ハイスペックな格安イヤホンが続々登場!

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完全ワイヤレスイヤホンというとノイズキャンセリング(ノイキャン、NC)搭載の機能性の高いモデルが人気ですが、高いうえに紛失の心配があったり、各メーカーから次から次へと新モデルが発売されるため、「じゃあ、安い完全ワイヤレスイヤホンでいいじゃん」という声も出始めています。

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そこで今回は、1万円以下で購入でき、かつスペックが最新だったり通販での評価が高い最新のBluetoothイヤホン10製品を集めて、どれを買うべきか音のプロに協力を依頼し検証を行いました。

イヤホン選びのポイント

白いワイヤレスイヤホンをしている女性
https://360life.shinyusha.co.jp/articles/-/38508

ワイヤレスイヤホンは多くのメーカーから発売されています。その中から自分に合うものを見つけるために、選び方のポイントを知っておきましょう。

連続再生可能時間

ワイヤレスイヤホンを選ぶときは、連続再生可能時間のチェックが不可欠です。連続再生可能時間とは、左右一体型の場合は充電ケーブルを抜いてから、左右独立型はケースから取り出してから連続で使える時間を指します。

よく使う人は充電時間の確認も必要です。連続再生可能時間の長いものなら、充電の回数が少なく済みますが、そのためにうっかり充電し忘れてしまうことがあります。急速充電できるモデルを選ぶと安心です。

コーデック

音源データをワイヤレスイヤホンに送信するときの圧縮・変換規格をコーデックといいます。音質や再生速度に関わるので、ワイヤレスイヤホン選びには欠かせないポイントです。

SBCは標準的な温室で互換性が高く、市販のワイヤレスイヤホンのほとんどに対応しています。iPhoneなどのApple製品にはAACがおすすめです。SBCに比べると音質がよいとされています。aPTXはAndroid製品向けで、SBCやAACより音質が高く、再生の遅延も少ないのが特徴です。

防水規格

ワイヤレスイヤホンは屋外に持ち出すことも多いため、電気製品の防水機能を示す「IP規格」もチェックしましょう。

IP規格には0から8までの9ランクがありますが、目安はIPX5以上です。多少の雨や汗なら問題なく使用できます。

アウトドアや水回りでの使用が多く、落水が心配な人はIPX7がおすすめです。一時的に水没しても内部に水が入らないので安心して使えます。

参考:IP規格・防水保護構造及び保護等級

ノイズキャンセリング機能

ノイズキャンセリング機能には大きく分けて三つの種類があります。自分の好みや用途に合わせて選びましょう。

パッシブノイズキャンセリングは、ワイヤレスイヤホンの材質や形状によって雑音を遮断するものです。比較的安価なワイヤレスイヤホンに搭載されています。

アクティブノイズキャンセリングは、デジタル処理で雑音を打ち消すので高価になりますが、遮音性も高いのが特徴です。

cVcノイズキャンセリングには聴くときのメリットはありません。通話の際に自分側の雑音が相手に届かないようにする機能です。

コスパ最強完全ワイヤレスイヤホンの比較方法は?

コスパ最強完全ワイヤレスイヤホンの比較方法は? イメージ

今回は、ワイヤレスイヤホンを選ぶポイントを基に、1万円以下で購入でき、かつスペックが最新だったり通販での評価が高い最新のBluetoothイヤホン10製品を集めました。その中からコスパ最強の一品を見付けるべく、音のプロに協力を依頼し検証を行った結果を発表します。

テスト1:音質

プロに「低音」「中音」「高音」「ダイナミクス」の4項目に点数をつけてもらいました。そして合計点を「S」「A」「B」「C」「D」評価で表しています。

テスト2:装着感

耳にぴったりだったり、ブカブカだったりとさまざま。装着した際のつけ心地のよさや音の聴こえ方に点数をつけてもらい評価しました。

テスト3:接続性

耳に装着した際のデバイス接続速度をテスト。最新モデルの多くはすぐに接続することが多いですが、少し遅れて接続されるものもあります。また、接続安定性もや遅延確認しました。

テスト4:遮音性

反響しやすい地下鉄で遮音性をテスト。ノイキャン搭載モデルは、これも加味しています。イヤーチップやウイングの性能がモノをいいます。

以上の4項目を踏まえて、プロがジャッジしたコスパ最強完全ワイヤレスイヤホンのおすすめランキングを発表します!

【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン1位】TaoTronics「SoundLiberty 97」

TaoTronics:SoundLiberty 97:ワイヤレスイヤホン

TaoTronics
SoundLiberty 97
実勢価格:3980円

サイズ(充電ケース):57.75×46.0×28.1mm
重量(イヤホン本体): 各4.2g 、(充電ケース) :約34.1g
Bluetooth規格:Bluetooth 5.0
充電ケースとの接続:USB Type-C チップセット
Qualcomm QCC3020 再生時間:36時間以上(付属の充電ケースを利用)
対応コーデック:aptX、SBC
防水機能:IPX8

▼テスト結果

  • 音質: S
  • 装着感: ◎
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: ◎

ベストバイはTaoTronicsの新製品イヤホン「SoundLiberty 97」。ノイキャンこそ搭載されていないものの、スペックは最新型「aptX」という高音質Bluetoothコーデックを採用。音質テストでは評価が高く、低音に迫力があり、低音が好きな人に特にオススメ。このスペックでこの価格は本当にありえません!

大澤大輔 氏
サウンドプロデューサー
大澤大輔 氏 のコメント

キレがありインパクトのある音で、音楽を楽しめます。

シャワーを浴びてもへっちゃらな防水性能

シャワーを浴びてもへっちゃらな防水性能 イメージ

防水性能は最高レベルのIPX8。汗や雨はもちろんのこと、装着したままシャワーの水さえ防水してくれるから、ずっと音楽を聴いていられます。スポーツにも向いています。

耳にすっきり収まる

耳にすっきり収まる イメージ

ノイキャンイヤホンのように大きくなく、耳の中にすっぽり収まるサイズで、1回のフル充電で最大9時間の連続再生を実現。装着感がよくしっかりと耳にフィットするので十分な遮音性があり、音楽を流していれば、外の音もほとんど気にならないレベルです。

【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン2位】ANKER「Soundcore Life Dot 2」

ANKER:Soundcore Life Dot 2:ワイヤレスイヤホン

ANKER
Soundcore
Life Dot 2
実勢価格:6020円

通信方式:Bluetooth 5.0
再生可能時間:8時間(イヤホンのみ) 
対応コーデック:SBC
防水規格: IPX5

▼テスト結果

  • 音質: A+
  • 装着感: ◎
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: ◎

2位はANKER「Soundcore Life Dot 2」。音のスケールがP2より上質になった量販店限定モデル。低域もここまでガッツリ鳴らしている割に淀みもなく、キレも他帯域とうまく連携できていて高音質と力強い低音が見事。ANKERらしいドンシャリで、音のスケールは前製品より上質。楽器や音楽好き向け。

大澤大輔 氏
サウンドプロデューサー
大澤大輔 氏 のコメント

高音質と力強い低音が見事です。

【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン3位】SOUNDPEATS「TrueFree 2」

SOUNDPEATS:TrueFree 2:ワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS
TrueFree 2
実勢価格:3980円

通信方式: Bluetooth 5.0 
再生可能時間:20時間 
対応コーデック:HSPほか 
防水規格:IPX7

▼テスト結果

  • 音質: A
  • 装着感: ◎
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: ◎

3位はSOUNDPEATS「TrueFree 2」。再生能力の高さと全体的な音場空間を広く感じられる「次世代」を感じさせるイヤホン。中~高音の音が少なめなので、歌もの曲を聴くにうってつけです。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

中~高音の音が少なく聴きやすい!

4位: 【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン4位】AVIOT「TE-D01gv」

AVIOT:TE-D01gv:ワイヤレスイヤホン

AVIOT
TE-D01gv
実勢価格:8910円

通信方式:Bluetooth 5.2
再生可能時間: 11時間(イヤホンのみ)
対応コーデック:AAC、SBC、 aptX、aptX Adaptive
防水規格: IPX7
※Amazonのカラーはブラックです

▼テスト結果

  • 音質: A
  • 装着感: ◎
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: ◯

4位はAVIOT「TE-D01gv」。コスパ重視の「TE-D01」シリーズの最新作でU1万円で高音質のコーデックを搭載。音のまとまりはいいけど、躍動感は薄め。ただし、優等生には変わりなく嫌いな人は少ないはず。欠点が少なく日本人向きといえます。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

音量を大きくすると 実力を発揮します。

5位: 【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン5位】ANKER「soundcore Life P2」

ANKER:soundcore Life P2:ワイヤレスイヤホン

ANKER
soundcore
Life P2
実勢価格:4999円

▼テスト結果

  • 音質: B
  • 装着感: ◎
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: ◯

5位はANKER「soundcore Life P2」。5000円で買えるかつてのコスパ最強イヤホン。十分高評価ですが、さらに高スペックの格安イヤホンが登場し、影が薄くなりつつあります。

6位: 【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン6位】SOUNDPEATS「TrueCapsule 2」

SOUNDPEATS:TrueCapsule 2:ワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS
TrueCapsule 2
実勢価格:3466円

▼テスト結果

  • 音質: B
  • 装着感: ◯
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: ◯

6位はSOUNDPEATS「TrueCapsule 2」。低音寄りの音づくりで低音好きにオススメです。

7位: 【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン7位】TaoTronics「PURECORE TT-BH1003」

TaoTronics:PURECORE TT-BH1003:ワイヤレスイヤホン

TaoTronics
PURECORE
TT-BH1003
実勢価格:9997円

▼テスト結果

  • 音質: Bー
  • 装着感: ◎
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: ◯

7位はTaoTronics「PURECORE TT-BH1003」。音質に欠点らしい欠点はないけど、1位の同社製品と比較するとガッカリ。唯一のノイキャン搭載モデル。

8位: 【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン8位】Willful「ワイヤレスイヤホン」

Willful:ワイヤレスイヤホン:ワイヤレスイヤホン

Willful
ワイヤレスイヤホン
実勢価格:1480円

▼テスト結果

  • 音質: Bー
  • 装着感: ◎
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: ◯

8位はWillful「ワイヤレスイヤホン」。価格相応の音質で初の完全ワイヤレスイヤホンにオススメ。中華=低品質というほどではないです。

9位: 【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン9位】SOUNDPEATS「TrueAir 2」

SOUNDPEATS:TrueAir 2:ワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS
TrueAir 2
実勢価格:4380円

▼テスト結果

  • 音質: C
  • 装着感: ◎
  • 接続性: ◎
  • 遮音性: △

9位はSOUNDPEATS「TrueAir 2」。低~中音が少なく安っぽく聴こえてしまうのが残念。ですが、ケースが小さく、また装着すると軽いです。

10位: 【コスパ最強完全ワイヤレスイヤホン10位】GLIDiC「Sound Air TW-5100」

SB C&S:GLIDiC:Sound Air TW-5100:ワイヤレスイヤホン

SB C&S
GLIDiC
Sound Air
TW-5100
実勢価格:8070円

▼テスト結果

  • 音質: C
  • 装着感: ◯
  • 接続性: ◯
  • 遮音性: ◎

10位はGLIDiC「Sound Air TW-5100」。「Tile」という紛失防止の機能を搭載したイヤホン。音質は、高音重視でうるさく感じます。

TaoTronics「SoundLiberty 97」がコスパ最強でした!

以上、コスパ最強完全ワイヤレスイヤホンおすすめランキング10選でした。ベストのTaoTronics「SoundLiberty 97」は大人気商品につき完売御礼が相次いでいるので、入荷を確認したら、売り切れる前に速攻ポチっちゃいましょう。