テレビ・オーディオ・AV機器のアイコン【結論】ライブ用耳栓のおすすめは「POM1000 Ⅱ」

雑誌「家電批評」編集部がライブ用耳栓について、専門家と検証した結果、ベストバイ1位はAZLA「POM1000 Ⅱ」でした。

「POM1000 Ⅱ」は高音域では耳障りな音域が抑えられつつ、程よく残されているため、声の抜けがよく好印象。ライブにぴったりの耳栓です。

 

音を適度に残してくれるライブに最適な一台

家電批評: ベストバイ[リボンなし]
ライブ用耳栓おすすめ AZLA POM1000 II イメージ1
  • AZLAPOM1000 II
  • 最安価格: ¥4,950

テレビ・オーディオ・AV機器のアイコン耳を保護しつつ音を楽しむには「ライブ用耳栓」が必須

耳を保護しつつ音を楽しむには「ライブ用耳栓」が必須 ライブ用耳栓おすすめ イメージ

ライブ用耳栓は、一般的な耳栓とは異なり、音楽を楽しむために特化した設計がなされています。

最大の特徴は、音質を保ちながら音量だけを下げられること。通常の耳栓が全ての音を遮断するのに対し、ライブ用耳栓は音楽のバランスを崩さず、高音・中音・低音をコントロールして減衰させてくれるんです。

また、Bluetoothイヤホンとは異なり、音量が大きくてもちゃんと抑えてくれるので、ライブでスピーカーの近くの席に座ってしまった時でも安心。

耳への負担を軽減しながらライブの臨場感を損なわず、アーティストの声や、楽器の音色も生き生きと感じられるんです。

AV機器ライブ用耳栓の選び方

ライブ用耳栓の選び方 ライブ用耳栓おすすめ イメージ

ライブ用耳栓を選ぶ際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。自分に合った製品を見つけるために、以下の選び方を参考にしてください。

選び方1:遮音性能

選び方1:遮音性能 ライブ用耳栓おすすめ イメージ

ライブ用耳栓選びで最も重要なのが「遮音性能」です。ただし、減衰幅が低すぎても高すぎてもダメ。低すぎれば耳を保護できませんし、高すぎると音楽が楽しめなくなってしまいます。

一般的に、ライブ会場では80dB以上の音量が出ており、ライブ用耳栓には少なくとも20dB以上の遮音性能が必要です。しかし、単に音量を下げるだけでなく、楽曲をバランスよく減衰できているかどうかがポイントとなります。ちなみに80dBはパチンコ店内や地下鉄の車内の音と言われています。

高音や中音が極端に抑えられたり、低音が強調されすぎたりすると、音楽本来の良さが失われてしまいます。

理想的なのは、耳障りな高音を遮音しつつ、全ての音域をバランスよく減衰させる遮音特性を持つ製品。これにより、音量は下がっても音楽のバランスは保たれ、アーティストが意図した音をそのまま楽しめるはずです。

選び方2:装着感

選び方2:装着感 ライブ用耳栓おすすめ イメージ

ライブでは跳んだり踊ったりと、体を動かす場面が多いもの。そのため、動いても外れにくい装着感の良さが求められます。

フィット感が悪いと、激しい動きで耳栓が外れてしまい、暗い会場で探すのは至難の業。周りの観客の迷惑にもなってしまいます。耳の形にしっかりフィットし、安定感のある製品を選びましょう。

万が一落としてもすぐに見つけられるよう、ヒモでつながっていたり、リングやフックが採用されているものがおすすめ。首から下げておけるストラップ付きの製品なら、使わない時も安心です。また、素材にも注目しましょう。シリコン製やフォーム素材など、柔らかく耳になじむ素材なら、長時間の装着でも疲れにくくなります。

AV機器ライブ用耳栓の検証方法

今回の検証では、実際のライブ環境に近い状態を再現するため、JBL「BAR 300」を使用。音量をMAXに設定し、距離30cmの位置で試聴。AV評論家の野村ケンジさんが評価しました。

ライブ用耳栓の検証方法 ライブ用耳栓おすすめ イメージ

検証に使用した楽曲は、YOASOBI「YOASOBI ARENA TOUR 2023 "電光石火"」とコンプレックス「1990 TOUR」。現代のポップス系ライブと、ロック系ライブの両方を想定した選曲です。

そして、評価項目は、「装着感」と「遮音性能」のふたつに加え、コスパも評価しています。装着感では、フィット感や安定性、長時間使用時の快適さを確認しました。遮音性能では、音量の減衰具合だけでなく、高音・中音・低音のバランス、音楽の臨場感がどれだけ保たれるかをチェックしています。

テレビ・オーディオ・AV機器のアイコンライブ用耳栓のおすすめランキング

雑誌「家電批評」が実際に比較検証してわかった、ライブ用耳栓のおすすめランキングです。ベストバイ1位はAZLA「POM2000」、2位はFitEar(須山補聴器)「ライブ用イヤープラグ」でした。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 遮音性能 装着感 コスパ
A評価
AZLAPOM1000 II
ライブ用耳栓おすすめ AZLA POM1000 II イメージ
4.08
4.50 3.50 3.00
可変式(モード切替)
A評価(とても良い)
FitEarライブ用イヤープラグ
ライブ用耳栓おすすめ FitEar ライブ用イヤープラグ イメージ
3.83
4.00 2.00 5.00
固定式
B評価
Etymotic ResearchER20XS
ライブ用耳栓おすすめ Etymotic Research ER20XS イメージ
3.25
3.50 2.50 3.00
固定式
B評価(良い)
CrescendoMUSIC 20 S/M/L
ライブ用耳栓おすすめ Crescendo MUSIC 20 S/M/L イメージ
3.17
3.50 2.00 3.00
固定式
B評価(良い)
ラディウスradius EP-D20
ライブ用耳栓おすすめ ラディウス radius EP-D20 イメージ
3.08
3.00 3.50 3.00
固定式
C評価(普通)
LoopExperience 2
ライブ用耳栓おすすめ Loop Experience 2 イメージ
2.83
2.50 4.00 3.00
固定式
C評価(普通)
イヤーピースEarPeace MUSIC Pro
ライブ用耳栓おすすめ イヤーピース EarPeace MUSIC Pro イメージ
2.75
3.00 2.50 2.00
交換式(3種)
C評価
イヤーピースEarPeace MUSIC
ライブ用耳栓おすすめ イヤーピース EarPeace MUSIC イメージ
2.58
2.50 2.50 3.00
交換式(3種)
C評価
CrescendoAcoustic 15
ライブ用耳栓おすすめ Crescendo Acoustic 15 イメージ
2.58
3.00 2.50 1.00
固定式

A評価【1位】AZLA(アズラ)「POM1000 Ⅱ」

  • AZLAPOM1000 II
  • 最安価格: ¥4,950

総合評価: 4.08

 
遮音性能
 4.50
装着感
 3.50
コスパ
 3.00

遮音性と圧倒的な臨場感を両立

AZLA「POM1000 Ⅱ」は、イヤホンやイヤーピース設計で培った技術を駆使した、音質優先のライブ用耳栓。密閉モードと開放モードを切り替えられる特許機構を持ち、会場の広さや立ち位置に応じて、最適な遮音レベルを選べます。検証では「遮音性と圧倒的な臨場感」という評価で、ベストバイを獲得しました。

密閉モード時には公称値で最大-35dB(2-3KHz)カット、開放モード時は中~大規模コンサートホールでの使用を想定した設計。全音域のバランスを保ちながら音量を調整できるため、元々いい音で音量だけ下げたい方、バランス良い音で聴きたい方に最適です。

高音域では耳障りな音域が抑えられつつ、程よく残されているため、声の抜けがよく好印象。また、低域についても、抑え込みにくい音を程よく抑えられて、原曲のパフォーマンスを損なうことなく楽しめるはずです。

おすすめポイント
  1. 原曲を崩さないバランス
  2. 遮音性能が高い
  3. 状況に合わせて異なる遮音性能を実現
  4. 人を選ばない装着感
がっかりポイント
  1. 少し不安定な付け心地
フィルターの種類
可変式(モード切替)
型番
AZL-POM1000-II-SLV
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

最良の音で、バランスよく音量を下げて聴きたい人に向いています。

おすすめポイント1:イヤーピースが2タイプで好みに合わせた調整が可能

おすすめポイント1:イヤーピースが2タイプで好みに合わせた調整が可能 ライブ用耳栓おすすめ イメージ

付属のイヤーピースは2タイプで合計6ペア。体温で変形して耳道にフィットする「XELASTEC II」(SS/MS/ML)と、高遮音性の「Foamax」(S/MS/M)が選べます。これにより、個人の好みや会場の特性に合わせた細かな調整が可能。

また、シリコンバンド付きで紛失防止にも配慮されており、ライブ特化の設計が随所に見られます。

そのほか、携帯用のアルミ製ケースや持ち運び用の布製キャリングポーチなどの付属品も充実しています。 

おすすめポイント2:着脱可能なケーブルで紛失を防ぐ

おすすめポイント2:着脱可能なケーブルで紛失を防ぐ ライブ用耳栓おすすめ イメージ

長さ約640mmの着脱可能なケーブルが付属。使用しない時は首から下げておけるため、激しいライブ中でも紛失の心配がありません。フォームタイプのイヤーチップは安定性が高く、ぎゅっと入れるのでカナル型が得意な方には特におすすめ。

初めてライブ用耳栓を試してみたいという方や、コスパを重視する方にぴったりの製品といえるでしょう。

A評価(とても良い)【2位】FitEar(須山補聴器)「ライブ用イヤープラグ」

家電批評: ベストバイ[リボンなし]
ライブ用耳栓おすすめ FitEar ライブ用イヤープラグ イメージ1
  • FitEarライブ用イヤープラグ

総合評価: 3.83

 
遮音性能
 4.00
装着感
 2.00
コスパ
 5.00

効果的な遮音性能とコスパの高さが魅力

FitEar「ライブ用イヤープラグ」は、ライブ用として開発された製品。2200円という手頃な価格ながら、効果的な遮音性能を発揮します。検証では「今の会場のクセに合っている」という野村さんからの評価を獲得。現代のライブ環境に最適化された性能が認められました。

同製品は、女性ボーカルの伸びにやや欠けるものの、歌声が埋もれず聞きやすい点が特徴。高域の問題の抱えるライブ会場では、より効果を発揮するでしょう。

また、中域では人の声がしっかり聞こえるよう、そこまで抑えず、さらに低域においても迫力を残すように設計されています。全体的にバランスが考えられており、ライブ用を謳うだけあって、コスパ的に優れた製品。とりあえず一台買うなら、これがおすすめです。

おすすめポイント
  1. バランスよく抑えられている
  2. 価格がかなり安め
がっかりポイント
  1. 高域の耳障りな帯域がやや残りがち
フィルターの種類
固定式
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

特性的に女性ボーカルの伸びに欠ける部分があるものの、歌声が埋もれず聞きやすいです。

B評価【3位】Etymotic Research(エティモティック)「Etymotic Research ER20XS」

  • Etymotic ResearchER20XS
  • 最安価格: ¥4,400

総合評価: 3.25

 
遮音性能
 3.50
装着感
 2.50
コスパ
 3.00

バランスの良さが光る定番モデル

Etymotic Research「ER20XS」は、バランスが究極にいい製品として高評価を獲得。公称値で約-20dB(6dB程度)を減衰します。元の音のバランスを損なわず、常識的な範囲で少し落とす設計のため、音量を残したい方に最適でしょう。

高音・中音・低音のすべてが常識的な範囲で少しずつ落とされているため、音楽の自然なバランスが保たれます。爆音には対応しきれない可能性もありますが、場所が悪くて片耳でつけるような場面ではいい選択となるでしょう。

そこまで減衰しない分、バランスに優れており、ちょっとうるさいと感じる人には理想的なライブ用耳栓といえます。

おすすめポイント
  1. 耳の奥まで入り、外れる心配なし
  2. 遮音特性のレベルが高く、原曲を損なわない
がっかりポイント
  1. 減衰量はわずか
  2. 耳の穴が狭いと長時間装着すると痛い
フィルターの種類
固定式
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

バランスはいいけど、減衰量がわずかで、爆音には対応しきれない可能性があります。

おすすめポイント:奥まで入る設計で絶対に落ちない安心感

おすすめポイント:奥まで入る設計で絶対に落ちない安心感 ライブ用耳栓おすすめ イメージ

3フランジ・イヤーチップ(S/ L)とフォーム・イヤーチップが付属。かなり奥まで入るタイプで、検証では「絶対に落ちない」という評価を得ました。

長いので耳の奥までしっかり入り、激しく動いても外れる心配がありません。ネックコードも付属し、万が一耳から外れてしまっても平気。

B評価(良い)【4位】Crescendo(クレッシェンド)「MUSIC 20 S/M/L」

  • CrescendoMUSIC 20 S/M/L
  • 最安価格: ¥2,200

総合評価: 3.17

 
遮音性能
 3.50
装着感
 2.00
コスパ
 3.00

ライブ向けとして優秀だが装着感が気になる

Crescendo「MUSIC 20 S/M/L」は、全体的にバランスよく音を抑える設計。検証では「バランスよく抑えこまれ好感度高い。ライブ向けとしては意外とベスト」という評価を得ました。遮音性自体はそこまで高くありませんが、適度に音が減衰されています。

きちんと鋭くて痛い音を抑えつつ、中域は抑えすぎず、低域も程よくバランスが取れています。それほど強くない遮音性ながら、全体のバランスが良いため、音楽を自然に楽しめるでしょう。

また、S/M/Lの3サイズのユニバーサル・イヤープラグが付属していますが、装着しにくく、奥まで行くとフィット感はあるものの違和感があり、長時間はきついという意見もありました。

そのうえ、フィルターが大きめで短い傘のため、反発して出てしまうことがあり、正しくつけられるようになるまでコツが必要です。

おすすめポイント
  1. バランスよく適度に音が抑えられている
  2. ライブ使用には向いている
がっかりポイント
  1. フィット感は高めだが、長時間の装着は厳しい
  2. 正しく装着するのに慣れが必要
  3. 減衰量は多くない
フィルターの種類
固定式
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

バランスはいいけど、遮音性能はわずかです。

B評価(良い)【5位】radius(ラディウス)「radius EP-D20」

  • ラディウスradius EP-D20
  • 最安価格: ¥3,850

総合評価: 3.08

 
遮音性能
 3.00
装着感
 3.50
コスパ
 3.00

ディープマウント設計で迫力重視のサウンド

radius「EP-D20」は、イヤホン用のディープマウント技術を耳栓に応用した製品。上手く耳に装着できれば、迫力重視でノリを妨げない音を楽しめます。検証では「なかなか良い。ライブ用として十分いける」という評価を得ました。

遮音性はバッチリで、高音は抑えきれていないものの、中・低域に比べるとかなり目立ちますが、中域はかなり抑えられています。低域もバランスを崩さない程度に押さえ込まれていてドンシャリ傾向が好みなら満足なはず。

なお、ちょっとしたズレで音が変わり、曲調によって不安定になることがあります。人によってはリング部分が耳たぶからはみ出て遮音性が落ちことがあります。

おすすめポイント
  1. 相性によってバランスよく抑えられる
がっかりポイント
  1. 人を選ぶ装着感
  2. 中域を中心に遮音し、ライブには不向き
フィルターの種類
固定式
型番
EP-D20K
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

うまく耳に装着することができればライブ用にも活用できます。

C評価(普通)【6位】Loop(ループ)「Experience2」

  • LoopExperience 2
  • 最安価格: ¥4,740

総合評価: 2.83

 
遮音性能
 2.50
装着感
 4.00
コスパ
 3.00

つけていることを忘れるレベルの装着感

Loop「Experience2」は、装着感の良さが際立つ製品。検証では「つけていることを忘れるレベル」という高評価を獲得しました。4つのシリコン製イヤーピース(XS/S/M/L)が付属し、自分の耳にぴったりフィットするサイズを選べます。

ただし、遮音性能は中域を中心としており、ボーカルを減衰する量が多めのため、ライブには不向きな面も……。

さらに、バランスの悪い会場で使うと、耳障りなしゃりしゃりの音が際立つ、なんでもドンシャリになるという評価があります。

おすすめポイント
  1. 激しく動いても外れないフィット感
がっかりポイント
  1. 遮音性能は高くない
  2. 中域を中心に遮音し、ライブには不向き
フィルターの種類
固定式
型番
en-ex-blk-03
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

中域を中心に音量が減衰されるので、ドンシャリに聴こえます。

睡眠用としても優秀な万能タイプ

睡眠用としても優秀な万能タイプ ライブ用耳栓おすすめ イメージ

遮音性能は中域を中心としており、ライブ用としてはややバランスに難がありますが、日常使いには十分。睡眠用や集中したい時など、ライブ以外のシーンでも活躍します。

多目的に使える耳栓を探している方には魅力的な選択肢となるでしょう。

C評価(普通)【7位】EarPeace(イヤーピース)「EarPeace MUSIC Pro」

  • イヤーピースEarPeace MUSIC Pro
  • 最安価格: ¥4,500

総合評価: 2.75

 
遮音性能
 3.00
装着感
 2.50
コスパ
 2.00

全体を抑え込む日常使い向け耳栓

EarPeace「MUSIC Pro」は、全てを騒音だと判断して全体的に抑え込むタイプ。バランスは良く減衰されていますが、中域が抑え込みすぎている傾向があり、ライブには適していません。

むしろライブ以外の用途、たとえば工事現場、長時間駅にいる時、騒がしい飲み屋など、日常の騒音対策として優れた効果を発揮します。耳道の形状に合わせた特許取得済みのデザインで、装着性にもこだわりが見られるでしょう。

なお、装着しにくい、押し込みにくい、長時間つけたら疲れる、奥が痛くなる感じ、違和感を覚えたという意見もありました。

おすすめポイント
  1. 高音のうるさく感じるところをしっかり減衰する
がっかりポイント
  1. 装着しにくく、慣れが必要
  2. 中域を中心に遮音し、ライブには不向き
フィルターの種類
交換式(3種)
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

高・中・低音バランスよく抑えられていていますが、やや中域の減衰量が強め。ライブには不向きです。

C評価【7位】EarPeace(イヤーピース)「EarPeace MUSIC」

ライブ用耳栓おすすめ イヤーピース EarPeace MUSIC イメージ1
  • イヤーピースEarPeace MUSIC

総合評価: 2.58

 
遮音性能
 2.50
装着感
 2.50
コスパ
 3.00

高いレベルで音を抑え込む純粋な耳栓性能

EarPeace「EarPeace MUSIC」は、純粋に耳栓として優れた製品。音量の押さえ込みが巧みで、うるささを大幅に抑えられます。しかし、検証では「抑えられているが、ライブ用としてベストというほどではない」という数ランク下の評価。中域の減衰幅が多く、ライブ用としては疑問が残るものの、高音の量が多い音源に関して効果を発揮しそうな特性を持っています。

また、3種類の交換フィルターと、大小2サイズの耳栓が合計6個同梱。かなり良好な装着感ですが、装着しにくい、押し込みにくい、長時間つけたら疲れる、奥が痛くなる感じ、違和感を覚えたという意見もあり、個人差があります。

おすすめポイント
  1. 高音のうるさく感じるところをしっかり減衰する
がっかりポイント
  1. 音の減衰量がわずか
  2. 装着がむずかしく慣れが必要
フィルターの種類
交換式(3種)
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

減衰量がわずかですが、耳障りの高音の遮音効果はあります。

C評価【7位】Crescendo(クレッシェンド)「Acoustic 15」

  • CrescendoAcoustic 15
  • 最安価格: ¥6,380

総合評価: 2.58

 
遮音性能
 3.00
装着感
 2.50
コスパ
 1.00

音色の違和感なしで自然な遮音を実現

Crescendo「Acoustic 15」は、音色的な違和感がないバランスの良さが特徴。評価としては「バランスは素晴らしいけど、ただし音量が減衰できていない」という辛口評価。ただし、耳障りな部分はちゃんと抑えられています。

装着感は抜群ですが、奥まで入れても遮音性が微妙で、浅く耳栓しているみたいな感覚があります。激しく動いたら落ちそうという意見もありました。

おすすめポイント
  1. 耳障りな高域が抑えられている
  2. バランスよく音を抑えられている
がっかりポイント
  1. 減衰量がわずか
  2. 装着しにくく、慣れが必要
フィルターの種類
固定式
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

バランスよく音を減衰。音色に違和感はないものの、遮音性能はわずかです。

テレビ・オーディオ・AV機器のアイコンライブ用耳栓のおすすめ まとめ

以上、ライブ用耳栓のおすすめランキングでした。

今回は、ライブに適した音質と装着感を保った製品を探しました。その結果、ベストバイに選ばれたのは、AZLA「POM1000 Ⅱ」です。

音質を最優先するならAZLA「POM1000 Ⅱ」

音質を最優先するならAZLA「POM1000 Ⅱ」 ライブ用耳栓おすすめ イメージ
 
音質を最優先するならAZLA「POM1000 Ⅱ」 ライブ用耳栓おすすめ イメージ2

AZLA
POM1000 Ⅱ

今回の検証で最高評価となったAZLA「POM1000 Ⅱ」は、遮音性と音質の両立したライブ用耳栓の理想形

スピーカー近くの超高周波まで遮音する密閉モードでは、耳をしっかり保護しながらも、音楽の臨場感は損なわれません。検証では「遮音性と圧倒的な臨場感」「最良の音で、音量を下げて聴きたい人向け」「モゴモゴが苦手な人の救世主」という高評価を獲得。

特に、従来の耳栓にありがちな「音がこもる」「ボーカルが聞き取りにくい」といった問題を解決しているのがポイントです。

音質を犠牲にせず、ただ音量だけを適切に下げる。この理想的な体験を求める方には、間違いなく最良の選択となるはずです。

コスパ抜群で現代のライブにピッタリの一台

コスパ抜群で現代のライブにピッタリの一台 ライブ用耳栓おすすめ イメージ
 
コスパ抜群で現代のライブにピッタリの一台 ライブ用耳栓おすすめ イメージ2

FitEar(須山補聴器)
ライブ用イヤープラグ

また、コスパ面も重視するなら、同じくベストバイになったFitEar(須山補聴器)「ライブ用イヤープラグ」も魅力的。2200円程度で現代のライブに適した音質を楽しめます。有線で、紛失しにくい点もうれしいポイント。

一方、「そこまで遮音しなくていい」「音量をもっと残したい」という方には、3位のEtymotic Research「ER20XS」がおすすめ。減衰幅は控えめですが元の音のバランスよく抑えるので、「ちょっとうるさいな」と感じる程度を解消したい方や、爆音よりも音楽性を重視する会場に行く方に最適です。

ライブ用耳栓は、もはや「音楽ファンの常識」になりつつあります。耳を守ることは、これからも長く音楽を楽しみ続けるための投資です。今回のランキングを参考に、自分に合った製品を見つけて、より快適で安全なライブ体験を手に入れてください!

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