2万円台のワイヤレスイヤホンはコスパが高い!
最近は、1万円以下で買えるワイヤレスイヤホンにも、ノイズキャンセリング機能などを搭載したモデルが増えてきました。しかし、実はコスパが高くお値打ち感があるのは2万円台のモデルなんです。
その理由は、LDACなどの高音質コーデックに対応したモデルがあり、より強力なノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能を搭載しているからです。
イヤホンメーカー各社も2万円台の製品開発に力を入れており、ハイエンドな上位製品との差がどんどん縮まっています。となると、いったいどれを選べばよいのか迷いますよね。
そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部が、ノイズキャンセリング(ノイキャン)機能を搭載するワイヤレスイヤホンで、注目度の高い2万円台(検証時)のイヤホンを11製品ピックアップ。
音質はもちろん、ノイキャンの効果や外音取り込みの性能を含めた使い勝手を音のプロと一緒に検証しました。
2万円クラスと高級機の違いは?
2万円台の製品は、音質や機能面では高級機に劣りますがコスパに優れており、実は入門機に最適なモデルです。
高価格帯の製品は、すべてにおいて高いレベルを追求し、より快適なリスニング体験を提供します。
今回比較する価格帯はここ!
2万円台のワイヤレスイヤホンのテスト方法は?
今回は、オーディオライターのゴン川野さん、クラシック音楽ファシリテーターの飯田有抄さんと一緒に、2万円台のワイヤレスイヤホン11製品をテストしました。
音質に加えてノイズキャンセリングやマイク性能などを総合的に評価し、合計点で順位づけ。音質の良しあしだけでなく、使い勝手も重視したランキングとなっています。
なお、評価手法は、あくまでも“2万円台”の枠組みの中で採点しています。
音質をはじめ6項目をテスト
テスト1:音質
サウンドを構成する重要な要素、解像度、クリアさ、音域のバランス、音像定位、ダイナミクスを検証し、得点をまとめます。
テスト2:装着感
装着した際に圧迫感はないか? 外れやすくはないか? 長時間装着して痛みなどは出ないか? をチェックしました。
テスト3:外音取り込み
音楽を聴きながら、話し声や周囲の音、人や車の距離感がわかるかどうか。また、取り込んだ音声が自然に聞こえるかを検証しました。
テスト4:ノイズキャンセリング
飛行機の機内で聞こえるエンジン音をどれほど低減できるか。また、カフェ店内で話し声などを遮断できるかを確認します。
テスト5:マイク性能
ノイズのある環境で録音した音声を確認して音の濁りやノイズの多さ、聞き取りやすさをチェック。ノイズカットも確認しました。
テスト6:スマホアプリ
アプリに搭載されている機能(イコライザーやノイズキャンセリングの調節など)の豊富さや操作性を確認します。
11製品もあるので聴き比べが楽しみです。
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、ワイヤレスイヤホンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||||||
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パナソニックテクニクス EAH-AZ60M2
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7g(約、イヤホン片側)、45g(ケース) |
AAC/LDAC |
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JBLJBL Live Beam 3
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5g(イヤホン片側)、72g(ケース) |
AAC/LDAC/LC3(対応予定) |
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JBLTOUR PRO 2
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6.1g(イヤホン片側)、73g(ケース) |
AAC/LC3※対応予定 |
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オーディオテクニカATH-TWX7
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4.7g(イヤホン片側)、47.5g(ケース) |
AAC/LDAC |
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ステイタス・オーディオBetween 3ANC
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6g(イヤホン片側)、36g(ケース) |
AAC |
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Beats by DreBeats Studio Buds +
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5g(イヤホン片側)、49g(ケース) |
AAC |
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フェンダーオーディオFender Audio Tour True Wireless Earbuds
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9.7g(イヤホン片側)、40g(ケース) |
aptX |
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Bowers & WilkinsPi5 S2
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6g(イヤホン片側)、47g(ケース) |
AAC/aptX |
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クリエイティブAurvana Ace 2
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4.7g(イヤホン片側)、37.2g(ケース) |
AAC/aptX/LC3 |
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ハイファイマンSvanar Wireless Jr
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8g(イヤホン片側)、83.7g(ケース) |
AAC/LDAC |
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マーシャルMOTIF II A.N.C
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4.31g(イヤホン片側)、47.1g(ケース) |
AAC/LC3 |
【1位】パナソニック「テクニクス EAH-AZ60M2」
- パナソニックテクニクス EAH-AZ60M2
- 実勢価格: ¥26,149〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥26,600〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥26,598〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
解像度や音域のバランスに優れたイヤホン
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング1位でベストバイは、A+評価のパナソニック(Panasonic)「テクニクス EAH-AZ60M2」。
この価格でこの音はスゴい! と唸る感動の音質。解像度は極めて高く、オーボエやクラシックギターの立ち上がりに聞こえるわずかなノイズまで届けてくれ、生々しく臨場感あふれるサウンドを堪能できました。
ロックなどの音圧がある音楽でも、クリアで力強い低音と繊細な中高音を表現しているので、まさに音楽ジャンルを問わず楽しめるサウンドです。
また、デュアルハイブリッド型アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを搭載し、周囲の騒音をしっかりと遮断しながら、必要な音を取り込むことも可能。電車や飛行機での移動中も音楽に集中したいときや、周囲の音に気を配りながら音楽を楽しみたいときなどに最適です。
さらに、最大7時間の長時間再生、Qi規格によるワイヤレス充電など、充実した機能も備えています。
- おすすめポイント
-
- LDACに対応
- 装着感がいい
- ワイヤレス充電
- がっかりポイント
-
- 外音取り込みがやや弱い
- 重量
- 7g(約、イヤホン片側)、45g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC/LDAC
- 型番
- EAH-AZ60M2-K
音の傾向
【音質】解像度が高くクリアな音質がいい
クリアなサウンドがどんなジャンルにも合う
高い解像度で音の粒立ちもよく、くっきりした音が再現されます。高域は輪郭がシャープですが、とがりすぎず聴きやすい。中域はボーカルやギターなどの伸びがよくふくよかで、低域は解像度を落とさずに量感が出ています。
解像度は高いです。音の粒立ちもよく、くっきりした音質で◎
音楽表現を聴かせようという意欲を感じます。好きな曲で感動できる音作りです。
【装着感】フィット感がよく長時間でも疲れない
安定性に優れランニングもOK
オーソドックスな形状なので、フィットしやすく長時間の使用でも疲れにくいです。イヤーピースが7種類付属し、小ぶりなXSサイズやSサイズも付属するので、耳の小さい人も安心です。
【ノイズキャンセリング】金属的な音はキャンセルしにくい
飛行機や電車の騒音には◎
ノイズキャンセリングの効果は高く、飛行機のエンジン音は効果的に遮断。カフェでは、人の声は低減されたものの、カトラリーの金属音は耳障りな程度に残りました。
外音取り込みがやや弱い
パナソニック「テクニクス EAH-AZ60M2」の唯一のウイークポイントが、外音取り込み。2種類のアンビエントモードを搭載していますが、どちらも効果は弱いです。
室内での話し声は少し距離があると聞こえにくいと感じますし、距離感もつかみにくいです。
ワイヤレス充電
ワイヤレス充電が便利です。
▼11製品中1位を獲得したテスト項目
- 解像度(音質)
- クリアさ(音質)
- 音域のバランス(音質)
- 音像定位(音質)
- ダイナミクス(音質)
- 装着感
- アプリ
【2位】JBL「JBL Live Beam 3」
- JBLJBL Live Beam 3
- 実勢価格: ¥20,980〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥21,209〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥20,980〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
充電ケースにディスプレイ!音質も使い勝手もいい
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング2位は、A評価のJBL「JBL Live Beam 3」。
ブランド初のLDACコーデックに対応し、より高音質なモデルとなりました。その結果、音質が同社の上位機(JBL「JBL Tour Pro 2」)に勝り11製品中2位にランクイン。
低域はパワフルで量感たっぷり。それでいて野暮ったくならずにクリアで解像度が高いのはさすが。
ノイキャンも優秀で、環境音をしっかり遮断します。
- おすすめポイント
-
- LDACに対応
- 充電ケースのタッチ液晶が使いやすい
- 連続再生がイヤホン単体で12時間と長い
- がっかりポイント
-
- 充電ケースがやや重い
- 重量
- 5g(イヤホン片側)、72g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC/LDAC/LC3(対応予定)
- 型番
- JBLLIVEBEAM3BLU
音の傾向
【音質】迫力ある低音とキレのある高音
バスドラムの音がズンズン響くパワフルな低域。しかし音圧だけある雑な音ではなく、ベースの音などしっかりと聴き取れます。中域から高域もキレがあり、迫力満点!
ハイレゾ対応で解像度が高まり、より魅力的に。音質的にはかなりおすすめ。
【装着感】
充電ケースの画面で音量調節などができる
1.45インチのタッチスクリーンディスプレイ搭載で、音量調節、曲の再生/停止、イコライザー選択などが簡単に行えます。スマホを取り出す必要がなく、快適に音楽を楽しめます。
▼11製品中1位を獲得したテスト項目
- アプリ
【3位】JBL「JBL Tour Pro 2」
- JBLTOUR PRO 2
- 実勢価格: ¥23,500〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥23,500〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥23,964〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
しっとりしたつやのある音でボーカルを際立たせる
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング3位は、A評価のJBL「JBL Tour Pro 2」。
今回11製品中2位のJBL「JBL Live Beam 3」と同様に、力強い低音とクリアな中高音からなるパワフルなサウンドが魅力。空間表現が得意で音像定位が明確なのも高評価でした。
ボーカルをしっかりと際立たせてくれて、オーケストラとの相性もいいです。
ノイキャン性能は、人の声やカトラリーの音が残るものの、性能に不満なく合格レベルです。
- おすすめポイント
-
- パワフルで迫力のあるサウンド
- 充電ケースのタッチ液晶が使いやすい
- がっかりポイント
-
- LDACコーデック非対応
- 重量
- 6.1g(イヤホン片側)、73g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC/LC3※対応予定
- 再生時間(ANCオン)
- 8時間(約、最大)
- 再生時間(ANCオフ)
- 10時間(約、最大)
- 防水・防塵性能
- IPX5
- 型番
- TOUR PRO 2 CHAMPAGNE GOLD
音の傾向
【アプリ】専用アプリが使いやすい
充電ケースのタッチ液晶は便利ですが、専用アプリもなかなか使い勝手がいいです。
ノイキャンや外音取り込みの調節、イコライザーのカスタムはもちろん、イヤホン本体を見つける機能もあります。
▼11製品中1位を獲得したテスト項目
- アプリ
【4位】オーディオテクニカ「ATH-TWX7」
- オーディオテクニカATH-TWX7
- 実勢価格: ¥20,160〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥20,927〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥21,090〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
癖のない音質でジャンルを問わない
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング4位は、A評価のオーディオテクニカ「ATH-TWX7」。
音質はクリアでどの帯域も鮮明。音域のバランスにも優れていました。
低域から中域は量感があり表現豊か。高域はツヤが素晴らしく、ピアノやバイオリンの音質が際立ちます。癖がないのでどんなジャンルでもOK。
ヒアスルー機能は外音をしっかりと取り込め、音楽を聴きながらも会話がしっかり聞こえます。
- おすすめポイント
-
- 装着性がよく、長時間の使用でも疲れない
- 外音取り込みの性能
- がっかりポイント
-
- 通話マイクの性能
- 重量
- 4.7g(イヤホン片側)、47.5g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC/LDAC
- 型番
- ATH-TWX7 BK
音の傾向
【音質】解像度が高くフラットなバランス
高域から低域までどこかが突出することなく、フラットな音域でバランスはとてもいいです。その分、メリハリがなく淡々とした印象。解像度が高く、各楽器の音色がよくわかります。
【5位】ステイタス・オーディオ「Between 3ANC」
- ステイタス・オーディオBetween 3ANC
- 実勢価格: ¥23,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥29,700〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥23,000〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
立体感あるサウンドでライブ音源との相性抜群
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング5位は、A評価のステイタス・オーディオ(Status Audio)「Between 3ANC」。
中域・高域用のドライバー2機と低域用のドライバー1機、合計3機ものドライバーを搭載した贅沢なイヤホン。低域から高域までバランスのいい音質です。
特に中高域の解像度が高く、ボーカルやギターの質感がよく出ているので、ライブ音源との相性がいいと感じました。オーケストラのブラスセクションにも合います。
- おすすめポイント
-
- バランスのいい音質
- 中域の解像度が高い
- がっかりポイント
-
- ハイレゾに非対応
- 重量
- 6g(イヤホン片側)、36g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC
- 型番
- BETWEEN 3ANC BONE
音の傾向
【音質】中高域の解像度が高い
中高域の解像度が高く、粒立ちのいい音。低域はやや解像度が下がり量感重視になります。
ただ、LDACなどの高音質コーデックと比べると、解像度はやや劣ります。音像定位もよく、音場の広がりが自然です。
【6位】ビーツ「Beats Studio Buds +」
- Beats by DreBeats Studio Buds +
- 実勢価格: ¥22,800〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥24,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥22,800〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
クリアですがやや軽い音質。ノイズキャンセリングは◎
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング6位は、A評価のビーツ「Beats Studio Buds +」。
迫力のある低音のイメージで人気のビーツですが、ビーツ「Beats Studio Buds +」の低域はおとなしめで中高音が目立ちます。力強い低音が望みなら見送りでしょう。
音像定位は、しっかりしていてサウンドの広がりは◎。ノイズキャンセリング機能が高性能で、周囲の騒音をしっかり遮断し、音楽に集中させてくれます。
- おすすめポイント
-
- ノイキャンBEST
- クリアな音質
- 優れたノイズキャンセリング
- がっかりポイント
-
- イヤホンが充電ケースから取り出しにくい
- 重量
- 5g(イヤホン片側)、49g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC
- 型番
- STUDIO BUDS + BLACK/GOLD
音の傾向
【ノイズキャンセリング】ノイキャン性能はテスト機11製品中1番
ノイズキャンセリング機能が優秀で、今回のテストでは11製品中1番の好成績でした。
ゴーといったエンジンの低音や、カチャカチャした高音もかなり低減しています。
つまみにくく、取り出しにくい
ただし、イヤホンがつまみにくく、ケースから取り出しにくいです。
▼11製品中1位を獲得したテスト項目
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク
【7位】フェンダーオーディオ「Fender Audio Tour True Wireless Earbuds」
- フェンダーオーディオFender Audio Tour True Wireless Earbuds
- 実勢価格: ¥21,160〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥21,160〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
アタック感のある音質でロックにぴったり
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング7位は、A評価のフェンダーオーディオ「Fender Audio Tour True Wireless Earbuds」。
楽器メーカーとして有名なブランドだけあって、音質の点数は高く11製品中2位。ボーカルや楽器の細かなニュアンスをしっかりと表現し、ドライでアタック感のあるサウンドが特徴です。
今回音質は11製品中1位のパナソニック「テクニクス EAH-AZ60M2」に次ぐ得点ながらこの価格はコスパが高いです。
ただし、外音取り込み機能がなく、ノイキャンの効果がほぼないため、評価を下げて7位でした。
- おすすめポイント
-
- コスパBEST
- 解像感のあるクリアなサウンド
- フェンダーのギター用ハードケースをイメージしたデザイン
- がっかりポイント
-
- ノイズキャンセリング性能が弱い
- 重量
- 9.7g(イヤホン片側)、40g(ケース)
- 対応コーデック
- aptX
音の傾向
【音質】立体感があり奥行を感じます
解像度は高くクリアな音質。音像定位もしっかりしていて立体感があります。「Fender Audio」は、ギターやベースを作るフェンダーの新しいブランドなので、弦楽器の再現性がいい感じ。ロック系のサウンドが特に合います。
弦楽四重奏では、奏者の息づかいまで明瞭に聞こえて驚きました。
【アプリ】アプリの機能はイコライザーのみ
専用アプリにある機能はイコライザーのみですが、自分好みの設定ができるカスタム設定もあります。
外音取り込み機能がイヤホンに搭載されていないので、アプリにも設定項目はありません。
ハードケースをイメージしたデザイン
フェンダーのギター用ハードケースをイメージしたデザインです。
▼11製品中1位を獲得したテスト項目
- クリアさ(音質)
- 音像定位(音質)
【8位】Bowers & Wilkins「Pi5 S2」
- Bowers & WilkinsPi5 S2
- 実勢価格: ¥17,820〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥17,820〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥20,799〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
厚みのある低域から伸びやかな高域が魅力的!
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング8位は、A評価のBowers & Wilkins(バウワース アンド ウィルキンス)「Pi5 S2」。
骨太で量感がパワフルな個性的サウンド。その分、繊細な強弱は得意でなくダイナミクスは感じにくいです。
音域のバランスは高域寄りですが、女性ボーカルがキンキンせず、バイオリン協奏曲の独奏などもつややかでありながらキツさは感じませんでした。
なお、ノイキャン性能はまずまずで、不満は感じずです。
- おすすめポイント
-
- パワフルなサウンド
- 長時間装着していても疲れにくい装着性
- がっかりポイント
-
- 駆動時間が公称値5時間の半分程度
- 重量
- 6g(イヤホン片側)、47g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC/aptX
- 型番
- PI5 S2 STORM GRAY
音の傾向
【装着性】装着に癖あり。収まりはいい
少し大きめの本体。しっかりと装着するには、方法があるんです。
耳に装着したあと、本体の出っぱりが耳の後側にくるように、少し回転させます。すると、耳にピタッとフィット。つけ心地がまったく違いました。
【9位】クリエイティブ「Aurvana Ace 2」
- クリエイティブAurvana Ace 2
- 実勢価格: ¥19,800〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥19,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥19,800〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
スペックは最強。性能が追い付かず
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング9位は、クリエイティブ「Aurvana Ace 2」。
高音質なコーデックを多数採用し、ハイレゾ音源に対応している点は評価できますが、実際のサウンドはスペックから期待できる音ではありませんでした。
ハイレゾ音源でも解像度はそれほど高くなく、クリアさも感じません。低域は量感がありパンチもありますが、中域から高域に少しひずみを感じたのも残念です。
- おすすめポイント
-
- LC3などの高音質コーデックに対応
- ノイズキャンセリング
- がっかりポイント
-
- アプリの動作が不安定
- 重量
- 4.7g(イヤホン片側)、37.2g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC/aptX/LC3
- 型番
- HS-AVACE2-BK
音の傾向
【音質】期待したほど音質は良くない
極端に音質が悪いというわけではないですが、aptX AdaptiveやaptXLossless、LC3の高音質コーデックを採用している割にそれを活かせてない……というのが検証時の印象でした。
【10位】ハイファイマン「Svanar Wireless Jr」
- ハイファイマンSvanar Wireless Jr
- 実勢価格: ¥14,578〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥14,578〜
- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
音域のバランスはいいのに眠いサウンドが残念
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング10位は、ハイファイマン(HiFiMAN)「Svanar Wireless Jr」。
HIFIモードにすることで、「独立AB級バランスヘッドホンアンプモジュール」が作動し、音質がグッとアップします。ただ、解像度はあるもののエッジが丸く眠いサウンドに感じます。
残念なのはノイキャンや外音取り込みの効果が弱く、スマホアプリが用意されていない点です。点数が伸びなかったのはこれが原因。
- おすすめポイント
-
- ハイファイマン独自のDACを内蔵
- 高級感あるデザイン
- がっかりポイント
-
- スマホアプリがない
- 重量
- 8g(イヤホン片側)、83.7g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC/LDAC
- 型番
- SVANAR WIRELESS JR
音の傾向
【ノイズキャンセリング】ノイキャンが効いていない?
ノイズキャンセリングモードにしたのかどうか、わからないほど効果が弱いです。単にイヤホンが耳栓状態になっているだけに感じます。カフェでのカトラリー音や人の声もそのままスルーしているかのようです。
イヤホン本体は結構大きい
イヤホン本体(写真左)は結構大きいです。
【11位】マーシャル「MOTIF II A.N.C」
- マーシャルMOTIF II A.N.C
- 実勢価格: ¥29,800〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
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- 解像度
- クリアさ
- 音域のバランス
- 音像定位
- ダイナミクス
- 装着感
- 外音取り込み
- ノイズキャンセリング
- マイク(通話)
- アプリ
ハイレゾ音源に対応するが音が軽く迫力不足
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめランキング11位は、マーシャル(Marshall)「MOTIF II A.N.C」。
ギターアンプが有名なマーシャルのイヤホン。ロック系に多く使用されるアンプなので、音にパンチがあるかと思いきや、音がスカスカで迫力不足。
さらに音の情報量が乏しくLC3対応のハイレゾとは思えないほど解像度は低いです。
「低音の響きが苦手」「古いモノラル音源をよく聴く」という人なら好みの音質かもしれません。
- おすすめポイント
-
- ギターアンプを模した充電ケースのデザイン
- LC3に対応
- がっかりポイント
-
- 迫力不足の音質
- 重量
- 4.31g(イヤホン片側)、47.1g(ケース)
- 対応コーデック
- AAC/LC3
- 型番
- MOTIF II A.N.C.
音の傾向
【音質】スカスカな低音で迫力はない
低域はほとんど感じず、シャカシャカした軽めのサウンド。迫力はまったくありません。その分クリアかといえば、レンジが狭くクリアさも感じません。ただ、音のエッジはくっきりとしています。
まとめ:高音質はテクニクス!コスパはフェンダー!
以上、ワイヤレスイヤホンのおすすめランキング11選でした。
今回の検証では、1位のパナソニック「テクニクス EAH-AZ60M2」が「音質」(解像度、クリアさ、音域のバランス、音像定位、ダイナミクス)、「装着感」、「アプリ」で11製品中1位を獲得するなど、圧倒的な性能でした。
2位のJBL「JBL Live Beam 3」と3位のJBL「JBL Tour Pro 2」は、充電ケースにタッチ液晶が搭載されており、イヤホン単体で操作を完結できる点が魅力。
6位のビーツ「Beats Studio Buds +」は、音質は可もなく不可もなくといったところですが、「ノイズキャンセリング」や「外音取り込み」性能が優れているため、デスクワークなど集中したい環境での使用に適しています。
7位のフェンダーオーディオ「Fender Audio Tour True Wireless Earbuds」は、「音質」(クリアさ、音像定位が11製品中1位)が、パナソニック「テクニクス EAH-AZ60M2」に次ぐ2位と高得点。ノイズキャンセリング性能の弱さから順位を落としましたが、価格も安くコスパの高いイヤホンです。
クリエイティブはスペックに見合わない音質で残念です。
ビーツは、個性がなさすぎて少し退屈でした。今後に期待!
本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのお気に入り・お値打ちモデルを見つけてください。
2万円台のワイヤレスイヤホンのおすすめ
パナソニック
テクニクス EAH-AZ60M2
イヤホンの売れ筋ランキングもチェック!
イヤホンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
価格以上の性能を持つ製品がきっとあると期待!