スマートフォン スマホは今、「ミドルレンジ」がアツい!

スマホは今、「ミドルレンジ」がアツい! ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

半導体不足やレアメタルなどの原材料・物流コストの高騰、さらに円安の影響もあり、スマートフォン(スマホ)の価格は加速的に値上がり傾向にあります。

特にハイエンドやフラッグシップと呼ばれる高級モデルでは、端末代金が20万円近くに達するものもあります。

その一方で、現在人気を集めているのが、各社から注目モデルが次々と登場している5〜10万円前後のミドルレンジ(ミドルクラス)スマホです。

「そこまで高価で高性能な端末は必要ないけれど、流行のゲームや標準搭載されつつあるAIは快適に動いてほしい」――そんな需要に応える、コストパフォーマンスに優れた製品が注目されています。

また、Apple(アップル)やGoogle(グーグル)、シャオミ(Xiaomi)、FCNTなどメーカー各社もミドルレンジのスマホを続々投入しており、まさに業界全体が力を注いでいる価格帯であることがわかります。

スマホの出荷台数が3年ぶりに回復傾向に!

国内スマートフォンの出荷台数

国内スマートフォンの出荷台数 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

出典:MMResearch Institute,Ltd.

国内スマートフォンの出荷台数は3000万台規模にまで回復し、総出荷台数も3年ぶりに増加しました。将来の動向は未確定ですが、直近データでは回復傾向が示されています。

メーカー別総出荷台数シェア(2024年)

メーカー別総出荷台数シェア(2024年) ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

出典:MMResearch Institute,Ltd.

メーカー別の総出荷台数シェアを見ると、Apple(アップル)が50%強を占めています。これにシャープ(SHARP)、Google(グーグル)、サムスン(Samsung)などが続き、Android(アンドロイド)勢のシェアも少しずつ拡大しています。

山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

Appleと大きな差はないものの、シャープやGoogleなど、Android勢の躍進が印象的です。

Android端末人気の理由はミドルレンジが鍵

スマートフォンの出荷台数が回復した理由はいくつか考えられますが、そのひとつにAndroid端末の人気上昇があります。

なかでも注目されているのがミドルレンジで、特に最近は8万円前後の製品が一気に登場しました。チップセットなどの進歩により高性能な端末を安価に製造できるようになったことに加え、キャリアの割引施策(後述)の影響もあり、メーカーとユーザー双方にとってメリットの大きい価格帯となっています。

山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

原材料の高騰や円安の影響もあるなか、健闘しているのがミドルクラスなんです!

特にPOCO(シャオミ)は高コスパ製品を連発!

特にPOCO(シャオミ)は高コスパ製品を連発! ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

シャオミ
POCO F7

POCOは2018年にシャオミ(Xiaomi)のサブブランドとして立ち上げられたスマートフォンブランドです。コストパフォーマンスに優れた製品を数多く展開し、その実力から「フラッグシップキラー」と呼ばれることもあります。

スマートフォンスマホの比較方法

各社から注目モデルが次々登場しているのはわかったけれど、「結局どれを選べばいいの?」「iPhone以外を使ったことがないし、高価な端末はあまり買いたくない」……。そんな気持ち、よくわかります。

そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部がAV評論家やプロカメラマンなどの専門家とともに、ミドルレンジの「iPhone 16e」や「Pixel 9a」「Galaxy S24 FE」を含む人気スマホ9製品を実際に集め、実機テストを実施。

その結果から明らかになったおすすめランキングを発表します。

ミドルレンジスマホ9台を実際に集めて、専門家と徹底検証

ミドルレンジスマホの性能を多角的に分析するため、今回は「ベンチマーク」、「使い勝手」、「カメラ性能」、「ゲーム性能」、「映像」、「音質」、「AI機能」、「コスパ」の8項目を専門家とともにテスト・評価しました。

コスパについてはSIMフリー端末の定価を元に算出しています。

また、今回は3大キャリア(docomo・au・SoftBank)で購入する際に、どれだけ安く買えるのかもチェックしました※。

※各キャリアの割引プランについては、特別な記載がない限り、最終支払い前での返却を想定したものです。また、価格は検証時の価格です。

スマートフォンミドルレンジスマホのおすすめランキング

雑誌『家電批評』がAV評論家やカメラマンとミドルレンジスマホの比較テストを実際に行ったところ、おすすめランキング1位でベストバイはサムスン「Galaxy S24 FE」でした。
プロカメラマンが「誰でもキレイに撮れる」と太鼓判を押したカメラ性能と、独自AIの賢さが他製品をリードしています。

2位は、Snapdragon 8s Gen 4チップセットを搭載したシャオミ「POCO F7」。
ゲームプレイ時には処理性能の高さが際立ち、素早いアクションや激しいエフェクトもスムーズに動作しました。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A評価
サムスンGalaxy S24 FE(SIMフリー)
ミドルレンジスマホおすすめ サムスン Galaxy S24 FE(SIMフリー) イメージ
3.94
3.75 3.53 4.40 4.00 4.25 4.00 4.50 3.00
77.3mm
8.0mm
162.0mm
213g
Android 15(One UI 7.0)
Samsung Exynos 2400e
8GB
128GB
6.7インチ有機EL
1080×2340ピクセル
50MP、120MP、8MP
10MP
4700mAh
ブルー、グラファイト、グレー、ミント
A評価
シャオミPOCO F7(SIMフリー)
ミドルレンジスマホおすすめ シャオミ POCO F7(SIMフリー) イメージ
3.78
4.00 3.47 3.20 4.25 3.88 3.00 4.00 5.00
77.9mm
8.2mm
163.1mm
215.7g
Android 15(Xiaomi HyperOS 2)
Snapdragon 8s Gen 4 Mobile Platform
12GB
512GB
6.83インチHDRディスプレイ
2772×1280ピクセル
50MP
8MP
6500mAh
ホワイト、ブラック、シルバー
B評価
AppleiPhone 16e(SIMフリー、8GB+128GB)
ミドルレンジスマホおすすめ Apple iPhone 16e(SIMフリー、8GB+128GB) イメージ
3.76
3.75 3.97 4.00 4.25 3.75 3.50 4.00 2.00
71.5mm
7.8mm
146.7mm
167g
iOS 18
Apple A18
8GB
128GB
6.1インチXDRディスプレイ
2532x1170ピクセル、460ppi Super Retina P3広色域、True Tone
48MP
12MP
非公開(実測/17時間42分)
ブラック、ホワイト
B評価
シャープAQUOS R10(SIMフリー)
ミドルレンジスマホおすすめ シャープ AQUOS R10(SIMフリー) イメージ
3.70
3.00 4.20 3.85 3.50 4.75 3.50 3.00 2.00
75mm
8.9mm
156mm
197g
Android 15(AQUOS UX)
Snapdragon7+Gen 3 Mobile Platform
12GB
256GB
6.5インチ有機EL
1080×2340ピクセル
50MP+50MP
50MP
5000mAh
Cashmere White、Trench Beige、Charcoal Black
B評価
GooglePixel 9a(SIMフリー、8GB+128GB)
ミドルレンジスマホおすすめ Google Pixel 9a(SIMフリー、8GB+128GB) イメージ
3.67
3.25 3.77 4.00 4.25 3.75 3.50 4.00 3.00
73.3mm
8.9mm
154.7mm
185.9g
Android 15
Google Tensor G4
8GB
128GB
6.3インチ有機EL
1080×2424ピクセル
48MP+13MP
13MP
5100mAh
Obsidian、Porcelain、Iris、Peony
B評価
OPPOOPPO Reno 14 5G(SIMフリー)
ミドルレンジスマホおすすめ OPPO OPPO Reno 14 5G(SIMフリー) イメージ
3.21
3.25 3.53 3.90 4.00 2.75 2.75 3.00 2.00
75mm
7.4mm
158mm
187g
Android 15(ColorOS 15)
MediaTek Dimensity 8350
12GB
256GB
6.6インチ有機EL
1256×2760ピクセル
50MP+8MP+50MP
50MP
6000mAh
ルミナスグリーン、オパールホワイト
B評価
シャープAQUOS sense9(SIMフリー、6GB+128GB)
ミドルレンジスマホおすすめ シャープ AQUOS sense9(SIMフリー、6GB+128GB) イメージ
3.11
2.75 4.30 3.30 2.25 3.25 3.00 2.50 2.50
73mm
8.9mm
149mm
166g
Android14(AQUOS UX)
Snapdragon 7s Gen 2 Mobile Platform
6GB
128GB
6.1インチ有機EL
1080×2340ピクセル
50MP広角+50MP超広角
32MP広角
5000mAh
Blue、Greige、Coral、Green、White、Black
B評価
FCNTarrows Alpha(SIMフリー)
ミドルレンジスマホおすすめ FCNT arrows Alpha(SIMフリー) イメージ
3.04
3.00 4.20 3.40 3.90 2.50 2.25 3.00 1.00
72mm
8.8mm
156mm
188g
Android 15
MediaTek Dimensity 8350 Extreme
12GB
512GB
6.4インチ有機EL
1200×2670ピクセル
50MP+50MP
50MP
5000mAh
ホワイト、ブラック
B評価
モトローラmotorola edge 60 pro(SIMフリー)
ミドルレンジスマホおすすめ モトローラ motorola edge 60 pro(SIMフリー) イメージ
3.03
2.25 3.73 3.65 3.25 3.38 2.50 3.00 2.00
74mm
8.3mm
161mm
184g
Android 15
MediaTek Dimensity 8350
12GB
256GB
6.7インチ有機EL
1220×2712ピクセル
50MP+50MP+10MP
50MP
5000mAh
PANTONE Shadow、PANTONE Dazzling Blue、PANTONE Calcit

A評価【1位】サムスン「Galaxy S24 FE」

  • サムスンGalaxy S24 FE(SIMフリー)
  • 最安価格: ¥89,190

総合評価: 3.94

 
ベンチマーク
 3.75
使い勝手
 3.53
カメラ性能
 4.40
ゲーム性能
 4.00
映像
 4.25
音質
 4.00
AI機能
 4.50
コスパ
 3.00

スマホ選びに迷ったらサムスン「Galaxy S24 FE」

ミドルレンジスマホのおすすめランキング第1位、ベストバイに輝いたのはA評価のサムスン(Samsung)「Galaxy S24 FE」です。

本製品は2024年12月の発売で、後発製品が多数登場したにもかかわらず、首位の座を守り続けています。ベンチマークテストでは後発のシャオミ「POCO F7」にスコアで及ばない部分もありましたが、Apple「iPhone 16e(8GB128GB)」と同等の水準を示す優秀さです。

さらに、プロカメラマンが「誰でもキレイに撮れる」と太鼓判を押したカメラ性能と、独自AIの賢さが他製品をリードしています。特に、多くのAndroidスマホがGoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」に依存するなか、自社端末に最適化した独自の作り込みを実現する開発力には驚かされます。

多くのミドルレンジ製品は「性能は十分だが、ハイエンド機と比べると(価格相応で)やむを得ない」という妥協が見られます。これは価格を抑えるためには当然ですが、「Galaxy S24 FE」はチューニングやソフトウェア面で工夫を重ね、可能な限りハイエンド機に近づけようとする姿勢が際立っています。

独自UIに多少の慣れは必要ですが、欠点が少なくバランスも良好。スマホ選びに迷ったら、サムスン「Galaxy S24 FE」は有力な購入候補としておすすめできます。

おすすめポイント
  1. カメラ性能が抜きん出ている
  2. 独自AIが他製品と比べ優秀
がっかりポイント
  1. 独自アプリが多い
  2. バッテリー持ちはやや短め
77.3mm
奥行
8.0mm
高さ
162.0mm
重量
213g
OS
Android 15(One UI 7.0)
SoC
Samsung Exynos 2400e
メモリ
8GB
ストレージ
128GB
ディスプレイ
6.7インチ有機EL
画面解像度
1080×2340ピクセル
背面カメラ
50MP、120MP、8MP
インカメラ
10MP
バッテリー容量
4700mAh
カラー展開
ブルー、グラファイト、グレー、ミント
型番
SM-S721QLBASJP
スマホ選びに迷ったらサムスン「Galaxy S24 FE」 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

背面のカメラは、本体上(写真右)から「超広角(1200万画素)」、「広角(5000万画素)」、「望遠(800万画素)」の3眼構成です。

【カメラ性能】万人におすすめのカメラ

【カメラ性能】万人におすすめのカメラ ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

精細感はGoogle「Pixel 9a (8GB128GB)」やApple「iPhone 16e (8GB128GB)」と比べても自然で美しく、不自然な処理感がありません。

色表現は3機種とも正確ですが、サムスン「Galaxy S24 FE」は光源に応じた色味補正が優れており、室内照明下でも屋外でも違和感なく撮影できます。

ポートレート
ポートレート ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

ポートレートも色・明るさ・精細さのバランスが良く、安定した仕上がりに。

広角
広角 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

広角撮影も、遠くにある被写体まで鮮明。幅広い撮影シーンにおすすめできる一台です。

文田信基 氏
フォトグラファー
文田信基 氏 のコメント

「誰でもキレイに写せる」という安心感があります!

【AI機能】実際に試してみたところ

【AI機能】実際に試してみたところ ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

消しゴムマジックの場合は、かなり細かい指定をして編集してもやや不自然さが残ります。

一方Galaxy AIは、さっと囲んだだけでかなり自然に対象を消してくれました。

【AI機能】実際に試してみたところ ミドルレンジスマホおすすめ イメージ2

リアルタイム翻訳の聞き取り精度はかなり正確です。

日本語への翻訳は直訳や硬い表現が多いものの、意味が正確に伝わりました。

山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

正確なうえに、アプリ上への反映もほぼラグがなく、話のテンポが崩れません。

ディスプレイ

ディスプレイ ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

同社の上位モデルよりもスペックの低いパネルを採用していますが、それを感じさせない発色を強めたチューニングが見事。

価格を考えればかなり良好です。

野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

エンタメを楽しむには十分な画質です!

バッテリー

バッテリー ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

公称値では最大28時間とされているバッテリー使用時間(動画再生時)ですが、今回条件下では約16時間と短めでした。

使い勝手

使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

写真(左)「Galaxy S24 FE」、写真(右)「Galaxy S24」。上位モデルの「Galaxy S24」と比べると、大型で少し持ちにくさを感じることも。また、独自のアプリが多く、慣れるまでは戸惑うかもしれません。

タッチ操作の反応や精度は優秀で、動作も軽快です。

そもそも、Galaxyが上位評価になりやすい理由は?

そもそも、Galaxyが上位評価になりやすい理由は? ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

Galaxyは「スペックで劣るミドルレンジ機をハイエンド機と同等に感じさせる調整」が秀逸です。また、AIの開発においては他社よりかなりリードしています。

▼3大キャリアどこが得?

<au>1万5400円~(669円/月、24回)

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)で「au Online Shop お得割」と「スマホトクするプログラム」を併用し、25ヵ月目までに返却した場合、最終回分を免除。

<docomo>取り扱いなし(検証時)
<SoftBank>取り扱いなし(検証時)

A評価【2位】シャオミ「POCO F7」

  • シャオミPOCO F7(SIMフリー)
  • 最安価格: ¥54,980

総合評価: 3.78

 
ベンチマーク
 4.00
使い勝手
 3.47
カメラ性能
 3.20
ゲーム性能
 4.25
映像
 3.88
音質
 3.00
AI機能
 4.00
コスパ
 5.00

優秀な処理性能で高コスパを実現!

ミドルレンジスマホのおすすめランキング第2位は、A評価を獲得したシャオミ(Xiaomi)「POCO F7」「コスパBEST」にも選ばれました。

最大の特徴はSoCで、ハイエンド機にも採用されるSnapdragon 8s Gen 4チップセットを搭載しています。ベンチマークテストではその性能をフルに発揮し、他製品に差をつけました。ゲームプレイ時にも処理能力の高さが際立ち、素早いアクションや激しいエフェクトもスムーズに動作します。

一方で、評価が伸び悩んだのはカメラの色味や持ちにくさといった使い勝手の部分。特におサイフケータイ(FeliCa)非対応は残念な点でした。また、独自AI機能は搭載されているものの、さらなる進化が期待されます。

さらに、Android OSをベースにしつつ独自OSを採用しているため、アプリや操作感にはある程度の慣れが必要です。

おすすめポイント
  1. ベンチマークがハイエンド級
  2. ゲームやAIなどの機能が充実
がっかりポイント
  1. 撮影にはやや不向き
  2. 発熱や持ちやすさがあと一歩
77.9mm
奥行
8.2mm
高さ
163.1mm
重量
215.7g
OS
Android 15(Xiaomi HyperOS 2)
SoC
Snapdragon 8s Gen 4 Mobile Platform
メモリ
12GB
ストレージ
512GB
ディスプレイ
6.83インチHDRディスプレイ
画面解像度
2772×1280ピクセル
背面カメラ
50MP
インカメラ
8MP
バッテリー容量
6500mAh
カラー展開
ホワイト、ブラック、シルバー
型番
MZB0LHXJP
古作光徳 氏
ITライター
古作光徳 氏 のコメント

バッテリーの持ちが非常によく、テストでは約22時間を記録しました。

ベンチマーク

シャオミ「POCO F7」
シャオミ「POCO F7」 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ
サムスン「Galaxy S24 FE」
サムスン「Galaxy S24 FE」 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

AnTuTuのスコアが約188万と、ハイエンドモデル並のスコアをマーク。

ベストバイのサムスン「Galaxy S24 FE」と20万以上の差をつけ、今回テストした9製品中トップの成績です。

使い勝手

使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

ベンチマーク測定時に43°Cまで発熱。それなりの熱さになりましたが、性能の低下はあまり感じませんでした。

使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ2

使い勝手ベストのシャープ「AQUOS sense9(6GB+128GB)」(写真右)と比べると大きく、やや持ちにくい印象です。

カメラ性能

カメラ性能 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

ポートレートは写真への加工処理が強すぎて不自然な絵になってしまいました。

文田信基 氏
フォトグラファー
文田信基 氏 のコメント

良い点よりもイマイチな点が目立ってしまい、惜しい結果に……。

ゲーム性能

ゲーム性能 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

ゲームプレイ時の操作性やリフレッシュレートなどを端末側から設定できます。

AI機能

AI機能 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

リアルタイム翻訳や検索など、便利な機能が使えます。しかしGoogleのGeminiをベースにしているので、独自性はあまりありません。

ただ……3大キャリアでは買えません

コスパのよいシャオミ「POCO F7」ですが、残念ながら3大キャリアでは購入できないので、SIMプリー端末の価格以上に安く購入できる見込みはあまりありません。

スペック重視の人におすすめ!

シャオミ「POCO F7」は、ミドルレンジのスマホとしては突出した処理性能を持っています。3大キャリアでの購入を諦めてでも6万円台(検証時)でスペックの高い端末が欲しい!という人にはかなりおすすめです。

B評価【3位】Apple「iPhone 16e」

  • AppleiPhone 16e(SIMフリー、8GB+128GB)
  • 最安価格: ¥86,530

総合評価: 3.76

 
ベンチマーク
 3.75
使い勝手
 3.97
カメラ性能
 4.00
ゲーム性能
 4.25
映像
 3.75
音質
 3.50
AI機能
 4.00
コスパ
 2.00

CPUもカメラも映像もすべて高水準な優等生

スマホおすすめランキング第3位は、B評価のApple(アップル)「iPhone 16eです。

価格はほぼ10万円(検証時)で、今回の9台のなかではシャープ「AQUOS R10」と並び高額モデル。価格以外の評価項目は、すべて「良好」以上でした。

欠点が少ない点では、ベストバイのサムスン「Galaxy S24 FE」と共通しています。しかし「Galaxy S24 FE」のようにカメラやディスプレイなど突出した強みがなく、総合3位となりました。

Apple Intelligenceの機能性も十分ですが、開発が先行する他社AIと比べると物足りなさがあり、今後の進化に期待がかかります。

とはいえアップルの市場シェアが約50%の日本では「iPhoneで小型かつミドルレンジの価格帯」というだけでも購入する理由になります。

おすすめポイント
  1. ベンチマークスコアが良好
  2. 全体的に欠点が少ない
がっかりポイント
  1. 他のスマホと比べると割高
  2. バッテリー持ちはそこそこ
71.5mm
奥行
7.8mm
高さ
146.7mm
重量
167g
OS
iOS 18
SoC
Apple A18
メモリ
8GB
ストレージ
128GB
ディスプレイ
6.1インチXDRディスプレイ
画面解像度
2532x1170ピクセル、460ppi Super Retina P3広色域、True Tone
背面カメラ
48MP
インカメラ
12MP
バッテリー容量
非公開(実測/17時間42分)
カラー展開
ブラック、ホワイト
チップ
A18チップ CPU:6コア・GPU:4コア
モデム
Apple C1
カメラ性能
シングルカメラ 48MP Fusion
Apple Intelligence
MagSafe
Wi-Fi規格
Wi-Fi 6
端子
USB-C(転送速度480Mb/s)
型番
MD1R4J/A

ベンチマーク

ベンチマーク ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

シャオミ「POCO F7」には及ばないものの、ベストバイのサムスン「Galaxy S24 FE」とほぼ同等と、優秀なスコアを記録しました。

使い勝手

使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

大画面化が著しいiPhoneシリーズですが、Apple「iPhone 16e」は貴重な小型ディスプレイ&コンパクトサイズ。手の小さい人でも安心して使えます。

カメラ性能

カメラ性能 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

どんな撮影シーンでも、自然な色表現で肉眼に近い印象をそのまま写し取ってくれます。撮影の失敗が少ないので、安心です。

ただし、ポートレートモードは、被写体にかなり近づかないと、背景をぼかせず、写真のような仕上がりに。

文田信基 氏
フォトグラファー
文田信基 氏 のコメント

広角や望遠も他機種と比べるとやや弱く、旅行先で景色を撮るときは物足りなさを感じるかも。

ディスプレイ

Apple「iPhone 16e」
Apple「iPhone 16e」 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ
FCNT「arrows Alpha」
FCNT「arrows Alpha」 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

FCNT「arrows Alpha」のように派手さはなく、自然な色合いのチューニングで風景などの明るい画面は見やすくなっています。

しかし、明るさ方向のレンジにかけるため、やや暗い印象に。映画などの視聴にはやや不向きです。

AI機能

AI機能 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

ChatGPTへの連携はやや手間ですが、テキスト生成系も使うことができ、使用感は概ね上位モデルと変わりません。

▼3大キャリアどこが得?

<au>47円~(2円/月、24回)

MNPで「au Online Shop お得割」と「スマホトクするプログラム」を併用し、25ヵ月目までに返却した場合、最終回分を免除。

<docomo>3万8170円~(1659円/月、24回)

MNPで「5G WELCOME割」と「いつでもカエドキプログラム」を併用し、12ヵ月目に本機種を返却した場合、最終回分を免除+早期利用特典の割引を適用。

<SoftBank>9840円~(410円/月、48回)

MNPで「新トクするサポート(スタンダード)」で25ヵ月目に機種変更して返却した場合、25回目以降の支払いを免除。

iOSに乗り換えたい人におすすめ!

「今まではAndroid派だったけど、AirDropで友人と写真を共有したい」などの理由で、iPhoneへの乗り換えを検討している人に、初めてのiPhoneとしておすすめです。

B評価【4位】シャープ「AQUOS R10」

  • シャープAQUOS R10(SIMフリー)
  • 最安価格: ¥88,702

総合評価: 3.70

 
ベンチマーク
 3.00
使い勝手
 4.20
カメラ性能
 3.85
ゲーム性能
 3.50
映像
 4.75
音質
 3.50
AI機能
 3.00
コスパ
 2.00

自然な色合いと明るさ。10万円以下(検証時)としては映像美が優秀

ミドルレンジスマホおすすめランキング第4位は、B評価のシャープ(SHARP)「AQUOS R10」「映像美BEST」を獲得しました。

最大の魅力は、とても10万円以下とは思えない映像美です。6.5インチのPro IGZO OLEDディスプレイはピーク輝度3000nitと非常に明るく、見やすさも抜群。動きもなめらかです。

AnTuTuスコアは約126万で、ほぼ同価格のApple「iPhone 16e」と比べるとやや控えめ。

カメラはポートレートの切り抜きがやや甘めですが、明るく柔らかい仕上がりが魅力です。料理写真では色味も明度も絶妙で、“美味しそう”に撮影できました。

おすすめポイント
  1. 映像再生時の画質が超キレイ
がっかりポイント
  1. ゲーム画面がややにじみがち
  2. 暗所撮影がやや弱い
75mm
奥行
8.9mm
高さ
156mm
重量
197g
OS
Android 15(AQUOS UX)
SoC
Snapdragon7+Gen 3 Mobile Platform
メモリ
12GB
ストレージ
256GB
ディスプレイ
6.5インチ有機EL
画面解像度
1080×2340ピクセル
背面カメラ
50MP+50MP
インカメラ
50MP
バッテリー容量
5000mAh
カラー展開
Cashmere White、Trench Beige、Charcoal Black
型番
SH-M31 256GB カシミヤホワイト
山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

ゲームのカクつきもなく、反応も良好。でも本体がツルツルします。

自然な色合いと明るさ。10万円以下(検証時)としては映像美が優秀 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

映像

シャープ「AQUOS R10」
シャープ「AQUOS R10」 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ
FCNT「arrows Alpha」
FCNT「arrows Alpha」 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

自然な色合いがしっかりと表現されており、海も空も清々しく見えます。他機種ではほぼ見えない雲まで、美しく再現できています。

AI機能

AI機能 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

通話中に出てきたキーワードや予定をAIが自動でハイライトしてくれます。迷惑電話も自動検知して警告してくれます。

▼3大キャリアどこが得?

<au>取り扱いなし(検証時)
<docomo>7万7220円~(3548円/月、24回)

MNPで「いつでもカエドキプログラム」で12ヵ月目に本機種を返却した場合、最終回分を免除+早期利用特典の割引を適用。

<SoftBank>7万1976円~(2999円/月、48回)

MNPで「新トクするサポート(スタンダード)」で25ヵ月目に機種変更して返却した場合、25回目以降の支払いを免除。

サブスク映画におすすめ!

シャープ「AQUOS R10」は、約10万円(検証時)で手に入る映像デバイスとしては格別。映画をじっくり楽しめるNetflixやプライムビデオにピッタリです。

B評価【5位】Google「Pixel 9a」

  • GooglePixel 9a(SIMフリー、8GB+128GB)
  • 最安価格: ¥67,000

総合評価: 3.67

 
ベンチマーク
 3.25
使い勝手
 3.77
カメラ性能
 4.00
ゲーム性能
 4.25
映像
 3.75
音質
 3.50
AI機能
 4.00
コスパ
 3.00

Google連携で共有や管理もスムーズ!

ミドルレンジスマホのおすすめランキング第5位は、B評価のGoogle(グーグル)「Pixel 9a」です。

Androidを開発したGoogle製だけに、OSとの相性は申し分ありません。また、テキストによる指示やアップロードした写真からAIで画像を生成・編集できる「Pixel Studio」にも対応しています。

ディスプレイ性能自体は突出してはいませんが、チューニングが巧みで色合いは自然。カメラは広角・望遠ともにトップクラスの性能を備え、色や明るさのバランスも良好です。

処理能力は平均的ではあるものの、ゲームはカクつきなく動作し、タッチの反応も良好で快適に使えました。

おすすめポイント
  1. Google連携がかなり手軽
がっかりポイント
  1. 容量が128GBと少ない
  2. カメラの精細感がやや欠ける
73.3mm
奥行
8.9mm
高さ
154.7mm
重量
185.9g
OS
Android 15
SoC
Google Tensor G4
メモリ
8GB
ストレージ
128GB
ディスプレイ
6.3インチ有機EL
画面解像度
1080×2424ピクセル
背面カメラ
48MP+13MP
インカメラ
13MP
バッテリー容量
5100mAh
カラー展開
Obsidian、Porcelain、Iris、Peony
型番
pixel 9a

使い勝手

使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

AndroidやGoogleサービスとの相性もよく、Gemini(ジェミニ)も標準で使えます。ただ、YouTubeの挙動が若干不安定でした。

ゲームにも向いている

ゲームにも向いている ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

特にゲーム向きを謳ってはいませんが、ゲームは画質も操作性も意外に優秀でした。

▼3大キャリアどこが得?

<au>1200円~(52円/月、24回)

MNPで「au Online Shop お得割」と「スマホトクするプログラム」を併用し、25ヵ月目までに返却した場合、最終回分を免除。

<docomo>2万2440円~(975円/月、24回)

MNPで「5G WELCOME割」と「いつでもカエドキプログラム」を併用し、12ヵ月目に本機種を返却した場合、最終回分を免除+早期利用特典の割引を適用。

<SoftBank>1200円~(50円/月、48回)

MNPで「新トクするサポート(スタンダード)」で25ヵ月目に機種変更して返却した場合、25回目以降の支払いを免除。

仕事用におすすめ!

GmailやGoogleドライブ、Geminiなどの強力なGoogleサービスがスムーズに利用でき、ビジネス用途にも適しています。

B評価【6位】OPPO「OPPO Reno 14 5G」

  • OPPOOPPO Reno 14 5G(SIMフリー)
  • 最安価格: ¥67,227

総合評価: 3.21

 
ベンチマーク
 3.25
使い勝手
 3.53
カメラ性能
 3.90
ゲーム性能
 4.00
映像
 2.75
音質
 2.75
AI機能
 3.00
コスパ
 2.00

カメラマンも感動した望遠カメラ性能!

ミドルレンジスマホのおすすめランキング第6位は、B評価のOPPO(オッポ)「OPPO Reno 14 5G」です。

AIカメラを搭載し、トリプルフラッシュとAI補正により暗所撮影に強いとされていますが、テスト結果ではやや弱めの印象でした。一方で望遠カメラ性能は際立っており、プロのカメラマンも驚くほどの実力です。

ディスプレイの画質は自然で悪くないものの、発色は浅め。

ベンチマークでは第4位のシャープ「AQUOS R10」を上回る性能を記録しました。

おサイフケータイ非対応で、さらに現状では3大キャリアから購入できない点を許容できるなら、選択肢として検討する価値はあります。

おすすめポイント
  1. 望遠カメラ性能が抜群
がっかりポイント
  1. 暗所撮影に弱い
  2. おサイフケータイに非対応
75mm
奥行
7.4mm
高さ
158mm
重量
187g
OS
Android 15(ColorOS 15)
SoC
MediaTek Dimensity 8350
メモリ
12GB
ストレージ
256GB
ディスプレイ
6.6インチ有機EL
画面解像度
1256×2760ピクセル
背面カメラ
50MP+8MP+50MP
インカメラ
50MP
バッテリー容量
6000mAh
カラー展開
ルミナスグリーン、オパールホワイト
型番
RENO14 5G NA ルミナスグリーン

発熱

発熱 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

ベンチマーク測定時に約46°Cまで発熱してしまいました。

望遠

望遠 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

3.5倍の光学ズームの望遠は、肉眼では見えない、遠くにあるアンテナも、こんなにくっきり見えます。

文田信基 氏
フォトグラファー
文田信基 氏 のコメント

ポートレートも自然で表現力が高く、背景ボケもキレイでした!

映像

映像 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

色が浅くて色ノリが悪いものの、色合いはとても自然なので、どんなコンテンツでもなんとか見られるレベルです。

ライブやフェスにおすすめ!

OPPO「OPPO Reno 14 5G」は、カメラの望遠性能がとにかく高いので、撮影OKなライブ、特に明るい場所で撮れるフェスに向いています。

B評価【7位】シャープ「AQUOS sense9」

  • シャープAQUOS sense9(SIMフリー、6GB+128GB)
  • 最安価格: ¥49,430

総合評価: 3.11

 
ベンチマーク
 2.75
使い勝手
 4.30
カメラ性能
 3.30
ゲーム性能
 2.25
映像
 3.25
音質
 3.00
AI機能
 2.50
コスパ
 2.50

軽くてコンパクト。使い勝手は9製品中No. 1

スマホおすすめランキング第7位は、B評価のシャープ(SHARP)「AQUOS sense9」「使い勝手BEST」を獲得しました。

小型かつ軽量なモデルを求める人にぴったりのスマホで、安いながら6.1インチのPro IGZO OLEDを搭載しています。ピーク輝度は2,000nitとやや控えめで、映像再生時には暗部が見えにくいものの、風景動画では爽やかさが際立ち、白の発色も映えていました。

カメラは背面50MP、前面32MPとスペックは十分ですが、暗所撮影やフロントカメラのポートレートは仕上がりがやや物足りない印象です。

ただ、暗所やフロントカメラのポートレートは微妙な仕上がりでした。

おすすめポイント
  1. 小型・軽量で使い勝手がいい
がっかりポイント
  1. 音の厚みと広がりが不足気味
  2. ゲームのカクつきが激しい
73mm
奥行
8.9mm
高さ
149mm
重量
166g
OS
Android14(AQUOS UX)
SoC
Snapdragon 7s Gen 2 Mobile Platform
メモリ
6GB
ストレージ
128GB
ディスプレイ
6.1インチ有機EL
画面解像度
1080×2340ピクセル
背面カメラ
50MP広角+50MP超広角
インカメラ
32MP広角
バッテリー容量
5000mAh
カラー展開
Blue、Greige、Coral、Green、White、Black
リフレッシュレート
240Hz
スピーカー
ステレオ
Wi-Fi規格
Wi-Fi 5
型番
SH-M29

使い勝手

使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

コンパクトで軽いうえ、指紋が付きにくいです。国内メーカーならではの機能の豊富さとわかりやすさで安心です。

ゲーム

ゲーム ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

プレイはできますが、動きが速いと少しカクついてしまいます。

山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

重いゲームはカクつきますが、普段の挙動には特に問題ありません。

背面カメラ

背面カメラ ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

▼3大キャリアどこが得?

<au>1万4300円(621円/月、24回)

MNPで「au Online Shop お得割」と「スマホトクするプログラム」を併用し、25ヵ月目までに返却した場合、最終回分を免除。

<docomo>4万40円(1884円/月、24回)

MNPで「いつでもカエドキプログラム」で12ヵ月目に本機種を返却した場合、最終回分を免除早期利用特典の割引を適用。

<SoftBank>3万4920円(1455円/月、48回)

MNPで「新トクするサポート(スタンダード)」で25ヵ月目に機種変更して返却した場合、25回目以降の支払いを免除。

高齢者や子どもにおすすめ!

シャープ「AQUOS sense9」は、小さくて軽く、価格も手頃なので高齢者や子どもにちょうどいい一台。扱いやすいので、子どものスマホデビューにもぴったりです。

B評価【8位】FCNT「arrows Alpha」

  • FCNTarrows Alpha(SIMフリー)
  • 最安価格: ¥74,800

総合評価: 3.04

 
ベンチマーク
 3.00
使い勝手
 4.20
カメラ性能
 3.40
ゲーム性能
 3.90
映像
 2.50
音質
 2.25
AI機能
 3.00
コスパ
 1.00

独自機能はおもしろいが画質・音質はあと一歩……

ミドルレンジスマホのおすすめランキング第8位は、B評価のFCNT「arrows Alpha」

手になじむサイズ感のスマホです。

指ごとにアプリを紐づけられる機能や、指紋と指の動きを読み取るセンサー「Exlider」を搭載した電源ボタンなど機能が豊富で、使い勝手はなかなか優秀です。

おすすめポイント
  1. 面白い独自機能を搭載
がっかりポイント
  1. 色合いの表現が粗い
  2. ピアノの音などがひずむ
72mm
奥行
8.8mm
高さ
156mm
重量
188g
OS
Android 15
SoC
MediaTek Dimensity 8350 Extreme
メモリ
12GB
ストレージ
512GB
ディスプレイ
6.4インチ有機EL
画面解像度
1200×2670ピクセル
背面カメラ
50MP+50MP
インカメラ
50MP
バッテリー容量
5000mAh
カラー展開
ホワイト、ブラック
型番
PB8M0000
山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

ゲームではエフェクトがややガビつくときがあり残念です。

使い勝手

使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ
使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ2

指紋認証で、ロック画面から直接アプリを起動したり、自律神経の状態を読み取れます。

映像

映像 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

色が浅くて暗部がべったりした印象です。

▼3大キャリアどこが得?

<au>取り扱いなし(検証時)
<docomo>5万5880円~(2573円/月、24回)

MNPで「いつでもカエドキプログラム」で12ヵ月目に本機種を返却した場合、最終回分を免除+早期利用特典の割引を適用。

<SoftBank>取り扱いなし(検証時)

他社製品にない機能に興味がある人におすすめ!

FCNT「arrows Alpha」は、突出した長所や短所こそありませんが、自律神経を測定できるセンサーなど、他にはない機能を備えています。

B評価【9位】モトローラ「motorola edge 60 pro」

  • モトローラmotorola edge 60 pro(SIMフリー)
  • 最安価格: ¥55,620

総合評価: 3.03

 
ベンチマーク
 2.25
使い勝手
 3.73
カメラ性能
 3.65
ゲーム性能
 3.25
映像
 3.38
音質
 2.50
AI機能
 3.00
コスパ
 2.00

持ちやすさは良好もその他の評価が伸びず

ミドルレンジスマホおすすめランキング第9位は、B評価のモトローラ(Motorola)「motorola edge 60 pro」です。

丸みを帯びたデザインで手に馴染みやすいものの、全体的な評価はやや伸び悩みました。映像は明るめながら色味が浅く、音質も以前より改善されていますが、左右のバランスは今ひとつでした。

おすすめポイント
  1. 丸みのある本体が手に馴染む
がっかりポイント
  1. 左右の音のバランスが微妙
  2. ベンチマークスコアが低い
74mm
奥行
8.3mm
高さ
161mm
重量
184g
OS
Android 15
SoC
MediaTek Dimensity 8350
メモリ
12GB
ストレージ
256GB
ディスプレイ
6.7インチ有機EL
画面解像度
1220×2712ピクセル
背面カメラ
50MP+50MP+10MP
インカメラ
50MP
バッテリー容量
5000mAh
カラー展開
PANTONE Shadow、PANTONE Dazzling Blue、PANTONE Calcit
型番
PB7U0001JP
山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

「moto AI」搭載ですが機能は他機種ともさほど変わらず、目新しさはありません。

使い勝手

使い勝手 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

エッジスクリーンの見た目はいいものの、少し過剰気味。背面の素材は、さらっと触り心地が良く◎です。

カメラ

カメラ ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

メインの広角カメラの精細感や色はいいのですが、暗所がちょっとニガテです。

手に馴染む丸みのある本体

手に馴染む丸みのある本体 ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

▼3大キャリアどこが得?

<au>取り扱いなし(検証時)
<docomo>取り扱いなし(検証時)
<SoftBank>1200円~(50円/月、48回)

MNPで「新トクするサポート(スタンダード)」で25ヵ月目に機種変更して返却した場合、25回目以降の支払いを免除。

デザイン重視派におすすめ!

モトローラ「motorola edge 60 pro」は、丸みのあるエッジスクリーンや、さらっとした触り心地で指紋も付きにくい背面素材など、デザイン重視で選ぶならアリな一台です。

スマートフォンスマホ選びのときによくある質問

スマホの価格帯別の特徴は?

スマホは、「フラッグシップ・ハイエンド」、「ミドルレンジ」、「エントリークラス」と価格帯によって大きく3つに分けられます。
フラッグシップ・ハイエンドスマホはカメラやゲームなど趣味にこだわる人向け。価格は10万〜20万円ほどです。
ミドルレンジは普段使いに十分な性能を備えつつ、ディスプレイやカメラなど一部で妥協が必要なクラス。5万〜10万円程度です。
エントリークラスは性能は控えめながらおよそ5万円以下と低価格が魅力です。

フラッグシップ・ハイエンドクラスのスマホ(10万円~20万円)

フラッグシップ・ハイエンドクラスのスマホ(10万円~20万円) ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

フラッグシップ・ハイエンドクラスのスマホは、性能も機能も良いものが欲しいという人向け。また、カメラやゲームに特化するなど、個性的な製品が揃う価格帯でもあります。大型モデルが多いのも特徴です。

▼フラッグシップ・ハイエンドクラスの機種例
  • サムスン「Galaxy S25 Ultra」
  • ソニー「Xperia 1VI」 など

ミドルレンジのスマホ(5万円~10万円)

ミドルレンジのスマホ(5万円~10万円) ミドルレンジスマホおすすめ イメージ

ミドルレンジのスマホは、普段使いに問題ないレベルの性能を持ち、中にはハイエンドに迫る処理性能を持つ製品もあります。ただし、ディスプレイやカメラなどどこかで妥協が必要なクラスです。とはいえ、最近は性能面で急激に進化しつつあります。

今回テストしたのは、こちらのクラスです。

▼ミドルレンジの機種例
  • シャープ「AQUOS sence9」
  • OPPO「OPPO Reno 14 5G」 ほか

総務省によるガイドライン改正でどう変わった?

2024年12月施行の改正では、端末値引き上限の取り扱いが見直された旨が総務省資料で示されています。これは、過度な値引きを規制するものですが、ミドルレンジは端末値引きが最大4万円に緩和された恩恵を受けられます。端末と契約を自由に選べることで余計なプランやオプションも不要になり、結果的に支払う金額が少なく済む場合もあります。
※実際の割引可否・金額は事業者ごとの条件で異なるため、最新の公式情報をご確認ください。

総務省によるガイドライン改正
(2024年12月~)
  • 端末値引き規制を最大2万円から最大4万円に緩和
    (機種価格が8万円以上の場合)
  • 通信契約を条件とする過度な値引きの規制
    (「1円スマホ」など)

割引新ルールのメリットとデメリット

メリット
  • 端末価格の透明性が高まる
  • 端末と契約を自由に選べる
デメリット
  • タダ同然のお得感はなくなる
  • 料金プランや端末選びが複雑になる

「1円スマホ」などはなくなる……かと思いきや、端末代金を「割引く」のではなく、定められた条件を満たした場合、支払いを「免除する」という裏技的プランも、、、。これが「47円iPhone」などのからくりです。

山内薫平
家電批評編集部
山内薫平 のコメント

公正になった反面、ある程度の知識を持つ必要が生まれました。

スマートフォンまとめ:シャオミは価格に対して性能面の優位が目立つ

以上、ミドルレンジスマホのおすすめランキングでした。

10万円以下(検証時)のスマホ9台を比較したところ、常勝のサムスン「Galaxy S24 FE」がベストバイを獲得しました。本機のカメラ性能や音質はトップでしたが、ベンチマークや画質は飛び抜けていいわけではありません。しかし、合計点だとトップに躍り出る。このバランスのよさが常勝の秘訣でしょう。

今回特に注目したいのは、価格以上の性能を備えたシャオミ「POCO F7」です。6万円台(検証時)と今回テストした9製品中最安ながら12GBメモリを搭載し、ベンチマークスコアは堂々の1位。このエグい程の高コスパの前では、ほかの機種のメリットはかなりかすんでしまうほどです。

しかし、この高コスパは、FeliCaの対応を省いたり、オンライン専売にするなどといった割り切りによって実現しているため、購入時にはよく検討しましょう。

ミドルレンジスマホの全体的な印象としては、アタリ・ハズレはあるものの、8万円以下の機種が健闘している印象です。それぞれ得意不得意がハッキリしているため、製品を選ぶ際には、自分が重視するポイントを明確にしておくとよいでしょう。

記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのお気に入りスマホを見つけてください。

ミドルレンジスマホのおすすめ

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サムスン
Galaxy S24 FE

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