安いワイヤレスイヤホンの魅力は?
ひとつひとつの音を明瞭に描き楽器やボーカルに質感を与える高解像なサウンド、ピアニッシモからフォルテッシモまで音圧の変化を忠実かつ素早く反映するダイナミクス……音楽の魅力を味わうにはこうした音質がバランスよく備わったいいイヤホンが必要です。
そんなイヤホンがお手頃価格なら嬉しいですよね。
そこで、雑誌『家電批評』編集部では、高品質コーデック「LDAC」やノイキャンにも対応する安いワイヤレスイヤホンに注目。1万円前後の4製品を集めて比較を行いました。
今回は、その中で「音質BEST」を獲得した、final「ZE3000 SV」をピックアップして紹介します!
安いワイヤレスイヤホンのおすすめは?
final「ZE3000 SV」
- finalZE3000 SV
- 実勢価格: ¥12,160〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 良好な装着感
- 細やかかつ骨太なサウンド
- がっかりポイント
-
- 低音域の表現が惜しい
- 声を拾いづらいマイク性能
- 重量
- 4g(約、片耳)、39g(ケース込み)
- 再生時間
- 7時間(ANC切)
- 対応コーデック
- LDAC、AAC、SBC
- ドライバー
- ダイナミックドライバー
- 型番
- ZE3000 SV
テスト1:使い勝手
- マイク:微妙
- 外音取り込み:合格
- ノイズキャンセリング:合格
- アプリ:良好
マイクは声が途切れ途切れになり歪みも目立ちます。
ノイキャンは圧迫感のなさを優先した「コンフォートANC」という弱めなもの。電車内などでは今回4製品中1位のEdifier「W260NC」より物足りないですが、建物内の空調音などは低減できており、コンセプト通りの結果でした。
EQは手動調整です。
テスト2:音質
- 音色:ウォーム
- 装着感:良好
<解像度:良好>
ピアノの残響感なども豊かです。
エディファイア「W260NC」より低域が高解像。ヨルシカの楽曲ではボーカルの質感も再現しています。
<クリアさ:良好>
すっきりと音が立ち上がる。音そのものは太く伸びやか。
粒立ちがよくボーカルの輪郭が明瞭です。
<音域バランス:優秀>
非常にいい。どの音域も伸びやか。
フラットに聞こえて低音の厚みもある。理想的なバランス。
<音像定位:優秀>
オーケストラでは横の広がりに加え、縦の空間性も感じられました。
定位は明確。空間は広く緻密。
<ダイナミクス:良好>
低域が膨らむ場面では、若干不自然。
低域の押しが強く迫力がある。細かい音も再現できていた。
音質総評
以前は解像度重視だったが、final「ZE3000 SV」はボーカルも滑らかに再現。サウンドが進化した。
その他
イヤーピースが豊富です。
以上、final「ZE3000 SV」の紹介でした。
定位感や解像感に優れ、音質BESTとなった本機。予算は抑えたいけれど、音をもっとも重視したい人にぴったりのハイコスパなイヤホンです。気になったらチェックしてみてください!
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弱点が少なく誰にでもおすすめ。特にボーカルものにマッチ!