伊之助も、少年漫画には必須かなと!
我妻善逸の普通人としての感覚がいい。
一方で鬼たちの心理も丁寧に描かれているため「主人公と禰豆子の写し鏡的でありながら、また違う兄弟の絆で結ばれた堕姫と妓夫太郎の関係がとてもいい」(薗部氏)と、敵方にも感情移入しやすく、物語の世界観を広げてくれているのも作品の魅力の一つと言えるでしょう。
なお、最終回は賛否両論巻き起こるまさかの展開が用意されています。実際にその目で確かめてみてはいかがでしょうか。
人を選ばないカタルシスがヒットの要因ではないでしょうか。
残酷な世界とそれに対する思いや行動理念を丁寧かつ簡潔に描いています。
漫画のプロが選ぶ完結漫画の評価方法は?
しかし、素晴らしい漫画 は「鬼滅の刃」だけじゃないはず!……なので、いろんなジャンルの“漫画のプロ”たちに聞いて「完結済みおすすめ漫画ランキング」を作りました。
評価方法は以下のとおりです。
評価方法1:識者5名によるランキング集計
右に紹介した識者5名に「最終回が素晴らしい」「3巻以上ある」「読後感のいい」漫画を20冊セレクト依頼。1位は20点~20位は1点と点数をつけ、その結果を集計しました。
評価方法2:関係者への聞き取りも加味
漫画 が好きなライター、編集者などにも上記の基準で漫画のセレクトを依頼。こちらも同様にして点数を配分し、集計。識者のセレクト結果にプラスしてランキングを出しました。
評価方法3:Zoom会議による最終結果確認
ランキングの結果は、事前に識者に送信。その後Zoomを利用して、今回のランキングについて語り合ってもらいました。
それでは、完結済み漫画ランキング1位からおすすめ順に発表します!
漫画のプロが選んだ完結漫画おすすめランキング
宮崎駿「風の谷のナウシカ」
- 徳間書店風の谷のナウシカ
- 実勢価格: ¥605〜
テーマが深すぎ! やっぱり宮崎駿はハンパない
1位は「風の谷のナウシカ」。映画より漫画のほうが深いという意見が多数。映画ファンも絶対読むべき作品と言えます。
- おすすめポイント
-
- テーマが深い
- 映画ファンも絶対読むべき
- 作者
- 宮崎駿
あらすじ
陸地の大部分が腐海に覆われてしまった未来の地球。居住可能な土地を求めて人々は争いを続けていました。人口500人ほどの小国「風の谷」の族長の娘・ナウシカは、ある出来事でトルメキア帝国のクシャナ軍に連行されてしまうのですが……。
1984年に公開された映画で描かれているのは実は2巻の途中までで、設定も異なっています。
識者のレビュー
クシャナが超いい女。アニメでは敵同士の2人がタッグを組んで、だんだん友情が芽生えていくところがまじで燃えるんですよ。巨神兵もめちゃめちゃいいヤツだし。権力ではなく、心と心が通いあった政治のあり方、みたいなのがこれからできていくんじゃないかって。これは、時代を超えて私たちに届ける宮崎駿先生のメッセージだったんじゃないかなと。映画しか知らない人も多いけど、漫画のほうが百億倍やばい!! 最後、アスベルが謎の女と抱き合ってるけど……。叶うのならば、全編アニメ化してほしい!
正直、最終巻のテーマはかなり難しい。世界が浄化されてしまったら、あの人たちはどうなるのかなと。1巻から丁寧に読み直して、3回くらい読み直すとああ、こういう話だったのか!って腑に落ちる。突然理解する。ナウシカの言葉と行動を見つめていくと、真実が見えてきます。やっぱり宮崎駿っていう人はすごいこと考えてるんだなってわかる。
土田世紀「編集王」
- 小学館編集王
- 実勢価格: ¥693〜
漫画業界に切り込みすぎ!? 激アツ展開が“超いい”
2位は「編集王」。主人公の熱さが多くの人の心を揺さぶったようです。
- おすすめポイント
-
- 読んでいてスカッとする
- 作者
- 土田世紀
- 巻数
- 全16巻
あらすじ
『あしたのジョー』に憧れてプロボクサーを目指していた主人公のカンパチ。網膜剥離により夢を諦め、漫画雑誌の編集として、ジョーの目指す姿を追うことに。トラブルを起こしながらも、その熱さで周りの編集者や漫画家の心を動かしていきます。
漫画業界に切り込みすぎて打ち切りになるのでは?と周囲をハラハラさせた大傑作です。
識者のレビュー
カンパチが大御所の漫画家から受け取った原稿を『面白くないんですケド』と突っ返しに行くシーンが熱い。門外漢で編集部に入り、常識を破るカンパチらしい行動は、読んでいてスカッとします。最終回は前作『俺節』の歌詞エンディングの流れを汲み、言葉をフキダシでなくコマ上に縦書きで書いているのが情緒的。いいエンディングを見たな!って気持ちになります。この技法は、後の『同じ月を見ている』や『雲出づるところ』などにも引き継がれています。
編集王には、語りたいことがいっぱい。正直、僕は『編集王』がなかったら編集者になっていない。僕が将来行く道を示してくれた大事な作品です。一言でいうと“超いい”。
酒見賢一・久保田千太郎・森秀樹「墨攻」
- 小学館墨攻
- 実勢価格: ¥759〜
行き着いたのはとてもロマンのある壮大な終わり方
3位は「墨攻」。墨攻歴史系漫画が好きな人は必読です。
- おすすめポイント
-
- ストーリーの完結から未来への連結が見事
- 原作
- 酒見賢一
- 脚本
- 久保田千太郎
- 作画
- 森秀樹
- 巻数
- 全11巻
あらすじ
直木賞候補にもなった同名の歴史小説が原作。中国の戦国時代末期~秦代初期を舞台に、無差別な愛を説く「墨子」の教えを貫こうと奮闘する革離の運命を描いています。
戦いは思想を守るため、攻めではなくあえての守り。漫画の後半はオリジナルストーリーで展開。小説の続きを読みたいなら、漫画を読めばその後の墨家の運命がわかります。
識者のレビュー
ラストでは主人公の日本の歴史への関与がほのめかされており、ストーリーの完結から未来への連結が見事。墨家では死者を手厚くでなく“手薄く”弔うのが作法。仲間の遺体を崖から落とすシーンに、あぁ俺もこういう風に弔われてぇなぁと感じる。
少量の鉄で威力のある武器を作る方法、城内に侵入した敵の軍勢を一網打尽にした罠など、弱小な城にも関わらず、主人公が工夫を凝らし、強大な軍勢と戦うのが好きでした。
4位: 楳図かずお「漂流教室」
- 小学館漂流教室
- 実勢価格: ¥638〜
※リンク先は文庫本になります。
一度読んだら止まらない! 未読の方は“とりあえず読んでほしい”
4位は「漂流教室」。楳図かずお氏にしか描けない表現力が物語の深みを一層増しています。
- 作者
- 楳図かずお
- 巻数
- 全11巻
あらすじ
“恐怖マンガ”という言葉を生み出した楳図かずおの名作。東京大地震のエネルギーで大和小学校の校舎は、人類が滅びた未来に飛ばされてしまいます。
先生たちが死んでしまった中、残された862人の生徒たちはどうやって生き延びるのか。ラストまで頭の中で作り上げてから書いているというだけあり、最終回の練り上げ方が見事です。
識者のレビュー
恐怖描写だけではなく、母親の愛情が素晴らしかった。母が未来の息子のところへ物資を届けるため、死体に贈り物を忍ばせたりいろいろと無茶するんですが、狂人扱いされてもめげない強さに感動しました。
我が子がもう戻らないと覚悟する主人公のお母さんのやつれ方と目のクマがすごいが、あれはあれでハッピーエンドなのだと思う。
嫌なラストだけどそれでいい。未来でたくましく生きているのが想像できます。
5位: 工藤かずや・北崎拓「望郷戦士」
- 小学館望郷戦士
- 実勢価格: ¥528〜
子どもたちがある日突然、生き残るために銃を構える
5位は「望郷戦士」。荒れ果てた未来で希望を失わず前を向く中学生(主人公)の姿が眩しいです。
- 原作
- 工藤かずや
- 作画
- 北崎拓
- 巻数
- 全7巻
あらすじ
夏休みの旅の途中に核戦争が勃発。中学生4人と小学生1人が、世界大戦後の未来へタイムスリップしてしまいます。生き残るために銃を持ち、戦いながら故郷の東京を目指す5人。ようやくたどり着いた東京は、巨大な壁と軍隊に囲まれていて……。
原作は『ゴルゴ13』などの作品を手掛けていた工藤かずや。少年誌でありながら、ハードボイルドなのはそのためでしょうか。
識者のレビュー
『ドラゴンヘッド』と同じノリだが、ストーリー構成もラストもこっちが好み。廃ビルで指令を待つスナイパーが主人公の一行を撃とうとするが撃てないシーンは、締めが渋くてたまらない。
敵味方問わず個性的、魅力的なキャラクターが多く、エピソードもそれぞれ短くまとまっていて良い。女戦士エリノア・ベンダーも忘れられない。
6位: 原 秀則「冬物語」
- 小学館冬物語
- 実勢価格: ¥693〜
予備校で過ごす青春物語。気づいたら全巻読破しちゃってます
6位は「冬物語」。浪人生の恋愛漫画。大人になった今読むと、などまた違った角度で楽しめます。
- 作者
- 原 秀則
- 巻数
- 全7巻
あらすじ
滑り止めを含むすべての大学に落ちてしまった森川光。予備校に申し込みに行くが、そこで出会った雨宮しおりに一目惚れ。彼女と同じコースを選択したもののそこは東大専科コースでした。
優柔不断な男子がナヨナヨしているだけなのに、続きが気になり読み進めてしまうのは、まさしく作者の手腕によるもの。ラスト近辺の盛り上がりは、涙なしでは読めません。
識者のレビュー
20歳という青春まっさかりの多感な時期に、現実と折り合っていく作業をどうするか。結局、人の一生ってそんなにうまくいかないけど、長い時間かけてその中から喜びを見つけていくということの繰り返しなのかも、と思わせられます。
主人公が終始ナヨナヨ、クヨクヨしているだけと思っていたが、自分が上京してから作品の真価がわかった。最終話付近は夢のような展開だが、こういうのこそ漫画だと思う。
7位: 西原理恵子「ぼくんち」
- 小学館ぼくんち
- 実勢価格: ¥880〜
※リンク先はオールカラー特製本3冊の内容を全1巻に凝縮した“お買い得”版の商品です
可愛らしい画風だけど重く深いテーマ。感情移入してボロ泣き
7位は「ぼくんち」。可愛らしい絵柄とは反対の重く深いテーマが心に刺さります。
- 作者
- 西原理恵子
- 巻数
- 全3巻
あらすじ
四国の田舎の貧乏な漁村。そこに暮らす家族と周辺住民のストーリー。主人公一家は複雑な家庭環境で育ちますが、それは周りの人も同じ。厳しい環境に荒んでしまうことはあっても、根は優しく純粋なのが救いでした。
1997年に文藝春秋漫画賞を受賞し、これが西原理恵子初の受賞歴となります。登場人物に感情移入し、思わず涙してしまう場面も多数。
識者のレビュー
たびたび巻き起こる災難の中でたくましく成長していく兄弟に感情移入しまくる作品。最後だけ見ればある意味バッドエンドなのだが、全体を通して読めばむしろスッキリするからすごい。どうやったらこんなラストが描けるのか……。希望が持てるってのも違う。でも、いいんですよね。
それでも人は生きていくというか。実は是枝裕和監督の『誰も知らない』みたいなエグい話なんですよね。むちゃくちゃの話を可愛い絵で表現してるから読める。
8位: 岩明 均「寄生獣」
- 講談社寄生獣
- 実勢価格: ¥759〜
“シンイチ…悪魔というのを本で調べたが…一番近いのは人間だと思うぞ”
8位は「寄生獣」。生きることは尊い反面、残酷であるということにも気付かされます。大人向けバトルマンガとしても楽しめます。
- 作者
- 岩明 均
- 巻数
- 全10巻
あらすじ
平凡な男子校生・泉新一にある日異変が。なんと、人間を捕食する性質を持つ寄生生物に右手をのっとられてしまったのです。そんな中起こった同時多発殺人事件。右手の寄生生物・ミギーと新一は共生しながら、寄生生物と対峙しますが……。
当初は『モーニングオープン増刊』で3回完結の予定でしたが、好評のため『アフタヌーン』で連載となりました。
識者のレビュー
寄生生物にのっとられた自分の母親と戦わなければならない葛藤がとても好きでした。その後、急にイケイケの兄ちゃんになるところもいい。ミギーもニョロニョロでおモチみたいなのにカッコいいんですよねぇ。
最初はただ人を喰っていくグロい話なんですが、生きるってなんだ?っていう重いテーマに終着するっていう。それを10巻という短い話でもっていくのは、本当にすごい。
9位: 高橋留美子「めぞん一刻」
- 小学館めぞん一刻
- 実勢価格: ¥759〜
登場人物全員が“そこに生きている”って感じられる
9位は「めぞん一刻」。不朽の名作恋愛漫画。軽い気持ちでサクサク読めるのに、最後は心をつかんで離しません。
- 作者
- 高橋留美子
- 巻数
- 全15巻
あらすじ
おんぼろアパート「一刻館」の住人・五代裕作と管理人・音無響子のラブストーリー。奇人変人ばかり集まったアパートの人間模様を高橋留美子が軽快なタッチで描いています。
“未亡人”という聞き慣れない言葉をお茶の間にも浸透させました。『ビッグコミックスピリッツ』創刊を飾る看板連載で、月刊誌時代はほとんどを巻頭カラーで飾っていました。
識者のレビュー
気持ちの揺れ動きをずっと見せられている感じ。魅力的なサブキャラがいっぱいいて、最後は自分も親戚の1人になって、結婚式に参加しているような気持ちになる。嬉しさを一緒に味わうことができる、実にいい終わり方!
カワイイ大使の仕事ではじめてパリに行ったときに、パリの若者が『めぞん一刻を読んでみんなこたつを買い始めた』って。それくらい海外でも影響力が強い!
10位: 石黒正数「それでも町は廻っている」
- 少年画報社それでも町は廻っている
- 実勢価格: ¥550〜
ほのぼの日常漫画と思いきや、SF要素がえげつない
10位は、「それでも町は廻っている」。ランキングベスト10内で、もっとも新しい作品です。
- 作者
- 石黒正数
- 巻数
- 全16巻
あらすじ
嵐山歩鳥の働いているメイド喫茶を中心に話は展開。基本的に1話完結で、内容は日常を描いたコメディ、事件を解決するミステリー、感動モノなどさまざま。
モブだと思っていた通行人が後に重要な登場人物になったり、何気ないセリフが重要なキーワードになっているなど散りばめられた伏線が楽しく、何度読んでも飽きません。
識者のレビュー
単行本の漫画の掲載順が、物語の時系列とは異なっています。本当のところどれが時系列的な物語のラストかよくわからないところも、SF脳の局地。最終巻のラストが別の話につながっていて、世界が回り続けるって話なんですが、公式ファンブックを読みながら照らし合わせないとワケがわからない。普通に読むだけでも楽しいのに、SF好きをひきつけてやまない時間ぐるぐる系。最終巻の“エピローグ”の破壊力もヤバイです。
以上、漫画博士たちが選んだ「おすすめ完結漫画 」ランキング10選でした。
そして、まだ終わりではありません。今回のランキングには入らなかったものの、漫画 のプロたちが個人的に「最終回が最高だった」 と思う完結漫画 を追加で紹介してもらいました。
面白い漫画 がたくさんありますよ! それではどうぞ!
もっと語りたい! 個人的「最終回が最高だった」マンガ15選
さて、ここからはランキングには入らなかったものの、絶対みんなに紹介したい「最高の最終回」を迎えた漫画 たちのご紹介です。5人の識者が自分の推しを2~3冊セレクトしてくれました。
それでは、それぞれがオススメする漫画 を識者のレビュー付きでご覧ください。
薗部真一氏のおすすめ完結漫画 3選
こうの史代「この世界の片隅に」
- 双葉社この世界の片隅に
- 実勢価格: ¥594〜
原作にも真剣に向き合ってほしい
- 作者
- こうの史代
- 巻数
- 全3巻
映画が話題ですが、原作もいい! 著者自身が左手で描いたページ、口紅で描いたページなどすべての技巧がラストへの必然的な流れにつながっています。
藤子・F・不二雄「ドラえもん(6巻)」
- 小学館ドラえもん(6巻)
- 実勢価格: ¥528〜
当初予定されていた本当の最終巻
- 作者
- 藤子・F・不二雄
- 巻数
- 45巻
ドラえもんは平然と続くので、今ではああいう技巧のように思われているが、本当に執筆時にはここで終わるはずだったんです。“ウソ800”は最強の道具!
みつはしちかこ「小さな恋のものがたり」
- 学研小さな恋のものがたり
- 実勢価格: ¥1,069〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥1,069〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥1,188〜
2人の恋が悲しく美しいラストに繋がる
- 作者
- みつはしちかこ
伝説の長編。どんな“小さな恋”にも、本当はすごく長くて切なくて、いろいろな想いを含んだ時間があるんだ。読み終わったあとそんなことを考えました。
山下メロ氏のおすすめ完結漫画 3選
業田良家「自虐の詩」
- 竹書房自虐の詩
- 実勢価格: ¥1,131〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥1,131〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥1,257〜
物語が積み重なって変化していく過程もいい
- 作者
- 業田良家
- 巻数
- 全2巻
日本一泣けると有名な四コマ。オチを繰り返し浴びていくうちに感情移入。そして物語はわずかに変化していき……最後の展開には思わず感極まりました。
松本大洋「花男」
- 小学館花男
- 実勢価格: ¥759〜
映画のような演出の中で描かれる父子の関係性
- 作者
- 松本大洋
- 巻数
- 全3巻
野球がテーマの漫画。短い話数の中で、きっちり終わっているところに好感が持てる。泣ける作品とは思えないのに、最後に持って行かれるこの感じ!
土田世紀「俺節」
- 小学館俺節
- 実勢価格: ¥693〜
ストーリーがいちいち濃くて目が離せない
- 作者
- 土田世紀
- 巻数
- 全9巻
演歌歌手を志す青年の物語。正直言えばあっけない終わり方とも言えるが、それこそが演歌的であり、むしろこれまでの展開が生きてくるような幕引き。
木村 優氏のおすすめ完結漫画 2選
高野苺「orange」
- 双葉社orange
- 実勢価格: ¥648〜
みんな幸せな人生を選びたくなる!
- 作者
- 高野苺
- 巻数
- 全7巻
未来を変えようともがく高校生の青春SF。登場人物全員性格がいいっていう奇跡の漫画。自分が社畜だった時代に読んで泣いて癒されてたな~~~。
松本大洋「鉄コン筋クリート」
- 小学館鉄コン筋クリート
- 実勢価格: ¥759〜
主人公2人が想い合うニコイチさが素敵!
- 作者
- 松本大洋
- 巻数
- 全3巻
松本大洋先生の代表作。街が変わってしまうのはいいことなのか、悪いことなのかわからない。それでも僕たちはここで生きていくっていうグレーさが好き。
二平瑞樹氏のおすすめ完結漫画 3選
横山光輝「三国志」
- 潮出版社三国志
- 実勢価格: ¥630〜
これがないとはじまらない
- 作者
- 横山光輝
- 巻数
- 全60巻
劉備玄徳の立身出世物語。中国の覇権を巡って魅力的な英雄たちが次々と登場。三国志をテーマにした漫画は数々ありますが、まずはここからでしょう!
武田鉄矢/小山ゆう「お~い!竜馬」
- 小学館お~い!竜馬
- 実勢価格: ¥759〜
歴史上の人物たちが人間臭くて身近に思える
- 原作
- 武田鉄矢
- 作画
- 小山ゆう
- 巻数
- 全23巻
竜馬が不思議な魅力でみんなの心を揺さぶっていく様子が面白い! 幼少期から描かれ、身近に感じられた登場人物が志半ばで死んでいく姿に涙……。
巻来功士「ゴッドサイダー」
- 集英社ゴッドサイダー
- 実勢価格: ¥594〜
グロテスクの魅力を教えてくれた名作!
- 作者
- 巻来功士
- 巻数
- 全8巻
神と悪魔、両方の血を引く主人公の葛藤ストーリー。最後は大団円! よくある展開といえばそうなのですが、すごい画力と構成でグイグイ読まされます。
サンカンオー氏のおすすめ完結漫画 3選
小林まこと「柔道部物語」
- 講談社柔道部物語
- 実勢価格: ¥759〜
床屋でチラ読みして最終巻まで即購入した
- 作者
- 小林まこと
- 巻数
- 全11巻
小林まこと先生が感情移入して描いたという柔道青春漫画。今でも数年に一度は読み返す。流した涙の量を思えばダントツ1位で好きだと言い切れる。
さいとう・たかを「サバイバル」
- リイド社サバイバル
- 実勢価格: ¥565〜
これを読めば実際のサバイバルで生き残れる!?
- 作者
- さいとう・たかを
- 巻数
- 全11巻
少年が過酷な状況下で生き抜く姿を描く。大人への憧れや旅の中で成長する姿が丁寧に描かれている。実際の状況下でも役に立ちそうな知識も豊富!
つの丸「みどりのマキバオー」
- 集英社みどりのマキバオー
- 実勢価格: ¥711〜
男の生き方と死に様を学んだ
- 作者
- つの丸
- 巻数
- 全10巻
ゆるいギャグじゃない、これは正統派競馬漫画だ。いかん、思い出しただけで泣きそう。相棒のネズミがやたらとカッコよく、最終回の熱量も高い。
以上、識者がオススメする個人的「最終回が最高」な完結済みマンガのご紹介でした。
さらに、まだまだ最高の最終回について語り足りない! という識者3人のアフタートークを以下のリンクからお楽しみいただけます。識者それぞれが理想とする気持ちいい最終回とは何か、おすすめの漫画などを思う存分語り合ってもらったので、ぜひチェックしてみてください。
▼識者3人のアフタートークはこちら
▼ジャンプ漫画おすすめランキングもどうぞ!
いかがでしたか?
最近では電子書籍でも読むことができる作品が増え、より手軽に漫画を楽しめるようになっています。今回のおすすめ人気ランキングを参考にして、ぜひお気に入りの漫画 を見つけてみてくださいね!
昼ドラのようにテンポの良い展開が女性にも好まれた理由かも