AV機器安いワイヤレスイヤホンの魅力は?

安いワイヤレスイヤホンの魅力は? 安いワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

ひとつひとつの音を明瞭に描き楽器やボーカルに質感を与える高解像なサウンド、ピアニッシモからフォルテッシモまで音圧の変化を忠実かつ素早く反映するダイナミクス……音楽の魅力を味わうにはこうした音質がバランスよく備わったいいイヤホンが必要です。

そんなイヤホンがお手頃価格なら嬉しいですよね。

そこで、雑誌『家電批評』編集部では、高品質コーデック「LDAC」やノイキャンにも対応する安いワイヤレスイヤホンに注目。1万円前後の4製品を集めて比較を行いました。

今回は、その中で「音質BEST」を獲得した、final「ZE3000 SV」をピックアップして紹介します!

AV機器安いワイヤレスイヤホンのおすすめは?

A評価 final「ZE3000 SV」

総合評価: 4.17

 
総合評価
 4.17

大ヒットしたZE3000の後継機。ついにノイズキャンセリング搭載!

安いワイヤレスイヤホン4製品の比較検証で「音質BEST」を獲得したのが、A評価のfinal(ファイナル)「ZE3000 SV」​です。

本機は、音質特化の設計で知られるfinal「ZE3000」をフルモデルチェンジした製品。ドライバーを大型化し、新たにノイズキャンセリングを新搭載しました。

「低音楽器(コントラバスなど)の輪郭がややぼやける」(飯田さん)との指摘もありますが、4製品の比較検証で1位となったエディファイア「W260NC」よりも定位感や解像感に優れ、音質では本機がもっともおすすめです!

おすすめポイント
  1. 良好な装着感
  2. 細やかかつ骨太なサウンド
がっかりポイント
  1. 低音域の表現が惜しい
  2. 声を拾いづらいマイク性能
重量
4g(約、片耳)、39g(ケース込み)
再生時間
7時間(ANC切)
対応コーデック
LDAC、AAC、SBC
ドライバー
ダイナミックドライバー
型番
ZE3000 SV
ゴン川野 氏
ゴン川野 氏

弱点が少なく誰にでもおすすめ。特にボーカルものにマッチ!

テスト1:使い勝手

テスト1:使い勝手 安いワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • マイク:微妙
  • 外音取り込み:合格
  • ノイズキャンセリング:合格
  • アプリ:良好

マイクは声が途切れ途切れになり歪みも目立ちます。

ノイキャンは圧迫感のなさを優先した「コンフォートANC」という弱めなもの。電車内などでは今回4製品中1位のEdifier「W260NC」より物足りないですが、建物内の空調音などは低減できており、コンセプト通りの結果でした。

テスト1:使い勝手 安いワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ2

EQは手動調整です。

テスト2:音質

テスト2:音質 安いワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ
  • 音色:ウォーム
  • 装着感:良好
<解像度:良好>
飯田有抄 氏
飯田有抄 氏

ピアノの残響感なども豊かです。

ゴン川野 氏
ゴン川野 氏

エディファイア「W260NC」より低域が高解像。ヨルシカの楽曲ではボーカルの質感も再現しています。

<クリアさ:良好>
飯田有抄 氏
飯田有抄 氏

すっきりと音が立ち上がる。音そのものは太く伸びやか。

ゴン川野 氏
ゴン川野 氏

粒立ちがよくボーカルの輪郭が明瞭です。

<音域バランス:優秀>
飯田有抄 氏
飯田有抄 氏

非常にいい。どの音域も伸びやか。

ゴン川野 氏
ゴン川野 氏

フラットに聞こえて低音の厚みもある。理想的なバランス。

<音像定位:優秀>
飯田有抄 氏
飯田有抄 氏

オーケストラでは横の広がりに加え、縦の空間性も感じられました。

ゴン川野 氏
ゴン川野 氏

定位は明確。空間は広く緻密。

<ダイナミクス:良好>
飯田有抄 氏
飯田有抄 氏

低域が膨らむ場面では、若干不自然。

ゴン川野 氏
ゴン川野 氏

低域の押しが強く迫力がある。細かい音も再現できていた。

音質総評
ゴン川野 氏
ゴン川野 氏

以前は解像度重視だったが、final「ZE3000 SV」はボーカルも滑らかに再現。サウンドが進化した。

その他

その他 安いワイヤレスイヤホンおすすめ イメージ

イヤーピースが豊富です。

以上、final「ZE3000 SV」の紹介でした。

定位感や解像感に優れ、音質BESTとなった本機。予算は抑えたいけれど、音をもっとも重視したい人にぴったりのハイコスパなイヤホンです。気になったらチェックしてみてください!

AV機器ワイヤレスイヤホンの売れ筋ランキングもチェック!

ワイヤレスイヤホンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。