【結論】ミラー型ドライブレコーダーのおすすめはカロッツェリア
編集部で比較テストを行ったところ、デジタルミラー型ドライブレコーダーのベストバイに選ばれたのはパイオニア「カロッツェリア VREC-MS700D」でした。
前後カメラの昼夜映像がいずれもハッキリ見え、周囲の状況がよくわかります。バックミラーとしても優秀で、サイズが大きなミニバンでも後方の状況がわかりやすいです。
取り付けやすい&前後・昼夜ともキレイな映像でバックミラーとしても優秀!
- パイオニアカロッツェリア VREC-MS700D
- 最安価格: ¥34,550〜
ドライブレコーダーの種類

ドライブレコーダーにはさまざまなタイプがあります。自分にはどれが合っているのかを考えて選ぶようにしましょう。
前方1カメラタイプ
前方のみ撮影できるタイプ。リーズナブルで取り付けも簡単ですが、後方は撮影しません。
前方2カメラタイプ
前方と後方を記録できるタイプ。後方からの追突事故やあおり運転対策にも有効です。
前後2カメラ+車内カメラタイプ
前方と後方だけでなく、車内の様子も撮影。旅行時の車内の楽しい雰囲気や、万が一の車内トラブルの模様も録画できます。
360度カメラタイプ
前方と車内を360度カメラで撮影。側面からの接触の状況も確認しやすくなります。後方カメラが付属している製品もあります。
デジタルミラータイプ(前後2カメラ付き)
純正バックミラーの上から(または交換して)取り付けるモニターと前後2カメラのセット。前方と後方を記録できるだけでなく、後方の状況をモニターに映し出すので、純正バックミラーよりも後方の様子がわかりやすくなります。特に全長が長いミニバンに乗っている人は便利です。フロントウインドウに貼り付けるのは小型カメラのみのため、視界もスッキリします。
今回検証するドライブレコーダーは、すべてデジタルミラータイプ(前後2カメラ付き)です。
ミラー型ドライブレコーダーの検証方法
今回はデジタルミラータイプ(前後2カメラ付き)4製品をピックアップ。実際に取り付け、走行して、以下の項目を比較検証しました。各5点満点で採点しています。
項目1:カメラ品質(昼)

昼間に走行して録画し、前方・後方カメラ映像の見やすさをそれぞれチェックしました。
項目2:カメラ品質(夜)

夜間に走行して録画し、前方・後方カメラ映像の見やすさをチェックしました。
項目3:画角の広さ

録画した映像やスペックから、画角の広さを調べました。
項目4:操作性

デジタルミラー上のスイッチの押しやすさやメニューのわかりやすさなどをチェックしました。
項目5:付加機能

リアカメラの下降、後車接近警告など、ドライブレコーダー以外の付加機能の多さについて評価しました。
デジタルミラー型ドライブレコーダーのおすすめランキング
雑誌「家電批評」が実際に比較検証してわかった、「ミラー型ドライブレコーダー」のおすすめランキングです。ベストバイ1位はカロッツェリア(パイオニア)「VREC-MS700D」、2位はJVCケンウッド「DRV-EM4800」でした。
| 商品 | カメラ画質(昼) | カメラ画質(夜) | 画角の広さ | 操作性 | 付加機能 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パイオニアカロッツェリア VREC-MS700D
![]() |
|
11V型 |
370万画素(1/2.8型CMOSセンサー) |
水平134°、垂直70°、対角160° |
F2.2 |
2560×1440P / 1920×1080P |
||||||
JVCケンウッドDRV-EM4800
![]() |
|
12V型 |
1/2.8型(約207万画素フルカラーCMOS) |
水平133°、垂直69°、対角162° |
F2.0 |
1920×1080 |
||||||
セルスター工業CS-2000SM
![]() |
|
10.2インチ |
200万画素 |
水平114°、垂直61°、対角141° |
F2.0 |
1920×1080 |
||||||
MAXWINMDR-C014A
![]() |
|
10.88インチ |
200万画素 |
フロント:1080P / 720P、リア:1080P |
【1位】カロッツェリア(パイオニア)「VREC-MS700D」
- パイオニアカロッツェリア VREC-MS700D
- 最安価格: ¥34,550〜
- カメラ画質(昼)
- カメラ画質(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- おすすめポイント
-
- 前後カメラ映像は昼夜とも見やすい
- 取り付けや操作もラクに行える
- ディスプレイ
- 11V型
- 撮像素子
- 370万画素(1/2.8型CMOSセンサー)
- 記録画角
- 水平134°、垂直70°、対角160°
- F値
- F2.2
- 解像度
- 2560×1440P / 1920×1080P
- 型番
- VREC-MS700D
高い画素でハッキリと情報が読み取れる!

前方カメラの画素数は370万画素で、記録解像度は2560×1440。一般的なフルHD(約200万画素・1920×1080)と比べて多いため、前方車のナンバープレートだけでなく遠くの看板の文字や歩道を歩く人の顔もハッキリわかります。
後方カメラも前方と同等レベルの見やすさ!

後方カメラの画素数も、前方カメラと同じ370万画素。同じくらいの見やすさです。
夜間の見通しも高品質!

夜間は明るめに映り、ヘッドライトや街灯が当たっている場所なら状況がよくわかります。ネオン看板もにじんでおらず、書いている文字が読み取れます。
夜間の後方映像も鮮明でした

夜間の後方映像も見やすく、停止中の車ならナンバープレートの文字も読み取れます。
11V型と大きな液晶で視認性はバツグン

液晶は11V型と大きく、後方車の様子がよくわかります。最大3倍まで拡大表示できます。
液晶に前後の様子を映せる

液晶に前方と後方の様子を同時に映すこともできます。
タッチパネルで操作もラクラク

設定や調整の変更は、タッチパネルでラクに操作できます。
固定バンドで取り付けもお手軽

固定バンドを使って、純正バックミラーの上から簡単に取り付けられます。
【2位】JVCケンウッド「DRV-EM4800」
- JVCケンウッドDRV-EM4800
- 最安価格: ¥36,333〜
- カメラ画質(昼)
- カメラ画質(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- おすすめポイント
-
- 前後カメラ映像が明るめで見やすい
- 付加機能が豊富
- ディスプレイ
- 12V型
- 撮像素子
- 1/2.8型(約207万画素フルカラーCMOS)
- 記録画角
- 水平133°、垂直69°、対角162°
- F値
- F2.0
- 解像度
- 1920×1080
- 型番
- DRV-EM4800
車載電源ケーブルCA-DR550(実勢価格6930円)を使えば、最長24時間の駐車録画ができます。
画角が広くて周囲もよく見える

前方カメラの画素数は約207万画素で、記録解像度は1920×1080。全体的に明るめに映っている印象で、左右の画角も広いため、周囲の様子がよくわかります。
ナンバープレートの数字を見える十分な視認性

後方カメラの画素数も前方カメラと同じ約207万画素。近い位置の車なら、ナンバープレートの数字も読み取れます。
夜間の映り具合もかなり高精度

夜間も全体的に見た目より明るく映り、街の様子はよくわかります。ヘッドライトや街灯が当たっている場所なら、看板やナンバープレートも読めます。
夜間の後方映像の視認性も◎

夜間の後方映像も全体的に明るめ。すぐ後ろに停まった車のナンバープレートの数字はハッキリわかります。
12V型と広めの液晶で見通し良好!

液晶は12V型とかなり大きく、後方の様子がよくわかります。最大1.5倍まで拡大表示できます。
液晶内に前方と後方を表示

液晶内に前方と後方の様子を同時に映せて便利です。
タッチパネルで簡単操作

タッチパネルなので、設定や調整の変更を簡単に操作できます。
固定用バンドで留めるだけでOK

純正ミラーに付属の固定用バンドで留めるだけ。幅広い車種に取り付けられます。
【3位】セルスター工業「CS-2000SM」
- セルスター工業CS-2000SM
- 最安価格: ¥46,800〜
- カメラ画質(昼)
- カメラ画質(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- おすすめポイント
-
- 前後カメラ映像は自然な見え方
- 付加機能がかなり豊富
- ディスプレイ
- 10.2インチ
- 撮像素子
- 200万画素
- 記録画角
- 水平114°、垂直61°、対角141°
- F値
- F2.0
- 解像度
- 1920×1080
- 型番
- CS-2000SM
GPSおしらせ機能用のGPSデータは毎月無料で更新できるのもありがたいです。
実際に見えている景色に近い映像

前方カメラの画素数は200万画素で、記録解像度は1920×1080。実際の見た目に近いので見やすく、空の青さも再現。少し離れた車のナンバープレートも読み取れます。
後方カメラの見やすさも同程度

後方カメラの画素数も前方カメラと同じ200万画素。自然な見た目は前方カメラと同じで、電柱の小さい文字も読み取れます。
夜間映像も明るい

夜間は全体的に明るめに映っており、暗めの裏通りを走っても左右の歩道の様子までわかります。
後方映像も明るめで見やすい

夜間の後方映像も全体的に明るめに映っており、車や歩いている人の様子もよくわかります。
大きめの液晶で視認性は高い

液晶は10.2型と大きめで、後方の視界を広く見やすく表示してくれます。
前方・後方を同時に表示

液晶内に前方と後方の様子を同時に映せます。2分割のほか、リアカメラ映像の中のサブ画面にも切り替えられます。
下部の物理スイッチで操作

設定や調整は、モニター下部の物理スイッチを押して変更できます。ただタッチパネルの方が使いやすいかも。
元々のミラーに挟み込んで設置

純正ミラーに挟み込むことで設置。さまざまなサイズのミラーに取り付けられます。
危機管理の機能も万全

津波などの災害・危機管理通報、「ゾーン30」などの安全運転ポイントや取締機のお知らせ機能を装備。安心して運転できます。
【4位】MAXWIN「MDR-C014A」
- MAXWINMDR-C014A
- 最安価格: ¥22,899〜
- カメラ画質(昼)
- カメラ画質(夜)
- 画角の広さ
- 操作性
- 付加機能
- おすすめポイント
-
- 周囲の様子はしっかりわかる
- リーズナブルな価格
- ディスプレイ
- 10.88インチ
- 撮像素子
- 200万画素
- 解像度
- フロント:1080P / 720P、リア:1080P
- 型番
- MDR-C014A
実勢価格の安さは魅力です。

前方カメラの画素数は200万画素で、記録解像度は1920×1080。色合いがやや濃いめに表現されていますが、違和感はありません。隣のレーンの車のナンバープレートも読み取れます。
後方は広角気味に写ります

自然な見た目は前方カメラと同じで、電柱の小さい文字も読み取れます。広角気味に映っており、画面両端のビルはやや曲がって映ります。後方に停まった車の様子やナンバープレートはしっかり読み取れます。
明るめの夜間映像

夜間は全体的に明るめですが、店のネオン看板の文字は読み取れます。前の車のナンバープレートの数字もわかります。
夜間の後方も見やすい

リアウインドウにスモークが貼られている車だったため、夜間の後方映像は前方カメラよりは暗めに映りました。とはいえ、後方に停車した車のナンバープレートは読み取れます。
大きめの液晶で視認性高め

液晶は10.88型と大きく、後方の視界映像が見やすいです。映像の表示拡大もできます。
前方と後方を同時表示

液晶内に前方と後方の様子を同時に映すことができます。
タッチパネルで簡単操作

タッチパネルにより、設定や調整を簡単に変更できます。
2箇所のゴムで挟むだけで設置

純正バックミラーの上から、2カ所の取り付けゴムで挟むだけ。本体への接続も配線1本のみなので、取り付けがとても簡単に行えます。
ドライブレコーダーのメリット

事故を起こすと自分も相手も気が動転しており正しく状況説明ができないばかりか、100%相手の不注意だったとしても、言い分によっては自分が不利になる場合もあります。
ドライブレコーダーは前後数十秒の映像のほか、位置や速度などの走行データも記録してくれるため、交通事故に遭った際の証拠として役立ちます。
メリット1:事故の証拠になる
ドライブレコーダーには客観的な映像が記録されています。自分と相手の言い分が食い違った場合にも、どちらが正しく状況説明しているかをドライブレコーダーの映像で判断できるため、ドライバー同士のトラブルを回避することもできます。
事故に巻き込まれた際に自分自身を守るためにも、ドライブレコーダーは運転するときには必須のカーグッズです。
メリット2:危険運転の抑止効果
事故の証拠になるドライブレコーダーは、相手の非だけではなく自分の運転の非も映し出します。
ドライブレコーダーを取り付けることで、自然と安全運転を心がける意識が強くなります。
また、ドライブレコーダーがついていると周囲にアピールすることで、あおり運転や過度な幅寄せなどの迷惑行為への対策にも繋がります。
メリット3:ドライブの思い出を記録
昨今のドライブレコーダーのなかには画質が良く、車外だけでなく車内の映像もクリアに残してくれるものもあります。
映像は事故の際の証拠にもなりますが、実はドライブの思い出としても活用できます。
ドライブ中の様子を漏らさずに録画してくれるため、旅のあとに振り返ったり、編集することで立派なムービーに仕上げたりすることができます。ドライブにおける楽しみが増えますよね。
運転中にははっきりと見ることができなかった外の風景をじっくりと楽しむことも可能です。
デジタルミラー型ドライブレコーダーのおすすめ まとめ
以上、デジタルミラー型ドライブレコーダー4製品の検証結果でした。
基本的にどれも高評価で、目立った欠点はほとんど見当たりませんでした。おすすめ1位でベストバイとなったのは、カロッツェリア「VREC-MS700D」で、特に高評価。ほとんど不満のない一台です。
とにかく見やすい前後カメラの映像

カロッツェリア(パイオニア)
VREC-MS700D
ベストバイは、カロッツェリア(パイオニア)「VREC-MS700D」。前後カメラの映像がとても見やすいので、万が一の事故の際の証拠としてだけでなく、バックミラーとしても優秀。ドライブの思い出も残せます。
今回のランキングを参考に、自分に合った製品を見つけて、より快適で安全なカーライフを手に入れてください!
ドライブレコーダーの売れ筋ランキングもチェック!
ドライブレコーダーのAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/100wm/img_b3288d40ddd40fcbbae4c094af12cf8323865.png)







夜間でもネオン看板が滲んでいなくて、書いている文字がはっきりと読み取れました!