【いきなり結論】Type-Cイヤホンの最強おすすめはこの2つ!
雑誌『家電批評』がプロと比較テストを行った結果、3,000円以下(検証時)で購入できる安価なType-Cイヤホンのおすすめランキング第1位でベストバイは、FIIO「JD10 Type-C」でした。解像度の高いドンシャリ傾向で、EDMやポップスが映える音づくり。ハイレゾ対応でマイク性能も良好なため、テレワークにも適しています。専門家からは「1万円クラスのイヤホンに引けを取らない」と評される、安い最強クラスの1本です。
また、1万円台(検証時)で購入できるType-Cイヤホンのおすすめランキング第1位でベストバイは、SIMGOT「EW300 DSP マイク付き」でした。広い音場と明確な定位感が特長で、ノズル交換やリケーブルに対応するなど調整・拡張性も高いモデル。通話用マイクの性能も優れており、音を出すドライバーを3基搭載した贅沢な仕様のイヤホンです。
【安い最強(3000円以下)】高密度でクリアなサウンド
- FIIOJD10 Type-C
- 最安価格: ¥2,356〜
【1万円台最強】音が豊かに広がる!
- SIMGOTEW300 DSP マイク付き
- 最安価格: ¥14,000〜
Type-C有線イヤホンのメリット|ワイヤレスとの違い(遅延・充電・音質)

ここ数年で急速に増えているUSB Type-C接続の有線イヤホン(以下、Type-Cイヤホン)。iPhoneがUSB-C対応になり、純正EarPodsもUSB-C仕様に刷新されたことで、その勢いはいっそう加速しています。
Type-Cイヤホンは、端子部分やケーブル内部にデジタル信号をアナログに変換するDACを内蔵しているのが特徴です。Bluetoothイヤホン(ワイヤレスイヤホン)で起こりがちな充電切れや遅延、音の途切れがなく、価格も比較的手頃。ケーブルさえ気にならなければ、実はメリットの多い方式といえます。
そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部が3000円以下(検証時)で購入できるType-Cイヤホン5製品をピックアップ。オーディオ&ビジュアルのプロとともに、実機を徹底的に比較検証しました。
最安モデルはなんと780円(検証時)。その実力はいかに!?
USB接続の有線イヤホンがプチブーム

USB-C接続でハイレゾも聴けます!

マイク搭載で通話もできます。

低遅延だから動画やゲームにも!
Type-Cイヤホンの選び方
検証では、最安780円(検証時)から最高2580円(検証時)までのType-Cイヤホン5製品を徹底比較しました。
音質はオーディオの専門家2名(生形さん、野村さん)が実際に試聴し、厳正に評価。3000円以下でも高音質を実現できるのか、それとも価格相応の結果となるのかが見どころです。
さらに実用面も重視し、編集部員が実際の通話でマイク性能を比較。リモート会議などの用途でも快適に使えるかをチェックしました。
音質
ダイナミックレンジ、解像度、レスポンス、音像定位などに加えて、コストパフォーマンスを専門家2名が採点しました。また、ベストバイ製品(FIIO「JD10 Type-C」)の音域傾向は「音質バランス」として表示しています。
普段あまり手に取らない価格帯のイヤホンですが、実際に試してみると製品ごとの違いがはっきりと感じられ、意外な発見がありました。
マイク性能
検証では、Type-Cイヤホンの実機を装着した相手と実際に通話し、音声の聞き取りやすさやこもり具合、ノイズの有無や周囲音の拾い方を確認して評価しました。
安いType-Cイヤホンのおすすめランキング
プロと一緒に実際に使ってみた、3000円以下で買える安いType-Cイヤホンのおすすめランキングです。1位でベストバイに選ばれたのはFIIO「JD10 Type-C」。質のよいドンシャリチューニングは洋楽ポップスやEDMとの相性が抜群と評価されました。2位はAZLA「TRINITY」。低域の量感がありながらも上品な音で、ジャンルを問わない懐の深さがあり、オールラウンドに楽しめると評価されました。
| 商品 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
FIIOJD10 Type-C
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|
3.7g(約、ケーブル除く、片側) |
◯ |
✕ |
|||
AZLATRINITY
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|
非公表 |
✕ |
✕ |
|||
マクセルMXH-CC200
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|
15g(約) |
✕ |
✕ |
|||
シャオミXiaomi Type-C イヤホン
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|
13.5g |
✕ |
◯ |
|||
Amazon Amazonベーシック Type-C 有線イヤホン
![]() |
|
12.89g |
✕ |
◯ |
【1位】FIIO「JD10 Type-C」
- FIIOJD10 Type-C
- 最安価格: ¥2,356〜
- 音質
- マイク
- おすすめポイント
-
- 384kHz/24bitのハイレゾ対応
- 3000円以下とは思えない高音質
- 洋楽ポップスやEDMとの相性◎
- がっかりポイント
-
- 人によっては聴き疲れする音
- 重量
- 3.7g(約、ケーブル除く、片側)
- ハイレゾ対応
- ◯
- マイク用ノイズリダクション
- ✕
- 型番
- JD10 TYPE-C BLACK
音質

低域をしっかり強調しながらも、重低音すぎない絶妙なバランスで、現代の音楽にマッチしています。ボーカルが刺さらない洗練されたチューニングで、迫力あるサウンドを楽しみたい若い世代にもおすすめです。
情報量が多くクリアで最も高性能。ただ高域の個性が強いため、生楽器の音楽で違和感を覚えたり、聴き疲れしたりするかも。
2680円(検証時)でこの音質なら文句なしのコスパ。解像度が高く現代曲や洋楽に最適です。これを買っておけば間違いありません。
イヤーピース

内蔵DACが高性能:価格以上の圧倒的な音質

384kHz/24bit対応の高性能DACをプラグに搭載しており、解像度は圧倒的。1〜2クラス上の音質を実現しています。
耳掛け式の本格派:外れにくく顔の周囲もスッキリ

ケーブルは耳掛け式で安定感が高いだけでなく、ノイズ軽減にも寄与するのだとか。
【2位】AZLA「TRINITY」
- AZLATRINITY
- 最安価格: ¥2,000〜
- 音質
- マイク
- 重量
- 非公表
- ハイレゾ対応
- ✕
- マイク用ノイズリダクション
- ✕
- 型番
- TRINITY USB-C CHAMPAGNE GOLD
イヤーピース

【3位】マクセル「MXH-CC200」
- マクセルMXH-CC200
- 最安価格: ¥1,430〜
- 音質
- マイク
- 重量
- 15g(約)
- ハイレゾ対応
- ✕
- マイク用ノイズリダクション
- ✕
- 型番
- MXH-CC200WH
イヤーピース

【4位】シャオミ「Xiaomi Type-C イヤホン」
- シャオミXiaomi Type-C イヤホン
- 最安価格: ¥880〜
- 音質
- マイク
- 重量
- 13.5g
- ハイレゾ対応
- ✕
- マイク用ノイズリダクション
- ◯
- 型番
- BHR8930GL
イヤーピース

【5位】Amazon「Amazonベーシック Type-C 有線イヤホン」
- Amazon Amazonベーシック Type-C 有線イヤホン
- 最安価格: ¥754〜
- 音質
- マイク
- 重量
- 12.89g
- ハイレゾ対応
- ✕
- マイク用ノイズリダクション
- ◯
- 型番
- AMZ-E8090A
イヤーピース

音質
音がこもりがちでクリアさに欠け、ダイナミックレンジも狭く音楽の躍動感が伝わりません。さらに、左右の音像定位も曖昧です。
解像度は低くメイン用途ならほかを選びますが、聴き疲れしない心地よい音。この価格ならラフに使えるイヤホンとして悪くありません。ちょうど寝ホンを探していたので、検証後に2本買いました。
Type-Cイヤホンのおすすめランキング
ここからは、雑誌『家電批評』編集部が以前に実施した、1万円台(検証時)で購入できるType-Cイヤホン5製品のおすすめランキングを紹介します。
専門家2名(生形さん、ゴン川野さん)がAmazon Musicで配信されているハイレゾ音源を使用し、主にGoogle「Pixel 8」やソニー「Xperia 10 Ⅲ」で試聴し評価しました。
【1位】SIMGOT「EW300 DSP マイク付き」
- SIMGOTEW300 DSP マイク付き
- 最安価格: ¥14,000〜
- マイク
- 機能性
- 低音域
- 中音域
- 高音域
- ダイナミクス
- 解像度
- レスポンス
- 音像定位
- サウンドステージ
- 音質コスパ
- おすすめポイント
-
- 良好な定位や音場感
- マイク感度が高い
- がっかりポイント
-
- 苦手な楽曲もある
- 重量
- 31.0g(実測)
- ドライバー
- トリプルドライバー
- 型番
- SIMGOT EW300
<ここがいい>音が豊かに広がるサウンドステージ

「EW300」の最大の特長は、なんといってもサウンドステージ(音場)の広さです。広がりのある空間の中で「余韻や残響のディテールが豊か」(生形さん)に響き、「定位もカチッと明確」(川野さん)と高く評価されました。
音はやや硬めで、音量の起伏が大きいジャズなどはやや苦手ですが、力強いボーカルのJ-POPや、穏やかなアコースティック、室内楽などの小規模なクラシック作品に向いています。
ノズル交換で音質を調整可能

ドライバーからの音を耳に届けるノズルは2種類付属しています。標準の赤ノズルはメリハリのあるサウンドが特徴で、ピンクノズルはよりフラットな音質傾向です。

ノズル交換で音質を調整可能。
ピンクのほうが癖がないものの、赤のほうが聴いていて楽しいです。
抜群の広がり感!

抜群の音の広がりを実現し、マイク性能もトップクラスの優秀さです。
オーケストラソースも、各楽器の定位感が良好! 高域の質感はもう少し欲しかったです。
広い空間のあちこちで楽器が響き、心地よい。高域の細かい音も再現できていました。
【2位】アユート「ACTIVO VOLCANO」
- アユートACTIVO VOLCANO
- 最安価格: ¥11,880〜
- マイク
- 機能性
- 低音域
- 中音域
- 高音域
- ダイナミクス
- 解像度
- レスポンス
- 音像定位
- サウンドステージ
- 音質コスパ
- おすすめポイント
-
- 良好な解像感
- アナログ接続可能
- がっかりポイント
-
- マイク非搭載
- 重量
- 33.5g(実測)
- ドライバー
- トリプルドライバー
- 型番
- IRV-ACTIVO-VOLCANO
端子部分は着脱式

端子をくるくるまわして

外して

アナログに交換。
端子部分は着脱式で、USB-Cのほか3.5mmと4.4mmのアナログ端子に交換可能。ハイレゾプレーヤーなどを所有している人にとって、コスパの高いイヤホンです。
anoの楽曲では比較した他製品よりもっとも音数が多く音像定位も緻密でした。
低域がやや過剰なものの、上品で柔らかい質感を求める人にマッチします。
【3位】水月雨「竹-CHU2 DSP」
- 水月雨竹-CHU2 DSP
- 最安価格: ¥5,111〜
- マイク
- 機能性
- 低音域
- 中音域
- 高音域
- ダイナミクス
- 解像度
- レスポンス
- 音像定位
- サウンドステージ
- 音質コスパ
- おすすめポイント
-
- 音をカスタムできる
- 音楽を楽しめる音質
- がっかりポイント
-
- アプリはiOS非対応
- 重量
- 30.5g(実測)
- ドライバー
- シングルドライバー
- 型番
- MoonDrop-JP-CHU2DSP
アプリのAndroid版では音響特性をカスタム可能

「Moondrop Link」アプリのAndroid版では音響特性をカスタム可能。
ケーブルを交換できる

ケーブルを交換できるためアナログ化も可能です。
マイク感度が低くて残念……

マイク搭載のリモコン付き。ただし、EW300より人の声は小さめでした。
水月雨のイヤホンはクールな音色ですが、「竹」はクールさが控えめなので多くの人に好まれそうです。
【4位】ラディウス「HP-Q50C」
- ラディウスHP-Q50C
- 最安価格: ¥7,027〜
- マイク
- 機能性
- 低音域
- 中音域
- 高音域
- ダイナミクス
- 解像度
- レスポンス
- 音像定位
- サウンドステージ
- 音質コスパ
- 重量
- 21g(約、ケーブル含む)
- ドライバー
- シングルドライバー
- 型番
- HP-Q50CS
【5位】nwm(ヌーム)「nwm WIRED(USB Type-C)」
- nwm(ヌーム)nwm WIRED(USB Type-C)
- 最安価格: ¥4,950〜
- マイク
- 機能性
- 低音域
- 中音域
- 高音域
- ダイナミクス
- 解像度
- レスポンス
- 音像定位
- サウンドステージ
- 音質コスパ
- 重量
- 16g(約、コード含む)
- ドライバー
- シングルドライバー
- 型番
- MWE006 DARK BROWN
Type-Cイヤホン選びでよくある質問
iPhoneでType-C有線イヤホンは使えますか?
USB Type-C端子を搭載したiPhoneであれば使用可能です。マイク付きやハイレゾ対応など、Type-Cイヤホンの仕様は製品によって異なります。購入時は、自分の用途に合った機能が備わっているかを確認したうえで選ぶようにしましょう。
テレワーク時の通話品質はワイヤレスイヤホンより良い?
有線Type-Cイヤホンは遅延や途切れが起こりにくく、通信が安定しやすいため、ワイヤレスより通話品質が良い傾向があります。特にマイク性能が高い製品なら、クリアな音声でテレワークにも適しているといえます。
Type-Cイヤホンのおすすめ まとめ
以上、Type-Cイヤホンのおすすめランキングを紹介しました。
安いType-Cイヤホンのおすすめランキングで1位・ベストバイはFIIO「JD10 Type-C」でした。3000円以下とは思えない高音質で、1万円クラスにも匹敵すると評された実力。ハイレゾ対応で、洋楽ポップスやEDMとの相性も抜群です。
そして、Type-Cイヤホンのおすすめランキングで1位・ベストバイはSIMGOT「EW300 DSP マイク付き」でした。幅広い採点項目で良好以上の評価を獲得。マイク付きでリケーブルやノズル交換にも対応するなど、使い勝手と付加価値の高さも魅力です。
Type-Cイヤホンの購入を検討している方は、ぜひ本記事のランキングを参考に、自分にぴったりの1本を見つけてください。
安いType-Cイヤホンのおすすめ
<こんな人におすすめ>EDM/ポップス中心。安く高解像&マイク良好で会議もOK

FIIO
JD10 Type-C
Type-Cイヤホンのおすすめ
<こんな人におすすめ>広い音場と定位重視。マイク/ノズル/リケーブルで拡張性◎

SIMGOT
EW300 DSP マイク付き
イヤホンの売れ筋ランキングもチェック!
イヤホンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/100wm/img_b3288d40ddd40fcbbae4c094af12cf8323865.png)














安いイヤホンでも、選び方次第で高品質な音を楽しむことができます。今回の検証では、そのことを改めて確認できました。