AV機器寝ホンとは?

寝ホンとは? 寝ホンおすすめ イメージ

「寝ホン」とは、 寝ながら装着しても耳が痛くならない・ズレ落ちない工夫がされたイヤホンのこと。

寝ホンとは? 寝ホンおすすめ イメージ2

一般的なイヤホン(↑写真下)と異なり、寝ながら装着するのに最適化されたイヤホン(↑写真上)です。音質もチューニングされ、装着感に優れる小ぶりなデザインが主流です。

メーカーによってはアプリでヒーリングサウンドを聴ける製品もあります。

AV機器寝ホンの選び方は?

今回は、雑誌『家電批評』編集部がAV評論家の野村ケンジさんと一緒に、人気メーカーの寝ホン6製品を集めて、比較しました。

AV評論家の野村ケンジさんがサウンド面や装着感、機能性を評価。装着感については編集部の所感も加味しました。

寝ホンの選び方は? 寝ホンおすすめ イメージ

AV機器寝ホンのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、寝ホンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A評価
アンカーSoundcore Sleep A10
寝ホンおすすめ アンカー Soundcore Sleep A10 イメージ
4.17
4.00 4.50 5.00 3.50 4.00 4.00
65g(約、イヤホン本体+充電ケース)
A評価
LYPERTEKSOUNDFREE S10
寝ホンおすすめ LYPERTEK SOUNDFREE S10 イメージ
4.00
4.00 4.00 5.00 4.00 5.00 2.00
3.3g(約、片側)
A評価
1MOREComfoBuds Mini
寝ホンおすすめ 1MORE ComfoBuds Mini イメージ
4.00
4.50 3.00 4.00 4.50 4.00 4.00
3.7g(約、片側)
A評価
マクセルMXH-BTW400
寝ホンおすすめ マクセル MXH-BTW400 イメージ
3.67
5.00 4.50 1.00 3.50 3.00 5.00
3.3g(約、片側)、25g(約、充電ケース)
B評価
ファイナルPITA
寝ホンおすすめ ファイナル PITA イメージ
3.42
2.50 5.00 2.00 5.00 5.00 1.00
3.8g(約、片側)
C評価
ゲオ寝ながら完全ワイヤレスイヤホン GRFD-TWS_B99
寝ホンおすすめ ゲオ 寝ながら完全ワイヤレスイヤホン GRFD-TWS_B99 イメージ
2.75
4.00 2.00 2.00 3.00 2.00 3.50
30.5g(約、充電ケース込み)

A評価【1位】アンカー「Soundcore Sleep A10」

  • アンカーSoundcore Sleep A10
  • 実勢価格: ¥9,743

総合評価: 4.17

 
装着時の快適性
 4.00
外れにくさ
 4.50
機能性
 5.00
音質(音楽)
 3.50
音質(映画)
 4.00
音域
 4.00

快適な装着感で聴き心地のいいサウンド!

寝ホンのおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のアンカー「Soundcore Sleep A10」でした。

まず気になる装着感ですが、本体が非常に小さいので耳にフィット! 独特な形をしたシリコン素材のイヤーフィンが多少耳からずれても、落ちる不安もありません。

音の迫力や広がり感は十分!高音と低音の量感がカットされた聴き心地重視のサウンドで、「睡眠用にチューニングされているな」と感じられるものでした。

また、 アプリのイコライザーを使えば高音、低音の量感も調整できるので、普段使いでも十分活用できるでしょう。

アプリ独自のノイズマスキングによる雑音カット性能は良好で、寝ている最中は、周りの生活音をカット。

そこに専用アプリのヒーリングサウンドを組み合わせればどこでも最高のリラックス空間にいるような感覚になります!

おすすめポイント
  1. やわらかくフィット感しっかり
  2. アプリから睡眠状況を確認できる
  3. 聴き心地重視のサウンド
  4. ノイズマスキング機能搭載
直径
68mm
高さ
27mm
重量
65g(約、イヤホン本体+充電ケース)
防水性能
IPX4
型番
A6610

▼テスト結果

▼テスト結果 寝ホンおすすめ イメージ

遮音性と抜群の装着感!

遮音性と抜群の装着感! 寝ホンおすすめ イメージ

本製品は「ノイズマスキング」機能を搭載。周囲の雑音をカットできます。イヤホン本体のやわらかな装着感と合わさって快適性は良好。枕が当たったり寝返りを打ったりしても耳が痛くなることはほぼありません。

遮音性と抜群の装着感! 寝ホンおすすめ イメージ2

脱落防止のイヤーウイングや、独特な形状のやわらかいイヤーピースなど、睡眠に最適なデザインです。自然な装着感が好印象でした。

野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

全体がシリコンで覆われているので違和感なく耳に収まり、絶妙な装着感です!

八橋秀行
家電批評編集部 編集部員
八橋秀行 のコメント

くっきりハッキリしすぎない音が、寝るときには耳に刺さらずちょうどよかったです。

アプリはこちら

アプリはこちら 寝ホンおすすめ イメージ

アンカー
Soundcore

専用アプリからは睡眠用のBGMを聴いたり、イヤホンから睡眠データや睡眠曲線がチェックできます。イヤホン本体と併用すれば好きな音楽や睡眠用のサウンドを楽しみつつ、自分の睡眠状態も確認できる2in1なアプリです。

アプリはこちら 寝ホンおすすめ イメージ2

『雨』のサウンドが心地よい雑音に!

担当編集が一番気に入ったのはアンカー。アプリと連携すれば睡眠用のBGMが聴けます。 なかでも心地よく聴けたのは「雨音」でした。

八橋秀行
家電批評編集部 編集部員
八橋秀行 のコメント

寝相が悪いほうですが起きてもズレはなく、耳にしっかり入っていました!

A評価【2位】LYPERTEK「SOUNDFREE S10」

  • LYPERTEKSOUNDFREE S10
  • 実勢価格: ¥5,780

総合評価: 4.00

 
装着時の快適性
 4.00
外れにくさ
 4.00
機能性
 5.00
音質(音楽)
 4.00
音質(映画)
 5.00
音域
 2.00

音質と快適性のバランス型。しかも高コスパ!

寝ホンのおすすめランキング2位は、A評価のLYPERTEK「SOUNDFREE S10」

LYPERTEK「SOUNDFREE S10」はかなり小ぶりなので耳の大きさを選ばない良好な装着感が魅力です。

また、ノイズキャンセリングや外音取り込みなど人気の機能を搭載しており、音質はメリハリのある味付けで音楽にも動画にも相性◎。

寝ホン用にも普段使いにもおすすめです。

おすすめポイント
  1. 小ぶりで外れにくい
  2. メリハリのあるチューニング
  3. 動画との相性抜群
  4. ノイキャンや外音取り込み機能搭載
重量
3.3g(約、片側)
防水性能
IPX4
型番
SOUNDFREE S10 GREEN

▼テスト結果

▼テスト結果 寝ホンおすすめ イメージ
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

くっきりはっきりした音楽向きなチューニングです。

ボディが小ぶりで睡眠中も外れにくい

ボディが小ぶりで睡眠中も外れにくい 寝ホンおすすめ イメージ

イヤーフックが脱落を防止。ボディはシリコン素材で、イヤーチップが耳の形に合わせた楕円形のため、寝返りや枕との接触でずり落ちにくく、快適でした。

山本まゆ
家電批評 編集部員
山本まゆ のコメント

圧迫感がすごいけど、耳が小さい自分でもしっかりフィットします!

ボディが小ぶりで睡眠中も外れにくい 寝ホンおすすめ イメージ2

小ぶりながらイヤーフック付き。イヤーノズルは小さいですが寝ていて外れる心配はほぼなし!

A評価【2位】1MORE「ComfoBuds Mini」

  • 1MOREComfoBuds Mini
  • 実勢価格: ¥11,690

総合評価: 4.00

 
装着時の快適性
 4.50
外れにくさ
 3.00
機能性
 4.00
音質(音楽)
 4.50
音質(映画)
 4.00
音域
 4.00

聴き心地重視の味付け。オーディブルにピッタリ!

同じく寝ホンのおすすめランキング2位は、A評価の1MORE「ComfoBuds Mini」

くっきり寄りのLYPERTEKやFinalと異なり、マイルドな聴き心地。

人の声や音楽が耳当たりよく聴けるため、朗読アプリのオーディブルや、ラジオに最適なイヤホンといえます。一方で、アクション映画やライブ映像には不向きです。

おすすめポイント
  1. 耳に違和感なくフィット
  2. ノイキャンや外音取り込み搭載
  3. 聴き心地重視のサウンド
  4. イコライザ設定が可能※
重量
3.7g(約、片側)
防水性能
IPX5
型番
ES603 OBSIDIAN BLACK

※使用には専用アプリ「1MORE MUSIC」が必要です。

▼テスト結果

▼テスト結果 寝ホンおすすめ イメージ

クリアで耳当たりのよいサウンド!

クリアで耳当たりのよいサウンド! 寝ホンおすすめ イメージ

音がくっきりしすぎると睡眠用にはやや不向き。本製品はマイルドな味付けで人の声が違和感なく聴こえました。

野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

聴き心地重視のチューニング。クリアで音の通りがいいものの、耳障りもしません。良いですね! 

クリアで耳当たりのよいサウンド! 寝ホンおすすめ イメージ2

小型で装着感良好。引っかかりがなく、耳に着けている感じが少なめでした。

山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

耳の圧迫感がなく外れにくい! マクセルに近いつけ心地でした。

A評価【4位】マクセル「MXH-BTW400」

  • マクセルMXH-BTW400
  • 実勢価格: ¥3,033

総合評価: 3.67

 
装着時の快適性
 5.00
外れにくさ
 4.50
機能性
 1.00
音質(音楽)
 3.50
音質(映画)
 3.00
音域
 5.00

小ぶりながら外れにくい。つけ心地で選ぶならこれ!

寝ホンのおすすめランキング4位は、A評価のマクセル「MXH-BTW400」「装着感BEST」を獲得しました。

マクセル「MXH-BTW400」の音質は他製品にやや劣るものの、魅力は快適な装着感。イヤーフックがなく、イヤーピースは凡庸な形状ながら、小ぶりで耳の大小問わずフィットします。

さらに軽量なので落ちにくいのも◎。装着感重視ならマクセル「MXH-BTW400」がおすすめです。

おすすめポイント
  1. 密閉感が少なく良好な装着感
  2. 聴き心地重視の味付け
  3. 音質はまずまず
がっかりポイント
  1. 特筆すべき機能はなし
重量
3.3g(約、片側)、25g(約、充電ケース)
型番
MXH-BTW400WH

▼テスト結果

▼テスト結果 寝ホンおすすめ イメージ

抜群のフィット感で違和感はほぼなし!

抜群のフィット感で違和感はほぼなし! 寝ホンおすすめ イメージ

一般のカナル型とは異なり耳の奥まで入らないので密閉感が少ないのがポイント。枕と干渉しにくく、痛みもなし。音質も聴き心地重視で寝ホンとしては十分使えます。耳の小さい人でも問題なくつけられそう!

松本大輝
家電批評 編集部員
松本大輝 のコメント

ピッタリ感はあまりないですが、アンカーより装着時の安定感がありました!

抜群のフィット感で違和感はほぼなし! 寝ホンおすすめ イメージ2

小型でノズルが短く、やわらかいイヤーピース。外れにくく快適な装着感を持ち合わせています。

野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

ノズルが短くボディも小さいのでどんな人でもフィットしそう!

B評価【5位】ファイナル「PITA」

  • ファイナルPITA
  • 実勢価格: ¥6,980

総合評価: 3.42

 
装着時の快適性
 2.50
外れにくさ
 5.00
機能性
 2.00
音質(音楽)
 5.00
音質(映画)
 5.00
音域
 1.00

睡眠用には装着感がイマイチ。ただ音質のよさはピカイチ!

寝ホンのおすすめランキング5位は、ファイナル「PITA」

寝ホン向きにチューニングはされていますが、音質はストレートな表現でまだまだリスニング向き。

ロングノズルで遮音性も抜群ですが、カナル型に近い形状な分、睡眠時などに長時間つけるのは向かず、装着感は好みが分かれそうです。

おすすめポイント
  1. 音質は6製品中随一
がっかりポイント
  1. 長時間の装着は厳しい
重量
3.8g(約、片側)
防水性能
IPX5

▼テスト結果

▼テスト結果 寝ホンおすすめ イメージ

C評価【6位】ゲオ「寝ながら完全ワイヤレスイヤホン」

  • ゲオ寝ながら完全ワイヤレスイヤホン GRFD-TWS_B99
  • 実勢価格: ¥3,278

総合評価: 2.75

 
装着時の快適性
 4.00
外れにくさ
 2.00
機能性
 2.00
音質(音楽)
 3.00
音質(映画)
 2.00
音域
 3.50

装着感は良好ながら外れやすい。音質は及第点でした!

寝ホンのおすすめランキング6位は、ゲオ「寝ながら完全ワイヤレスイヤホン GRFD-TWS_B99」

こちらはかなり低価格(検証時)。とはいえ音質は価格の割に良好で低遅延モード搭載とコスパ面は◎。

装着感の低さで評価を落としました。

おすすめポイント
  1. 装着時の快適性は高い
がっかりポイント
  1. ちょっとした拍子で外れる
重量
30.5g(約、充電ケース込み)

▼テスト結果

▼テスト結果 寝ホンおすすめ イメージ
▼テスト結果 寝ホンおすすめ イメージ2

珍しいイヤーインナータイプです。

AV機器まとめ:耳の形や好みの音質で選ぶのがおすすめ!

以上、寝ホンのおすすめランキングでした。

まとめ:耳の形や好みの音質で選ぶのがおすすめ! 寝ホンおすすめ イメージ

今回、寝ホンを試してみてわかったのは、リスニング用のイヤホンとチューニングが異なること。最近のイヤホンはレスポンスが速めで音の立ち上がりが鋭く、解像度も高めが主流です。

しかし、寝ホンはメーカーによりますが、レスポンスをあえて遅くし、解像度もそこまで高くありません。加えて高音、低音の量感もカットし中高域に集中した方向性の音づくりが多いです。音楽をじっくり聴くためには一音一音忠実な再現性や、音の伸びも大事ですが、寝ながらBGM的に聴き、そのまま寝落ちるためには、高音の高い音や解像度が高くしゃりしゃりした音だと寝心地が悪くなってしまいます。

こうした寝ホンとしての音質の観点で、聴き心地の良さが際立ったのがマクセル「MXH-BTW400」。女性ボーカル(宇多田ヒカル)の声の伸びは耳がキーンとなる前にカットされ、まろやかな印象に。昔のラジオやノイズ感が少なくなったカセットテープを聴いているような聴き心地の良さにもっとも寝ホンらしさを感じました。

もうひとつ忘れてはならないのが、装着感。横になっても痛くならないために、サイズが小さく、割と耳の奥まで入れる仕様のイヤホンが多いです。こうすることで遮音性も高まり、周りの生活音をイヤホンをつけるだけでカットしてくれますが、大事なのが素材。普通のイヤホンのような樹脂素材だと耳奥に入れると痛くなるうえ、耳から落ちやすくなります。そのため寝ホンは、シリコン素材で柔らかいのです。

普通のイヤホンだと耳が小さすぎて入らない女性編集部員でも「これなら耳に入る!」と驚いた製品もありました。好みの聴き心地がいいサウンドも自分の耳に合う装着感も人それぞれ。気になる人は一度家電量販店で試してみるのをおすすめします。

記事を参考にぜひ、自分にぴったりのお気に入りを見つけてください。

寝ホンのおすすめ

 
寝ホンのおすすめ 寝ホンおすすめ イメージ
寝ホンのおすすめ 寝ホンおすすめ イメージ2

アンカー
Soundcore
Sleep A10

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