AV機器プールでの運動を楽しくする水泳用イヤホンはどれ?

プールでの運動を楽しくする水泳用イヤホンはどれ? 水泳用イヤホンおすすめ イメージ

プールに行きたくなるシーズン。そこで、「ランニング中に、お気に入りの音楽を聴いてテンションを上げるように、プールでも音楽が聴きたい」と注目されているのが、完全防水の骨伝導イヤホンです。

そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部が、プールの利用ルールに合致しやすい完全防水の骨伝導イヤホンから5製品を集め、水泳用に最適な一台(水泳用イヤホン)を探しました。

AV機器水泳用イヤホンの選び方は?

水泳用イヤホンの選び方は? 水泳用イヤホンおすすめ イメージ

水泳用イヤホンと一口にいっても、選び方や持ち込み時のルールまで知らなければいけないことはさまざま。まずは最低限押さえたい基本を紹介します。

選び方1:水泳用で使うならIPX8が必要!

選び方1:水泳用で使うならIPX8が必要! 水泳用イヤホンおすすめ イメージ

上記は防塵と防水の等級を表す表記。水泳時には「継続的に水没」するので、8級以上でないと故障の危険性大です。

防塵防水表記のみかたは?

IPに続く最初の数字が防塵、後の数字が防水性能を表します。

「IP68」は、「防塵6級:粉塵が内部に入らない」、「防水8級:継続的に水没しても内部に浸水しない」を表しています。

等級別の防塵・防水性能は次の表を参考にしてみてください。

防塵防水表記のみかたは? 水泳用イヤホンおすすめ イメージ

選び方2:音楽プレイヤー内蔵がマストです

選び方2:音楽プレイヤー内蔵がマストです 水泳用イヤホンおすすめ イメージ

Bluetoothは水中ではつながらないうえ、iPhoneやAndroidなどのスマホは持ち込めないところが多いので、音楽プレーヤー内蔵は必須条件。PCに充電用のケーブルで接続してMP3ファイルなどを転送できます。

選び方3:水泳用は耳をふさがない骨伝導がおすすめ

プールによってルールはさまざま。会員制ジムのほうが公営プールより制限はゆるやかな印象です。水泳用は耳をふさがない骨伝導のみOK

としている施設もあります。

イヤホン持ち込みOKの例

  • 完全防水の製品なら特に制限はなし
  • 係員の声が聞こえるように骨伝導のみOK

イヤホン持ち込みNGの例

  • 一切の電子機器の持ち込みは禁止
  • 登録したスマートウォッチのみ許可

持ち込みOKならこちらのイヤホンもおすすめ

持ち込みOKならこちらのイヤホンもおすすめ 水泳用イヤホンおすすめ イメージ

ソニー
ウォークマン
NW-WS413
実勢価格:¥9,699
防水規格:IP65/IP68相当(海水対応)

会員制のジムなどで持ち込みOKならソニー(SONY)「ウォークマン NW-WS413」もおすすめ。音質評価は高いものの、耳をふさぐので、利用可能かどうか施設のルールは必ず確認してください。

AV機器水泳用イヤホンの比較方法は?

今回、雑誌『家電批評』では完全防水仕様の骨伝導イヤホン5製品をピックアップ。AV評論家野村ケンジさんと一緒に以下の項目について検証しました。

水泳向け設計の5製品をテスト!

テスト1:音質

低・中・高域それぞれの評価と、水中での音質の変化から総合的に評価しました。

テスト2:装着感

装着のしやすさ、水泳時にズレたり外れたりして邪魔にならないかをチェックしました。

テスト3:使い勝手

操作方法がわかりやすいか、ボタンは押しやすいか、お手入れは簡単かなどを確認しました。

それでは、テスト結果が評価の高かった順に水泳用イヤホンのおすすめ商品を紹介します。

AV機器水泳用イヤホンのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、水泳用イヤホンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A+評価
ShokzOpenSwim Pro
水泳用イヤホンおすすめ Shokz OpenSwim Pro イメージ
4.31
4.00 4.50 3.00 5.00 5.00 3.00
IP68
A評価
クリエイティブCreative Outlier Free Pro+
水泳用イヤホンおすすめ クリエイティブ Creative Outlier Free Pro+ イメージ
3.81
2.50 3.50 4.00 4.17 4.00 4.00
IPX8
B評価
HACRAYSeaHorse 骨伝導イヤホン HR22325
水泳用イヤホンおすすめ HACRAY SeaHorse 骨伝導イヤホン HR22325 イメージ
3.13
4.00 4.00 3.50 2.50 3.00 3.00
IP68
C評価
yawlownX01
水泳用イヤホンおすすめ yawlown X01 イメージ
2.81
3.00 3.50 3.00 1.67 4.00 4.00
IPX8
C評価
KameskinX7-240319-001
水泳用イヤホンおすすめ Kameskin X7-240319-001 イメージ
2.06
2.50 2.00 3.00 0.83 2.50 4.00
IP68

A+評価【1位】Shokz「OpenSwim Pro」

  • ShokzOpenSwim Pro
  • 実勢価格: ¥24,170

総合評価: 4.31

 
音質(低域)
 4.00
音質(中域)
 4.50
音質(高域)
 3.00
音質(水中)
 5.00
装着感
 5.00
使い勝手
 3.00

水中でも音質に変化がない!

水泳用イヤホンのおすすめランキング1位でベストバイは、A+評価のShokz(ショックス)「OpenSwim Pro」でした。

Shokz「OpenSwim Pro」は水中音質が特に優秀。

今回テストした5製品中Shokz「OpenSwim Pro」以外の他製品が水中では音質が変化、または低下してしまうのに対し、本製品は水中でも通常時とほぼ聞こえ方に差がありませんでした。

また、骨伝導イヤホンは低域が弱い傾向にありますが、こちらは量感が確保されていて締まりのあるサウンドを楽しめます。

100mm(約)
奥行
45.25mm(約)
高さ
124mm(約)
重量
27.3g(約)
連続再生時間
6時間(MP3)、9時間(Bluetooth)
防水規格
IP68
型番
OPENSWIM PRO RED
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

高域の伸びがやや弱いものの、全体的にバランスの取れた音質です。

山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

軽くて小さいので、ほとんどつけている感覚がなく、邪魔になりません。

【音質】中域重視で水中でもノイズがない

【音質】中域重視で水中でもノイズがない 水泳用イヤホンおすすめ イメージ

「骨伝導なのに普通のイヤホンのように聞こえる」中域をはじめ音質は優秀。水中では他製品で目立つ、ノイズがほぼゼロです。

【使い勝手】初めは戸惑うものの操作性は良好

【使い勝手】初めは戸惑うものの操作性は良好 水泳用イヤホンおすすめ イメージ
【使い勝手】初めは戸惑うものの操作性は良好 水泳用イヤホンおすすめ イメージ2

操作やモードの切り替え方法が他製品と異なるので、慣れるまでは少し戸惑います。しかし、ボタンは押しやすく操作性は良好です。

A評価【2位】クリエイティブ「Creative Outlier Free Pro+」

  • クリエイティブCreative Outlier Free Pro+
  • 実勢価格: ¥10,980

総合評価: 3.81

 
音質(低域)
 2.50
音質(中域)
 3.50
音質(高域)
 4.00
音質(水中)
 4.17
装着感
 4.00
使い勝手
 4.00

高域の音質はトップの評価!

水泳用イヤホンのおすすめランキング2位は、A評価のクリエイティブ(Creative)「Creative Outlier Free Pro+」でした。

音質は高域が高評価。水中での音質は通常時と比べてややエコーがかかったように変化しますが、ノイズが聞こえてくるようなことはありません。

装着感も良好でスピーカー部分が大きめなのはやや気になりますが、ズレたり泳ぎの邪魔になっることはありませんでした。

3つのボタンが一カ所に固まっていて操作性も優秀です。

全体的に高水準な一台。操作性を重視するならおすすめです。

重量
32g(約)
電池持続時間
10時間(約)
防水規格
IPX8
型番
HS-OTFPPL-OR

【音質】キレがいいメリハリのある高音域が高評価

【音質】キレがいいメリハリのある高音域が高評価 水泳用イヤホンおすすめ イメージ

5製品中、最も高域の評価が高く、量感のある伸びやかな歌声が楽しめます。水中ではややエコーがかかって聞こえるもののノイズはありません。

野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

骨伝導にありがちな低域の弱さがありますが、中高域でカバーしています。

B評価【3位】HACRAY「SeaHorse 骨伝導イヤホン HR22325」

  • HACRAYSeaHorse 骨伝導イヤホン HR22325
  • 実勢価格: ¥7,580

総合評価: 3.13

 
音質(低域)
 4.00
音質(中域)
 4.00
音質(高域)
 3.50
音質(水中)
 2.50
装着感
 3.00
使い勝手
 3.00

水泳用イヤホンのおすすめランキング3位は、HACRAY(ハクライ)「SeaHorse 骨伝導イヤホン HR22325」でした。

陸上での音質は今回テストした5製品中1位タイ。水中でのノイズが惜しい製品でした。

防水規格
IP68
型番
HR22325

C評価【4位】yawlown「X01」

  • yawlownX01
  • 実勢価格: ¥13,999

総合評価: 2.81

 
音質(低域)
 3.00
音質(中域)
 3.50
音質(高域)
 3.00
音質(水中)
 1.67
装着感
 4.00
使い勝手
 4.00

水泳用イヤホンのおすすめランキング4位は、yawlown「X01」でした。

水中でのノイズがかなり気になります。軽くて装着感は良好です。

防水規格
IPX8
型番
X01

C評価【5位】Kameskin「X7-240319-001」

  • KameskinX7-240319-001
  • 実勢価格: ¥9,280

総合評価: 2.06

 
音質(低域)
 2.50
音質(中域)
 2.00
音質(高域)
 3.00
音質(水中)
 0.83
装着感
 2.50
使い勝手
 4.00

水泳用イヤホンのおすすめランキング5位は、Kameskin「X7-240319-001」でした。

音漏れがするほか、水中でのノイズが最も大きかった製品です。

防水規格
IP68

AV機器水泳用イヤホンのおすすめ まとめ

以上、水泳用イヤホンのおすすめランキングでした。

今回、テスト時に特に驚いたのが、水中での音質の変化です。水中では耳がふさがった状態になるので、音楽にエコーがかかったように感じたり、普段は気にならないノイズが聞こえるようになったりします。

その影響はかなり大きく、ひどいものだと「イヤホンは聴ければなんでもいい」というほど音質に無頓着な編集部員でも「これは聴けない」となるほど。

しかし、その影響をほとんど受けない製品を発見しました!

それが、ベストバイに選ばれたShokz「OpenSwim Pro」です。音質は文句なしのトップ評価。使い勝手も慣れれば問題ありません。

ルールを守って、音楽を聴きながら快適にスイミングしたいという人は、ぜひ今回のランキングを参考にしてみてください。

水泳用イヤホンのおすすめ

水泳用イヤホンのおすすめ 水泳用イヤホンおすすめ イメージ
水泳用イヤホンのおすすめ 水泳用イヤホンおすすめ イメージ2

Shokz
OpenSwim Pro

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