イヤーカフ型イヤホン7製品を比較!
耳をふさがない完全ワイヤレスイヤーカフ型イヤホンをご紹介!
従来のイヤホンとは異なる新しい「ながら聴き」スタイルとして人気が高まっています。
そこで、「カナル型イヤホンは既に持っているけれど、ながら聴き用のイヤホンが欲しい」という方に向けて、2万円以下という手頃な価格帯の7製品を比較しました。
イヤーカフ型イヤホンとは?
イヤーカフ型イヤホンとは、耳の中にイヤホンを入れるのではなく、耳のふちに挟み込むようにして使うイヤホンのことです。
耳を完全にふさがないため、ランニングや家事、デスクワークなどの際に周囲の状況を把握しながら音楽を聴くことができます。
一方で、音が漏れやすかったり音質がイマイチだと言われたりすることもあります。
電車ではどの製品も音漏れします
音量を最大にした時、ホームでは音漏れが気になりませんが、車内では音漏れしました。
音量を半分以下にするなど、使い方を工夫する必要があります。
タッチ操作のイヤホンはランニング中も操作しやすい!
今回比較したイヤホンは全て、イヤホン本体から直接曲を再生したり次の曲に飛ばしたりできるようになっていました。
中でも、タッチ操作のイヤホンなら激しい運動中で体がブレていても操作がしやすい!
ボタン操作のイヤホンは押すたびにイヤホンがずれてしまいがちです。
ボタンやタッチ部分が大きいものほど操作しやすかったです。
イヤホンしながら走っても、落ちてしまうことはありませんでした。
イヤーカフ型イヤホンの選び方は?
ながら聴きイヤホンは中音強めが正解
イヤホンは、高音域・中音域・低音域のバランスによって聞こえ方が大きく変わります。
例えば、アラームやドラムなど、高音と低音は長時間聴くと耳が疲れてしまうことも。
一方、人の声と同じ高さの中音は聴き疲れしにくいです。
したがって音楽を長時間楽しむためには、「中音」がバランスよく再生されるイヤホンを選ぶことが大切です。
- 高域:1000Hz以上の周波数帯域。女性ボーカルのハイトーンなど
- 中域:200~1000Hzの周波数帯域。ボーカルや楽器などが含まれます
- 低域:200Hz以下の周波数帯域。ロックなどの重低音の曲で重要です
イヤーカフ型イヤホンは、低音域と高音域が落ちているのが理想です。
イヤーカフ型イヤホンの比較方法は?
音質
高音域、中音域、低音域のバランス、ダイナミクス、音場感を踏まえてプロが総合的に評価しました。
普段使い(使用感)
モニター5名が「つけ外しのしやすさ」「おちにくいか」を評価しました。
ランニング(使用感)
モニター2名が、1製品につき30分間ランニングし、着け心地やイヤホン本体の操作のしやすさを評価しました。
便利機能
アプリのイコライズ機能が音質に効果的に作用しているかをプロが確認。
さらに、防水機能や通話機能、マルチペアリング・マルチポイントの有無など、スペックを評価しました。
イヤーカフ型イヤホンのおすすめは?
【1位】アンカー「Soundcore C40i」
- アンカーSoundcore C40i
- 実勢価格: ¥11,690〜
- 音質
- 普段づかい(使用感)
- ランニング(使用感)
- 便利機能
- おすすめポイント
-
- 迫力あるサウンド
- 運動中でも操作しやすい
- イヤーカフキャップ付きでフィット感を調整できる
- がっかりポイント
-
- やや大きめな作り
- 重量
- 5.8g(約、片側)
- 防水・防塵性能
- IPX4
- 型番
- C40I METALLIC GRAY
音質にこだわる人でも満足できるレベルです。
軽い力でボタンを押せるので、運動中も操作しやすい!
音域
低音から高温までバランスのとれた迫力のあるサウンドを実現しています。
好みのフィット感を選べます
イヤーカフキャップをつけると、イヤホンの幅を狭くできます。
自分好みの着け心地に調整できるのはもちろん、サイズが合うか心配な人にとっても安心です。
【2位】ビクター「HA-NP1T ワイヤレスイヤホン」
- JVCケンウッドVictor HA-NP1T ワイヤレスイヤホン
- 実勢価格: ¥17,490〜
- 音質
- 普段づかい(使用感)
- ランニング(使用感)
- 便利機能
- おすすめポイント
-
- 耳が痛くなりにくい
- 繊細な音色
- ボタン操作がラク
- がっかりポイント
-
- ややお高め価格
- 重量
- 4.9g(約、片側)
- 防水・防塵性能
- IPX4
- 型番
- HA-NP1T-A
きちんと挟んでくれるけど、キツくない。落ちそうな感じもありません。
使用感は一番好きだが、お高めなので購入即決とはならない。
音域
繊細な音色で高温がキレイ!
繊細でクリアなサウンド。女性ボーカルの微妙な変化もわかる。
圧迫感がなく、ボタン操作がしやすい
イヤーカフの前の部分が動くので、着け外ししやすいです。片手で着け外しすることができました。
【3位】サウンドピーツ「CC イヤーカフ」
- 音質
- 普段づかい(使用感)
- ランニング(使用感)
- 便利機能
- おすすめポイント
-
- 耳に合わせて好みの音を調整できる
- コスパがいい
- 防水機能が高い
- がっかりポイント
-
- 周囲の音は聞こえにくい
- 裏表がわかりにくい
- 重量
- 5g(約、片側)
- 防水・防塵性能
- IPX5
音域
クセがなく、どんなジャンルにも向いています。コスパが良い。
自分の好きな音に簡単チェンジ!
アプリを使えば、気分や音楽ジャンルを選ぶだけで、細かく音質を調整できるので、 自分好みの音にカスタマイズが可能です。
さらに自動調整機能により、まるでオーダーメイドのような自然なサウンドを楽しむことができます。
【4位】スリーコインズ「オープンイヤー イヤカフイヤホン」
- スリーコインズオープンイヤー イヤカフイヤホン
- 検証時価格: ¥2,200〜
- 音質
- 普段づかい(使用感)
- ランニング(使用感)
- 便利機能
- 重量
- 5g(約、片側)
- 防水・防塵性能
- IPX4(イヤホン本体のみ)
音域
ドライでさっぱりした音。音が整理されていて聴きやすいです。
BGM向きのイヤホンでボーカル曲が得意です
物理ボタンで曲を操作できます。
また、音量を上げても周りの音が聞き取りやすいのが特徴。
ボーカル曲をよく聴く人におすすめです。
【5位】エディオン「ニトリ オープンイヤー ワイヤレスイヤホン BTE-OWS01」
- ニトリオープンイヤー ワイヤレスイヤホン BTE-OWS01
- 実勢価格: ¥9,990〜
- 音質
- 普段づかい(使用感)
- ランニング(使用感)
- 便利機能
- 重量
- 7g(約、片側)
- 防水・防塵性能
- IPX4(イヤホン本体のみ)
カフの大きさが同じなので、前と後ろがわかりにくいです。
【5位】ambie「sound earcuffs AM-TW02」
- 音質
- 普段づかい(使用感)
- ランニング(使用感)
- 便利機能
- 重量
- 4.4g(約、片側)
- 防水・防塵性能
- IPX5(イヤホン)、IPX4(充電ケース)
- 型番
- AM-TW02 BLACK X BLACK
イヤホンで曲を操作できますが、ボタンの場所がわかりづらい。
【7位】KING LUCKY「i20 Mini」
- KING LUCKYi20 Mini
- 検証時価格: ¥3,599〜
- 音質
- 普段づかい(使用感)
- ランニング(使用感)
- 便利機能
- 重量
- 4.1g(約、片側)
音が細くて寂しい印象
低音が弱いのでドラムなどの音が控えめ。
曲にメリハリがないので薄っぺらい音に聴こえます。
【これも買い】2万円超えのイヤホンは音質も使い勝手もハイレベル
ファーウェイ「HUAWEI FreeClip」
- ファーウェイFreeClip
- 実勢価格: ¥25,019〜
- 音質
- 普段づかい(使用感)
- ランニング(使用感)
- 便利機能
- 幅
- 26.7mm
- 奥行
- 25.3mm
- 高さ
- 22.0mm
- 重量
- 5.6g(約、片耳)
- 対応コーデック
- SBC、AAC、L2HC
- 再生時間
- 8時間(最大約、本体+ケース込み約36時間)
- マルチポイント
- ◯
- 型番
- 55037247
音域
どんな楽曲も心地よく響かせます!
タッチ操作が便利すぎ!
タッチの感度がとても良く、イヤホンの前・後ろ・アーム部分どこを押しても操作できるので、運動中も操作しやすいです!
まとめ:音質は想像以上! 使用シーンは限られます
イヤーカフ型イヤホンは具体的にどのようなシーンで活躍するのでしょうか。
テストを通して、向いているシーンとそうでないシーンが明らかになりました。
まず、図書館や静かなオフィス、電車内では、音漏れが気になります。
これらの場所では、周囲に迷惑をかけないよう、他のタイプのイヤホンを使うのを推奨します。
一方で、ランニングなどの運動中には非常に向いています。
なぜなら、7製品すべてで、イヤホン本体から曲の再生や停止といった操作が可能だからです。
ながら作業をしていてスマホを取り出しにくい状況でも、簡単に操作することができます。
通常、この機能は高価なイヤホンにしか搭載されていないことが多いため、お手頃な価格帯の製品でも使えるのは大きなメリットです。
イヤーカフ型イヤホンは、「音質がよくない」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、普段から2万円以上の高価なカナル型イヤホンを使っているような、非常に音にこだわる人以外は、十分に満足できるレベルの音質でした。
ちなみに、総合順位が1位のアンカー「Soundcore C40i」と3位のサウンドピーツ「CC イヤーカフ」は、音量を上げると細かい音まで聴こえるため、音楽に集中できます。
したがって、ながら聴きイヤホンと普通のイヤホンを一つで済ませたいと考えている人におすすめです。
特に1位のアンカー「Soundcore C40i」は、低音から高音まで迫力のあるサウンドを実現しており、音に妥協したくない人向け。
一方で、総合順位が2位のビクター「HA-NP1T ワイヤレスイヤホン」と4位のスリーコインズ「オープンイヤー イヤカフイヤホン」はながら聴きに特化した音作りがなされており、長時間聴いても耳が音疲れしないイヤホンを探している人にピッタリです。
以上、イヤーカフ型イヤホンおすすめ7選でした。
A評価以上の3位までの製品が「買って良い」、B評価の製品が「合格点」です。
ぜひ、イヤーカフ型イヤホンを選ぶときの参考にしてください!
イヤーカフ型イヤホンのおすすめ
アンカー
Soundcore C40i
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イヤーカフ型イヤホンは音が拡散しやすく、低音を出すのが難しい傾向にあります。