スマートフォンマウントパーツってなに？
今回テストする「Joy-Con用スマートフォンマウントパーツ GMA-SM02/BK」は、デジタル機器のケーブルやアクセサリーで知られる株式会社ミヨシの製品です。
製品名からもわかるように、本機はJoy-Con（Nintendo Switchの純正コントローラー）をスマートフォンに取り付けるパーツです。
こんな感じでJoy-Conをスマホに設置できます。
最近のスマートフォンはNintendo Switch、PlayStation 5やPlayStation 4など主要なゲーム機用コントローラーとの無線接続に対応しています。そして、これらゲーム機のコントローラーとスマートフォンを合体させるのが、マウントパーツなのです。
23年7月発売のミヨシ「Joy-Con用スマートフォンマウントパーツ GMA-SM02/BK」の実力は？
ミヨシ「Joy-Con用スマートフォンマウントパーツ GMA-SM02/BK」
- ミヨシJoy-Con用スマートフォンマウントパーツ GMA-SM02/BK
- 実勢価格: ¥2,255〜
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- 幅
- 155mm
- 奥行
- 32mm
- 高さ
- 100mm(収納時)
- 重量
- 118g(約)
- 対応スマートフォン
- 高さ約13.5〜16.5cm、厚さ約12mm以下、重量約260g以下、目安5.5〜6.7インチ程度
- 型番
- GMA-SM02/BK
コントローラーを使ってスマートフォンで快適にゲームをプレイするというニーズは、コアなゲーマーの中では高く、多くの方法が模索されてきました。「え？ ゲーム機のコントローラーが無線接続できるなら、他に何もいらないでしょ？」と思う人もいるでしょうが、実際にはそれだけでは足りません。
こちらはスマホスタンド＋コントローラー。コントローラーを所有しており、スタンドを自作すれば実質0円で作れる環境ですが、目と画面の距離が遠すぎるので快適な環境とは言えません。
こちらはコントローラーをはさみ込むタイプのスマートフォンマウントパーツ。PlayStation 5とPlayStation 4用の製品が中国メーカーから多数販売されていますが、耐久度とスマホの保持力に難があります。また、スマホを縦にはさみ込むため、電源や音量スイッチとホルダーが干渉するという問題点もあります。
こちらは少々系統が異なりますが、GameSir社のスマホ用のコントローラー「GameSir X3」。別途ゲーム機のコントローラーを用意する必要がなく、スマホをしっかり保持するとともに強力な冷却ファンを装備しています。加えて操作性も抜群という至れり尽くせりの製品ですが、価格は約1万3000円と超高額。
このように既存のスマートフォン用コントローラーのアクセサリは一長一短。そんな中で、「Joy-Con用スマートフォンマウントパーツ GMA-SM02/BK」は、存在感を示せるのでしょうか？
ということで今回は、ゲーム系書籍編集者の佐久間氏と『家電批評』編集部が、ユーザー目線でガチテストしました！
テスト1：スマホの保持力をチェック！
結果：バネの力でしっかりホールドしてくれました！
本機はスマートフォンを左右からはさみ込む構造になっています。スマホをセットするには、上部のロックボタンを押しながら本体を左右に開きます。
次にスマホを中央に置いたらロックボタンを押しつつスマホのサイズに合わせて収縮させます。これでセット完了です。
ホールド力は強く、逆さにして振ってもスマホは落ちませんでした。これなら激しいプレイでコントローラーを動かしても安心です。
なお、スマホに接触する部位には滑り止めのシリコンシートが貼られており、本機との接触による傷を防いでいます。
側面に電源ボタン、音量ボタンが配置されているスマホなら本機にセットした状態でも干渉せずに操作できます。
また、スマホの上部と下部側にはスリットがあるので、本機をセットしたままでも充電可能。ただし、Joy-Conをセットした状態では充電ケーブルは接続できなくなります。
テスト2：使い勝手をチェック！
結果：Switchの“携帯モード”のように使える！
使い勝手を評価する前に、本機の接続方法を簡単に説明します。
まずはJoy-Con側面のシンクロボタンを長押ししてLEDが点灯している状態（ペアリング状態）にします。
次に、スマートフォンのBluetooth設定画面を表示してスマホとJoy-Conをペアリングします。この際、Joy-Conは(L)と(R)の両方をペアリングすること。
スマホとJoy-Conのペアリングが完了したら、本機にJoy-Conを取り付けます。取り外しはSwitch本体と同じ手順で行えます。
本機に取り付けた状態でもJoy-ConのLEDが確認できるので、バッテリーの状態が把握できます。
Joy-Conを取り付けた状態でもUSB端子は確認できますが、アナログスティックが干渉するので充電しながらのプレイはできません。
Joy-Conがない場合は、画面内に表示されるコントローラをタッチ操作しなければならないので、指で画面が隠れてしまいます。しかし、本機とJoy-Conがあれば、画面に指がかからないので視認性が大きく向上します。
また、連射や細かな操作などもやりやすくなり、本機を使えば対戦型のゲームでは勝敗を左右するほどのアドバンテージが得られます。これはSwitchの携帯モード（Switchの両橋にJoy-Conを設置して遊ぶ方法）と同様の感覚です。
操作性はJoy-Conそのままなので、快適さは言うことなしです。
ミヨシ「Joy-Con用スマートフォンマウントパーツ GMA-SM02/BK」のテスト結果まとめ
結論：スマホでJoy-Conを使いたい人には文句なしにおすすめ！
![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/common/images/v1/icon/kaden/logo_bb-m-norib.png){kind=icon}
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- 操作性
- 機能
- 重量
- コスパ
- おすすめポイント
-
- Nintendo Switchの携帯モードの感覚で遊べる
- 6.7インチクラスの大型スマホにまで対応
- とても頑丈
- 滑り止めシリコンによるキズ防止の配慮
- Joy-ConのLEDが確認できる
- がっかりポイント
-
- Joy-Con装着状態だと充電できない
- 冷却ファンが取り付けられない
- 幅
- 155mm
- 奥行
- 32mm
- 高さ
- 100mm(収納時)
- 重量
- 118g(約)
- 対応スマートフォン
- 高さ約13.5〜16.5cm、厚さ約12mm以下、重量約260g以下、目安5.5〜6.7インチ程度
- 型番
- GMA-SM02/BK
本機はJoy-Conを使用するという製品の性質上、コントローラに予備がないと、その間Switch本体が遊べなくなるという問題はあります。
しかし、それさえクリアできれば安価に質の高いスマホゲーム環境が構築できます。Nintendo Switch（もしくはJoy-Con）を所有しており、かつスマホ用のコントローラを探しているという人にはおすすめです。
Joy-Conを持っていない場合、本機とセットで買うと1万円オーバーなので他の選択肢もでてきます。
以上、GMA-SM02/BKの正直レビューでした。
Nintendo Switchユーザーで、かつスマホゲームもよくプレイしているという人には文句なしにおすすめです。また、スマホゲームだけでなく、パソコンゲームも遊んでいるという人には、Steam Linkなどによるリモートプレイ用の環境としても最適。ゲーム好きな人は一見の価値ありです。
スマホに傷がつかないように配慮した構造や剛性のある作りが好印象です。