Matter対応リモコンでスマートホームを始めよう
スマートリモコンを選ぶならMatter(マター)対応が必須
現在スマートリモコンを導入する上で、Matter(マター)対応が非常に重要なポイントです。
スマートリモコンは、照明やエアコンなどの非スマート家電をまとめて操作し、温度センサーやスマートロックといったスマート家電と連携させて、日々の暮らしを自動化するのに便利なアイテムです。
しかし、現在市場に出ている製品は、メーカーごとに独自の通信規格を採用していることが多く、異なるブランドのスマート家電と連携させにくいという課題があります。このため、購入時には「どのブランドで統一するか」を考慮する必要がありました。
この問題を解決し、メーカーやブランドの垣根を越えた互換性を実現するのが、新しい共通規格であるMatterです。Matterに対応した製品であれば、ブランドを気にすることなく、自由に組み合わせてスマートホームを構築できるようになります。
Matterでメーカーの垣根を越えてデバイス連携
Matterとは?
Matterは異なるメーカーのスマートデバイスを1つのアプリで統合管理できる次世代規格です。「HomePod」「Nest Hub」などのMatterコントローラーを用意することで、さまざまなブランドの製品をまとめて操作できます。
さまざまな家電をまるっと全部一つのアプリで管理連携できます。
ただし、それにはMatterコントローラーが必要です。
Matterコントローラーの一例
- Google Nest Hub
- Amazon Echo
- Apple HomePod
- Apple TV
など
Matterなら、リビングのエアコンや照明は高機能なスイッチボットで、寝室や子ども部屋の家電は安価なTapoに登録し、それらをアップルやグーグルのアプリでまとめて、気温などの条件で自動制御できます。
ただし、Matterはまだ発展途上。例えばエアコンでは除湿や送風をオンにできないなどの制約があります。
しかし、今後普及が見込まれるので、今から準備しておきましょう。
スマートリモコンの選び方は?
本体の置きやすさ(設置性)に加え、初期設定や家電のリモコン登録の簡単さ(設定のしやすさ)、リモコンの再現度や反応(操作性)、独自機能や搭載センサー数(機能性)、連携可能な自社製品の豊富さ(拡張性)を比較しました。
リモコン登録の挙動は三菱電機の霧ヶ峰、日立の白くまくん(以上エアコン)、ソニーのBRAVIA、ハイセンスのU7シリーズ(以上テレビ)などで確認しました。
スマートリモコンのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、スマートリモコンのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||
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スイッチボットSwitchBot ハブ3
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NatureNature Remo Lapis
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TP-LinkTapo H110
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Aqaraスマートリモコン M3 ハブ
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【1位】スイッチボット「SwitchBot ハブ3」
- スイッチボットSwitchBot ハブ3
- 最安価格: ¥13,480〜
- 設置性
- 設定のしやすさ
- 操作性
- 機能性
- 拡張性
- おすすめポイント
-
- 設定が簡単で操作もしやすい
- 物理ボタン・ダイヤルで操作可能
- がっかりポイント
-
- 設置場所がかなりシビア
- 完全初期化が面倒くさい
- 幅
- 94mm(スタンド除く)
- 奥行
- 38mm(スタンド除く)
- 高さ
- 126mm(スタンド除く)
- 重量
- 190g
- 型番
- W7202100
リモコン登録の簡単さ
家電の赤外線リモコン登録時に自動学習、手動学習(メーカーと製品型番を選ぶ)などが選べます。
収録リモコン数も多いので、物理リモコンに近い操作が可能です。
ダイヤルやボタンで家電を操作できる
独自の「Dial Master」機能を新搭載。ダイヤルを回すだけで、エアコンの温度や照明の明るさを調節できます。
USBケーブルに温湿度センサーを内蔵
室内環境を正確に測定するため、温湿度センサーを付属のUSBケーブルに搭載しています。
測定値は本体ディスプレイに表示されます。
▼スイッチボット「SwitchBot ハブ3」の購入はこちら
【2位】Nature「Nature Remo Lapis」
- NatureNature Remo Lapis
- 最安価格: ¥6,980〜
- 設置性
- 設定のしやすさ
- 操作性
- 機能性
- 拡張性
- 幅
- 57mm
- 奥行
- 69mm
- 高さ
- 26mm
- 重量
- 28g
- 型番
- Remo-2W3
操作性
Nature「Nature Remo Lapis」
Aqara「スマートリモコン M3 ハブ」
国内メーカーの製品だけに、手動学習の選択肢にちゃんと「日本人が使っている家電メーカー」が並ぶのは安心感があります。
リモコンの再現度も高く、テレビなどではストリーミングボタンまで再現します。
【3位】TP-Link「Tapo H110」
- TP-LinkTapo H110
- 最安価格: ¥3,980〜
- 設置性
- 設定のしやすさ
- 操作性
- 機能性
- 拡張性
- 幅
- 79mm
- 奥行
- 32mm
- 高さ
- 79mm
- 重量
- 69.2g
- 型番
- Tapo H110
初期設定時にファームウェアが更新されるのは親切。Matter接続時の反応は少し遅めに感じました。
【4位】Aqara「スマートリモコン M3 ハブ」
- Aqaraスマートリモコン M3 ハブ
- 最安価格: ¥18,480〜
- 設置性
- 設定のしやすさ
- 操作性
- 機能性
- 拡張性
- 幅
- 105mm
- 奥行
- 105mm
- 高さ
- 36.5mm
- 重量
- 195g
- 型番
- HM-G01E
独自機能
PoE対応の有線LAN接続が可能です。
コンセントがない場所に設置しやすく、通信の安定化も図れます。
そのほかにも独自機能が満載です。
Matterの操作
Aqara「スマートリモコン M3 ハブ」は他社のスマートリモコンと異なり、Matterコントローラーとして機能します。
HomePodやNest Hubを持っていなくても他社製品を1つのアプリに統合できます。
リモコンの登録や操作はかなり大変でした……
これはリモコン学習のメーカー選択画面です。
知らないメーカーばかりなうえ、国内メーカーも英字表記。検索機能もありませんでした。
まとめ:ベストバイはスイッチボット
以上、スマートリモコンのおすすめランキングの紹介でした。
今回、Matter対応スマートリモコン4製品をテストした結果、ベストバイはスイッチボット「SwitchBot ハブ3」です。
センサーが豊富で設定も操作も簡単、ダイヤルによる手動操作も便利です。
また、使いやすさでいえば、2位のNature「Nature Remo Lapis」も優秀です。
本記事を参考に、お気に入りのスマートリモコンを見つけてスマートホームを始めましょう。
【総合】スマートリモコンのおすすめ
スイッチボット
SwitchBot ハブ3
【使いやすさ】スマートリモコンのおすすめ
Nature
Nature Remo Lapis
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3つの登録タイプを選べるのは4製品の中でスイッチボット「SwitchBot ハブ3」だけ。ほぼ一発で使えるリモコンを出してくれる「自動学習」も優秀です。