PS5対応内蔵SSDの買い時はいつ?
2020年の発売から長らく“欲しくても買えない”状態が続いていたPS5ですが、2023年に入ってようやく品薄が解消。以前とは打って変わり入手しやすくなっています。
それに伴い人気が高まっているのが、本体容量アップに使えるM.2接続SSDです。
SSDの価格が幅に下落している今が買い時
SSDの価格は、供給過多などを理由に2022年末から急落が続いています。もちろん今後も下がり続ける可能性はありますが、PS5で使用できるM.2(接続端子の規格名)タイプは価格の安い今が買い時です。PS5をゲットできたなら、次に用意すべきアイテムと言っても過言ではないでしょう。
そこで今回雑誌「家電批評」が、買い時であるPS5対応内蔵SSDの「最強」を探し、徹底比較しました。なお、1TBモデルでテストを行っていますが、値段が下がっていることもあり、比較結果を元に2TB以上の容量のモデルを選ぶのもおすすめです。
PS5に増設できるSSDの条件は?
(C)2020 Sony Interactive Entertainment Inc. All rights reserved.Design and specifications are subject to change without notice.
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
PlayStation(R) 5
定価:¥49,478(デジタル・エディション)、¥60,470(ディスクドライブ搭載)
SSD:825GB
映像出力:4K 120Hz、8K TV、VRR
PS5は2021年の9月15日のソフトウェア(本体)アップデートにより、内蔵SSDの増設に対応しました。
現行PS5の本体ストレージは825GBで、そのうちゲームのインストールに使えるのは約600〜700GB程度です。
PS5用ゲームのインストールサイズは大きいもので1タイトル100GBを超えるため、容量拡張のための内蔵SSD増設はPS5を長く使うなら必須といえます。
といっても、すべてのM.2接続SSDが使えるわけではありません。PS5に増設できるSSDの選び方の条件は、次のとおりです。
PS5に搭載できる内蔵用SSDの条件
- インターフェース:PCI-Express Gen4×4対応M.2 NVMe SSD(M Key)
- ストレージ:250GB~4TB
- 放熱機構を含むサイズ:最大幅25mm、長さ30、40、 60、80、110mm、高さ最大11.25mm(基板から上8.0mmまで/下2.45mmまで)
- 読み込み速度:5500MB/s以上を推奨
- 放熱構造:ヒートシンク・熱伝導シートなどが必須
PS5に搭載するためのSSDには厳しい条件が設定されていて、なかでも重要なのは読み込み速度です。また、放熱のためのヒートシンクも必須となります。
ソニーのプレイステーション公式サイトには必須スペックから適用寸法まで、事細かに明示しています。購入する前に一読しておくことをおすすめします。
PS5の標準内蔵ストレージは換装できない = 増設は必須
PS5本体に使われているものは高速カスタムSSDで、容量が825GBしかありません。そのうちゲームのインストールに使えるのは600〜700GB程度です。
ゲームタイトルによっては1本で100GB以上使うこともあるので、数本のインストールでいっぱいになる可能性も。容量不足を補うには増設はほぼ必須! PS5はSSDの増設が前提の設計といっても過言ではありません。
容量アップには外付けSSDも使える
ちなみに、容量が足りなくなった場合、本体を開けて内蔵SSDを増設するのではなく、USB端子に外付けポータブルSSDを接続し容量をアップさせることも可能です。
外付けSSDで容量を増やすのは、とにかく簡単なのがメリット。内蔵SSD増設が難しそうに感じる場合は、外付けポータブルタイプのSSDを選択してもいいでしょう。(USB3.0以降の規格で、250GBから8TBまでの容量のものに対応します)
デメリットとして、PS5のゲームは外付けSSDからゲームを起動してプレイすることはできません。本体側にコピーする必要があるので、面倒に感じる場合は内蔵SSDの増設を検討した方がいいでしょう。
なお、PS4のゲームに関しては、PS4のときと同じく外付けSSDから直接起動できます。さらに、PS4で使用していた外付けSSDをPS5に接続するだけで、再ダウンロード・データ移行なしでそのままプレイできます(同じPSNアカウントでログインしている必要があります)。PS4のゲームは外付け、PS5のゲームは内蔵SSDにインストールという運用方法もおすすめです。
増設する内蔵SSDは公称7000MB/s以上がおすすめ!
安価でも読み込み速度が遅い製品は、PS5に装着するのは不向きです。ソニーの推奨は5500MB/s以上ですが、メーカー公称7000MB/s以上のSSDがおすすめです。
それでは、本題の比較検証の詳細について解説します。
おすすめPS5対応ヒートシンク搭載SSDのテスト方法は?
今回は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる、人気・売れ筋のPS5&PC用M.2接続高速SSD6製品をピックアップ。
検証には、IT・ガジェット系ライターの町田大士さんにご協力いただきました。M.2 SSDはPS5とWindowsパソコンの実機で測定しています。
PS5の本体機能とパソコンで実測
PS5にSSDを増設してフォーマットすると、その際に自動で読み込み速度が表示されます。このリード値を5回記録し、平均値を計算しました。(PS5システムソフトウェアのバージョンは「23.01-07.00.00」で行っています)
パソコンでは「CrystalDiskMark」(※1)で15回速度測定した平均値を掲載しました。
また、測定後に「CrystalDiskInfo」(※2)でSSDの温度を確認し、最高温度と冷却までの時間を測定して評価しています。なお、PS5とパソコンは、通信などによる余計な影響を避けるためどちらも完全オフライン環境で検証しました。
※1:転送速度測定用ベンチマークソフト ※2:HDD/SSDの情報表示ソフト
PS5への増設に最適な内蔵SSDのおすすめは?
検証結果は、評価の高かったPS5対応内蔵SSDからおすすめ順に、ランキングで発表します。
PS5には読み込み速度が速いSSDが推奨されているため、推奨値より余裕を持たせて、今回はメーカー公称の読み込み速度が「毎秒7000MB」以上の製品をそろえています。
なお前述のとおり、今回はすべて1TBモデルで比較テストを行いました。最近は価格が下落傾向にあるので、容量に余裕を持って2TB・4TB版を選ぶのもおすすめです。
プロと一緒に実際に使ってみた、PS5対応SSDのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||
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コルセアMP600 PRO LPX PCIe Gen4 x4 NVMe M.2 SSD 1TB
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7100MB/s |
CSSD-F1000GBMP600PLPW |
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シーゲートFireCuda 530 Heatsink
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7300MB/s |
ZP1000GM3A023 |
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ADATALEGEND 960 MAX
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7400MB/s |
ALEG-960M-1TCSA |
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アイ・オー・データ機器HNSSD-1P5
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7400MB/s |
HNSSD-1P5 |
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ウエスタンデジタルWD_Black SN850X
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7300MB/s |
WDS100T2X0E |
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トランセンドTS1TMTE250H
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7200MB/s |
TS1TMTE250H |
【1位】コルセア「MP600 PRO LPX PCIe Gen4 x4 NVMe M.2 SSD 1TB」
- コルセアMP600 PRO LPX PCIe Gen4 x4 NVMe M.2 SSD 1TB
- 実勢価格: ¥12,500〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥14,472〜
- シーケンシャル読み込み
- シーケンシャル書き込み
- IOPS読み込み
- IOPS書き込み
- PS5リード&コピー速度
- 冷却性能
- GB単価
安価ながらハードな読み書きに耐え得る性能
PS5対応内蔵SSDのおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのは、コルセア(CORSAIR)「MP600 PRO LPX PCIe Gen4 x4 NVMe M.2 SSD 1TB」。
PS5とパソコン、両方のテストで欠点のない結果となりました。価格面でも非常に優秀で、コスパは随一となっています。
読み込み・書き込み値ともに公称速度に近いパフォーマンスを発揮しながら複数回のテストでも数値のブレが少なく、この安定性がベストバイの決め手です。
2位のシーゲートと非常に似たスコアを発揮したうえで価格が安かったため、1位になりました。
- おすすめポイント
-
- 読み込み・書き込み値が公称速度に近い
- 安定した高速動作
- 6製品中コスパは随一
- 公称最大リード速度
- 7100MB/s
- 型番
- CSSD-F1000GBMP600PLPW
▼テスト結果
- 公称最大リード速度:7100MB/s
- シーケンシャル読み込み:6452MB/s
- シーケンシャル書き込み:5891MB/s
- IOPS読み込み:870110
- IOPS書き込み:1189139
- PS5リード&コピー速度:6539MB/s
安定した高速動作!
テスト回数を重ねても、数値が最も安定していました。
高温でも同じパフォーマンス
テスト中は最高65℃まで上がりましたが、速度はほぼ変わりませんでした。
【2位】シーゲート「FireCuda 530 Heatsink」
- シーゲートFireCuda 530 Heatsink
- 実勢価格: ¥23,544〜
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- シーケンシャル読み込み
- シーケンシャル書き込み
- IOPS読み込み
- IOPS書き込み
- PS5リード&コピー速度
- 冷却性能
- GB単価
前回のテストではトップの評価
PS5対応内蔵SSDのおすすめランキング2位は、シーゲート(Seagate)「FireCuda 530 Heatsink」。
今回も高速、かつ安定動作を発揮しました。読み書きの性能も高速で安定しています。
ゲーミングPCで人気のシリーズですが、ゲーム時でも耐えられるような冷却性能を発揮しました。
1TBだけでなく500GB、2TB、4TBまであるラインナップも魅力。オールマイティで安定した性能を求める人向けにおすすめです。
- おすすめポイント
-
- スペックどおりの高速動作
- 高負荷中でも温度は安定
- ストレージ容量のラインナップが豊富
- 公称最大リード速度
- 7300MB/s
- 型番
- ZP1000GM3A023
▼テスト結果
- 公称最大リード速度:7300MB/s
- シーケンシャル読み込み:6451MB/s
- シーケンシャル書き込み:5891MB/s
- IOPS読み込み:863988
- IOPS書き込み:1165515
- PS5リード&コピー速度:6538MB/s
【2位】ADATA「LEGEND 960 MAX」
- ADATALEGEND 960 MAX
- 実勢価格: ¥13,152〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥16,580〜
- シーケンシャル読み込み
- シーケンシャル書き込み
- IOPS読み込み
- IOPS書き込み
- PS5リード&コピー速度
- 冷却性能
- GB単価
安くても速度は十分
PS5対応内蔵SSDのおすすめランキング同2位は、ADATA「LEGEND 960 MAX」。
ラインナップ中最安ながら最高速度がしっかりと出ていました。
しかし、高温になるとIOPSが顕著に下がってしまったのが残念です。
- おすすめポイント
-
- 速度はしっかり出る
- 6製品中最安価格
- がっかりポイント
-
- 高温になるとIOPSが下がる
- 公称最大リード速度
- 7400MB/s
- 型番
- ALEG-960M-1TCSA
▼テスト結果
- 公称最大リード速度:7400MB/s
- シーケンシャル読み込み:6506MB/s
- シーケンシャル書き込み:6037MB/s
- IOPS読み込み:857466
- IOPS書き込み:1024103
- PS5リード&コピー速度:6287MB/s
【4位】アイ・オー・データ機器「HNSSD-1P5」
- アイ・オー・データ機器HNSSD-1P5
- 実勢価格: ¥18,428〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥19,770〜
- シーケンシャル読み込み
- シーケンシャル書き込み
- IOPS読み込み
- IOPS書き込み
- PS5リード&コピー速度
- 冷却性能
- GB単価
PS5対応内蔵SSDのおすすめランキング4位は、アイ・オー・データ機器(I・O DATA)「HNSSD-1P5」。
どのテストでも安定した速度を記録しているので、今後値下がりがあれば、選択肢に入りそうです。
- 公称最大リード速度
- 7400MB/s
- 型番
- HNSSD-1P5
- 型番
- HNSSD-1P5
▼テスト結果
- 公称最大リード速度:7400MB/s
- シーケンシャル読み込み:6412MB/s
- シーケンシャル書き込み:5912MB/s
- IOPS読み込み:1012683
- IOPS書き込み:1115613
- PS5リード&コピー速度:6390MB/s
【5位】ウエスタンデジタル「WD_Black SN850X」
- ウエスタンデジタルWD_Black SN850X
- 実勢価格: ¥15,298〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥16,660〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥16,819〜
- シーケンシャル読み込み
- シーケンシャル書き込み
- IOPS読み込み
- IOPS書き込み
- PS5リード&コピー速度
- 冷却性能
- GB単価
PS5対応内蔵SSDのおすすめランキング5位は、ウエスタンデジタル(Western Digital)「WD_Black SN850X」。
2022年8月発売。PS5でのテストはイマイチでしたが、パソコンでの検証では安定したスコアを発揮。
パソコン用途なら十分におすすめです。
- 公称最大リード速度
- 7300MB/s
- 型番
- WDS100T2X0E
▼テスト結果
- 公称最大リード速度:7300MB/s
- シーケンシャル読み込み:6572MB/s
- シーケンシャル書き込み:6194MB/s
- IOPS読み込み:823765
- IOPS書き込み:1163179
- PS5リード&コピー速度:6210MB/s
【6位】トランセンド「TS1TMTE250H」
- トランセンドTS1TMTE250H
- 実勢価格: ¥19,780〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥19,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥19,800〜
- シーケンシャル読み込み
- シーケンシャル書き込み
- IOPS読み込み
- IOPS書き込み
- PS5リード&コピー速度
- 冷却性能
- GB単価
PS5対応内蔵SSDのおすすめランキング6位は、トランセンド(Transcend)「TS1TMTE250H」。
2022年8月発売。公称速度は控えめですが、PS5の実測値は優秀な結果でした。
パソコンで使う際は安定性に懸念があります。
- 公称最大リード速度
- 7200MB/s
- 型番
- TS1TMTE250H
- 型番
- TS1TMTE250H
▼テスト結果
- 公称最大リード速度:7200MB/s
- シーケンシャル読み込み:6508MB/s
- シーケンシャル書き込み:5569MB/s
- IOPS読み込み:681279
- IOPS書き込み:876884
- PS5リード&コピー速度:6386MB/s
コスパの高いPS5対応内蔵SSDのおすすめは?
ここでは、今年の比較ラインナップには入りませんでしたが、昨年のテストで優秀だった2製品を紹介します。どちらもマニュアル付きで、最近は価格が下落傾向にあるのもおすすめできるポイントです。
ネクストレージ「NEM-PA 1TB」
- ネクストレージNEM-PA 1TB
- 実勢価格: ¥16,880〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥16,880〜
ネクストレージ「NEM-PA1TB」。パッケージで「PS5対応」をうたっています。速度と冷却性能の両面で優秀なおすすめSSDでした。
高い冷却性能
おすすめポイントは冷却性能の高さです。凹凸のあるアルミ製のヒートシンクは冷却性能抜群でした。
日本語マニュアル付き
PS5カバーの取り外しから解説しているマニュアルが付属。やはりこれがあると安心です。
サムスン「980 PROwith Heatsink 1TB」
- サムスン980 PRO with Heatsink 1TB
- 実勢価格: ¥31,100〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥59,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る
サムスン「980 PRO with Heatsink 1TB」。PS5の基準はクリアしており、問題なく動作しました。
マニュアル完備
おすすめポイントの一つであるマニュアル。
PS5への取り付けマニュアルは紙でなく専用サイト。パッケージに掲載されたQRコードからアクセスできるので、スマホやタブレットで見ながら作業できます。
手順を確認しながら作業したい人におすすめです。
PS5にM.2 SSDを取り付ける方法は?
PS5のSSDは、内部にある専用スロットに挿して増設します。しかしそのやり方はマニュアルがないとまず無理なので、ここでその取り付け方・増設手順を解説していきます。
なお、増設の条件を満たしたSSDを取り付ける作業は、PS5の保証範囲内となっています。
取り付けは、PS5が最新のシステムソフトウェアにアップデートされていることを確認してから行いましょう。
1:PS5のカバーを外す
PS5をひっくり返し、上写真のようにディスク挿入口(デジタルエディションの場合は前面)を手前側にします。
その状態でカバーの左上を持ち上げながら、右下を右側にずらせばカバーが簡単に外れます。あまり強く持ち上げすぎないように注意しましょう。
カバーの取り外しにはやや力がいるので、布など柔らかい素材の上で作業することをおすすめします。
2:拡張スロットにSSDを装着する
本体カバーが外れたら、プラスドライバーでSSDの取り付け場所である拡張スロットのカバーも外します。
内部はスペーサーが「110」の場所にあるので、SSDのサイズ(今回は「80」)に移動させて固定します。あとはSSDを拡張スロットに挿し、ネジ留めしてカバーを戻せばSSDを認識できます。
ソニーのプレイステーション公式サイトにも説明があるので、チェックしてみてください。
PS5対応内蔵SSDの人気メーカーは?
ここでは、PS5対応内蔵SSDのおすすめ人気メーカーを紹介します。
サムスン
2006年に世界で初めてSSDの量産化をした韓国の企業サムスン。自社で設計から製造まで行い高コストパフォーマンスがよく、読み書き速度の安定性能が優れています。
Seagate
アメリカに本拠地を構えるSeagateはHDDが特に有名。2019年からSSDに本格参入し、3つのブランドを展開しています。
「BarraCuda」はスタンダート、「FireCuda」はゲーマ向け、「IronWolf」はNADなどの24時間稼働機器向けと用途によって簡単に選ぶことができます。
WD (Western Digital)
こちらもアメリカのストレージ製造メーカーWD (Western Digital)はSSDはもちろんHDDも多数販売しており、グレードによって色分けされているのが特徴です。
NASなどの24時間365日の連続稼働を想定したモデル「Red」や高性能のPCの使用を想定した読み書き速度の早い「Black」、性能と価格のバランスが取れた「Blue」などを展開しています。
crucial
半導体メーカー、マイクロンテクノロジーのメモリ製品のブランド名であるcrucial。コストパフォーマンスのいい「P3」中間グレードの「P3 Plus」、ゲーマーやクリエイター向けの「P5 Plus」を展開しています。
まとめ:ゲーマーなら2TB以上の増設もおすすめ
以上、PS5対応内蔵SSDのおすすめランキング5選でした。
雑誌「家電批評」では2022年1月号でも同様の検証を行いましたが、当時と比べると製品のラインナップが充実しており、全体的な品質が上がっているという印象です。
テスト中は余計な処理が入らないように、全アプリを終了させた状態かつオフラインで行ったにもかかわらず、結果にあまり差はつきませんでした。言い方を変えれば、基準を満たしていればどのSSDでもある程度の高速安定性は保証されている……とも言えるでしょう。
そこで注目したいのが、動作の安定性とコスパです。高評価となった製品は連続テストによる高温状態でも安定してスコアをほとんど落としませんでした。
なかでもベストバイとなったコルセアは、比較的安価ながら読み書き速度・安定性ともに高評価。PS5用だけでなく、M.2スロットを備えたパソコン用途でもオススメできます。
最高峰スペックで安定&爆速ながら手頃なコルセア
コルセア
MP600 PRO LPX
PCIe Gen4 x4 NVMe M.2 SSD 1TB
コルセア「MP600 PRO LPX」は、安価ながらハードな読み書きに耐え得る性能。スペックもよく安定&爆速でこの価格なので、安心・快適で便利に使えます。
長くPS5を使うなら足りない容量を増やすことになるのは確実。今から導入を検討しておくのも悪くありません。ヘビーゲーマーなら、容量に余裕を持って2TBや4TBの容量のSSDの増設も視野に入れるといいでしょう。
PS5対応内蔵SSDが気になっている人は、本記事のおすすめランキングを参考に、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
PS5対応内蔵SSDの売れ筋ランキングもチェック!
PS5対応内蔵SSDのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
標準SSDの容量を考えれば増設は必須。M.2 SSDの動向は今後も見守っていく必要があります。