ロボット掃除機は本当に必要? メリットとは
令和版“三種の神器”のひとつにもなったロボット掃除機。
でも、高額な製品も多いので「ロボット掃除機で本当にキレイになるの?」「スティック掃除機より便利なの?」「なにを買ったらいいの?」と購入に踏み切れない人も多いのでは?
最近では家具などの障害物を立体的に認識する前面カメラや各種センサーを搭載しているモデルも多く、専用スマホアプリと連携して使うのが一般的になっています。
ゴミの自動収集機能付きの充電ドック(充電を行う拠点、ベース、ステーションのこと)、自動充電・自動再開機能、水拭きモップの自動洗浄&乾燥機能など、大型化&多機能な製品が増えているんです。
ロボット掃除機を使うメリットは?
ロボット掃除機ユーザーに聞いたメリットで多かったものが、「床の髪の毛やホコリが目に見えて減る」ということ。
ロボット掃除機は放っておくだけで部屋をきれいにしてくれるのが魅力の家電。週2〜3回のペースで使うだけで、自分で掃除機をかけなくても床のホコリや髪の毛が目に見えて少なくなります。
ソファやベッドの下など手が届きにくい家具下の隙間のゴミも吸引するので掃除がラクになります。
ロボット掃除機が合う人、合わない人は?
ロボット掃除機には、生活様式によって「合う人」「合わない人」がいます。
ロボット掃除機のデメリットは、床のゴミは少なくなるものの走行できない部分のゴミは取り切れず、スティック掃除機などに比べて吸引力が低いという点です。
そのため、掃除好きの人はロボット掃除機の成果に満足できず、そもそもロボット掃除機が動き回れない間取りだと使えません。完璧に掃除できないという点は弱点と言えます。
掃除機がけする暇がないほど忙しい人、ホコリを減らしてくれればいい程度のゆるい考えの人はロボット掃除機が合うでしょう。
ロボット掃除機は最上位モデルがベストなの?
ロボット掃除機は価格帯が幅広く、安価なものから多彩な機能が搭載された最新モデルは20万円以上のものもあってさまざま。
ただし、必ずしも最強性能・最上位モデルがベストとは限りません。一人暮らしなのか大家族なのか、どんな間取り・床素材なのか、掃除頻度など、環境や生活スタイルによって選ぶことが重要です。
ハイエンドモデルのロボット掃除機には多くの機能が搭載されていますが、ワンルームなどの間取りが狭い部屋では機能を持て余してしまうことも。一人暮らしなら低価格帯のロボット掃除機でも十分に活躍できます。
とはいえ、最新・最上位の製品は使用後のお手入れを毎回しなくていいなど、メリットも多いです。
そこで今回は、雑誌『家電批評』がそれぞれのライフスタイルに合うロボット掃除機を探して、最新モデルを中心に人気11製品を比較。
ネットの口コミやレビューだけではわからない実力を徹底テストし、おすすめを探しました!
最新ロボット掃除機の機能とは?
ロボット掃除機を初めて購入する人、買い替えを考えているなら、最新のロボット掃除機に搭載されている機能をチェックしましょう。
前面カメラとセンサー
部屋の間取りを把握するのに必要な〝目〟の役割をするのが前面カメラと各種センサーです。
本体上部の赤外線やレーザーセンサーで壁などとの距離を推定、前面カメラは取り込んだ映像で家具などの障害物を立体的に認識するのに使われています。
サイドブラシの本数
本体中央の吸引口にあるメインブラシにゴミをかき集めるのがサイドブラシです。
1本の場合、収集能力は下がりますが、余計なモノを巻き込む確率が下がり、巻き込んだとしてもリリースがしやすくなります。
充電ドック
ロボット掃除機が充電を行う拠点のこと。製品によっては、「ベース」「ステーション」とも。自動充電・自動再開の機能付きも増えています。
最近は多機能&サイズの大型化が進み、収集したゴミの自動回収や水拭きモップの自動洗浄機能を持つ製品も増えています。
アプリ連携機能
最近のロボット掃除機は専用のスマホアプリと連携して使用するのが一般的です。
掃除機本体とアプリは無線通信でやりとりするため、設置場所には無線LAN環境とネット回線が必須です。
清掃マップなどの便利機能(マッピング機能)はアプリ上で確認・実行するため、連携できないとロボット掃除機の実力を十分に引き出せません。
水拭きモップ
拭き掃除用のモップは本体後方のウラ側にあります。モップの形状はこれまで半円形が主流でしたが、最近は円形のモデルが増加中。
モップを持ち上げてカーペット等を濡らさないようなモップリフト機能を持つ製品もあります。
自動洗浄&乾燥
最新の高額製品は清掃後の水拭きモップをドック内で洗ってくれます。清掃用の水も自動給水するので、はじめに準備したあとはメンテ以外ではモップの着脱が不要な製品も。
エリア清掃
ロボット掃除機が作成したマップ(間取り図)は専用アプリ上で編集できます。リビング、キッチン、廊下といった具合にエリア分けすれば、そのエリアだけを清掃するように指示できます。
ロボット掃除機の選び方は?
ここでは、ロボット掃除機を選ぶときのポイントを紹介します。
選び方1:床素材ごとの吸引性能
掃除機に求めるのはやはり吸引性能。格安機の吸引性能も進化していますが、フローリングは吸引できてもカーペットやラグ系は苦手という製品も。
自宅の床素材がカーペットが多いならカーペットのゴミも吸引してくれる製品を選びましょう。
吸引性能のテスト方法
・カーペット
・フローリング
・クッションフロア
コーヒー粉・毛髪・紙片・砂を仮想ゴミとし、各エリアに散布。最も強力な吸引モードで走行させ、ゴミの取り残し量から吸引率を算出して評価しました。
選び方2:水拭き性能
水拭き掃除もメインで使いたいなら、水拭き用の水の自動給水やモップの自動洗浄&乾燥機能などの使いやすさも要チェックです。
水拭き機能のテスト方法
モップの取り付けや給水といった準備の手間をチェック。
さらに、水拭きの様子をサーモグラフィーで撮影し、濡れている範囲や拭きムラの有無から総合的に評価しました。
選び方3:立ち回り性能
衝突防止機能や落下防止機能を搭載しているモデルだと、より効率的に部屋を掃除できます。部屋に家具やモノが多い人、段差がある人はチェックしておきましょう。
立ち回り性能のテスト方法
マッピング後のリビングに「洗濯物の山」「ぬいぐるみ」などの突発的な障害物を置き、きちんと認識して回避できるかをテスト。
障害物回避能力に加えて、段差乗り越えの性能もチェックしました。
選び方4:設置性
ロボット掃除機は、「ベース」や「ステーション」とも呼ばれる充電ドックで充電をします。充電ドックが大きいと狭い部屋では置き場所を確保できない場合も。
製品によって設置条件が異なるので事前に確認しておきましょう。
設置性のテスト方法
充電ドックの設置時の体積を算出し、設置した際にどれだけのスペースをとるかを調べました。省スペースな製品ほど高評価としています。
選び方5:静音性
稼働音が大きいと在宅中に使うのがストレスになり、早朝・深夜の使用も難しくなります。快適に使うためには静かさにも注目して選びましょう。
静音性のテスト方法
掃除中の本体、および自動ゴミ収集時に発する騒音を測定。全体的に騒音が少ない製品ほど高評価です。
選び方6:アプリ性能
最近のロボット掃除機は、多くが専用のスマホアプリと連携して使用します。外出中でも操作できたり掃除予約ができるものもあります。
ロボット掃除機が作成したマップを編集したり指定したエリアだけを清掃できるなど、マップ機能もより便利になっています。
アプリ性能のテスト方法
マッピングや清掃によって作成される部屋の間取り図(清掃マップ)の精度、そのマップを利用した機能、選択できる清掃モードの種類、ライブカメラなどの付加機能をチェック。
アプリの操作性や使い勝手が良好な製品ほど高評価としました。
選び方7:メンテナンスのしやすさ
ロボット掃除機本体が回収したゴミを溜めておけるゴミステーションがあれば、ゴミ捨ての回数を減らせるのでおすすめです。
なかには、水拭きモップの自動洗浄&乾燥機能が搭載されているものも。
また、フィルターやダストボックスを取り外したり丸洗いできるできるものだと清潔に保つことができます。
メンテナンスのテスト方法
吸引したゴミの収集・廃棄方法の簡単さのほか、水拭きモップの洗浄の手間を評価。ユーザーの手を煩わせない製品ほど高評価にしています。
選び方8:使用感
どれだけ機能や性能が優れたモデルでも、使用する環境や生活スタイルに合っていなければ使いにくいと感じることも。
部屋数が多い一戸建てなら回避性能の高いものを、近隣への騒音が気になるなら静音性を重視して選ぶことでより快適に使えるようになります。
使用感のテスト方法
全テストに立ち会った雑誌「家電批評」編集部・山本とライター下田が、各製品の使用感を主観を交えて総合的に評価しました。
ルンバから格安機までロボット掃除機の徹底比較
今回は、主要メーカーと新規参入メーカーから、実勢価格が約6〜22万円までのロボット掃除機をピックアップ。アイロボット「ルンバ i5+」の1製品を除き、水拭き兼用の製品です。
テストは2回に分けて行い、1回目は2023年秋に11製品をテスト。 さらに、1位製品とその後に主要メーカー(ドリーミー、アイロボット、エコバックス)から発売された最新3製品を再テストしました。
テストでは、以下の点数比重で評価しました。
吸引性能(15点)
水拭き性能(10点)
立ち回り性能(15点)
設置性(5点)
静音性(10点)
アプリ性能(25点)
メンテナンス(10点)
使用感(10点)
それでは、テスト結果を評価の高かった順にロボット掃除機のおすすめ商品を紹介します。
まずは、1位製品と主要3メーカーの新製品をテストした最新テストのランキングです!
※ロボット掃除機が充電するために戻る「ドック」は製品によって名称が異なりますが、本記事ではメーカーの固有名称によらず、共通名称として「ドック」と表記します
【最新】ロボット掃除機のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、最新ロボット掃除機のおすすめランキングです。格安機も含めたランキングも下に続くので参考にしてみてください。
商品 | おすすめポイント | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ドリーミーDreameBot L20 Ultra Complete
|
直前でサッとかわす高い障害物回避性能/水拭きモップの着脱・洗浄・乾燥が全自動/アプリが使いやすくマップの精度も良好 |
350mm(本体)、426mm(自動集塵ベース) |
350mm(本体)、499mm(自動集塵ベース) |
103.8mm(本体)、606.5mm(自動集塵ベース) |
4.3kg(本体)、13.3kg(自動集塵ベース) |
|
ロボロックS7 MaxV Ultra
|
吸引能力はとにかく高い/適度の濡れとムラなしの水拭き/ドックが小さめで設置性が良好 |
42.2cm |
50.4cm |
42.0cm |
13.2kg |
|
アイロボットルンバ コンボ j9+
|
水拭き準備の手間が軽減/環境に左右されず使い勝手がいい |
339mm(ルンバ本体)、401mm(クリーンベース) |
417mm(クリーンベース) |
87mm(ルンバ本体)、415mm(クリーンベース) |
4.1kg(約、本体重量バッテリー含む) |
|
エコバックスDEEBOT X2 OMNI
|
四角い形状で部屋の隅にブラシが届く |
443mm(充電器含む) |
394mm充電器含む() |
527.5mm(充電器含む) |
16kg(ドック、バッテリー含む) |
【1位】ドリーミー「DreameBot L20 Ultra Complete」
- ドリーミーDreameBot L20 Ultra Complete
- 実勢価格: ¥99,800〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥99,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥99,800〜
- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
最新ロボット掃除機のおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのは、ドリーミー(Dreame)「DreameBot L20 Ultra Complete」。
ドリーミーの2023年最新モデル。吸引&水拭き掃除、障害物回避で高いポテンシャルを見せ、ベストバイに輝きました。
障害物に対する挙動がスマートで見ていて気持ちいいです。唯一の弱点はドックが大きく設置場所を選ぶところ。
しかし、高度な障害物回避性能にモップの自動着脱も可能!ゴミ取りも水拭きも手間ナシで、掃除・回避・アプリのすべてで弱点が見えないロボット掃除機です。
- おすすめポイント
-
- 直前でサッとかわす高い障害物回避性能
- 水拭きモップの着脱・洗浄・乾燥が全自動
- アプリが使いやすくマップの精度も良好
- がっかりポイント
-
- ドックが大きく置き場所の確保が必要
- 幅
- 350mm(本体)、426mm(自動集塵ベース)
- 奥行
- 350mm(本体)、499mm(自動集塵ベース)
- 高さ
- 103.8mm(本体)、606.5mm(自動集塵ベース)
- 重量
- 4.3kg(本体)、13.3kg(自動集塵ベース)
- 型番
- L20 ULTRA COMPLETE
※こちらの製品の一部ロットにはリコールがあります。詳しくはこちら
吸引・水拭きの両掃除能力が高く、お手入れもラクです!
壁もスレスレで触れない! 障害物回避性能が極めて高い!
カメラの死角に入ったおもちゃ箱のフタこそ動かしてしまいましたが、床に置かれたおもちゃの塊には一切触れずに掃除をしてくれました。
ドリーミー「DreameBot L20 Ultra Complete」は空間の認識能力が極めて高く、壁や障害物にぶつかって確認する動作が非常に少ないのが特徴。
壁の直前でサッと方向転換する様は、見ていて気持ちよさを感じるほどスムーズです。回避性能が高い分、家具の足元へのアプローチは浅いですが、ゴミが取れないわけではありません。
前面のカメラで障害物をしっかり確認
障害物を察知すると直前でピタっと停止。いったん後ろに下がって正面を確認したあと、触れないように方向を変えて移動します。
水拭き関連の機能が充実!特にお手入れは全自動で手間が少ない!
ドックには給水&汚水タンクに加え、モップパッドの自動洗浄・乾燥機能も搭載。
パッドの自動着脱機能もあり、水拭きの準備やお手入れの手間が大幅に減るのはうれしいです。
モップが左右に寄る!
壁際にモップを近づける「モップエクステンド」機能も搭載。しかし、検証では壁とは逆方向にモップが……。
十分すぎる量のサプライ品が同梱!
日本限定の「Complete」は消耗品である洗浄液やサイドブラシなどの各種サプライ品が通常版より大量に同梱されています。
本体価格は割と高めですが、初期投資以外のコストが少ないのは魅力です。
【2位】ロボロック「S7 MaxV Ultra」
- ロボロックS7 MaxV Ultra
- 実勢価格: ¥51,000〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
最新ロボット掃除機のおすすめランキング2位は、ロボロック(Roborock) 「S7 MaxV Ultra」。
先に行ったロボット掃除機11製品比較でベストバイを獲得。
全般的に性能が高く、弱点が少ないのが特徴。再テストで若干評点を落としたものの、実力は1位と遜色なしです。
詳しいレビューは、格安機とも比較した11製品ランキングも参考にしてください。
- 幅
- 42.2cm
- 奥行
- 50.4cm
- 高さ
- 42.0cm
- 重量
- 13.2kg
- 型番
- S7MU52-04
【3位】アイロボット「ルンバ コンボ j9+」
- アイロボットルンバ コンボ j9+
- 実勢価格: ¥134,470〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
最新ロボット掃除機のおすすめランキング3位は、アイロボット(iRobot) 「ルンバ コンボ j9+」。
ドック内に給水タンクが搭載され、水拭き準備の手間が軽減。性能は前機種と同等も使い勝手は向上してます。使い勝手を重視する人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 水拭き準備の手間が軽減
- 環境に左右されず使い勝手がいい
- 幅
- 339mm(ルンバ本体)、401mm(クリーンベース)
- 奥行
- 417mm(クリーンベース)
- 高さ
- 87mm(ルンバ本体)、415mm(クリーンベース)
- 重量
- 4.1kg(約、本体重量バッテリー含む)
- 型番
- ルンバ コンボ J9+
使い勝手を重視するならルンバがおすすめ
水拭きモップが本体上面に移動するアイロボット「ルンバ コンボ j9+」なら、フローリングと毛が長めのカーペットが同居する部屋でも掃除を任せられます。
また、検証機中で唯一、ソファー下に潜って掃除したのもルンバでした。
【4位】エコバックス「DEEBOT X2 OMNI」
- エコバックスDEEBOT X2 OMNI
- 実勢価格: ¥83,800〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
最新ロボット掃除機のおすすめランキング4位は、エコバックス(ECOVACS)「DEEBOT X2 OMNI」。
スクエア形状の本体で部屋の隅にブラシが届く点はいいです。機能面も申し分ないですが、砂の吸引が振るわずこの順位に。
- おすすめポイント
-
- 四角い形状で部屋の隅にブラシが届く
- がっかりポイント
-
- 砂の吸引が振るわず
- 幅
- 443mm(充電器含む)
- 奥行
- 394mm充電器含む()
- 高さ
- 527.5mm(充電器含む)
- 重量
- 16kg(ドック、バッテリー含む)
- 型番
- DEEBOT X2 OMNI
格安機含めたロボット掃除機のおすすすめは?
この11製品テストでは、ルンバ、エコバックス、ドリーミーの型番違いモデルや10万円以下の格安機を含めてテストしています。
【1位】ロボロック「S7 MaxV Ultra」
- ロボロックS7 MaxV Ultra
- 実勢価格: ¥51,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥119,800〜
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- おすすめポイント
-
- 吸引能力はとにかく高い
- 適度の濡れとムラなしの水拭き
- ドックが小さめで設置性が良好
- がっかりポイント
-
- ソファの下は掃除できない
- 幅
- 42.2cm
- 奥行
- 50.4cm
- 高さ
- 42.0cm
- 重量
- 13.2kg
- 型番
- S7MU52-04
アプリやメンテナンスまで高次元
弱点を挙げるとするなら、障害物回避性能の高さゆえにソファ下を掃除できないことと、カーペット上に置かれた一部の障害物に弱いところです。
本製品、実は立ち回りテストでカーペット上の洗濯物の山に含まれたエプロンのヒモを巻き込んで清掃を停止しています。
原因はカーペット上で吸引力をあげる「ブーストモード」。ヒモを吸い込んだあとに回避行動を始めたのですが、吸引力を高めたまま動き回ったのが裏目に出て、身動きが取れなくなっていました。
ただ、これ以外は隙がなく、自動ゴミ収集、水拭きモップの自動洗浄とお手入れも簡単。
モップリフト機能もあるため、毛足の短いカーペットならモップを取り付けたままでも使用できます。
前面カメラを活用したライブ映像配信機能もあるので、見守りにも活用できます。
髪の毛もコーヒー粉もほぼ100%の吸引力
▼クッションフロア【吸引率99.5%】
▼タイルカーペット【吸引率100%】
▼フローリング【吸引率99.6%】
フローリングとタイルカーペットに髪の毛や紙片、コーヒー粉をまいて吸引力をチェック。
すると、清掃時間は10分以上と長いものの、コーヒー粉がわずかに隅に残った以外はほとんどのゴミを吸引。また、砂汚れが多い場所を想定したクッションフロアでは、11製品中トップの吸引力でした。
3エリアとも清掃時間が長いことから、時間をかけてゴミを取るタイプのようです。
取りこぼしてしまいそうな細かいゴミまで、しっかり吸引できていました。
床の拭きムラはなし
床全体を満遍なく水拭きできています。水拭き後、床を確認すると水滴もなく、靴下が濡れちゃった……なんてことも起こりません。
拭きムラはなく、きっちり拭けています。床の濡れ具合も程よく、床がビシャビシャにはなりません。
▼モップの準備
タンクに水を入れます。
モップを取り付ければ水拭きの準備が完了。床の拭きムラはありませんが、モップの取り付けだけは手間です。
コードもぬいぐるみも避ける
エプロンのヒモを巻き込んで動けなくなり、清掃が停止する事態も。
ぬいぐるみやコードはギリギリまで近づくも障害物と認識して回避。
障害物マークもちゃんと出ていました。
小さいおもちゃは最終的に蹴散らかしました。
障害物が幅5cm高さ3cm以上に達しないと、回避するのは難しそうです。
水拭きタンクは汚水を捨てるだけ
左から充電ドックにある汚水タンク、清水タンク、自動ゴミ収集機能。ゴミは専用の紙パックに回収されるので手間がかかりません。
ダストボックスは水洗いが可能。
水拭きモップの自動洗浄機能もあるので、わざわざ外して手洗いする必要もありません。
水拭きタンクは汚水を捨てるだけでOKです。
他製品は水拭き後に毎回の汚水捨てが必要ですが、ロボロックはそれがありません。
マップの精度も編集も簡単
マッピング精度が高く、ソファはなんと壁扱いに。一度清掃すると、障害物がアイコンとして表示されますが、カメラで障害物を自動撮影するにはアプリでの設定が必要。
また、清掃モードが豊富にそろっていて柔軟な清掃が可能です。
▼搭載モード
- 障害物検知
- ペットのフン回避
- 音声アシスタント(Alexa、Siri等)
- 消耗品情報
- スケジュール清掃
- カーペットブースト
- カーペット対応(モップリフト等)
- ライブカメラ ほか
【2位】ドリーミー「DreameBot L10s Ultra」
- ドリーミーDreameBot L10s Ultra
- 実勢価格: ¥188,000〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
吸引掃除も水拭きも任せられる
ロボット掃除機のおすすめランキング2位は、ドリーミー(Dreame)「DreameBot L10s Ultra」でした。
世界トップクラスのデジタルモーター技術を持つ中国の企業で、ロボット掃除機はすでにアメリカやヨーロッパで展開中。このドリーミー「DreameBot L10s Ultra」はハイエンドモデルです。
吸引・水拭き性能で満点を獲得し、特に水拭きを重視したい人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- 吸引性能は1位と同じ最高点
- 適度な水量でムラのない水拭き
- マップをはじめアプリ機能が豊富
- がっかりポイント
-
- ドック周辺に広いスペースが必要
- 幅
- 35.0cm
- 奥行
- 43.8cm
- 高さ
- 56.7cm
- 重量
- 12.6kg
- 型番
- L10s Ultra
〝ロボ掃界〟最後発のドリーミーが大健闘
最後発だけあって先発メーカーの上位製品がもつ「前面カメラ」「自動ゴミ収集」「水拭きモップの自動洗浄&乾燥」「モップリフト」をすべて備える充実した機能が特徴。
今回のテストでは吸引・水拭き性能で満点を獲得しました。
さらにマッピング性能も優秀なうえ、前面カメラから映像が送れる「リモートカメラ」機能などアプリの作り込みも良好で全般的に隙のない製品に仕上がっています。
1位と明暗を分けた点は2つ。
ひとつは障害物の回避能力が高いゆえにソファを障害物として認識し、ソファの下がまったく掃除できなかったこと。もうひとつはドック設置に必要なスペースが大きいことです。
ただ、価格は1位の製品より約3万円ほど安いので、コストパフォーマンスは良好で、おすすめです。
吸引力で満点を獲得
▼フローリング【吸引率99.2%】
▼タイルカーペット【吸引率100%】
▼クッションフロア【吸引率99.2%】
フローリングではコーヒー粉をほぼ取り切り、タイルカーペットにまいたゴミをすべて回収しました。クッションフロアに砂が残りましたがごく少量です。
水拭きは準備が簡単で性能も良い
水拭きの準備は清水タンクに水を入れて、モップ2個を取り付けるだけと簡単。
タンクは取り出しがしやすいです。
満遍なく拭けていて水拭き性能自体も良好です。
適度な水の量で、満遍なく床面を拭いてくれます。
マップは高精度で障害物情報も表示
マッピング性能は非常に高く、進入しなかったソファ下こそ壁と認識したものの検証場所の間取りを忠実に描画。清掃時に発見した障害物をマップ上にアイコン表示してくれる機能も好印象です。
【3位】ロボロック「S8 Pro Ultra」
- ロボロックS8 Pro Ultra
- 実勢価格: ¥127,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥150,000〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
水拭きモップのメンテがラクになった
ロボット掃除機のおすすめランキング3位は、ロボロック(Roborock)「S8 Pro Ultra」でした。
1位のロボロック「S7 MaxV Ultra」の後継機で2023年7月発売の最新製品ですが、フローリングで毛髪を2本取り残し、吸引性能で評価を下げてしまいました。
1位の後継機だけあって、水拭きモップの乾燥機能が追加されるなど随所で改良が見られましたが、リアルタイムカメラ機能が未実装だったりとベストバイには一歩及ばず。3位となりました。
高評価ロボロックの最新製品を求めるならおすすめです。
- おすすめポイント
-
- 吸引性能はS7世代と同様に高め
- 水拭きの準備がラクちん
- ドックのゴミ収集音が大きめ
- がっかりポイント
-
- アプリ関連機能が前機種に劣る
- 幅
- 42.6cm
- 奥行
- 51.4cm
- 高さ
- 45.0cm
- 重量
- 14.6kg
メンテナンス
▼ロボロック「S7 MaxV Ultra」
▼ロボロック「S8 Pro Ultra」
前機種のロボロック「S7 MaxV Ultra」と同様、モップの取り付けはスライド式です。
水拭き性能
全体的に水気は少なめです。
【4位】エコバックス「DEEBOT T20 OMNI」
- エコバックスDEEBOT T20 OMNI
- 実勢価格: ¥53,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥93,882〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
カーペット掃除はかなり良好
ロボット掃除機のおすすめランキング4位は、エコバックス(ECOVACS)「DEEBOT T20 OMNI」でした。
3種類の床材で実施した吸引力テストは、ゴミの回収率がほぼ100%と高い吸引性能を見せてくれました。カーペットが多く吸引力重視の人におすすめです。
水拭きは前機種「X1」で非搭載だったモップリフト機能が加わり、柔軟な水拭きが可能に。
ドックが大きくて圧迫感がありますが、ドックの周囲に必要なスペースは少なめで設置性は割と優秀です。
- おすすめポイント
-
- カーペットの吸引性能が高い
- 清掃中の本体稼働音が静か
- がっかりポイント
-
- 障害物回避はやや苦手
- 水拭きの水量が標準で多め
- 幅
- 36.2cm
- 奥行
- 36.2cm
- 高さ
- 10.35cm
- 重量
- 4.4kg
- 型番
- DEEBOT T20 OMNI
吸引性能
▼フローリング【吸引率99.8%】
▼タイルカーペット【吸引率100%】
▼クッションフロア【吸引率98.6%】
フローリングはコーヒー粉をほぼ吸引し、タイルカーペットのゴミは毛髪も紙片も残さず吸い取りました。クッションフロアの砂はほんの少し残っていました。
使用感
水拭き用の水のタンクやゴミの収集場所がまとまっているのは◎。しかし、ドックが大きく動かそうとするだけで大変でした。
【5位】アンカー「Eufy Clean X9 Pro with Auto-Clean Station」
- アンカーEufy Clean X9 Pro with Auto-Clean Station
- 実勢価格: ¥98,000〜
- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
静音性が高く静かに掃除できる
ロボット掃除機のおすすめランキング5位は、アンカー(Anker)「Eufy Clean X9 Pro with Auto-Clean Station」でした。
大きな特徴は本体稼働音の小ささ。他製品は強モードで動かすと話し声が聞こえづらくなるレベルなのに、本製品は最強でも標準モードと同等の大きさです。
これなら自宅にいるときに掃除させても音がストレスになりません。ロボット掃除機を吸引力+静かさで選びたい人にはおすすめです。
水拭きは同じ場所に複数回向かうため、拭き残しもムラもなく良好な仕上がり。また、本製品は障害物にも強く回避性能は1位タイと優秀です。
一方で残念な点は、ドックが水拭きの自動給水+モップ洗浄+乾燥機能のみでゴミの自動収集機能がないこと。
ダストボックスを外して手動でゴミを捨てなければならないのは面倒です。
- おすすめポイント
-
- 清掃中の稼働音が静か
- ドックが小さめ
- がっかりポイント
-
- 自動ゴミ収集機能がない
- 吸引性能が全体的にやや低め
- 幅
- 35.3cm(約)
- 奥行
- 32.7cm(約)
- 高さ
- 11.4cm(約)
- 重量
- 4.6kg(約)
- 型番
- T2320511
静音性
▼標準モード
- アンカー「Clean X9 Pro」……65.9dB
- ロボロック「S8」……68.2dB
▼最強モード
- アンカー「Clean X9 Pro」……67.7dB
- ロボロック「S8」……79.4dB
他製品は最強モードで70dBのなか、本製品は60dB台と動作が静かです。
使い勝手
マグネットでモップが付けやすいです。
タンクの取り外しもラクにできます。
自動収集ではないのでゴミ捨ては手動です。
この金額であれば、自動ゴミ収集機能は欲しいところ。
【6位】アイロボット「ルンバ コンボ j7+」
- アイロボットルンバ コンボ j7+
- 実勢価格: ¥118,300〜
- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
ソファ下もしっかり掃除
ロボット掃除機のおすすめランキング6位は、アイロボット(iRobot)「ルンバ コンボ j7+」でした。
フローリングとカーペットで髪の毛の取り残しが見られたものの吸引性能は悪くはなく、水拭きも適切な水量でムラなく拭けていて掃除性能は総じて高いです。
障害物と認識して他の製品が入り込まなかったソファの下もしっかりと掃除してくれるのは、さすがルンバといったところ。
また、清掃時に発見した障害物をユーザーが履歴上で取捨できる点も好印象です。
一方で、水拭き関連の自動洗浄機能はなし、ドックのゴミ収集音が爆音といった欠点で評価を下げました。
水拭き自体は良好なので、メンテナンスの手間をどう判断するかが購入の分かれ目といえます。
- おすすめポイント
-
- マップ機能が良好で使いやすい
- 水拭きは濡れすぎずムラもない
- がっかりポイント
-
- ドックのゴミ収集音が大きすぎる
- 1cmの段差しか越えられない
- 幅
- 33.9cm
- 奥行
- 33.9cm
- 高さ
- 8.7cm
- 重量
- 3.4kg(約)
- 型番
- c755860
モップのリフト機構は◎。散らかった部屋でも、水拭きできるのはイイ!
静音性
▼本体稼働音(標準モード)
- アイロボット「ルンバ コンボ j7+」……68.2dB
- エコバックス「DEEBOT N10」……63.5dB
▼ドックのゴミ収集音
- アイロボット「ルンバ コンボ j7+」……87.5dB
- エコバックス「DEEBOT N10」……72.9dB
ドックのゴミ収集音はワーストでした。
アプリ性能
清掃時に発見した障害物をユーザーに報告し、対処法を設定できるのは本製品の大きな強み。ただ、清掃モードが少ないせいもあって評価は「合格」止まりでした。
▼搭載モード
- 障害物検知
- ペットのフン回避
- スケジュール清掃
- カーペット対応(モップリフト等) ほか
【7位】スイッチボット「SwitchBot K10+」
- スイッチボットSwitchBot K10+
- 実勢価格: ¥49,800〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
- おすすめポイント
-
- 小さい本体でも吸引力は高め
- マップが最大10枚まで保存可能
- がっかりポイント
-
- 障害物回避能力は低い
- 使い捨てシートでの水拭きは甘め
- 幅
- 248mm
- 奥行
- 248mm
- 高さ
- 92mm
- 重量
- 2.3kg(約)
- サイズ(ゴミ収集ステーション)
- 220×160×320mm
- 重量(ゴミ収集ステーション)
- 3.6kg(約)
- 型番
- K10+
時間をかけた掃除で吸引力不足を補う
小型で小回りが利く反面、吸引力はやや物足りない印象ですが、他製品より10分以上も時間をかけて念入りに掃除し、結果としては上位製品と遜色なし。
また、市販の掃除シートが使えるため水拭きも手軽です。障害物の回避性能の低さなど弱点はありますが廉価帯としてはアプリ機能が優秀で、マップは最大10枚の保存が可能。
小型・軽量の本体と相まって複数階で使える点も魅力的です。
上位製品と同じくらいの掃除能力をもっていて約7万円。水拭きも市販の使い捨てシートが使えるなど、コストパフォーマンスはダントツにいいです!
時間をかけて念入りに掃除する
▼フローリング
▼カーペット
▼クッションフロア
フローリングで部屋の隅にコーヒー粉が残りましたが、他の場所ではきちんとゴミを取りきりました。
エリア指定清掃できる点も良いです。
市販のお掃除シートで床拭きが可能
水拭きモップは市販のお掃除シートも使用可能です。
汎用性は高いですが、他製品と比べて床はあまり濡れません。
掃除機からの水供給がないので床があまり濡れません。
2cmの段差も乗り越える
▼段差1.5cm
▼段差2cm
ドリーミー「DreameBot」以外の製品は無理だった、2cmの段差も難なく乗り越え。小さくてもパワフルです。
マップ機能が使いやすい
マッピング精度は高く、部屋ごとのエリア分けも可能。線がスナップするので編集もしやすいです。
障害物回避はやや苦手
障害物に対する挙動は、他の前面カメラ非搭載製品と同じ。
電源コードやおもちゃにはためらわず突っ込み、イスの脚はぶつかって認識します。
【8位】エコバックス「DEEBOT X1 OMNI」
- エコバックスDEEBOT X1 OMNI
- 実勢価格: ¥82,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥149,800〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
掃除性能は良好
ロボット掃除機のおすすめランキング8位は、エコバックス(ECOVACS)「DEEBOT X1 OMNI」でした。
雑誌『家電批評』の前回のストでベストバイに輝いた本製品ですが、モップ自動洗浄&乾燥といった当時の先進機能に他メーカーが追いつき、物足りない部分が目立ってこの順位に……。
なかでも最大の問題はマッピング機能。作成したマップが斜めに(数回やり直しても!)なり、マップ編集がとてもやりづらかったです。
また、ドックの占有体積も全製品中で最大。間取りが狭い家では置き場所の確保が厳しいです。
とはいえ、吸引性能は高く、前面カメラからはライブ映像の送信が可能。これら光る部分に価値を見出せるなら、購入する意味はあります。
- おすすめポイント
-
- 吸引力は文句なし
- 本体稼働時の音が静か
- がっかりポイント
-
- マップ作成がいまひとつ
- ドックの占有体積が大きすぎ
- 幅
- 36.2cm
- 奥行
- 36.2cm
- 高さ
- 10.35cm
- 重量
- 4.4kg(約)
- 型番
- DEX11
メンテナンス
ゴミパックはドック正面の引き出しからラクに取り出しが可能。
清水・汚水タンクは上部から簡単に取り出せます。
設置性
▼設置条件
- 左右:145cm以上
- 前:190cm以上
- 上:87.5cm以上
ドックの周りはこれくらいのスペースが必須です。
1人暮らしの部屋だと、置き場所の確保はほぼ不可能。一戸建てでも、メーカー推奨の設置条件を満たすのは少し厳しいです。
【9位】エコバックス「DEEBOT N10 PLUS」
- エコバックスDEEBOT N10 PLUS
- 実勢価格: ¥49,900〜
- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
障害物回避力は低い
ロボット掃除機のおすすめランキング9位は、エコバックス(ECOVACS)「DEEBOT N10 PLUS」でした。
フローリングで紙片を残したもののカーペットとクッションフロアはしっかり掃除し、吸引性能は高め。
水拭きは、拭きムラが若干あるものの、床が濡れすぎることもなく及第点の仕上がりでした。
前面カメラ非搭載の製品なので、弱点は障害物回避能力。ぬいぐるみは回避するもおもちゃには突撃していました。
掃除性能は高めなので、突発的な障害物が少ない一人暮らしならおすすめです。
- おすすめポイント
-
- 吸引力は上位と遜色なし
- ドックが小さく設置がラク
- がっかりポイント
-
- 水拭きの準備手順が多い
- 障害物回避性能が他より低め
- 幅
- 35.0cm
- 奥行
- 35.0cm
- 高さ
- 9.3cm
- 重量
- 3.65kg(約)
水拭き性能
モップは昔の製品と同じ手順で準備します。
モップの接地面が甘く拭きムラが見られました。
立ち回り性能
予想どおり、おもちゃや電源コードには果敢に突撃。
カーペット上ではブースト機能でエプロンのヒモを吸い込んで停止と、大暴れでした。
ただ、自身よりも大きいぬいぐるみはセンサーが捉えたのかほぼ動かしません。
一度ぶつかってから障害物を認識していました。
【10位】ドリーミー「DreameBot D10 Plus」
- ドリーミーDreameBot D10 Plus
- 実勢価格: ¥38,683〜
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- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
吸引力や段差乗り越えはお手の物
ロボット掃除機のおすすめランキング10位は、ドリーミー(Dreame)「DreameBot D10 Plus」でした。
フローリングやカーペットで紙片や毛髪の取り残しがあったものの、吸引性能はそれほど悪くありません。
前面カメラ非搭載で障害物回避性能は低いですが、パワフルで2cmの段差もラクに乗り越えるため、段差が多い間取りでも使えるのが強みの一台です。
- おすすめポイント
-
- 吸引力は高め
- 掃除中の動作音は割と静か
- がっかりポイント
-
- 電源コードやおもちゃには突撃
- 水拭き時の拭きムラがある
- 幅
- 350mm
- 奥行
- 433mm
- 高さ
- 484mm
- 重量
- 6.9kg(約)
- 型番
- D10 Plus
廉価帯のモデルなので障害物には弱いです。吸引力はあるほうなので、単身者に向く一台といえます。
立ち回り性能
▼段差1.5cm
▼段差2cm
1.5cmの段差をも2cmの段差もスムーズに乗り越えました。
水拭き性能
▼タンク
▼モップの着脱
タンクが薄く水を入れにくいうえ、モップの着脱もややしにくいです。
床を均一に拭けていませんでした。
水拭きは壁際を攻めないうえ、通過部分にところどころ拭きムラが出てしまっています。
【11位】アイロボット「ルンバ i5+」
- アイロボットルンバ i5+
- 実勢価格: ¥43,060〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥69,100〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥43,060〜
- 吸引力
- 水拭き
- 立ち回り性能
- 設置性
- 静音性
- アプリ性能
- メンテナンス
- 使用感
安めの価格で初心者におすすめ
ロボット掃除機のおすすめランキング11位は、アイロボット(iRobot)「ルンバ i5+」でした。
水拭き機能非搭載のため今回は最下位ですが、吸引力だけなら上位と遜色ないレベル。
エントリー機種なので前面カメラがなく、障害物回避性能は高くありませんが、性能のわりにリーズナブルなので、ロボット掃除機のお試しには最適です。
- おすすめポイント
-
- 上位製品に劣らない吸引力
- ドックが小さく設置しやすい
- がっかりポイント
-
- マップが1枚しか保存できない
- 障害物回避能力は低め
- 幅
- 34.2cm
- 奥行
- 34.2cm
- 高さ
- 9.2cm
- 重量
- 3.2kg(約)
- 型番
- i555860
吸引性能
▼フローリング【吸引率95.4%】
▼タイルカーペット【吸引率100%】
フローリングはコーヒー粉がやや残りましたが、タイルカーペットは毛髪も紙片も全部吸い取っていました。
アプリ性能
範囲指定清掃はエリアからはみ出していました。
i5はマップが1枚しか保存できないため、一戸建てで1階でも2階でも使うといったことは厳しいです。
ロボット掃除機のおすすめ まとめ
以上、ロボット掃除機のおすすめランキングでした。
最新モデルを集めたロボット掃除機テストでベストバイに輝いたのは、ドリーミー(Dreame)「DreameBot L20 Ultra Complete」でした。
また、旧モデルでもロボロック「S7 MaxV Ultra」は高評価でした。
ドリーミーの最新製品は弱点なし
ドリーミー
DreameBot L20 Ultra Complete
ドリーミー「DreameBot L20 Ultra Complete」は、ゴミ取りも水拭きも手間ナシの高い掃除力でお手入れもラク。掃除・回避・アプリのすべてで弱点が見えません。
旧モデルでも高評価のロボロック「S7 MaxV Ultra」
ロボロック
S7 MaxV Ultra
ロボロック(Roborock)「S7 MaxV Ultra」は、吸引力に障害物回避、アプリにメンテナンスまで高次元の一台。
吸引性能がとにかく高いうえ、水拭きもムラなく拭けていました。何より掃除力で選ぶ人におすすめです。
アプリは多機能で使い勝手がよく、お手入れが簡単。毎日の掃除をラクにしてくれます。
家族へのアピールポイントは?
自分で掃除機をかけなくても床に落ちている髪の毛やホコリが減る吸引力が魅力の一台。ゴミの回収やメンテナンスを毎日しなくていいのもラクです。
吸引&水拭き性能が高く、一定の清潔さを担保できる点はアピールできます。
コスパ最強ならスイッチボット「SwitchBot K10+」
スイッチボット
SwitchBot K10+
実勢価格:¥68,800
スイッチボット(SwitchBot)「SwitchBot K10+」は、約7万円と他製品に比べて購入しやすい価格ですが掃除能力は上位製品と遜色がありません。
水拭きモップは市販のお掃除シートが使用可能。小回りの良さやコスパを重視する人におすすめです。
ぜひ今回のランキングを参考に、生活スタイルに合ったお気に入りの一台を見つけてみてくださいね。
ロボット掃除機の売れ筋ランキングもチェック!
ロボット掃除機のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
「ロボット掃除機を使うのは片付けをしなきゃならない」というネガティブなイメージを持っている人も案外多いと思いますが、その片付けは掃除機がけのときも普通にやっていることですよね。